JPH07235401A - 端子付電子部品 - Google Patents

端子付電子部品

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JPH07235401A
JPH07235401A JP15353194A JP15353194A JPH07235401A JP H07235401 A JPH07235401 A JP H07235401A JP 15353194 A JP15353194 A JP 15353194A JP 15353194 A JP15353194 A JP 15353194A JP H07235401 A JPH07235401 A JP H07235401A
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Shigeru Natsuume
茂 夏梅
Kazuyoshi Matsuo
和芳 松尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、主に電子機器の回路調整用に使用
される端子付電子部品に関するものであり、リフロー時
の半田付性の向上および組立性の向上を図ったものであ
る。 【構成】 下ケース4の底面側に折り曲げられた中央端
子板1の先端部1eとほぼ同一高さになるように、先端
部1eにシャー切断片1jまたは凸部1kが形成されて
いることによって半田付性の向上をはかったものであ
り、シャー切断片1jの先端が切断された中央端子板1
付近で中央端子板1を下ケース4の底面側に折り曲げる
ことによって組立性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器の回路調整用
に使用される端子付電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の端子付電子部品について図14、
図15により説明する。図14は従来の端子付電子部品
の上面図、図15は同正面図である。同図によると、1
1は絶縁材料よりなるケースで、そのケース11の上面
には開口部11aが形成され、その開口部11aには操
作体12が配設されている。前記ケース11の側面から
端子13が延出しており、その端子13は前記ケース1
1の下面11bに形成されている段部11c内に位置す
るように折り曲げられている。
【0003】次に、前記端子付電子部品のプリント基板
へのリフロー半田付けについて説明すると、前記実施例
において、前記ケース11の下面11b側の段部11c
内の前記端子13の下面が、プリント基板上のランドに
位置するように端子付電子部品を配置し、リフローする
ことにより前記端子付電子部品の端子13とプリント基
板とが半田付けされる。
【0004】また、従来の他の実施例の端子付電子部品
について図16〜図18により説明する。図16は上面
図、図17は図16の電子部品をプリント配線基板上に
配置した状態を示す正面図、図18は図16の端子付電
子部品をプリント配線基板上に配置した状態を示す側面
図である。同図によると、11′は絶縁材料よりなるケ
ースで、そのケース11′の上面には開口部11′aが
形成され、その開口部11′aには操作体12が配設さ
れている。
【0005】前記ケース11′にインサート成形により
埋設されている端子13′は、前記ケース11′の下面
11′bと同一面になるようにそれぞれ形成され、前記
ケース11′の下面11′b側から前後面側へ折り曲げ
られ延出して形成されている。
【0006】次に前記端子付電子部品のプリント配線基
板14へのリフロー半田付けについて説明すると、図1
7において、前記ケース11′の下面11′b側の前記
端子13′の下面が、前記プリント配線基板14上のラ
ンド上のクリーム半田15に位置するように配置され
る。ここで前記電子部品のケース11′の下面11′b
の中央付近と前記プリント配線基板14上に形成された
配線のオーバーコート層16とが当接している。また図
16においては、前記プリント配線基板14上に前記オ
ーバーコート層16が形成されていない所に前記電子部
品を同様に配置し、リフローすることにより前記電子部
品の端子13′とプリント配線基板14とが半田付けさ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の構成では、ケース11の下面11bの段部
