JPH07235872A - 排他的論理和タイプ論理ゲート - Google Patents

排他的論理和タイプ論理ゲート

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JPH07235872A
JPH07235872A JP6320299A JP32029994A JPH07235872A JP H07235872 A JPH07235872 A JP H07235872A JP 6320299 A JP6320299 A JP 6320299A JP 32029994 A JP32029994 A JP 32029994A JP H07235872 A JPH07235872 A JP H07235872A
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logic
logic gate
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gate
circuit
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JP6320299A
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Mohamed Bedouani
モハメド・ベドウアニ
Bernstein Pierre
ピエール・バーンスタン
Paindaveine Yves
イブ・パンダベイン
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Bull SA
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    • H03K19/21EXCLUSIVE-OR circuits, i.e. giving output if input signal exists at only one input; COINCIDENCE circuits, i.e. giving output only if all input signals are identical
    • H03K19/212EXCLUSIVE-OR circuits, i.e. giving output if input signal exists at only one input; COINCIDENCE circuits, i.e. giving output only if all input signals are identical using bipolar transistors
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 III-V 族半導体内、又は単結晶シリコン内に
形成される論理ゲートに適したXORゲートにおいて、
短く、しかも平衡した伝搬時間を実現する。 【構成】 2つの2値入力(a、b)を有する排他的論
理和ゲート(10a)、またはそれの相補ゲート(10
b)は、3つの論理レベルを有する回路(11a、11
b)と、ORタイプの回路(12a、12b)とを含ん
でおり、前者は排他的論理和タイプの関数による主項
(K、L;K’、L’)を形成するためのものであり、
また後者は中間レベルを他の2つのレベルのいずれかと
見なして、それら主項の論理和を作るためのものであ
る。本発明は、とりわけ、ガリウムひ素でできたSCF
L論理、または単結晶シリコンでできたECL論理に適
用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排他的論理和、または
排他的否定和を実行する、一般にXORタイプのゲート
(XORまたはNXOR)と呼ばれており、半導体内に
組み込まれる排他的論理和タイプの論理ゲートに関する
ものである。本発明は、より具体的には、例えば1秒当
り1ギガビットを超える高いスイッチング速度を持った
XORゲート、例えばガリウムひ素(AsGa)などの
III-V 族半導体内に集積されたXORゲートに適用され
る。こうした用途において、本発明によるXORゲート
は電界効果トランジスタ、とりわけMESFET(金属
