JPH0723879A - 窓ガラス清掃装置 - Google Patents
窓ガラス清掃装置Info
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- JPH0723879A JPH0723879A JP19178193A JP19178193A JPH0723879A JP H0723879 A JPH0723879 A JP H0723879A JP 19178193 A JP19178193 A JP 19178193A JP 19178193 A JP19178193 A JP 19178193A JP H0723879 A JPH0723879 A JP H0723879A
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- wiping
- window glass
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- plane
- wiping tool
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、窓の内側において窓ガラスの内外両
面を一挙に清掃でき、ガラスの外面側を内面側と個別に
拭く作業が不要となって、清掃費用の低廉化を図れ、安
全性にも優れた窓ガラス清掃装置を提供する。 【構成】本発明の窓ガラス清掃装置１は、窓ガラス面に
当接させる拭き取り部材を端面に備えた内面拭き取り具
４と、窓ガラス面に当接させる拭き取り部材を端面に備
えた外面拭き取り具５と、前記内面拭き取り具４、外面
拭き取り具５の各々を窓ガラス２の内面２ａ、外面２ｂ
に対向状態に密接させつつ連動可能に支持する拭き取り
具連動手段６とを備えたものである。この構成により、
窓のガラス２の外面２ｂ側を内面２ａ側と個別に拭く作
業が不要となって窓の内側において窓ガラスの内外両面
を一挙に清掃でき、清掃費用の低廉化を図れると共に、
人身事故等の危険性が無くなり、安全性を大幅に向上で
きる。
面を一挙に清掃でき、ガラスの外面側を内面側と個別に
拭く作業が不要となって、清掃費用の低廉化を図れ、安
全性にも優れた窓ガラス清掃装置を提供する。 【構成】本発明の窓ガラス清掃装置１は、窓ガラス面に
当接させる拭き取り部材を端面に備えた内面拭き取り具
４と、窓ガラス面に当接させる拭き取り部材を端面に備
えた外面拭き取り具５と、前記内面拭き取り具４、外面
拭き取り具５の各々を窓ガラス２の内面２ａ、外面２ｂ
に対向状態に密接させつつ連動可能に支持する拭き取り
具連動手段６とを備えたものである。この構成により、
窓のガラス２の外面２ｂ側を内面２ａ側と個別に拭く作
業が不要となって窓の内側において窓ガラスの内外両面
を一挙に清掃でき、清掃費用の低廉化を図れると共に、
人身事故等の危険性が無くなり、安全性を大幅に向上で
きる。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、窓ガラス清掃装置に関
し、詳しくは、高層、中層、低層を含む各種のビルディ
ング、一般の住宅、学校等の建造物の窓ガラスの清掃に
好適な窓ガラス清掃装置に関する。
し、詳しくは、高層、中層、低層を含む各種のビルディ
ング、一般の住宅、学校等の建造物の窓ガラスの清掃に
好適な窓ガラス清掃装置に関する。
【従来の技術】従来、一般家庭を始めとする各種建物に
おける窓ガラスの清掃は、窓ガラスの内面側（室内側）
と外面側（屋外側）との各々を雑巾、スポンジ等の拭き
取り具により個別に払拭しているのが実情であり、一枚
の窓ガラスをその内外面から夫々個別に清掃することは
手間を要し煩雑なことであった。特に、高層のビルディ
ングにおける窓ガラスの外面側を清掃する際には、主と
して大規模なゴンドラ等に清掃人が搭乗し、窓ガラスを
一枚一枚拭き取り具により清掃しており、管理コストや
人件費の増大を招くとともに、清掃人の危険性も大きか
った。また、ゴンドラの下方の路上等に清掃具や清掃水
を落下させ思わぬ事故を招来するという問題もあった。
更に、小学校等における教室の窓ガラスの外面側を清掃
する際には、児童が窓から上半身を乗り出し、窓ガラス
を一枚一枚拭き取り具により清掃しており、時には落下
事故を誘発するという非常に危険性を伴っていた。ま
た、一般家庭においても、例えば、家人の手の届かぬ位
