JPH072386A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH072386A
JPH072386A JP14790493A JP14790493A JPH072386A JP H072386 A JPH072386 A JP H072386A JP 14790493 A JP14790493 A JP 14790493A JP 14790493 A JP14790493 A JP 14790493A JP H072386 A JPH072386 A JP H072386A
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paper feed
cam
paper
feed roller
feed rollers
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Susumu Tsujimura
進 辻村
Katsuya Sagami
勝也 相模
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、互いに接離可能な紙送りローラを簡
単な構造で接離させることができると共に、小形化を図
るのに適する用紙搬送装置を得ることにある。 【構成】移動不能な紙送りローラ26,27 にトーションば
ね67の付勢力で押付けられる移動可能な紙送りローラ5
8,59 を、接触位置と離間位置とに渡り移動可能なカム9
1により、前記移動不能な紙送りローラ26,27 に対して
前記移動不能な紙送りローラ58,59 に接離させる構成を
備える。前記カム91にその移動方向に延びるラック96を
設け、このラック96にカム駆動歯車97を噛み合わせ、こ
の駆動歯車97の回転によりカム91を前記接触位置と離間
位置とに渡り移動させて前記移動可能な紙送りローラ5
8,69 を前記紙送りローラ26,27 に接離させることを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに転接する複数対
の紙送りローラの回転により、例えばドットインパクト
プリンタやサーマルプリンタの印字部等に用紙を搬送す
る用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ等が備える用紙搬送装置は、複
数の紙送りローラからなる一対の紙送りローラ群を備
え、用紙の搬送時には対をなす紙送りローラを互いに接
触させ、手による用紙の挿入時等には対をなす紙送りロ
ーラを互いに離すようになっている。
【0003】そのために従来採用されているカム動作手
段の構成が図18および図19に示されている。これら
の図中201は第1紙送りローラ群をなす複数本の紙送
りローラ、202は第2紙送りローラ群をなす複数本の
紙送りローラ、203はガイド軸からなる固定のカムガ
イド、204は第1カム面204aと第2カム面204
bとを交互に有したカム、205はその長孔205aに
カム204の一端部に突設された係合軸204cが摺動
可能に嵌入されたベルクランク、206はベルクランク
205の枢軸、205bはベルクランク205の入力端
部、207は用紙搬送路を通る用紙の移動軌跡であり、
その矢印は搬送方向を示している。
【0004】ベルクランク205の入力端部205bは
図示しないクランク動作機構に接続され、この機構によ
りベルクランク205は枢軸206を中心に回動され
る。このベルクランク205が図18に示される位置に
あるときには、カム204が引き上げられているから、
その各第1カム面204aが紙送りローラ201のロー
ラ軸端部201aに夫々係合される。そのため、各紙送
りローラ201がその下側に配置された紙送りローラ2
02に夫々別々に接触されて、これらローラ201、2
02が互いに連動して転接されるので、これら紙送りロ
ーラ201、202間に挿入された用紙を搬送できる。
【0005】また、ベルクランク205が図19に示さ
れる位置にあるときには、このクランク205がカム2
04を押し下げているので、カム204の第2カム面2
04bが紙送りローラ201のローラ軸端部201aが
夫々係合される。第2カム面204bは第1カム面20
4aよりも上側にあるので、前記係合に伴い紙送りロー
ラ201が押し上げられて、下側の紙送りローラ202
から離れる。そのため、互いに離された紙送りローラ2
01、202間に用紙を挿入でき、或いは用紙をバック
フィードできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来は、
移動不能な紙送りローラ202に対して移動可能な紙送
りローラ201を接離させるカム204を往復動させる
のに、回転運動をカム204の略直線運動に変換するた
めの部材としてベルクランク205を使用するととも
に、このクランク205を動作させるクランク動作機構
