JPH07236678A - 入浴装置 - Google Patents
入浴装置Info
- Publication number
- JPH07236678A JPH07236678A JP5320794A JP5320794A JPH07236678A JP H07236678 A JPH07236678 A JP H07236678A JP 5320794 A JP5320794 A JP 5320794A JP 5320794 A JP5320794 A JP 5320794A JP H07236678 A JPH07236678 A JP H07236678A
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- JP
- Japan
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- bathtub
- hot air
- bathing
- hot water
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- Pending
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 寝たきり老人・重症の病人の入浴を機械的に
行えるようにして看護者等の労力の負担を大巾に軽減さ
せることができる入浴装置を提供する。 【構成】 装置本体１に浴槽２を設けるとともに、横臥
状態の人を受けるフリーローラ５の背当面４を有し且つ
先端に横臥した人の移動を止めるストッパ６を備えた背
受体３を浴槽２上方に配置し、浴槽２の上方で背当面４
を水平とする水平状態から先端が浴槽深く沈んで背当面
４を浴槽２内で傾斜した状態に背受体３の姿勢を変更さ
せる姿勢変更装置９を備え、又装置本体１には車輪２
１、湯タンク１３、シャワーノズル１４、湯カラン１
６、熱風吹出口１８、温風吹出ノズル１９を設ける。
行えるようにして看護者等の労力の負担を大巾に軽減さ
せることができる入浴装置を提供する。 【構成】 装置本体１に浴槽２を設けるとともに、横臥
状態の人を受けるフリーローラ５の背当面４を有し且つ
先端に横臥した人の移動を止めるストッパ６を備えた背
受体３を浴槽２上方に配置し、浴槽２の上方で背当面４
を水平とする水平状態から先端が浴槽深く沈んで背当面
４を浴槽２内で傾斜した状態に背受体３の姿勢を変更さ
せる姿勢変更装置９を備え、又装置本体１には車輪２
１、湯タンク１３、シャワーノズル１４、湯カラン１
６、熱風吹出口１８、温風吹出ノズル１９を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自力では動けずに入浴
できない寝たきり老人・重症の病人の為の入浴装置に関
する。
できない寝たきり老人・重症の病人の為の入浴装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】自力では動くことができない寝たきり老
人・重症の病人の入浴は、浴槽まで看護者等によって運
ばれて、人手によって浴槽の湯につけられ、看護者等に
よって体が洗われ、入浴後看護者等によって持ち上げら
れてベッドまで運ばれて行われる。又は、ベッドの上で
温水に濡らしたタオルでもって人体を拭くことによっ
て、人体を洗う簡便の方法もなされている。
人・重症の病人の入浴は、浴槽まで看護者等によって運
ばれて、人手によって浴槽の湯につけられ、看護者等に
よって体が洗われ、入浴後看護者等によって持ち上げら
れてベッドまで運ばれて行われる。又は、ベッドの上で
温水に濡らしたタオルでもって人体を拭くことによっ
て、人体を洗う簡便の方法もなされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この寝たきり老人・重
症の病人の入浴方法は、看護者等に大きな労力の負担を
与えるものであった。又、ベッドの上で温水で濡らした
タオルでもって拭く方法では、充分な人体の洗滌が行え
ず、温水に漬かることによる血行の改善・入浴効果を期
待できるものでなかった。本発明が解決しようとする課
題は、従来の寝たきり老人・重症の病人の入浴を機械的
