JPH0723665A - 多重フィルム - Google Patents

多重フィルム

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Publication number
JPH0723665A
JPH0723665A JP5169982A JP16998293A JPH0723665A JP H0723665 A JPH0723665 A JP H0723665A JP 5169982 A JP5169982 A JP 5169982A JP 16998293 A JP16998293 A JP 16998293A JP H0723665 A JPH0723665 A JP H0723665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
transparent
heat
gas
filled
Prior art date
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Pending
Application number
JP5169982A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Abe
和彦 阿部
Nobuyuki Takahashi
信之 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5169982A priority Critical patent/JPH0723665A/ja
Publication of JPH0723665A publication Critical patent/JPH0723665A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】断熱性能を従来の透明断熱壁体と同等に保持し
たまま、建設費を大幅に低減するのに効果的なフィルム
構成を提供する。 【構成】本発明は熱線反射フィルムと透明フィルムとを
予め重ね合わせて構成し、適宜位置で適宜形態で両者を
接着し、これを現場にて簡易支柱と共にあるいは独立に
展張して、層間に気体を注入して全体を膨張させるのに
適するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明断熱壁体用の多重フ
ィルムに係わり、特に作業性に優れた多重フィルム構成
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の透明断熱型壁体としては、特開昭
61−247320号公報,特開昭63−7728号公報等に代表され
るものがあり、筆者らが提案してきたところでである。
【0003】これらは主として、熱線反射フィルムと透
明フィルムとを所定の間隔で配置する構成である。例え
ば、ソーラグリーンハウスの試作.農業施設,Vol.1
9,No.2,1988 に記載のようにそれらフィルム
間に適宜厚さのスペーサを設けて、適宜面積にパネル化
したものを、現場にて組み立てて温室を構成する方法が
ある。或いは、入射率自然制御型パッシブグリーンハウ
ス.農業施設学会大会講演要旨,P418,1992に
記載のように、フィルム原版を現場に持ち込み、予め設
置した骨組みを挟むようにして、外張用と内張用に展張
する方法がある。いずれの場合もフィルム層間には平行
密閉空間を形成して、高断熱を達成している。即ち、前
者は「ガラス+可動二層カーテン」以上の高断熱を、ま
た後者はこれにせまる高断熱をそれぞれ保持している。
【0004】なお、作業性に優れた多重フィルム構成と
しては、三原義秋 編著.温室設計の基礎と実際,p.
173,1980 に記載のように空気膜二重構造ハウ
スがあるが、これの断熱性能は低く、二重ポリエチレン
トンネルハウス以下といわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】温室建設においては、
性能を高めながら一方では建設費を低減する工夫が要求
される。上述の例では断熱性能は最高のものが得られる
が、然し建設費がややもすると高価になりがちであっ
た。本発明の目的は断熱性能を、従来の透明断熱層体と
同等に、高度に保持したまま、建設費を大幅に低減する
のに効果的な多重フィルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目記を達成するた
め、本発明の多重フィルムは熱線反射フィルムと透明フ
ィルムとを重ね合わせて構成し、予め適宜位置で適宜形
態で両者を接着し、これを現場にて簡易支柱と共に展張
して、層間に気体を注入して全体を膨張させるのに適す
るようにした。
【0007】
【作用】上記の手段とすることによって、まず両者を予
め適宜接着することによって、多種類多数枚のフィルム
をばらばらではなく、一体もの化する作用を生じ、次に
この層間に気体を充満することにより密閉静止気体層を
形成する作用を生じ、併せて壁体としての構造的強度を
付与する作用を生ずる。
【0008】
【実施例】本発明の各実施例を図面に基づいて詳説す
る。図1,図2は二重フィルムの実施例であり、図1は
斜視図、図2はそれのA−B断面図である。図1,図2
においては透明フィルム、2は熱線反射フィルム、3は
接着部分である。この接着部分は直線状の例である。そ
して途中で所々接着がなくともよい。図3,図4は接着
部分を短直線と点とで構成した例である。このように接
着部分は壁体強度や使用状態或いはデザイン性などの観
点から場所と形態とを変えるのがよい。図5から図8は
二重フィルムに於いて、両者を接着するのにフィルム切
片を介在させる例である。図5から図8において4が介
在片であり、これはどちらのフィルムを使用してもよ
い。図5は気体を充満したときの状態、図6,図7は気
体が充満していないときの状態である。図1,図2と図
3,図4の例と図5から図8の例との差異は、空気が充
満したときの壁体断面形状にあり、前者は凸レンズ型,
後者は矩形型である。このため壁体としての断熱性や入
射特性に微妙な差異があらわれよう。あるいはまた、こ
の図に於いて1,2共に透明フィルムとして、4を熱線
反射フィルムとしても良く、この場合、介在片の長さを
