JPH07238045A - フェニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類及びその製造方法並びにフェニル置換ヒドロキシシクロペンタノンの製造方法 - Google Patents

フェニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類及びその製造方法並びにフェニル置換ヒドロキシシクロペンタノンの製造方法

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JPH07238045A
JPH07238045A JP6051217A JP5121794A JPH07238045A JP H07238045 A JPH07238045 A JP H07238045A JP 6051217 A JP6051217 A JP 6051217A JP 5121794 A JP5121794 A JP 5121794A JP H07238045 A JPH07238045 A JP H07238045A
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式[I]で表わされるフェニル置換ヒドロキ
シシクロペンテノン類。 〔例えば、 〕 【効果】 この化合物は、フェニル置換プロスタグラン
ジンE類の合成中間体として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の医薬品として有
用なフェニル置換プロスタグランジン(以下フェニル置
換PGと略称する)E類を得るための有用な新規な中間
体、その製造方法及びかかるフェニル置換PGE類を有
利に製造し得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロスタグランジン(以下PGと略称す
る)類は微量で種々の重要な生理作用を示すことから、
医薬への応用を意図した検討が活発に行なわれている。
【0003】中でもプロスタグランジンE(以下PGE
と略称する)類は、天然PG類のみならず多くの類縁体
が合成されてその生物活性が検討され、いくつかの化合
物が医薬品として実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】PGE類の類縁体展開
として、5員環部に結合するα鎖及びω鎖の展開が種々
行なわれてきた。
【0005】中でもα鎖は、その型により薬効プロファ
イル・代謝安定性が大きく変化するため特に重要であ
る。
【0006】しかしながら従来、PGE類のα鎖として
フェニル基が5員環に直接結合したフェニル置換PGE
類は知られておらず、従ってこれらの有効な製造法はな
かった。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは鋭
意検討を行なった結果、以下に示すような新規な中間体
及びそれらを用いたフェニル置換PGE類の有効な製造
法を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明者らは、下記反応式に示
すように、式[III]のフラン誘導体を酸触媒存在下
転位反応させて式[IV]の化合物とし、これを酸性条
件または塩基性条件下で異性化反応させ、必要に応じて
その水酸基を保護することにより、式[I]の新規なフ
ェニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類を得ることが
でき、更にこの式[I]のフェニル置換ヒドロキシシク
ロペンテノン類に式[V]で示される求核試薬を反応さ
せることにより、式[II]のフェニル置換ヒドロキシ
シクロペンタノン類が得られることを見い出した。この
フェニル置換ヒドロキシシクロペンタノン類[II]は
そのまま、あるいは必要に応じて、加水分解、保護基の
除去、官能基の変換等を行なうことによりフェニル置換
PGE類へ導くことができる。
【0009】また、フェニル置換ヒドロキシシクロペン
テノン類[I]の両対掌体の混合物を酵素分割すること
により、光学活性な[I]を得ることができ、これを用
いることにより、対応する光学活性なフェニル置換ヒド
ロキシシクロペンタノン類[II]、さらには光学活性
なフェニル置換PGE類を効率的に製造することができ
る。
【0010】
【化8】 [式中、Zは水素原子または水酸基の保護基を示し、
は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキ
ル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のア
ルキルチオ基、ニトロ基、シアノ基またはアミノ基を示
す。Xはハロゲン原子、 −Y1 h(CR(CH2 (CR
(式中、Y及びYはそれぞれ酸素原子または硫黄原
子を示し、Aはビニレン基、エチニレン基、またはアレ
ンの両端の炭素原子から1個ずつ水素原子を除いてでき
る2価の基を示し、R、R、R及びRは水素原
子、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4の
アルコキシ基を示し、Qは水素原子、 −COOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、
シアノ基、水酸基、 −OCOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、 −CONR (式中、R及びRは水素原子、炭素数1〜6のアル
キル基またはフェニル基を示す。)で表される基または
フェニル基を示し、h、n、q、sは0または1を示
し、m、p、rは0〜5の整数を示す。
【0011】また、Xは −T−(CH−C(R(2−k)(OZ
−R10 (式中、TはCHCH、CH=CH、またはC≡C
より選ばれる基を示し、j及びkはそれぞれ独立に0、
1または2の整数を示し、Rは(2−k)個の水素原
子、炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のア
ルコキシ基を示し、R10は炭素数1〜10のアルキル
基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数1〜10の
アルキニル基、フェニル基、フェノキシ基、「ハロゲン
原子、トリフルオロメチル基、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基」で置換されたフェニ
ル基もしくはフェノキシ基、あるいは−B−D(Bは炭
素数1〜4のアルキレン基を、Dはフェニル基、フェノ
キシ基、「ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、炭素
数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、
フェニル基もしくはフェノキシ基」で置換されたフェニ
ル基もしくはフェノキシ基または炭素数5〜7のシクロ
アルキル基を示す。)で表される基を示し、Zは水素
原子または水酸基の保護基を示し、ただしTがC≡Cな
る基の場合水酸基の保護基を示す。MはLi、Na、
K、Mg、Ca、Ti、Zr、Ni、Cu、Zn、A
l、Snより選ばれる金属または該金属を含む基を示
す。] 従って、本発明は、新規な中間体であるフェニル置換ヒ
ドロキシシクロペンテノン類[I]とその製造法及び光
学分割法、並びにフェニル置換ヒドロキシシクロペンテ
ノン類[I]を用いるフェニル置換ヒドロキシシクロペ
ンタノン類[II]の新規な製造法を提供するものであ
る。
【0012】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の第1発明は、下記式[I]で表される新規なフ
ェニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類に係わる。
【0013】
【化9】
【0014】ここで、Z1 は水素原子または水酸基の保
護基を示す。本発明において、水酸基の保護基とはPG
の分野で通常用いられるものでよく、例えば置換シリル
基(トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、t−ブ
チルジメチルシリル基、t−ブチルジフェニルシリル
基、フェニルジメチルシリル基など)、テトラヒドロピ
ラニル(THP)基、テトラヒドロフラニル基、アルコ
キシアルキル基(メトキシメチル基、エトキシエチル基
など)、ベンジルオキシメチル基、ベンジル基、トリチ
ル基、アシル基(ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル
基など)を挙げることができる。ハロゲン原子とは、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子であ
る。
【0015】Xはフェニル基上の置換基を表し、水素
原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素
数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ
基、ニトロ基、シアノ基またはアミノ基を示す。炭素数
1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロプ
ロピル基、シクロペンチル基、またはシクロヘキシル基
などが挙げられる。炭素数1〜6のアルコキシ基として
は、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−
プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、t−
ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、シ
クロプロポキシ基、シクロペンチルオキシ基、またはシ
クロヘキシルオキシ基などが挙げられる。炭素数1〜6
のアルキルチオ基としては、メチルチオ基、エチルチオ
基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブ
チルチオ基、i−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基、ペ
