JPH07237406A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
- Publication number
- JPH07237406A JPH07237406A JP6029551A JP2955194A JPH07237406A JP H07237406 A JPH07237406 A JP H07237406A JP 6029551 A JP6029551 A JP 6029551A JP 2955194 A JP2955194 A JP 2955194A JP H07237406 A JPH07237406 A JP H07237406A
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- JP
- Japan
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- tire
- cord
- twist
- fiber
- twists
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気入りラジアルタイヤ等のエラストマ−製
品の補強材として使用される、有機繊維コ−ドに関し、
空気入りラジアルタイヤの耐久性の向上を図る。 【構成】（１）タイヤのベルト補強層コードが下記式で
規定される下撚りをかけた後、該下撚り糸複数本を引き
そろえて下撚りと逆方向の下記式で規定される上撚り係
数Ｎ2 となるような上撚りをかけた双撚り糸を使用した
タイヤにおいて、該Ｎ1 ，Ｎ2 が、 （Ｄ2 ／Ｄ1 ）1/2 ＜Ｎ2 ／Ｎ1 ≦８ かつ Ｎ2 ＜
０．６８ ただし、下撚り数ｎ1 （回／10cm）、上撚り数ｎ2 （回
／10cm） 下撚り糸束の表示デニール数Ｄ1 、トータル表示デニー
ルＤ2 繊維の比重ρ（ｇ／cm3 ）とした時、 Ｎ1 ＝ｎ1 ×（０．１３９×Ｄ1 ／ρ）1/2 ×１０-3 Ｎ2 ＝ｎ2 ×（０．１３９×Ｄ2 ／ρ）1/2 ×１０-3 となる双撚り糸を使用したベルト補強層を有する空気入
りタイヤに関するものである。
品の補強材として使用される、有機繊維コ−ドに関し、
空気入りラジアルタイヤの耐久性の向上を図る。 【構成】（１）タイヤのベルト補強層コードが下記式で
規定される下撚りをかけた後、該下撚り糸複数本を引き
そろえて下撚りと逆方向の下記式で規定される上撚り係
数Ｎ2 となるような上撚りをかけた双撚り糸を使用した
タイヤにおいて、該Ｎ1 ，Ｎ2 が、 （Ｄ2 ／Ｄ1 ）1/2 ＜Ｎ2 ／Ｎ1 ≦８ かつ Ｎ2 ＜
０．６８ ただし、下撚り数ｎ1 （回／10cm）、上撚り数ｎ2 （回
／10cm） 下撚り糸束の表示デニール数Ｄ1 、トータル表示デニー
ルＤ2 繊維の比重ρ（ｇ／cm3 ）とした時、 Ｎ1 ＝ｎ1 ×（０．１３９×Ｄ1 ／ρ）1/2 ×１０-3 Ｎ2 ＝ｎ2 ×（０．１３９×Ｄ2 ／ρ）1/2 ×１０-3 となる双撚り糸を使用したベルト補強層を有する空気入
りタイヤに関するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、空気入りラジアルタ
イヤ、特にベルト補強層に使用されるコ−ドとして有機
繊維コ−ドを用いた空気入りラジアルタイヤに関する。
イヤ、特にベルト補強層に使用されるコ−ドとして有機
繊維コ−ドを用いた空気入りラジアルタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、乗用車用空気入りラジアルタイヤ
のベルト部として、タイヤの赤道方向に対して所定の角
度を有する、主として、スチ−ルコ−ドが配設されたゴ
ム・スチ−ルコ−ド複合体からなるベルトを、少なくと
も２枚積層し、車両性能に合致した操縦性能、耐摩耗性
能等を改善するようにした空気入りラジアルタイヤが知
られている。
のベルト部として、タイヤの赤道方向に対して所定の角
度を有する、主として、スチ−ルコ−ドが配設されたゴ
ム・スチ−ルコ−ド複合体からなるベルトを、少なくと
も２枚積層し、車両性能に合致した操縦性能、耐摩耗性
能等を改善するようにした空気入りラジアルタイヤが知
られている。
【０００３】また、ゴム・スチ−ルコ−ド複合体からな
る２枚のベルトを、それぞれタイヤ周方向に巻回してベ
ルト部を構成した、所謂２枚切り離しスチ−ルコ−ド構
造では、ベルト部の剛性が不足するので、ベルト部の構