置にある三角窓等の窓ガラスの外面は、梯子や脚立を使
用せざるを得ず、この際、誤って地面に落下する可能性
も高く、やはり非常に危険性を伴っていた。
おける窓ガラスの清掃は、窓ガラスの内面側（室内側）
と外面側（屋外側）との各々を雑巾、スポンジ等の拭き
取り具により個別に払拭しているのが実情であり、一枚
の窓ガラスをその内外面から夫々個別に清掃することは
手間を要し煩雑なことであった。特に、高層のビルディ
ングにおける窓ガラスの外面側を清掃する際には、主と
して大規模なゴンドラ等に清掃人が搭乗し、窓ガラスを
一枚一枚拭き取り具により清掃しており、管理コストや
人件費の増大を招くとともに、清掃人の危険性も大きか
った。また、ゴンドラの下方の路上等に清掃具や清掃水
を落下させ思わぬ事故を招来するという問題もあった。
更に、小学校等における教室の窓ガラスの外面側を清掃
する際には、児童が窓から上半身を乗り出し、窓ガラス
を一枚一枚拭き取り具により清掃しており、時には落下
事故を誘発するという非常に危険性を伴っていた。ま
た、一般家庭においても、例えば、家人の手の届かぬ位
置にある三角窓等の窓ガラスの外面は、梯子や脚立を使
用せざるを得ず、この際、誤って地面に落下する可能性
も高く、やはり非常に危険性を伴っていた。
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
においては、各種建造物の窓ガラスの清掃は窓ガラスの
内面側（室内側）と外面側（屋外側）とを主として手作
業により個別に清掃しなければならず、清掃の手間やそ
の清掃費用が増大し、また、人身事故の危険性も高かっ
た。そこで、本発明は、各種建造物の窓ガラスの清掃の
際、窓ガラスの内面側（室内側）と外面側（屋外側）と
を窓の内側において一回の手間で同時に清掃できるよう
にしたことにより、清掃費用の低廉化を図れ、しかも、
安全性に優れた窓ガラス清掃装置を提供することを目的
とするものである。
においては、各種建造物の窓ガラスの清掃は窓ガラスの
内面側（室内側）と外面側（屋外側）とを主として手作
業により個別に清掃しなければならず、清掃の手間やそ
の清掃費用が増大し、また、人身事故の危険性も高かっ
た。そこで、本発明は、各種建造物の窓ガラスの清掃の
際、窓ガラスの内面側（室内側）と外面側（屋外側）と
を窓の内側において一回の手間で同時に清掃できるよう
にしたことにより、清掃費用の低廉化を図れ、しかも、
安全性に優れた窓ガラス清掃装置を提供することを目的
とするものである。
【課題を解決するための手段】請求項１記載の窓ガラス
清掃装置は、窓ガラス面に当接させる拭き取り部材を端
面に備えた内面拭き取り具と、窓ガラス面に当接させる
拭き取り部材を端面に備えた外面拭き取り具と、前記内
面拭き取り具、外面拭き取り具の各々を窓ガラスの内
面、外面に対向状態に密接させつつ連動可能に支持する
拭き取り具連動手段とを備えたものである。請求項２記
載の窓ガラス清掃装置は、窓ガラス面に当接させる拭き
取り部材を端面に備えた内面拭き取り具と、窓ガラス面
に当接させる拭き取り部材を端面に備えた外面拭き取り
具と、前記内面拭き取り具、外面拭き取り具の各々を窓
ガラスの内面、外面に対向状態に密接させつつ連動可能
に支持する拭き取り具連動手段と、前記内面拭き取り具
を前記窓ガラス内面の任意の位置に駆動する内面拭き取
り具駆動手段と、前記外面拭き取り具を前記窓ガラス外
面の任意の位置に駆動する外面拭き取り具駆動手段と、
前記内面拭き取り具駆動手段、外面拭き取り具駆動手段
を遠隔操作する遠隔操作手段とを有するものである。
清掃装置は、窓ガラス面に当接させる拭き取り部材を端
面に備えた内面拭き取り具と、窓ガラス面に当接させる
拭き取り部材を端面に備えた外面拭き取り具と、前記内
面拭き取り具、外面拭き取り具の各々を窓ガラスの内
面、外面に対向状態に密接させつつ連動可能に支持する
拭き取り具連動手段とを備えたものである。請求項２記
載の窓ガラス清掃装置は、窓ガラス面に当接させる拭き
取り部材を端面に備えた内面拭き取り具と、窓ガラス面
に当接させる拭き取り部材を端面に備えた外面拭き取り
具と、前記内面拭き取り具、外面拭き取り具の各々を窓
ガラスの内面、外面に対向状態に密接させつつ連動可能
に支持する拭き取り具連動手段と、前記内面拭き取り具
を前記窓ガラス内面の任意の位置に駆動する内面拭き取
