JPH0723557A - 交流電力調整器のゼロボルト検出装置 - Google Patents
交流電力調整器のゼロボルト検出装置Info
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- JPH0723557A JPH0723557A JP21784793A JP21784793A JPH0723557A JP H0723557 A JPH0723557 A JP H0723557A JP 21784793 A JP21784793 A JP 21784793A JP 21784793 A JP21784793 A JP 21784793A JP H0723557 A JPH0723557 A JP H0723557A
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- control signal
- signal generator
- phase control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 交流電力調整器において、位相制御信号発生
器へ迷い込む交流信号を除去するための除去回路を設け
ず、構造を簡単にしたゼロボルト検出装置を得ることを
目的とする。 【構成】 交流電源とその負荷とを結ぶ動力線に交流電
力調整器を介在させ、その交流電力調整器を前記動力線
に設けた無接点スイッチと、その無接点スイッチを導通
させ或いは遮断させるための制御パルスを発生する位相
制御信号発生器とで構成すると共に、その位相制御信号
発生器の交流信号入力端と前記交流電源との間をフォト
カプラを介して連結したものである。
器へ迷い込む交流信号を除去するための除去回路を設け
ず、構造を簡単にしたゼロボルト検出装置を得ることを
目的とする。 【構成】 交流電源とその負荷とを結ぶ動力線に交流電
力調整器を介在させ、その交流電力調整器を前記動力線
に設けた無接点スイッチと、その無接点スイッチを導通
させ或いは遮断させるための制御パルスを発生する位相
制御信号発生器とで構成すると共に、その位相制御信号
発生器の交流信号入力端と前記交流電源との間をフォト
カプラを介して連結したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流電源とその負荷
とを結ぶ動力線に介装される交流電力調整器に関するも
ので、特に、交流電力によって部品皿を加振し、そこに
収容したボルトナットなどの小物部品を順次に送りだす
ように構成した、いわゆるパーツフィーダに供給される
交流電力を、前記部品皿に残っている部品の重量に応じ
て、そこに供給される交流電力を増減するための交流電
力調節装置用として好適な位相制御信号発生器に関する
ものである。
とを結ぶ動力線に介装される交流電力調整器に関するも
ので、特に、交流電力によって部品皿を加振し、そこに
収容したボルトナットなどの小物部品を順次に送りだす
ように構成した、いわゆるパーツフィーダに供給される
交流電力を、前記部品皿に残っている部品の重量に応じ
て、そこに供給される交流電力を増減するための交流電
力調節装置用として好適な位相制御信号発生器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、交流電力によって作動する交流機
器、例えば、前記パーツフィーダを駆動する場合、その
加振力を調節するためそこへ供給される交流電力を大小
に制御する装置が知られている。すなわち、交流電源か
ら供給される電力を調節する方法として、いわゆる、位
相制御法が用いられている。
器、例えば、前記パーツフィーダを駆動する場合、その
加振力を調節するためそこへ供給される交流電力を大小
に制御する装置が知られている。すなわち、交流電源か
ら供給される電力を調節する方法として、いわゆる、位
相制御法が用いられている。
【0003】位相制御法はサイン波で供給される交流電
力を、その電圧のゼロボルト状態から起算して位相角で
積分し、その積分値が所定値に達するとき、交流機器へ
通電し、その交流電圧が再びゼロボルト状態になったと
き遮断される構成とし、あるいは前記積分値が所定値に
達したとき、交流機器への通電を遮断し、その交流電圧
が再びゼロボルト状態になったとき再び導通する構成と
しておき、その通電を開始したり遮断したりする位相角
を変化させて交流機器への供給電力量を調節する技術で
ある。
力を、その電圧のゼロボルト状態から起算して位相角で
積分し、その積分値が所定値に達するとき、交流機器へ