半導体電界効果トランジスタ)タイプのトランジスタで
作ることができ、それゆえ特にSCFL(ソース結合形
FET論理)論理に適している。このXORゲートはま
た、ガリウムひ素内あるいは単結晶シリコン内に集積し
たバイポーラ・トランジスタを使って、例えばECL
(エミッタ結合形論理)として作ることができる。
【0002】
【従来の技術】2つの論理入力aおよびbを有するXO
Rという関数は、2つの主項(prime impli
cant)ab* およびa* bの和であることが知られ
ており、次式に示すようにここでa* およびb* はaお
よびbの補数である。
【0003】
【数1】
【0004】広く利用されている2入力XORゲート
は、差動増幅器から成る2段階回路を形成し、それらの
差動増幅器は、2つの電源電圧間、電界効果トランジス
タ技術においては、通常例えばVddおよびVssで表
記される2つの電源電圧の間に重ねられている。個々の
差動増幅器の中で、トランジスタは同一タイプ(デプレ
ッション形またはエンハンスメント形)であり、また対
称な差動対を形成しており、交互に機能するようになっ
ている。2段式XORゲートのうち、下段の差動増幅器
のトランジスタは、それの各ソースが第1電源電位(V
ss)に接続された定電流源から給電されている。それ
の各ゲートは入力aの2つの相補信号、つまりaとa*
を受け取り、またそれの各ドレインはそれぞれが上段を
負荷として有する。上段は2つの差動増幅器を備えてお
り、それぞれが入力bの相補信号、つまりbとb* を受
け取り、また2つの負荷抵抗を持っている。2つの差動
増幅器を構成している対称なトランジスタ対は、その各
ソースが下段の2つのトランジスタのそれぞれのドレイ
ンに接続されており、その各ゲートがそれぞれの相補信
号bおよびb* を受け取る。2つのうちの一方の差動増
幅器のトランジスタの一方と、他方の差動増幅器の対称
なトランジスタは、それらのドレインが互いに結合さ
れ、また負荷抵抗の一方を介して第2電源電位(Vd
d)に接続されている。こうして2つの負荷抵抗は2つ
の相補電圧を供給し、それらは2つの入力aおよびbの
XORタイプの関数(XORとNXOR)を表してい
る。この2つの電圧は後続段に印加され、出力信号とな
って送り出される。この点に関して、2つの論理入力a
およびbを持ったNXOR関数は2つの主項abとa*
* との論理和であり、
【0005】
【数2】
【0006】と書かれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このXORゲートは極
めて高密度であるという利点をもたらす。しかしなが
ら、入力端子から出力端子までの伝搬時間は、入力信号
がa、a* であるか、b、b* であるかに応じてかなり
異なる。信号a、a* は、下段にあるそれぞれのトラン
ジスタと、上段にあるそれぞれのトランジスタとを通過
するのに対して、信号b、b* は上段にあるそれぞれの
トランジスタしか通過しない。この論理ゲートを非同期
論理システム内で応用する場合、この論理ゲートはもっ
とも遅い回路に、例えばシステム内でもっとも遅い出力
部に接続されたクロックにおいては確かに適している。
しかし非同期論理においては、伝搬時間の差は後続の回
路に影響をもたらし、システムの働きを変化させる。
【0008】本発明は、III-V 族半導体内、又は単結晶
シリコン内に形成される論理ゲートに適したXORゲー
トにおいて、短く、しかも平衡した伝搬時間を確保する
ことにより、これらの不都合を軽減するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つの2値入
力(a、b)を有する排他的論理和タイプの論理ゲート
を対象としており、このゲートは3つの論理レベルを有
する回路と、ORタイプの回路とを含んでおり、前者は
排他的論理和タイプの関数による主項を生成するための
ものであり、後者は中間レベルを他の2つのレベルのい
ずれかと見なして、主項の論理和を生成するためのもの
であることを特徴としている。
【0010】本発明はまた、上記で定義した論理ゲート
を含む集積回路をも対象としている。
【0011】本発明は付属の図面を参照しながら例とし
て示す、以下の説明から明瞭となるであろう。
【0012】
