JPH07237440A - 車両用空気調和装置 - Google Patents
車両用空気調和装置Info
- Publication number
- JPH07237440A JPH07237440A JP6054892A JP5489294A JPH07237440A JP H07237440 A JPH07237440 A JP H07237440A JP 6054892 A JP6054892 A JP 6054892A JP 5489294 A JP5489294 A JP 5489294A JP H07237440 A JPH07237440 A JP H07237440A
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- Japan
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- compressor
- evaporator
- air conditioner
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気調和装置が搭載される車種の相違に拘わ
らず調和空気の温度を精度良く制御する。 【構成】 エバポレータ温度センサ40の検出値が設定目
標温度となるようコンプレッサ28のデマンド式容量制御
装置60によりその容量を制御する。
らず調和空気の温度を精度良く制御する。 【構成】 エバポレータ温度センサ40の検出値が設定目
標温度となるようコンプレッサ28のデマンド式容量制御
装置60によりその容量を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空気調和装置に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空気調和装置の略示的構成
が図5に示されている。空気調和装置10のケーシング12
の上流側には内気吸込口13と外気吸込口14が形成され、
下流側にはフエイス吹出口20とフート吹出口24とデフロ
スト吹出口23が形成されている。
が図5に示されている。空気調和装置10のケーシング12
の上流側には内気吸込口13と外気吸込口14が形成され、
下流側にはフエイス吹出口20とフート吹出口24とデフロ
スト吹出口23が形成されている。
【0003】内気吸込口13と外気吸込口14は内外気切換
ダンパ15によって開閉される。フエイス吹出口20とフー
ト吹出口24は吹出モード切換ダンパ25によって開閉さ
れ、デフロスト吹出口23は吹出モード切換ダンパ26によ
って開閉される。
ダンパ15によって開閉される。フエイス吹出口20とフー
ト吹出口24は吹出モード切換ダンパ25によって開閉さ
れ、デフロスト吹出口23は吹出モード切換ダンパ26によ
って開閉される。
【0004】ケーシング12内にはブロア16、エバポレー
タ17、エアミックスダンパ18、ヒータ19が配設されてい
る。エバポレータ17は冷媒配管を介してコンプレッサ2
8、コンデンサ29、レシーバ30、膨張弁31等と連結され
ることにより冷媒循環回路を構成している。
タ17、エアミックスダンパ18、ヒータ19が配設されてい
る。エバポレータ17は冷媒配管を介してコンプレッサ2
8、コンデンサ29、レシーバ30、膨張弁31等と連結され
ることにより冷媒循環回路を構成している。
【0005】コンプレッサ28はプーリ33及びマグネット
クラッチ34を介して走行用エンジン35によって駆動され
る。ヒータ19には走行用エンジン35の冷却水が循環し、
ヒータ19を流過する風量はエアミックスダンパ18の開度
によって変更される。
クラッチ34を介して走行用エンジン35によって駆動され
る。ヒータ19には走行用エンジン35の冷却水が循環し、
ヒータ19を流過する風量はエアミックスダンパ18の開度
によって変更される。
【0006】ブロア16をモータ21により駆動すると、内
外気切換ダンパ15を切り換えることによって選択された
内気吸込口13又は外気吸込口14から車室内空気又は外気
がケーシング12内に吸入され、ブロア16によって付勢さ
れた後、エバポレータ17を流過することによって冷却さ
れる。
外気切換ダンパ15を切り換えることによって選択された
内気吸込口13又は外気吸込口14から車室内空気又は外気
がケーシング12内に吸入され、ブロア16によって付勢さ
れた後、エバポレータ17を流過することによって冷却さ
れる。
【0007】この空気はエアミックスダンパ18によって
分流され、その一部はヒータ19を流過することによって
加熱された後、ヒータ19をバイパスした残部の空気と混
合して調和空気となる。そして、この調和空気は吹出モ
ード切換ダンパ25、26を開閉することによって選択され