通電し、その交流電圧が再びゼロボルト状態になったと
き遮断される構成とし、あるいは前記積分値が所定値に
達したとき、交流機器への通電を遮断し、その交流電圧
が再びゼロボルト状態になったとき再び導通する構成と
しておき、その通電を開始したり遮断したりする位相角
を変化させて交流機器への供給電力量を調節する技術で
ある。
【0004】また、前記電力の積分値を計算するための
起算時期を交流波形のゼロ電位点からカウントする、い
わゆる、ゼロボルト・オンオフ装置も既に公知技術に属
している。更に、前記ゼロボルト・オンオフを行うた
め、交流電源と交流電力調整器をなす制御パルス発生器
の制御入力端との間に二個のツェナダイオードと数個の
トランジスタの組合わせを用いることもよく知られてい
る。
起算時期を交流波形のゼロ電位点からカウントする、い
わゆる、ゼロボルト・オンオフ装置も既に公知技術に属
している。更に、前記ゼロボルト・オンオフを行うた
め、交流電源と交流電力調整器をなす制御パルス発生器
の制御入力端との間に二個のツェナダイオードと数個の
トランジスタの組合わせを用いることもよく知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな構成では、交流電力の一部が前記ツェナダイオード
やトランジスタを通して交流電力調整器の要部をなす位
相制御信号発生器へ迷い込むことがあり、その結果、交
流電源のゼロボルト時期の検出精度や、動力線を導通あ
るいは遮断する位相角に影響を与えて、その制御精度を
低下させる不具合があった。そこで、従来は位相制御信
号発生器へ迷い込む交流信号を除去するための除去回路
を設けて前記不具合を回避していたが、装置の回路構成
を複雑にしていた。
うな構成では、交流電力の一部が前記ツェナダイオード
やトランジスタを通して交流電力調整器の要部をなす位
相制御信号発生器へ迷い込むことがあり、その結果、交
流電源のゼロボルト時期の検出精度や、動力線を導通あ
るいは遮断する位相角に影響を与えて、その制御精度を
低下させる不具合があった。そこで、従来は位相制御信
号発生器へ迷い込む交流信号を除去するための除去回路
を設けて前記不具合を回避していたが、装置の回路構成
を複雑にしていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記した課題
を解決するため、交流電源とその負荷とを結ぶ動力線に
交流電力調整器を介在させ、その交流電力調整器を前記
動力線に設けた交流無接点スイッチと、その交流無接点
スイッチを導通させ或いは遮断させるための制御パルス
を発生する位相制御信号発生器とで構成すると共に、そ
の位相制御信号発生器の交流信号入力端と前記交流電源
との間を交流フォトカプラを介して連結したものであ
る。
を解決するため、交流電源とその負荷とを結ぶ動力線に
交流電力調整器を介在させ、その交流電力調整器を前記
動力線に設けた交流無接点スイッチと、その交流無接点
スイッチを導通させ或いは遮断させるための制御パルス
を発生する位相制御信号発生器とで構成すると共に、そ
の位相制御信号発生器の交流信号入力端と前記交流電源
との間を交流フォトカプラを介して連結したものであ
る。
【0007】
【作用】動力線を流れる交流電力の電位がゼロボルトに
なった点でフォトカプラにより位相制御信号発生器の入
力電位が無くなる。すなわち、フォトカプラより入力電
位が絶えたとき電源電圧のゼロボルト状態が検出され
る。前記動力線と位相制御信号発生器とは光学的に結合
されており、動力線の電圧がフォトカプラを非導通にす
る期間は発光ダイオードからフォトトランジスタヘの信
号が停止するので、それがフォトカプラの二次側に検出
され交流波形の起算点となる。また、フォトカプラの一
次側と二次側との間は光学的に結合され、電気的な結合
が全くないか極めて弱められるので、動力線の交流成分
が位相制御信号発生器へ紛れ込む要因がなくなる。
なった点でフォトカプラにより位相制御信号発生器の入
力電位が無くなる。すなわち、フォトカプラより入力電
位が絶えたとき電源電圧のゼロボルト状態が検出され
る。前記動力線と位相制御信号発生器とは光学的に結合
されており、動力線の電圧がフォトカプラを非導通にす
る期間は発光ダイオードからフォトトランジスタヘの信
号が停止するので、それがフォトカプラの二次側に検出
され交流波形の起算点となる。また、フォトカプラの一
次側と二次側との間は光学的に結合され、電気的な結合
が全くないか極めて弱められるので、動力線の交流成分