り具駆動手段と、前記外面拭き取り具を前記窓ガラス外
面の任意の位置に駆動する外面拭き取り具駆動手段と、
前記内面拭き取り具駆動手段、外面拭き取り具駆動手段
を遠隔操作する遠隔操作手段とを有するものである。
【作用】以下に上述した構成に係る各発明の作用を説明
する。請求項１記載の窓ガラス清掃装置によれば、前記
内面拭き取り具の拭き取り部材を窓のガラスの内面に当
接し、前記外面拭き取り具の拭き取り部材を窓のガラス
の外面に当接することにより、前記拭き取り具連動手段
がこれら内面拭き取り具、外面拭き取り具をガラスの内
面、外面に対向状態に密接させつつ連動可能に支持す
る。これにより、前記内面拭き取り具を操作しその拭き
取り部材により窓のガラスの内面を払拭するだけで、こ
の内面拭き取り具に連動して前記外面拭き取り具の拭き
取り部材が窓のガラスの外面を払拭することになり、窓
のガラスの内外両面を一挙に清掃できる。この結果、窓
のガラスの外面側を内面側と個別に拭く作業が不要とな
って、清掃費用の低廉化を図れるとともに、人身事故等
の危険性が無くなり、安全性を大幅に向上できる。請求
項２記載の窓ガラス清掃装置によれば、拭き取り具連動
手段、内面拭き取り具及び外面拭き取り具の作用により
上述した請求項１記載の窓ガラス清掃装置の場合と同様
な作用を発揮する。この際、遠隔操作手段により、前記
内面拭き取り具を前記ガラスの内面の任意の位置に駆動
する内面拭き取り具駆動手段と、前記外面拭き取り具を
前記ガラスの外面の任意の位置に駆動する外面拭き取り
具駆動手段とを各々遠隔操作することで、前記内面拭き
取り具による前記ガラスの内面の払拭と、この内面拭き
取り具に連動する前記外面拭き取り具による前記ガラス
の外面の払拭とを一挙に実行できる。この結果、特に各
種ビルディングの窓のガラスの清掃作業を、一人の操作
者の遠隔操作だけで簡単に実行でき、管理コストや人件
費の低廉化を図れるとともに、清掃人の危険性も無くな
り、路上等に清掃具や清掃水を落下させる心配も無くな
って、安全性を大幅に向上できる。
する。請求項１記載の窓ガラス清掃装置によれば、前記
内面拭き取り具の拭き取り部材を窓のガラスの内面に当
接し、前記外面拭き取り具の拭き取り部材を窓のガラス
の外面に当接することにより、前記拭き取り具連動手段
がこれら内面拭き取り具、外面拭き取り具をガラスの内
面、外面に対向状態に密接させつつ連動可能に支持す
る。これにより、前記内面拭き取り具を操作しその拭き
取り部材により窓のガラスの内面を払拭するだけで、こ
の内面拭き取り具に連動して前記外面拭き取り具の拭き
取り部材が窓のガラスの外面を払拭することになり、窓
のガラスの内外両面を一挙に清掃できる。この結果、窓
のガラスの外面側を内面側と個別に拭く作業が不要とな
って、清掃費用の低廉化を図れるとともに、人身事故等
の危険性が無くなり、安全性を大幅に向上できる。請求
項２記載の窓ガラス清掃装置によれば、拭き取り具連動
手段、内面拭き取り具及び外面拭き取り具の作用により
上述した請求項１記載の窓ガラス清掃装置の場合と同様
な作用を発揮する。この際、遠隔操作手段により、前記
内面拭き取り具を前記ガラスの内面の任意の位置に駆動
する内面拭き取り具駆動手段と、前記外面拭き取り具を
前記ガラスの外面の任意の位置に駆動する外面拭き取り
具駆動手段とを各々遠隔操作することで、前記内面拭き
取り具による前記ガラスの内面の払拭と、この内面拭き
取り具に連動する前記外面拭き取り具による前記ガラス
の外面の払拭とを一挙に実行できる。この結果、特に各
種ビルディングの窓のガラスの清掃作業を、一人の操作
者の遠隔操作だけで簡単に実行でき、管理コストや人件
費の低廉化を図れるとともに、清掃人の危険性も無くな
り、路上等に清掃具や清掃水を落下させる心配も無くな
って、安全性を大幅に向上できる。
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
図１、図２に示す窓ガラス清掃装置１は、窓のガラス２
における内面２ａに当接させる平坦な布材又はスポンジ
材からなる拭き取り部材３ａを端面に着脱可能に備えた
内面拭き取り具４と、前記ガラス２における外面２ｂに
当接させる平坦な布材又はスポンジ材からなる拭き取り
部材３ｂを端面に着脱可能に備えた外面拭き取り具５
と、前記内面拭き取り具４、外面拭き取り具５を各々ガ