11c内に折り曲げられた前記端子13の下面は、ケー
ス11の下面11bと平行にはならずスプリングバック
等の影響により斜めになり、そのためプリント基板上の
ランドとは端子13の先端付近のみの接触となり、端子
13の折り曲げ位置付近はプリント基板上のランドから
離れてしまっている。そのためリフロー時の半田付性が
悪く半田フィレットの形成も悪く半田付強度も充分でな
いという課題があった。
【0008】また、図17のような場合において、前記
ケース11′の下面11′bと前記プリント配線基板1
4上のオーバーコート層とが当接していることにより、
前記端子13′の下面側が前記プリント基板14上のク
リーム半田15と充分に接触せず、半田付けできなかっ
たり、片方しか半田付けできず前記電子部品が傾いたり
フィレットの形成も悪く半田付強度も充分でなく、また
図18のような場合において、前記端子13′の下面側
は前記ケース11′の下面11′bと同一平面に形成さ
れていることにより、前記プリント配線基板14のラン
ド上のクリーム半田15が前記端子13′の下面側から
周辺に押し除かれてしまい充分な半田付強度が得難いと
いう課題があった。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、リフロー半田付け時に端子の下面とプリン
ト基板のランドとの接触面積を増やし、プリント配線基
板上のクリーム半田との接触状態を良くし、端子に接触
しているクリーム半田の量を多くし、半田付性が良く半
田付強度も充分な端子付電子部品を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、ケースの側面側から底面側に折り曲げられ
た端子を有し、その端子のケース底面側の部分には、そ
の一部をシャー切断したシャー切断片が形成され、その
シャー切断片の先端と前記端子の先端をほぼ同一高さに
するものであり、前記シャー切断片の先端が切断された
前記端子付近で前記端子をケース底面側に折り曲げるも
のであり、ケースの側面側から底面側に折り曲げられた
端子を有し、その端子のケース底面側の部分の一部に凸
部が形成され、その凸部の凸端と前記端子の先端をほぼ
同一高さにするものである。
【0011】また、ケースの側面から下面に沿って配設
されている端子を有し、前記端子の下面側の一部がイン
サート成形により前記ケースの下面に埋設されており、
少なくとも前記端子の前記ケース側面側と下面側とのコ
ーナー部から前記端子の下面側の中央付近に空間が形成
されているものである。
【0012】また、ケースの側面から下面に沿って配設
されている端子を有し、前記端子の下面側の一部がイン
サート成形により前記ケースの下面に埋設されており、
前記ケースの対向する両側面に前記ケースの下面に前記
端子の下面側より凹状に通して下面凹部が形成されてい
るものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、ケースの底面側に折り曲げら
れた端子の先端とほぼ同一高さになるように、前記端子
のケース底面側の部分にシャー切断片の先端が形成され
ていることにより、前記シャー切断片の先端が切断され
た前記端子付近で前記端子をケース底面側に折り曲げる
ことにより、ケースの底面側に折り曲げられた端子の先
端とほぼ同一高さになるように、前記端子のケース底面
側の部分に凸部が形成されていることにより、端子の側
面側と下面側とのコーナー部から前記端子の下面側の中
央付近に空間が形成されていることにより、ケースの下
面に端子の下面側より凹状に通して下面凹部が形成され
ていることにより、リフロー半田付け時に端子の下面と
プリント配線基板上のクリーム半田との接触状態が良く
なり、リフロー時の半田付性が良く半田付強度も向上で
き、組立て易い端子付電子部品を構成することができる
ものである。
【0014】
【実施例】図1は本発明の端子付電子部品の可変抵抗器
の一実施例を示す上面図、図2(a)は図1のA−
A′,B−B′断面をX−X′で合成した断面図、図2
(b)は同第二の実施例の断面図、図3(a)は底面
図、図3(b)は同第二の実施例の底面図である。図4
は基板の上面図である。図5(a)は操作体の上面図、
図5(b)は同側面図、図5(c)は同底面図であり、
図6(a)は摺動体の上面図、図6(b)は同側面図で
ある。図7は同要部である中央端子板と引出端子が連結