が位相制御信号発生器へ紛れ込む要因がなくなる。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図1において、10は電力調節装置である。電力
調節装置10は交流電源11から交流機器たるパーツフ
ィーダ12へ供給されるサイン波の交流200ボルト5
0Hzの電力を増減するべく、それらの間を結ぶ動力線
Lに介装されている。そして、交流電圧がゼロボルトに
なった時点から所定の位相角まで位相が進んだとき前記
交流機器への通電を開始し、交流電圧が再びゼロボルト
になったとき、通電を絶つよう構成されている。すなわ
ち、動力線Lに交流無接点スイッチ13、例えばトライ
アックを介装させ、それを断続させて前記動力線Lを導
通遮断するよう構成されている。20は交流無接点スイ
ッチ13を断続制御するための位相制御信号発生器であ
る。
する。図1において、10は電力調節装置である。電力
調節装置10は交流電源11から交流機器たるパーツフ
ィーダ12へ供給されるサイン波の交流200ボルト5
0Hzの電力を増減するべく、それらの間を結ぶ動力線
Lに介装されている。そして、交流電圧がゼロボルトに
なった時点から所定の位相角まで位相が進んだとき前記
交流機器への通電を開始し、交流電圧が再びゼロボルト
になったとき、通電を絶つよう構成されている。すなわ
ち、動力線Lに交流無接点スイッチ13、例えばトライ
アックを介装させ、それを断続させて前記動力線Lを導
通遮断するよう構成されている。20は交流無接点スイ
ッチ13を断続制御するための位相制御信号発生器であ
る。
【0009】位相制御信号発生器20の基本構成を図2
で示す。すなわち、位相制御信号発生器20は交流電源
11へ直接に接続される入力回路21と、その入力回路
21の信号に応答して制御信号を生成する制御回路2
2、および、その制御回路22と前記入力回路21との
間を接続するフォトカプラ23とで構成されている。入
力回路21は電流安定用の高抵抗R2を介して交流電源
11に接続され、電流を規制された交流電力がフォトカ
プラ23へ印加される。また、この構成は図3で示す応
用回路においても大差はないので、以後、その動作を特
性図のある応用回路によって行う。
で示す。すなわち、位相制御信号発生器20は交流電源
11へ直接に接続される入力回路21と、その入力回路
21の信号に応答して制御信号を生成する制御回路2
2、および、その制御回路22と前記入力回路21との
間を接続するフォトカプラ23とで構成されている。入
力回路21は電流安定用の高抵抗R2を介して交流電源
11に接続され、電流を規制された交流電力がフォトカ
プラ23へ印加される。また、この構成は図3で示す応
用回路においても大差はないので、以後、その動作を特
性図のある応用回路によって行う。
【0010】交流電源11の電圧波形は図4(a)で示
すようにサイン波をなし、その周期は20ミリ秒である
ことが示されている。このサイン波は前記高抵抗R2に
よって変形され、図4(b)の中でV3で示すように、
角の丸くなった矩形波のような形となってフォトカプラ
23に印加される。フォトカプラ23は、交流電力の正
波で発光する第1発光ダイオード23aと、負波で発光
する第2発光ダイオード23b、および、フォトトラン
ジスタ23cとで構成されている。そして、フォトトラ
ンジスタ23cは両ダイオード23a、23bの光を受
けている間だけ光起電力により導通するように構成され
ており、かくて、前記変形された交流波の電位が零ボル
トに近くなったとき両ダイオード23a、23bの発光
が消えるので、フォトトランジスタ23cへの光入力が
なくなり、導通が遮断される。
すようにサイン波をなし、その周期は20ミリ秒である
ことが示されている。このサイン波は前記高抵抗R2に
よって変形され、図4(b)の中でV3で示すように、
角の丸くなった矩形波のような形となってフォトカプラ
23に印加される。フォトカプラ23は、交流電力の正
波で発光する第1発光ダイオード23aと、負波で発光
する第2発光ダイオード23b、および、フォトトラン
ジスタ23cとで構成されている。そして、フォトトラ
ンジスタ23cは両ダイオード23a、23bの光を受
けている間だけ光起電力により導通するように構成され
ており、かくて、前記変形された交流波の電位が零ボル
トに近くなったとき両ダイオード23a、23bの発光
が消えるので、フォトトランジスタ23cへの光入力が
なくなり、導通が遮断される。
【0011】制御信号を生成する位相制御信号発生器2
2は、前記フォトトランジスタ23cに接続されてお
り、そのトランジスタ23cが受光している間だけ遮断