ンチルチオ基、ヘキシルチオ基、シクロプロピルチオ
基、シクロペンチルチオ基、またはシクロヘキシルチオ
基などが挙げられる。
【0016】Xは、α鎖としての官能基を有するフェ
ニル基上の側鎖、またはα鎖の導入・変換が可能なフェ
ニル基上の置換基を表し、ハロゲン原子、 −Y1 h(CR(CH2 (CR
(式中、Y及びYはそれぞれ酸素原子または硫黄原
子を示し、Aはビニレン基、エチニレン基、またはアレ
ンの両端の炭素原子から1個ずつ水素原子を除いてでき
る2価の基を示し、R、R、R及びRは水素原
子、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4の
アルコキシ基を示し、Qは水素原子、 −COOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
または炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表され
る基、シアノ基、水酸基、 −OCOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、 −CONR (式中、R及びRは水素原子、炭素数1〜6のアル
キル基またはフェニル基を示す。)で表される基または
フェニル基を表す。なお、h,n,q,sは0または1
を示し、m,p,rは0〜5の整数を示す。
【0017】炭素数1〜4のアルキル基としては、具体
的にはメチル基、エチル基、プロピル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基または
シクロプロピル基を挙げることができる。炭素数1〜4
のアルコキシ基としては、具体的にはメトキシ基、エト
キシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブ
トキシ基、i−ブトキシ基、t−ブトキシ基またはシク
ロプロポキシ基を挙げることができる。炭素数1〜6の
アルキル基としては、具体的には前記と同じものを挙げ
ることができる。炭素数2〜6のアルケニル基として
は、具体的にはビニル基、アリル基、2−ブテニル基、
3−メチル−2−ブテニル基または3−メチル−2−ペ
ンテニル基などを挙げることができる。
【0018】上記Xの具体的な例としては、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子、水酸基、メトキシ基、アリ
ルオキシ基、ベンジルオキシ基、チオ−ル基、メチルチ
オ基、ベンジルチオ基、更に下記式で示されるものなど
が挙げられる。
【0019】
【化10】
【0020】
【化11】
【0021】本発明の第2発明は、上記式[I]のフェ
ニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類の製造法に係わ
る。これは、下記式[III]のフラン誘導体を酸触媒
の存在下転位反応させて式[IV]の化合物とし、これ
を酸性条件または塩基性条件下で異性化反応させ、必要
に応じて水酸基を保護するものである。
【0022】ここで、原料であるフラン誘導体[II
I]は、フランの2−リチオ体(1)と、置換フェニル
アルデヒド(2)を反応させる方法(反応式1)、また
はフルフラ−ル(3)に置換フェニルの求核試薬(4)
を反応させる方法(反応式2)等で合成することができ
る。
【0023】
【化12】
【0024】フラン誘導体[III]は、酸触媒存在下
加熱すると転位反応が起こり、式[IV]の化合物とな
り、続いて酸性条件または塩基性条件下で異性化させ必
要に応じて水酸基を保護することにより、フェニル置換
ヒドロキシシクロペンテノン類[I]が製造できる(反
応式3)。
【0025】
【化13】
【0026】転位反応は、そのままあるいは適当な溶媒
中で行なうことができる。溶媒としては、水、あるい
は、エ−テル系(ジエチルエ−テル、ジオキサン、テト
ラヒドロフランなど)、ハロゲン系(ジクロロメタン、
ジクロロエタンなど)、ケトン系(アセトン、メチルイ
ソブチルケトンなど)、エステル系(酢酸エチルな
ど)、脂肪族炭化水素系(ヘキサン、ヘプタン、シクロ
ヘキサンなど)または芳香族炭化水素系(ベンゼン、ト
ルエン、ジクロロベンゼンなど)の有機溶媒を単独また
は混合して用いることができる。好ましくは水とテトラ
ヒドロフランの混合溶媒である。
【0027】酸触媒としては、無機酸(塩酸、硫酸な
ど)あるいは有機酸(酢酸、トリフルオロ酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸など)をフラン誘
導体[III]に対して0.001〜100当量、好ま
しくは0.01〜1当量用いる。反応温度は、0℃〜溶
媒の還流温度、好ましくは50〜100℃である。
【0028】反応時間は、基質や反応温度により異なる
が、通常0.5〜24時間、特に3〜15時間である。
反応溶液を中和後、適当な有機溶媒で抽出すれば化合物
[IV]が得られる。化合物[IV]は精製してあるい
は粗製物のまま次の反応に用いることができる。
【0029】異性化反応は、そのままあるいは適当な溶
媒中で行なうことができる。溶媒としては、水、あるい
は、エ−テル系(ジエチルエ−テル、ジオキサン、テト
ラヒドロフランなど)、ハロゲン系(ジクロロメタン、
ジクロロエタンなど)、ケトン系(アセトン、メチルイ
ソブチルケトンなど)、エステル系(酢酸エチルな
ど)、脂肪族炭化水素系(ヘキサン、ヘプタン、シクロ
ヘキサンなど)または芳香族炭化水素系(ベンゼン、ト
ルエン、ジクロロベンゼンなど)の有機溶媒を単独また
は混合して用いることができる。酸性または塩基性条件
下どちらでも反応は進行するが、好ましくは塩基性条件
下で反応することが望ましい。酸触媒としては、無機酸
(塩酸、硫酸など)あるいは有機酸(酢酸、トリフルオ
ロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸な
ど)を化合物[IV]に対して0.01〜100当量、
好ましくは0.01〜1当量用いる。塩基性触媒として
は、有機アミン(トリエチルアミン、ピリジン、N−メ
チルモルホリン、ジアザビシクロウンデセンなど)、金
属酸化物(アルミナ、シリカゲルなど)、無機塩基(水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウム
など)を単独または混合して用いることができる。使用
量は、塩基によって異なり、化合物[IV]に対して
0.001〜100当量であり、これは同時に溶媒とし
て用いることもでき、好ましくは化合物[IV]に対し
て0.01〜50当量用いる。反応温度は−40〜10
0℃、好ましくは−20〜50℃である。反応時間は、
基質、溶媒や反応温度により異なるが、通常5分〜20
時間、特に30分〜5時間である。なお、本反応におい
て、クロラ−ル(ClCCHO)などの電子吸引性基
を持つアルデヒドを化合物[IV]に対して0.1〜3
当量程度共存させておくと、反応がスム−ズに進行し、
生成物の純度も高くなる。
【0030】反応溶液を中和後、適当な有機溶媒で抽
出、再結晶あるいはカラムクロマトグラフィ−等で精製
すればフェニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類
[I](Zが水素原子)が得られる。水酸基の保護は
通常の方法で行なうことができ、フェニル置換ヒドロキ
シシクロペンテノン類[I](Zが水酸基の保護基)
に容易に誘導できる。
【0031】上記の方法によれば、式[I]のフェニル
置換ヒドロキシシクロペンテノン類を容易かつ確実に、
しかも高収率で合成できる。
【0032】本発明の第3発明は、上記式[I]のフェ
ニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類の両対掌体の混
合物を酵素で処理することからなる光学分割法に係わ
る。
【0033】すなわち、フェニル置換ヒドロキシシクロ
ペンテノン類[I]のエステル体[Zがアシル基(ホ
ルミル基、アセチル基、ベンゾイル基など)の場合]を
酵素により不斉水解するか、フェニル置換ヒドロキシシ
クロペンテノン類[I]の水酸基体(Zが水素原子の
場合)を酵素により不斉エステル化することで、両対掌
体を分割することができる。酵素としては、微生物また
は動植物由来のエステラ−ゼあるいはリパ−ゼを用い
る。具体的には、シュ−ドモナス属、アスペルギルス
属、ムコ−ル属、カンジダ属、リゾプス属、サッカロマ
イセス属等の微生物由来のリパ−ゼ、あるいはステアプ
シン、パンクレアチン、ブタ肝臓エステラ−ゼ、ブタ膵
臓リパ−ゼ、小麦胚芽リパ−ゼ等の動植物由来の酵素が
挙げられる。反応は水溶液中または有機溶媒中あるいは
それらの混合液中で行なうことができる。水溶液として
は、通常、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムのような
無機酸塩の緩衝液、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウ
ムのような有機酸塩の緩衝液を用いることが望ましい。
有機溶媒としては、ヘプタン、トルエン、メチルイソブ
チルケトン、ジクロロメタン、ジエチルエ−テルなどを
挙げることができる。
【0034】なお、不斉エステル化を行なう場合には、
酢酸ビニル、酢酸トリクロロエチル等のエステル源を共
存させて行なう。反応液のpH、反応温度、反応時間
は、基質や酵素により異なるが、通常pHは5〜10、
温度は10〜50℃に保つことが望ましい。反応時間は
通常2時間〜10日間である。反応終了後、生成物を有
機溶媒で抽出し、再結晶あるいはカラムクロマトグラフ
ィ−で両異性体を分離することにより、光学活性なフェ
ニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類[IR],
[IS]が得られる。
【0035】
【化14】
【0036】本発明の第4発明は、上記式[I]のフェ
ニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類を式[V]の求
核試薬と反応させてω鎖X3を導入することからなる式
[II]のフェニル置換ヒドロキシシクロペンタノン類
の製造法に係わる。ここで得られたフェニル置換ヒドロ