【実施例】図1に、本発明によるXOR論理ゲート10
aおよびNXOR論理ゲート10bの例を図示するが、
これらは集積回路ICのガリウムひ素内に形成されてお
り、またMESFETタイプの電界効果トランジスタを
利用してSCFL論理として作られている。論理ゲート
10aおよび10bは2つの2値入力aおよびbを受け
取る。図示の例において、これらのゲートは、2つの入
力aおよびbを反転した相補信号a* およびb* をも受
け取る。図示した論理ゲート10aおよび10bは、そ
れぞれが主項を生成する2つの回路11aおよび11b
と、ORタイプの2つの論理ゲート12aおよび12b
と、2つの出力段13aおよび13bとを含んでいる。
回路11aは関数XORの2つの主項、すなわちab*
およびa* bを発生させるのに対して、回路11bは相
補関数NXORの2つの主項abおよびa* * を発生
させる。
【0013】図1の実施例において、論理ゲート10a
および10bは、2つの電源電位VddおよびVssを
受け取る。回路11aおよび11bは、それぞれ2つの
差動増幅器を含んでおり、それらはそれぞれ一対のトラ
ンジスタで作られており、これらのトランジスタは同じ
タイプに属し、図示の例ではデプレッション形であり、
また交互に作動するよう対称形になっている。第1の差
動増幅器は2つのトランジスタTaで作られており、そ
れの各ゲートは入力aの相補信号aおよびa*を受け取
り、各ドレインはそれぞれの負荷抵抗Rに接続され、各
ソースはトランジスタSのドレインに接続され、トラン
ジスタSはエンハンスメント形であり、電流源として働
く。負荷抵抗Rは、2つのレベルシフト用ダイオードD
を経由して電位Vddに接続され、またそれぞれ2つの
クランプダイオードD’と並列に接続されており、これ
らのクランプダイオードによって相補トランジスタのド
レイン上で所望の電圧を得ることができる。第2の差動
増幅器もまた、同じタイプの、ここで選択した例におい
てはデプレッション形の一対の対称なトランジスタTb
を含んでおり、それの各ゲートは入力bの相補信号bお
よびb* を受け取り、それの各ソースはトランジスタS
のドレインに接続されており、トランジスタSは電流源
として働き、図示の例においてはエンハンスメント形で
ある。2つの増幅器TaおよびTbの中で、入力aを受
け取るトランジスタのドレインは入力b * を受け取る
トランジスタのドレインに接続され、主項ab* を表す
電位Kを発生するようになっている一方で、他の2つの
トランジスタの各ドレインは相互接続され、主項a*
を表す電位Lを発生するようになっている。こうして回
路11aはANDタイプの2つの論理ゲートとして機能
し、それぞれ2つの主項を生成する。トランジスタS
は、それの各ゲートが基準電位Vrefに接続されてお
り、またそれの各ソースはそれぞれの抵抗を介して電源
電位Vssにつながれている。このようにトランジスタ
Sは定電流源を構成している。論理ゲート10bの回路
11bは回路11aの構造と同じ構造を有するが、しか
し信号aと信号bを受け取るトランジスタの各ドレイン
は相互接続されて、主項abを表す電位K’を発生する
ようになっている一方で、他の2つのトランジスタの各
ドレインは相互接続されて主項a* * を表す電位L’
を発生するようになっている。
【0014】ORタイプの論理ゲート12aおよび12
bは、この場合、差動増幅器で作られたNORゲートで
あり、差動増幅器の2つの分岐はそれぞれが2対のデプ
レッション形トランジスタTk、Tl、およびTk’、
Tl’を組み込んでおり、このトランジスタの各ドレイ
ンは負荷抵抗Rに接続され、また各ソースは電流源とし
て働いているトランジスタSのドレインに接続されてい
る。論理ゲート12aの中で、一方の分岐の2つのトラ
ンジスタTkおよびTlの各ゲートはそれぞれ電位Kお
よびLを受け取り、これらの電位は回路11aによって
生成された主項を表しているのに対して、論理ゲート1
2bの中で、別の分岐の2つのトランジスタTk’およ
びTl’の各ゲートはそれぞれ電位K’およびL’を受
け取り、これらの電位は回路11bによって生成された
主項を表している。負荷抵抗Rは、一方ではレベルシフ
トダイオードDを介して電源電位Vddにつながれてお
り、また他方では後続段によって構成される各自の2つ