棧と接続状態(フープ状の中央端子板と引出端子)を示
す上面図、図8は図7のC−C′断面図である。
【0015】図9はフープ状の中央端子板と引出端子と
上ケース及び下ケースを一体成形した状態を示す上面
図、図10は図9のD−D′断面図、図11は図9の底
面図である。図12は図10に図2の操作体および摺動
体を組付けた状態を示す断面図である。図13は図2の
上ケースと下ケースの組立前の状態を示す側面図であ
る。
【0016】この図1〜図13によると、1は導電性材
料よりなり中央孔1aを有する中央端子板で、中央より
延出している先端部1eの途中に末広がり状もしくは段
付拡大状の係合部1fが形成され、前記先端部1eの延
出方向と同じ方向の両側2箇所から延出し他方側1cの
方向にL字状に曲げられた保持用爪1gが対で対向して
形成され、前記先端部1e及び前記保持用爪1gが延出
している根元付近にはそれぞれ連結孔1hもしくはフク
リンが形成され、前記先端部1eと反対方向にはストッ
パー補強部1dが一方側1bの方向に折り返しぎみに曲
げられて形成され、かつ組立初期には前記先端部1eは
連結棧10と連続的に形成されている。前記連結棧10
には定ピッチにパイロット孔10aが形成されている。
【0017】2は弾性を有する金属材料等からなる引出
端子で、前記中央端子板1から任意の間隔を開けて前記
中央端子板1のストッパー補強部1d方向の左右2箇所
に形成され、また、前記中央端子板1に近い一端部2a
のそれぞれの外方側にはL曲げ部2eが一方側2bの方
向にほぼ直角に曲げられて形成されていてもよく、それ
ぞれの内方側には前記中央端子板1のストッパー補強部
1dの折り返し曲げ形成前に前記ストッパー補強部1d
が前記引出端子2と連結されていた状態から切断された
シャー切断部2dが形成され、前記一端部2aの中ほど
には連結孔2fが形成され、続く中間部2gには中間孔
2iが形成されていると共に接点部2hが他方側2cの
方向にS字状に突出折り曲げることにより形成され、続
く他端部2jは前記他方側2c方向にコの字状等に曲げ
られて形成され、且つ組立時には前記中間孔2iと前記
他端部2jとの付近外方側は前記連結棧10の引出端子
連結部10bに連結されている。
【0018】次に、これらフープ状に形成された前記中
央端子板1及び引出端子2と、PPS,PPA,LC
P,PBT等の絶縁材料よりなる上ケース3及び下ケー
ス4がインサート成形により一体に形成される。前記上
ケース3には、前記中央端子板1の一方側1bに前記中
央孔1aと同心状の内周面を有する段状の内周壁3aが
形成され、前記中央端子板1のストッパー補強部1dの
周囲であり、前記中央端子板1側の前記内周壁3aの内
方に突出し操作体5の回転位置を規制する内凸部3bが
形成され、他方側1cに開口部3cが形成され、その開
口部3cの先端付近の周囲に基板押え面3dが形成さ
れ、前記引出端子2の他方側2cの一端部2aの中央付
近には接点空間部3fが形成され、前記中央端子板1の
他方側1c側の外側壁は一定角度に傾斜した台形状の嵌
合壁3eが形成されている。
【0019】前記下ケース4は、前記引出端子2の他端
部2jをインサートし、前記引出端子2の他方側2c側
に凹状で一定角度に傾斜した導入壁4eが形成され、前
記引出端子2の中間部2gにそれぞれ最も近い上面に前
記引出端子2の材厚に相当する深さの凹部4fが形成さ
れ、凹状の下端面に基板受け面4aが形成され、前記基
板受け面4aに前記引出端子2の他端部2jの他方側2
cが表出し底面に前記引出端子2の他端部2jの一方側
が表出するように形成され、前記引出端子2の中間部2
gが位置する側と反対側の側面に保持用凸部4bが形成
され、前記保持用凸部4bの中央上下方向には導入容易
なように面取りを有する溝状で且つ途中から底面方向に
末広がり状または段状の係合部4cが形成され、前記保
持用凸部4bの底面付近には底面段部4dが形成されて
いる。
【0020】また、前記ケース4の対向する両側面から
見て前記下ケース4の下面に前記引出端子2の下面側
(一方側)より凹状に通して下面凹部4gが形成され、
前記引出端子2の中間孔2i内に前記下ケース4を形成
している材料が入り込んでいない下面端子空間部2m
が、前記上ケース3と接続している前記引出端子2側の
前記下ケース4の下面端部(コーナー部)から前記引出
端子2の中間孔2i(下面側の中央付近)まで形成され