たフエイス吹出口20、フート吹出口24、デフロスト吹出
口23から車室内に吹き出される。
分流され、その一部はヒータ19を流過することによって
加熱された後、ヒータ19をバイパスした残部の空気と混
合して調和空気となる。そして、この調和空気は吹出モ
ード切換ダンパ25、26を開閉することによって選択され
たフエイス吹出口20、フート吹出口24、デフロスト吹出
口23から車室内に吹き出される。
【0008】エバポレータ17出口又はコンプレッサ28入
口の冷媒圧力を検出する冷媒圧力センサ61、エアミック
スダンパ18の開度を検出するポテンショメータ41、日射
センサ42、外気温センサ43、室温センサ44等の検出値は
制御装置11に入力される。
口の冷媒圧力を検出する冷媒圧力センサ61、エアミック
スダンパ18の開度を検出するポテンショメータ41、日射
センサ42、外気温センサ43、室温センサ44等の検出値は
制御装置11に入力される。
【0009】また、運転席前方の制御操作パネル46に配
設された運転スイッチ47、吹出モードの選択スイッチ4
8、内外気切換ダンパ15の切換スイッチ49、運転モード
の切換スイッチ50、ブロア16の回転数を切り換える風量
切換スイッチ51、制御を自動又は手動に切り換えるAUTO
スイッチ52、室温を任意に設定する室温設定器53等の出
力もそれぞれ制御装置11に入力される
設された運転スイッチ47、吹出モードの選択スイッチ4
8、内外気切換ダンパ15の切換スイッチ49、運転モード
の切換スイッチ50、ブロア16の回転数を切り換える風量
切換スイッチ51、制御を自動又は手動に切り換えるAUTO
スイッチ52、室温を任意に設定する室温設定器53等の出
力もそれぞれ制御装置11に入力される
【0010】この制御装置11の出力はマグネットクラッ
チ34、ブロア16の駆動モータ21、内外気切換ダンパ15の
モータアクチュエータ56、エアミックスダンパ18のモー
タアクチュエータ57及び吹出モード切換ダンパ25のモー
タアクチュエータ58、コンプレッサ28のデマンド式容量
制御機構60等に送られて、これらの作動を制御する。
チ34、ブロア16の駆動モータ21、内外気切換ダンパ15の
モータアクチュエータ56、エアミックスダンパ18のモー
タアクチュエータ57及び吹出モード切換ダンパ25のモー
タアクチュエータ58、コンプレッサ28のデマンド式容量
制御機構60等に送られて、これらの作動を制御する。
【0011】コンプレッサ28のデマンド式容量制御機構
60に制御装置11からパルス状のデマンド信号が入力され
ると、このデマンド信号の方向及びパルス数に応じてス
テッピングモータが回転し、このステッピングモータに
より直接駆動されるピストン状、円筒状、円盤状のバイ
パス弁の位置に応じて吸込側にバイパスされる量が変化
することによってコンプレッサ28の容量、即ち、1回転
当りの吐出量がほぼ0から100 %まで連続的に、かつ、
無段階に変化する。
60に制御装置11からパルス状のデマンド信号が入力され
ると、このデマンド信号の方向及びパルス数に応じてス
テッピングモータが回転し、このステッピングモータに
より直接駆動されるピストン状、円筒状、円盤状のバイ
パス弁の位置に応じて吸込側にバイパスされる量が変化
することによってコンプレッサ28の容量、即ち、1回転
当りの吐出量がほぼ0から100 %まで連続的に、かつ、
無段階に変化する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、エバポレータ17出口又はコンプレッサ28入口の冷
媒圧力を冷媒圧力センサ61により検出し、この検出値に
応じてコンプレッサ28の容量をデマンド式容量制御機構
60により増減することによって車室内温度を設定目標温
度になるよう制御していたため、この車両用空気調和装
置が搭載される車両の車種の相違による冷媒配管長さの
差異やエバポレータ17やコンデンサ29の仕様の差異等に
よって車室内に吹き出される調和空気の温度が変化する
ので、コンプレッサ28のデマンド式容量制機構60の容量
制御ソフトについて車種毎にチューニングを施す必要が
あった。
ては、エバポレータ17出口又はコンプレッサ28入口の冷
媒圧力を冷媒圧力センサ61により検出し、この検出値に
応じてコンプレッサ28の容量をデマンド式容量制御機構
60により増減することによって車室内温度を設定目標温
度になるよう制御していたため、この車両用空気調和装
置が搭載される車両の車種の相違による冷媒配管長さの
差異やエバポレータ17やコンデンサ29の仕様の差異等に
よって車室内に吹き出される調和空気の温度が変化する
ので、コンプレッサ28のデマンド式容量制機構60の容量
制御ソフトについて車種毎にチューニングを施す必要が
あった。