キシシクロペンタノン類[II]は、さらにはフェニル
置換PGE類を製造することができる。(反応式4)
【0037】
【化15】
【0038】この場合、Z、X、Xは上記と同様
の意味を示し、Xはω鎖であり、 −T−(CH−C(R(2−k)(OZ
−R10 で表される基である。
【0039】但し、式中、TはCHCH、CH=C
H、またはC≡Cより選ばれる基を示し、j及びkはそ
れぞれ独立に0、1または2の整数を示し、Rは(2
−k)個の水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または
炭素数1〜4のアルコキシ基を示し、R10は炭素数1
〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、
炭素数2〜10のアルキニル基、フェニル基、フェノキ
シ基、「ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、炭素数
1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基」で
置換されたフェニル基もしくはフェノキシ基、あるいは
−B−D(Bは炭素数1〜4のアルキレン基を、Dはフ
ェニル基、フェノキシ基、「ハロゲン原子、トリフルオ
ロメチル基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6
のアルコキシ基、フェニル基もしくはフェノキシ基」で
置換されたフェニル基もしくはフェノキシ基または炭素
数5〜7のシクロアルキル基を示す。)で表される基を
示す。
【0040】炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1
〜6のアルコキシ基は前記と同様のものを挙げることが
できる。炭素数1〜10のアルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、i−プロピル基、ブチル
基、i−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基、オクチル基、1−メチルペンチル
基、2−メチルペンチル基、1−メチルヘキシル基、2
−メチルヘキシル基、2、4−ジメチルペンチル基、2
−エチルペンチル基、2−メチルペプチル基、2−エチ
ルヘキシル基、2−プロピルペンチル基、シクロプロピ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、4−メチ
ルシクロペンチル基、2、5−ジメチルシクロヘキシル
基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル
基、シクロペンチルエチル基、またはシクロヘキシルエ
チル基などを挙げることができる。
【0041】炭素数2〜10のアルケニル基としては、
ビニル基、アリル基、1−ブテニル基、2−ブテニル
基、1−ペンテニル基、2−ヘキセニル基、3−メチル
−2−ブテニル基または3−メチル−2−ペンテニル
基、2,6−ジメチル−5−ヘプテニル基などを挙げる
ことができる。炭素数2〜10のアルキニル基として
は、エチニル基、1−プロピニル基、1−ブチニル基、
1−メチル−3−ペンチニル基、1−メチル−3−ヘキ
シニル基、2−メチル−3−ヘキシニル基などを挙げる
ことができる。炭素数5〜7のシクロアルキル基として
は、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプ
チル基、または4−メチルシクロヘキシル基などを挙げ
ることができる。
【0042】また、Z2は水素原子または水酸基の保護
基を示すが、TがC≡Cである場合はZ2は水酸基の保
護基のみを表わす。なお、水酸基の保護基はZ1で説明
した場合と同様のものを例示することができる。
【0043】一方、MはLi、Na、K、Mg、Ca、
Ti、Zr、Ni、Cu、Zn、Al、Snより選ばれ
る金属または該金属を含む基を示す。具体的には、L
i、MgBr、MgI、ZnBr、ZnI、CuLi、
Cu(CN)Li、CuMe(CN)Li、Et
l、EtAlLi、Cu(SPh)Li、(2−チエ
ニル)Cu(CN)Liなどを挙げることができる。
【0044】より具体的には、求核試薬としては、通常
PG類のω鎖導入反応に用いられるもので、Xの種類
によりリチウム試薬、銅−リチウム試薬、グリニヤ−ル
(マグネシウム)試薬、亜鉛試薬、アルミニウム試薬な
どが用いられる。特にX中のTがCHCHの場
合、ZnIX3 、Cu(CN)LiX3 が好ましく、Tが
CH=CHの場合、(2−チエニル)Cu(CN)Li
3 が好ましく、TがC≡Cの場合、EtAlX3
好ましく用いられる。求核試薬は化合物[I]に対し
て、0.5〜4当量、好ましくは0.8〜2当量用い
る。
【0045】反応溶媒としては、反応を阻害しないもの
であればよく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエ
−テル、ヘキサン、ペンタン、ベンゼン、トルエン等が
挙げられる。反応温度は、求核試薬により異なり、−1
00℃〜溶媒の還流温度、通常−70〜40℃である。
反応時間は、基質、溶媒や反応温度により異なるが、通
常5分〜50時間である。
【0046】フェニル置換ヒドロキシシクロペンタノン
類[II]はそのまま、あるいは必要に応じて、加水分
解、保護基の除去、官能基の変換等を行なうことにより
フェニル置換PGE類へ導くことができる。
【0047】なお、フェニル置換ヒドロキシシクロペン
テノン類[I]を両対掌体の混合物として用いた場合、
得られるフェニル置換ヒドロキシシクロペンタノン類
[II]、さらにはフェニル置換PGE類は5員環部の
水酸基について両対掌体の混合物となる。しかしなが
ら、ω鎖であるX部分に光学活性な水酸基等がある場
合、化合物[II]はジアステレオマ−混合物となるた
め再結晶あるいはカラムクロマトグラフィ−等で分離す
ることができ、光学活性なフェニル置換ヒドロキシシク
ロペンタノン類[II]、さらには光学活性なフェニル
置換PGE類を得ることができる(反応式5)。(*は
光学活性を示す。)
【0048】
【化16】
【0049】また、上記第3発明で得られた光学活性な
フェニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類[IR],
[IS]を用いることにより、異性体を分離することな
く、光学活性なフェニル置換ヒドロキシシクロペンタノ
ン類[II]、さらには光学活性なフェニル置換PGE
類を得ることができる(反応式6)。(*は光学活性を
示す。)
【0050】
【化17】
【0051】
【発明の効果】本発明の第1発明のフェニル置換ヒドロ
キシシクロペンテノン類[I]は医薬品としての用途が
期待されるフェニル置換プロスタグランジンE類の合成
中間体として有用である。さらに本発明の第4発明の方
法によれば、フェニル置換プロスタグランジンE類を効
率的に製造することができる。加えて本発明の第2,3
発明の方法によれば、光学活性なフェニル置換ヒドロキ
シシクロペンテノン類[I]及び光学活性なフェニル置
換プロスタグランジンE類を効率的に製造することがで
きる。
【0052】
【実施例】以下、実施例及び参考例を挙げて本発明をさ
らに詳しく説明する。なお、下記例において、Meはメ
チル基、Etはエチル基、n−Buはn−ブチル基、T
BSはt−ブチルジメチルシリル基を示す。
【0053】
【化18】
【0054】フラン(10.32ml,141.8mm
ol)のTHF(100ml)溶液に−78℃でn−B
uLi(71.5ml,121.6mmol,1.70
Mのヘキサン溶液)を滴下した後、30分かけて0℃に
昇温し、再び−78℃に冷却した。ジエチルアルミニウ
ムクロリド(134.4ml,131.7mmol,
0.98Mのヘキサン溶液)を滴下した後、30分間撹
はんした。−78℃で化合物1(19.68g,10
1.3mmol)のTHF(5ml)溶液を加え、2時
間かけて室温に昇温した。0℃で反応液に水(9.27
ml)とTHF(13.9ml)の混合液をゆっくり加
えた後、室温に昇温し、続いてNaF(37g)および
セライト(31g)を加えた。1時間撹はんした後、濾
過した。濾液を減圧下濃縮して化合物2の粗生成物(2
5.2g)を得た。得られた粗生成物をそのまま次の反
応に用いた。
【0055】
【化19】
【0056】前の反応で得られた化合物2の粗生成物
(21.2g)のTHF(202ml)および水(2
5.2ml)溶液にp−トルエンスルホン酸一水和物
(1.07g,5.66mmol)を加え、70℃で1
2時間撹はんした。室温に冷却後、飽和重曹水溶液を加
えて中和し、次いで反応液を酢酸エチル(2×100m
l)で抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥した後、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物3
の粗生成物(27g)を得た。得られた粗生成物をその
まま次の反応に用いた。
【0057】
【化20】
【0058】前の反応で得られた化合物3の粗生成物
(22g)のTHF(161ml)溶液にクロラール
(0.78ml,8.09mmol),トリエチルアミ
ン(16.8ml,121mmol)を加え、室温で1
時間撹はんした。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液
(100ml)を加えた後、酢酸エチル(2×100m
l)で抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥した後、濾過した。濾液を減圧下濃縮して得られた
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
して、化合物4(10.9g)を化合物1からの収率4
1%で得た。
【0059】
【化21】
【0060】0℃で化合物4(6.2g,23.6mm
ol)の塩化メチレン(23.6ml)溶液にトリエチ
ルアミン(4.91ml,35.5mmol),N,N
−ジメチルアミノピリジン(57.7mg,0.472
mmol),t−ブチルジメチルシリルクロリド(4.