を設けている。そのため、カム204を動かすためのカ
ム動作手段の部品点数が多く構造が複雑であるという問
題がある。
【0007】しかも、カム204に所定の動作ストロー
クを与えるために大形なベルクランク205が必要であ
り、このクランク205の回動範囲には他の部品を配置
できないから、隣接する部品の配設密度を高めて装置の
小形化を図る場合に不利であるという問題もある。
【0008】本発明の目的は、互いに接離可能な紙送り
ローラを簡単な構造で接離させることができるととも
に、小形化を図るのに適する用紙搬送装置を得ることに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の用紙搬送装置は、複数本の紙送りローラか
らなる第1紙送りローラ群と、前記各紙送りローラに夫
々別々に接触される複数本の紙送りローラからなる第2
紙送りローラ群とを備え、いずれか一方の紙送りローラ
群を他方の紙送りローラ群に対して接離可能に設けると
ともに、前記一方の紙送りローラ群側にこのローラ群の
各紙送りローラを他方の紙送りローラ群の各紙送りロー
ラに押し付ける付勢手段を設け、前記他方の紙送りロー
ラ群側にカムガイドを設け、前記一方の紙送りローラ群
の各紙送りローラのローラ軸端部と係合して、これら紙
送りローラを前記他方の紙送りローラ群の各紙送りロー
ラから離すカム面を有したカムを、前記第1、第2の紙
送りローラ群間に形成される用紙搬送通路を通る用紙の
搬送方向に移動可能に前記カムガイドに支持し、前記カ
ムにその移動方向に延びるラックを設けるとともに、こ
のラックにカム駆動歯車を噛み合わせたものである。
【0010】
【作用】前記用紙搬送装置の構成において、カムガイド
により案内されるカムは、そのラックに噛み合わされた
カム駆動歯車の回転により、用紙の搬送方向に移動し
て、カム面を一方の紙送りローラ群の紙送りローラのロ
ーラ軸端部に係脱する。
【0011】前記ローラ軸とカム面とが非係合のときに
は、前記一方の紙送りローラ群の紙送りローラが、他方
の移動不能な紙送りローラ群の紙送りローラに接触し、
かつ、付勢手段により押し付けられる。したがって、こ
の状態で紙送り動作が実行されると、互いに接した両紙
送りローラが転接して用紙を搬送できる。
【0012】また、前記ローラ軸端部とカム面とが係合
されたときには、前記一方の紙送りローラ群の紙送りロ
ーラが、付勢手段の付勢力に抗して移動され前記他方の
移動不能な紙送りローラ群の紙送りローラから離れる。
このようにして開かれた用紙搬送通路に対しては、用紙
の挿入、或いは用紙のバックフードが可能である。
【0013】そして、前記のようにカム自体に形成した
ラックとこれに噛み合わされたラック駆動歯車とによ
り、カム駆動歯車の回転運動をカムの往復運動に直接変
換するので、これらカムとカム駆動歯車との間に他の部
品を設ける必要がないとともに、カム駆動歯車はその周
囲に動作スペースを要することなく回転してカムを動か
すことができる。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図17を参照して本発明の一実
施例を説明する。プリンタとしての伝票発行機の全体構
成を示す図1中1は本体ケースで、このケース1はその
下部に前方へせり出すキーボード配設部2を有してい
る。キーボード配設部2にはキーボード装置3が装着さ
れている。
【0015】本体ケース1の一側部1aに着脱可能に取
付けられた前面パネル4には、発行する各種の伝票に対
するフォーマットを記録したフロッピーディスクが前方
から挿脱される縦長スリット状をなすディスク挿入口5
が設けられている。
【0016】本体ケース1の両側部1a、1b間には、
横方向に長いバックライト付きの液晶表示装置6が取付
けられていて、その表示面6aは前方に露出されてい
る。しかも、液晶表示装置6は、その両端面下部から水
平に突設された枢軸(図示しない)を中心に、前後方向
に例えば30゜の角度範囲に渡り回動可能に設けられてい
る。
【0017】液晶表示装置6の下側には、この装置6と
略同じ長さの用紙挿入口7が形成されている。この挿入
口7には、その前方から単票用紙が挿入されるととも
に、挿入される単票用紙の幅に合わせて左右方向にスラ
イド自在な用紙挿入ガイド8が設けられている。
【0018】本体ケース1の後側上部には図1に示され
るように用紙支え9が取付けられている。この支え9は
前記両側部1a、1b間に起倒可能に配置されている。
図1のように起立した状態では本体ケース1の上面から
搬出される印字済みの単票用紙を斜めに立て掛けて支持
するとともに、水平に倒した状態では前記上面から搬出
される印字済みの連続用紙を支持する。
【0019】なお、連続用紙は本体ケース1の後面に用
紙支え9の下方に位置して設けられた連続用紙自動送込
み用のトラクター10(図3参照)によって供給され、
