JPH07236578A - おろし器 - Google Patents

おろし器

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Publication number
JPH07236578A
JPH07236578A JP2833594A JP2833594A JPH07236578A JP H07236578 A JPH07236578 A JP H07236578A JP 2833594 A JP2833594 A JP 2833594A JP 2833594 A JP2833594 A JP 2833594A JP H07236578 A JPH07236578 A JP H07236578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grater
pieces
ceramic coating
holding member
vacuum chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2833594A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Furukawa
岳 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2833594A priority Critical patent/JPH07236578A/ja
Publication of JPH07236578A publication Critical patent/JPH07236578A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミックスコーティング処理を効率よく施
すことのできる、生産効率のよい構造のおろし器を提供
すること。 【構成】 おろし器1は、小さなおろし部材片2を、保
持部材3に隙間Sを設けて複数並べた構成となってい
る。保持部材3には把手4が設けられている。このおろ
し器1を容器5に装着して使用する。おろし部材片2
は、図2に示したように、長方形状の板状の部材であっ
て、その表面には多数の突起刃が形成され、セラミック
スコーティング処理が施されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大根等をおろすのに使
用するおろし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、大根等をおろすのに使用する
おろし器としては、種々のものが提案され、また使用さ
れている。中でも、実開平4−80447号において
は、突起刃にセラミックスコーティングを施して、耐磨
耗性が著しく改善されたおろし器が提案されている。こ
のような従来のおろし器では、図4に示したように、突
起刃の形成されているおろし器Aを容器Bに装着して使
用するように構成されている。寸法が小さいと使用感が
劣るので、おろし器Aとしてはある程度の大きさが必要
である。例えば、10cm×20cm程度の略長方形の形状であ
る。次に、セラミックスコーティング処理の概要を説明
する。小さな突起刃が多数形成されたおろし器素材Dを
真空槽E内に配列する。この真空槽E内を10-5Torr
(1×10-7気圧)の真空に保つには、その大きさに制
約があって、特別大きな真空槽は適さない。このような
大きさからの条件で、真空槽内におけるおろし器素材D
の配列は、図5に示すように断面方向から見た場合には
12個程度の配列となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5に示したように、
おろし器素材Dが大きいために、真空槽E内には12個
程度しか配列できないので、生産効率が悪くコストが高
くなるという問題があった。また、突起刃の形成されて
いる部分Aだけでなく、食物をおろすという機能に無関
係な側面や裏面にまでコーティングが施されるので、セ
ラミックス材が無駄になり、大変に不経済であるという
問題があった。
【0004】そこで、本発明は、セラミックスコーティ
ング処理を施すときには小さな部材に分割して、真空槽
内に多数配列できる、生産効率のよい構造のおろし器を
提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1では、
小さな突起刃が多数形成され、セラミックスコーティン
グが施されたおろし器において、それぞれに小さな突起
刃が多数形成された複数のおろし部材片が、枠状の保持
部材に相互に離間して取り付けられた構成とした。請求
項2では、複数のおろし部材片は、相互に離間させて隙
間を設けて取り付けられた構成とした。
【0006】
【作用】本発明の請求項1によれば、おろし器を、それ
ぞれに小さな突起刃が多数形成された複数のおろし部材
片で構成したので、各おろし部材片は小さくできる。よ
って、従来より多くの素材を同時に真空槽内に配列して
セラミックスコーティング処理することができる。請求
項2によれば、複数のおろし部材片は、相互に離間させ
て隙間を設けて取り付けられているので、おろし部材片
の隙間から、おろした食物が落ちやすい。
【0007】
【実施例】以下に、本発明にかかるおろし器を、その実
施例を示した図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は、おろし器の全体を示す斜視図であ
る。図示したおろし器1は、小さなおろし部材片2を、
保持部材3に複数並べた構成となっている。保持部材3
には把手4が設けられている。このおろし器1を容器5
に装着して使用するのである。おろし部材片2は、図2
に示したように、長方形状の板状の部材であって、その
表面には多数の突起刃が形成され、セラミックスコーテ
ィング処理が施されている。そして、短辺には取り付け
用の凹部22が形成され、保持部材3に形成した突起
(図示せず)に嵌合して取り付けるように構成されてい
る。
【0009】この突起刃の断面形状は、出願人が実開平
4−80447号において提案したように、略台形状に
形成するとよい。複数の前記おろし部材片2が、枠状の
保持部材3に隙間Sを設けて取り付けられている。前記
おろし部材片2と保持部材3とは嵌合しても、接着して
もよく、相互に固定された状態に取り付ければよいので
ある。
【0010】次に、セラミックスコーティング処理の工
