JPH0723535A - 電気自動車車載充電器 - Google Patents

電気自動車車載充電器

Info

Publication number
JPH0723535A
JPH0723535A JP5161038A JP16103893A JPH0723535A JP H0723535 A JPH0723535 A JP H0723535A JP 5161038 A JP5161038 A JP 5161038A JP 16103893 A JP16103893 A JP 16103893A JP H0723535 A JPH0723535 A JP H0723535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
battery
phase
charging
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5161038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3327631B2 (ja
Inventor
Nobuyoshi Muto
信義 武藤
Satoru Kaneko
金子  悟
Ryozo Masaki
良三 正木
Tsutomu Omae
力 大前
Sanshiro Obara
三四郎 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP16103893A priority Critical patent/JP3327631B2/ja
Publication of JPH0723535A publication Critical patent/JPH0723535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3327631B2 publication Critical patent/JP3327631B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動用のPWMインバータを利用して、多様
な商用電源に対して常に力率1で充電できる充電制御シ
ステムを提供する。 【構成】 充電を行うための諸条件を設定する操作盤1
0、操作盤10から出力された充電電圧指令、この指令
に従って作動する充電電圧制御器20、充電電流制御器
40、制御器40から出力される振幅値と電源電圧零位
相検出器110から得られた零位相を基に作られた位相
とにより交流電源電流指令発生器130から発せられる
交流電源電流指令、指令に電源電流が一致するように作
動する電流制御器140、制御器140の信号を電源電
圧基準信号150から得られた信号から減算してPWM
制御の変調波としてPWMインバータ190を制御し
て、力率1でバッテリ181の充電を行う。バッテリ1
81の温度が所定の値になるように電源電流指令の振幅
値を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車の車載した
充電器に係わり、特に、商用電源を電力の供給源とした
電気自動車車載充電器に関する。
【0002】
【従来の技術】駆動用インバータを利用した電気自動車
の車載用充電器の構成は、例えば、特開昭59−614
02号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には使い
やすく、どこでも充電でき、使用するものの要求に応え
られる充電制御の手法が開示されておらず、実用化の点
に問題があった。本発明は、使い勝手の良い、常に契約
電流内で経済的な充電が行える実用的な電気自動車車載
充電器を提供することを目的としており、さらに常時搭
載されることになるため、できるだけ車重を軽減できる
ように、小型軽量な電気自動車車載充電器を提案するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、商用電源と充電器(電力変換器)の間に設置した絶
縁トランス、電力変換器、商用電源の零位相を検出する
零位相検出手段、零位相に同期した交流電流指令を発生
する交流電流指令発生手段、交流電流指令信号の振幅値
の最大値を商用電源の電流容量に応じて可変する交流電
流指令手段、商用電源の電流を検出する電源電流検出手
段、交流電流指令に該電源電流が一致するように電力変
換器を構成する電力半導体素子のゲート信号を発生させ
