JPH07238751A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH07238751A
JPH07238751A JP5455294A JP5455294A JPH07238751A JP H07238751 A JPH07238751 A JP H07238751A JP 5455294 A JP5455294 A JP 5455294A JP 5455294 A JP5455294 A JP 5455294A JP H07238751 A JPH07238751 A JP H07238751A
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Kinya Onodera
欣也 小野寺
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Sahara Buresu Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】引戸の上框として用いられる換気装置におい
て、その縦幅を短くすることにより、引戸の採光性を高
めることができるようにする。 【構成】引戸1の上框5のレール受部10の上端開口1
5が、室内側の通気路として提供される。レール受部1
0の内部空間14と空気溜まり室20とは、通気口13
a(中間通気路)により、連通している。空気溜まり室
20は、背面壁22と透明板支持部30との間の隙間3
5(室外側通気路)により室外と連なっている。外気
は、隙間35から入り、空気溜まり室20,通気孔13
a,レール受部10の上端開口15を経て室内に導入さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明板を嵌め込んでな
る引戸の上框として用いられる換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、引戸の上框として用いられる換気
装置は、実開昭63ー122591号に開示されている
ように、レール受部と、空気溜まり室と、透明板支持部
とを上から順に備えている。レール受部は一対の起立壁
と底壁により、ほぼU字形に形成されており、このレー
ル受部に窓枠等の上レールが入り込むことにより、引戸
の案内がなされる。上記一対の起立壁からは正面壁と背
面壁が下方に向かって垂直に延びており、それらの下端
は上記透明板支持部に連なっている。上記空気溜まり室
は、レール受部の底壁によって、レール受部の内部空間
と遮断されている。空気溜まり室は、レール受部の底壁
と、正面壁と、背面壁と、透明板支持部の上面によって
囲われている。上記透明板支持部には、ガラス板等の透
明板の上縁が収容されて支持されている。上記背面壁に
は室外側通気路が形成され、正面壁には室内側通気路が
形成されており、外気は、室外側通気路,空気溜まり
室,室内側通気路を経て室内に導入されるようになって
いる。この際、空気溜まり室は外気の吹き込みを弱める
役割を担う。正面壁の裏側には換気板が配置されてお
り、この換気板を室内に露出した操作つまみ(操作部)
により移動させることにより、室内側通気路を開閉する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、正
面壁に形成された室内側通気路は、背面壁に形成された
室外側通気路より上に配置されていた。これは、室外か
ら吹き込まれた雨滴が室内に入り込むのを防止するため
である。これら通気路の位置を上下に違えたことによ
り、空気溜まり室の縦幅が大きくなり、ひいては上框の
縦幅が大きくなってしまい、その結果、引戸の透明板の
面積が狭くなり、採光性が悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、請求項1では、透明板
を嵌め込んでなる引戸の上框として用いられる換気装置
であって、上端部に設けられた一対の起立壁を有するレ
ール受部と、下端部に設けられ上記透明板の上縁を支持
する透明板支持部と、上記レール受部と透明板支持部と
の間に配置された空気溜まり室と、上記空気溜まり室と
室外とを連通させる室外側通気路と、上記空気溜まり室
とレール受部の内部空間を連通する中間通気路と、上記
室外側通気路,中間通気路の一方を開閉する換気板と、
この換気板を開閉作動させるために室内側に露出した操
作部とを備え、上記レール受部の一対の起立壁の上端間
に形成された開口が、上記空気溜まり室と中間通気路を
室内に連通させる室内側通気路として提供されているこ
とを特徴とする。請求項2では、上記レール受部の内部
空間と上記空間溜まり室とは、仕切壁によって仕切られ
ており、この仕切壁に上記中間通気路が形成されてお