の出力段13a、13bにつながれている。図示した各
後続段13は、デプレッション形トランジスタTを含ん
でおり、そのトランジスタのゲートはOR回路12の負
荷抵抗Rに接続され、またドレインには電源電圧Vdd
が印加され、またソースは少なくとも1つのダイオー
ド、この場合は並列に接続された4つのダイオードを経
由して出力端子と、トランジスタSのドレインとにつな
がれている。回路11aおよび11bを構成しているN
ANDゲートと、NORゲート12aおよび12bとの
存在によって、後続段13aおよび13bのそれぞれの
出力部はXOR関数およびNXOR関数を表す信号を送
出する。ORタイプのゲート12のトランジスタSと、
後続段13のトランジスタSとは、回路11aおよび1
1b内のトランジスタSの接続と同じ仕方で接続されて
いる。図示の例において、ダイオードDおよびD’の使
用は、他の類似回路と整合した入出力を持つように決定
される。
【0015】図2は、図1のXORゲート10aおよび
NXORゲート10bの真理値表を表しており、これら
の論理ゲートは0および1と命名された2つの電位を使
った技術において従来通りの仕方で作られている。図2
に主項どうしが重複しないことを図示する。
【0016】図3は、本発明によるXORゲート10a
およびNXORゲート10bの真理値表を表す。本発明
は3つのレベルを使った論理を働かせ、そのうちの中間
レベルは数字1/2によって表す。より正確に言うと、
図3において回路11aの中間レベルは入力aと入力b
が等しいことに対応しており、また回路11bの中間レ
ベルは入力aと入力bが等しくないことに対応している
ことが分かる。その結果、図3から明らかになるとお
り、aまたはbが2値レベル0と1の間で遷移するたび
に、回路11aおよび11bの出力部において1/2に
等しい遷移を生み出すことになる。レベル0と1の間の
値1の遷移は、値1/2の遷移より長いことを理解すれ
ば、図3に示した真理値表は短く、しかも等しい伝搬時
間を保証する。
【0017】図示例において、回路11aと回路11b
のそれぞれによる3つの論理レベルの発生は下記の条件
において行われる。回路11aおよび回路11bの4つ
のトランジスタTaおよびTbは、ソースを共通にして
接続されており、各トランジスタは、それが導通してい
るとき電流の半分を引き入れるようになっている。同時
に高論理レベルにある入力信号は、ただ2つだけであ
る。電流の半分どうしが一つの負荷抵抗R内に合流する
と、出力は低レベル0となり、相補出力はレベル1とな
り、また電流の半分どうしが個々の負荷抵抗Rを通過す
ると、2つの出力は中間レベル1/2となる。
【0018】ORタイプのゲート12aおよび12bは
このとき、中間論理レベル1/2をレベル0と見なすよ
うに設計されているが、このレベル0は図示の例におい
て、レベル0およびレベル1/2に応答して2つのNO
Rゲート12の各トランジスタが遮断状態になっている
ことに対応する。そこで、図3の真理値表において、中
間レベル1/2をレベル0と見なす。従って図3の真理
値表は図2の真理値表と同一視される。このときレベル
0は遮断状態を越えた導通状態に対応している。図示の
例において、論理レベルの決定は、クランプダイオード
D’を個々の負荷抵抗Rと並列に接続して、中間レベル
1/2をレベル0と見なすのに十分な電圧降下をもたら
すようにすることによって行い、また中間レベル1/2
とレベル0間の差が雑音許容マージンの範囲内に入って
いるとき、中間レベルはレベル0と見なされる。他方、
2つのNORゲート12aおよび12bの中で、ソース
結合した4つのトランジスタはここで電流スイッチング
を利用している。その結果、中間レベルをレベル0と見
なすと、4つのトランジスタのうちでただ2つだけが、
4つの主項に対応する遷移のそれぞれに応答して状態を
変化させる。他の2つのトランジスタは遮断状態のまま
であり、従ってスイッチングに影響を与えない。
【0019】図示例において、2つの回路11aおよび
11bはANDタイプ(ANDまたはNAND)の2つ
のゲートで作られており、これらのゲートはそれぞれ2
つの入力を、各入力の2つの相補信号の形で受け取る。
しかしながら、ANDタイプのゲート以外の既知の構造