されるゼロ制御トランジスタ22aと、その出力によっ
て位相角制御用パルスを発生するコンパレータ22bと
を備えている。すなわち、前記したようにフォトトラン
ジスタ23cが受光しなくなって遮断状態となると、フ
ォトトランジスタ23cによって接地されていたゼロ制
御トランジスタ22aのゲートが抵抗器R3を介してプ
ラス側にバイアスされて導通する。この状態が図4
(b)中、白い四角形の曲線で示されている。
2は、前記フォトトランジスタ23cに接続されてお
り、そのトランジスタ23cが受光している間だけ遮断
されるゼロ制御トランジスタ22aと、その出力によっ
て位相角制御用パルスを発生するコンパレータ22bと
を備えている。すなわち、前記したようにフォトトラン
ジスタ23cが受光しなくなって遮断状態となると、フ
ォトトランジスタ23cによって接地されていたゼロ制
御トランジスタ22aのゲートが抵抗器R3を介してプ
ラス側にバイアスされて導通する。この状態が図4
(b)中、白い四角形の曲線で示されている。
【0012】その後、入力回路21に作用する交流電源
11の電圧が正側になると第1発光ダイオード23aが
発光し、フォトトランジスタ23cがそれを受光して導
通状態を再開する。そしてゼロ制御トランジスタ22a
のゲートが再び接地されて、コレクタ電流が減じ、抵抗
器R5を介してコンデンサC1に電荷が蓄積される結
果、コンパレータ22bのマイナス極が正側にバイアス
され、その電圧がコンパレータ22bのプラス極へ印加
される位相角制御電圧V8(0〜6ボルト)を越えたと
き、位相角制御用のパルス信号が出力され、交流無接点
スイッチ13が回路を導通する。すなわち、交流無接点
スイッチ13は図4(c)中、白い四角形で示される矩
形波の高レベルから低レベルに切り換わる時点のマイナ
ス微分信号から得られるトリガ信号によって導通され
る。
11の電圧が正側になると第1発光ダイオード23aが
発光し、フォトトランジスタ23cがそれを受光して導
通状態を再開する。そしてゼロ制御トランジスタ22a
のゲートが再び接地されて、コレクタ電流が減じ、抵抗
器R5を介してコンデンサC1に電荷が蓄積される結
果、コンパレータ22bのマイナス極が正側にバイアス
され、その電圧がコンパレータ22bのプラス極へ印加
される位相角制御電圧V8(0〜6ボルト)を越えたと
き、位相角制御用のパルス信号が出力され、交流無接点
スイッチ13が回路を導通する。すなわち、交流無接点
スイッチ13は図4(c)中、白い四角形で示される矩
形波の高レベルから低レベルに切り換わる時点のマイナ
ス微分信号から得られるトリガ信号によって導通され
る。
【0013】なお、前記抵抗器R5に代えて定電流電源
を用いても同様の作用が得られる。すなわち、図4の黒
い四角形で示される波形がランプ波となって、直線性の
よい制御が可能となる。また、コンパレータ22bのプ
ラス極とマイナス極が入れ替わったときは、出力波形が
明らかに低レベルと高レベルとが逆になり、利用する微
分波形もプラス電位となる。
を用いても同様の作用が得られる。すなわち、図4の黒
い四角形で示される波形がランプ波となって、直線性の
よい制御が可能となる。また、コンパレータ22bのプ
ラス極とマイナス極が入れ替わったときは、出力波形が
明らかに低レベルと高レベルとが逆になり、利用する微
分波形もプラス電位となる。
【0014】入力回路21に作用する交流電圧が正側か
ら負側へ移るとき、一瞬だけ電位がゼロとなり、トラン
ジスタ22が導通し、コンデンサC1の電荷はR4を通
して放電される。この場合も前記した正側の場合と全く
逆の過程を経て交流電圧の電位が負側へ増加していくか
ら、前記第1発光ダイオード23aに代わって第2発光
ダイオード23bが発光し、フォトトランジスタ23c
がそれを受光して導通状態を再開し、図4(b)で示す
ような連続曲線が形成される。
ら負側へ移るとき、一瞬だけ電位がゼロとなり、トラン
ジスタ22が導通し、コンデンサC1の電荷はR4を通
して放電される。この場合も前記した正側の場合と全く
逆の過程を経て交流電圧の電位が負側へ増加していくか
ら、前記第1発光ダイオード23aに代わって第2発光
ダイオード23bが発光し、フォトトランジスタ23c
がそれを受光して導通状態を再開し、図4(b)で示す
ような連続曲線が形成される。
【0015】次に、このような交流電力調整器10を使
用した交流機器たるパーツフィーダ12の動作を含めて
装置の作動を説明する。パーツフィーダ12は電磁石に
よる吸引力と戻しばねとの釣り合いによって部品皿を振
動させる。そして電力調節装置10は、部品皿に部品の
