JP3134569B2 - 可変式電子部品 - Google Patents

可変式電子部品

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JP3134569B2
JP3134569B2 JP05005557A JP555793A JP3134569B2 JP 3134569 B2 JP3134569 B2 JP 3134569B2 JP 05005557 A JP05005557 A JP 05005557A JP 555793 A JP555793 A JP 555793A JP 3134569 B2 JP3134569 B2 JP 3134569B2
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茂 夏梅
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に電子機器の回路調
整用に使用される可変式電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の可変式電子部品について図14、
図15(a),(b)および図16の可変抵抗器により
説明する。
【0003】図14は側断面図、図15(a)は同要部
である基板にそれぞれ中端子と外端子を接続した状態の
上面図、図15(b)は同正面図であり、図16は同図
14の上面図である。
【0004】同図によると、11は絶縁材料よりなる基
板で、前記基板11の一主面上に馬蹄形の抵抗体皮膜1
2が形成されている。前記抵抗体皮膜12の両端にはそ
れぞれ外端子14が半田16により接続されており、前
記抵抗体皮膜12に取り囲まれるように中央に電極13
が形成され、前記電極13が外方向に引出されている途
中に抵抗体皮膜12aがオーバーコートされていると共
に、前記電極13の外端に中端子15が半田16により
接続されている。17は合成樹脂材料よりなるケース
で、一方に貫通孔17aが形成され、その貫通孔17a
の一部に内凸部17bが形成され、他方には開口部17
cが形成され、内部に凹部17dが形成されている。1
8はゴムにより形成されているリング状のリング体、1
9は合成樹脂材料よりなる軸で、一端に操作用溝19a
が形成され、径方向の一部に外凸部19bが形成され、
中央付近にツバ部19cが形成され、他端にはバネ性を
有し導電性材料よりなる摺動子20が取付けられてい
る。
【0005】ここで、前記ケース17の前記開口部17
c側から前記リング体18を挿入し前記凹部17dに嵌
合させて後、前記軸19の外凸部19bと前記ケース1
7の内凸部17bが衝突しないように前記摺動子20を
取付けた前記軸19を前記ケース17の開口部17c側
から挿入し、前記ケース17の貫通孔17aを前記軸1
9の一端が貫通し、前記軸19の前記ツバ部19cが前
記リング体18と当接している。
【0006】次に、前記ケース17の開口部17cを封
止するように、前記外端子14と前記中端子15とが接
続された前記基板11を前記ケース17に組合せ、前記
ケース17の開口部17cの一部を前記基板11側へか
しめてかしめ部17eが形成され、前記基板11が前記
ケース17に仮固定される。この時、前記軸19に取付
けられた前記摺動子20は、前記基板11の一主面上に
形成されている前記抵抗体皮膜12と前記電極13とに
共に圧接している。さらに、前記基板11の他主面側に
接着剤21を配して前記基板11を前記ケース17に固
定している。
【0007】次に上記可変抵抗器の動作について説明す
ると、ドライバー等の治具を前記軸19の操作用溝19
aに嵌合させて前記軸19を回動させることにより、前
記軸19と共回りする前記摺動子20が前記抵抗体皮膜
12上と前記電極13上とを同時に摺動することにより
所望の抵抗値が得られるとともに、前記ケース17の内
凸部17bと前記軸19の外凸部19bとが当接するこ
とにより回動位置が規制されるように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような構成では、ケース17の内凸部17bと軸1
9の外凸部19bとが当接する位置が外観からは分から
ないため、可変式電子部品を相手側の実装基板に実装
後、抵抗値を調整する場合に、軸19の回動範囲が所望
の位置になるように、ドライバー等の治具を操作用溝1