に行えるようにして看護者等の労力の負担を大巾に軽減
させることができる入浴装置を提供することにある。
症の病人の入浴方法は、看護者等に大きな労力の負担を
与えるものであった。又、ベッドの上で温水で濡らした
タオルでもって拭く方法では、充分な人体の洗滌が行え
ず、温水に漬かることによる血行の改善・入浴効果を期
待できるものでなかった。本発明が解決しようとする課
題は、従来の寝たきり老人・重症の病人の入浴を機械的
に行えるようにして看護者等の労力の負担を大巾に軽減
させることができる入浴装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 １） 装置本体に浴槽を設けるとともに、横臥状態の人
を受ける背当面を有し且つ先端に横臥した人の移動を止
めるストッパを備えた背受体を浴槽上方に配置し、浴槽
の上方で背当面を水平とする水平状態から先端が浴槽深
く沈んで背当面を浴槽内で傾斜した状態に背受体の姿勢
を変更させる姿勢変更装置を備えたことを特徴とする入
浴装置 ２） 装置本体に車輪を備えて走行できる前記１）記載
の入浴装置 ３） 背当面が、フリーローラを複数本連列させて形成
された前記１），２）何れか記載の入浴装置 ４） 装置本体に給湯装置が設けられ、給湯カランと温
水シャワーノズルを備えた前記１）〜３）何れか記載の
入浴装置 ５） 装置本体に熱風発生装置を設け、浴槽内にその熱
風吹出口を設けた前記１）〜４）何れか記載の入浴装置 ６） 装置本体に熱風発生装置を設け、熱風発生装置で
発生した熱風を送る熱風送気ホースの先端に温風吹出ノ
ズルを接続した前記１）〜４）何れか記載の入浴装置 ７） 背受体の基端を浴槽周縁に回動自在に取付け、姿
勢変更装置の構造を背受体に複数のワイヤを結着し、同
ワイヤを上方の滑車を介して巻取るワイヤ巻取装置を設
け、背受体の先端をワイヤで吊下して水平及び傾斜状態
に保持する構造とした前記１）〜６）何れか記載の入浴
装置 ８） 姿勢変更装置の構造を、背受体の左右の周縁それ
ぞれにシリンダーを設け、シリンダーで背受体の姿勢を
変更する構造とした前記１）〜６）何れか記載の入浴装
置 ９） 装置本体に浴槽と接続された排水タンクを備えた
前記１）〜８）何れか記載の入浴装置 にある。
発明の構成は、 １） 装置本体に浴槽を設けるとともに、横臥状態の人
を受ける背当面を有し且つ先端に横臥した人の移動を止
めるストッパを備えた背受体を浴槽上方に配置し、浴槽
の上方で背当面を水平とする水平状態から先端が浴槽深
く沈んで背当面を浴槽内で傾斜した状態に背受体の姿勢
を変更させる姿勢変更装置を備えたことを特徴とする入
浴装置 ２） 装置本体に車輪を備えて走行できる前記１）記載
の入浴装置 ３） 背当面が、フリーローラを複数本連列させて形成
された前記１），２）何れか記載の入浴装置 ４） 装置本体に給湯装置が設けられ、給湯カランと温
水シャワーノズルを備えた前記１）〜３）何れか記載の
入浴装置 ５） 装置本体に熱風発生装置を設け、浴槽内にその熱
風吹出口を設けた前記１）〜４）何れか記載の入浴装置 ６） 装置本体に熱風発生装置を設け、熱風発生装置で
発生した熱風を送る熱風送気ホースの先端に温風吹出ノ
ズルを接続した前記１）〜４）何れか記載の入浴装置 ７） 背受体の基端を浴槽周縁に回動自在に取付け、姿
勢変更装置の構造を背受体に複数のワイヤを結着し、同
ワイヤを上方の滑車を介して巻取るワイヤ巻取装置を設
け、背受体の先端をワイヤで吊下して水平及び傾斜状態
に保持する構造とした前記１）〜６）何れか記載の入浴
装置 ８） 姿勢変更装置の構造を、背受体の左右の周縁それ
ぞれにシリンダーを設け、シリンダーで背受体の姿勢を
変更する構造とした前記１）〜６）何れか記載の入浴装
置 ９） 装置本体に浴槽と接続された排水タンクを備えた
前記１）〜８）何れか記載の入浴装置 にある。
【０００５】
【作用】本発明では、本発明の入浴装置を老人・患者の
横たわるベッドの所まで移動させるか、又はベッドの方
を入浴装置の所まで移動させるか、或いは老人・患者を
人手で移動させ、老人・患者をベッドから浴槽の上方で
水平にした背受体の背当面の上に寝せる。背当面の先端
にはストッパがあるので、老人・患者が背当面から滑っ