量が少ないときは加振力を減じて部品が部品皿から飛び
出さないよう減少させ、部品の量が多いときはその重量
に見合った大きな加振力を発生させるよう供給電力を増
大させて部品皿が一定の振幅で振動するよう制御するこ
とが要求される。
用した交流機器たるパーツフィーダ12の動作を含めて
装置の作動を説明する。パーツフィーダ12は電磁石に
よる吸引力と戻しばねとの釣り合いによって部品皿を振
動させる。そして電力調節装置10は、部品皿に部品の
量が少ないときは加振力を減じて部品が部品皿から飛び
出さないよう減少させ、部品の量が多いときはその重量
に見合った大きな加振力を発生させるよう供給電力を増
大させて部品皿が一定の振幅で振動するよう制御するこ
とが要求される。
【0016】まず、パーツフィーダ12が作動を開始す
ると、交流電源11から動力線Lを介してこれに電力が
供給される。その電力は位相制御信号発生器22に従属
する交流無接点スイッチ13により、交流電圧(電流)
がゼロボルトになった時点では遮断されており、電位が
ゼロボルトから立ち上がって所定の位相角に進んだと
き、前記交流無接点スイッチ13が導通し、電位が再び
ゼロボルトになったとき遮断される。かくて、前記部品
皿には図4(a)中に二点鎖線のハッチングを施した部
分で動力線Lが導通され、ハッチングのない部分で遮断
されるから、そのハッチングのある位相角に相当する動
力が加振力として付与される。よって、前記交流無接点
スイッチ13が導通を開始する時期を制御することによ
り、パーツフィーダ12の加振力を増減できる。もっと
も、交流負荷としてのパーツフィーダ12は電磁石のイ
ンダクタンス分が大きいため、電流遮断の位相は電圧の
ゼロ点より遅れることになるが、叙上の動作と基本的に
大差なく動作する。
ると、交流電源11から動力線Lを介してこれに電力が
供給される。その電力は位相制御信号発生器22に従属
する交流無接点スイッチ13により、交流電圧(電流)
がゼロボルトになった時点では遮断されており、電位が
ゼロボルトから立ち上がって所定の位相角に進んだと
き、前記交流無接点スイッチ13が導通し、電位が再び
ゼロボルトになったとき遮断される。かくて、前記部品
皿には図4(a)中に二点鎖線のハッチングを施した部
分で動力線Lが導通され、ハッチングのない部分で遮断
されるから、そのハッチングのある位相角に相当する動
力が加振力として付与される。よって、前記交流無接点
スイッチ13が導通を開始する時期を制御することによ
り、パーツフィーダ12の加振力を増減できる。もっと
も、交流負荷としてのパーツフィーダ12は電磁石のイ
ンダクタンス分が大きいため、電流遮断の位相は電圧の
ゼロ点より遅れることになるが、叙上の動作と基本的に
大差なく動作する。
【0017】前記交流電圧(電流)がゼロボルトにある
状態の検出を行うのは、入力回路21と位相制御信号発
生器22との間に介在させた交流フォトカプラ23を介
して行われる。これらの間の結合には交流電源の正波に
で発光する発光ダイオード23aと、負波で発光する発
光グイオード23bとの2個の発光ダイオードから交互
に発せられる光が、交流電圧(電流)のゼロボルト付近
の低電位域にあるときは、いずれからも発せらず、フォ
トトランジスタ23cは受光しないから、それによって
交流電圧(電流)のゼロボルト状態が位相制御信号発生
器22によって検出される。かくて、交流電源11と位
相制御信号発生器22との結合は電気的でなく、専ら光
学的に行われるから、位相制御信号発生器22の入力回
路21の信号電流が位相制御信号発生器22の信号回路
に迷い込むのを回避できる。
状態の検出を行うのは、入力回路21と位相制御信号発
生器22との間に介在させた交流フォトカプラ23を介
して行われる。これらの間の結合には交流電源の正波に
で発光する発光ダイオード23aと、負波で発光する発
光グイオード23bとの2個の発光ダイオードから交互
に発せられる光が、交流電圧(電流)のゼロボルト付近
の低電位域にあるときは、いずれからも発せらず、フォ
トトランジスタ23cは受光しないから、それによって
交流電圧(電流)のゼロボルト状態が位相制御信号発生
器22によって検出される。かくて、交流電源11と位
相制御信号発生器22との結合は電気的でなく、専ら光
学的に行われるから、位相制御信号発生器22の入力回
路21の信号電流が位相制御信号発生器22の信号回路
に迷い込むのを回避できる。
【0018】なお、以上の実施例は単相交流について説
明したが、三相交流の場合でも前記位相制御信号発生器
20の少なくとも2対を使用することによって制御可能