9aに正確な角度を確保した状態で挿入することが困難
であるという課題を有していた。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、可変式電子部品を相手側の実装基板に実装
後、抵抗値を調整する場合に、操作体の回動範囲が所望
の位置になるように、ドライバー等の治具を操作用溝に
正確な角度を確保した状態で挿入することができる可変
式電子部品を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、中央端子板と、インサート成形でこの中央
端子板と一体に形成されたケースと、前記中央端子板に
対して回動する操作体と、前記操作体と共回りする摺動
体と、ケースに対して固定された基板を具備し、前記ケ
ースの内凸部と前記操作体の外凸部とにより回動範囲が
規制され、且つ前記ケースの内凸部内に前記中央端子板
のストッパー補強部がインサート成形され前記内凸部を
補強するとともに、操作体の外凸部の位置と対応する操
作用溝の下面に深溝部が形成されたものである。
【0011】
【作用】以上のような本発明によれば、ケースの内凸部
内に前記中央端子板のストッパー補強部がインサート成
形され前記内凸部を補強するとともに、操作体の外凸部
の位置と対応する操作用溝の下面に深溝部が形成された
ため、操作体の外凸部の位置を操作側から知ることがで
きることとなり、結果として、可変式電子部品を相手側
の実装基板に実装後、抵抗値を調整する場合に、操作体
の回動範囲が所望の位置になるように、ドライバー等の
治具を操作用溝に正確な角度を確保した状 態で挿入する
ことができるものである。
【0012】
【実施例】本発明の可変式電子部品を図1〜図13によ
り説明する。
【0013】図1は本発明の可変式電子部品を可変抵抗
器に採用した一実施例を示す上面図、図2は図1のA−
A′,B−B′断面をX−X′で合成した断面図、図3
は正面図である。図4は同要部である基板の上面図であ
る。図5(a)は同要部である操作体の上面図、図5
(b)は同側面図、図5(c)は同底面図であり、図6
(a)は同要部である摺動体の上面図、図6(b)は同
側面図である。図7は同要部である中央端子板が連結棧
と接続状態(フープ状の中央端子板)を示す上面図、図
8は図7のC−C′断面図である。図9はフープ状の中
央端子板と上ケース及び下ケースを一体成形した状態を
示す上面図、図10は図9のD−D′断面図、図11は
図9の底面図である。図12は図10に図2の操作体及
び摺動体を組付けた状態を示す断面図である。図13は
図2の上ケースと下ケースの組立前の状態を示す側面図
である。
【0014】この図1〜図13によると、1は導電性材
料よりなり中央孔1aを有する中央端子板で、中央より
延出している先端部1eの途中に末広がり状の係合部1
fが形成され、前記先端部1eの延出方向と同じ方向の
両側2箇所から延出し他方側1cの方向にL字状に曲げ
られた保持用爪1gが対で対向して形成され、前記先端
部1e及び前記保持用爪1gが延出している根元付近に
はそれぞれ連結孔1hが形成され、前記先端部1eと反
対方向にはストッパー補強部1dが一方側1bの方向に
折り返しぎみに曲げられて形成され、かつ組立初期には
前記先端部1eは連結棧10と連続的に形成されてい
る。前記連結棧10には定ピッチにパイロット孔10a
が形成されている。2は弾性を有する金属材料等からな
る引出端子で、前記中央端子板1から任意の間隔を開け
て前記中央端子板1のストッパー補強部1d方向の左右
2箇所に形成され、前記中央端子板1に近い一端部2a
のそれぞれの外方側にはL曲げ部2eが一方側2bの方
向にほぼ直角に曲げられて形成され、それぞれの内方側
には前記中央端子板1のストッパー補強部1dの折り返
し曲げ形成前に前記ストッパー補強部1dが前記引出端
子2と連結されていた状態から切断されたシャー切断部
2dが形成され、前記一端部2aの中ほどには連結孔2
fが形成され、続く中間部2gには中間孔2iが形成さ
れていると共に接点部2hが他方側2cの方向にS字状
に突出折り曲げることにより形成され、続く他端部2j
は前記他方側2c方向にコの字状等に曲げられて形成さ
れ、且つ組立時には前記中間孔2iと前記他端部2jと
の付近外方側は前記連結棧10の引出端子連結部10b
に連結されている。
【0015】次に、これらフープ状に形成された前記中