97g,30.7mmol)を加え、室温に昇温した
後、14時間撹はんした。飽和重曹水溶液(50ml)
を加えた後、エーテル(2×50ml)で抽出した。得
られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、濾過し
た。濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製して化合物5(8.
18g)を収率92%で得た。化合物5の分析値を以下
に示す。
【0061】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.15及び0.16(2s,6H),0.93(s,
9H),2.48(dd,J=2.3,18.2Hz,
1H),2.93(dd,J=6.0,18.2Hz,
1H),3.81(s,3H),4.66(s,2
H),4.97〜5.03(m,1H),6.88〜
6.95(m,1H),7.27〜7.35(m,3
H),7.53(d,J=2.6Hz,1H). 13C−NMR(CDCl3,75MHz) δ −4.7,18.1,25.7,46.6,52.2,
65.3,68.2,113.8,115.3,12
1.0,129.5,132.1,142.9,15
7.7,169.2,203.6.
【0062】[実施例3]実施例1及び実施例2と同様
にして化合物6を得た。
【0063】
【化22】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.17及び0.18(2s,6H),0.94(s,
9H),2.44(dd,J=2.3,18.0Hz,
1H),2.87(dd,J=6.1,18.0Hz,
1H),3.78(s,3H),4.62(s,2
H),5.02〜5.10(m,1H),6.80
(d,J=8.3Hz,1H),7.02(dt,J=
1.0,7.6Hz,1H),7.22〜7.32
(m,1H),7.72(dd,J=1.7,7.7H
z,1H),7.96(d,J=2.5Hz,1H).
【0064】[実施例4]実施例1及び実施例2と同様
にして化合物7を得た。
【0065】
【化23】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.14 及び0.16(2s,6H),0.92
(s,9H),2.45(dd,J=2.4,18.2
Hz,1H),2.90(dd,J=6.0,18.2
Hz,1H),3.79(s,3H),4.64(s,
2H),4.98(dt,J=6.0,2.4Hz,1
H),6.87〜6.94(m,2H),7.45
(d,J=2.6Hz,1H),7.65〜7.72
(m,2H).
【0066】
【化24】
【0067】フラン(10.37ml,142.6mm
ol)のTHF(300ml)溶液に−78℃でn−B
uLi(69.3ml,1.87Mのヘキサン溶液,1
29.7mmol)を滴下し、−40℃で1時間撹拌し
た後、再び−78℃に冷却した。これに2−ブロモベン
ズアルデヒド(24.0g,129.7mmol)を滴
下し、1時間かけて室温まで昇温した。飽和NH4Cl
水溶液(300ml)を加え、エーテル(2×100m
l)で抽出した。得られた有機層をMgSO4で乾燥し
た後、濾過した。濾液を減圧下濃縮して、化合物8の粗
生成物(32.5g,〜100%)を得た。得られた粗
生成物をこのまま次の反応に用いた。
【0068】
【化25】
【0069】前の反応で得られた化合物8の粗生成物
(32.5g),THF(225ml),水(28m
l)の混合物に、p−TsOH・H2O(1.28g,
6.75mmol)を加え、75℃で20時間撹拌し
た。室温に冷却した後、酢酸エチル(100ml)を加
え、有機層を分離した。水層を酢酸エチル(2×100
ml)で抽出した。得られた有機層を飽和NaHCO3
水溶液(200ml)で洗浄し、MgSO4で乾燥し
た。濾過後、濾液を減圧下濃縮して得られた粗生成物を
酢酸エチル(100ml)に溶解し、短いシリカゲルカ
ラムを通した後、減圧下濃縮して化合物9(30.0
g,収率92%)を得た。
【0070】
【化26】
【0071】化合物9(10.0g,40mmol)の
THF(80ml)溶液にクロラール(0.39ml,
4.05mmol),トリエチルアミン(5.55m
l,40mmol)を加え、室温で1時間撹はんした。
反応液に飽和NH4Cl水溶液(50ml)を加え、酢
酸エチル(2×50ml)で抽出した。得られた有機層
をMgSO4で乾燥し、濾過した。濾液を減圧下濃縮し
て得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
により精製して、化合物10(8.3g)を収率83%
で得た。以下に化合物9及び化合物10の分析値を示
す。 化合物9 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 3.73(d,J=2.8Hz,1H),5.02(b
r s,1H),6.30(dd,J=1.4,5.9
Hz,1H),6.96〜7.60(m,5H). 化合物10 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 2.51(dd,J=2.2.18.5Hz,1H),
2.99(dd,J=6.2.18.5Hz,1H),
5.08〜5.17(m,1H),7.17〜7.37
(m,3H),7.60〜7.65(m,1H),7.
64(d,J=2.4Hz,1H). 13C−NMR(CDCl3,75MHz) δ 44.6,67.9,122.6,127.1,12
9.8,130.7,132.0,132.9,14
5.2,161.1,203.6.
【0072】[実施例6]実施例5と同様にして化合物
11及び化合物12を得た。以下に分析値を示す。
【0073】
【化27】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 3.43(d,J=2.8Hz,1H),4.96(b
r s,1H),6.34(dd,J=0.9Hz,
5.8Hz,1H),7.03(d,J=8.5Hz,
2H),7.48(d,J=8.5Hz,2H),7.
63(dd,J=2.2,5.8Hz,1H).
【0074】
【化28】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 2.52(dd,J=2.3,18.6Hz,1H),
3.21(dd,J=6.2,18.6Hz,1H),
5.04〜5.10(m,1H),7.52(d,J=
8.8Hz,2H),7.61(d,J=8.8Hz,
2H),7.65(d,J=2.6Hz,1H).
【0075】[実施例7]実施例5と同様にして化合物
13及び化合物14を得た。以下に分析値を示す。
【0076】
【化29】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 3.43(d,J=3.0Hz,1H),4.98(b
r s,1H),6.35(dd,J=5.8,1.4
Hz,1H),7.08(d,J=7.7Hz,1
H),7.17〜7.33(m,2H),7.43(d
t,J=8.0,1.0Hz,1H),7.63(d
d,J=1.6,5.8Hz,1H).
【0077】
【化30】
【0078】[実施例8]実施例2と同様にして化合物
15を得た。以下に分析値を示す。
【0079】
【化31】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.16及び0.17(2s,6H),0.94(s,
9H),2.48(dd,J=2.3,18.2Hz,
1H),2.93(dd,J=6.1,18.2Hz,
1H),5.05〜5.12(m,1H),7.16〜
7.37(m,3H),7.55(d,J=2.4H
z,1H),7.62(dd,J=1.0,8.0H
z,1H). 13C−NMR(CDCl3,75MHz) δ −4.6,18.1,25.8,45.5,68.8,
122.8,127.1,129.8,130.9,1
32.2,133.1,144.8,161.2,20
2.9.