程を説明する。小さな突起刃が多数形成されたおろし部
材片の素材21(図2参照)を、図3に示したように、
真空槽6の中に配列する。この真空槽6は、回転する中
心軸61と、それに伴って回転する素材取り付け軸62
とを備えている。この素材取り付け軸62は、真空槽6
の断面に6本配設されている。るつぼ7にはコーティン
グ材料が溶融されている。蒸気となったコーティング材
料は、真空槽6内に充満する。
【0011】各素材取り付け軸62には、素材21がそ
れぞれ16個ずつ放射状に取り付けられている。即ち、
6本で96個の素材が同時に配列されているのである。
真空槽6内に蒸気となって充満しているコーティング材
は、素材21に到達し、その表面にセラミックスコーテ
ィング皮膜を形成する。そして、各素材取り付け軸62
を回転させることにより、素材21の表面には均一にセ
ラミックスコーティング層が形成されるのである。
【0012】このようにして、小さなおろし部材片2に
分割したことにより、従来と同一断面の真空層内に96
個の素材を同時に配列して処理することが可能となる。
一つのおろし器に前記おろし部材片を5個ずつ使用する
と、おろし器19.2台分(96/5=19.2)のお
ろし部材片を同時に処理できる。従来であれば、同時に
は12台分の処理しかできなかったので、生産性が6割
(19.2/12=1.6)向上するという効果が得ら
れるのである。また、おろし部材片2の間に隙間Sが形
成されているので、少なくともこの隙間Sの部分のセラ
ミックスコーティングは不要になり、セラミックスコー
ティングの無駄が少なくなっている。
【0013】なお、一台のおろし器に5個のおろし部材
片を用いたが、4個以下でも6個以上でもよい。各おろ
し部材片2を保持部材3に対して着脱可能に取り付け
て、磨耗したときに交換したり、突起刃の形状の異なる
おろし部材片と交換することも可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明の請求項1のおろし器によれば、
おろし器を、それぞれに小さな突起刃が多数形成された
複数のおろし部材片で構成して、各おろし部材片を小さ
くすることにより、従来より多くの素材を同時に真空槽
内に配列してセラミックスコーティング処理することが
できるので、生産性が向上し、コストを低減できるとい
う効果が得られる。また、請求項2のおろし部材片の間
に隙間を設けて取り付けたので、セラミックスコーティ
ング材の無駄が少なくなり、また、おろした食物が落ち
やすく、使用感の優れたおろし器を提供できるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるおろし器の実施例を示した斜視
図である。
【図2】同おろし器のおろし部材片の拡大斜視図であ
る。
【図3】同おろし器のセラミックスコーティング処理工
程を説明する図である。
【図4】従来のおろし器の斜視図である。
【図5】従来のおろし器のセラミックスコーティング処
理工程を説明する図である。
【符号の説明】
1 おろし器 2 おろし部材片 3 保持部材 4 把手 5 容器 S 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小さな突起刃が多数形成され、セラミック
    スコーティングが施されたおろし器において、 それぞれに小さな突起刃が多数形成された複数のおろし
    部材片が、枠状の保持部材に取り付けられて構成されて
    いることを特徴とするおろし器。
  2. 【請求項2】複数のおろし部材片は、相互に離間させて
    隙間を設けて取り付けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のおろし器。
JP2833594A 1994-02-25 1994-02-25 おろし器 Pending JPH07236578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2833594A JPH07236578A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 おろし器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2833594A JPH07236578A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 おろし器

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Publication Number Publication Date
JPH07236578A true JPH07236578A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12245747

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JP2833594A Pending JPH07236578A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 おろし器

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JP (1) JPH07236578A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7469848B2 (en) 2005-11-29 2008-12-30 Helen Of Troy Limited Grater
GB2601316A (en) * 2020-11-25 2022-06-01 Roger Dordoy Leon Grater

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7469848B2 (en) 2005-11-29 2008-12-30 Helen Of Troy Limited Grater
GB2601316A (en) * 2020-11-25 2022-06-01 Roger Dordoy Leon Grater
GB2601316B (en) * 2020-11-25 2022-12-21 Roger Dordoy Leon Grater

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