り、上記換気板は中間通気路を開閉し、上記レール受部
の室内側の起立壁と透明板支持部とを連ねる正面壁が設
けられ、上記レール受部の室外側の起立壁からは背面壁
が下方に延び、上記空気溜まり室は、これら正面壁と背
面壁と上記仕切壁と透明板支持部とで囲われ、上記背面
壁の下端と透明板支持部との間に形成された隙間が、上
記室外側通気路として提供されることを特徴とする。請
求項3では、上記レール受部の室内側の起立壁と透明板
支持部とを連ねる正面壁と、上記レール受部の室外側の
起立壁と透明板支持部を連ねる背面壁が設けられ、上記
空気溜まり室は、この正面壁と背面壁と透明板支持部と
で囲われ、上記背面壁には上記室外側通気路が形成さ
れ、この室外側通気路を換気板が開閉することを特徴と
する。請求項4では、透明板を嵌め込んでなる引戸の上
框として用いられる換気装置であって、上端部に設けら
れた一対の起立壁を有するレール受部と、下端部に設け
られ上記透明板の上縁を支持する透明板支持部と、上記
レール受部と透明板支持部との間に配置された空気溜ま
り室と、上記空気溜まり室と室外とを連通させる室外側
通気路と、上記レール受部の室内側起立壁に形成され空
気溜まり室と室内とを連通させる室内側通気路と、上記
室内側通気路,室外側通気路の一方を開閉する換気板
と、この換気板を開閉作動させるために室内側に露出し
た操作部とを備え、上記レール受部はさらに、その内部
空間を空気溜まり室と仕切る底壁と、下端がこの底壁に
連なり上端が室内側の起立壁に連なる補助壁とを備え、
この補助壁と室内側の起立壁との間には、上記空気溜ま
り室と上記室内側通気路とを連ねる狭い補助空間が形成
されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1の発明では、室内側通気路がレール受
部の上端開口により構成されるので、室外側通気路と室
内側通気路の上下差が必然的にでき、この上下差を得る
ために上框の縦幅を大きくする必要がなく、採光性を高
めることができる。また、上框を室内から見たときに室
内側通気路が見えないので、外観が良好である。請求項
2の発明では、背面壁の下端と透明板支持部との間の隙
間が室外側通気路を形成するので、室外側通気路から室
内側通気路に向かう外気通路をより長くすることがで
き、雨滴の室内への侵入をより確実に防止することがで
きる。請求項3の発明では、背面壁に形成された室外側
通気路を換気板が開閉するので、室外側通気路が閉じた
状態で空気溜まり室に雨滴が入り込むことがない。請求
項4の発明では、レール受部の室内側起立壁に室内側通
気路が形成されているので、室外側通気路と室内側通気
路の上下差が必然的にでき、この上下差を得るために上
框の縦幅を大きくする必要がなく、採光性を高めること
ができる。また、空気溜まり室は狭い補助空間を介して
室内側通気路に連通しているので、外気の吹き込みをよ
り一層弱めることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の第1実施例(請求項1,2に
対応する)を図1〜図4を参照して説明する。図4は、
サッシ戸からなる引戸1を示す。この引戸1は、矩形の
フレーム2にガラス板3(透明板)を嵌め込んでなる。
このフレーム2は、下框4と上框5と左右の縦框6,7
により構成されている。これら框4〜6は、アルミ製の
押出型材により形成されている。
【0007】上記引戸1は、図1に示すように、建物の
窓等の開口に装着された枠8に嵌め込まれている。この
実施例では、同一形状をなす2つの引戸1が用いられる
が図を簡略化するため、一方の引戸1のみ示す。引戸1
は、枠8の上レール8aと下レール8bに案内されて図
1中紙面と直交する方向に移動できるようになってい
る。すなわち、下框4の下端部には戸車(図示しない)
が装着されており、この戸車が下レール8bに乗ってい
る。また、上框5の上端部の両端にはガイドブロックが
装着され、このガイドブロックの縦溝に上レール8aが
入り込んでいる。
【0008】上記上框5は換気装置となっている。この
上框5について図1,図2を参照して説明する。上框5
は、2つの型材5a,5bを組み合わせることにより構
成されており、上から下に向かって順に、レール受部1
0,空気溜まり室20,透明板支持部30を有してい
る。
【0009】一方の型材5aは、上端部に上記レール受
部10を有している。このレール受部10は、互いに対
峙して垂直に起立する一対の起立壁11,12と底壁1
3(仕切壁)とで略U字形に形成されている。これら起
立壁11,12の長さ方向の両端間には、前述した一対
のガイドブロックが嵌め込まれている。室外側の起立壁
12の上端には、起立壁11に対峙する面に塩ビ等から
