JP2000301911A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

Info

Publication number
JP2000301911A
JP2000301911A JP11112231A JP11223199A JP2000301911A JP 2000301911 A JP2000301911 A JP 2000301911A JP 11112231 A JP11112231 A JP 11112231A JP 11223199 A JP11223199 A JP 11223199A JP 2000301911 A JP2000301911 A JP 2000301911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cord
organic fiber
pneumatic radial
steel
radial tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11112231A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Takahashi
修二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP11112231A priority Critical patent/JP2000301911A/ja
Publication of JP2000301911A publication Critical patent/JP2000301911A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/062Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration

Landscapes

  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加硫工程直後のポストキュアインフレーショ
ンが不要で高速耐久性、ロードノイズを改善した空気入
りラジアルタイヤの提供。 【解決手段】 1本又は複数本の有機繊維フィラメント
束を撚り合わせた少なくとも1本の有機繊維コードを芯
とし、その外周に少なくとも1本のスチールモノフィラ
メントを15〜50度の巻きつけ角度で、かつコード長
手方向にスチールモノフィラメント相互間を離間させる
ように巻きつけた複合コードによりベルトカバー層を構
成した空気入りラジアルタイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りラジアルタ
イヤに関し、さらに詳しくは、加硫工程後のポストキュ
アインフレーションを必要とすることなく高速耐久性、
ロードノイズを改善した空気入りラジアルタイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高速走行用の乗用車用空入りラジ
アルタイヤはベルト層がスチールコードから構成され、
そのベルト層の両端部又は全面にナイロン繊維などの熱
収縮性有機繊維コードをタイヤ周方向に対して実質的0
度の小角度で連続的に螺旋状に巻きつけてベルトカバー
層を構成するようにしている。このベルトカバー層は高
速走行時のベルト層エッジ部のコードの動きを拘束する
ことにより高周波ロードノイズを抑制し、さらにベルト
層エッジ部のせり上がりを抑制してゴムのセパレーショ
ンを防止するタガ効果により、タイヤの耐久性を向上す
るようにしている。
【0003】しかし、ナイロン繊維は熱収縮性が大きい
ので、加硫後の放冷中のコード収縮によるタイヤ変形を
防止するためタイヤに使用時程度の内圧を充填して所定
温度に冷却するまで放置する、所謂ポストキュアインフ
レーション(PCI)を行わねばならないため、タイヤ
生産性を低下させる原因となっていた。また、ナイロン
繊維は必ずしも弾性率が高いとはいえないため、超高速
用タイヤに使用された場合には、前記のタガ効果が必ず
しも十分でないという問題がある。
【0004】そのためナイロン繊維に比べて弾性率の高
いポリエステル繊維を用いる試みもあるが、ポリエステ
ル繊維はゴムとの接着性が劣るため高速走行時に接着剥
がれが起こりやすいという問題がある。
【0005】一方、スチールコードを用いる試みもある
が、有機繊維に比べて伸度が低いためタイヤ加硫時のリ
フト(膨径)に追従出来るように予め素線に屈曲など型
付けをしておく必要があり、かつ高速走行時にスチール
コードが繰り返し圧縮変形を受けて疲労破断しやすいな
どの問題がある。
【0006】このようにスチールコードの圧縮変形によ
る破断の対策として、1本のナイロン等の有機繊維フィ
ラメントを芯とし、その周囲にシースとして2〜5本の
スチールフィラメントを互いに密接状態に並べて撚り合
わせた複合コードをベルトカバー層に用いた空気入りラ
ジアルタイヤが提案されている(特開平6−29790
5号公報)。しかし、この複合コードは構造的特徴から
伸度が低いため、タイヤ加硫成形時のリフト率が高い場
合には破断する問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はスチー
ルフィラメントを使用しながら、上述した従来の問題を
解消し、加硫工程直後のPCIが不要で、高速耐久性、
ロードノイズを大幅に改善するようにした空気入りラジ
アルタイヤを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の空気入りラジアルタイヤは、トレッドにおけるカ
ーカス層の外側にベルト層を設け、該ベルト層の少なく
ともタイヤ幅方向端部の外側に補強コードをタイヤ周方
向に実質的に0度の角度で巻きつけたベルトカバー層を
設けた空気入りラジアルタイヤにおいて、前記補強コー
ドが1本又は複数本の有機繊維フィラメント束を撚り合
わせた少なくとも1本の有機繊維コードを芯とし、その
外周に少なくとも1本のスチールモノフィラメントを1
5〜50度の巻きつけ角度で、かつコード長手方向にス
チールモノフィラメントの相互間を離間させるように巻
きつけた複合コードからなることを特徴とするものであ
る。
【0009】このようにベルトカバー層の補強コードと
して、有機繊維コードからなる芯にスチールモノフィラ
メントを15〜50度で巻きつけた複合コードを使用す
