JPH0723679Y2 - 三脚における脚の開度調整装置 - Google Patents

三脚における脚の開度調整装置

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JPH0723679Y2
JPH0723679Y2 JP6992689U JP6992689U JPH0723679Y2 JP H0723679 Y2 JPH0723679 Y2 JP H0723679Y2 JP 6992689 U JP6992689 U JP 6992689U JP 6992689 U JP6992689 U JP 6992689U JP H0723679 Y2 JPH0723679 Y2 JP H0723679Y2
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JP6992689U
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JPH0312095U (ja
Inventor
義信 小杉
Original Assignee
スリック三脚株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、カメラなどの撮影用機器あるいは望遠鏡その
他の器材を支持するのに使用される三脚において、脚の
開度を調整するための装置に関する。
[従来の技術] 三脚は雲台を搭載する基体を備えており、この基体に伸
縮自在管からなる脚の上端部が水平方向の枢軸によって
回動自在に取付けられている。そして一般の三脚では、
脚をいっぱいに広げた時に脚の上端部を基体の一部に当
接させるが、あるいは脚同志をつなぐステー等によっ
て、脚の最大開度を規制するようにしている。また、実
公昭63-26635号公報に見られる三脚のように、スライド
部材やクリックストップ機構を組合わせることによって
脚の開度を複数段階に調整できるようにした三脚も提案
されている。この先行技術は、各々の脚の開度を別個に
調整できるため、脚の角度に応じて多様な使い方ができ
るといった長所がある。
[考案が解決しようとする課題] 上記先行技術においては、スライド部材をセットした位
置に応じて脚の最大開度が規制される。このスライド部
材は、脚を閉じた後もセット時の位置を維持するから、
脚を再び広げた時に、以前にセットされていた位置まで
脚が開いてしまう。また、上記スライド部材は脚の上部
の両側面を跨ぐようにして取着されるため、脚の上部が
やや嵩張るなど改善の余地があった。
従って本考案の目的は、コンパクトに構成でき、しかも
脚を折畳んだ後に再び脚を広げる時には一旦最初の開度
で止めることができるような脚の開度調整装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を果たすために開発された本考案の開度調整装
置は、脚取付け用の基体に水平方向の枢軸によって回動
自在に枢着されるパイプ製の脚本体と、この脚本体の上
端開口部に固定される端部材と、この端部材にこの端部
材から突出する方向と没入する方向とに所定のストロー
クで往復移動自在に保持された突当て部材と、この突当
て部材を上記端部材から突出させる方向に付勢するばね
と、上記突当て部材の端部に設けられかつ上記枢軸の径
方向に突き出ていて上記基体の縁部に係合可能であると
ともに上記基体の縁部から遠い側に位置するものほど突
出高さが高くなるように段階的に突出高さが変化させら
れている複数のストッパ壁とを具備している。
[作用] 脚を閉じた状態においては、ばねの弾力によって突当て
部材が端部材からいっぱいに突出している。この状態で
脚を広げると、まず、突出高さが最も低いストッパ壁に
基体の縁部が当接することにより、ストッパ壁の位置に
応じて脚の開度が規制される。ばねの弾力に抗して突当
て部材を指で押込み、上記ストッパ壁と基体の縁部との
係合を外すとともに、脚を広げる方向に動かすと、基体
の縁部は上記ストッパ壁よりも突出高さの高い隣のスト
ッパ壁に係合する。こうして、脚の最大開き角を大きく
とることができる。
[実施例] 以下に本考案の一実施例について図示の三脚10を参照し
て説明する。
脚本体11は、周知の三脚用伸縮自在管と同様に、例えば
アルミニウム合金製の複数の異径パイプ材を管軸方向に
つなぎ合わせて構成される。脚本体11の上端開口部12に
挿着される端部材13は、例えば合成樹脂の一体成形品で
あり、脚本体11に対し所定の位置まで挿入できるように
フランジ部14が設けられている。脚本体11の内面側には
軸線方向に沿うリブ15が設けられており、このリブ15に
端部材13の凹部16を嵌合させることで、端部材13の回り
止めをなしている。脚本体11の上端部17と端部材13とに
は、それぞれ脚本体11の径方向に貫通する孔21,22が設
けられており、これらの孔21,22に水平方向の枢軸25が
挿通されるようになっている。脚本体11と端部材13によ
って脚26が構成される。
上記枢軸25は、その先端部分にねじ部30を備えており、
ねじ部30をナット部材31のねじ孔32に螺合させることに
よって、基体35の脚取付け部36,37に保持されるように
なっている。従って脚26は、基体35に設けられた枢軸25
を中心として水平軸回りに回動自在に支持される。38は
座金である。脚取付け部36,37には上記ナット部材31と
座金38のボス部が嵌合する孔41,42が設けられている。
基体35の縁部45は脚取付け部36,37間に位置している。
基体35の上部に、従来の三脚と同様のカメラ固定用雲台
(図示せず)が搭載される。
突当て部材50は、端部材13に設けられた有底のガイド孔
51に挿入されている。突当て部材50の材質は問わない
が、強度の点でダイキャストのような金属製のものが好
ましい。この突当て部材50は、端部材13から突出する方
向と没入する方向に所定のストローク、すなわち第2図
に示される最大突出位置から第4図に示される最小突出
位置にわたる範囲で往復移動できるように上記ガイド孔
51に保持されている。
本実施例においては、突当て部材50の側面部に凹部52が
設けられているとともに、この凹部52内に枢軸25が横切