央端子板1及び引出端子2と、PPS,PPA,LC
P,PBT等の絶縁材料よりなる上ケース3及び下ケー
ス4がインサート成形により一体に形成される。前記上
ケース3には、前記中央端子板1の一方側1bに前記中
央孔1aと同心状の内周面を有する段状部3gが設けら
れた内周壁3aが形成され、前記中央端子板1のストッ
パー補強部1dの周囲には、前記中央端子板1側の前記
内周壁3aの内方に突出し操作体5の回転位置を規制す
る内凸部3bが形成され、他方側1cに開口部3cが形
成され、その開口部3cの先端付近の周囲に部分的に突
出(図示せず)した部分を有する基板押え面3dが形成
され、前記引出端子2の他方側2cの一端部2aの中央
付近には接点空間部3fが形成され、前記中央端子板1
の他方側1c側の外側壁は一定角度に傾斜した台形状の
嵌合壁3eが形成されている。前記下ケース4は、前記
引出端子2の他端部2jをインサートし、前記引出端子
2の他方側2c側に凹状で一定角度に傾斜した導入壁4
eが形成され、前記引出端子2の中間部2gにそれぞれ
最も近い上面に前記引出端子2の材厚に相当する深さの
凹部4fが形成され、凹状の下端面に基板受け面4aが
形成され、前記基板受け面4aに前記引出端子2の他端
部2jの他方側2cが表出し底面に前記引出端子2の他
端部2jの一方側が表出するように形成され、前記引出
端子2の中間部2gが位置する側と反対側の側面に保持
用凸部4bが形成され、前記保持用凸部4bの中央上下
方向には導入容易なように面取りを有する溝状で且つ途
中から底面方向に末広がり状に係合部4cが形成され、
前記保持用凸部4bの底面付近には底面段部4dが形成
されている。前記操作体5はアルミニウム、銅、黄銅等
の金属材料またはPPS,PBT,PPA,LCP等の
高分子材料からなり、一端操作側には操作用溝5bが形
成されている径大部5aを有し、他端には前記中央端子
板1の中央孔1aを貫通して挿入される径小部5fを有
し、中央付近には段状に形成されている中央部5cを有
し、その中央部5cの一部から径の外周方向に突出し、
径方向寸法が前記径大部5aの径方向寸法以下に形成さ
れている外凸部5dを有し、その外凸部5dに対応する
前記操作用溝5bの下面には位置が分かるようにコイニ
ング加工により、図5(b)のように傾斜させたり、図
5(d)のように段状にしたり、または平底状等に形成
した深溝部5eが形成されている。この深溝部5eを形
成することにより前記外凸部5dと前記操作用溝5b間
付近の肉厚の急変が防止され加工の容易化が図られてい
る。前記中央端子板1と一体に形成されている前記上ケ
ース3の内周壁3a側から、前記操作体5の外凸部5d
が前記上ケース3の内凸部3bと衝突しない位置で前記
操作体5の径小部5fを前記中央端子板1の中央孔1a
に挿入し、前記操作体5の径小部5f側の中央部5cの
端面と前記中央端子板1の一方側1bが当接するよう
に、且つ、前記操作体5の径大部5aの中央部5c側の
面と、前記上ケース3の内周壁3aの段状部3gとが対
面するように前記操作体5の中央部5c及び径大部5a
が前記内周壁3a内に配設される。この時、前記径大部
5aと前記内周壁3aとの隙間は挿入できる程度はあり
極力小さくなるように形成されている。6は、バネ性を
有する導電性材料よりなる摺動体で、中央には一部が非
円形に形成された係合孔6aが形成され、一面側6bは
平面状であり他面側6cには接点6dが形成されてい
る。前記摺動体6の接点6dが前記操作体5の深溝部5
e側になるように前記摺動体6の係合孔6aと前記操作
体5の径小部5fが係合され、前記摺動体6が前記操作
体5の径小部5fに挿入され、前記径小部5fの端部が
かしめられかしめ部5gが形成され、前記摺動体6の一
面側6bが前記中央端子板1の他方側1cと接触しつ
つ、前記摺動体6は前記操作体5と共回りするように取
付けられている。また、前記引出端子2のS字状に曲げ
られた接点部2hは、図13に示すように前記上ケース
3の接点空間部3f(前記上ケース3外側から内側矢印
方向)に折り返して曲げられ、前記中央端子板1の先端
部1eが前記連結棧10から切断され前記中央端子板1
の他方側1c方向に曲げられる。7は、ポリイミド、ポ
リエーテルイミド等のフィルム状またはガラスエポキ
シ、ベーク等の板状の絶縁材料またはセラミック等から
なる基板で、印刷、組立等の位置決め用に中心孔7bお
よび切欠部7cが形成されていてもよく、一主面7aに