ている。
【0021】前記操作体5はアルミニウム、銅、黄銅等
の金属材料またはPPS,PBT,PPA,LCP等の
高分子材料からなり、一端操作側には操作用溝5bが形
成されている径大部5aを有し、他端には前記中央端子
板1の中央孔1aを貫通して挿入される径小部5fを有
し、中央付近には段状に形成されている中央部5cを有
し、その中央部5cの一部から径の外周方向に突出し、
径方向寸法が前記径大部5aの径方向寸法以下に形成さ
れている外凸部5dを有し、その外凸部5dに対応する
前記操作用溝5bの下面には位置が分かるように傾斜部
5eが形成されている。
【0022】この傾斜部5eを形成することにより前記
外凸部5dと前記操作用溝5b間付近の肉厚の急変が防
止され加工の容易化が図られている。前記中央端子板1
と一体に形成されている前記上ケース3の内周壁3a側
から、前記操作体5の外凸部5dが前記上ケース3の内
凸部3bと衝突しない位置で前記操作体5の径小部5f
を前記中央端子板1の中央孔1aに挿入し、前記操作体
5の径小部5f側の中央部5cの端面と前記中央端子板
1の一方側1bが当接するように、前記操作体5の中央
部5c及び径大部5bが前記内周壁3a内に配設され
る。この時、前記径大部5bと前記内周壁3aとの隙間
は挿入できる程度はあり極力小さくなるように形成され
ている。
【0023】6は、バネ性を有する導電性材料よりなる
摺動体で、中央には一部が非円形に形成された係合孔6
aが形成され、一面側6bは平面状であり他端面6cに
は接点6dが形成されている。前記摺動体6の接点6d
が前記操作体5の傾斜部5e側になるように前記摺動体
6の係合孔6aと前記操作体5の径小部5fが係合さ
れ、前記摺動体6が前記操作体5の径小部5fに挿入さ
れ、前記径小部5fの端部がかしめられかしめ部5gが
形成され、前記摺動体6の一面側6bが前記中央端子板
1の他方側1cと接触しつつ、前記摺動体6は前記操作
体5と共回りするように取付けられている。また、前記
引出端子2のS字状に曲げられた接点部2hは、図13
に示すように前記上ケース3の接点空間部3f(前記上
ケース3外側から内側矢印方向)に折り返して曲げら
れ、前記中央端子板1の先端部1e内で幅の中央にその
先端側から前記中央孔1a方向に切込み深さが増すよう
にシャー切断しシャー切断片1jが形成されるか、前記
中央孔1a側の前記先端部1e内で幅の中央に凸部1k
が形成され、更に前記シャー切断片1jの先端が切断さ
れた前記中央端子板1付近もしくは前記凸部1kの根元
付近で、前記連結棧10から切断された前記中央端子板
1の先端部1eが前記中央端子板1の他方側1c方向に
曲げられる。
【0024】7は、ポリイミド、ポリエーテルイミド等
のフィルム状またはガラスエポキシ、ベーク等の板状の
絶縁材料またはセラミック等からなる基板で、印刷、組
立等の位置決め用に中心孔7bおよび切欠部7cが形成
されていてもよく、一主面7aには前記中央孔7bを中
心に馬蹄形の抵抗体皮膜8が形成されており、前記抵抗
体皮膜8の端部8aと前記基板7の一主面7aとの間ま
たは前記端部8aの上面に電極9が形成されていてもよ
い。
【0025】ここで、前記基板7の一主面7a側が上に
なるように前記下ケース4の導入壁4e側から前記基板
7が挿入され前記下ケース4の基板受け面4a上に配置
される。この時、前記基板7を仮固定するために前記基
板7の外縁と前記下ケース4の導入壁4eの下端部付近
で圧入状態にするか、導入壁4eの一部または基板受け
面4aの一部等を前記基板7側へ潰し込んでもよく、ま
たグリス、界面活性材、液状材もしくは接着剤、樹脂等
の高分子材料等で簡易的に付着してもよい。
【0026】次に、前記引出端子2の折り曲げられた接
点部2hが前記下ケース4の凹部4fに位置すると共
に、前記上ケース3の嵌合壁3eが前記下ケース4の導
入壁4eに嵌合するように前記引出端子2の中間部2g
のそれぞれ前記上ケース3、下ケース4付近を折り曲げ
ることにより、前記中央端子板1、操作体5、摺動体6
と一体にされた上ケース3を前記基板7が配置された下
ケース4に組合わせ、前記中央端子板1の2個の保持用
爪1gを前記下ケース4の保持用凸部4bに係合させ、
前記中央端子板1の係合部1fを前記下ケース4の係合
部4cに係合させ、且つ前記シャー切断片1jの先端が
切断された前記中央端子板1付近もしくは前記凸部1k