る力率1制御手段を基本的な構成手段として設けるよう
にしたものである。
【0005】さらに、バッテリの電流制御と電圧制御を
円滑に行うようにするためにバッテリ電流を所定の値に
制御するバッテリ電流制御手段、バッテリ電圧制御手段
を備え、上記の交流電流指令の大きさを制御するように
したものである。また、交流電流指令をバッテリの温度
により補正する温度補償手段も有している。
【0006】充電器の操作盤には、充電時間(充電開始
時間、充電終了時間)、充電電圧、契約電流、トランス
の容量等の条件を設定する充電条件設定手段手段、充電
完了後電気料金、充電モード(通常充電、均等充電、始
動前のバッテリ加温等の予備充電)選択手段を有し、ケ
ーブル、光、何れか通して充電器側と信号の授受が行わ
れる。
【0007】
【作用】操作盤からは充電を行うため条件が設定される
と、操作盤内の演算処理によって充電するための条件が
決めらる。操作盤と充電器との通信により、操作盤内で
形成された充電電圧指令、充電電流指令等の充電するた
めの諸条件が充電器の制御系に取り込まれる。
【0008】上記制御系では、充電電圧指令と検出され
たバッテリ電圧にもとづいて充電電圧制御系を構成し、
充電電圧指令に検出されたバッテリ電圧が一致するよう
に作動する。この結果、充電電圧制御系はリミッタを介
して充電電流指令を発生する。
【0009】一方、上記リミッタは操作盤から入力され
た充電電流指令に等しくなるように決定される。従っ
て、充電初期の段階では、上記の充電電圧指令と検出さ
れたバッテリ電圧との電圧偏差が大きいため、充電電圧
制御系から出力される値は過大となっている。この結
果、充電電圧制御系から出力される値は上記のリミッタ
によって制限を受けるため、操作盤から入力された上記
の充電電流指令に等しくなる。この結果、充電初期で
は、該充電電流指令に、検出されたバッテリ電流が追従
するように一致するように充電電流制御系は作動する。
【0010】充電電流制御系が動作すると、この制御系
からリミッタを介して電源電流指令が出力される。ここ
で、電源電流指令の最大値は上記リミッタにより決定さ
れる。上記リミッタは、契約電流乃至トランスの容量か
ら決められるため、電源電流の値は如何なる場合でもこ
れらの値を越えることはない。これによって、電源側に
は、トランスの容量以下で、契約電流内の電源電流が流
れることになる。
【0011】このように、電源電流指令(直流量、大き
さのみ持つ)が決まると、この指令は力率制御系に入力
される。この力率制御系では、上記電源電流指令を振幅
値とし、商用電源の電圧位相を同期した交流電源電流指
令を形成する。そして、この交流電源電流指令に検出さ
れた電源電流が追従するように、電源電流制御系が構成
される。上記電源流制御系から交流リアクトルに発生す
る電圧を制御するための交流リアクトル基準信号を発生
する。交流リアクトル基準信号に電源電圧相当の電圧を
電力変換器から発生させるための電源電圧基準信号を加
え、電力変換器を制御するための電圧基準信号(変調
波)を形成する。電圧基準信号は搬送波(三角波)と比
較されPWM信号を得、この信号は電力変換器を構成す
る電力半導体素子のゲートに印加される。
【0012】上記ゲートに印加されるPWM信号は、常
に電源電圧と電源電流の位相が一致するように該電源電
流制御系で調整される。この動作によって力率1制御が
実現される。次に、バッテリが充電されてゆき、目標と
される上記充電電圧指令付近にバッテリ電圧が上昇して
いくと、上記充電電圧制御系の出力値はリミッタの値よ
りも減少する。この結果、充電電圧制御系から得られた
充電電流指令が操作盤から入力された充電電流指令に替
わって充電電流制御系の指令となる。即ち、このような
充電終期では、常に充電電圧制御系から得られた充電電
流指令によって充電が制御されることになり、電圧制御
を主とした制御系に切り替えられる。
【0013】なお、以上述べたように、充電電圧制御系
と充電電流制御系の切り替えを充電電圧制御系の出力値
と該制御系のリミッタの大小関係から求める以外に、充
電電流の時間変化の符号から行ってもよい。即ち、充電
初期では、充電電流は時間と共に増加するが、充電電圧
が目標値(満充電の状態)に近づくと、ある値から充電
電流は時間と共に減少する。そこで、充電電流の時間変
化が正の時は、充電流制御系を選択し、上記符号が負の
時は充電電圧制御系を選択されるようにしても同様の効
果が得られる。
【0014】また、商用電源の電圧の零位相を検出して