は前記中心孔7bを中心に馬蹄形の抵抗体皮膜8が形成
されており、前記抵抗体皮膜8の端部8aと前記基板7
の一主面7aとの間または前記端部8aの上面に電極9
が形成されていてもよい。
【0016】ここで、前記基板7の一主面7a側が上に
なるように前記下ケース4の導入壁4e側から前記基板
7が挿入され前記下ケース4の基板受け面4a上に配置
される。この時、前記基板7を仮固定するために前記基
板7の外縁と前記下ケース4の導入壁4eの下端部付近
で圧入状態にするか、導入壁4eの一部または基板受け
面4aの一部等を前記基板7側へ潰し込んでもよく、ま
た接着剤等で簡易的に仮固定してもよい。
【0017】次に、前記引出端子2の折り曲げられた接
点部2hが前記下ケース4の凹部4fに位置すると共
に、前記上ケース3の嵌合壁3eが前記下ケース4の導
入壁4eに嵌合するように前記引出端子2の中間部2g
のそれぞれ前記上ケース3、下ケース4付近を折り曲げ
ることにより、前記中央端子板1、操作体5、摺動体6
と一体にされた上ケース3を前記基板7が配置された下
ケース4に組合せ、前記中央端子板1の係合部1fを前
記下ケース4の係合部4cに係合させ、且つ前記中央端
子板1の先端部1eが前記下ケース4の底面段部4d側
に曲げられ、更に前記中央端子板1の2個の保持用爪1
gが前記下ケース4の保持用凸部4bを両側から挟み込
むようにそれぞれ曲げかしめられてかしめ後の保持用爪
1g′が形成され、前記上ケース3と前記下ケース4と
が固定される。この時、前記下ケース4の保持用凸部4
bの肉が前記中央端子板1の係合部1f側に寄せられ、
より強固に固定されることになる。なお、組合せ前後
に、前記上ケース3と下ケース4との間にグリス、界面
活性材、接着剤等を配設してもよい。
【0018】ここで、前記上ケース3の基板押え面3d
と前記基板7の一主面7a側が当接し、前記摺動体6の
接点6dは前記基板7の抵抗体皮膜8を圧接しており、
且つ前記引出端子2の接点部2hは前記基板7の抵抗体
皮膜8の端部8aまたは電極9を圧接すると共に、前記
基板7の抵抗体皮膜8の端部8a付近は前記下ケース4
の基板受け面4aから表出している前記引出端子2の他
端部2jに受けられている状態となっている。次に、前
記引出端子2が前記連結棧10の引出端子連結部10b
から切断される。
【0019】次に上記実施例の可変抵抗器の動作につい
て説明する。まず、ドライバー等の治具を前記操作体5
の操作用溝5bに嵌合させて前記操作体5を回動させる
ことにより、前記操作体5と共回りする前記摺動体6の
接点6dが前記抵抗体皮膜8上を摺動することにより所
望の抵抗値が得られ、前記上ケース3の内凸部3bと前
記操作体5の外凸部5dとが当接することにより回動位
置が規制される。
【0020】このように、上記実施例によれば、中央端
子板1と、インサート成形で前記中央端子板1と一体に
形成された上ケース3と、前記中央端子板1に対して回
動する操作体5と、前記操作体5と共回りする摺動体6
と、前記上ケース3に対して固定された基板7を具備
し、前記上ケース3の内凸部3bと前記操作体5の外凸
部5dとにより回動範囲が規制され、且つ前記上ケース
3の内凸部3b内に前記中央端子板1のストッパー補強
部1dがインサート成形され前記内凸部3bを補強して
いるため、回転止め強度が向上するものである。
【0021】なお、引出端子2を具備し、その引出端子
2と中央端子板1が接続された部分をインサート成形前
にシャー切断し折り曲げることにより、前記中央端子板
1のストッパー補強部1dを形成しているので、材料使
用の効率化が更に図れるものである。
【0022】また、中央端子板1に対し摺動体6の反対
側(一方側1b)に位置する操作体5の中央部5cに外
凸部5dが、更に端部の径大部5aに操作用溝5bが形
成され、且つ前記外凸部5dの径方向寸法が前記径大部
5aの径方向寸法以下に形成され、前記操作体5の径大
部5aが上ケース3の内周壁3a内に配されているの
で、操作側の前記上ケース3の内周壁3aと前記操作体
5の径大部5aとの隙間を小さくできるものである。
【0023】また、操作体5の径大部5aの中央部5c
側の面と、上ケース3の内周壁3aの段状部3gとが対
面しているので、塵埃等の侵入を防止できるとともに、
操作体5の外凸部5dの位置と対応する操作用溝5bの
下面に深溝部5eを形成したので、前記操作体5の外凸
