JPH07237268A - 屈曲グラファイトシャフトおよびその製造法 - Google Patents

屈曲グラファイトシャフトおよびその製造法

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JPH07237268A
JPH07237268A JP6234311A JP23431194A JPH07237268A JP H07237268 A JPH07237268 A JP H07237268A JP 6234311 A JP6234311 A JP 6234311A JP 23431194 A JP23431194 A JP 23431194A JP H07237268 A JPH07237268 A JP H07237268A
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mandrel
shaft
graphite
soft
bend
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JP6234311A
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Guy M Houser
エム.ハウザー ガイ
Jr Robert B Sandman
ビー.サンドマン ジュニア ロバート
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Berkley and Co Inc
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BAAKUREI and CO Inc
Berkley and Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】屈曲グラファイトシャフトを成形するための基
本形としてマンドレルが使用される前記シャフトの製法
およびそのシャフト。マンドレルはシャフト内の所望の
曲部に相当する位置に軟質部分30を有する。グラファ
イト複合材料をマンドレルに適用する。軟質部分を所望
の曲部8を付与する形状に曲げ、グラファイト材をその
場で硬化させて硬質グラファイトシャフト6を形成する
間、軟質部分をこの形状に保持する。次に、硬質グラフ
ァイトシャフトを破損させずに通過するのに十分に柔軟
であるマンドレルの軟質部分を使って、マンドレルを前
記シャフトの外側(矢印B方向)にすべらせて取り出
す。 【効果】製造操作が簡単で、製造費用が比較的低く、多
数のシャフトに対して正確な曲部を付与できる。本シャ
フトはゴルフクラブ、釣竿、自転車用フレーム等にして
使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屈曲グラファイトシ
ャフト、および、シャフトがその場でマンドレル上で形
成された後シャフトから滑り抜かれるところのグラファ
イト被覆マンドレルを使用する該シャフトの製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】グラファイトシャフトは今、多くの製品
において硬質材料、例えば鋼鉄、木材または同様のもの
から作られたシャフトに置き換わる物として使用されて
いる。例えば、多くのゴルフクラブは今グラファイトシ
ャフトを有する。グラファイトシャフトは軽くて強く並
びに耐腐食性があるので好まれている。延長マンドレル
がシャフトを作る型として使用されるところの、グラフ
ァイトシャフトを作る一の方法は、知られている。グラ
ファイト複合材料をマンドレルに、該マンドレルを被覆
するように塗布し、その後グラファイト被覆マンドレル
を加熱して該グラファイト複合材料を硬化またはキュア
させてソリッドグラファイトシャフトをマンドレル上に
成形せしめ、そして該マンドレルをシャフトから引き出
してシャフトをマンドレルと離れせしめる。これは、コ
スト有効でかつひろく使用されている。中空グラファイ
トシャフトを作る方法である。
【0003】しかし、上述のシャフト製作方法は一の重
大な欠点を有する。この発明まで、直線グラファイトシ
ャフトのみを作るのに使用され得たものであった。これ
は、硬質マンドレルをグラファイトシャフトから引き出
さねばならず、シャフトは直線形でありそれを破壊せず
に硬質マンドレルをシャフトから通し戻すのを可能にす
ることが必要とされることの結果であった。加えて、一
旦成形された鋼鉄または金属シャフトをその後屈曲する
造作物に屈曲すると異なり、直線形グラファイトシャフ
トをこれに続く屈曲工程で屈曲することができない。こ
れは成形された硬質グラファイトシャフトを屈曲配置で
破砕するであろう。従って、直線形グラファイトシャフ
トのみが上記の知られたシャフト製作法により生産する
ことができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】屈曲グラファイトシャ
フトが望まれている多くの用途がある。例えば、多様な
種類のゴルフクラブに使用されるグラファイトシャフト
は、望ましくはクラブヘッドへの付属物を二次加工する
ための屈曲下端部を有する一方、シャフトの上端部をゴ
ルファーに対して適当な配向をもつようにする。拠っ
て、グラファイトシャフト工業においては、屈曲グラフ
ァイトシャフトを作ることについて容易で、コスト有効
で、信頼性のある方法をもつことの必要性があった。少
なくとも一人の出願人に知られた、屈曲グラファイトシ
ャフトを成形せんとする少なくとも一の試みがあった。
この試みは、直線形グラファイトシャフトを該シャフト
が十分に硬化する以前に成形マンドレルから離しそして