ることにより、コード伸度を適度に確保しながらスチー
ルモノフィラメントの拘束力で芯部の有機繊維コードの
熱収縮を抑制するため、タイヤ加硫成形時のリフトに対
してコード破断を生ずることなく追従させることがで
き、かつ熱収縮性が抑制されるため加硫成形直後のPC
Iが不要になるため、タイヤの生産性が向上する。さら
に、複合コードはスチールモノフィラメントの導入によ
り弾性率が向上するためベルトカバー層のタガ効果が向
上し、ベルト層エッジ部の動きを抑制して高速耐久性を
向上すると共に、ロードノイズを低減する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明において乗用車用に
設計された空気入りラジアルタイヤの一例を示す子午線
方向半断面図である。
【0011】図1において、1はトレッド部、2はベル
ト層、3はカーカス層、4はビードコア、10はベルト
カバー層をそれぞれ示す。ベルト層は2層からなり、そ
れぞれスチールコードがタイヤ周方向に対して10〜3
0度および−10〜−30度の角度で層間で互いに交差
するように配置されている。カーカス層3はゴムに埋設
した有機繊維コードをタイヤ周方向に対し略直角方向に
配置し、両端部をビードコア4に折り返すように構成さ
れている。
【0012】ベルトカバー層10は補強コード11がタ
イヤ周方向に対して僅かな角度(実質的に0度)で連続
的に螺旋状に巻回されて構成されている。ベルトカバー
層10は少なくともベルト層2のエッジ部を覆うように
配置されるが、図示のようにベルト層2の全幅を覆うよ
うに配置してもよい。
【0013】ベルトカバー層10の補強コード11は図
2に例示するような構成からなり、1本又は複数本の有
機繊維フィラメント束を撚り合わせてなる有機繊維コー
ド12を芯とし、その外周に少なくとも1本のスチール
モノフィラメント13を、巻きつけ角度15〜50度で
螺旋状に巻きつけた複合コードとして構成されている。
図3は図2においてスチールモノフィラメントの巻きつ
け角をθで示す説明図である。
【0014】本発明において、上述のように有機繊維コ
ードとスチールモノフィラメントとからなる複合コード
は、加硫工程時のリフトを吸収する伸度と、加硫工程直
後のPCIを不要にする低熱収縮性とを備え、タイヤ中
でベルト層に対するタガ効果とロードノイズ低減効果の
ために所定の引張弾性率を確保していることが必要であ
る。これら諸特性は有機繊維コードに巻きつけたスチー
ルモノフィラメントの巻きつけ角度に大いに依存する。
【0015】すなわち、スチールモノフィラメントの巻
きつけ角度(有機繊維コードの軸方向に対する角度)
は、加硫工程前の状態で15〜50度にすることが必要
であり、好ましくは20〜35度の範囲にする。ただ
し、上記巻きつけ角度は、加硫後のタイヤ内では、加硫
工程のリフトで大きな引張り荷重が負荷される関係で、
14〜48度、好ましくは19〜28度のやや小さい角
度に変化した範囲にシフトする。
【0016】上記巻きつけ角度(加硫前)が15度未満
であると、複合コードの伸度が小さくなりすぎるため、
タイヤ加硫工程で高リフトが加えられた場合にスチール
モノフィラメントが破断することがある。また、50度
よりも高くなると、スチールモノフィラメントの高い弾
性率が十分に利用されなくなり、複合コードの弾性率が
低下すると共に、伸度が大きくなりすぎるため、高速耐
久性の向上効果やロードノイズの低減効果が期待できな
くなる。
【0017】図4〜図6は、芯部の有機繊維コードとし
て、太さ840d/2、撚り数(下撚り×上撚り)44
×44回/10cm、コード径0.55mmの66ナイ
ロンコードを使用し、その周囲に巻きつけるスチールモ
ノフィラメントとして、直径0.17mmのブラスメッ
キピアノ線を使用し、その巻きつけ角度を種々変化させ
た複合コードの破断強度(引張り強さ)(N)、荷重4
4Nを負荷したときの中間伸度(%)、乾熱150℃で
加熱したときの熱収縮率(%)の変化を調べたグラフで
ある。それぞれグラフ中には、上記66ナイロンコード
単独の破断強度、中間伸度、熱収縮率が破線によって併
せて表示されている。ここで中間伸度は引張り弾性率の
尺度であり、中間伸度が大きいと引張り弾性率は小さく
なることを意味する。
【0018】図4のグラフから、複合コードの破断強度
は、スチールモノフィラメントの巻きつけ角度が約30
度でピークになり、約30度から小さくなっても、大き
くなっても破断強度が低下することがわかる。また、図
5のグラフから、複合コードの中間伸度は、スチールモ
ノフィラメントの巻きつけ角度が大きくなるほど増大す
ることがわかる。また、図6のグラフから、複合コード
の熱収縮率は、スチールモノフィラメントの巻きつけ角
度が約20度近辺で最低になり、約20度から小さくな
っても、大きくなっても熱収縮率が増大することがわか
る。これら図4〜図6の結果を総合して、スチールモノ
フィラメントの有機繊維コードに対する巻きつけ角度
(加硫工程前)として15〜50度、好ましくは20〜
35度が採用される。
【0019】複合コードの芯部を構成する有機繊維コー
ドは、1本の有機繊維フィラメント束を撚り合わせた片
撚りコードであってもよく、或いは複数本の有機繊維フ
ィラメント束の各々を下撚りし、それら複数本を合糸し
て上撚りをかけたコードであってもよい。後者の複数本
から構成する場合、下撚りと上撚りの撚り方向は同一で
あっても、異なっていてもよい。このような有機繊維コ
ードを芯部に配置する本数は1本であっても複数本であ
ってもよいが、生産性などの観点からは、好ましくは1
本であるのがよい。
【0020】有機繊維の種類としては特に限定されるも
のではなく、例えば、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
ビニルアルコール、アラミド、レーヨン等の繊維を挙げ
ることができる。これらのなかでも、従来からベルトカ
バー層に多用されている66ナイロン、6ナイロン等の
ホリアミド繊維が、強度特性、ゴムとの接着性、コスト
などの点から特に好ましい。
【0021】芯部の有機繊維コードとしてポリアミド繊
維を使用する場合には、下記式で特定される撚り係数k
を500〜1800、総デニールDを1000〜400
0デニールとすることが好ましい。
【0022】k=T√D ただし、Tは有機繊維コードの上撚り数(回/10c
m) 撚り係数kが500よりも小さいと、繰り返し屈曲に対