造を種々変えることにより剛性アップを図ったり、ある
いは有機繊維材料からなるコ−ドを配設したキャップあ
るいはレイヤ−等のベルト補強層をベルト部に付加し
て、車両性能の向上に対応するようにした空気入りラジ
アルタイヤが知られている。
る２枚のベルトを、それぞれタイヤ周方向に巻回してベ
ルト部を構成した、所謂２枚切り離しスチ−ルコ−ド構
造では、ベルト部の剛性が不足するので、ベルト部の構
造を種々変えることにより剛性アップを図ったり、ある
いは有機繊維材料からなるコ−ドを配設したキャップあ
るいはレイヤ−等のベルト補強層をベルト部に付加し
て、車両性能の向上に対応するようにした空気入りラジ
アルタイヤが知られている。
【０００４】これらの有機繊維コ−ドは、主にナイロン
繊維が下撚り数ｎ1 と上撚り数ｎ2が等しい（ｎ1 ＝ｎ2
）撚り構造コードが用いられていた。また最近になっ
て、ｎ1 ＝０の片撚り構造コードも徐々にではあるが用
いられている。
繊維が下撚り数ｎ1 と上撚り数ｎ2が等しい（ｎ1 ＝ｎ2
）撚り構造コードが用いられていた。また最近になっ
て、ｎ1 ＝０の片撚り構造コードも徐々にではあるが用
いられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】キャップ層、レイヤー
層等のベルト補強層のコードに求められる物性は特に、
タイヤ高速回転時の径成長を抑制する等のための高引張
り剛性、また径成長によるコードへの引張入力をコード
が破断することなく吸収する等のために高伸度であるこ
との２つである。
層等のベルト補強層のコードに求められる物性は特に、
タイヤ高速回転時の径成長を抑制する等のための高引張
り剛性、また径成長によるコードへの引張入力をコード
が破断することなく吸収する等のために高伸度であるこ
との２つである。
【０００６】しかしながらここで、下撚り数ｎ1 と上撚
り数ｎ2 が等しい（ｎ1 ＝ｎ2 ）撚り構造、すなわちバ
ランス撚り構造であると、この二律背反する物性を両立
させることは困難であった。
り数ｎ2 が等しい（ｎ1 ＝ｎ2 ）撚り構造、すなわちバ
ランス撚り構造であると、この二律背反する物性を両立
させることは困難であった。
【０００７】ここでコードの初期の引張り剛性が低下す
ると、タイヤ高速転動時の径成長が大きくなり、発熱が
大きくなる等により、タイヤの高速耐久性が低下する。
またコードが十分な伸度を持たないと、やはり高速耐久
性が低下する。
ると、タイヤ高速転動時の径成長が大きくなり、発熱が
大きくなる等により、タイヤの高速耐久性が低下する。
またコードが十分な伸度を持たないと、やはり高速耐久
性が低下する。
【０００８】本発明の目的は、上記のような従来の空気
入りラジアルタイヤが有する課題を解決し、他の諸性能
を損なうことなく、高速耐久性の優れた、かつ軽量化を
達成した空気入りラジアルタイヤを提供することにあ
る。
入りラジアルタイヤが有する課題を解決し、他の諸性能
を損なうことなく、高速耐久性の優れた、かつ軽量化を
達成した空気入りラジアルタイヤを提供することにあ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、タイヤのベルト補強層コードが下記式
で規定される下撚りをかけた後、該下撚り糸複数本を引
きそろえて下撚りと逆方向の下記式で規定される上撚り
係数Ｎ2 となるような上撚りをかけた双撚り糸を使用し
たタイヤにおいて、該Ｎ1 ，Ｎ2 が、 （Ｄ2 ／Ｄ1 ）1/2 ＜Ｎ2 ／Ｎ1 ≦８ かつ Ｎ2 ＜
０．６８ ただし、下撚り数ｎ1 （回／10cm）、上撚り数ｎ2 （回
／10cm） 下撚り糸束の表示デニール数Ｄ1 、トータル表示デニー
ルＤ2 繊維の比重ρ（ｇ／cm3 ）とした時、 Ｎ1 ＝ｎ1 ×（０．１３９×Ｄ1 ／ρ）1/2 ×１０-3 Ｎ2 ＝ｎ2 ×（０．１３９×Ｄ2 ／ρ）1/2 ×１０-3 となる双撚り糸を空気入りタイヤのベルト補強層に用い
ることによって、また該ベルト補強層コードに使用する
繊維が、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊
維、ポリアミド繊維よりなる有機繊維コードをベルト補
強層に用いることによって空気入りタイヤとしての耐久
性を向上させたものである。
に、本発明者は、タイヤのベルト補強層コードが下記式
で規定される下撚りをかけた後、該下撚り糸複数本を引
きそろえて下撚りと逆方向の下記式で規定される上撚り