ラス２の内面２ａ、外面２ｂに対向状態に密接させつつ
連動可能に支持する拭き取り具連動手段６とを具備して
いる。前記内面拭き取り具４は、前記拭き取り部材３ａ
と、この拭き取り部材３ａ側をＮ極に着磁し、且つ、こ
の拭き取り部材３ａの裏面側に接合した第１の永久磁石
７ａと、前記拭き取り部材３ａ及び第１の永久磁石７ａ
を一体的に保持するとともに、外側端面に把手８を設け
た保持部材９とを具備している。前記外面拭き取り具５
は、前記拭き取り部材３ｂと、この拭き取り部材３ｂ側
をＳ極に着磁し、且つ、この拭き取り部材３ｂの裏面側
に接合した第２の永久磁石７ｂと、前記拭き取り部材３
ｂ及び第２の永久磁石７ｂを一体的に保持する保持部材
１０とを具備している。前記第１の永久磁石７ａ、第２
の永久磁石７ｂにより、拭き取り具連動手段６を構成し
ている。この窓ガラス清掃装置１によれば、前記内面拭
き取り具４の拭き取り部材３ａを図２に示すように窓の
ガラス２の内面２ａに当接し、前記外面拭き取り具５の
拭き取り部材３ｂを前記ガラス２の外面２ｂに当接する
ことで、前記拭き取り具連動手段６の第１、第２の永久
磁石７ａ、７ｂ間に吸引力が作用し、内面拭き取り具
４、外面拭き取り具５をガラス２の内面２ａ、外面２ｂ
に対向状態に密接させつつ連動可能に支持するこができ
る。この状態で、清掃人が前記把手８を握り、図１に示
すｘ，ｙ方向又は任意の方向に内面拭き取り具４を操作
し、その拭き取り部材３ａにより前記ガラス２の内面２
ａを払拭するだけで、この内面拭き取り具４に連動して
前記外面拭き取り具５の拭き取り部材３ｂが前記ガラス
２の外面２ａを払拭することになり、ガラス２の内外両
面を一挙に清掃できる。この結果、前記窓のガラス２の
外面２ｂ側を内面２ａ側と個別に拭く作業が不要となっ
て、清掃費用の低廉化を図れるとともに、人身事故等の
危険性が無くなり、安全性を大幅に向上できる。前記拭
き取り部材３ａ、３ｂが汚れた場合には、これを取り外
し新たな拭き取り部材３ａ、３ｂに取り替えることもで
きる。次に、図３、図４を参照して本発明の実施例の他
例を説明する。同図に示す窓ガラス清掃装置１Ａは、ビ
ルディング３０における窓のガラス２の清掃用として用
いられるものである。この窓ガラス清掃装置１Ａは、ガ
ラス２の内面２ａに当接させる上述した場合と略同様な
内面拭き取り具２１と、ガラス２の外面２ｂに当接させ
る上述した場合と略同様な外面拭き取り具２２と、前記
内面拭き取り具２１、外面拭き取り具２２を各々ガラス
２の内面２ａ、外面２ｂに対向状態に密接させつつ連動
可能に支持する拭き取り具連動手段２３と、前記内面拭
き取り具２１を前記ガラス２の内面２ａの任意の位置に
駆動する内面拭き取り具駆動手段２４と、前記外面拭き
取り具２２を前記ガラス２の外面２ｂの任意の位置に駆
動する外面拭き取り具駆動手段２５と、前記内面拭き取
り具駆動手段２３、外面拭き取り具駆動手段２４を遠隔
操作する遠隔操作手段２６とを有するものである。前記
内面拭き取り具２１は、拭き取り部材３ａと、この拭き
取り部材３ａの裏面に接合した電磁石２７と、前記拭き
取り部材３ａ及び電磁石２７を一体的に保持するととも
に、外側端面に連結部材２８を備えた保持部材２９とを
具備している。前記外面拭き取り具２２は、拭き取り部
材３ｂと、この拭き取り部材３ｂの裏面側に接合した磁
性体板（例えば鉄板）３１と、前記拭き取り部材３ｂ及
び磁性体板３１を一体的に保持するとともに、上面に吊
り下げ受穴３３を設けた保持部材３２とを具備してい
る。前記電磁石２７、磁性体板３１により、拭き取り具
連動手段２３を構成している。前記内面拭き取り具駆動
手段２４は、図４に示すように、ビルディング３０の床
面Ｆを電動で走行する箱形状の本体駆動部３５と、この
本体駆動部３５から垂直に立設した支柱３６ａに沿って
垂直方向に上下動するモータ、減速機構、ラック及びピ
ニオンを用いたＹ方向駆動部３６と、該Ｙ方向駆動部３
６に対して水平方向に取り付けた移動アーム３７ａを水
平方向に駆動するモータ、減速機構、ラック及びピニオ
ンを用いたＸ方向駆動部３７とを具備し、前記移動アー
ム３７ａの端部を前記連結部材２８に連結することで、
前記内面拭き取り具２１の拭き取り部材３ａを前記ガラ
ス２の内面の任意の位置に密着させることができるよう
になっている。前記外面拭き取り具駆動手段２５は、図
３に示すように、ビルディング３０の屋上Ｒに敷設した