部5dの位置を操作側から知ることができ、結果とし
て、可変式電子部品を相手側の実装基板(図示せず)に
実装後、抵抗値を調整する場合に、操作体5の回動範囲
が所望の位置になるように、ドライバー等の治具(図示
せず)を操作用溝5bに正確な角度を確保した状態で挿
入することができるという作用効果を有するものであ
る。
【0024】また、前記中央端子板1および前記引出端
子2を連続棧10により連続状にすることで、組立を連
続的に容易にでき量産性を向上させることができるもの
である。
【0025】なお、上ケース3と下ケース4が引出端子
2の中間部2gによって接続されているとしたが、前記
引出端子2が前記ケース4にはインサートされていなく
前記下ケース4が単体であってもよく、また、前記上ケ
ース3に基板7を直接固定し前記下ケース4を無くして
もよく、また、前記引出端子2に変えて中央端子板1に
よって前記上ケース3と下ケース4が接続されるように
構成し、接続している前記中央端子板1の部分を折り曲
げることにより、前記上ケース3と前記下ケース4が組
合せられ固定されていてもよいものである。
【0026】また、操作体5の外凸部5dの位置と対応
する操作用溝5bの下面に深溝部5eを形成したが、更
に前記操作用溝5bの下面のいずれかを着色してもよ
く、径大部5aの操作側の端部にマーキングするか一部
に凹部を形成してもよく、また、前記中央端子板1に対
し摺動体5と反対側(前記中央端子板1の一方側1b)
に位置する前記操作体5の中央部5cに外凸部5dが、
前記上ケース3には、前記中央端子板1の一方側1bに
内周壁3aが形成され、前記内周壁3aの内方に突出し
内凸部3bが形成されているとしたが、前記中央端子板
1のストッパー補強部1dを他方側1cに折り返し曲げ
ると共に、前記上ケース3の内凸部3bを前記中央端子
板1の他方側1cに形成し、前記操作体5の外凸部5d
を前記中央端子板1の他方側1cに形成し回動範囲を規
制するように構成してもよく、また、前記引出端子2と
前記中央端子板1が接続された部分をシャー切断し折り
曲げることにより、前記中央端子板1のストッパー補強
部1dを形成したが、前記中央端子板1と連結棧10を
別途接続した部分をシャー切断し折り曲げることにより
形成してもよく、前記中央端子板1の内部から切り起こ
し形成してもよく、シャー切断なしに前記中央端子板1
の突出片を曲げて形成してもよく、また、前記中央端子
板1がなく前記引出端子2にストッパー補強部を形成
し、前記内凸部3b内にインサートしてもよいものであ
る。
【0027】また、前記中央端子板1の係合部1fが前
記ケース4の係合部4cに係合され前記中央端子板1の
保持用爪1gが前記下ケース4の保持用凸部4b側にそ
れぞれ曲げかしめられているとしたが、前記中央端子板
1がなく前記中央端子板1に変えて前記引出端子2に係
合部および保持用爪が形成されていてもよく、また、前
記中央端子板1の一部が前記下ケース4と一体に形成さ
れ前記中央端子板1の係合部1fが前記下ケース4側か
ら延出し前記上ケース3に形成した保持用凸部の中央の
係合部に係合していてもよく、また、前記引出端子2に
係合部を形成し、前記下ケース4または前記上ケース3
に形成した保持用凸部の中央の係合部に係合させてもよ
く、また、前記中央端子板1の保持用爪1gが前記下ケ
ース4側から延出し前記上ケース3に形成した保持用凸
部にかしめられていてもよく、また、前記引出端子2に
保持用爪を形成し、前記上ケース3または前記下ケース
4に形成した保持用凸部にかしめてもよく、また、前記
中央端子板1の係合部1fおよび保持用爪1gを前記下
ケース4の2面に形成した保持用凸部の中央の係合部お
よび前記保持用凸部に、または前記引出端子2に係合部
および保持用爪を形成し前記下ケース4または前記上ケ
ース3の2面に形成した保持用凸部の中央の係合部およ
び前記保持用凸部に、または前記中央端子板1および前
記引出端子2に、それぞれ係合部および保持用爪を形成
し前記下ケース4または前記上ケース3の少なくとも2
面側にそれぞれ係合させかしめることにより、前記上ケ
ース3と前記下ケース4を固定してもよいものである。
【0028】また、前記中央端子板1の中央孔1aに対
して前記操作体5および前記摺動体6が回動するように
したが、前記操作体5に前記摺動体6を取付けたものを
前記中央端子板1または前記上ケース3と前記基板7と