図3に示される連続用紙ガイド11を介して後述のプラ
テン方向に送られるようになっている。
【0020】図1中12は透明な合成樹脂で成形された
本体カバーである。このカバー12は、本体ケース1の
上面部に、その両側部1a、1b間に渡り着脱可能に被
さっていて、後述のインクリボンカセットの交換の際、
およびジャム処理の際等に取外されるものである。
【0021】本体ケース1内には図2〜図4等に示され
る第1フレーム21が固定され、その後部には前記用紙
支え9およびトラクター10等が取付けられている。こ
のフレーム21が備える左右一対のフレーム側壁21
a、21b間には、これらに渡って断面円弧状をなして
湾曲された合成樹脂製の第1用紙案内板22が取付けら
れている。フレーム側壁21a、21bは変形を殆ど生
じないガラス粉末入りの合成樹脂で成形されている。第
1用紙案内板22の下部22aは、前記用紙挿入口8の
用紙案内底壁に連なるように略水平状をなして前後方向
に延びている。
【0022】第1フレーム21には、そのフレーム側壁
21a、21bに渡り、第1紙送りローラ群23とこの
他に2本の紙送りローラ24、25とが横架されている
とともに、紙送りローラ24、25間に位置するプラテ
ン28が横架されている。
【0023】第1紙送りローラ群23は2本の紙送りロ
ーラ26、27で形成されている。前記各紙送りローラ
24〜27は互いに平行に配置されているとともに、い
ずれも金属製のローラ軸上に所定間隔をもって合成ゴム
製のローラ部を取付けて形成されている。しかも、各紙
送りローラ24〜27は正逆回転可能な図示しない紙送
り用モータの動力で互いに連動して回転されるようにな
っている。
【0024】紙送りローラ26、27、24、25はこ
の記載順に下側から上側に順次一定間隔ごとに配置され
ており、紙送りローラ26、27のローラ部は夫々第1
用紙案内板22に形成された孔22bに露出されてい
る。他の紙送りローラよりも遥かに大径なローラ部を有
した紙送りローラ24は第1用紙案内板22の上縁に連
続するように配置されているとともに、このローラ24
の上方に残りの紙送りローラ25が配置されている。
【0025】第1紙送りローラ群23の各紙送りローラ
26、27は、フレーム側壁21a、21bに軸受31
を介して夫々支持されている。すなわち、軸受31は、
弾性を有する合成樹脂の成形品であって、図9〜図12
等に示されるようにUの字状をなして周面に開放される
嵌合溝32を周部に設けるとともに、この溝32で囲ま
れる内側部分における長手方向の一端側に厚み方向に貫
通する軸受孔33を設け、かつ、他端部側に軸受溝34
を設けている。
【0026】軸受溝34は、Uの字状をなす溝主部34
aと、この主部34aに連なる斜面間に設けられた入り
口34bとから形成されている。入り口34bは軸受3
1の端面31aに開放されるとともにこの端面31aに
向けて次第に広がっている。溝主部34aの幅Aは後述
する第2紙送りローラ群をなす紙送りローラのローラ軸
の直径と同幅であり、かつ、溝主部34aの奥行きBは
前記第2紙送りローラ群をなす紙送りローラのローラ軸
の直径よりも深く形成されている。
【0027】嵌合溝32を形成する軸受31の相対向す
る溝形成壁35には、軸受孔33の両側に位置して夫々
係止溝36が設けられているとともに、これらと軸受孔
33との間に位置して夫々長孔37が設けられている。
長孔37は嵌合溝32に連通しており、これと係止溝3
6との間の部分38の弾性変形を可能にしている。
【0028】図5〜図7、および図11に示されるよう
に前記フレーム側壁21a、21bのローラ支持位置に
は、Uの字状の凹み39が設けられ、その縁部39aは
フレーム側壁21a、21bの板厚の幅内において、こ
の板厚よりも薄いリブ状に形成されている。さらに、フ
レーム側壁21a、21bには縁部39aの両面に連な
る係止突起40が夫々設けられている。これらの突起4
0は前記係止溝36に係合されるものである。
【0029】前記軸受31は、その軸受孔33側を先頭
にして凹み39に挿入して、嵌合溝32を凹み39のリ
ブ状縁部39aに嵌合させることにより、格別な固定部
品を用いたり接着することなくフレーム側壁21a、2
1bに夫々取付けられている。
【0030】軸受31の係止溝36と長孔37との間の
部分38は、前記軸受31の凹み39への挿入に伴い弾
性変形して、係止溝36の挿入方向側が係止突起40を
乗り越えることを可能とし、その乗り越え直後に係止溝
36を係止突起40に弾性的に係合させるもので、この
係合により軸受31が外れ止めされている。このような
取付けにより、軸受31の軸受溝34が設けられた部分
は、図3、図4、および図10に示されるようにフレー
ム側壁21a、21bの縁から夫々突出されている。
【0031】前記紙送りローラ26、27は、そのロー
ラ軸端部を以上のようにしてフレーム側壁21a、21