係数Ｎ2 となるような上撚りをかけた双撚り糸を使用し
たタイヤにおいて、該Ｎ1 ，Ｎ2 が、 （Ｄ2 ／Ｄ1 ）1/2 ＜Ｎ2 ／Ｎ1 ≦８ かつ Ｎ2 ＜
０．６８ ただし、下撚り数ｎ1 （回／10cm）、上撚り数ｎ2 （回
／10cm） 下撚り糸束の表示デニール数Ｄ1 、トータル表示デニー
ルＤ2 繊維の比重ρ（ｇ／cm3 ）とした時、 Ｎ1 ＝ｎ1 ×（０．１３９×Ｄ1 ／ρ）1/2 ×１０-3 Ｎ2 ＝ｎ2 ×（０．１３９×Ｄ2 ／ρ）1/2 ×１０-3 となる双撚り糸を空気入りタイヤのベルト補強層に用い
ることによって、また該ベルト補強層コードに使用する
繊維が、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊
維、ポリアミド繊維よりなる有機繊維コードをベルト補
強層に用いることによって空気入りタイヤとしての耐久
性を向上させたものである。
【００１１】この発明におけるベルト補強層とは、空気
入りタイヤのベルト層上部に配置された、いわゆるキャ
ップ層またはレイヤ−層、及びその両方を指しており、
その配置、またはその枚数は特に制限されない。
入りタイヤのベルト層上部に配置された、いわゆるキャ
ップ層またはレイヤ−層、及びその両方を指しており、
その配置、またはその枚数は特に制限されない。
【００１２】
【作用】本発明の下撚り数ｎ1 （回／10cm）、上撚り数
ｎ2 （回／10cm）で、下撚り係数Ｎ1 、上撚り係数Ｎ2
とする時、ｎ2 ＞ｎ1 、Ｎ2 ≦８Ｎ1 かつＮ2 ＜０．６
８であるから、撚り上ったコード構造において、下撚り
の方向と上撚りの方向が本発明のように逆になっている
いわゆる普通撚りの場合、通常Ｚ撚りにせよ、Ｓ撚りに
せよ、下撚り糸束の方向が上撚り後にストランドの方向
に平行になっているのが普通であるが、本発明の場合下
撚り糸束に上撚り方向に撚りが入っているため、下撚り
糸束の上撚りをなすらせん半径が小さくなり、フィラメ
ントの収束力がアップする。
ｎ2 （回／10cm）で、下撚り係数Ｎ1 、上撚り係数Ｎ2
とする時、ｎ2 ＞ｎ1 、Ｎ2 ≦８Ｎ1 かつＮ2 ＜０．６
８であるから、撚り上ったコード構造において、下撚り
の方向と上撚りの方向が本発明のように逆になっている
いわゆる普通撚りの場合、通常Ｚ撚りにせよ、Ｓ撚りに
せよ、下撚り糸束の方向が上撚り後にストランドの方向
に平行になっているのが普通であるが、本発明の場合下
撚り糸束に上撚り方向に撚りが入っているため、下撚り
糸束の上撚りをなすらせん半径が小さくなり、フィラメ
ントの収束力がアップする。
【００１３】ここで、フィラメントの収束力がアップす
るため、コードを引っ張った時にフィラメント自身が伸
びやすく、フィラメント自身の引張り剛性を発揮しやす
くなる。また下撚り糸束のフィラメントに撚りが入って
いるため、切断伸度もアップさせることができるので、
高引張り剛性と高伸度を同時に満たすことができる。
るため、コードを引っ張った時にフィラメント自身が伸
びやすく、フィラメント自身の引張り剛性を発揮しやす
くなる。また下撚り糸束のフィラメントに撚りが入って
いるため、切断伸度もアップさせることができるので、
高引張り剛性と高伸度を同時に満たすことができる。
【００１４】また下撚り糸束の上撚りをなすらせん半径
が小さくなると、コ−ド径が減少し、コード上下のコー
ティングゴムゲージを同一にする場合、ゴムゲージを減
少できるのでタイヤを軽量化できる。
が小さくなると、コ−ド径が減少し、コード上下のコー
ティングゴムゲージを同一にする場合、ゴムゲージを減
少できるのでタイヤを軽量化できる。
【００１５】さらには、このような下撚り数が少ない有
機繊維コードは、上撚り数と下撚り数の合計の撚り数が
従来のコードに比べて減少するため、撚り糸工程の加工
の際の生産性が向上する。
機繊維コードは、上撚り数と下撚り数の合計の撚り数が
従来のコードに比べて減少するため、撚り糸工程の加工
の際の生産性が向上する。
【００１６】ここで、ｎ2 ／ｎ1 ≦１である時、すなわ
ち（Ｄ2 ／Ｄ1 ）1/2 ≧Ｎ2 ／Ｎ1であるかまたはＮ2
≧０．６８である時は、有機繊維コードの初期引っ張り
剛性が低下することにより、タイヤ高速転動時の径成長
が大きくなり、発熱が大きくなる等の理由により高速耐
久性が低下する。さらに、径成長によるコードの引っ張
り入力に対して破断しやすい。またコ−ド径も大きくな
ってしまうので、トリートのゴムゲージが大きくなり、