ゴンドラ用のレール５０上を走行可能に搭載した吊り下
げアーム４１を有する屋上駆動部４２と、前記吊り下げ
アーム４１に取り付けた吊り下げ駆動部４３と、この吊
り下げ駆動部４３により伸縮可能に支持され且つ前記外
面拭き取り具２２の吊り下げ受穴３３に下端を連結した
吊り下げロープ４３とを具備し、前記屋上駆動部４２、
吊り下げ駆動部４３の動作で、前記外面拭き取り具２２
を前記窓ガラス２の内面２ｂの任意の位置に移動し得る
ようになっている。図６は、前記窓ガラス清掃装置１Ａ
の制御系を示すものであり、前記窓ガラス清掃装置１Ａ
は、全体の制御を行う制御部６１及び制御プログラムを
格納したプログラムメモリ６２を具備する制御手段６０
を備えている。前記制御部６１により、本体駆動部３
５、Ｙ方向駆動部３６、Ｘ方向駆動部３７、屋上駆動部
４２、吊り下げ駆動部４３の各動作制御を行うととも
に、前記制御部６１により前記電磁石２７の励磁、非励
磁の制御を行うようになっている。更に、前記制御部６
１に前記内面拭き取り具駆動手段２４、外面拭き取り具
駆動手段２５及び前記電磁石２７を各々キー操作で遠隔
駆動する遠隔操作手段６３を接続している。次に、前記
窓ガラス清掃装置１Ａの作用を説明する。この窓ガラス
清掃装置１Ａによれば、前記内面拭き取り具２１の拭き
取り部材３ａをビルディング３０における窓のガラス２
の内面２ａ側に配置し、遠隔操作手段６３の操作で、前
記本体駆動部３５、Ｙ方向駆動部３６、Ｘ方向駆動部３
７を各々動作させて、内面拭き取り具２１を図４に示す
ように前記ガラス２の内面２ａの左上隅に接触させる。
また、前記遠隔操作手段６３の操作で、屋上駆動部４
２、吊り下げ駆動部４３を各々動作させ、前記外面拭き
取り具２２の拭き取り部材３ｂをガラス２を介して内面
拭き取り具２１の拭き取り部材３ａに対向配置する。こ
の状態で、遠隔操作手段６３の操作により前記電磁石２
７を励磁することで、電磁石２７がガラス２を介して外
面拭き取り具２２の磁性体板３１を吸引し、これによ
り、内面拭き取り具２１と外面拭き取り具２２とは連動
可能となる。更に、遠隔操作手段６３の操作で、Ｙ方向
駆動部３６、Ｘ方向駆動部３７を各々動作させることに
より、前記内面拭き取り具２１による前記ガラス２の内
面２ａの払拭と、この内面拭き取り具２２に連動する前
記外面拭き取り具２２による前記ガラス２の外面２ｂの
払拭とを一挙に実行できる。この結果、特に各種のビル
ディング５０や図示しない学校等の窓のガラス２の清掃
作業を、一人の操作者の遠隔操作だけで簡単に実行で
き、管理コストや人件費の低廉化を図れるとともに、清
掃人の危険性も無くなり、路上等に清掃具や清掃水を落
下させる心配も無くなって、安全性を大幅に向上でき
る。本発明は、上述した実施例に限定されるものではな
く、その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
図１、図２に示す窓ガラス清掃装置１は、窓のガラス２
における内面２ａに当接させる平坦な布材又はスポンジ
材からなる拭き取り部材３ａを端面に着脱可能に備えた
内面拭き取り具４と、前記ガラス２における外面２ｂに
当接させる平坦な布材又はスポンジ材からなる拭き取り
部材３ｂを端面に着脱可能に備えた外面拭き取り具５
と、前記内面拭き取り具４、外面拭き取り具５を各々ガ
ラス２の内面２ａ、外面２ｂに対向状態に密接させつつ
連動可能に支持する拭き取り具連動手段６とを具備して
いる。前記内面拭き取り具４は、前記拭き取り部材３ａ
と、この拭き取り部材３ａ側をＮ極に着磁し、且つ、こ
の拭き取り部材３ａの裏面側に接合した第１の永久磁石
７ａと、前記拭き取り部材３ａ及び第１の永久磁石７ａ
を一体的に保持するとともに、外側端面に把手８を設け
た保持部材９とを具備している。前記外面拭き取り具５
は、前記拭き取り部材３ｂと、この拭き取り部材３ｂ側
をＳ極に着磁し、且つ、この拭き取り部材３ｂの裏面側
に接合した第２の永久磁石７ｂと、前記拭き取り部材３
ｂ及び第２の永久磁石７ｂを一体的に保持する保持部材
１０とを具備している。前記第１の永久磁石７ａ、第２
の永久磁石７ｂにより、拭き取り具連動手段６を構成し
ている。この窓ガラス清掃装置１によれば、前記内面拭
き取り具４の拭き取り部材３ａを図２に示すように窓の
ガラス２の内面２ａに当接し、前記外面拭き取り具５の
拭き取り部材３ｂを前記ガラス２の外面２ｂに当接する