bに取付けられた軸受31の軸受孔33に、回転自在に
挿通して支持されている。そして、ローラ軸の一方の軸
部端部には、図7に示されるように歯車41が取付けら
れている。この歯車41には小径歯車部42が一体に設
けられて、この歯車部42には図示しない紙送り用モー
タにより回転されるタイミングベルト43が巻き掛けら
れている。
【0032】本体ケース1には図3および図4に示され
るように第2フレーム51が内蔵されている。第2フレ
ーム51は、その左右一対のフレーム側壁52a、52
b(図7参照)間に渡って横架されたフレーム前壁53
と合成樹脂製の第2用紙案内板54とを備えている。こ
のフレーム51は、両フレーム側壁52a、52bの下
端部を第1フレーム21の前端部に設けた枢軸55に嵌
合して、前後方向に回動可能に連結され、その回動によ
り、図3に示される閉じ位置と図4に示される開き位置
とに渡って配置される。
【0033】第2用紙案内板54は前記第1用紙案内板
22に沿うような断面円弧状をなして湾曲されている。
この案内板54は、第2フレーム51が前記閉じ位置に
保持された際に第1用紙案内板22との間に僅かな隙
間、すなわち、用紙搬送通路C(図3参照)を形成して
第1用紙案内板22に近接されるとともに、第2フレー
ム51が前記開き位置に保持された際に、第1用紙案内
板22から大きく離れて、用紙搬送通路Cに詰まった用
紙のジャム処理を可能にするようになっている。
【0034】第2フレーム51のフレーム側壁52a、
52b間には、これらに渡って第2紙送りローラ群56
と、その他1本の紙送りローラ57が取付けられてい
る。第2紙送りローラ群56は紙送りローラ57と平行
に設けられる2本の紙送りローラ58、59で形成され
ているとともに、前記紙送りローラ58、59、57
は、この記載順に下側から上側に順次一定間隔ごとに配
置されている。
【0035】各紙送りローラ57〜59はいずれも金属
製のローラ軸上に所定間隔をもって合成ゴム製のローラ
部を取付けて形成されていて、そのローラ部は夫々第2
用紙案内板54に形成された孔54aに露出されてい
る。これらの紙送りローラ57〜59は、第2フレーム
51が閉じ位置にある時に前記第1フレーム21側の紙
送りローラ24、26、27に夫々別々に接触される。
【0036】図3、図4、および図7に示されるように
前記両フレーム側壁52a、52bには、第1〜第3の
長孔61〜63が夫々が形成されている。第2フレーム
51の長手方向(本体ケース1の幅方向)に対応して設
けられた一対の第1長孔61には、紙送りローラ58の
ローラ軸端部58aが夫々遊挿されている。同様に一対
の第2長孔62には紙送りローラ59のローラ軸端部5
9aが夫々遊挿され、かつ、同様に一対の第3入長孔6
3には紙送りローラ57のローラ軸端部57aが夫々遊
挿されている。したがって、各紙送りローラ57〜59
は、夫々長孔61〜63内で遊動可能にして第2フレー
ム51に設けられており、その遊動により、前記紙送り
ローラ24、26、27に接離する方向に移動可能とな
っている。
【0037】図3、図4、および図8に示されるように
前記両フレーム側壁52a、52bには、これらに渡る
第1、第2の連結軸64、65が夫々横架されている。
第1連結軸64は紙送りローラ58、59間に配置され
ているとともに、第2連結軸65は紙送りローラ57、
59間に配置されている。
【0038】これら連結軸64、65の例えば両端部に
は夫々付勢手段としての第1、第2のトーションばね6
6、67が夫々別々取付けられている。第1トーション
ばね66の一端部は紙送りローラ58に係合されるとと
もに、他端部は紙送りローラ59のローラ軸に係合され
ており、それにより、第1トーションばね66は紙送り
ローラ58、59を常に第2用紙案内板54側に付勢し
ている。同様に、第2トーションばね67の一端部は紙
送りローラ59のローラ軸に係合されるとともに、他端
部は紙送りローラ57のローラ軸に係合されており、そ
れにより、第2トーションばね67は紙送りローラ5
7、59を常に第2用紙案内板54側に付勢している。
【0039】そして、紙送りローラ58、59のローラ
軸の一端部には、図7および図10で代表して示される
ように歯車68が夫々取付けられている。歯車68は、
紙送りローラ26、27に夫々取付けられた歯車41と
対(歯車対)をなして、これらの歯車41に第2フレー
ム51の開閉にしたがって着脱可能に係脱される。その
噛み合いにより、互いに接離される紙送りローラ26、
58同志、および紙送りローラ27、59同志を夫々連
動して回転させるようになっている。
【0040】なお、紙送りローラ57もこれが接離する
紙送りローラ24に、前記と同様な歯車対(図示しな
い)を介して連動されるようになっている。また、図3
および図4中69は紙送りローラで、これは前記紙送り
ローラ25に前側から転接されており、後述のインクリ