するコードの耐疲労性が低下し、また1800よりも大
きくなると、伸度が大きくなりすぎてベルトカバー層の
タガ効果が低下する。また、総デニールDが1000デ
ニールよりも小さくては、引張剛性不足によって高速耐
久性の向上が期待できなくなり、また4000デニール
よりも大きいと、ベルトカバー層が厚くなり過ぎて、タ
イヤ重量の増加を招くようになる。
【0023】有機繊維コードの周囲に巻きつけるスチー
ルモノフィラメントの本数は、1本でも複数本でもよい
が、好ましくは製作コストの点から1本にした方がよ
い。複数本にする場合でも、2本までを限度にするのが
よい。1本および複数本のいずれにする場合にも、スチ
ールモノフィラメントが有機繊維コードに螺旋状に巻き
つけられた状態において、スチールモノフィラメント同
士が接触し合わないよう、適度の間隔で離れるようにす
ることが必要である。
【0024】有機繊維コードに巻きつけるスチールモノ
フィラメントの巻きつけ方向は、特に限定されないが、
好ましくは有機繊維コードの上撚り(有機繊維コードが
片撚りコードの場合は、その撚りの方向)と同じ方向に
することが好ましい。同じ撚り方向にすることにより、
複合コードの破断強度が増大するため、より安定した耐
久性の確保が可能となる。
【0025】スチールモノフィラメントの素材としては
高炭素鋼が好ましい。炭素含有量としては0.60%以
上、好ましくは0.70〜1.05%であるものがよ
い。また、スチールモノフィラメントの径は0.10〜
0.35mmの範囲が好ましい。高炭素鋼の使用によっ
て、スチールモノフィラメントの径を可及的に細径にし
ながら、本発明の目的を達成することが可能になる。
【0026】スチールモノフィラメントの直径dと有機
繊維コードの直径Dとの比d/Dは0.20〜0.50
であるのがよい。この比が0.20未満であると複合コ
ードの弾性率に対するスチールモノフィラメントの寄与
が小さくなり、複合コードの熱収縮率低下や、弾性率向
上の効果が十分でない。一方0.50超であるとコード
径が大きくなり、ベルトカバー層の厚みが増大するた
め、タイヤ重量が増加する。
【0027】
【実施例】タイヤ構造、タイヤサイズ、ベルト層及びベ
ルトカバー層の構成を下記の通り共通とし、ベルトカバ
ー層の補強コードのみを840d/2、撚り数44回/
10cm(上撚り、撚り方向S)×44回/10cm
(下撚り、撚り方向Z)、コード径0.55mmの66
ナイロンコードを芯とし、その外周に線径0.17mm
のブラスメッキピアノ線のスチールモノフィラメントを
巻きつけ方向Sとし、巻きつけ角を表1の通り異ならせ
た構成とした実施例1〜3、比較例2、3と上記66ナ
イロンコードのみを用いた従来例及び比較例1の7種類
のラジアルタイヤを製作した。なお、従来例については
加硫直後にPCI処理を行った。
【0028】タイヤ構造:図1。 タイヤサイズ:195/65R15 ベルト構造:スチールコードをタイヤ周方向に対し24
度と−24度になるように配置した2層で構成。
【0029】ベルトカバー層:補強コードをタイヤ周方
向に対し略0度で打ち込み本数50本/5cmとなるよ
うにベルト層の全幅を覆うように連続的に螺旋状にきつ
けて構成した。
【0030】上記7種類のタイヤについて加硫工程での
補強コードの破断の有無、タイヤの外周成長、高速耐久
性、ロードノイズを測定した。結果を表1に示す。試験
方法は下記のとおりである。
【0031】コード破断の有無:タイヤより1/4周分
の試料を採取してトレッドゴム層をベルトカバー層の直
上ではがし取り、目視にて破断の有無を確認した。 タイヤ外周成長:上記タイヤをリムサイズ15×6JJ
リムに組み込み内圧200kPa、荷重3.29kN
(タイヤ1本あたり)、速度81km/hで96時間走
行前後のタイヤ外周を測定し、差を求めた。
【0032】高速耐久性試験:乗用車タイヤ:JIS
D4230(1998)の6.5項高速性能試験Bに準
拠し、ドラム径1707mmの試験装置を用いて6.5
項表7の高速性能試験終了後、速度を30分毎に8km
/h増加してタイヤが破壊するまで試験を続行。走行距
離を従来例を100として指数表示した。数値の大なる
程良好である。なお、前記表7で指定された最大負荷能
力は日本自動車タイヤ協会イヤーブック1998年版に
記載された負荷能力に従った。
【0033】ロードノイズ:上記タイヤをリムサイズ1
5×6JJのリムに組み込み、内圧210kPaをか
け、排気量2.5リッターのFF車に装着し、訓練され
たドライバーにより50km/hでロードノイズ測定用
路面を走行した。走行時、運転席の窓の内側に集音マイ
クを設置して315Hzの音圧を測定し、その大きさを
従来例のタイヤを100として指数表示した。数値の小
なる程良好である。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ベ
ルトカバー層の補強コードとして、1本又は複数本の有
機繊維フィラメント束を撚り合わせてなる少なくとも1
本の有機繊維コードを芯とし、その外周に少なくとも1
本のスチールモノフィラメントを15〜50度の巻きつ
け角度で巻きつけた複合コードを用いたので、スチール
モノフィラメントを使用しながら適度の伸度を有するた
め、タイヤ加硫時のリフトによりコード破断を生ずるこ
とがなく、また補強コードの熱収縮性が抑制されるため
PCIが不要になり、生産性を向上することができる。
さらに、補強コードの弾性率が向上するためタガ効果を
一層向上させて高速耐久性を向上すると共に、ロードノ
イズを低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例を示す子午線方
向半断面図である。
【図2】本発明のベルトカバー層に使用される補強用コ
ードの一例を示す斜視図である。
【図3】図2においてスチールモノフィラメントの巻き
つけ角θを示す説明図である。
【図4】スチールモノフィラメントの巻き角度とコード
の破断強度の関係図である。
【図5】スチールモノフィラメントの巻き角度とコード
の中間伸度の関係図である。
【図6】スチールモノフィラメントの巻き角度とコード
の乾熱収縮率の関係図である。
【符号の説明】
1 空気入りラジアルタイヤ 2 ベルト層 3 カーカス層 4 ビードコア 10 ベルトカバー層 11 ベルトカバー層の補強コード 12 有機繊維コード 13 スチールモノフィラメント