【0013】また、マグネットクラッチ34を接としてコ
ンプレッサ28を始動させたとき、走行用エンジン35の負
荷が急激に増大するという不具合があった。
ンプレッサ28を始動させたとき、走行用エンジン35の負
荷が急激に増大するという不具合があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、デマンド信号によりステッピングモータを回転
させることによって容量を連続的に制御するデマンド式
容量制御機構を具えたコンプレッサを有する車両用空気
調和装置において、エバポレータ又はこれから吹き出さ
れる空気の温度を検出するエバポレータ温度センサの検
出値が設定目標温度となるよう上記コンプレッサの容量
を制御する容量制御手段を備えたことを特徴とする車両
用空気調和装置にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、デマンド信号によりステッピングモータを回転
させることによって容量を連続的に制御するデマンド式
容量制御機構を具えたコンプレッサを有する車両用空気
調和装置において、エバポレータ又はこれから吹き出さ
れる空気の温度を検出するエバポレータ温度センサの検
出値が設定目標温度となるよう上記コンプレッサの容量
を制御する容量制御手段を備えたことを特徴とする車両
用空気調和装置にある。
【0015】上記コンプレッサを最小容量で始動させる
最小容量指令手段を設けることができる。
最小容量指令手段を設けることができる。
【0016】上記最小容量指令手段は上記コンプレッサ
の始動信号を受信後所定時間経過した後に上記コンプレ
ッサを最小容量で始動させることができる。
の始動信号を受信後所定時間経過した後に上記コンプレ
ッサを最小容量で始動させることができる。
【0017】上記エバポレータ温度センサの検出値が上
記コンプレッサを停止させるための設定停止温度以下に
低下した状態が所定時間継続したとき、上記コンプレッ
サを停止するオン・オフ手段を備えることができる。
記コンプレッサを停止させるための設定停止温度以下に
低下した状態が所定時間継続したとき、上記コンプレッ
サを停止するオン・オフ手段を備えることができる。
【0018】
【作用】請求項1の発明においては、エバポレータ温度
センサの検出値が設定目標温度になるよう容量制御手段
によってコンプレッサの容量を制御する。
センサの検出値が設定目標温度になるよう容量制御手段
によってコンプレッサの容量を制御する。
【0019】請求項2の発明においては、コンプレッサ
は最小容量指令手段により最小容量で始動せしめられ
る。
は最小容量指令手段により最小容量で始動せしめられ
る。
【0020】請求項3の発明においては、最小容量指令
手段はコンプレッサの始動信号を受信後所定時間経過し
た後、コンプレッサを最小容量で始動させる。
手段はコンプレッサの始動信号を受信後所定時間経過し
た後、コンプレッサを最小容量で始動させる。
【0021】請求項4の発明においては、エバポレータ
温度センサの検出値が設定目標温度を超えた状態が所定
時間継続したとき、オン・オフ手段によりコンプレッサ
が停止せしめられる。
温度センサの検出値が設定目標温度を超えた状態が所定
時間継続したとき、オン・オフ手段によりコンプレッサ
が停止せしめられる。
【0022】
【実施例】本発明の1実施例が図1ないし図4に示され
ている。図2に示すように、冷媒圧力センサ61に代えて
エバポレータ17の温度又はこれから吹き出される空気の
温度を検出するエバポレータ温度センサ40が設けられ、
このエバポレータ温度センサ40によって検出されたエバ
ポレータ温度が制御装置11に入力されるようになってい
る。
ている。図2に示すように、冷媒圧力センサ61に代えて
エバポレータ17の温度又はこれから吹き出される空気の
温度を検出するエバポレータ温度センサ40が設けられ、
このエバポレータ温度センサ40によって検出されたエバ
ポレータ温度が制御装置11に入力されるようになってい
る。
【0023】また、制御操作パネル46には室温設定器53
に代えてエバポレータ温度の目標温度設定器64が配置さ
れるとともにコンプレッサ28の停止温度設定器65が設置
され、これら設定器64、65に設定された目標温度及び停
止温度が制御装置11に入力されるようになっている。
に代えてエバポレータ温度の目標温度設定器64が配置さ
れるとともにコンプレッサ28の停止温度設定器65が設置
され、これら設定器64、65に設定された目標温度及び停
止温度が制御装置11に入力されるようになっている。
【0024】図1には制御装置11の部分的制御ブロック
図が示されている。空気調和装置の定常運転時、エバポ
レータ温度センサ40の検出値及び目標温度設定器64に設
定された設定目標温度は制御装置11の比較手段1に入力