その後該シャフトの下端部を所望の角度に屈曲するとい
うことを含むものであった。この屈曲工程は一部にはシ
ャフトの部分硬化した下端部を破砕する。その後別のグ
ラファイト複合材料をシャフトの屈曲したが、破砕した
下端部の周りに包む。その後、シャフトを再加熱してグ
ラファイト材料を再硬化する。仕上げのとき、グラファ
イトシャフトは屈曲下端部を有する。
【0005】しかし、屈曲グラファイトシャフトを提供
する、この以前の試みは数多くの欠点を有する。これは
種々の別の工程および手作業を含む。例えば、マンドレ
ルを部分硬化シャフトから取り除くこと、シャフトを屈
曲しそして破砕すること、新たなグラファイト複合材料
を屈曲区域にわたって手で再塗布すること、および、硬
化プロセスを繰り返すことが必要とされる。これは時間
消費的でかつ労働集約的なプロセスであり、高価シャフ
トとなる。加えて、如何に屈曲のとき個々のグラファイ
トシャフトを破砕するのか、また、如何に別のグラファ
イト複合材料を塗布するのかにおける変形を与えるに、
一のシャフトから次のものに屈曲を正確に再現する方法
が無かった。従って、屈曲の量は一のシャフトと次のも
のとで相当異なり、該シャフトを他の製品、例えばゴル
フクラブに使用する場合に種々の困難を導いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の一の側面は、
容易で、相対的に低廉で、かつ、屈曲を多数のシャフト
に精確に設けるという意味で信頼性のある、屈曲グラフ
ァイトシャフトを作る改良された方法を提供することに
ある。この発明の改良された方法は、滑り可能なマンド
レルを使用する知られたシャフト製作法についての修正
である。
【0007】屈曲グラファイトシャフトを作る改良され
たこの発明の方法は、マンドレルをグラファイト材料で
被覆すること、マンドレル上のグラファイト材料をその
場でキュアして硬質グラファイトシャフトを成形するこ
と、およびその後マンドレルをシャフトの一端部から引
き出してマンドレルをシャフトと離すことの工程を含む
ものである。この発明の特別な改良点は、屈曲部をもつ
グラファイトシャフトを成形する工程に関する。この工
程は、可撓部分をもつマンドレルを備えて屈曲部を有す
るシャフトの該部分を成形すること、マンドレルの可撓
部分を屈曲して屈曲部をシャフトに成形するための形状
にすること、そしてマンドレルの可撓部分をキュア工程
の間この形状にて保持すること、およびその後マンドレ
ルをシャフトの一端部から滑り出すことよりなり、マン
ドレルの可撓部分はシャフトを通過する必要があるとき
直線形になる程十分可撓である。
【0008】この発明は、以下の詳細な説明において、
以下の図面とともに取り入れるとき、より完全に記載さ
れる。ここで、同じ符号は一貫して同じ要素を意味す
る。図1はこの発明の方法により作られた屈曲グラファ
イトシャフトを有するゴルフパターの部分側面図であ
る。図2は図1のゴルフパターの部分正面図である。図
3はこの発明の方法により作られた屈曲グラファイトシ
ャフトの、図2の3−3線に沿った部分断面図であり、
グラファイトシャフトの屈曲下端部を部分的に図示す
る。図4は中空グラファイトシャフトを作る従来技術の
方法の、その従来技術方法の種々の工程を連続して示す
ところのフローチャート説明図である。図5はこの発明
の方法に使用される改良マンドレルの平面図である。該
改良マンドレルは屈曲部をグラファイトシャフトに成形
するのに使用されるところの可撓部分として可撓域を有
する。図6は図5に示される改良マンドレルの平面図で
あり、該マンドレルはグラファイト複合材料により被覆
されておりかつ圧縮テープで包まれたグラファイト被覆
マンドレルの非可撓部分を有する。図7は図6に示され
るマンドレルの平面図であり、グラファイト被覆マンド
レルの可撓部分はエラストマースリーブの中に挿入され
ている。図8は図7に示されるマンドレルの可撓部分を
所望の屈曲配向で保持するのに使用されるところの成形
型の平面図であり、該成形型はマンドレルがその可撓部
分を、屈曲部をシャフトに成形するところの非線形成形
型チャネルの中に置くという開口状態で、図8に示され
ている。図9は図8に示される成形型の平面図であり、
これは成形型をマンドレルの可撓部分の周りに閉じられ
た状態で図示する。図10は図9に示される成形型の、
図9における10−10線に沿った断面図である。図1
1は図5ないし図10の改良マンドレルを、この発明の
改良方法により作られた屈曲グラファイトシャフトから
取り除く工程の平面図である。図12はこの発明の改良
方法により作られたもう一つの屈曲グラファイトシャフ
トの平面図であり、一部には、そこに備えられた種々の
屈曲部を図示する。
【0009】
【実施例及び発明の効果】先ず図1には、一般的な直立
シャフト6に取り付けられたパターヘッド4を備えたゴ
ルフパター2が示されている。シャフト6はグラファイ
トから作られており、且つその下端部(ここで、シャフ
ト6はパターヘッド4に取り付けられている)が曲げら
れている。本発明は、とりわけ、曲がったグラファイト
シャフト6を作るための改良方法、製造物品としての曲
がったグラファイトシャフト6自体、及びその一部とし
て前記曲がったグラファイトシャフト6を含むか又は用
いるゴルフパター2のような何らかの製品に関するもの
である。
【0010】本発明の曲がったグラファイトシャフト6
はゴルフパター2の一部として説明されたけれども、本
発明はグラファイトシャフト6のための如何なる特定の
最終用途に対しても限定されない。本発明の方法により
作られたシャフト6は、広範な製品〔ゴルフクラブのみ