の根元付近で、前記先端部1eが前記下ケース4の底面
側の底面段部4d側に曲げられ、前記先端部1eの先端
と前記シャー切断片1jの先端もしくは前記凸部1kの
凸端とがほぼ同一高さになるように形成される。更に前
記中央端子板1の2個の保持用爪1gが前記下ケース4
の保持用凸部4bを両側から挟み込むようにそれぞれ曲
げかしめられかしめ後の保持用爪1g′が形成され、前
記上ケース3と前記下ケース4とが固定される。この
時、前記下ケース4の保持用凸部4bの肉が前記中央端
子板1の係合部1f側に寄せられ、より強固に固定され
ることになる。
【0027】組合せ前後に、前記上ケース3と下ケース
4との間にグリス、界面活性材、液状材、接着剤または
樹脂、ゴム等の高分子材料等を配設してもよい。
【0028】ここで、前記上ケース3の基板押え面3d
と前記基板7の一主面7a側が当接し、前記摺動体6の
接点6dと前記基板7の抵抗体皮膜8が圧接している状
態であり、且つ前記引出端子2の接点部2hと前記基板
7の抵抗体皮膜8の端部8aまたは電極9が圧接すると
共に、前記基板7の抵抗体皮膜8の端部8a付近は前記
下ケース4の基板受け面4aから表出している前記引出
端子2の他端部2jに受けられている状態となってい
る。
【0029】次に、前記引出端子2が前記連結棧10の
引出端子連結部10bから切断される。
【0030】次に前記実施例の可変抵抗器のプリント基
板への装着および動作について説明する。
【0031】まず、クリーム半田が塗布されたプリント
基板のランド上に前記シャー切断片1jまたは凸部1k
が形成された中央端子板1の先端部1eおよび前記引出
端子2の他端部2jがそれぞれ位置するように配置し、
リフロー炉に通し半田付けを行なう。プリント基板に半
田付けされた前記可変抵抗器は、ドライバー等の治具を
前記操作体5の操作用溝5bに嵌合させて前記操作体5
を回動させることにより、前記操作体5と共回りする前
記摺動体6の接点6dが前記抵抗体皮膜8上を摺動する
ことにより所望の抵抗値が得られ、前記上ケース3の内
凸部3bと前記操作体5の外凸部5dとが当接すること
により回動位置が規制される。
【0032】このように、前記実施例によれば、上ケー
ス3、下ケース4の側面から下ケース4の底面側の底面
段部4d側に折り曲げられた中央端子板1を有し、その
下ケース4の底面段部4d側に折り曲げられた前記中央
端子板1の先端部1eにはシャー切断したシャー切断片
1jが形成され、そのシャー切断片1jの先端と前記先
端部1eの先端をほぼ同一高さに形成し、前記シャー切
断片1jの先端が切断された前記中央端子板1付近で前
記中央端子板1の先端部1eを前記下ケース4の底面段
部4d側に折り曲げており、上ケース3、下ケース4の
側面から下ケース4の底面側の底面段部4d側に折り曲
げられた中央端子板1を有し、その下ケース4の底面段
部4d側に折り曲げられた前記中央端子板1の先端部1
eには凸部1kが形成され、その凸部1kの凸端と前記
先端部1eの先端をほぼ同一高さに形成している。
【0033】前記シャー切断片1jの先端が切断された
前記中央端子板1付近もしくは前記凸部1kの根元付近
で、前記中央端子板1の先端部1eを折り曲げることに
より曲げ加工が容易となり、また、スプリングバックの
ため前記先端部1eが直角に曲げられなくても折り曲げ
られた前記先端部1eの先端と、前記シャー切断片1j
の先端または前記凸部1kの凸端とがほぼ同一高さにな
るように形成されていることにより、前記先端部1eの
先端のみがリフロー半田付け時に半田と接触し他の部分
が浮いている状態を改善でき、半田付性が良くなり半田
付強度も向上できる。
【0034】また、上ケース3、下ケース4の側面から
前記下ケース4の下面に沿って配設されている引出端子
2を有し、且つ前記引出端子2の下面側の一部がインサ
ート成形により前記下ケース4の下面に埋設されてお
り、少なくとも前記引出端子2の前記下ケース4側面側
と下面側とのコーナー部から前記引出端子2の中間孔2
iまで下面端子空間部2mを形成し、上ケース3、下ケ
ース4の側面から前記下ケース4の下面に沿って配設さ
れている引出端子2を有し、且つ前記引出端子2の下面
側の一部がインサート成形により前記下ケース4の下面
に埋設されており、前記下ケース4の対向する両側面か
ら見て前記下ケース4の下面に前記引出端子2の下面側
より凹状に通して下面凹部4gを形成している。前記引