ボンカセットの交換の際に邪魔とならないように紙送り
ローラ25の上側へ移動させ得るように設けられてい
る。この紙送りローラ69も図示しない歯車対を介して
紙送りローラ25に連動するようになっている。
【0041】前記第2フレーム51の両フレーム側壁5
2a、52b間には、これらに渡ってプラテン28の長
手方向に延びる案内軸81が横架され、この軸81には
キャリッジ82が摺動可能に嵌合して支持されている。
このキャリッジ82は、第2フレーム51内に取付けら
れた正逆回転可能なキャリッジ駆動モータ83(図3参
照)の正逆回転に伴い、左右方向に案内軸81を摺動さ
れるようになっている。
【0042】キャリッジ82上には複写伝票の印字に適
するドットインパクトタイプの印字ヘッド84が搭載さ
れているとともに、インクリボンカセット85が上方か
ら着脱可能に取付けられている。プラテン28とともに
印字部を形成する印字ヘッド84は、プラテン28との
間に通される用紙に対してインクリボンを用いて印字を
する。
【0043】なお、図3および図4中86は印字ヘッド
84に支持された用紙押さえ板、87は前記フレーム前
壁21bの裏側に配置されて本体ケース1の幅方向に延
びるラックで、これにはキャリッジ84に取付けられた
図示しない歯車機構の入力歯車が噛み合わされている。
この噛み合いに基づくキャリッジ84の移動で前記歯車
機構が動作されることに伴って、前記インクリボンカセ
ット85にそのインクリボンを走行させる駆動力が与え
られるようになっている。
【0044】図16および図17等に示されるように移
動不能な第1紙送りローラ群21側には合成樹脂製のカ
ム91が、用紙搬送通路Cを通る用紙の搬送方向に沿っ
て移動可能に設けられている。図12〜図17に示され
るようにカム91は、側面から見た形状が略円弧状であ
り、その長手方向に延びる一対の摺動長孔92を有して
いる。これら摺動長孔92はその一端部が広くなってい
るとともに、この一端部を除いた内面に摺動抵抗を少な
くするための摺動リブ92aを有している。そして、こ
のカム91は前記一対の軸受31の夫々に一体に突設さ
れたカムガイド93に、摺動長孔92を摺動可能に嵌合
することにより、これら一対のカムガイド93を介して
前記第1フレーム21の左右両側に夫々支持されてい
る。カムガイド93は前記軸受孔33と軸受溝34との
間であって、これらを結ぶ直線上に位置して形成されて
いる。
【0045】カムガイド93は短い突軸状であり、その
外周面には図7および図12に示されるように環状溝9
3aが形成されている。これらのカムガイド93は摺動
長孔92の広がった前記一端部に対しては挿脱可能であ
り、その環状溝93aには前記摺動リブ92aが嵌合さ
れ、それによって、カムガイド93からのカム91の外
れ止めがなされている。
【0046】カム91の上面には第1カム面94と第2
カム面95とが交互に形成されている。第2カム面95
は斜状面を有するとともに、この斜状面を介して第1カ
ム面94に連なっており、また、第1カム面94は第2
カム面95よりも低い位置に設けられている。これらカ
ム面94、95には前記第2紙送りローラ群56の紙送
りローラ58、59のローラ軸端部58a、59aが夫
々係脱されるようになっている。
【0047】カム91の下面には、その長手方向、換言
すれば、前記用紙の搬送方向に延びるラック96が一体
に形成されている。このラック96には図7、図16お
よび図17に示されるようにカム駆動歯車97が噛み合
わされている。この歯車97は第1フレーム21のフレ
ーム側壁21a、21b間に渡って回転可能に横架され
た歯車軸98の両端部に夫々固定され、歯車軸98は図
示しない正逆回転可能なモータの動力で回転されるよう
になっている。
【0048】また、図13および図14等に示されるよ
うにカム91の上端部側面には連動軸99が一体に突設
されている。この軸99は図16および図17に示され
る中継レバー101が有した長孔101aに摺動可能に
嵌合されている。中継レバー101は、枢軸102を中
心に前後方向に回動可能にフレーム側壁21a、21b
の外面に夫々取付けられているとともに、連動部101
bを有している。
【0049】フレーム側壁21a、21bの外面に中継
レバー101の上方に位置して移動板103が前後方向
に移動可能に設けられている。図16および図17中1
04は移動板103の動きをガイドする案内軸であり、
移動板103は、前端部に入り口が広がった前端開放の
軸受溝103aを有しているとともに、前後方向中間部
に下方に突出された被動突起103bを有している。被
動突起103bが前記連動部101bで押されると移動
板103は前方へ押し出されるようになっている。
【0050】この移動板103の軸受溝103aには前
記紙送りローラ57のローラ軸端部57aが挿脱可能に
係合され、この係合状態での移動板103の前進に伴い