ならず、釣竿、自転車、及び実際、何らかの製品(この
中で、構造部材は望ましくはシャフトを含む)〕中で、
使用されてよい。
【0011】したがって、図1及び2のゴルフパター2
の描写は、本発明のグラファイトシャフト6のための一
つの可能な最終用途を描写することのみを説明する目的
のためのものであった。
【0012】本発明の前は、グラファイトシャフトは代
表的には、曲部を全く持たない真っ直ぐな線状シャフト
として作られた。これは、前記シャフトを作るために最
も一般的に使用される方法によって押し付けられた制限
であった。本発明は前記シャフトを作るための前記の公
知方法の改良に関するものであり、本発明はシャフト6
を、今やその中に少なくとも一箇所の曲部を有し且つ本
改良シャフト製法を実施する結果として作られる曲がっ
たグラファイトシャフト6とすることができる。本発明
は、曲がったグラファイトシャフトの最初の実用的な製
造方法を含む。
【0013】図3に示される如く、本発明のグラファイ
トシャフトの一つの態様は、シャフト6の下端部に単一
の曲部8を有している。それ故、曲部8はシャフト6の
曲がった下方の先端を形成し、そしてαとして示された
角度で、シャフト6の他の真っ直ぐな部分に対して傾け
られている。
【0014】本発明の特徴は、グラファイトシャフトが
従来はどの様にして作られたかを理解することによって
最も良く理解することができる。図4は、真っ直ぐなグ
ラファイトシャフトを作るために通常使用される従来法
を示す。曲がったグラファイトシャフトを作るための本
発明の改良法は、前記従来法の改良法である。したがっ
て、従来法の理解は、本発明の改良法を理解するために
必要である。
【0015】図4には、真っ直ぐなグラファイトシャフ
トを作るための従来法の主な工程が、フローチャート形
式で、始めから終わりまで順次説明されている。これら
の工程は、下記の如く要約され得る:グラファイトコン
ポジット材料のシートを、真っ直ぐな非可撓性マンドレ
ルに当接し;マンドレルの周囲にグラファイトコンポジ
ット材料を巻き付け;マンドレル上に巻き付けられたグ
ラファイトコンポジット材料を圧縮し;グラファイトコ
ンポジット材料を固化又は硬化し、それにより中実のグ
ラファイトシャフトを形成するために、グラファイトコ
ンポジット材料をその上に持つマンドレルを加熱し;形
成されたグラファイトシャフトからマンドレルを引き抜
き;そして形成されたグラファイトシャフトを仕上げ加
工する。
【0016】図4の先頭の第一工程に示す如く、グラフ
ァイトコンポジット材料は該材料のシートとして供給さ
れ、しばしばプレプレグと称され、それはどの様な長さ
又は幅にも切断され得る。前記シートの一つを10とし
て図4に示す。延伸されたマンドレル12は、形成すべ
きシャフト6と少なくとも同等の長さ、及び好ましくは
シャフト6よりも僅かに長い長さを有して供給される。
マンドレル12は、鋼又は他の好適な剛性で耐熱性の材
料から形成される。
【0017】マンドレル12は、真っ直ぐな管状又は円
筒状形態を有し、本文中に示されるグラファイトシャフ
ト6の正に前記態様の如く、先細りのグラファイトシャ
フトを形成することが望まれる場合には、これは一端部
から他端部に僅かに先細りになっている。換言すれば、
マンドレル12の一端部は、他端部よりも大きい断面積
を有しており、そしてマンドレル12はこれらの二つの
端部の間に直線状に延びている。とにかく、従来法の第
一工程は、マンドレル12にグラファイトコンポジット
材料を当接するためにマンドレル12の上に一枚又はそ
れより多くのグラファイトコンポジット材料のシート1
0を留めるか又は乗せることである。
【0018】次の工程は、マンドレル12の周囲にグラ
ファイトコンポジット材料のシート10を巻き付けるこ
とである。これは多くの方法で行なうことができるが、
しかし、都合良くはマンドレル12を平面に接触させて
巻き付けることにより簡単に行なわれる。代表的には、
当接されたグラファイトコンポジット材料のシート10
を伴うマンドレル12を平滑表面例えば机上に横たえ、
次いで回転面をマンドレル12と接触させて降下させ
る。窓ブラインドのようにマンドレル12の周囲にシー
ト10を巻き付けるために、回転面を次いで、効果的に
マンドレル12を回転させるために、平滑表面上で水平
に移動させる。この巻き付け工程は、図4の第二工程と
して説明されている。
【0019】マンドレル12の周囲にグラファイトコン
ポジット材料を巻き付けるために、マンドレル12を回
転した後、収縮包装であるプラスチックテープ14を一
端から他端に、グラファイトで被覆されたマンドレル1
2の周囲に巻き付ける。これは、図4の第三工程として
説明されている。連続回転16を有するテープ14が示
されており、これは、グラファイトシート10により被
覆されたマンドレル12の全部が更にテープ14により
被覆されるまで、マンドレル12の長さに沿って互いに
関連して僅かに固定されている。このテーピング工程の
目的は、グラファイトコンポジット材料を圧縮するこ
と、すなわちマンドレル12に強固に接触させるため
に、グラファイトコンポジット材料に力を付与すること
である。
【0020】マンドレル12がテーピングされた後、そ
れは次いで、グラファイトコンポジット材料のシートを
充分に硬化せしめ且つ中実のグラファイトシャフトに変
えるべく、加熱するためにオーブン又は加熱装置内に挿
入される。前記加熱のために必要とされる温度、及び加
熱工程のために要求される時間は、当業者に良く知られ
ている。図4の第四の工程においてAとして示された矢
印は、グラファイトコンポジット材料を固化又は硬化す