出端子2の前記下ケース4側面側と下面側とのコーナー
部から前記引出端子2の中間孔2iまで下面端子空間部
2mが形成されていることにより、前記下面端子空間部
2m内にクリーム半田が存在する半田溜りが形成されて
いることになり、また、前記下ケース4の下面に前記引
出端子2の下面側より凹状に通して下面凹部4gが形成
されていることにより、前記下ケース4の下面側中央付
近にプリント基板上のオーバーコート層等が横断するよ
うに位置していても前記下面凹部4g内にオーバーコー
ト層等を配置することができ、前記引出端子2の前記下
ケース4下面側とクリーム半田との接触状態が改善で
き、半田付性が良くなり半田付強度も向上できる。
【0035】なお、上ケース3と下ケース4が引出端子
2の中間部2gによって接続されているとしたが、前記
引出端子2が前記下ケース4にはインサートされていな
く前記下ケース4が単体であってもよく、また、中央端
子板1が前記上ケース3にインサート成形されていると
したが、前記中央端子板1に操作体5及び摺動体6を取
付けたものを前記上ケース3に組立てるようにしてもよ
く、また、前記上ケース3と前記下ケース4が前記引出
端子2で接続されているとしたが、前記中央端子板1で
接続されていてもよく、また、前記中央端子板1の一部
が前記下ケース4と一体に形成され前記中央端子板1の
保持用爪1gが前記下ケース4側から突出しており、前
記上ケース3に保持用凸部を形成しかしめることにより
固定してもよく、また、前記中央端子板1の保持用爪1
gを前記下ケース4の2面側に形成された保持用凸部に
かしめることにより、前記上ケース3と前記下ケース4
を固定してもよく、また、前記中央端子板1の中央孔1
aに対して前記操作体5及び前記摺動体6が回動するよ
うにしたが、前記中央端子板1の中央孔1aが長穴状に
形成され前記操作体5及び前記摺動体6が直線運動をす
るようにしてもよく、また、前記上ケース3及び前記下
ケース4を形成する際、通過ゲートで接続し一方のケー
ス側のゲートから樹脂を流入させ、一体に成形した後通
過ゲートを切断してもよく、また、上ケース3と下ケー
ス4としたがケース本体1個で形成されていてもよく、
また、前記中央端子板1の先端部1e内で幅の中央にそ
の先端側から前記中央孔1a方向に切込み深さが増すよ
うにシャー切断しシャー切断片1jが形成されるか、前
記中央孔1a側の前記先端部1e内で幅の中央に凸部1
kが形成されているとしたが、先端部1e内で幅の外側
に前記シャー切断片1jもしくは凸部1kが形成されて
いてもよく、また、前記シャー切断片1jは矩形状であ
っても、先端円弧状等曲線でもよく、また、先端は直線
で切断し先端部1eの先端側から前記中央端子板1の中
央孔1a方向に高さが増すように凸部を形成してもよ
く、また、前記先端部1e内にその先端側から前記中央
孔1a方向に切込み深さが減少するようにシャー切断し
短いシャー切断片1jが形成されていてもよく、また、
シャー切断片1jおよび凸部1kは前記引出端子2に形
成されていてもよい。
【0036】また、下ケース4の下面に引出端子2の下
面側より凹状に通して下面凹部4gを形成したが、前記
下面凹部4gを拡張し前記下ケース4の下面から前記引
出端子2の下面側が突出するように前記引出端子2の一
部を前記下ケース4にインサート成形により埋設して形
成してもよい。
【0037】また、本実施例において可変抵抗器を例に
示したが、本発明はコンデンサ、コイルやスイッチ等で
あっても同様に適用できるものであることは言うまでも
ない。
【0038】
【発明の効果】本発明は前記実施例より明らかなよう
に、(1)ケースの側面側から底面側に折り曲げられた
端子を有し、その端子のケース底面側の部分には、その
一部をシャー切断したシャー切断片が形成され、そのシ
ャー切断片の先端と前記端子の先端をほぼ同一高さにす
ることにより、リフロー時の半田付性が良く半田付強度
も向上でき、(2)ケースの側面側から底面側に折り曲
げられた端子を有し、その端子のケース底面側の部分に
は、その一部をシャー切断したシャー切断片が形成さ
れ、そのシャー切断片の先端が切断された前記端子付近
で前記端子をケース底面側に折り曲げていることによ
り、安定的に曲げ易く組立性の向上が図れ、(3)ケー
スの側面側から底面側に折り曲げられた端子を有し、そ
の端子のケース底面側の部分の一部に凸部が形成され、