て落下するのを防いでいる。老人・患者を背当面に寝せ
た状態で姿勢変更装置を作動させ、背受体を湯を入れた
浴槽内に回転させて傾斜状態にする。老人・患者はスト
ッパで滑り落ちることなく浴槽の温水に漬かる。背当面
を背当にして座った状態で入浴できる。
横たわるベッドの所まで移動させるか、又はベッドの方
を入浴装置の所まで移動させるか、或いは老人・患者を
人手で移動させ、老人・患者をベッドから浴槽の上方で
水平にした背受体の背当面の上に寝せる。背当面の先端
にはストッパがあるので、老人・患者が背当面から滑っ
て落下するのを防いでいる。老人・患者を背当面に寝せ
た状態で姿勢変更装置を作動させ、背受体を湯を入れた
浴槽内に回転させて傾斜状態にする。老人・患者はスト
ッパで滑り落ちることなく浴槽の温水に漬かる。背当面
を背当にして座った状態で入浴できる。
【０００６】浴槽内の熱風吹出口からの熱風によって湯
を加温するとともに、その熱風の吹出の気泡によって肌
を刺激して入浴効果を高める。又、温水シャワー装置の
温水シャワーを使用して体の洗滌を行う。湯からあがる
ときは、姿勢変更装置を作動させて、浴槽内で傾いた状
態の背受体を回動させて元の水平状態に戻す。その後浴
槽の湯は排水される。又、水平に背受体の上で老人・患
者はタオルで体を拭かれる。温風吹出ノズルを有するも
のは、温水吹出ノズルから温風を体に向けて吹き付けて
肌の水をとって早く乾燥状態とすることができる。背当
面がフリーローラを複数列設して形成されたものでは、
ベッドから背受体へ、又は背受体からベッド等への体の
移動が体を押すだけでフリーローラ上を移動させること
ができることから容易となる。又、浴槽内に熱風吹出口
を設けたものは、浴槽内に湯を入れないとき熱風を送る
ことができ、入浴後浴槽内で湯を排水した後、老人・患
者の乾燥の為に使用できる。
を加温するとともに、その熱風の吹出の気泡によって肌
を刺激して入浴効果を高める。又、温水シャワー装置の
温水シャワーを使用して体の洗滌を行う。湯からあがる
ときは、姿勢変更装置を作動させて、浴槽内で傾いた状
態の背受体を回動させて元の水平状態に戻す。その後浴
槽の湯は排水される。又、水平に背受体の上で老人・患
者はタオルで体を拭かれる。温風吹出ノズルを有するも
のは、温水吹出ノズルから温風を体に向けて吹き付けて
肌の水をとって早く乾燥状態とすることができる。背当
面がフリーローラを複数列設して形成されたものでは、
ベッドから背受体へ、又は背受体からベッド等への体の
移動が体を押すだけでフリーローラ上を移動させること
ができることから容易となる。又、浴槽内に熱風吹出口
を設けたものは、浴槽内に湯を入れないとき熱風を送る
ことができ、入浴後浴槽内で湯を排水した後、老人・患
者の乾燥の為に使用できる。
【０００７】又、背受体の姿勢変更装置としては、ワイ
ヤで背受体を吊下して回動させる構造、或いはシリンダ
ーで背受体を回動させる構造のものは比較的に簡単に背
受体を回動でき、水平状態と傾斜状態の変更が容易であ
る。更に、排水タンクを有するものでは、浴槽水をホー
スで外部に排出させないで排水施設がない所でも使用で
きる。更に、装置本体に車輪を設ければ、入浴装置が移
動自在となってベッドの近くまで移動でき、老人・患者
の入浴をより簡便に行えるものにできる。
ヤで背受体を吊下して回動させる構造、或いはシリンダ
ーで背受体を回動させる構造のものは比較的に簡単に背
受体を回動でき、水平状態と傾斜状態の変更が容易であ
る。更に、排水タンクを有するものでは、浴槽水をホー
スで外部に排出させないで排水施設がない所でも使用で
きる。更に、装置本体に車輪を設ければ、入浴装置が移
動自在となってベッドの近くまで移動でき、老人・患者
の入浴をより簡便に行えるものにできる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は実施例を示す斜視図、図２は実施例を示す
平面図、図３は実施例を示す縦断面図、図４は実施例の
熱風吹出口を示す説明図、図５は実施例の使用方法を示
す説明図、図６は姿勢変更装置の他の例を示す説明図で
ある。図中、１は装置本体、２は浴槽、３は背受体、４
は背当面、５は背受体３を構成するフリーローラ、６は