の間に配し、前記中央端子板1の中央孔1aまたは前記
上ケース3の内周壁3aから、または前記中央端子板1
の中央孔1aまたは前記上ケース3の内周壁3aから操
作側に突出した前記操作体5を操作するようにしてもよ
く、また、前記上ケース3および前記下ケース4を形成
する際、通過ゲートで接続し一方のケース側のゲートか
ら樹脂を流入させ、一体に形成した後通過ゲートを切断
してもよいものである。
【0029】また、前記基板7は前記下ケース4にイン
サート成形していない単体としていたが、インサート成
形してケースと一体に形成しても良いものである。
【0030】なお、本実施例において可変抵抗器を例に
示したが、本発明は可変コンデンサやスイッチ等であっ
ても同様に適用できるものであることは言うまでもな
い。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、中央端子板と、インサート成形でこの中央端子板と
一体に形成されたケースと、前記中央端子板に対して回
動する操作体と、前記操作体と共回りする摺動体と、ケ
ースに対して固定された基板を具備し、前記ケースの内
凸部と前記操作体の外凸部とにより回動範囲が規制さ
れ、且つ前記ケースの内凸部内に前記中央端子板のスト
ッパー補強部がインサート成形され前記内凸部を補強す
るとともに、操作体の外凸部の位置と対応する操作用溝
の下面に深溝部が形成されたもので、この構成によれ
ば、操作体の外凸部の位置と対応する操作用溝の下面に
深溝部が形成されたため、操作体の外凸部の位 置を操作
側から知ることができることとなり、結果として、可変
式電子部品を相手側の実装基板に実装後、抵抗値を調整
する場合に、操作体の回動範囲が所望の位置になるよう
に、ドライバー等の治具を操作用溝に正確な角度を確保
した状態で挿入することができるという効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変式電子部品一実施例である可変抵
抗器の上面図
【図2】同図1のA−A′,B−B′断面をX−X′で
合成した断面図
【図3】同正面図
【図4】同要部である基板の上面図
【図5】(a)同要部である操作体の上面図 (b)同側面図 (c)同底面図 (d)同他の実施例の側面図
【図6】(a)同要部である摺動体の上面図 (b)同側面図
【図7】同要部である中央端子板が連結棧と接続状態で
あること(フープ状の中央端子板)を示す上面図
【図8】同図7のC−C′断面図
【図9】図7のフープ状の中央端子板と図2の上ケース
及び下ケースを一体成形した状態を示す上面図
【図10】図9のD−D′断面図
【図11】図9の底面図
【図12】図10の状態のものに図2の操作体及び摺動
体を組付けた状態を示す断面図
【図13】図2の上ケースと下ケースの組立前の状態を
示す側面図
【図14】従来の可変式電子部品である可変抵抗器の側
断面図
【図15】(a)同要部である基板にそれぞれ中端子と
外端子を接続し、インサート成形でケースと一体化した
状態の上面図 (b)同正面図
【図16】同図14の上面図
【符号の説明】
1 中央端子板 1d ストッパー補強部 2 引出端子 3 上ケース 3a 内周壁 3b 内凸部 3g 段状部4 下ケース 5 操作体 5a 径大部 5b 操作用溝 5c 中央部 5d 外凸部 5e 深溝部 6 摺動体 7 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 10/00 - 10/36 H01H 19/00 - 19/64

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央端子板と、インサート成形でこの中
    央端子板と一体に形成されたケースと、前記中央端子板
    に対して回動する操作体と、前記操作体と共回りする摺
    動体と、前記ケースに対して固定された基板を具備し、
    前記ケースの内凸部と前記操作体の外凸部とにより回動
    範囲が規制され、且つ前記ケースの内凸部内に前記中央
    端子板のストッパー補強部がインサート成形され前記内
    凸部を補強するとともに、操作体の外凸部の位置と対応
    する操作用溝の下面に深溝部が形成された可変式電子部
    品。
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