紙送りローラ57は、前記紙送りローラ24から前方に
離れて、用紙のバックフィードの邪魔にならないように
している。なお、用紙がバックフィードされる際の用紙
搬送力は前記紙送りローラ25、69で与えられている
とともに、通常の用紙搬送の際には前記第2トーション
ばね67のバネ力により移動板103は後方に押し動か
されるようになっている。
【0051】また、図16および図17中105は、前
記歯車軸98に連結されたカムを備える連動機構(図示
しない)によって昇降動作され、前記第1用紙案内板2
2に設けられ通孔22c(図2参照)から突没する用紙
ストッパである。このストッパ105は、前記紙送りロ
ーラ26、27間に位置されており、用紙搬送通路Cが
閉じた状態、換言すれば、第1、第2の紙送りローラ群
23、56が接触した状態において通孔22cの下方に
配置され、用紙搬送通路Cが開いた状態、換言すれば、
第1紙送りローラ群23から第2紙送りローラ群56が
離れた状態において通孔22cを通って上方に突出され
る。
【0052】なお、以上の構成を備える伝票発行機は、
電源を投入することにより自動的に実行される初期モー
ドで、用紙搬送通路Cを開くとともに、伝票用紙ストッ
パ105を突出させるもので、この状態で用紙挿入口7
から挿入される伝票用紙の挿入深さを、前記突出された
用紙ストッパ105で規制し、次に、キーボード装置3
の所定のキーを押すことに伴い、前記用紙搬送通路Cが
閉じられるとともに、用紙ストッパ105が下降され
る。
【0053】それによって、紙送りローラ26、58間
に伝票用紙を挟み、この用紙が用紙搬送の基準位置にセ
ットされるものであるとともに、前記基準位置まで伝票
用紙が深く挿入されることにより、用紙搬送装置を構成
する紙送りローラの使用数を少なくするのに役立ってい
る。
【0054】前記構成の伝票発行機において、キャリッ
ジ駆動モータ83の正転または逆転動作に伴い、既述の
ようにキャリッジ82が案内軸81に沿ってプラテン2
8の長手方向に移動されるとともに、インクリボンカセ
ット85のインクリボンを走行させることができるか
ら、用紙挿入口7から差し込まれ用紙搬送通路Cを通っ
て印字部に通された伝票用紙、或いはトラクター11で
搬送されて印字部に通された連続用紙に対して、インク
リボンを用いて印字ヘッド84による印字をすることが
できる。
【0055】この印字動作は第2フレーム51が図3に
示される閉じ位置に配置された状態下で実施され、この
動作において用紙搬送通路Cに紙詰まりを生じた場合に
は、第2フレーム51は図4に示される開き位置に開か
れ、それによって、詰まった用紙を上方から除去するジ
ャム処理を簡単に実施できる。
【0056】そして、用紙搬送通路Cが図4に示される
ように閉じられている場合には、カム91は図16に示
されるように配置され、その第1カム面94上には、紙
送りローラ26、27に対して夫々別々に接離可能な第
2紙送りローラ群56の紙送りローラ58、59が夫々
支持されている。第1カム面94は紙送りローラ58、
59を紙送りローラ26、27に対して離すことがない
構成であるから、トーションばね66、67のばね力
で、紙送りローラ58はこれに対して対をなす紙送りロ
ーラ27に、また紙送りローラ59はこれに対して対を
なす紙送りローラ59に夫々押し付け保持されている。
【0057】そのため、対をなして互いに連動回転され
る紙送りローラ26、58および27、59による紙送
り動作とともに、第2トーションばね67により付勢さ
れた紙送りローラ57と、これが押し付けられた紙送り
ローラ24とによる紙送り動作により、単票用紙をプラ
テン28側に搬送できる。
【0058】また、用紙挿入口7からの用紙挿入および
印字部を通過した用紙のバックフィードの際には、カム
駆動歯車97が図16中反時計回りに回転されて、カム
91のラック96との噛み合い位置が変化される。そう
すると、カム91が斜め下方へ移動されるから、図17
に示されるようにカム91の第2カム面95が紙送りロ
ーラ58、59のローラ軸端部58a、59aと夫々係
合するにに伴い、紙送りローラ58、59がトーション
ばね66、67にばね力に抗して紙送りローラ26、5
8から夫々離れる。したがって、用紙搬送通路Cが開か
れて、この通路Cに対する単票用紙の挿入、または単票
用紙のバックフィードが可能になる。
【0059】用紙搬送路Cを閉じ状態とするには、図1
7に示された状態からカム駆動歯車97を時計回りに回
転させて、カム91を斜め上方に移動させればよく、そ
うすると、図16に示されるように第1カム面94が紙
送りローラ58、59のローラ軸端部58a、59aを
支持するので、用紙搬送装置Cが閉じることができる。
【0060】前記のように用紙搬送通路Cの開閉におい
て、カム91自体に形成したラック96とこれに噛み合
わされたラック駆動歯車97とにより、カム駆動歯車9