【0080】[実施例9]実施例2と同様にして化合物
16を得た。以下に分析値を示す。
【0081】
【化32】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.15及び0.17(2s,6H),0.93(s,
9H),2.48(dd,J=2.3,18.3Hz,
1H),2.93(dd,J=6.1,18.3Hz,
1H),4.95〜5.03(m,1H),7.48〜
7.53(m,2H),7.54(d,J=2.6H
z,1H),7.57〜7.63(m,2H).
【0082】[実施例10]実施例2と同様にして化合
物17を得た。以下に分析値を示す。
【0083】
【化33】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.16及び0.17(2s,6H),0.93(s,
9H),2.49(dd,J=2.3,18.2Hz,
1H),2.94(dd,J=6.0,18.2Hz,
1H),4.96〜5.04(m,1H),7.20〜
7.30(m,1H),7.48(d,J=8.0H
z,1H),7.55(d,J=2.5Hz,1H),
7.66(d,J=7.7Hz,1H),7.85
(t,J=1.7Hz,1H). 13C−NMR(CDCl3,75MHz) δ −4.7,18.0,25.7,46.4,68.1,
122.4,126.0,129.8,130.2,1
31.7,132.6,141.8,158.0,20
3.0.
【0084】
【化34】
【0085】4−ペンテノイック酸エチルエステル(2
56mg,2mmol)に、9−ボラビシクノナンのT
HF溶液(0.5M,4ml,2mmol)を0℃で加
え、室温で4時間撹拌した。これに化合物16(36
7.4mg,1mmol)、THF(2ml),Cl2
Pd(dppf)(18.3mg,0.025mmo
l)、K3PO4(327.4mg,1.5mmol)を
加え、60〜70℃で4時間撹はんした。室温に冷却
後、飽和NH4Cl水溶液(10ml)を加え、酢酸エ
チル(2×10ml)で抽出した。得られた有機層をM
gSO4で乾燥し、濾過した。濾液を減圧下濃縮して得
られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
により精製して、化合物17(4.08g)を収率98
%で得た。以下に分析値を示す。
【0086】 1H−NMR(CDCl3,300MHz)
δ 0.15及び0.17(2s,6H),0.93(s,
9H),1.30〜1.80(m,4H),2.33
(t,J=7.1Hz,2H),2.48(dd,J=
2.3,18.2Hz,1H),2.64(t,J=
7.0Hz,2H),2.92(dd,J=6.0,1
8.2Hz,1H),3.66(s,3H),4.97
〜5.04(m,1H),7.19(d,J=8.1H
z,2H),7.49(d,J=2.6Hz,1H),
7.62(d,J=8.1Hz,2H).
【0087】[実施例12]実施例11と同様にして化
合物18を得た。分析値を以下に示す。
【0088】
【化35】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.16及び0.17(2s,6H),0.93(s,
9H),1.25(t,J=7.1Hz,3H),1.
50〜1.95(m,4H),2.32(t,J=7.
2Hz,2H),2.49(dd,J=2.3,18.
2Hz,1H),2.64(t,J=7.4Hz,2
H),2.93(dd,J=6.1,18.2Hz,1
H),4.12(q,J=7.1Hz,2H),5.0
1(dt,J=2.4,6.0Hz,1H),7.17
(d,J=7.6Hz,1H),7.29(t,J=
8.0Hz,1H),7.51(d,J=6.2Hz,
1H),7.52(d,J=7.6Hz,1H).
【0089】[実施例13]実施例11と同様にして化
合物19を得た。分析値を以下に示す。
【0090】
【化36】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.16及び0.17(2s,6H),0.93(s,
9H),1.90〜2.03(m,2H),2.34
(t,J=7.4Hz,2H),2.48(dd,J=
2.4,18.3Hz,1H),2.67(t,J=
7.7Hz,2H),2.93(dd,J=6.0,1
8.3Hz,1H),3.67(S,3H),4.98
〜5.03(m,1H),7.17(d,J=7.7H
z,1H),7.30(t,J=7.6Hz,1H),
7.47〜7.56(m,3H). 13C−NMR(CDCl3,75MHz) δ −4.6,18.2,25.8,26.5,33.4,
35.1,46.7,51.5,68.4,125.
4,127.7,128.5,129.1,130.
9,141.6,143.7,157.3,173.
8,203.9.
【0091】[実施例14]実施例11と同様にして化
合物20を得た。分析値を以下に示す。
【0092】
【化37】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.16及び0.17(2s,6H),0.93(s,
4H),1.40〜1.80(m,4H),2.29
(t,J=7.2Hz,2H),2.46(dd,J=
2.2,18.2Hz,1H),2.52(t,J=
8.2Hz,2H),2.92(dd,J=6.0,1
8.2Hz,1H),5.03〜5.10(m,1
H),7.04〜7.31(m,4H),7.32
(d,J=2.4Hz,1H).
【0093】[実施例15]実施例11と同様にして化
合物21を得た。分析値を以下に示す。
【0094】
【化38】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.16及び0.17(2s,6H),0.94(s,
9H),1.77〜1.90(m,2H),2.28
(t,J=7.3Hz,2H),2.47(dd,J=
2.2,18.2Hz,1H),2.55(t,J=
8.0Hz,2H),2.92(dd,J=6.0,1
8.2Hz,1H),5.04〜5.11(m,1
H),7.08〜7.32(m,4H),7.34
(d,J=2.4Hz,1H).
【0095】
【化39】
【0096】(E,3S)−1−ヨード−3−[(t−
ブチルジメチルシリル)オキシ]オクト−1−エン(6
78 mg,1.84mmol)のエーテル(4.6m
l)溶液に−78℃でt−ブチルリチウム(2.03m
l,3.45mmol,1.7Mのペンタン溶液)を加
え、1時間撹はんした。−78℃で(2−チエニル)シ
アノ銅リチウム(8.28ml,2.07mmol,
0.25MのTHF溶液)を加え、20分間撹はんした
後、化合物5(433mg,1.15mmol)のTH
F(5ml)溶液を滴下した。2時間かけて0℃に昇温
した後、飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)を加え
た。反応液をエーテル(2×10ml)で抽出して得ら
れた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過して得
られた濾液を減圧下濃縮した。得られた粗生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製して化合物8
(586mg)を収率82%で得た。分析値を以下に示
す。
【0097】 1H−NMR(CDCl3,300MHz)
δ −0.29,−0.21,−0.17,−0.14,−
0.02及び−0.01(6s,12H),0.07,
0.73及び0.80(3s,18H),0.66〜
0.86(m,3H),0.99〜1.39(m,8
H),2.27及び2.28(2dd,J=8.8,1
8.4Hz及びJ=8.8,18.4Hz,1H),
2.71(dd,J=7.2,18.4Hz,1H),
2.71〜2.92(m,1H),3.05及び3.0
7(2d,J=12.4Hz及びJ=12.4Hz,1
H),3.69(s,3H),3.84〜3.96
(m,1H),3.98〜4.16(m,1H),4.
49(s,2H),5.27〜5.56(m,2H),
6.56〜6.76(m,3H),7.02〜7.20
(m,1H). 13C−NMR(CDCl3,75MHz) δ −5.4,−5.3,−5.2,−5.0,−4.9,
13.7,17.6,17.7,22.2,24.1,
24.4,25.4,27.6,31.4,37.9,
38.1,47.2,51.7,55.0,60.5,
60.7,65.0,72.0,72.3,72.4,
72.9,112.8,115.5,122.2,12
2.3,127.3,127.7,129.4,13
6.9,137.4,137.8,137.9,15
7.9,169.2,211.7,211.8.IR(neat) 777,837,1118,125
3,1467,1473,1589,1750,286
2,2932,2958cm-1
【0098】[実施例17]実施例16と同様にして化
合物6より化合物23を得た。分析値を以下に示す。
【0099】
【化40】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ −0.22,−0.07,−0.02,0.07,0.
08及び0.09(6s,12H),0.79,0.8
4,0.89及び0.90(4s,18H),0.72
〜1.45(m,11H),2.68〜2.85(m,
2H),3.08〜3.34(m,2H),3.79
(s,3H),3.94〜4.04(m,1H),4.
08〜4.22(m,1H),4.50〜4.66
(m,2H),5.33〜5.59(m,2H),6.