され、ここで両者の偏差が算出される。この偏差が容量
決定手段2に入力されると、ここに記憶されているマッ
プに従ってコンプレッサ28の容量が決定され、これに対
応するデマンド信号がデマンド式容量制御機構60のステ
ッピングモータに印加される。
図が示されている。空気調和装置の定常運転時、エバポ
レータ温度センサ40の検出値及び目標温度設定器64に設
定された設定目標温度は制御装置11の比較手段1に入力
され、ここで両者の偏差が算出される。この偏差が容量
決定手段2に入力されると、ここに記憶されているマッ
プに従ってコンプレッサ28の容量が決定され、これに対
応するデマンド信号がデマンド式容量制御機構60のステ
ッピングモータに印加される。
【0025】すると、このステッピングモータは、デマ
ンド信号の方向及びパルス数に対応する量だけ正又は負
方向に回転してバイパス弁を所定の位置に移動させ、こ
れによってコンプレッサ28の容量は容量決定手段2によ
って決定された容量となる。
ンド信号の方向及びパルス数に対応する量だけ正又は負
方向に回転してバイパス弁を所定の位置に移動させ、こ
れによってコンプレッサ28の容量は容量決定手段2によ
って決定された容量となる。
【0026】空気調和装置の運転スイッチ47が投入さ
れ、又は運転スイッチ47が入の状態でエンジンキーが投
入されたときこれからの信号がコンプレッサ28のオン・
オフ決定手段3に入力されると、このオン・オフ決定手
段3はコンプレッサ28のオンを決定する。この決定が計
時手段7に入力されると、計時手段7は最小容量指令手
段5に出力すると同時にカウントを開始する。
れ、又は運転スイッチ47が入の状態でエンジンキーが投
入されたときこれからの信号がコンプレッサ28のオン・
オフ決定手段3に入力されると、このオン・オフ決定手
段3はコンプレッサ28のオンを決定する。この決定が計
時手段7に入力されると、計時手段7は最小容量指令手
段5に出力すると同時にカウントを開始する。
【0027】最小容量指令手段5はこの出力を受ける
と、直ちに容量決定手段2に指令し、容量決定手段2は
この指令を受けると容量を最小にする旨を決定する。こ
の決定はデマンド式容量制御機構60のステッピングモー
タに伝達され、ステッピングモータが回転することによ
りバイパス弁が駆動されて圧縮ガスが吸込側にバイパス
される量が最大となる位置に移動し、コンプレッサ28の
容量は最小となる。
と、直ちに容量決定手段2に指令し、容量決定手段2は
この指令を受けると容量を最小にする旨を決定する。こ
の決定はデマンド式容量制御機構60のステッピングモー
タに伝達され、ステッピングモータが回転することによ
りバイパス弁が駆動されて圧縮ガスが吸込側にバイパス
される量が最大となる位置に移動し、コンプレッサ28の
容量は最小となる。
【0028】計時手段7に予め設定された時間、即ち、
バイパス弁を移動させるのに充分な時間が経過すると、
計時手段7はマグネットクラッチ34に出力してこれを接
とすると同時に最小容量指令手段5に出力するので、こ
れから容量決定手段2に出力されていた最小容量にする
旨の指令がなくなる。
バイパス弁を移動させるのに充分な時間が経過すると、
計時手段7はマグネットクラッチ34に出力してこれを接
とすると同時に最小容量指令手段5に出力するので、こ
れから容量決定手段2に出力されていた最小容量にする
旨の指令がなくなる。
【0029】これによってコンプレッサ28は最小容量で
始動し、以後容量決定手段2で決定された容量となる。
始動し、以後容量決定手段2で決定された容量となる。
【0030】しかして、図3に示すように、オン・オフ
決定手段3がオンを決定すると、コンプレッサ28の容量
は強制的に最少容量とされ、投入後所定時間t1の経過後
にマグネットクラッチ34が接となってコンプレッサ28が
回転を開始し、以後コンプレッサ28の容量の増大に応じ
てコンプレッサ28の駆動力も次第に増大する。
決定手段3がオンを決定すると、コンプレッサ28の容量
は強制的に最少容量とされ、投入後所定時間t1の経過後
にマグネットクラッチ34が接となってコンプレッサ28が
回転を開始し、以後コンプレッサ28の容量の増大に応じ
てコンプレッサ28の駆動力も次第に増大する。
【0031】一方、エバポレータ温度センサ40の検出温
度は比較手段6に入力され、ここで停止温度設定手段65
から入力された停止温度と比較される。この停止温度は
低外気温時等においてエバポレータ17に霜が付着するの
を防止するため、エバポレータ温度がフロスト領域に入
らないように任意(例えば0℃)に設定される。
度は比較手段6に入力され、ここで停止温度設定手段65
から入力された停止温度と比較される。この停止温度は
低外気温時等においてエバポレータ17に霜が付着するの