重量増加につながる。
ち（Ｄ2 ／Ｄ1 ）1/2 ≧Ｎ2 ／Ｎ1であるかまたはＮ2
≧０．６８である時は、有機繊維コードの初期引っ張り
剛性が低下することにより、タイヤ高速転動時の径成長
が大きくなり、発熱が大きくなる等の理由により高速耐
久性が低下する。さらに、径成長によるコードの引っ張
り入力に対して破断しやすい。またコ−ド径も大きくな
ってしまうので、トリートのゴムゲージが大きくなり、
重量増加につながる。
【００１７】さらにＮ2 ／Ｎ1 ＞８の場合にも、上記と
同様な問題点が生じ、高速耐久性が低下する方向にあ
る。
同様な問題点が生じ、高速耐久性が低下する方向にあ
る。
【００１８】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明するが、
本発明はこの実施例によりなんら限定されるものではな
い。 （１）表１ タイヤサイズが１８５／６５Ｒ１４構造で、ベルト補強
層として特定の有機繊維を用い、下撚り数ｎ1 、上撚り
数ｎ2 、下撚り係数Ｎ1 、上撚り係数Ｎ2 を表１に示し
たような値とした時のコードの引張り剛性指数（ＪＩＳ
規格コード初期モジュラス）、高速耐久性、タイヤ軽量
化指数をそれぞれ下記の方法で測定した。 コード初期引張り剛性指数 コードをＪＩＳ規格にある通常の引張り破断試験機を用
いて、伸張破断させた時、０．３３ｇｆ／Ｄと０．６６
ｇｆ／Ｄ時の張力Ｔ1 、Ｔ2 （ｋｇｆ）に対応する伸び
をＬ1 、Ｌ2 （％）としたとき Ｅ＝（Ｔ2 −Ｔ1 ）／（Ｌ2 −Ｌ1 ）×１００ をコード初期引張り剛性と規定する。従来例のコード初
期引張り剛性をＥ1 、比較したいコード初期引張り剛性
をＥとした時、コード初期引張り剛性指数は Ｅ／Ｅ1 ×１００ より求めた。 高速耐久性 高速耐久性試験としては、時速１２０ｋｍ／時から１０
ｋｍ／時きざみで速度を上げて２０分ずつ走行させ故障
するまで行った。故障した時点の速度を示す。 タイヤ軽量化指数 タイヤ軽量化指数の測定は、コード径の変化にともない
トリートのコード上下ゴムゲージが同じになるようにコ
ーティングゴムのゲージを変えた時に、単位幅あたりの
コード打ち込み本数を同一にし、トリートの容積を一定
とした時の従来例のトリート重量をＷ1 、測定したいト
リートの重量をＷとした時に、 Ｗ1 ／Ｗ×１００ をタイヤ軽量化指数とする。被測定トリートの重量Ｗが
小さいほどタイヤ軽量化指数は大きくなり好ましい。
本発明はこの実施例によりなんら限定されるものではな
い。 （１）表１ タイヤサイズが１８５／６５Ｒ１４構造で、ベルト補強
層として特定の有機繊維を用い、下撚り数ｎ1 、上撚り
数ｎ2 、下撚り係数Ｎ1 、上撚り係数Ｎ2 を表１に示し
たような値とした時のコードの引張り剛性指数（ＪＩＳ
規格コード初期モジュラス）、高速耐久性、タイヤ軽量
化指数をそれぞれ下記の方法で測定した。 コード初期引張り剛性指数 コードをＪＩＳ規格にある通常の引張り破断試験機を用
いて、伸張破断させた時、０．３３ｇｆ／Ｄと０．６６
ｇｆ／Ｄ時の張力Ｔ1 、Ｔ2 （ｋｇｆ）に対応する伸び
をＬ1 、Ｌ2 （％）としたとき Ｅ＝（Ｔ2 −Ｔ1 ）／（Ｌ2 −Ｌ1 ）×１００ をコード初期引張り剛性と規定する。従来例のコード初
期引張り剛性をＥ1 、比較したいコード初期引張り剛性
をＥとした時、コード初期引張り剛性指数は Ｅ／Ｅ1 ×１００ より求めた。 高速耐久性 高速耐久性試験としては、時速１２０ｋｍ／時から１０
ｋｍ／時きざみで速度を上げて２０分ずつ走行させ故障
するまで行った。故障した時点の速度を示す。 タイヤ軽量化指数 タイヤ軽量化指数の測定は、コード径の変化にともない
トリートのコード上下ゴムゲージが同じになるようにコ
ーティングゴムのゲージを変えた時に、単位幅あたりの
コード打ち込み本数を同一にし、トリートの容積を一定
とした時の従来例のトリート重量をＷ1 、測定したいト
リートの重量をＷとした時に、 Ｗ1 ／Ｗ×１００ をタイヤ軽量化指数とする。被測定トリートの重量Ｗが
小さいほどタイヤ軽量化指数は大きくなり好ましい。
【００１９】
【表１】
【００２０】（２）表２ タイヤサイズが２０５／６５Ｒ１５構造で、ベルト補強
層として特定の有機繊維を用い、下撚り数ｎ1 、上撚り
数ｎ2 、下撚り係数Ｎ1 、上撚り係数Ｎ2 を表２に示し
たような値とした時のコードについて、表１と同様に引
張り剛性指数（ＪＩＳ規格コード初期モジュラス）、高