でも回路11aおよび11bを構成することができる。
その上、回路11aは回路11bとは異なった構造を持
っていてもよいし、またさらに、この2つの回路の希望
する出力を、ただ一つの既知の構造によって提供しても
よい。また、信号aおよびbだけを受け取り、それらの
相補信号を受け取らないような回路も公知である。言い
替えると、公知の2レベル構造を、3つの論理レベルを
生成するように適合させることができる。この場合、従
って適合条件は、上で説明した条件とは異なっていても
よい。同様に、3レベル構造を今の場合のように直接利
用することもできる。
【0020】図4に、バイポーラ技術で製作した排他的
論理和タイプのゲート10の2つの構造例を図示する。
より正確にいうと、この図はXORゲート10aおよび
NXORゲート10bを表しており、これらのゲートは
図1の各ゲートに類似した構造を持っており、また対称
な差動接続によって構成することで、各ゲート10の回
路11aおよび11bを形成している。図示例は、全面
的に対称なCML論理での回路図を表している。電圧シ
フト段を単に付け足すだけで、ECL論理での回路図が
得られ、その電圧シフト段は後続エミッタに接続するこ
とで形成され、その接続法は当業者に周知である。図4
のXORゲート10aおよびNXORゲート10bは、
2つの電源電圧VccおよびVddによって給電され、
またそれぞれが2つの回路11aおよび11bを含み、
これらの回路はそれぞれが2つのバイポーラトランジス
タTaを差動接続し、また2つのバイポーラトランジス
タTbを差動接続することで作られ、前者は入力aの相
補信号a、a* を受け取り、後者はもう一つの入力bの
相補信号b、b* を受け取る。2つの接続は、それぞれ
の電源Sから給電され、各電源Sは低電源電位Veeに
接続されている。図示したセル11a内で、それぞれ入
力aおよびbを受け取る2つのトランジスタTaおよび
Tbの各コレクタは、負荷抵抗Rを経由して高電源電位
Vccにつながれている。それぞれ入力a* およびb*
を受け取るトランジスタTaおよびTbについても同様
である。負荷抵抗Rから供給される2つの電位Kおよび
Lは論理積ab* およびa* bを表しており、またOR
タイプのゲート12内で論理的に加算されるが、このゲ
ートは2つのトランジスタTkおよびTlで構成され、
それの各コレクタ・エミッタ間経路は並列であり、また
負荷抵抗Rと電流源Sとの間で直列に接続されている。
トランジスタTkおよびTlの2つのコレクタの共通点
はゲート10aの端子を構成し、また出力信号XORを
供給している。ゲート10bの回路11bにおいて、ト
ランジスタTaおよびTbの各コレクタは、電位K’お
よびL’を得るため相互接続されており、これらの電位
は論理積abおよびa* * を表しており、これらの論
理積は、他方のセルのゲートと類似したORタイプのゲ
ート12b内で論理的に加算され、またそれの電流源S
は他方のセルと共通である。トランジスタTk’および
Tl’の各コレクタの共通点は、信号NXORを出力し
ているゲート10bの出力端子を構成している。
【0021】図5は、図4に掲げたゲート10aおよび
10bの実施例において得られた電位を示しているが、
ここでVcc=0ボルト(0V)、およびVee=−5
ボルトであり、またRは負荷抵抗値を表し、またIは各
電源Sを通過する電流の強さを表している。XORおよ
びNXORに関する列の中で、0および1は論理レベル
を表している。何よりもまず、積K、L、K’、L’を
表す各電位は3つの値0、−RI、−2RIを取ること
ができ、従って3値論理を構成していることが認められ
る。図1の場合と同じく、ここでも中間レベル−RI
を、遮断状態を表しているレベルとほぼ対応させること
が可能であり、この対応付けは、例えばトランジスタの
諸元を、この2つのレベル間の開きが雑音許容マージン
の範囲内に入るように設定することで行われる。従って
原理上、切り替わる入力がいかなるものであろうと、ま
た出力側の先端がいかなるものであろうと、またそのゲ
ートがいかなるものであろうと、2つのゲート10aお
よび10b内で伝搬時間は同じになる。2つの相補ゲー
ト10aと10bを組み合わせることの目的および利点
は、本出願人が本願と同じ日に提出したフランス特許出