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドにおけるカーカス層の外側にベ
    ルト層を設け、該ベルト層の少なくともタイヤ幅方向端
    部の外側に補強コードをタイヤ周方向に実質的に0度の
    角度で巻きつけたベルトカバー層を設けた空気入りラジ
    アルタイヤにおいて、前記補強コードが1本又は複数本
    の有機繊維フィラメント束を撚り合わせた少なくとも1
    本の有機繊維コードを芯とし、その外周に少なくとも1
    本のスチールモノフィラメントを15〜50度の巻きつ
    け角度で、かつコード長手方向にスチールモノフィラメ
    ント相互間を離間させるように巻きつけた複合コードか
    らなる空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記スチールモノフィラメントの巻きつ
    け角度が20〜35度である、請求項1に記載の空気入
    りラジアルタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記スチールモノフィラメントの直径d
    と有機繊維コードの直径Dとの比d/Dが0.20〜
    0.50である、請求項1又は2に記載の空気入りラジ
    アルタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記有機繊維コードがポリアミド繊維か
    らなり、下記式で表される撚り係数kが500〜1,8
    00、総デニールDが1,000〜4,000デニール
    である、請求項1、2又は3に記載の空気入りラジアル
    タイヤ。 k=T√D ただし、Tは有機繊維コードの上撚り数(回/10c
    m)
  5. 【請求項5】 前記芯の有機繊維コードが1本で、スチ
    ールモノフィラメントの巻きつけ本数が1本である、請
    求項1、2、3又は4に記載の空気入りラジアルタイ
    ヤ。
  6. 【請求項6】 前記スチールモノフィラメントの巻きつ
    け方向が前記有機繊維コードの上撚り方向と同方向であ
    る、請求項1、2、3、4又は5に記載の空気入りラジ
    アルタイヤ。
  7. 【請求項7】 1本又は複数本の有機繊維フィラメント
    束を撚り合わせてなる少なくとも1本の有機繊維コード
    を芯とし、その外周に少なくとも1本のスチールモノフ
    ィラメントを15〜50度の巻きつけ角度で巻きつけた
    複合コードからなるゴム補強用コード。
JP11112231A 1999-04-20 1999-04-20 空気入りラジアルタイヤ Pending JP2000301911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11112231A JP2000301911A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 空気入りラジアルタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11112231A JP2000301911A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 空気入りラジアルタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000301911A true JP2000301911A (ja) 2000-10-31