速耐久性、タイヤ軽量化指数をそれぞれ測定した。
層として特定の有機繊維を用い、下撚り数ｎ1 、上撚り
数ｎ2 、下撚り係数Ｎ1 、上撚り係数Ｎ2 を表２に示し
たような値とした時のコードについて、表１と同様に引
張り剛性指数（ＪＩＳ規格コード初期モジュラス）、高
速耐久性、タイヤ軽量化指数をそれぞれ測定した。
【００２１】
【表２】
【００２２】
【発明の効果】本発明による有機繊維コードによれば、
コードの引張り剛性、高伸度を達成し、それによってタ
イヤの高速耐久性、軽量化を達成する。また、従来の下
撚り数と上撚り数の等しい構造を持つコードに比べ、上
撚り数＋下撚り数の合計撚り数が減少するため、撚り糸
工程での生産性が向上する。
コードの引張り剛性、高伸度を達成し、それによってタ
イヤの高速耐久性、軽量化を達成する。また、従来の下
撚り数と上撚り数の等しい構造を持つコードに比べ、上
撚り数＋下撚り数の合計撚り数が減少するため、撚り糸
工程での生産性が向上する。
【００２３】
【図１】空気入りラジアルタイヤのベルト補強層の概略
断面図である。
断面図である。
【図２】空気入りラジアルタイヤのベルト補強層の概略
断面図である。
断面図である。
１ レイヤー層 ２ キャップ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６０Ｃ 9/00 Ｅ 7615−3Ｄ
Claims (2)
- 【請求項１】 タイヤのベルト補強層コードが下記式で
規定される下撚り係数Ｎ1 となる下撚りをかけた後、該
下撚り糸複数本を引きそろえて下撚りと逆方向の下記式
で規定される上撚り係数Ｎ2 となる上撚りをかけた双撚
り糸を使用したタイヤにおいて、該Ｎ1 ，Ｎ2 が、 （Ｄ2 ／Ｄ1 ）1/2 ＜Ｎ2 ／Ｎ1 ≦８ かつ Ｎ2 ＜
０．６８ ただし、下撚り数ｎ1 （回／10cm）、上撚り数ｎ2 （回
／10cm） 下撚り糸束の表示デニール数Ｄ1 、トータル表示デニー
ルＤ2 繊維の比重ρ（ｇ／cm3 ）とした時、 Ｎ1 ＝ｎ1 ×（０．１３９×Ｄ1 ／ρ）1/2 ×１０-3 Ｎ2 ＝ｎ2 ×（０．１３９×Ｄ2 ／ρ）1/2 ×１０-3 となる双撚り糸を使用したベルト補強層を有する空気入
りタイヤ。 - 【請求項２】 ベルト補強層コードに使用する繊維が、
ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリ
アミド繊維よりなる請求項１記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6029551A JPH07237406A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6029551A JPH07237406A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07237406A true JPH07237406A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12279284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6029551A Pending JPH07237406A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07237406A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010047191A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Bridgestone Corp | トリート部材およびラジアルタイヤ |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6029551A patent/JPH07237406A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010047191A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Bridgestone Corp | トリート部材およびラジアルタイヤ |
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