なるシール材19が取り付けられており、このシール材
19が上レール8aの室外側の側面に接することによ
り、上框5と上レール8aとの間のシールがなされてい
る。レール受部10は内部空間14を有しており、起立
壁11,12の上端間、より厳密には上レール8aと室
内側起立壁11の上端間には、開口15(室内側通気
路)が形成されている。
【0010】室内側の起立壁11の下端からは、この起
立壁11と面一をなして正面壁21が垂直に延びてお
り、室外側の起立壁12の下端からは、この起立壁12
と面一をなして背面壁22が延びている。正面壁11の
幅は背面壁12の幅より狭く、背面壁22は正面壁21
よりも下方に延びている。上記空気溜まり室20は、上
述した正面壁21と、背面壁22と、レール受部10の
底壁13と、他方の型材5bの上面によって囲われてい
る。空気溜まり室20は、底壁13によりレール受部1
0の内部空間14と仕切られている。なお、空気溜まり
室20の両端には、端ブロック25が収容されている。
【0011】他方の型材5bは、正面壁21の下端に、
この正面壁21と面一をなして連結されており、上記透
明板支持部30を構成している。この透明板支持部30
は下端が開口した空間を有しており、ここにガラス板3
の上縁が入り込んで、軟質ゴム材31により支持されて
いる。
【0012】次に、上記上框5の通気構造について詳述
する。上記型材5bの横幅は、上記レール受部10の横
幅より小さく、これにより、透明板支持部30の背面
と、背面壁22の下端部との間には狭い隙間35(室外
側通気路)が形成されている。また、上記底壁13に
は、多数の通気口13a(中間通気路)が上框5の長手
方向に等間隔で形成されている。
【0013】上記通気口13aは、上框5と同方向に延
びる換気板40により、開閉されるようになっている。
この換気板40の両側縁は、起立壁11,12に形成さ
れた一対の突起41と底壁13の上面との間で挟まれて
支持されている。換気板40には、上記通気口13aと
同じピッチで長手方向に形成された換気口40aを有し
ており、換気板40は、通気口13aと換気口40aと
が一致した開き位置と、通気口13aと換気口40aと
が一致しない閉じ位置との間で、長手方向にスライド可
能となっている。
【0014】上記換気板40は、レール受部10の内部
空間14に配置された連結部材51を介して、操作つま
み50(操作部)に連結されている。この操作つまみ5
0は、図3に示すように、室内側の起立壁11の下部に
形成された長孔11a(上框5の長手方向に延びる)を
貫通して室内側に露出している。この操作つまみ50を
水平方向すなわち上框5の長手方向に移動させることに
より、換気板40を同方向にスライドさせ、通気口13
aを開閉する。
【0015】上記構成において、外気は、図1,図2に
おいて矢印で示すように、隙間35から空気溜まり室2
0,通気口13a,,レール受部10の内部空間14,
上端開口15を経て室内に導入される。このように空気
の流れは下から上に向かい、しかも、この上框5での空
気の通路は上框5の縦幅と略同じ長さを有しているの
で、外気の強い吹き込みを防止できるとともに、雨滴の
室内への侵入を確実に防止できる。また、外気が導入さ
れる隙間35は下方に向けて開口しているので、雨滴の
侵入をより確実に防止することができる。
【0016】また、上框5の上端に位置するレール受部
10の開口15が室内側通気路として提供されるので、
必然的に室外側通気路としての隙間35より上位に位置
することになる。したがって、従来のように、室外側通
気路と室内側通気路との間に上下差を付けて上記下から
上に向かう外気の流れを確保するために、空気溜まり室
20の縦幅を大きく形成する必要がなくなる。その結
果、上框5の縦幅を短くすることができ、採光を良くす
ることができる。本実施例では、上記上框5の外観も優
れている。すなわち、レール受部10の上端開口15が
室内側通気路として提供されており、図3,図4に示す
ように、正面壁や室内側起立壁11に通気路を形成しな
くて済むので、外観がすっきりしているのである。
【0017】次に、本発明の他の実施例を説明する。こ
れらの実施例において、先行して説明する実施例に対応
した構成部には同番号を付してその詳細な説明を省略す
る。 図5に示す第2実施例(請求項1,2に対応する)で
は、2つの型材5c,5dによって、上框5Aが構成さ
れている。一方の型材5cは、レール受部10と透明板
支持部30と、レール受部10の室内側の起立壁11と
透明板支持部30とを連ねる正面壁21とを有してい
る。正面壁21は垂直に延び、起立壁11,透明板支持
部30と面一をなしている。正面壁21の裏側には、そ