72〜7.32(m,4H).
【0100】[実施例18]実施例16と同様にして化
合物7より化合物24を得た。分析値を以下に示す。
【0101】
【化41】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ −0.18,−0.11,−0.06,−0.04,
0.01,0.08及び0.10(7s,12H),
0.80,0.84及び0.90(3s,18H),
0.76〜0.94(m,3H),1.12〜1.45
(m,8H),2.36及び2.37(2dd,J=
8.8,18.4Hz及びJ=8.8,18.5Hz,
1H),2.74〜2.95(m,2H),3.12及
び3.14(2d,J=12.5Hz及びJ=12.5
Hz,1H),3.80(s,3H),3.94〜4.
05(m,1H),4.07〜4.23(m,1H),
4.58及び4.59(2s,2H),5.37〜5.
64(m,2H),6.81〜6.88(m,2H),
6.99〜7.09(m,2H).
【0102】[実施例19]実施例16と同様にして化
合物5より化合物25を得た。分析値を以下に示す。
【0103】
【化42】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ −0.27,−0.24,−0.11,−0.06,
0.11及び0.15(6s,12H),0.94及び
0.95(2s,9H),0.79〜1.85(m,1
1H),1.32,1.33,1.36及び1.38
(4s,6H),2.40及び2.39(2dd,J=
8.9,18.4Hz及びJ=8.8,18.4Hz,
1H),2.78〜3.20(m,3H),3.65〜
3.76(m,1H),3.83(s,3H),4.0
6〜4.23(m,1H),4.62(s,2H),
5.25〜5.48(m,2H),6.66〜7.34
(m,9H).
【0104】[実施例20]実施例16と同様にして化
合物5より化合物26を得た。分析値を以下に示す。
【0105】
【化43】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ −0.14,−0.09,−0.08,−0.04,
0.01,0.03及び0.10(7s,12H),
0.87及び1.10(2s,18H),0.70〜
2.04(m,15H),2.31〜2.45(m,1
H),2.75〜2.87(m,1H),2.88〜
3.24(m,1H),3.10〜3.21(m,1
H),3.80(s,3H),4.02〜4.24
(m,2H),4.60(s,2H),5.42〜5.
56(m,2H),6.67〜6.81(m,3H),
7.18〜7.26(m,1H).
【0106】
【化44】
【0107】化合物22(586mg,0.947mm
ol)のアセトニトリル(31.9ml)溶液にピリジ
ン(1.9ml)およびふっ酸−ピリジン複合物(1.
61ml)を0℃で加え、室温で6時間撹はんした。反
応液を酢酸エチル(30ml)および飽和重曹水溶液
(30ml)の混合液中に撹はんしながら注いだ。酢酸
エチル(2×30ml)で抽出して得られた有機層を飽
和食塩水(20ml)で洗浄した。得られた有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥した後、濾過した。濾液を減圧下
濃縮して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製して化合物27(153mg,収率4
1%)および化合物28(128mg,収率35%)を
得た。分析値を以下に示す。
【0108】
【化45】 1H−NMR(CDCl3,200MHz) δ 0.83(t,J=6.4Hz,3H),0.96〜
1.60(m,8H),2.42(dd,J=9.9,
18.6Hz,1H),2.70〜2.90(m,1
H),2.89(dd,J=7.1,18.6Hz,1
H),3.19(d,J=12.8Hz,1H),3.
81(s,3H),3.92〜4.08(m,1H),
4.09〜4.28(m,1H),4.61(s,2
H),5.43〜5.68(m,2H),6.64〜
6.84(m,3H),7.14〜7.28(m,1
H). 13C−NMR(CDCl3,50MHz) δ 13.8,22.3,24.7,31.4,36.7,
45.9,52.2,56.0,61.0,65.1,
71.1,73.0,112.8,115.8,12
2.2,129.7,130.8,137.4,13
7.6,158.0,169.7,212.2.Rf =0.33(AcOEt/MeOH=100/1)
【0109】
【化46】 1H−NMR(CDCl3,200MHz) δ 0.86(t,J=6.2Hz,3H),1.02〜
1.60(m,8H),2.43(dd,J=9.7,
18.9Hz,1H),2.72〜2.95(m,1
H),2.90(dd,J=7.2,18.9Hz,1
H),3.20(d,J=12.8Hz,1H),3.
80(s,3H),3.96〜4.12(m,1H),
4.13〜4.31(m,1H),4.61(s,2
H),5.52〜5.74(m,2H),6.62〜
6.84(m,3H),7.15〜7.34(m,1
H). 13C−NMR(CDCl3,50MHz) δ 13.8,22.3,24.7,31.5,36.7,
46.3,52.2,55.0,61.1,65.1,
71.2,71.6,112.9,115.9,12
2.3,128.3,129.8,136.8,13
7.8,157.9,169.8,212.5.Rf =0.44(AcOEt/MeOH=100/1)
【0110】[実施例22]実施例21と同様にして化
合物23より化合物29及び化合物30を得た。分析値
を以下に示す。
【0111】
【化47】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.83(t,J=6.8Hz,3H),0.96〜
1.55(m,8H),2.80〜2.88(m,2
H),3.06〜3.26(m,2H),3.79
(s,3H),3.92〜4.04(m,1H),4.
06〜4.22(m,1H),4.52及び4.61
(2d,J=15.7Hz及びJ=15.7Hz,2
H),5.42(dd,J=7.4,15.3Hz,1
H),5.59(dd,J=7.7,15.3Hz,1
H),6.75(d,J=8.3Hz,1H),6.8
6〜7.02(m,2H),7.15〜7.26(m,
1H).
【0112】
【化48】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.86(t,J=6.8Hz,3H),1.05〜
1.80(m,8H),2.83〜2.98(m,2
H),3.12〜3.35(m,2H),3.81
(s,3H),4.01〜4.15(m,1H),4.
17〜4.30(m,1H),4.58及び4.62
(2d,J=15.2Hz及びJ=15.2Hz,2
H),5.52(dd,J=6.0,15.9Hz,1
H),5.71(dd,J=8.3,15.9Hz,1
H),6.78(d,J=9.1Hz,1H),6.8
8〜7.08(m,2H),7.18〜7.35(m,
1H).
【0113】[実施例23]実施例21と同様にして化
合物24より化合物31及び化合物32を得た。分析値
を以下に示す。
【0114】
【化49】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.84(t,J=7.2Hz,3H),1.00〜
1.57(m,8H),2.40(dd,J=9.8,
18.7Hz,1H),2.70〜2.85(m,1
H),2.89(dd,J=7.5,18.7Hz,1
H),3.17(d,J=12.7Hz,1H),3.
80(s,3H),3.97〜4.06(m,1H),
4.12〜4.25(m,1H),4.60(s,2
H),5.47〜5.65(m,2H),6.86
(s,J=8.8Hz,2H),7.02(d,J=
8.8Hz,2H).
【0115】
【化50】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.87(t,J=6.8Hz,3H),1.15〜
1.53(m,8H),2.42(dd,J=9.6,
18.5Hz,1H),2.74〜2.88(m,1
H),2.90(dd,J=7.1,18.5Hz,1
H),3.19(d,J=12.9Hz,1H),3.
80(s,3H),4.02〜4.10(m,1H),
4.16〜4.28(m,1H),4.61(s,2
H),5.57〜5.72(m,2H),6.86
(d,J=8.8Hz,2H),7.05(d,J=
8.8Hz,2H).
【0116】[実施例24]実施例21と同様にして化
合物33及び化合物34を得た。分析値を以下に示す。
【0117】
【化51】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.77(d,J=6.3Hz,3H),0.85
(d,J=6.3Hz,3H),0.96〜1.50
(m,9H),2.43(dd,J=9.6,18.6
Hz,1H),2.74〜2.90(m,1H),2.
90(dd,J=7.2,18.6Hz,1H),3.
20(s,J=12.9Hz,1H),3.80(s,
3H),4.06〜4.28(m,2H),4.61
(s,2H),5.46〜5.72(m,2H),6.