るためにテーピングされたグラファイト被覆マンドレル
に熱を適用することを説明するために役立つ。
【0021】グラファイトシート10から中実のグラフ
ァイトシャフト6を形成するために充分に長い期間にわ
たって充分な高温にマンドレル12を加熱した後、マン
ドレル12を加熱装置から除去する。次の工程は、グラ
ファイトシャフト6からマンドレル12を除去すること
からなる。これは、シャフト6からマンドレル12を、
そのより大きな端部から引き抜くことにより簡単に行な
われる。これは図4の第五工程中に矢印B(これは、形
成されたグラファイトシャフト6からマンドレル12を
引き抜くためにマンドレル12に与えられている引き抜
き力を説明している)によって示される。
【0022】代表的には、グラファイトシャフト6のよ
り大きな端部から突き出ているマンドレル12の端部を
把持するために取り付け具が備えられており、この取り
付け具はマンドレル12の前記端部を把持するか又は前
記端部に接続するための手段を有している。取り付け具
は、シャフト6からマンドレル12を完全に引き抜くた
めに使用することができる。すなわち、マンドレル12
上のグラファイトコンポジット材料を硬化させる間、マ
ンドレル12とシャフト6との間に形成されていてよい
何らかの固着を破壊するために、取り付け具はシャフト
6から短い距離のみマンドレル12を引っ張ることがで
きる。このような固着が破壊された後、次いで作業者は
手によりシャフト6からそのままマンドレル12を引き
抜くことができる。除去の正確な方法にかかわらず、一
端部、すなわちシャフト6がテーピングされている場合
にはより大きな端部から引き抜くか又は押し出すことに
より、マンドレル12はシャフト6から簡単に引き抜か
れる。
【0023】最後に、従来のシャフト形成法の最終工程
は、グラファイトシャフト6を仕上げることである。こ
れは多数の仕上げ二次工程(これは、図4の第六工程の
右から左に示されている)を含む。第一の二次工程は、
18として説明されている如く、グラファイトシャフト
6から収縮包装テープ14を剥すことである。テープ1
4の回転16の重複により、小さな平行稜線20が通常
シャフト6の上に形成されるけれども、これらの稜線2
0は次いで次の仕上げ二次工程においてサンディングに
より除去される。サンディング二次工程はサンダー22
(これは、稜線20をサンディングにより除去するため
に、グラファイトシャフト6の長さに沿って移動され得
る)により示される。テープ14が除去され且つシャフ
ト6の表面上のどの様な稜線20又は他の欠陥もサンデ
ィングにより除去された後、最後の仕上げ二次工程は、
塗料噴霧器24により示される如く、シャフト6を塗装
すること又は被覆することからなる。前記仕上げ二次工
程、すなわちテープ14の剥離、シャフト6のサンディ
ング、及び続くシャフト6の塗装の後には、シャフト6
はそれ故仕上げられた形態にあり、そして他の製品例え
ばゴルフパター2中で使用されてよい。
【0024】前記の従来のグラファイトシャフト形成法
は、グラファイトシャフト形成の分野における当業者に
良く知られている。前記工程の幾つかに対する変形も良
く知られている。例えば、グラファイトコンポジット材
料は、マンドレル12にこのような材料のシート10を
当接し、次いでマンドレル12の周囲に前記シート10
を巻き付けること以外の手段により、マンドレル12に
適用することができる。幾つかのグラファイトコンポジ
ット材料は繊維又はフィラメント形態(これは、マンド
レル12がグラファイトコンポジット材料で被覆される
まで、マンドレル12の周囲に簡単に巻き付けることが
できる)で提供される。しかしながら、マンドレルにグ
ラファイト材料を適用し、剛性のグラファイトシャフト
を形成するためにマンドレル12上でグラファイト材料
を硬化せしめ、次いでシャフト6からマンドレル12を
引き抜くことからなる図4に示される基本的なシャフト
形成法は、本発明が向けられる基本的な方法である。上
記の如く、本発明は特定の成分及び曲がったグラファイ
トシャフトを作るために本方法で使用される特定の工程
からなる改作である。
【0025】改良された本発明の湾曲グラファイトシャ
フトは図5ないし11に関して説明される。この方法は
図4において記載された工程と大部分同じ工程を使用す
るので、これらの工程の記載をここで繰り返すことはし
ない。本発明の方法と従来技術のシャフト製造方法との
違いのみを本発明を理解させるのに十分な方法により説
明する。
【0026】改良された本発明の方法は、少なくとも部
分的に軟質であるマンドレル12の使用よりなる。特
に、マンドレル12は形成されたグラファイトシャフト
6において曲部8を形成するの使用されるマンドレル1
2の少なくとも一部分上で柔軟であるように作られる。
なぜなら図3に示されるようにグラファイトシャフト6
はその下方端部に備えられた曲部8を有するからであ
る、即ちシャフト6のより小さい端部にて、本発明の方
法に使用されるマンドレル12は、マンドレル12の端
部を形成する柔軟な先端領域30を備えた柔軟な部分を
有する。図5において示されるように、マンドレル12
の残される部分は、マンドレル12の長さの大部分を形
成する柔軟でない直線領域32を含む(直線領域32は
図5において、明白にする目的のために折られてい
る。)。
【0027】直線領域32は硬直でありかつ、通常マン
ドレル12を形成するのに使用されている耐熱材料、例
えば鋼鉄、より作られている。この柔軟でない直線領域
32の下方端部は、柔軟な先端領域30を柔軟でない直
線領域32に取りつけるための手段として役に立つ、延
長され、ねじが切られたスクリュー34を備えている。