の両端において端ブロック25が設けられている。他方
の型材5dは、背面壁22を構成するものであり、上端
が室外側の起立壁12の下端部に連結され、下端が上記
端ブロック25に連結されている。この背面壁22は、
正面壁21と平行をなしている。空気溜まり室20は、
上記第1実施例と同様に、正面壁21と背面壁22と、
底壁13と、透明板支持部30の上面によって囲われて
いる。
【0018】上記第2実施例では、底壁13の下側に換
気板40が長手方向にスライド可能に設けられており、
操作つまみ50は、正面壁21に形成された長孔21a
を貫通して、室内側に突出している。操作つまみ50と
換気板40は、空気溜まり室20に配置された連結部材
51により連結されている。また、この実施例では、透
明板支持部30の横幅がレール受部10と同じであり、
背面壁22の下端は透明板支持部30の上方に配置され
ている。
【0019】上記第2実施例でも第1実施例と同様に、
外気は、背面壁22の下端と透明板支持部30の間の隙
間35から、空気溜まり室20,底壁13の通気口13
a,レール受部10の内部空間14,上端開口15を経
て室内に導入される。
【0020】図6は第3実施例(請求項1,3に対応す
る)を示す。この第3実施例では、2つの型材5e,5
fによって、上框5Bが構成されている。一方の型材5
eは、レール受部10と背面壁22とを有しており、他
方の型材5fは、正面壁21と透明板支持部30とを有
している。正面壁21の上端はレール受部10に連結さ
れ、背面壁22の下端は、透明板支持部30に連結され
ている。
【0021】背面壁22には多数の通気口22a(室外
側通気路)が形成されている。空気溜まり室20には、
この通気口22aを開閉する換気板60が収容されてい
る。この換気板60の下端にはスライド部61が一体を
なして形成されており、両者によって断面L字形をなし
ている。このスライド61は透明板支持部30の上面に
載せられている。これら換気板60とスライド部61は
上框5の長手方向の移動を禁じられ、横幅方向にのみ移
動可能になっている。スライド部61の室内側の縁に
は、長手方向に離れた一対の突起62(一方のみ図示す
る)が起立して形成されている。他方、空気溜まり室2
0には、カム部材65が長手方向にスライド可能に支持
されている。このカム部材65は、下面に一対のカム溝
65aを有しており、このカム溝65aに上記換気板6
0の突起62が挿入されている。カム溝65aは、正面
壁21に対して傾斜する方向に水平に延びている。カム
部材65は、正面壁21の長孔21aを貫通する操作つ
まみ50に連結されている。
【0022】上記第3実施例において、操作つまみ50
を上框5Bの長手方向に移動させると、カム部材65が
同方向に移動し、カム溝65aと突起62のカム作用に
より、換気板60が上框5の横幅方向に移動する。これ
により、背面壁22に形成された通気口22aを開閉す
ることができる。図6において、実線が換気板60の閉
じ位置を示し、想像線が開き位置を示す。この実施例で
も、外気は、通気口22aから上框5に入って上向きに
流れ、空気溜まり室20,通気口13a,レール受部1
0の上端開口15を通って室内に導入される。
【0023】上記第1〜第3実施例では、レール受部1
0の底壁13により、レール受部10の内部空間14と
空気溜まり室20とを仕切っており、この底壁13に中
間通気路となる通気口13aが形成されているが、請求
項1の発明では、この底壁13はなくてもよい。この場
合、レール受部の内部空間と空気溜まり室とは、明確に
識別できないが、共通の大きな空間において上部をレー
ル受部の内部空間と認識し、下部を空気溜まり室と認識
する。また、両者の間に、中間通気路が存在するものと
する。
【0024】図7,図8は本発明の第4実施例(請求項
4に対応する)を示す。この第4実施例では、2つの型
材5g,5hによって、上框5Cが構成されている。一
方の型材5gは、レール受部10の室内側起立壁11
と、正面壁21と、透明板支持部30とを有している。
他方の型材5hは、レール受部10の他方の起立壁12
と、レール受部10の横幅より狭い底壁16と、この底
壁16の室内側の縁から斜め上方に延びる補助壁17
と、起立壁11の下縁から下方に延びる背面壁22と、
この背面壁22の下縁部から斜め下方に室内側に向かっ
て延びる斜壁23とを有している。型材5hの補助壁1
7の上端が型材5gの室内側起立壁11の上端に連結
し、型材5hの斜壁23の下端が、型材5gの透明板支
持部30に連結されている。
【0025】上記第4実施例が、第1〜第3実施例と大
きく異なるのは次の点である。すなわち、レール受部1
0の室内側起立壁11には、多数の通気口11x(室内
側通気路)が、長手方向の等しい間隔で形成されてい