67〜6.79(m,3H),7.17〜7.30
(m,1H).IR(neat) 730,1080,1220,14
40,1590,1740,2930,3400c
-1
【0118】
【化52】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.77(d,J=6.3Hz,3H),0.85
(d,J=6.3Hz,3H),0.96〜1.50
(m,9H),2.43(dd,J=9.6,18.6
Hz,1H),2.74〜2.90(m,1H),2.
90(dd,J=7.2,18.6Hz,1H),3.
20(s,J=12.9Hz,1H),3.80(s,
3H),4.06〜4.28(m,2H),4.61
(s,2H),5.46〜5.72(m,2H),6.
67〜6.79(m,3H),7.17〜7.30
(m,1H).
【0119】[実施例25]実施例21と同様にして化
合物35及び化合物36を得た。分析値を以下に示す。
【0120】
【化53】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.66〜1.80(m,11H),2.42(dd,
J=9.9,18.6Hz,1H),2.75〜2.9
0(m,1H),2.90(dd,J=7.2,18.
6Hz,1H),3.19(d,J=13.2Hz,1
H),3.70〜3.85(m,1H),3.80
(s,3H),4.15〜4.30(m,1H),4.
59(s,2H),5.47〜5.68(m,2H),
6.67〜6.84(m,3H),7.17〜7.30
(m,1H).IR(neat) 730,1180,1210,14
40,1590,1740,2920,3400c
-1
【0121】
【化54】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.65〜1.72(m,11H),2.43(dd,
J=9.6,18.6Hz,1H),2.75〜2.9
0(m,1H),2.90(dd,J=7.2,18.
6Hz,1H),3.21(d,J=12.6Hz,1
H),3.70〜3.85(m,1H),3.80
(s,3H),4.15〜4.30(m,1H),4.
60(s,2H),5.47〜5.68(m,2H),
6.67〜6.84(m,3H),7.17〜7.30
(m,1H).
【0122】[実施例26]実施例21と同様にして化
合物26より化合物37及び化合物38を得た。分析値
を以下に示す。
【0123】
【化55】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.80〜0.92(m,6H),1.05〜1.70
(m,9H),2.45(dd,J=9.0,17.3
Hz,1H),2.79〜2.91(m,1H),2.
92(dd,J=7.5,17.3Hz,1H),3.
21(d,J=10.5Hz,1H),3.82(s,
3H),4.08〜4.30(m,2H),4.62
(s,2H),5.55〜5.70(m,2H),4.
62(s,2H),5.55〜5.70(m,2H),
6.66〜6.82(m,2H),7.18〜7.28
(m,1H).
【0124】
【化56】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.80〜0.95(m,6H),1.08〜1.67
(m,9H),2.45(dd,J=8.2,17.3
Hz,1H),2.78〜2.90(m,1H),2.
92(dd,J=6.8,17.3Hz,1H),3.
21(d,J=13.5Hz,1H),3.81(s,
3H),4.12〜4.31(m,2H),4.62
(s,2H),5.56〜5.72(m,2H),6.
67〜6.82(m,3H),7.20〜7.28
(m,1H).
【0125】
【化57】
【0126】化合物27(81.8mg,0.2095
mmol)の燐酸緩衝液(9.33ml,pH8,
0.1 M)およびアセトン(1.87ml)溶液にブ
タ肝臓エステラーゼ(0.0229ml,79unit
s)を加え、室温で3時間撹はんした。塩酸水溶液(1
N)で中和した後、硫化アンモニウムを加えて飽和し
た。酢酸エチル(2×15ml)で抽出して得られた有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過した後、濾液
を減圧下で濃縮して得られた粗生成物を分取薄層クロマ
トグラフィーで精製して化合物39(44mg)を収率
56%で得た。分析値を以下に示す。
【0127】 1H−NMR(CDCl3,300MHz)
δ 0.84(t,J=5.3Hz,3H),1.01〜
1.68(m,8H),2.44(dd,J=9.9,
18.4Hz,1H),2.60〜2.80(m,1
H),2.91(dd,J=7.1,18.4Hz,1
H),3.21(d,J=13.3Hz,1H),4.
02〜4.28(m,2H),4.63(s,2H),
5.51〜5.75(m,2H),6.59〜6.88
(m,3H),7.14〜7.33(m,1H).
【0128】[実施例28]実施例27と同様にして化
合物29より化合物40を得た。分析値を以下に示す。
【0129】
【化58】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.83(t,J=7.6Hz,3H),0.95〜
1.70(m,8H),2.81(dd,J=7.5,
19.0Hz,1H),2.95(dd,J=9.7,
19.0Hz,1H),3.08〜3.24(m,2
H),3.94〜4.05(m,1H),4.10〜
4.30(m,1H),4.49及び4.62(2d,
J=15.8Hz及びJ=15.8Hz,2H),5.
39(dd,J=7.8,15.2Hz,1H),5.
57(dd,J=8.3,15.2Hz,1H),6.
80(d,J=9.1Hz,1H),6.85〜6.9
9(m,2H),7.17〜7.26(m,1H).
【0130】[実施例29]実施例27と同様にして化
合物35より化合物41を得た。分析値を以下に示す。
【0131】
【化59】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.55〜1.95(m,11H),2.41(dd,
J=9.6,18.6 Hz,1H),2.74〜2.
92(m,2H),3.17(d,J=12.9Hz,
1H),3.55〜3.80(m,1H),4.10〜
4.25(m,1H),4.58(s,2H),5.3
8〜5.55(m,2H),6.61〜7.85(m,
3H),7.10〜7.30(m,1H).
【0132】[実施例30]実施例27と同様にして化
合物26より化合物42を得た。分析値を以下に示す。
【0133】
【化60】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.75〜1.85(m,11H),2.42(dd,
J=9.5,18.5Hz,1H),2.74〜2.9
0(m,1H),2.91(dd,J=7.2,18.
5Hz,1H),3.23(d,J=13.2Hz,1
H),3.79〜3.90(m,1H),4.10〜
4.30(m,1H),4.61(s,2H),5.4
9〜5.66(m,2H),6.50〜6.88(m,
3H),7.19〜7.30(m,1H).
【0134】[実施例31]実施例27と同様にして化
合物37より化合物43を得た。分析値を以下に示す。
【0135】
【化61】 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 0.75(d,J=6.3Hz,3H),0.85
(T,J=6.3Hz,3H),0.95〜1.75
(m,9H),2.40(dd,J=9.7,18.2
Hz,1H),2.73〜2.93(m,2H),3.
18(d,J=12.6Hz,1H),4.05〜4.
25(m,2H),5.45〜5.65(m,2H),
6.62〜6.83(m,3H),7.16〜7.25
(m,1H).
【0136】
【化62】
【0137】化合物10(5.6g,22.1mmo
l)の酢酸ビニル(88.5ml)溶液にPPL(Po
rcine Pancreas Lipase,5.6
g)を加え、室温で3日間撹はんした。反応液をセライ
ト濾過し、得られた濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより分離、精製して
化合物44(2.46g,収率44%)と化合物45
(2.74g,収率42%)を得た。分析値を以下に示
す。なお、化合物44の1H−NMR分析値は化合物1
0と同じであった。 化合物44 [α]25 D=−7.13°(c 2.16,CHCl3) 化合物45 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 2.14(s,3H),2.56(dd,J=2.2.
18.7Hz,1H),3.05(dd,J=6.3.
18.7Hz,1H),5.91〜5.98(m,1
H),7.19〜7.43(m,3H),7.64
(d,J=8.0Hz,1H),7.66(d,J=
2.2Hz,1H).