電源の種別を判断することで、多様商用電源に対応でき
る。即ち、零位相の時間間隔を計測することで、電源の
周波数(50Hz、60Hz)、各相から零位相検出信
号の発生の有無から単相電源、3相電源の判定がされ
る。判定結果に基づいた電源周波数を持つ単相叉は3相
の交流電源電流指令が形成される。3相の交流電源電流
指令が選択された時は、電力変換器の各相のアームを構
成するゲートに3相のPWM信号が印加される。単相の
交流電源指令が選択された時は、3相アームの内2相ア
ームが選択される。選択された一方の上(正側)アーム
と他方の下(負側)アーム、及び一方の下(負側)アー
ムと他方の上(正側)アームの組み合わせ、交互にゲー
ト信号を印加して電力変換器を制御する。
【0015】更に、交流電源電流指令の大きさはバッテ
リの温度、特に、複数のバッテリモジュールからなるバ
ッテリ群を充電する場合には最も温度が高いバッテリモ
ジュールの温度をもって補償する。その補償は、温度を
抑制するように交流電源電流指令の大きさを減少させ
る。この操作によってバッテリモジュール群温度が均一
化され、バッテリの寿命を延ばすことができる。
【0016】次に、操作盤にはユーザによって充電時間
(充電開始時間、充電終了時間)、充電モード(急速充
電、通常充電、均等充電)が設定されると、充電時間、
充電モードに基づた充電電圧指令(充電すべき目標
値)、充電電流指令が決定される。例えば、急速充電モ
ードが設定され、短い充電時間が入力されると、充電初
期に流せる最大の充電電流が契約電流、トランスの容量
等から決定される。予め求めれているバッテリの充電特
性を基に、決定された上記の充電電流と充電時間とから
この充電時間内に到達するバッテリ電圧を求める。この
バッテリ電圧が充電すべき目標値、即ち、充電電圧指令
となる。
【0017】また、操作盤には充電完了及び充電時の使
用電力料金等が表示される。充電完了はバッテリ電圧と
充電電圧指令との偏差所定の範囲内に入ったら出力す
る。また、充電料金は力率1の状態で充電が行われるれ
ることを配慮して、電源電流と電源電圧の積或いは充電
電流とバッテリ電圧(コンデンサ電圧)の積を充電時間
で積分することによって求め、充電完了信号と共に表示
する。
【0018】以上述べた充電制御によって、多様な商用
電源に対して、常に効率良い、力率1による充電ができ
るため、場所と時間を選ばない、経済性のよい充電器が
実現できる。さらに、バッテリの温度補償もされるた
め、バッテリの寿命を配慮した充電が行える。充電電流
制御、充電電圧制御は充電電圧指令、充電電流指令によ
って任意変えられるため、種々のバッテリの充電にも対
応できるという特徴がある。また、操作盤には、充電料
金の表示され、多様充電モードによる充電が行えるため
ユーザにとって使い勝手の良い充電システムを提供でき
るとう云う効果もある。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。電気自動車の基本的な駆動システムはバッテリ18
1、それに接続された平滑コンデンサ183、このコン
デンサ183によって平滑された直流電圧を交流電圧に
変換するPWMインバータ190、このPWMインバー
タ190によって発生した可変周波数の交流電源によっ
て可変速駆動される誘導電動機(IM)63、この誘導
電動機63で発生した駆動力(トルク)をデファレンシ
ャルギア62を介して車輪に伝達する構成になってい
る。停車時は切り替えスイッチ101により誘導電動機
63から切り離して充電を行う。
【0020】即ち、充電時には、商用電源(単相電源7
0、3相電源71)の電力を継電器80、トランス9
0、ACリアクトル100、PWMインバータ190、
平滑コンデンサ183を介してバッテリ181に送り、
このバッテリ181を充電する。以下、充電する場合の
PWMインバータ190の制御方法について説明する。
【0021】操作盤10からユーザがバッテリ181を
充電するための条件、即ち、継電器80の容量を決めて
いる(電力料金に関する)契約電流I1max、トランス容
量(許容出力電流)、バッテリの温度管理をするための
バッテリ温度基準信号Tb*、充電時間Tc、充電モード
(通常充電、均等充電、急速充電、補充電(リーク、加
温等が目的))等を入力する。これらの条件が操作盤1
0に入力されると、充電電圧指令Ed*、充電電流指令I
d*が操作盤内のバッテリコントローラ(図示せず)演算
される。