る。空気溜まり室20は、底壁16,補助壁17によっ
て、レール受部10の内部空間14と遮断されている。
室内側起立壁11と補助壁17との間には、狭い補助空
間18が形成されており、この補助空間18を介して空
気溜まり室20と上記通気口11xが連通されている。
上記斜壁23には多数の通気口23a(室外側通気路)
が、上框5Cの長手方向に等しい間隔で形成されてい
る。この通気口23aを開閉する換気板40は、通気口
23aと等間隔で形成された換気口40a有しており、
斜壁23に接し、上框5Cの長手方向にスライド可能に
支持されている。操作つまみ50は、正面壁21の長孔
21aを貫通しており、空気溜まり室20に収容された
連結部材51を介して換気板40に連結されている。
【0026】上記第4実施例では、外気は通気口23a
から入り、空気溜まり室20,補助空間18を通り、通
気口11xから室内に導入される。室内側通気路となる
通気口11xがレール受部10の室内側起立壁11に形
成されているので、空気溜まり室20の縦幅を大きくし
なくても、通気口23aとの間で十分大きな上下差を付
けることができ、その結果、上框5Cの縦幅を狭くで
き、良好な採光性を得ることができる。また、外気が狭
い補助空間18を通るため、流通抵抗を増やすことがで
き、外気の吹き込みを弱めることができる。
【0027】図9は、本発明の第5実施例(請求項4に
対応する)を示す。この第5実施例では、第4実施例と
良く似た一対の型材5i,5jにより上框5Dが構成さ
れている。第4実施例と異なる点は次の通りである。通
気口11xと等しい間隔で形成された換気口40aを有
する換気板40が、室内側起立壁11の裏面に接してい
て上框5Dの長手方向にスライド可能に支持されてお
り、起立壁11の通気口11xを開閉するようになって
いる。
【0028】図10は本発明の第6実施例(請求項4に
対応する)を示す。この第6実施例では、第4,5実施
例と良く似た一対の型材5k,5lにより上框5Eが構
成されている。第4,5実施例と異なる点は次の通りで
ある。すなわち、型材5lの背面壁22が下方に延びて
その下端が型材5kの透明板支持部30に連結されてい
る。この背面壁22には、多数の補助通気口22xがん
ながて方向に等間隔で形成されている。また、正面壁2
1と背面壁22の中間部には、上框5Eの長手方向に延
びる水平な仕切板70が架け渡されるようにして支持さ
れている。この仕切板70には、多数の通気口70a
(室外側通気口)が長手方向に等間隔で形成されてい
る。この仕切板70には換気板40が接した状態で支持
されている。換気板40は、通気口70aと等しい間隔
で換気口40aが形成されており、長手方向にスライド
することにより、通気口70aを開閉する。この実施例
では、仕切板70の上方の空間が空気溜まり室20とし
て提供され、下方の空間が補助溜まり室80として提供
されている。
【0029】上記第6実施例では、外気は補助通気口2
2xから入り、補助溜まり室80,通気口70a,空気
溜まり室20,補助空間18,通気口11xを経て室内
に導入される。
【0030】本発明は上記実施例に制約されず、種々の
態様が可能である。例えば、換気板の一方の縁を回動可
能に支持し、操作つまみの水平移動に応じてカム機構に
より、換気板を開閉させてもよい。また、上框は、一対
の型材の代わりに1つの型材で構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、室内側通気路がレール受部の上端開口により構成さ
れるので、上框の縦幅を狭くでき、引戸の採光性を高め
ることができる。また、室内からの上框の外観が良好で
ある。 請求項2の発明では、室外側通気路から室内側通気路に
向かう外気通路をより一層長くすることができ、雨滴の
侵入をより確実に防止することができる。請求項3の発
明では、背面壁の室外側通気路を換気板で閉じることが
できるので、空気溜まり室に雨滴が入り込むのを防止で
きる。請求項4の発明では、レール受部の室内側起立壁
に室内側通気路を形成したので、上框の縦幅を狭くで
き、引戸の採光性を高めることができる。また、狭い補
助空間を形成したので、外気の吹き込みをより一層弱め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の換気装置(上框)を用い
た引戸の縦断面図である。
【図2】同換気装置の拡大縦断面図である。
【図3】同換気装置の一部を示す正面図である。
【図4】上記引戸の正面図である。
【図5】本発明の第2実施例の換気装置を示す拡大縦断
面図である。
【図6】本発明の第3実施例の換気装置を示す拡大縦断
面図である。
【図7】本発明の第4実施例の換気装置を示す拡大縦断