っており、凹部52の底壁53と枢軸25とによって突当て部
材50の最大突出量が規制される。一方、突当て部材50を
押込んだ時の最小突出量は、突当て部材50の底面55とガ
イド孔51の底面56とによって規制される。但し、凹部52
の天井面57と枢軸25とによって上記最小突出量が規制さ
れるようにしてもよい。
突当て部材50の上端に位置する操作部61の上面に、指が
滑りにくいように滑り止め用の凹凸62が設けられてい
る。また、第4図等に示されるように、操作部61は縁部
45側に向けてオーバーハングする形状としてあり、これ
により縁部45と突当て部材50との間に指が挟まれること
を防止している。
突当て部材50に設けられた穴65は、突当て部材50の底面
55に開口している。この穴65に、圧縮コイルばね66が収
容されている。このばね66は、突当て部材50をガイド孔
51に挿入した状態においてガイド孔51の底面56との間で
圧縮され、その弾力によって突当て部材50をガイド孔51
から突出させる方向に付勢する。
複数のストッパ壁71,72,73が突当て部材50の上面部に設
けられている。これらストッパ壁71〜73は枢軸25の径方
向に突き出ており、それぞれが基体35の縁部45に係合可
能であるとともに、基体35の縁部45から遠いものほど突
出高さが大となるように段階的に高さを変えて配置され
ている。
これらストッパ壁71〜73を備えた突当て部材50と、端部
材13と、枢軸25と、基体35の縁部45と、ばね66等によっ
て、脚の開度調整装置75が構成されている。上記枢軸25
は、脚26を基体35に枢着するための部材としての機能も
兼用し、しかもこの枢軸25は、脚本体11と端部材13とを
固定する機能も兼ねている。
次に上記構成の開度調整装置75の作用について説明す
る。
三脚10を収納する時など、各々の脚26を閉じている状態
では、ばね66の弾力によって突当て部材50が端部材13に
対してストロークいっぱいの最大突出位置まで突出して
いる。この状態で、脚26を広げると、第2図に示される
ように、最も突出高さの低い第1ストッパ壁71が基体35
の縁部45に当接することによって、脚26がそれ以上開く
ことが阻止される。この場合には、第5図(A)に例示
されるように脚26の開度が比較的小さい通常の使用態様
となる。
脚26を上記の例よりも広げるには、突当て部材50を第3
図中の矢印方向に指で押すことによって、第1ストッパ
壁71と縁部45との係合を外すとともに、脚26を広げる方
向に動かす。こうすると、今度は第2ストッパ壁72が縁
部45に当接するため、第5図(B)に示されるように脚
26の開度を広めにとれる。
脚26を最大に広げるには、第4図に示されるように突当
て部材50を指でいっぱいに押込むとともに、脚26を広げ
る方向に動かす。この場合、第3ストッパ壁73が縁部45
に当接するため、第5図(C)に例示されるように脚26
が最大限に広がる。
上述した開脚操作によって、各脚26の開度を互いに異な
らせれば、第6図(A)および(B)に示すように使用
場所の状況などに応じて、三脚10を種々の態様で使用す
ることもできる。
三脚10を収納する時などにおいて、例えば第4図の状態
から脚26を閉じる方向に動かすと、脚26は第3図の状態
および第2図の状態を経て閉じるため、突当て部材50が
ばね66の弾力によって自動的に元の最大突出位置まで復
帰する。このため、次回の使用時に、突当て部材50を操
作せずにそのまま脚26を広げると、第2図のように第1
ストッパ壁71が縁部45に係合するようになるため、通常
の使用状態である第1の開度のところで脚26の開きを一
旦止めることができる。
本実施例の開度調整装置75に使われている突当て部材50
は、その上端部のみが端部材13の外側に僅かに突出する
だけであるから、脚26の上部をコンパクトにまとめるこ
とができ、外観もすっきりしている。そしてこの突当て
部材50は、指によって一方向に押込むだけで所望位置に
セットできるから、脚26を広げながら突当て部材50の操
作を容易に行なうことができる。
なお、ストッパ壁を2つだけ設け、脚26の開度を2段階
で調整できるようにしてもよいし、あるいはストッパ壁
を3つ以上設けることによって3段階以上に開度を調整
できるように構成してもよい。
[考案の効果] 上述したように本考案によれば、コンパクトでかつ操作
の容易な脚の開度調整装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す開度調整装置の分解斜
視図、第2図ないし第4図は第1図に示された装置の互
いに異なる作動状態を示すそれぞれ縦断面図、第5図
(A),(B),(C)と第6図(A),(B)はそれ
ぞれ三脚の使用態様を示す概略図である。 10……三脚、11……脚本体、13……端部材、25……枢
軸、26……脚、35……基体、45……基体の縁部、50……
突当て部材、66……ばね、71,72,73……ストッパ壁、75
……脚の開度調整装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脚取付け用の基体に水平方向の枢軸によっ
    て回動自在に枢着されるパイプ製の脚本体と、この脚本
    体の上端開口部に固定される端部材と、この端部材にこ
    の端部材から突出する方向と没入する方向とに所定のス
    トロークで往復移動自在に保持された突当て部材と、こ
    の突当て部材を上記端部材から突出させる方向に付勢す
    るばねと、上記突当て部材の端部に設けられかつ上記枢
    軸の径方向に突き出ていて上記基体の縁部に係合可能で
    あるとともに上記基体の縁部から遠い側に位置するもの
    ほど突出高さが高くなるように段階的に突出高さが変化
    させられている複数のストッパ壁と、を具備したことを
    特徴とする三脚における脚の開度調整装置。
JP6992689U 1989-06-15 1989-06-15 三脚における脚の開度調整装置 Expired - Lifetime JPH0723679Y2 (ja)

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