ことで、前記拭き取り具連動手段６の第１、第２の永久
磁石７ａ、７ｂ間に吸引力が作用し、内面拭き取り具
４、外面拭き取り具５をガラス２の内面２ａ、外面２ｂ
に対向状態に密接させつつ連動可能に支持するこができ
る。この状態で、清掃人が前記把手８を握り、図１に示
すｘ，ｙ方向又は任意の方向に内面拭き取り具４を操作
し、その拭き取り部材３ａにより前記ガラス２の内面２
ａを払拭するだけで、この内面拭き取り具４に連動して
前記外面拭き取り具５の拭き取り部材３ｂが前記ガラス
２の外面２ａを払拭することになり、ガラス２の内外両
面を一挙に清掃できる。この結果、前記窓のガラス２の
外面２ｂ側を内面２ａ側と個別に拭く作業が不要となっ
て、清掃費用の低廉化を図れるとともに、人身事故等の
危険性が無くなり、安全性を大幅に向上できる。前記拭
き取り部材３ａ、３ｂが汚れた場合には、これを取り外
し新たな拭き取り部材３ａ、３ｂに取り替えることもで
きる。次に、図３、図４を参照して本発明の実施例の他
例を説明する。同図に示す窓ガラス清掃装置１Ａは、ビ
ルディング３０における窓のガラス２の清掃用として用
いられるものである。この窓ガラス清掃装置１Ａは、ガ
ラス２の内面２ａに当接させる上述した場合と略同様な
内面拭き取り具２１と、ガラス２の外面２ｂに当接させ
る上述した場合と略同様な外面拭き取り具２２と、前記
内面拭き取り具２１、外面拭き取り具２２を各々ガラス
２の内面２ａ、外面２ｂに対向状態に密接させつつ連動
可能に支持する拭き取り具連動手段２３と、前記内面拭
き取り具２１を前記ガラス２の内面２ａの任意の位置に
駆動する内面拭き取り具駆動手段２４と、前記外面拭き
取り具２２を前記ガラス２の外面２ｂの任意の位置に駆
動する外面拭き取り具駆動手段２５と、前記内面拭き取
り具駆動手段２３、外面拭き取り具駆動手段２４を遠隔
操作する遠隔操作手段２６とを有するものである。前記
内面拭き取り具２１は、拭き取り部材３ａと、この拭き
取り部材３ａの裏面に接合した電磁石２７と、前記拭き
取り部材３ａ及び電磁石２７を一体的に保持するととも
に、外側端面に連結部材２８を備えた保持部材２９とを
具備している。前記外面拭き取り具２２は、拭き取り部
材３ｂと、この拭き取り部材３ｂの裏面側に接合した磁
性体板（例えば鉄板）３１と、前記拭き取り部材３ｂ及
び磁性体板３１を一体的に保持するとともに、上面に吊
り下げ受穴３３を設けた保持部材３２とを具備してい
る。前記電磁石２７、磁性体板３１により、拭き取り具
連動手段２３を構成している。前記内面拭き取り具駆動
手段２４は、図４に示すように、ビルディング３０の床
面Ｆを電動で走行する箱形状の本体駆動部３５と、この
本体駆動部３５から垂直に立設した支柱３６ａに沿って
垂直方向に上下動するモータ、減速機構、ラック及びピ
ニオンを用いたＹ方向駆動部３６と、該Ｙ方向駆動部３
６に対して水平方向に取り付けた移動アーム３７ａを水
平方向に駆動するモータ、減速機構、ラック及びピニオ
ンを用いたＸ方向駆動部３７とを具備し、前記移動アー
ム３７ａの端部を前記連結部材２８に連結することで、
前記内面拭き取り具２１の拭き取り部材３ａを前記ガラ
ス２の内面の任意の位置に密着させることができるよう
になっている。前記外面拭き取り具駆動手段２５は、図
３に示すように、ビルディング３０の屋上Ｒに敷設した
ゴンドラ用のレール５０上を走行可能に搭載した吊り下
げアーム４１を有する屋上駆動部４２と、前記吊り下げ
アーム４１に取り付けた吊り下げ駆動部４３と、この吊
り下げ駆動部４３により伸縮可能に支持され且つ前記外
面拭き取り具２２の吊り下げ受穴３３に下端を連結した
吊り下げロープ４３とを具備し、前記屋上駆動部４２、
吊り下げ駆動部４３の動作で、前記外面拭き取り具２２
を前記窓ガラス２の内面２ｂの任意の位置に移動し得る
ようになっている。図６は、前記窓ガラス清掃装置１Ａ
の制御系を示すものであり、前記窓ガラス清掃装置１Ａ
は、全体の制御を行う制御部６１及び制御プログラムを
格納したプログラムメモリ６２を具備する制御手段６０
を備えている。前記制御部６１により、本体駆動部３
５、Ｙ方向駆動部３６、Ｘ方向駆動部３７、屋上駆動部
４２、吊り下げ駆動部４３の各動作制御を行うととも
に、前記制御部６１により前記電磁石２７の励磁、非励
磁の制御を行うようになっている。更に、前記制御部６
１に前記内面拭き取り具駆動手段２４、外面拭き取り具