面図である。
【図8】同第4実施例の換気装置の正面図である。
【図9】本発明の第5実施例の換気装置を示す拡大縦断
面図である。
【図10】本発明の第6実施例の換気装置を示す拡大縦
断面図である。
【符号の説明】
1 … 引戸 3 … ガラス板(透明板) 5,5A〜5E … 上框 8a … 上レール 10 … レール受部 11 … 室内側起立壁 11x … 通気口(室内側通気路) 12 … 室外側起立壁 13 … 底壁(仕切壁) 13a … 通気口(中間通気路) 14 … 内部空間 15 … 上端開口(室内側通気路) 16 … 底壁 17 … 補助壁 18 … 補助空間 20 … 空気溜まり室 22a … 通気口(室外側通気路) 23a … 通気口(室外側通気路) 30 … 透明板支持部 35 … 隙間(室外側通気路) 40 … 換気板 50 … 操作つまみ(操作部) 60 … 換気板 70a … 通気口(室外側通気路)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、請求項1では、透明板
を嵌め込んでなる引戸の上框として用いられる換気装置
であって、上端部に設けられた一対の起立壁を有するレ
ール受部と、下端部に設けられ上記透明板の上縁を支持
する透明板支持部と、上記レール受部と透明板支持部と
の間に配置された空気溜まり室と、上記空気溜まり室と
室外とを連通させる室外側通気路と、上記空気溜まり室
とレール受部の内部空間を連通する中間通気路と、上記
室外側通気路,中間通気路の一方を開閉する換気板と、
この換気板を開閉作動させるために室内側に露出した操
作部とを備え、上記レール受部の一対の起立壁の上端間
に形成された開口が、上記空気溜まり室と中間通気路を
室内に連通させる室内側通気路として提供されているこ
とを特徴とする。請求項2では、上記レール受部の内部
空間と上記空間溜まり室とは、仕切壁によって仕切られ
ており、この仕切壁に上記中間通気路が形成されてお
り、上記換気板は中間通気路を開閉し、上記レール受部
の室内側の起立壁と透明板支持部とを連ねる正面壁が設
けられ、上記レール受部の室外側の起立壁からは背面壁
が下方に延び、上記空気溜まり室は、これら正面壁と背
面壁と上記仕切壁と透明板支持部とで囲われ、上記背面
壁の下端と透明板支持部との間に形成された隙間が、上
記室外側通気路として提供されることを特徴とする。請
求項3では、上記レール受部の室内側の起立壁と透明板
支持部とを連ねる正面壁と、上記レール受部の室外側の
起立壁と透明板支持部を連ねる背面壁が設けられ、上記
空気溜まり室は、この正面壁と背面壁と透明板支持部と
で囲われ、上記背面壁には上記室外側通気路が形成さ
れ、この室外側通気路を換気板が開閉することを特徴と
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【作用】請求項1の発明では、室内側通気路がレール受
部の上端開口により構成されるので、室外側通気路と室
内側通気路の上下差が必然的にでき、この上下差を得る
ために上框の縦幅を大きくする必要がなく、採光性を高
めることができる。また、上框を室内から見たときに室
内側通気路が見えないので、外観が良好である。 請求項2の発明では、背面壁の下端と透明板支持部との
間の隙間が室外側通気路を形成するので、室外側通気路
から室内側通気路に向かう外気通路をより長くすること
ができ、雨滴の室内への侵入をより確実に防止すること
ができる。請求項3の発明では、背面壁に形成された室
外側通気路を換気板が開閉するので、室外側通気路が閉
じた状態で空気溜まり室に雨滴が入り込むことがない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、室内側通気路がレール受部の上端開口により構成さ
れるので、上框の縦幅を狭くでき、引戸の採光性を高め
ることができる。また、室内からの上框の外観が良好で
ある。 請求項2の発明では、室外側通気路から室内側通気路に
向かう外気通路をより一層長くすることができ、雨滴の
侵入をより確実に防止することができる。請求項3の発
明では、背面壁の室外側通気路を換気板で閉じることが
できるので、空気溜まり室に雨滴が入り込むのを防止で
きる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の換気装置(上框)を用い
た引戸の縦断面図である。
【図2】同換気装置の拡大縦断面図である。
【図3】同換気装置の一部を示す正面図である。
【図4】上記引戸の正面図である。
【図5】本発明の第2実施例の換気装置を示す拡大縦断
面図である。
【図6】本発明の第3実施例の換気装置を示す拡大縦断
面図である。