柔軟な先端領域30は内部にねじが切られた腔36を含
み、柔軟な先端30はねじ34に柔軟でないマンドレル
領域32の端部にてねじ込まれている。柔軟な先端30
を直線領域32に取りつけるための他の手段が使用され
うる。柔軟な先端30が適切な位置にある場合、マンド
レル12は以前に使用されたマンドレル12と同じ長さ
および形を今までどおり有し、それはちょうどマンドレ
ル12の端部は、絶対必要なマンドレル12の柔軟でな
い直線領域32の部分に代わって柔軟な先端領域30に
より形成される。
【0028】多くの材料がマンドレル12の柔軟な先端
32を形成するのに使用することができる。主たる必要
条件は材料は湾曲しもしくは種々の湾曲方向において配
置されるのに充分柔軟であり、かつまっすぐになりうる
ものであることである、それはより詳細に後に説明され
るであろう。材料はまた、グラファイトシャフト6を硬
化させる工程の際に課せられる環境条件に耐え得るもの
でなければならない。加熱は特に図4において示される
シャフト製造方法の態様の際この工程において使用され
るので、柔軟な先端30を形成する材料はこの工程にお
いて使用される温度に耐え得るものでなければならな
い。テフロンは、柔軟な先端30を形成するのに良く働
く一つの材料である。
【0029】前に説明されたシャフト製造方法における
マンドレル12として使用される図5の改良されたマン
ドレルにより、グラファイト複合材料のシート10は今
ままでどおりマンドレル12に使用されたりもしくは取
りつけられる。その後マンドレル12を回転させそして
マンドレル12をグラファイト複合材料により巻く。従
って、図4の第一の2つの工程は基本的に、以前に使用
されたマンドレル12に代わって柔軟な先端30を有す
る改良された図5のマンドレルが使用されることを除い
て同一である。
【0030】グラファイト複合材料をマンドレル12に
対して圧縮する第三の工程は、本発明においていくらか
改められている。シュリンクラップテープ14はグラフ
ァイト材料をマンドレル12の柔軟でない直線領域の大
部分に対して圧縮するために依然として使用される。し
かしながら、テープ14は柔軟な先端30よりいくらか
少し離れたところで終わっているので、テープ14は柔
軟な先端30の回りにはまったく巻かれていない。図6
を見るとテープ14は柔軟な先端30より少し離れた距
離で終わっていることが図解されている。それに代わっ
て、図7において示されるように、42と説明されるよ
うに片側にそってスリットがある滑らかなラバースリー
ブ40は、マンドレル12の柔軟な先端30の回りに設
置されている。スリーブ40はスリットがあるので、ラ
バースリーブ40は柔軟な先端30の上を滑らすのに充
分なように開かれている。ラバースリーブ40はシュリ
ンクラップテープ14上を若干オーバーラップするのに
充分な長さである。いかなる場合においても、マンドレ
ル12の柔軟な先端30は基本的に滑らかなラバースリ
ーブ40により覆われている、そして残るマンドレル1
2の直線領域32は基本的に慣用のシュリンクラップテ
ープ14により覆われている。
【0031】図8ないし10を参照すると、改良された
本発明のシャフト製造方法はマンドレル12の柔軟な先
端30を所望の湾曲方向に湾曲させかつ柔軟な部分をそ
の方向に保持するための鋳型50を含む。この点に関し
て、鋳型50は蝶番56により回転可能に結合している
2つの対面する割型52および54よりなる。各々の割
型52、54は、各々の金型溝の片側半分58が通常同
様に形づくられた金型溝の片側半分を含む。各々の金型
溝の片側半分58はラバースリーブ40をその中に受け
入れてマンドレル12の柔軟な先端30が金型溝に挿入
される大きさの溝60よりなる。金型溝の片側半分58
はグラファイトシャフト6の端部において形成されるこ
とが所望される直線でない湾曲配置を含む。即ち、各々
の金型溝の片側半分58はシャフト6の直線部分の底部
に対応する第一の直線溝領域62および直線溝領域62
に対して適当な角度に配置された第二の湾曲溝領域64
を含む。
【0032】図8は割型52、54は一点を軸として回
転しそしてマンドレル12の柔軟な先端30が金型溝の
片側半分58の1つに挿入されるように開かれている金
型50を記載している。これが行われた後に、図8にお
いて示されるように、割型52、54は金型溝の片側半
分58が完全に柔軟な先端30を封じ込めそして完全な
金型溝を形成する閉じられた位置に旋回される。金型5
0は割型52、54を閉じられた位置において保持する
ための手段、即ち、ねじが切られたクランプボルト66
および固定可能な蝶ナット68を含む。しかしながら、
いかなる適当な手段も金型溝の片側半分52および54
を結合させるために使用しうる。
【0033】図9および10において示されるように、
金型溝の片側半分58により形成された金型溝は柔軟な
先端30をその湾曲方向中に固く保持させる。これに関
して、金型溝の片側半分58は、ラバースリーブ40上
の圧縮力がグラファイト複合材料と柔軟な先端30とが
密に接触するのに十分なように一緒に固定される。もし
くは、代わりに、金型溝58はグラファイト複合材料を
柔軟な先端30に対して圧縮する傾向にあるそれ自体内
部圧縮力を有するスリーブ40とともにラバースリーブ
40を弱く掴むように使用されうる。いかなる場合にお
いても、柔軟な先端30は金型50中に受け入れられる
場合、マンドレル12の柔軟な先端30は、所望される
湾曲方向中の適所に保持され、グラファイト複合材料は
先端30の回りに巻かれ、そしてシュリンクラップテー
プ14によりマンドレル12の支えに作用した圧縮力に