である。
明したが、三相交流の場合でも前記位相制御信号発生器
20の少なくとも2対を使用することによって制御可能
である。
【0019】
【発明の効果】この発明は以上のように、交流電源とそ
の負荷との間に介装された位相制御信号発生器の制御入
力端とを交流フォトカプラを介して連結したものである
から、位相制御信号発生器の入力端、換言すれば、その
信号回路に交流電流が迷い込む不具合がない。よって、
位相制御信号発生器に交流ノイズを除去する回路を設け
る必要がなくその構成が簡単になる。また、当然なが
ら、位相制御信号発生器に雑音信号が混入してゼロボル
ト状態を把握したり、交流を導通遮断する時期に狂いを
生じるなどの不具合を解消することができる効果を有す
るものである。
の負荷との間に介装された位相制御信号発生器の制御入
力端とを交流フォトカプラを介して連結したものである
から、位相制御信号発生器の入力端、換言すれば、その
信号回路に交流電流が迷い込む不具合がない。よって、
位相制御信号発生器に交流ノイズを除去する回路を設け
る必要がなくその構成が簡単になる。また、当然なが
ら、位相制御信号発生器に雑音信号が混入してゼロボル
ト状態を把握したり、交流を導通遮断する時期に狂いを
生じるなどの不具合を解消することができる効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すもので、交流電力を
増減するための電力調節装置の原理的な回路図である。
増減するための電力調節装置の原理的な回路図である。
【図2】図1中の要部である位相制御信号発生器20を
示す基本回路の回路図である。
示す基本回路の回路図である。
【図3】その応用回路を示す回路図である。
【図4】図3で示す応用回路の特性を表す特性図であ
る。
る。
10 電力調節装置 11 交流電源 12 交流機器(パーツフィーダ) 13 交流無接点スイッチ 20 位相制御信号発生器 21 入力回路 22 位相制御信号発生器 22a 制御トランジスタ 22b コンパレータ 23 フォトカプラ 23a 第1発光ダイオード 23b 第2発光ダイオード 23c フォトトランジスタ L 動力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/78 K 9383−5J
Claims (1)
- 【請求項1】 交流電源とその負荷とを結ぶ動力線に交
流電力調整器を介在させ、その交流電力調整器を前記動
力線に設けた交流無接点スイッチと、その交流無接点ス
イッチを導通させ或いは遮断させるための制御パルスを
発生する位相制御信号発生器とで構成すると共に、その
位相制御信号発生器の交流信号入力端と前記交流電源と
の間を交流フォトカプラを介して連結してなる交流電力
調整器のゼロボルト検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21784793A JPH0723557A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 交流電力調整器のゼロボルト検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21784793A JPH0723557A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 交流電力調整器のゼロボルト検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723557A true JPH0723557A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=16710699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21784793A Pending JPH0723557A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 交流電力調整器のゼロボルト検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723557A (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP21784793A patent/JPH0723557A/ja active Pending
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