駆動手段２５及び前記電磁石２７を各々キー操作で遠隔
駆動する遠隔操作手段６３を接続している。次に、前記
窓ガラス清掃装置１Ａの作用を説明する。この窓ガラス
清掃装置１Ａによれば、前記内面拭き取り具２１の拭き
取り部材３ａをビルディング３０における窓のガラス２
の内面２ａ側に配置し、遠隔操作手段６３の操作で、前
記本体駆動部３５、Ｙ方向駆動部３６、Ｘ方向駆動部３
７を各々動作させて、内面拭き取り具２１を図４に示す
ように前記ガラス２の内面２ａの左上隅に接触させる。
また、前記遠隔操作手段６３の操作で、屋上駆動部４
２、吊り下げ駆動部４３を各々動作させ、前記外面拭き
取り具２２の拭き取り部材３ｂをガラス２を介して内面
拭き取り具２１の拭き取り部材３ａに対向配置する。こ
の状態で、遠隔操作手段６３の操作により前記電磁石２
７を励磁することで、電磁石２７がガラス２を介して外
面拭き取り具２２の磁性体板３１を吸引し、これによ
り、内面拭き取り具２１と外面拭き取り具２２とは連動
可能となる。更に、遠隔操作手段６３の操作で、Ｙ方向
駆動部３６、Ｘ方向駆動部３７を各々動作させることに
より、前記内面拭き取り具２１による前記ガラス２の内
面２ａの払拭と、この内面拭き取り具２２に連動する前
記外面拭き取り具２２による前記ガラス２の外面２ｂの
払拭とを一挙に実行できる。この結果、特に各種のビル
ディング５０や図示しない学校等の窓のガラス２の清掃
作業を、一人の操作者の遠隔操作だけで簡単に実行で
き、管理コストや人件費の低廉化を図れるとともに、清
掃人の危険性も無くなり、路上等に清掃具や清掃水を落
下させる心配も無くなって、安全性を大幅に向上でき
る。本発明は、上述した実施例に限定されるものではな
く、その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、上述した
構成としたので、請求項１記載の発明によれば、窓の内
側において窓ガラスの内外両面を一挙に清掃でき、ガラ
スの外面側を内面側と個別に拭く作業が不要となって、
清掃費用の低廉化を図れるとともに、人身事故等の危険
性が無くなり、安全性を大幅に向上できる窓ガラス清掃
装置を提供することができる。請求項２記載の発明によ
れば、各種ビルディング等の建造物の窓のガラスの清掃
作業を、一人の操作者の遠隔操作だけで簡単に実行で
き、管理コストや人件費の低廉化を図れるとともに、清
掃人の危険性も無くなり、路上等に清掃具や清掃水を落
下させる心配も無くなって、安全性を大幅に向上できる
窓ガラス清掃装置を提供することができる。
構成としたので、請求項１記載の発明によれば、窓の内
側において窓ガラスの内外両面を一挙に清掃でき、ガラ
スの外面側を内面側と個別に拭く作業が不要となって、
清掃費用の低廉化を図れるとともに、人身事故等の危険
性が無くなり、安全性を大幅に向上できる窓ガラス清掃
装置を提供することができる。請求項２記載の発明によ
れば、各種ビルディング等の建造物の窓のガラスの清掃
作業を、一人の操作者の遠隔操作だけで簡単に実行で
き、管理コストや人件費の低廉化を図れるとともに、清
掃人の危険性も無くなり、路上等に清掃具や清掃水を落
下させる心配も無くなって、安全性を大幅に向上できる
窓ガラス清掃装置を提供することができる。
【図１】本発明の実施例装置の概略斜視図
【図２】本発明の実施例装置の断面図
【図３】本発明の他の実施例装置の概略断面図
【図４】本発明の他の実施例装置の内面拭き取り具駆動
手段を示す正面図
手段を示す正面図
【図５】本発明の他の実施例装置における内面拭き取り
具及び外面拭き取り具を示す断面図
具及び外面拭き取り具を示す断面図
【図６】本発明の他の実施例装置の制御系を示すブロッ
ク図
ク図
１ 窓ガラス清掃装置 １Ａ 窓ガラス清掃装置 ２ ガラス ２ａ 内面 ２ｂ 外面 ３ａ 拭き取り部材 ３ｂ 拭き取り部材 ４ 内面拭き取り具 ５ 外面拭き取り具 ６ 拭き取り具連動手段 ２１ 内面拭き取り具 ２２ 外面拭き取り具 ２３ 拭き取り具連動手段 ２４ 内面拭き取り具駆動手段 ２５ 外面拭き取り具駆動手段 ２６ 遠隔操作手段
Claims (2)
- 【請求項１】窓ガラス面に当接させる拭き取り部材を端
面に備えた内面拭き取り具と、窓ガラス面に当接させる
拭き取り部材を端面に備えた外面拭き取り具と、前記内
面拭き取り具、外面拭き取り具の各々を窓ガラスの内