類似してラバースリーブ/金型の組み合わせが圧縮力を
先端30に作用する。
【0034】柔軟な先端30を金型50の中に挿入しそ
して金型50を閉じそして固定した後に、その後マンド
レル12をオーブンの中に挿入しそして普通の方法によ
り加熱した。金型50は、硬化工程の際にグラファイト
シャフト6が十分におよび完全に形成されるまでマンド
レル12の柔軟な先端30をその湾曲方向中で保持す
る。グラファイトシャフト6が形成された後に、金型5
0を開きそしてマンドレル12を金型50より取り除い
た。ラバースリーブ40をその後それを柔軟な先端30
の外に滑らせることにより単純に取り除いた。
【0035】シャフト12の一部分が曲部8と共に形成
されるようにすることの他の、軟質先端部30の重要性
は、図11に説明したとおりのマンドレル除去段階でも
見れる。その先端部30が直線状から曲げるのに充分な
程に軟質であり、従って曲線状に維持しない時には直線
状に戻すことも可能であることを思い出して欲しい。か
くして、マンドレル12は常法、換言すれば矢印Bによ
り示したようにシャフト6の最大末端から通常の方法で
マンドレル12を単に引き出すことにより、シャフト6
から除去できる。これに関して、図11を参照すると、
軟質先端部30は先ずシャフト6の現在曲がっている低
い方の端内の曲部8を通過して引き戻されるだろう。軟
質先端部30がシャフト6の直線区分に到達すると、そ
れはシャフト6の直線区分を通過するために単に直線状
に戻る。図11は、軟質先端部30がグラファイトシャ
フト6の曲部低末端部から通過して戻り、グラファイト
シャフト6の直線区分内で直線状に戻り、かくしてマン
ドレル12がシャフト6の直線部分を通過して戻される
ようにすることを示している。
【0036】グラファイトシャフト6は、次に、通常の
方法、即ち、収縮包装テープ14を取り除くことによ
り、必要に応じてサンドペーパーで磨き、そして次いで
所望に応じてシャフト6を塗布又はペイントすることに
より仕上げてよい。収縮包装テープ14は、シャフト6
の直線区分だけに適用されたので、サンドペーパーで磨
き落とす必要があるだろう隆起線20は直線状シャフト
部分上のみに存在する。かくして、これらの隆起線は依
然として、シャフト6の直線区分を容易に横断できる幾
つかのタイプの機械サンドペーパー磨き機を使用して、
磨き落とすことができる。
【0037】もしテープ14が軟質先端部30上に巻き
付けてあるならば、隆起線20もシャフト6の曲部低末
端部上に現れそしてこれらは手でサンドペーパー磨き除
去されるべきだろう。しかし、圧縮ゴム製スリーブ40
は、それが取り去られた時にシャフト60の上に隆起線
20を残さない滑らかな内側表面を持っているので、グ
ラファイトシャフト6の低末端部はサンドペーパー磨き
をする必要が全くない。これが、マンドレル12の曲部
軟質先端部30上にゴムスリーブを使用する理由であ
り、即ち、手でサンドペーパー磨きをしなければならな
い隆起線20を残すのを避けるためである。しかし、シ
ャフト6の曲部低末端部上に残された隆起線20をサン
ドペーパーで磨き落とす費用が掛かってもよい場合は、
スリーブ40を収縮包装テープ14に置き換えてもよ
い。
【0038】本発明の改善法は、型上でシャフト6が作
られるその型として使用される延長したマンドレル12
を使用する常用のグラファイトシャフト製作法を使用す
るままにしてある。しかし、本発明の方法は、シャフト
6が製造されるのと同時にグラファイトシャフト中に一
つ又はそれより多い曲部を組み込ませるようにして従来
技術を採用する。これはは大きな改善法であって、この
発明以前には経済的に提供され得なかった製品を提供す
る。本発明の方法はその様な曲がったシャフトを必要と
するかも知れない最終使用製品の全種類における曲がっ
たグラファイトシャフトの使用を、大いに容易にしそし
て奨励だろう。本発明は、スクラップと浪費が殆どなし
に、一つのシャフトから次のシャフトへ繰り返す高精密
度の曲部でもってそのようなシャフトを製造するのを可
能にする。
【0039】本発明は、特定の曲がった構造を持つグラ
ファイトシャフトを形成するだけに限定されない。例え
ば、図12は、他のグラファイトシャフト6′を示して
おりそれは、最初の実施態様に示した丁度一つの曲部8
の代わりに、異なる2種の曲部8aと8b′からなる曲
部8′を持って形成でき、かくしてシャフト6′のため
に異なる形の低末端部を形成する。要求されることは、
型50中の型溝が必要とされるどのような曲部構造も提
供するように形成されるということだけである。上述し
たように、この発明はシャフト6中の一つの曲部を形成
するか又はシャフト6′中に示した二つの曲部8aと8
bの組み合わせのような複数の曲部を形成するのに使用
できる。複数の曲部を形成する場合は、シャフトに沿っ
たそのような曲部の精密な数とそれらの位置を明瞭に変
更することができる。かくして、シャフト中に備えられ
る曲部構造の特徴は、設計者の要望によってのみ限定さ
れるだろう。
【0040】更に、曲部8がシャフト6の末端部にのみ
配置される必要はない。それはシャフトの中央部にも配
置されてもよい。これに関しては、マンドレル12はそ
の全長にわたって軟質であるが、(マンドレル12の長
さにわたって存在する縦方向の針金又は繊維により)シ
ャフト6からマンドレル12が引き出されるのに充分な
引張強度を持つていることである。その場合には、型5
0は、型溝片側半分58がマンドレル12の全長にわた
って存在しそしてシャフト6の全長にわたるその曲部と
その直線状部の両方でマンドレルを支持するのに使用さ
れるようになるような長さになっている。その際、型溝