を防止するため、エバポレータ温度がフロスト領域に入
らないように任意(例えば0℃)に設定される。
【0032】エバポレータ温度センサ40の検出温度が停
止温度以下に低下した場合、比較手段6はコンプレッサ
28のオン・オフ決定手段3に出力する。すると、オン・
オフ決定手段3はオフを決定し、この決定は計時手段7
に入力される。計時手段7はここに予め設定された所定
時間t2(例えば5秒)経過した後マグネットクラッチ34
に出力してこれを解離することによりコンプレッサ28を
停止する。
止温度以下に低下した場合、比較手段6はコンプレッサ
28のオン・オフ決定手段3に出力する。すると、オン・
オフ決定手段3はオフを決定し、この決定は計時手段7
に入力される。計時手段7はここに予め設定された所定
時間t2(例えば5秒)経過した後マグネットクラッチ34
に出力してこれを解離することによりコンプレッサ28を
停止する。
【0033】しかして、図3のAに示すように、エバポ
レータ温度が停止温度以下に低下した状態が所定時間t2
継続した場合にのみコンプレッサ28が停止し、図3のB
に示すように、所定時間t2以下であればコンプレッサ28
は停止しない。従って、車両の急加速時やエンジンブレ
ーキを掛けた場合等走行用エンジン35の回転数が一時的
に増大し、これに基づいてコンプレッサ28の容量が増大
することによりエバポレータ温度が一時的に低下した場
合にはコンプレッサ28は停止しないので、不必要なコン
プレッサ28のオン・オフを抑制して走行用エンジン35の
負荷変動及び車室内の空調フィーリングの悪化を抑制で
きる。他の構成は図5に示す従来のものと同様であり、
対応する部材には同じ符号が付されている。
レータ温度が停止温度以下に低下した状態が所定時間t2
継続した場合にのみコンプレッサ28が停止し、図3のB
に示すように、所定時間t2以下であればコンプレッサ28
は停止しない。従って、車両の急加速時やエンジンブレ
ーキを掛けた場合等走行用エンジン35の回転数が一時的
に増大し、これに基づいてコンプレッサ28の容量が増大
することによりエバポレータ温度が一時的に低下した場
合にはコンプレッサ28は停止しないので、不必要なコン
プレッサ28のオン・オフを抑制して走行用エンジン35の
負荷変動及び車室内の空調フィーリングの悪化を抑制で
きる。他の構成は図5に示す従来のものと同様であり、
対応する部材には同じ符号が付されている。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明においては、エバポレー
タ温度センサの検出値が設定目標温度になるようコンプ
レッサの容量が制御されるので、従来のように高価な冷
媒圧力センサを要しないとともにエバポレータ、コンデ
ンサ等の冷媒回路内機器の仕様や冷媒配管の長さに影響
を受けることなくエバポレータ温度を正確に制御するこ
とができる。従って、コンプレッサの容量を制御ソフト
を車種毎にチューニングすることなく、空気調和装置を
搭載する車種の相違に拘わらず共通して使用することが
可能となる。
タ温度センサの検出値が設定目標温度になるようコンプ
レッサの容量が制御されるので、従来のように高価な冷
媒圧力センサを要しないとともにエバポレータ、コンデ
ンサ等の冷媒回路内機器の仕様や冷媒配管の長さに影響
を受けることなくエバポレータ温度を正確に制御するこ
とができる。従って、コンプレッサの容量を制御ソフト
を車種毎にチューニングすることなく、空気調和装置を
搭載する車種の相違に拘わらず共通して使用することが
可能となる。
【0035】請求項2及び3の発明においては、コンプ
レッサは最小容量で始動するので、エンジンキーや空気
調和装置の運転スイッチの投入時等コンプレッサの始動
時におけるエンジン負荷の急激な増大を抑制しうる。
レッサは最小容量で始動するので、エンジンキーや空気
調和装置の運転スイッチの投入時等コンプレッサの始動
時におけるエンジン負荷の急激な増大を抑制しうる。
【0036】請求項4の発明においては、コンプレッサ
の不必要な停止を防止してそのON・OFF 回数を低減でき
るので、エンジンの負荷変動及び空調フィーリングの悪
化を抑制しうる。
の不必要な停止を防止してそのON・OFF 回数を低減でき
るので、エンジンの負荷変動及び空調フィーリングの悪
化を抑制しうる。
【図1】本発明の1実施例に係わる車両用空気調和装置
の制御ブロック図である。
の制御ブロック図である。
【図2】上記車両用空気調和装置の略示的構成図であ
る。
る。
【図3】上記実施例のコンプレッサ始動時におけるクラ
ッチのオン・オフ並びにコンプレッサの容量及び駆動力
の時間的変化を示す線図である。
ッチのオン・オフ並びにコンプレッサの容量及び駆動力
の時間的変化を示す線図である。