7の回転運動をカム91の往復運動に直接変換できる構
成であるので、これらカム91とカム駆動歯車97との
間に他の部品を設ける必要がない。そのため、用紙搬送
通路Cを開閉するための構成が簡単であるという利点が
ある。
【0061】さらに、カム駆動歯車97はその周囲に動
作スペースを要することなく回転してカム91を動かす
ことができるので、このカム駆動歯車97の回りのスペ
ースを他の部品の配設シペースとして活用できる。した
がって、部品の配設密度が向上されるから、伝票発行機
全体を小形にすることが可能である。
【0062】しかも、ラック96とカム駆動歯車97と
でカム91を直接駆動するので、カム91の移動を円滑
にできる。その上、カム91とカム駆動歯車97との間
に中継部品がないことに伴い、機構上において遊びが生
じる箇所が最小であるから、がた付くことがないととも
に、正確なタイミングでカム91を移動させて、移動不
能な紙送りローラ26、28に対して紙送りローラ5
8、59を接離させることができる。
【0063】さらに、紙送りローラ58、59に対する
トーションばね66、67による付勢力の作用線上にカ
ムガイド93を配置してあるから、前記付勢力でカム9
1が撓んで摺動長孔92が変形したり狭まったりするこ
とがないので、円滑にカム91を移動させることができ
る。
【0064】また、本実施例によれば、用紙搬送通路C
内を第1、第2の紙送りローラ群23、56により印字
部方向に搬送される単票用紙を、以下の理由によりスキ
ューを防止して印字部に搬送できる。
【0065】すなわち、第1フレーム21に取付けられ
た軸受31は、軸受孔33と軸受溝34とを備えてお
り、その軸受孔33には第1紙送りローラ群23をなす
紙送りローラ26、27のローラ軸端部が夫々回転自在
に支持され、かつ、軸受溝34には第2紙送りローラ群
56をなす紙送りローラ58、59のローラ軸端部が夫
々回転自在に支持されている。そして、両軸端部が非拘
束となっている第2紙送りローラ群56の紙送りローラ
58、59は、トーションばね66、67で第2用紙案
内板54側に付勢されているので、それにより、第2フ
レーム51が閉じ位置に配置された際に、両軸端部が軸
受孔33により拘束された第1紙送りローラ群23の紙
送りローラ26、27に、軸受溝34に両軸端部が支持
された紙送りローラ58、59を夫々別々に所定圧力で
押し付けることができる。
【0066】さらに、軸受溝34の幅Aによって、これ
に嵌入された第2紙送りローラ群56の紙送りローラ5
8、59のローラ軸端部が位置決めされる.それによ
り、互いに転接する紙送りローラ26、58および2
7、59を重なり方向から見たときに、紙送りローラ5
8、59の軸線が、軸受孔33に支持された紙送りロー
ラ26、27の軸線と交差することが防止される。
【0067】しかも、軸受溝34の奥行きBと長孔6
1、62とにより、軸受溝34に支持された第2紙送り
ローラ群56の紙送りローラ58、59を、軸受孔33
に拘束して支持された紙送りローラ26、27の径方
向、換言すれば、互いに接離する方向に自由に移動する
ことを許している。それにより、対をなす紙送りローラ
26、58相互および27、59相互を接触させて、こ
れら対をなす紙送りローラ26、58および27、59
の各軸線間の各部の相互間隔を一定に維持できる。
【0068】前記のように同じ軸受31に互いに接離さ
れる紙送りローラ26、58および27、59を夫々回
転自在に支持するので、第1、第2フレーム21、51
の相互位置、およびこれらに支持された第1、第2紙送
りローラ群23、56の相互位置のばらつきを自動的に
吸収して、互いに接離される紙送りローラ26、58お
よび27、59相互の軸線の平行度が損なわれたり、ロ
ーラ26、58および27、59相互を重なり方向から
見たときに軸線が交差することを防止できる。
【0069】したがって、軸線の平行度不良および軸線
の交差に基づく単票用紙等のスキューが防止されて、こ
の用紙を第1、第2の紙送りローラ群23、56により
印字部に搬送することができる。
【0070】しかも、以上のような自動調整に伴い、対
をなす紙送りローラ26、58および27、59相互の
位置調整を不要にできるので、組立ておよびメンテナン
ス等を容易にできる。
【0071】なお、本発明は前記一実施例には制約され
ない。例えば前記一実施例とは逆に軸受31を第2フレ
ーム51に取付けるとともに、この軸受31に両端部を
拘束して回転自在に支持される第1紙送りローラ群23
をなす紙送りローラ26、27を第2フレーム51に配
置し、第1フレーム21に、第2紙送りローラ群56を
なす紙送りローラ58、59と、長孔61、62と、連
結軸64、65と、トーションばね66、67とを夫々
設けて、かつ、前記軸受31にカム91を支持させると
ともに、第2フレーム51にカム駆動歯車を取り付けて