背受体３の先端に設けた板状ストッパ、７は背受体３の
基端を浴槽周縁に回動自在に取付ける取付部、８は背受
体３の外フレーム、９は姿勢変更装置、１０は同姿勢変
更装置９のワイヤ、１１は滑車、１２はワイヤ１０を巻
取る電動ウインチ、１３は湯タンク、１４はシャワーノ
ズル、１５は湯ホース、１６は湯カラン、１７は熱風吹
出器、１８は熱風吹出口、１９は温風吹出ノズル、２０
は温風送気ホース、２１は装置本体の車輪、２２は瞬間
湯沸かし装置、２３は温風発生装置、２４は装置本体１
に取付けられた他の姿勢変更装置のシリンダー、２５は
シリンダーロッド、２６は背受体３とシリンダーロッド
２５とを連結するリンク、２７は排水タンク、２８は排
水ホースである。又、３０はベッド、３１は同ベッド上
に装置したフリーローラ群で、老人・患者を載せたまま
移動できるようにしている。
する。図１は実施例を示す斜視図、図２は実施例を示す
平面図、図３は実施例を示す縦断面図、図４は実施例の
熱風吹出口を示す説明図、図５は実施例の使用方法を示
す説明図、図６は姿勢変更装置の他の例を示す説明図で
ある。図中、１は装置本体、２は浴槽、３は背受体、４
は背当面、５は背受体３を構成するフリーローラ、６は
背受体３の先端に設けた板状ストッパ、７は背受体３の
基端を浴槽周縁に回動自在に取付ける取付部、８は背受
体３の外フレーム、９は姿勢変更装置、１０は同姿勢変
更装置９のワイヤ、１１は滑車、１２はワイヤ１０を巻
取る電動ウインチ、１３は湯タンク、１４はシャワーノ
ズル、１５は湯ホース、１６は湯カラン、１７は熱風吹
出器、１８は熱風吹出口、１９は温風吹出ノズル、２０
は温風送気ホース、２１は装置本体の車輪、２２は瞬間
湯沸かし装置、２３は温風発生装置、２４は装置本体１
に取付けられた他の姿勢変更装置のシリンダー、２５は
シリンダーロッド、２６は背受体３とシリンダーロッド
２５とを連結するリンク、２７は排水タンク、２８は排
水ホースである。又、３０はベッド、３１は同ベッド上
に装置したフリーローラ群で、老人・患者を載せたまま
移動できるようにしている。
【０００９】この実施例では、本実施例の入浴装置は車
輪２１によってベッド３０の位置まで移動される。ベッ
ド３０上の病人はそのベッドのフリーローラ群３１のシ
ーツ上に寝かせられていて、衣服を脱がされた後病人の
体を入浴装置の方へ押す。病人は押されると、その力で
フリーローラ群３１上を送られ、入浴装置の水平な背受
体３のフリーローラ５上に移しかえられる。このとき背
受体３にはストッパ６があるので体がこのストッパ６で
停止させられ、これ以上移動して背受体３からの落下が
ないようにする。
輪２１によってベッド３０の位置まで移動される。ベッ
ド３０上の病人はそのベッドのフリーローラ群３１のシ
ーツ上に寝かせられていて、衣服を脱がされた後病人の
体を入浴装置の方へ押す。病人は押されると、その力で
フリーローラ群３１上を送られ、入浴装置の水平な背受
体３のフリーローラ５上に移しかえられる。このとき背
受体３にはストッパ６があるので体がこのストッパ６で
停止させられ、これ以上移動して背受体３からの落下が
ないようにする。
【００１０】次に、電動ウインチ１２を作動させると、
ワイヤ１０は滑車１１を介して繰り出され、背受体３は
その取付部７まわりに回動して浴槽２内に下降して浴槽
の傾斜した内壁面に当ってこの傾斜状態となる。この背
受体３上の病人は横臥状態から回転して浴槽２内で座っ
た状態になる。この状態でシャワーノズル１４から温水
を出して病人の体を看護者等によって洗われる。ここ
で、熱水・温水は、瞬間湯沸かし装置２２によって水道
水が加熱されて湯タンク１３に貯えられている。シャワ
ーノズル１４の温水は、この湯タンク１３からの湯又は
直接瞬間湯沸かし装置２２からの温水が供給される。浴
槽内の温水は排水タンク２７又は排水ホースによって排
出される。
ワイヤ１０は滑車１１を介して繰り出され、背受体３は
その取付部７まわりに回動して浴槽２内に下降して浴槽
の傾斜した内壁面に当ってこの傾斜状態となる。この背
受体３上の病人は横臥状態から回転して浴槽２内で座っ
た状態になる。この状態でシャワーノズル１４から温水
を出して病人の体を看護者等によって洗われる。ここ