【0022】例えば、通常充電モードが選択されると、
満充電に対応した充電電圧指令Ed*が決定される。次
に、現時点(充電前)バッテリ電圧Edを検出し、該充
電電圧指令Ed*との偏差ΔEd(=Ed*−Ed)を算出す
る。 ΔEd=Ed*−Ed (1) Q=∫Iddt (2) 充電電流Idを一定とすれば、 Q=Id・Tc(Tc:充電時間) =C・ΔEd (3) が得られる。ここで、Cはバッテリの等価コンデンサ容
量で、電気的な計測手段によって得られる値である。バ
ッテリの種類、温度によっても異なるので、これら諸量
が変化した時のコンデンサの値を予めテーブルにしてお
けば対応できる。
【0023】(3)式から定電流充電するときのおよそ
目安の充電電流Id0が(4)式より得られる。 Id0=C・ΔEd/Tc (4) 即ち、充電電流指令Id*としては、上記Id0よりも大き
な値で(5)式で決まる範囲の値を指令とする。 Id0 ≦ Id*≦Idmax (5) 等価コンデンサCを用いない方法として、走行中の放電
した電気量を(2)式に基づいて、積算して放電した電
気量Qdをもとめ、電気量Qdから充電電流の目安である
Id0を求めてもよい。
【0024】 Id0=Qd/Tc (6) 均等充電モードが選択された場合、充電電圧指令Ed*を
満充電時のバッテリ電圧の10%〜15%(最大許容電
圧以下)の値に設定する。通常、均等充電のモードが選
択されたら、上記充電電圧指令になるまで、充電を行
う。この場合の充電電流指令は上述した方法で求められ
る値の数分の一以下の電流にして長時間充電を行う。
【0025】急速充電モードが選択された場合、定格の
充電電流の20%〜50%増しの充電電流指令で初期充
電を行う。但し、バッテリの温度を管理しながら、充電
行うことが必須で、許容温度以上になったら、許容温度
Tb*に入るように充電電流指令を減少させながら充電を
行う。温度変動に伴う補償は温度補償器50によって行
われる。
【0026】補充電モードは、通常バッテリが満充電状
態にあり、充電電流指令として定格の数パーセント以下
の充電電流指令を与えて、リークによる補充電、及び冬
期(低温)時期に始動する前のアイドリング法として使
う。
【0027】以上述べた方法で、充電のための諸条件を
操作盤で決定し、次に、述べる充電制御系に出力する。
以下、その動作を説明する。充電電圧指令Ed*は充電制
御器20に指令として入力される。更に、充電電圧制御
器20には平滑コンデンサ183(バッテリ181の電
圧)Edが入力される。充電電圧制御器20はPI(比
例+積分)で構成される。充電電圧制御器20では、バ
ッテリ電圧Edが充電電圧指令Ed*に一致するように充
電すべく、バッテリ181に流すべき電流指令が決定さ
れる。上記充電電流指令はリミッタ30を介して充電電
流制御器40の充電電流指令Id*として入力される。
【0028】上記充電電流指令Id*の最大値(Id)max
は、リッミタ30によって決定される。上記(Id)max
は操作盤10から出力され、この処理によってバッテリ
の充電初期における充電電流の最大値が決定される。即
ち、充電初期においては、充電電圧指令Ed*とバッテリ
電圧Edとの電圧偏差が大きいため、充電電圧制御器2
0の出力はリミッタによって制限を受ける。したがっ
て、充電初期では、充電電流指令Id*は操作盤10から
出力される(Id)maxになる。即ち、上記電圧偏差が大
きい間は、(Id)maxで決まる一定の定電流制御が行わ
れることになる。
【0029】上記充電電流制御は充電電流制御器40で
実行される。上記の(Id)maxは充電電流制御器40の
一方の端子に充電電流指令として入力され、もう一方の
端子には、バッテリ181に入力する充電電流Idが取
り込まれる。充電電流制御器40では充電電流指令(I
d)maxに充電電流Idが一致するようにリミッタ31を
介して交流電源電流指令の大きさI1を決定し、交流電
源電流指令発生器130に大きさI1を入力する。リミ
ッタ31は電源の容量(ユーザが契約している契約電流
に対応)乃至トランス90の容量の何れか小さい方によ
って決められる。一般に、トランス90の容量は電源の
容量に等しいかそれ以下に設定される。このため、通
常、リミッタ31の値は契約電流I1maxに設定される。
なお、トランスの容量が電源容量よりも小さい場合に
は、トランス90に温度センサ91を付加し、トランス
の許容温度に入るようにリミッタ31の値が補正され
る。この補正処理もまた温度補償器50によって実行さ