【図4】上記実施例におけるエバポレータ温度の時間的
変化を示す線図である。
変化を示す線図である。
【図5】従来の車両用空気調和装置の略示的構成図であ
る。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 興稔 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)発明者 鈴木 忠夫 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)発明者 古田 太 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 野山 英人 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 デマンド信号によりステッピングモータ
を回転させることによって容量を連続的に制御するデマ
ンド式容量制御機構を具えたコンプレッサを有する車両
用空気調和装置において、エバポレータ又はこれから吹
き出される空気の温度を検出するエバポレータ温度セン
サの検出値が設定目標温度となるよう上記コンプレッサ
の容量を制御する容量制御手段を備えたことを特徴とす
る車両用空気調和装置。 - 【請求項2】 上記コンプレッサを最小容量で始動させ
る最小容量指令手段を備えた請求項1記載の車両用空気
調和装置。 - 【請求項3】 上記最小容量指令手段は上記コンプレッ
サの始動信号を受信後所定時間経過した後に上記コンプ
レッサを最小容量で始動させる請求項2記載の車両用空
気調和装置。 - 【請求項4】 上記エバポレータ温度センサの検出値が
上記コンプレッサを停止させるための設定停止温度以下
に低下した状態が所定時間継続したとき、上記コンプレ
ッサを停止するオン・オフ手段を備えたことを特徴とす
る請求項1記載の車両用空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6054892A JPH07237440A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 車両用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6054892A JPH07237440A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 車両用空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237440A true JPH07237440A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12983256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6054892A Pending JPH07237440A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 車両用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07237440A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7153024B2 (en) | 2004-01-28 | 2006-12-26 | Denso Corporation | Sensor and temperature sensor capable of automatic installation |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6054892A patent/JPH07237440A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7153024B2 (en) | 2004-01-28 | 2006-12-26 | Denso Corporation | Sensor and temperature sensor capable of automatic installation |
US7264395B2 (en) | 2004-01-28 | 2007-09-04 | Denso Corporation | Temperature sensor capable of automatic installation |
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Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020312 |