で、熱水・温水は、瞬間湯沸かし装置２２によって水道
水が加熱されて湯タンク１３に貯えられている。シャワ
ーノズル１４の温水は、この湯タンク１３からの湯又は
直接瞬間湯沸かし装置２２からの温水が供給される。浴
槽内の温水は排水タンク２７又は排水ホースによって排
出される。
【００１１】体を洗った後、湯カラン１６から湯を浴槽
２内に入れる。浴槽２内の病人は湯に漬かって入浴でき
る。入浴中、熱風発生装置２３を作動させ、浴槽２内の
熱風吹出器１７の熱風吹出口１８から熱風を気泡状に噴
出させ、気泡によるマッサージ効果によって入浴効果を
高める。又、湯の温度の低下を防ぐ。入浴後、浴槽２内
の湯は排水され、浴槽２内を空にして熱風吹出口１８か
ら熱風を吹き出し、又は温風吹出ノズル１９から温風を
体に吹付けることで、病人の体を暖めるとともに水分・
湿気をとって早く乾燥状態とする。乾燥させた後、電動
ウインチ１２を作動させ、ワイヤ１０を引き上げて背受
体３を水平になるまで回動させる。ここで、タオル等で
体をよく拭いて乾燥させた後、背受体３上のフリーロー
ラ５上を病人の体を動かしてベッド３０の上に移しかえ
る。ここで衣服を着せられる。その後、入浴装置は洗滌
され、所定の位置に移動させられる。図６に示す他の姿
勢変更装置は、電動ウインチ１２とワイヤ１０・滑車１
１を使わずに、背受体３の側周縁をシリンダー２４とリ
ンク２６で上下して、背受体３をその取付部７まわりに
回動させる例であり、他は前記実施例と同様な構造・作
用効果である。
２内に入れる。浴槽２内の病人は湯に漬かって入浴でき
る。入浴中、熱風発生装置２３を作動させ、浴槽２内の
熱風吹出器１７の熱風吹出口１８から熱風を気泡状に噴
出させ、気泡によるマッサージ効果によって入浴効果を
高める。又、湯の温度の低下を防ぐ。入浴後、浴槽２内
の湯は排水され、浴槽２内を空にして熱風吹出口１８か
ら熱風を吹き出し、又は温風吹出ノズル１９から温風を
体に吹付けることで、病人の体を暖めるとともに水分・
湿気をとって早く乾燥状態とする。乾燥させた後、電動
ウインチ１２を作動させ、ワイヤ１０を引き上げて背受
体３を水平になるまで回動させる。ここで、タオル等で
体をよく拭いて乾燥させた後、背受体３上のフリーロー
ラ５上を病人の体を動かしてベッド３０の上に移しかえ
る。ここで衣服を着せられる。その後、入浴装置は洗滌
され、所定の位置に移動させられる。図６に示す他の姿
勢変更装置は、電動ウインチ１２とワイヤ１０・滑車１
１を使わずに、背受体３の側周縁をシリンダー２４とリ
ンク２６で上下して、背受体３をその取付部７まわりに
回動させる例であり、他は前記実施例と同様な構造・作
用効果である。
【００１２】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、寝たきり
老人・重症の患者をベッドから浴槽内に移し、しかも浴
槽内で座った状態の姿勢にすることが少ない労力で行え
るようにし、看護者の負担を大巾に軽減できる。しか
も、移動自在にすると更にベッド近くまで浴槽を移動
し、病人・患者をほとんど移動させないで病室で手軽に
入浴させることができる。
老人・重症の患者をベッドから浴槽内に移し、しかも浴
槽内で座った状態の姿勢にすることが少ない労力で行え
るようにし、看護者の負担を大巾に軽減できる。しか
も、移動自在にすると更にベッド近くまで浴槽を移動
し、病人・患者をほとんど移動させないで病室で手軽に
入浴させることができる。
【図１】実施例を示す斜視図である。
【図２】実施例を示す平面図である。
【図３】実施例を示す縦断面図である。
【図４】実施例の熱風吹出口を示す説明図である。
【図５】実施例の使用方法を示す説明図である。
【図６】姿勢変更装置の他の例を示す説明図である。
１ 装置本体 ２ 浴槽 ３ 背受体 ４ 背当面 ５ フリーローラ ６ ストッパ ７ 取付部 ８ 外フレーム ９ 姿勢変更装置 １０ ワイヤ １１ 滑車 １２ 電動ウインチ １３ 湯タンク １４ シャワーノズル １５ 湯ホース １６ 湯カラン １７ 熱風吹出器 １８ 熱風吹出口 １９ 温風吹出ノズル ２０ 温風送気ホース ２１ 車輪 ２２ 瞬間湯沸かし装置 ２３ 温風発生装置 ２４ シリンダー ２５ シリンダーロッド ２６ リンク ２７ 排水タンク ２８ 排水ホース ３０ ベッド ３１ フリーローラ群