は、直線状シャフト区分を形成する型溝の部分を残し
て、マンドレル12の長さに沿ってどこにでも曲部8を
持つか、又はマンドレル12の長さに沿ってどこにでも
複数の曲部を持つことができた。例えば、型溝は上方と
下方の直線状部と中央部の曲部でもって工夫されてい
て、その型溝から最終的に形成されるシャフト6は上方
の直線区分、中央の曲部及び下方の直線区分を持てるよ
うになっていた。
【0041】もしマンドレル12がその全長にわたって
軟質であるならば、それは依然として、シャフト6の直
線部分を通過することを要求された場合は直線状に戻っ
ているマンドレル12でもってシャフト6から引き出せ
た。
【0042】当業者には、本発明のいろいろな変形は明
瞭であろう。例えば、シャフト6の曲部を手でサンドペ
ーパー磨きするための必要性を避けるために、マンドレ
ル12の軟質先端部30がゴムスリーブ40により覆わ
れることは好ましいが、これはこの発明のためには厳密
には要求されない。収縮包装テープ14又は軟質先端部
30に対してグラファイト材を圧縮する他の手段も使用
できた。更に、シャフト6は一端から他端へ先細になっ
ている必要はないばかりでなく、均一の内径と外径を持
つことができた。この場合、マンドレルを除去する間、
シャフト6のいずれの側からも滑らして外すことができ
た。従って、この発明は添付した特許請求の範囲によっ
てのみ限定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により作られた屈曲グラファイト
シャフトを有するゴルフパターの部分側面図である。
【図2】図1のゴルフパターの部分正面図である。
【図3】本発明の方法により作られた屈曲グラファイト
シャフトの、図2の3−3線に沿った部分断面図であ
り、グラファイトシャフトの屈曲下端部を部分的に図示
する。
【図4】中空グラファイトシャフトを作る従来技術の方
法の、その従来技術方法の種々の工程を連続して示すと
ころのフローチャート説明図である。
【図5】本発明の方法に使用される改良マンドレルの平
面図である。該改良マンドレルは屈曲部をグラファイト
シャフトに成形するのに使用されるところの軟質部分と
して軟質領域を有する。
【図6】図5に示される改良マンドレルの平面図であ
り、該マンドレルはグラファイト複合材料により被覆さ
れておりかつ圧縮テープで包まれたグラファイト被覆マ
ンドレルの非軟質性部分を有する。
【図7】図6に示されるマンドレルの平面図であり、グ
ラファイト被覆マンドレルの軟質部分はエラストマース
リーブの中に挿入されている。
【図8】図7に示されるマンドレルの軟質部分を所望の
屈曲配向で保持するのに使用されるところの成形型の平
面図であり、該成形型はマンドレルがその軟質部分を、
屈曲部をシャフトに成形するところの非線形成形型溝の
中に置くという開口状態で、図8に示されている。
【図9】図8に示される成形型の平面図であり、これは
成形型をマンドレルの軟質部分の周りに閉じられた状態
で図示する。
【図10】図9に示される成形型の、図9における10
−10線に沿った断面図である。
【図11】図5ないし図10の改良マンドレルを、この
発明の改良方法により作られた屈曲グラファイトシャフ
トから取り除く工程の平面図である。
【図12】本発明の改良方法により作られたもう一つの
屈曲グラファイトシャフトの平面図であり、一部には、
そこに備えられた種々の屈曲部を図示する。
【符号の説明】
2 ゴルフパター 6 グラファイトシャフト 8 曲部 10 グラファイトシート 12 マンドレル 14 テープ 30 軟質部分 32 直線領域 40 ラバースリーブ 50 型 52,54 割型 58 型溝の片側半分 60 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62K 19/00 7331−3D

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程: (a)曲部を有するシャフトの部分を形成するための軟
    質部分を有するマンドレルを準備し、(b)曲部を形成
    するために使用されるそれらの軟質部分の領域を包含す
    るマンドレルの少なくとも一部をグラファイト材で被覆
    し、(c)シャフト内に曲部を形成するためにマンドレ
    ルの軟質部分を曲がり形状に曲げ、(d)グラファイト
    材をマンドレル上のその場で硬化させて、硬質グラファ
    イトシャフトを形成し、(e)硬化工程の間、マンドレ
    ルの軟質部分を曲がり形状に保持し、そして(f)硬質
    グラファイトシャフトを破損させることなく該シャフト
    を通過するのに十分に柔軟であるマンドレルの軟質部分
    を用いて、マンドレルをすべらせ硬質グラファイトシャ
    フトから取り出す、からなる少なくとも1つの曲部を有
    するグラファイトシャフトの製造方法。
  2. 【請求項2】 硬化工程が、グラファイト材を硬質化す
    るのに十分に高い温度で、そして十分に長い時間、グラ
    ファイト材を加熱することからなる請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 曲部がシャフトの一方の端部に形成され
    得るように、マンドレルの一方の端部に軟質部分を付与
    する工程をさらに含む請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 以下の工程: (a)マンドレルの軟質部分を保持するための型であっ
    て、曲部に相当する形状の溝をその中に有する型を準備