願に詳細に説明されている。図2、3、5の各表は、そ
の説明の不可欠な構成要素を成している。
【0022】単結晶シリコン内で、バイポーラ・トラン
ジスタによるこれらのゲートは、実用上、電界効果トラ
ンジスタに置き換えることができないことに注目すべき
である。なぜならそうすると、生成される出力論理の振
れが余りに微弱だからである。この振れは発振器の振れ
を増加させることで大きくできるが、しかしそうすると
スイッチング時間が遅くなり、またゲートのエネルギー
消費が大きくなってしまう。
【0023】従って一般に、本発明が対象とする論理ゲ
ートは、2つの入力aおよびbを持ったXORタイプ
(排他的論理和ゲートまたはそれの相補ゲート)であ
り、またこのゲートは3つの論理レベルを有する回路
と、ORタイプの回路とを含んでおり、前者は排他的論
理和タイプの関数の主項を形成するためのものであり、
また後者は中間レベルを他の2つのレベルのどちらかと
見なして、主項の論理和を取るためのものである。図示
の例では、中間レベルを、ORタイプの回路の遮断状態
に対応する2値レベルと見なしている。
【0024】この例において、回路11aおよび11b
は、ANDタイプの2つのゲートで作られており、これ
らのゲートはそれぞれが2つの入力を受け取っている。
上記以外の公知の回路を2つ使用して、その回路のどち
らか、または両方から希望する機能が得られる。
【0025】上記の例のような一般の場合において、個
々の回路は、同じ負荷抵抗Rを共有する2つの差動増幅
器を含むことができる。この例において、導通している
各トランジスタが基準電流の半分を引き入れ、半分の電
流が各負荷抵抗Rの中を通過しているとき、この中間レ
ベルが定まる。しかしながら、この定義は可能とされる
定義の一例に過ぎず、なぜなら例として採り上げたEC
LのようなSCFL論理において、各トランジスタはそ
れのソースが共通であり、中間レベルは、他の状況で
は、異なって定義できるからである。図示の例の条件に
おいては、基準電流の半分どうしを同じ負荷抵抗内で加
算するならば、出力は論理レベル0にあり、補出力はレ
ベル1にあるという結果になる。
【0026】この定義の実施は、図示の例の中でSCF
L論理において、クランプダイオードD’を並列に、増
幅器TaおよびTbのそれぞれの負荷抵抗Rへと接続す
ることによって行った。これらのダイオードD’は、中
間レベルと他の2つのレベルのいずれかとの間の開き
を、雑音許容マージンの範囲内にある値まで減少させる
のに十分な電圧降下を引き起こすことが好ましい。電圧
降下値はダイオードD’の諸元を設定することで決定で
きる。こうした実施法は図示例において単純であるとい
う利点を持つが、他の実施方法も可能であり、しかも別
の状況においてはそのほうが適している場合もあること
は明白である。図4のバイポーラでの実施例において、
例えばトランジスタの諸元を、実用上、低レベルと中間
レベルとを同一視できるように設定するだけで十分であ
る。同様に、図示例では中間レベルを2値レベルのいず
れかと見なし、そのときその2つのレベルは雑音許容マ
ージンの中に入っているとしたが、その2つのレベルを
対応付けるのに他の手段を用いることもできる。
【0027】XORゲートとNXORゲートを、図示の
ように結合する際、ORタイプの2つのゲート13の作
製例として、一つの定電流源に接続された2つの分岐内
にそれらを組み込み、またそれらの分岐はそれぞれが2
つの並列トランジスタを含み、都合4つのトランジスタ
がそれぞれに4つの主項を受け取ることができる。もち
ろん、ORタイプの別のゲートが適していることもあり
得る。
【0028】図示の例において、トランジスタT(T
a、Tb、Tk、Tl、Tk’、Tl’、T)はデプレ
ッションタイプであり、またトランジスタSはエンハン
スメントタイプである。しかしながら、両方のタイプを
反転させることもでき、あるいはトランジスタの集合体
を2つのタイプの一方とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MESFETタイプの電界効果トランジスタか
らなる、本発明によるXORゲートおよびNXORゲー
トの構造を表す概略図である。
【図2】図1に示したXORゲートおよびNXORゲー