Claims (9)
- 【請求項１】 装置本体に浴槽を設けるとともに、横臥
状態の人を受ける背当面を有し且つ先端に横臥した人の
移動を止めるストッパを備えた背受体を浴槽上方に配置
し、浴槽の上方で背当面を水平とする水平状態から先端
が浴槽深く沈んで背当面を浴槽内で傾斜した状態に背受
体の姿勢を変更させる姿勢変更装置を備えたことを特徴
とする入浴装置。 - 【請求項２】 装置本体に車輪を備えて走行できる請求
項１記載の入浴装置。 - 【請求項３】 背当面が、フリーローラを複数本連列さ
せて形成された請求項１，２何れか記載の入浴装置。 - 【請求項４】 装置本体に給湯装置が設けられ、給湯カ
ランと温水シャワーノズルを備えた請求項１〜３何れか
記載の入浴装置。 - 【請求項５】 装置本体に熱風発生装置を設け、浴槽内
にその熱風吹出口を設けた請求項１〜４何れか記載の入
浴装置。 - 【請求項６】 装置本体に熱風発生装置を設け、熱風発
生装置で発生した熱風を送る熱風送気ホースの先端に温
風吹出ノズルを接続した請求項１〜４何れか記載の入浴
装置。 - 【請求項７】 背受体の基端を浴槽周縁に回動自在に取
付け、姿勢変更装置の構造を背受体に複数のワイヤを結
着し、同ワイヤを上方の滑車を介して巻取るワイヤ巻取
装置を設け、背受体の先端をワイヤで吊下して水平及び
傾斜状態に保持する構造とした請求項１〜６何れか記載
の入浴装置。 - 【請求項８】 姿勢変更装置の構造を、背受体の左右の
周縁それぞれにシリンダーを設け、シリンダーで背受体
の姿勢を変更する構造とした請求項１〜６何れか記載の
入浴装置。 - 【請求項９】 装置本体に浴槽と接続された排水タンク
を備えた請求項１〜８何れか記載の入浴装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5320794A JPH07236678A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 入浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5320794A JPH07236678A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 入浴装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07236678A true JPH07236678A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12936424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5320794A Pending JPH07236678A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 入浴装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07236678A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016043036A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | 株式会社ハイレックスコーポレーション | 入浴補助具 |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP5320794A patent/JPH07236678A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016043036A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | 株式会社ハイレックスコーポレーション | 入浴補助具 |
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