    し、(b)該型の溝にマンドレルの軟質部分を設置し
    て、軟質部分を曲がり形状に曲げ、そして該形状にそれ
    を保持し、そして(c)前記型の溝内にマンドレルの軟
    質部分を硬化工程の間放置する、をさらに含む請求項1
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 硬化工程の前に、マンドレルに対してグ
    ラファイト材を圧縮する工程をさらに含む請求項1記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 圧縮工程が、マンドレルの軟質部分に適
    用されたグラファイト材を、軟質部分以外のマンドレル
    の部分に適用されたグラファイト材とは別に、圧縮する
    ことからなる請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 圧縮工程が、(a)マンドレルの軟質部
    分以外の部分に適用されたグラファイト材の周囲にテー
    プを巻き、そして(b)マンドレルの軟質部分に適用さ
    れたグラファイト材に、平滑内表面を有する圧縮部材を
    用いて圧縮力を加えることからなる請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 シャフト内に曲部に隣接した直線シャフ
    ト領域を形成するために、マンドレルの軟質部分に隣接
    した比較的硬質の直線領域を有するマンドレルを準備す
    る工程をさらに含む請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 曲部がシャフトの一方の端部に形成され
    得るように、マンドレルの一方の端部に軟質部分を付与
    する工程をさらに含む請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 曲げ工程がシャフト内に単一の曲部を
    付与するためにマンドレルの軟質部分を曲げることから
    なる請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 曲げ工程がシャフト内に複数の曲部を
    付与するためにマンドレルの軟質部分を曲げることから
    なる請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 マンドレルの軟質部分がマンドレルの
    全長の一部のみを構成する請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 マンドレルが、マンドレルの軟質部分
    が連結されている比較的硬質の非軟質性直線領域を含む
    請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 以下の工程: (a)比較的硬質の直線領域と、該直線領域の一端にあ
    るシャフトの曲がり先端部を形成するための軟質部分と
    を有するマンドレルを準備し、(b)直線マンドレル領
    域とマンドレルの軟質部分をグラファイト材で被覆し、
    (c)シャフト内に少なくとも1つの曲部を形成するた
    めに曲がり形状にマンドレルの軟質部分のみを曲げ、
    (d)グラファイト材をマンドレル上のその場で硬化さ
    せて、硬質グラファイトシャフトを形成し、(e)硬化
    工程の間、マンドレルの軟質部分を曲がり形状に保持
    し、そして(f)硬質グラファイトシャフトの直線部分
    を通過する際に、直線状となるために十分に柔軟である
    マンドレルの軟質部分を用いて、マンドレルをすべらせ
    硬質グラファイトシャフトから取り出す、からなる直線
    部分と一端に曲がり先端部を有するグラファイトシャフ
    トの製造方法。
  15. 【請求項15】 曲げ工程がシャフト内に単一の曲部を
    付与するためにマンドレルの軟質部分を曲げることから
    なる請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 曲げ工程がシャフト内に複数の曲部を
    付与するためにマンドレルの軟質部分を曲げることから
    なる請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】(a)曲部を有するシャフトの部分を形
    成するための軟質部分を有するマンドレルを準備し、
    (b)曲部を形成するために使用されるそれらの軟質部
    分の領域を包含するマンドレルの少なくとも一部をグラ
    ファイト材で被覆し、(c)シャフト内に曲部を形成す
    るためにマンドレルの軟質部分を曲がり形状に曲げ、
    (d)グラファイト材をマンドレル上のその場で硬化さ
    せて、硬質グラファイトシャフトを形成し、(e)硬化
    工程の間、マンドレルの軟質部分を曲がり形状に保持
    し、そして(f)硬質グラファイトシャフトを破損させ
    ることなく該シャフトを通過するのに十分に柔軟である
    マンドレルの軟質部分を用いて、マンドレルをすべらせ
    硬質グラファイトシャフトから取り出す、ことにより製
    造された少なくとも1つの曲部をその中に有するグラフ
    ァイトシャフト。
JP6234311A 1993-09-02 1994-09-02 屈曲グラファイトシャフトおよびその製造法 Pending JPH07237268A (ja)

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