実施してもよい。
【0072】さらに、本発明において、カム91の第1
カム面94は省略して、この第1カム面相当部分は可動
し得る紙送りローラのローラ軸端部とは接触しないよう
にしてもよい。
【0073】また、本発明は伝票発行機以外のプリンタ
等にも適用できる。
【0074】
【発明の効果】以上詳記したように本発明は、移動不能
な紙送りローラにトーションばねの付勢力で押付けられ
る移動可能な紙送りローラを、用紙の搬送方向に移動可
能なカムにより前記移動不能な紙送りローラに接離させ
る構成を備えるものにあって、前記カムにその移動方向
に延びるラックを設けるとともに、このラックにカム駆
動歯車を噛み合わせて、この駆動歯車の回転によりカム
を移動させて前記移動可能な紙送りローラを固定の紙送
りローラに接離させる構成であるから、カムとカム駆動
歯車都の間にベルクランク等の他の部品を設ける必要が
なくなり、したがって、互いに接離可能な紙送りローラ
を簡単な構造で接離させることができるとともに、カム
駆動歯車の回りのスペースを他の部品の配設スペースと
して活用でき、部品の配設密度を向上できることに伴い
小形化を図るのに適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る用紙搬送装置を備えた
伝票発行機全体の構成を示す斜視図。
【図2】図1に示された伝票発行機の第1フレームの構
成を示す平面図。
【図3】同一実施例に係る伝票発行機の用紙搬送装置の
構成を用紙搬送通路が閉じた状態で示す断面図。
【図4】同一実施例に係る伝票発行機の用紙搬送装置の
構成を用紙搬送通路が開かれた状態で示す断面図。
【図5】(A)は同一実施例に係る第1フレームの一方
のフレーム側壁の構成を示す平面図。(B)は同一実施
例に係る第1フレームの一方のフレーム側壁の構成を示
す側面図。
【図6】(A)は同一実施例に係る第1フレームの他方
のフレーム側壁の構成を示す平面図。(B)は同一実施
例に係る第1フレームの他方のフレーム側壁の構成を示
す側面図。
【図7】図3中Z−Z線に沿って用紙搬送装置の構成を
示す断面図。
【図8】図3中Y−Y線に沿う部分断面図。
【図9】(A)は同一実施例に係る軸受の構成を示す正
面図。(B)は同一実施例に係る軸受の構成を示す側面
図。
【図10】同一実施例に係る軸受回りの構成を示す斜視
図。
【図11】同一実施例に係る軸受とその取付け用の凹み
とを示す斜視図。
【図12】同一実施例に係る軸受とカムの一部とを分解
して示す斜視図。
【図13】同一実施例に係るカムの構成を示す平面図。
【図14】同一実施例に係るカムの構成を図13中矢印
X方向から見て示す側面図。
【図15】同一実施例に係るカムの構成を図14中矢印
W−W線に沿って示す断面図。
【図16】同一実施例に係るカムの取付け部回りの構成
を紙送りローラ相互を接触させる状態において示す側面
図。
【図17】同一実施例に係るカムの取付け部回りの構成
を紙送りローラ相互を離間させる状態において示す側面
図。
【図18】従来例に係るカム動作手段の構成を紙送りロ
ーラ相互が接触された状態において示す側面図。
【図19】同従来例に係るカム動作手段の構成を紙送り
ローラ相互が離間された状態において示す側面図。
【符号の説明】
23…第1紙送りローラ群、 26、27…紙
送りローラ、C…用紙案内通路、 5
6…第2紙送りローラ群、58、59…紙送りローラ、
58a,59a…ローラ軸端部、66…トー
ションばね(付勢手段)、 91…カム、92…摺動長
孔、 93…カムガイド、95…第
2カム面、 96…ラック、97…カ
ム駆動歯車。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の紙送りローラからなる第1紙送り
    ローラ群と、前記各紙送りローラに夫々別々に接触され
    る複数本の紙送りローラからなる第2紙送りローラ群と
    を備え、 いずれか一方の紙送りローラ群を他方の紙送りローラ群
    に対して接離可能に設けるとともに、前記一方の紙送り
    ローラ群側にこのローラ群の各紙送りローラを他方の紙
    送りローラ群の各紙送りローラに押し付ける付勢手段を
    設け、 前記他方の紙送りローラ群側にカムガイドを設け、 前記一方の紙送りローラ群の各紙送りローラのローラ軸
    端部と係合して、これら紙送りローラを前記他方の紙送
    りローラ群の各紙送りローラから離すカム面を有したカ
    ムを、前記第1、第2の紙送りローラ群間に形成される
    用紙搬送通路を通る用紙の搬送方向に移動可能に前記カ
    ムガイドに支持し、 前記カムにその移動方向に延びるラックを設けるととも
    に、このラックにカム駆動歯車を噛み合わせたことを特
    徴とする用紙搬送装置。
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