面、外面に対向状態に密接させつつ連動可能に支持する
拭き取り具連動手段とを備えたことを特徴とする窓ガラ
ス清掃装置。 - 【請求項２】窓ガラス面に当接させる拭き取り部材を端
面に備えた内面拭き取り具と、窓ガラス面に当接させる
拭き取り部材を端面に備えた外面拭き取り具と、前記内
面拭き取り具、外面拭き取り具の各々を窓ガラスの内
面、外面に対向状態に密接させつつ連動可能に支持する
拭き取り具連動手段と、前記内面拭き取り具を前記窓ガ
ラス内面の任意の位置に駆動する内面拭き取り具駆動手
段と、前記外面拭き取り具を前記窓ガラス外面の任意の
位置に駆動する外面拭き取り具駆動手段と、前記内面拭
き取り具駆動手段、外面拭き取り具駆動手段を遠隔操作
する遠隔操作手段とを有することを特徴とする窓ガラス
清掃装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19178193A JPH0723879A (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 窓ガラス清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19178193A JPH0723879A (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 窓ガラス清掃装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0723879A true JPH0723879A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=16280436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19178193A Pending JPH0723879A (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 窓ガラス清掃装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723879A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010218230A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Showa Aircraft Ind Co Ltd | 非接触検知装置 |
| JP2013526330A (ja) * | 2010-05-15 | 2013-06-24 | イルシム グローバル シーオー．，エルティーディー | ガラス窓掃除装置及びその移動制御方法 |
| KR102135302B1 (ko) * | 2019-06-14 | 2020-07-17 | 정대운 | 고층 건물용 유리창 청소 장치 및 시스템 |
-
1993
- 1993-07-05 JP JP19178193A patent/JPH0723879A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010218230A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Showa Aircraft Ind Co Ltd | 非接触検知装置 |
| JP2013526330A (ja) * | 2010-05-15 | 2013-06-24 | イルシム グローバル シーオー．，エルティーディー | ガラス窓掃除装置及びその移動制御方法 |
| US9351616B2 (en) | 2010-05-15 | 2016-05-31 | Intellectual Discovery Co., Ltd. | Apparatus for cleaning a glass window and method for controlling the movement thereof |
| KR102135302B1 (ko) * | 2019-06-14 | 2020-07-17 | 정대운 | 고층 건물용 유리창 청소 장치 및 시스템 |
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