Family

ID=14581537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11112231A Pending JP2000301911A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 空気入りラジアルタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000301911A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115912A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤの製造方法
CN113165439A (zh) * 2018-12-20 2021-07-23 倍耐力轮胎股份公司 用于车辆车轮的轮胎
CN113661075A (zh) * 2019-04-17 2021-11-16 倍耐力轮胎股份公司 混合帘线和具有这种帘线的轮胎

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115912A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤの製造方法
CN113165439A (zh) * 2018-12-20 2021-07-23 倍耐力轮胎股份公司 用于车辆车轮的轮胎
CN113165439B (zh) * 2018-12-20 2023-06-27 倍耐力轮胎股份公司 用于车辆车轮的轮胎
CN113661075A (zh) * 2019-04-17 2021-11-16 倍耐力轮胎股份公司 混合帘线和具有这种帘线的轮胎

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4053727B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
EP3898275B1 (en) Tyre for vehicle wheels
US6926053B2 (en) Pneumatic tire variable elasticity modules metallic band cord
JP2001180220A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2000025414A (ja) 空気タイヤ用ベルト補強構造
JP5023867B2 (ja) 空気入りタイヤ
KR960007026B1 (ko) 공기주입 레이디얼 타이어
JP3179915B2 (ja) 空気入りタイヤ
CN115335239B (zh) 充气轮胎
JP5496752B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2000301911A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP6988865B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4116201B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JPH06305304A (ja) 空気入りタイヤ
US20220126629A1 (en) Pneumatic radial tire
JP3497030B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4268365B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JPH11198605A (ja) ラジアルタイヤ
JP2004306636A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2699098B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
EP3956157B1 (en) Hybrid cord and tyre with such cord
JP2824653B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP7010356B1 (ja) 空気入りタイヤ
WO2023037720A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP2002002213A (ja) 空気入りラジアルタイヤとリムの組み立て体