【符号の説明】 1 … 引戸 3 … ガラス板(透明板) 5,5A,5B … 上框 8a … 上レール 10 … レール受部 11 … 室内側起立壁 12 … 室外側起立壁 13 … 底壁(仕切壁) 13a … 通気口(中間通気路) 14 … 内部空間 15 … 上端開口(室内側通気路) 20 … 空気溜まり室 22a … 通気口(室外側通気路) 30 … 透明板支持部 35 … 隙間(室外側通気路) 40 … 換気板 50 … 操作つまみ(操作部) 60 … 換気板
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】削除

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明板を嵌め込んでなる引戸の上框とし
    て用いられる換気装置であって、 上端部に設けられた一対の起立壁を有するレール受部
    と、下端部に設けられ上記透明板の上縁を支持する透明
    板支持部と、上記レール受部と透明板支持部との間に配
    置された空気溜まり室と、上記空気溜まり室と室外とを
    連通させる室外側通気路と、上記空気溜まり室とレール
    受部の内部空間を連通する中間通気路と、上記室外側通
    気路,中間通気路の一方を開閉する換気板と、この換気
    板を開閉作動させるために室内側に露出した操作部とを
    備え、上記レール受部の一対の起立壁の上端間に形成さ
    れた開口が、上記空気溜まり室と中間通気路を室内に連
    通させる室内側通気路として提供されていることを特徴
    とする換気装置。
  2. 【請求項2】 上記レール受部の内部空間と上記空間溜
    まり室とは、仕切壁によって仕切られており、この仕切
    壁に上記中間通気路が形成されており、上記換気板は中
    間通気路を開閉し、上記レール受部の室内側の起立壁と
    透明板支持部とを連ねる正面壁が設けられ、上記レール
    受部の室外側の起立壁からは背面壁が下方に延び、上記
    空気溜まり室は、これら正面壁と背面壁と上記仕切壁と
    透明板支持部とで囲われ、上記背面壁の下端と透明板支
    持部との間に形成された隙間が、上記室外側通気路とし
    て提供されることを特徴とする請求項1に記載の換気装
    置。
  3. 【請求項3】 上記レール受部の室内側の起立壁と透明
    板支持部とを連ねる正面壁と、上記レール受部の室外側
    の起立壁と透明板支持部を連ねる背面壁が設けられ、上
    記空気溜まり室は、この正面壁と背面壁と透明板支持部
    とで囲われ、上記背面壁には上記室外側通気路が形成さ
    れ、この室外側通気路を換気板が開閉することを特徴と
    する請求項1に記載の換気装置。
  4. 【請求項4】 透明板を嵌め込んでなる引戸の上框とし
    て用いられる換気装置であって、 上端部に設けられた一対の起立壁を有するレール受部
    と、下端部に設けられ上記透明板の上縁を支持する透明
    板支持部と、上記レール受部と透明板支持部との間に配
    置された空気溜まり室と、上記空気溜まり室と室外とを
    連通させる室外側通気路と、上記レール受部の室内側起
    立壁に形成され空気溜まり室と室内とを連通させる室内
    側通気路と、上記室内側通気路,室外側通気路の一方を
    開閉する換気板と、この換気板を開閉作動させるために
    室内側に露出した操作部とを備え、上記レール受部はさ
    らに、その内部空間を空気溜まり室と仕切る底壁と、下
    端がこの底壁に連なり上端が室内側の起立壁に連なる補
    助壁とを備え、この補助壁と室内側の起立壁との間に
    は、上記空気溜まり室と上記室内側通気路とを連ねる狭
    い補助空間が形成されていることを特徴とする換気装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008261217A (ja) * 2003-09-24 2008-10-30 Ykk Ap株式会社 換気機構付き建具
JP2021173120A (ja) * 2020-04-28 2021-11-01 三協立山株式会社 建具
JP2021173119A (ja) * 2020-04-28 2021-11-01 三協立山株式会社 建具

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JP2021173120A (ja) * 2020-04-28 2021-11-01 三協立山株式会社 建具
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