その凸部の凸端と前記端子の先端をほぼ同一高さにする
ことにより、リフロー時の半田付性が良く半田付強度も
向上でき、(4)ケースの側面から下面に沿って配設さ
れている端子を有し、且つ前記端子の下面側の一部がイ
ンサート成形により前記ケースの下面に埋設されてお
り、少なくとも前記端子の前記ケース側面側と下面側と
のコーナー部から前記端子の下面側の中央付近に空間を
形成することにより、(5)ケースの側面から下面に沿
って配設されている端子を有し、且つ前記端子の下面側
の一部がインート成形により前記ケースの下面に埋設さ
れており、前記ケースの対向する両側面から見て前記ケ
ースの下面に前記端子の下面側より凹状に通して下面凹
部を形成することにより、リフロー半田付け時のプリン
ト基板上のクリーム半田との接触状態が改善でき、半田
付性が良くなり半田付強度も向上でき、その実用的効果
は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端子付電子部品の一実施例である可変
抵抗器の上面図
【図2】(a)同可変抵抗器のA−A′,B−B′断面
をX−X′で合成した断面図 (b)同他の実施例の断面図
【図3】(a)同底面図 (b)同他の実施例の底面図
【図4】基板の上面図
【図5】(a)操作体の上面図 (b)同側面図 (c)同底面図
【図6】(a)摺動体の上面図 (b)同側面図
【図7】中央端子板と引出端子が連結棧と接続状態であ
ること(フープ状の中央端子板)を示す上面図
【図8】同図7のC−C′断面図
【図9】図7のフープ状の中央端子板と引出端子と図2
の上ケース及び下ケースを一体成形した状態を示す上面
【図10】図9のD−D′断面図
【図11】図9の底面図
【図12】図10の状態のものに図2の操作体及び摺動
体を組付けた状態を示す断面図
【図13】図2の上ケースと下ケースの組立前の状態を
示す側面図
【図14】従来の端子付電子部品である可変抵抗器の上
面図
【図15】同正面図
【図16】従来の他の実施例の端子付電子部品である可
変抵抗器の上面図
【図17】同端子付電子部品をプリント配線基板上に配
置した状態を示す正面図
【図18】同側面図
【符号の説明】
1 中央端子板 1e 先端部 1j シャー切断片 1k 凸部 2 引出端子 2m 下面端子空間部 3 上ケース 4 下ケース 4d 底面段部 4g 下面凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、前記ケースの側面側から底面
    側に折り曲げられた端子とを備え、前記端子の前記ケー
    ス底面側の部分には、一部をシャー切断したシャー切断
    片が形成され、前記シャー切断片の先端と前記端子の先
    端をほぼ同一高さにした端子付電子部品。
  2. 【請求項2】 ケースと、前記ケースの側面側から底面
    側に折り曲げられた端子とを備え、前記端子のケース底
    面側の部分には、一部をシャー切断したシャー切断片が
    形成され、前記シャー切断片の先端が切断された前記端
    子付近で前記端子をケース底面側に折り曲げている端子
    付電子部品。
  3. 【請求項3】 ケースと、前記ケースの側面側から底面
    側に折り曲げられた端子とを備え、前記端子のケース底
    面側の部分の一部に凸部が形成され、その凸部の凸端と
    前記端子の先端をほぼ同一高さにした端子付電子部品。
  4. 【請求項4】 ケースと、前記ケースの側面から下面に
    沿って配設されている引出端子を有し、前記引出端子の
    下面側の一部がインサート成形により前記ケースの下面
    に埋設されており、少なくとも前記引出端子の前記ケー
    ス側面側と下面側とのコーナー部から前記引出端子の下
    面側の中央付近に空間が形成されていることを特徴とす
    る端子付電子部品。
  5. 【請求項5】 ケースと、前記ケースの側面から下面に
    沿って配設されている引出端子を有し、前記引出端子の
    下面側の一部がインサート成形により前記ケースの下面
    に埋設されており、前記ケースの対向する両側面に前記
    ケースの下面に前記引出端子の下面側より凹状に通して
    下面凹部が形成されていることを特徴とする端子付電子
    部品。
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