【0138】
【化63】
【0139】0℃でメタノール(9.72ml)に金属
ナトリウム(223mg,9.72mmol)を加え、
金属ナトリウムが全て溶解するまで撹はんした。これに
0℃でNH=C(NH22・H2CO3(グラニジン炭酸
塩)(1.75g,4.72mmol)を加え、25分
間撹はんした。得られた溶液を0℃で別のフラスコに用
意した化合物45(2.87g,9.72mmol)の
MeOH(9.72ml)溶液に加え、5分間撹はんし
た。これに氷酢酸(0.60ml)を加え、5分間撹は
んした後、減圧下濃縮した。残渣に水(10ml),酢
酸エチル(10ml)を加えた後、有機層を分離した。
水層を酢酸エチル(2×10ml)で抽出した。得られ
た有機層をMgSO4で乾燥した後、濾過した。濾液を
減圧下濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製して、化合物46(1.49
g,収率61%)を得た。以下に分析値を示すが、1
−NMR分析値は化合物10と同じであった。 [α]25 D=+9.94°(c 1.52,CHCl3
【0140】[実施例34]実施例32と同様にして化
合物47及び化合物48を得た。分析値を以下に示す。
なお、化合物47の1H−NMR分析値は化合物12と
同じであった。
【0141】
【化64】 化合物48 1H−NMR(CDCl3,300MHz) δ 2.12(s,3H),2.55(dd,J=2.2.
18.8Hz,1H),3.02(dd,J=6.4.
18.8Hz,1H),5.80〜5.87(m,1
H),7.49(d,J=8.6Hz,2H),7.6
0(d,J=8.6Hz,2H),7.66(d,J=
2.7Hz,1H), 13C−NMR(CDCl3,75MHz) δ 20.7,42.3,69.4,123.5,128.
8,128.9,131.5,144.2,152.
1,170.2,202.0.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 51/347 51/353 59/125 67/333 69/736 69/738 A 9279−4H 205/27 233/84 7106−4H 323/22 7419−4H C07F 7/18 A C12P 41/00 K 9452−4B // C07M 7:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式[I]で表わされるフェニル置換ヒド
    ロキシシクロペンテノン類。 【化1】 [式中、Zは水素原子または水酸基の保護基を示し、
    は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキ
    ル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のア
    ルキルチオ基、ニトロ基、シアノ基またはアミノ基を示
    し、Xはハロゲン原子、 −Y1 h(CR(CH2 (CR
    (式中、Y及びYはそれぞれ酸素原子または硫黄原
    子を示し、Aはビニレン基、エチニレン基、またはアレ
    ンの両端の炭素原子から1個ずつ水素原子を除いてでき
    る2価の基を示し、R、R、R及びRは水素原
    子、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4の
    アルコキシ基を示し、Qは水素原子、 −COOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、
    シアノ基、水酸基、 −OCOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、 −CONR (式中、R及びRは水素原子、炭素数1〜6のアル
    キル基またはフェニル基を示す。)で表される基または
    フェニル基を示し、h、n、q、sは0または1を示
    し、m、p、rは0〜5の整数を示す。]
  2. 【請求項2】 式[III] 【化2】 [式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6
    のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1
    〜6のアルキルチオ基、ニトロ基、シアノ基またはアミ
    ノ基を示す。Xはハロゲン原子、 −Y1 h(CR(CH2 (CR
    (式中、Y及びYはそれぞれ酸素原子または硫黄原
    子を示し、Aはビニレン基、エチニレン基、またはアレ
    ンの両端の炭素原子から1個ずつ水素原子を除いてでき
    る2価の基を示し、R、R、R及びRは水素原
    子、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4の
    アルコキシ基を示し、Qは水素原子、 −COOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、
    シアノ基、水酸基、 −OCOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、 −CONR (式中、R及びRは水素原子、炭素数1〜6のアル
    キル基またはフェニル基を示す。)で表される基または
    フェニル基を示し、h、n、q、sは0または1を示
    し、m、p、rは0〜5の整数を示す。]で表されるフ
    ラン誘導体を酸触媒存在下転位反応させ、式[IV] 【化3】 [式中、X、Xは前記に同じ。]の化合物とし、続
    いて酸性条件または塩基性条件下で異性化反応させ、必
    要に応じて水酸基を保護することを特徴とする、式
    [I] 【化4】 [式中、X、Xは前記に同じ。Zは水素原子また
    は水酸基の保護基を示す。]で表されるフェニル置換ヒ
    ドロキシシクロペンテノン類の製造方法。
  3. 【請求項3】 式[I] 【化5】 [式中、Zは水素原子または水酸基の保護基を示し、
    はハロゲン原子、水酸基、保護された水酸基、チオ
    −ル基、保護されたチオ−ル基、アミノ基、保護された
    アミノ基、または炭素数1〜6のアルキル基で置換され
    たアミノ基を示す。Xはハロゲン原子、 −Y1 h(CR(CH2 (CR
    (式中、Y及びYはそれぞれ酸素原子または硫黄原
    子を示し、Aはビニレン基、エチニレン基、またはアレ
    ンの両端の炭素原子から1個ずつ水素原子を除いてでき
    る2価の基を示し、R、R、R及びRは水素原
    子、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4の
    アルコキシ基を示し、Qは水素原子、 −COOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、
    シアノ基、水酸基、 −OCOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、 −CONR (式中、R及びRは水素原子、炭素数1〜6のアル
    キル基またはフェニル基を示す。)で表される基または
    フェニル基を示し、h、n、q、sは0または1を示
    し、m、p、rは0〜5の整数を示す。]で表されるフ
    ェニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類の両光学対掌
    体の混合物を酵素で処理することを特徴とする光学活性
    な式[I]のフェニル置換ヒドロキシシクロペンテノン
    類を得る光学分割法。
  4. 【請求項4】 式[I] 【化6】 [式中、Zは水素原子または水酸基の保護基を示し、
    は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキ
    ル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のア
    ルキルチオ基、ニトロ基、シアノ基またはアミノ基を示
    す。Xはハロゲン原子、 −Y1 h(CR(CH2 (CR
    (式中、Y及びYはそれぞれ酸素原子または硫黄原
    子を示し、Aはビニレン基、エチニレン基、またはアレ
    ンの両端の炭素原子から1個ずつ水素原子を除いてでき
    る2価の基を示し、R、R、R及びRは水素原
    子、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜4の
    アルコキシ基を示し、Qは水素原子、 −COOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、
    シアノ基、水酸基、 −OCOR (式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    炭素数2〜6のアルケニル基を示す。)で表される基、 −CONR (式中、R及びRは水素原子、炭素数1〜6のアル
    キル基またはフェニル基を示す。)で表される基または
    フェニル基を示し、h、n、q、sは0または1を示
    し、m、p、rは0〜5の整数を示す。]で表されるフ
    ェニル置換ヒドロキシシクロペンテノン類と、式[V] M−X [V] [式中、Xは −T−(CH−C(R(2−k)(OZ
    −R10 (式中、TはCHCH、CH=CH、またはC≡C
    より選ばれる基を示し、j及びkはそれぞれ独立に0、
    1または2の整数を示し、Rは(2−k)個の水素原
    子、炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のア
    ルコキシ基を示し、R10は炭素数1〜10のアルキル
    基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数2〜10の
    アルキニル基、フェニル基、フェノキシ基、「ハロゲン
    原子、トリフルオロメチル基、炭素数1〜6のアルキル
    基、炭素数1〜6のアルコキシ基」で置換されたフェニ
    ル基もしくはフェノキシ基、あるいは−B−D(Bは炭
    素数1〜4のアルキレン基を、Dはフェニル基、フェノ
    キシ基、「ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、炭素
    数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、
    フェニル基もしくはフェノキシ基」で置換されたフェニ
    ル基もしくはフェノキシ基または炭素数5〜7のシクロ
    アルキル基を示す。)で表される基を示し、Zは水素
    原子または水酸基の保護基を示し、ただしTがC≡Cな
    る基の場合水酸基の保護基を示す。MはLi、Na、
    K、Mg、Ca、Ti、Zr、Ni、Cu、Zn、A
    l、Snより選ばれる金属または該金属を含む基を示
    す。]で表される求核試薬とを反応させることを特徴と
    する、式[II] 【化7】 [式中、Z、X、X、Xは前記に同じ。]で表
    されるフェニル置換ヒドロキシシクロペンタノン類の製
    造方法。
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