トの、これらのゲートが2つの論理状態を取る場合の真
理値表である。
【図3】図1に示したXORゲートおよびNXORゲー
トの本発明による真理値表である。
【図4】バイポーラ・トランジスタからなる本発明によ
るXORゲートおよびNXORゲートの構造を表す概略
図である。
【図5】図4に示した各論理ゲートで得られる電位を表
す表である。
【符号の説明】
10a 排他的論理和ゲート 10b 相補ゲート 11a、11b 3つの論理レベルを有する回路 12a、12b ORタイプの回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イブ・パンダベイン ベルギー国、ベー−1440・ブラーヌ・ル・ シヤトー、リユ・ドユ・ボワ・ダプシヨ ー、19・アー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの2値入力aおよびbを有する排他
    的論理和タイプの論理ゲート(10a、10b)であっ
    て、3つの論理レベルを有する回路(11a、11b)
    と、ORタイプの回路(12a、12b)とを含み、前
    記3つの論理レベルを有する回路は排他的論理和タイプ
    の関数によって主項(K、L;K’、L’)を生成する
    ためのものであり、前記ORタイプの回路は中間レベル
    を他の2つのレベルのどちらかと見なすことにより、前
    記主項の論理和を生成するためのものであることを特徴
    とする論理ゲート。
  2. 【請求項2】 前記回路がANDタイプの2つの論理ゲ
    ートで構成され、それらがそれぞれ2つの入力を受け取
    ることを特徴とする請求項1に記載の論理ゲート。
  3. 【請求項3】 前記回路が2つの差動増幅器(Ta、T
    b)を含み、それらが同じ負荷抵抗(R)を共有してい
    ること、およびそれぞれの負荷抵抗中を電流(1/2)
    が流れることで中間レベルが作られることを特徴とする
    請求項1または2に記載の論理ゲート。
  4. 【請求項4】 中間レベルが2値レベルのいずれである
    かを決定するのに十分な電位差をもたらすべく、クラン
    プダイオードをそれぞれの負荷抵抗と並列に接続するこ
    とにより論理レベルが決定されることを特徴とする請求
    項3に記載の論理ゲート。
  5. 【請求項5】 2つのレベル間の電位差が雑音許容マー
    ジンの範囲内に入っている時に中間レベルを2値レベル
    のいずれか一方として決定することを特徴とする請求項
    1から4のいずれか一項に記載の論理ゲート。
  6. 【請求項6】 論理ゲートが、ガリウムひ素のようなII
    I-V 族半導体をベースとするトランジスタで作られてい
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記
    載の論理ゲート。
  7. 【請求項7】 論理ゲートがSCFL論理で作られてい
    ることを特徴とする請求項6に記載の論理ゲート。
  8. 【請求項8】 トランジスタがMESFETタイプであ
    ることを特徴とする請求項7に記載の論理ゲート。
  9. 【請求項9】 論理ゲートがバイポーラ・トランジスタ
    で作られていることを特徴とする請求項1から6のいず
    れか一項に記載の論理ゲート。
  10. 【請求項10】 排他的論理和タイプの論理ゲートを含
    む集積回路であって、その論理ゲートが請求項1から9
    のいずれか一項に記載された論理ゲートであることを特
    徴とする集積回路。
JP6320299A 1993-12-24 1994-12-22 排他的論理和タイプ論理ゲート Pending JPH07235872A (ja)

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FR9315632A FR2714551B1 (fr) 1993-12-24 1993-12-24 Porte logique OU-Exclusif intégrée.

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