変えることによって、入射光線の波長分布を調節出来る
効果を生ずる。
【0009】図9,図10は三重フィルムの例であり、
図9は両外側の透明フィルムが中間の熱線フィルムを挟
んだ形である。また図10は部分的に二重フィルムを混
在させた例である。これらの構成は、特に図9は断熱性
能が更に向上する効果を生じ、そして図10は入射光線
の波長分布を調節出来る効果を生ずる。
【0010】いずれにせよ、このような構成にすること
により、多重フィルムを予め工場で生産可能となり、こ
れを運搬するときは体積を最小に、即ち図11に示すよ
うにロール状にすることが出来る。そして建設現場に搬
入したのち、図12から図14に示すように、簡便な支
柱とともに或いは支柱無しに組み上げて、送風機によっ
て空気を充満して、壁体を完成することが出来る。なお
図11において送風機5は、最初の空気充満時をのぞい
ては、稼働は僅かであり、微少な空気漏洩を補充する程
度で済む。なお、室内結露水並びに室外雨水の流線の観
点から、図12に示すとおり、接着の方向が垂直になる
ような壁体の組立て方が好ましい。また封入する気体と
して、空気の他にCO2 ガス,Arガスなども効果的で
ある。
【0011】また本実施例によれば、フィルム材料の無
駄がほとんど無く、また支柱,押さえ等の骨材も僅少で
済む。従って、高断熱を保持しつつも、総合的に建設費
を大幅に低減した透明断熱壁体を実現できる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、透明フィルムと熱線反射フィ
ルムとを多重化して一体となし、その適宜個所を予め接
着し、またそのフィルム層間に気体を充満可述としたの
で、これを温室壁体として採用すれば、従来の透明断熱
壁体とほぼ同等の採光と断熱の性能を保持つつ、材料
費,輸送費,組立費など総合的建設費を大幅に低減する
効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二重フィルムに於いて、各フィルムを直線状に
接着した例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−B断面図である。
【図3】二重フィルムに於いて、各フィルムを直線状並
びに点状に接着した例を示す斜視図である。
【図4】図3のA−B断面図である。
【図5】二重フィルムに於いて、各フィルムを接着する
のに他のフィルム(介在片)を介在させた例で、気体を
充満したときの断面図である。
【図6】気体が充満してないときの断面図である。
【図7】気体が充満しないときの断面図である。
【図8】介在片の例を示す図である。
【図9】三重フィルムに於いて、中間フィルムを熱線反
射フィルムとした例で全面を三重フィルムとした例を示
す図である。
【図10】部分的に二重フィルムを混在させた例を示す
図である。
【図11】二重フィルムをロール状に巻いた例を示す斜
視図である。
【図12】多重フィルムの応用例で、ドーム状壁体への
応用例を示す斜視図である。
【図13】図12のA−B断面図である。
【図14】図12のA−B断面図である。
【符号の説明】
1…透明フィルム、2…熱線反射フィルム、3,3′…
接着部分、4…介在片、5…送風機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明熱線反射フィルムと透明フィルムとを
    重ね合わせて且つそれらの適宜個所で適宜形態にそれら
    を接着したことを特徴とする多重フィルム。
  2. 【請求項2】植物育成装置等、採光且つ断熱の両機能が
    要求される装置として設置して、フィルム層間には気体
    を充満させる請求項1に記載の多重フィルム。
JP5169982A 1993-07-09 1993-07-09 多重フィルム Pending JPH0723665A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5169982A JPH0723665A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 多重フィルム

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JP5169982A JPH0723665A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 多重フィルム

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JPH0723665A true JPH0723665A (ja) 1995-01-27

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ID=15896410

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JP5169982A Pending JPH0723665A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 多重フィルム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520203A (ja) * 2003-06-26 2007-07-26 ヨンチョル パク ビニールハウス用保温パック
CN103053366A (zh) * 2012-12-16 2013-04-24 院钟礼 气泡式防风保温被
WO2018096944A1 (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 ミドリオートレザー株式会社 積層成形体及びその製造方法

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US11001030B2 (en) 2016-11-22 2021-05-11 Midori Auto Leather Co., Ltd. Layered body and method for producing same

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