れる。温度補償器50では、検出された二つの温度(バ
ッテリ181の温度、トランス90の温度)の中で、何
れかが許容温度以上なると、α(0≦α≦1)が0より
増加して、交流電源電流指令の最大値I1maxは(1−
α)・I1maxによって許容温度に入るように減少させら
れる。なお、バッテリ181が複数個のバッテリから構
成される場合には複数個の中で最も高い温度の値を利用
する。最高の温度を示しているバッテリから電極の消耗
が進み、このバッテリの特性によってバッテリ181の
特性が引きずられてが全体としての性能が低下するため
である。
【0030】また、リミッタ31は充電開始時に過大電
源電流が流れないように、(7)式で与えられる1次遅
れ要素によって、一旦絞りこまれ、時定数Td遅れてI1
maxまで増加させる。
【0031】 I1max’=I1max/(1+Td・s) (7) この時定数Tdは充電時間Tcに比べてはるかに小さいの
で、充電特性には影響を及ぼさない。
【0032】交流電源電流指令発生器130の位相は、
トランス90の2次側から検出される電源電圧位相の零
クロス時点を電源電圧零位相検出器110で検出する。
この電源電圧検出器はフォトカプラ(図示せず)のダイ
オードによる整流作用に電源電圧の正側を検出し、この
結果得られた信号(方形波)を光絶縁して制御回路内に
取り込む。そして、上記方形波の立ち上がり時点を捕ら
えて図2に示す、電源電圧零位相信号を発生する。交流
電源電流指令発生器130により電源電圧零位相信号の
位相を基準に交流電源電流指令の位相を形成する。
【0033】なお、トランス90の2次側PWMインバ
ータのスイッチング動作が行われるため、トランス90
の構造として、高周波のノイズを除去できるトランスを
使用する事が望ましい。このような構成では、トランス
の1次側から電源電圧零位相を検出してもよい。
【0034】ここで、商用電源には、単相電源70、3
相電源71、さらに、その電源周波数も50Hz、60
Hzと種々ある。これに対応するために設けられたの
が、電源種類判定器120である。ここでは、電源電圧
零位相検出器110から発生した電源電圧零位相信号の
周期を演算して50/60Hzの周波数を判定する。更
に、図3に示すように各相の電源電圧極性を判定する信
号をも電源種類判定器120で発生させ、各相の状態コ
ード(電源電圧の位相が60度変化する毎に変わるコー
ド)、例えば、図3の(1、0、1)……から単相、3
相及び3相の場合には相順も判定する。即ち、状態コー
ドが(1、0、0)の状態が続くと、単相電源と判定し
てPWMインバータ190には後述する単相モードゲー
ト信号が与えれる。状態コードが3相モードで得られる
所定の順序(1、0、1)、(1、0、0)、(1、
1、0)………で現れる時は、3相電源と判定する。ま
た、状態コードの変化が所定の順序になっていない時は
相順が適正でないと判定し、警告を発生し、ゲート信号
を停止する。
【0035】なお、相順が適正でないと判断された場
合、接続されている電源の相順に対応してPWMインバ
ータ190のゲートに印加する順序を変更して、PWM
インバータの運転をさせても良い。更に、状態コードが
正常に動作している時、ある特定位相の状態コードの符
号が変化しなくなった場合、変化がなくなった部分に対
応した相に欠相、断線、停電等の異常が生じたと判定し
て、ゲート信号を停止するなどの保護処理を施すことが
できる。
【0036】単相電源の場合、電源電圧零位相信号の周
期T1を計測し、電源電圧の周期よりも長くなった時停
電と判定しても良い。
【0037】以上の説明では、状態コードから電源の相
数(単相、3相)の判定をしたが、予め操作盤10より
情報をユーザが入力するようにして、この入力情報に基
づいてPWMインバータ190に印加するゲート信号の
モードを切り替えても良い。
【0038】以上述べた方法により、単相電源及び3相
電源に対応して交流電源電流指令i*が交流電源電流発
生器130より発生する。この交流電源電流指令i*は
電流制御器140に指令として入力される。更に、電流
制御器140には電源電流iが電流センサ102(単相
電源の場合のみ表示、3相の場合は2個以上要)から取
り込まれ、交流電源電流指令i*が電源電流に一致する
ように交流リアクトル基準信号Δv*を発生する。この
交流リアクトル基準信号Δv*は図4のACリアクトル
に発生する電圧の指令となる。
【0039】即ち、電源電圧V1と電源電流i1の力率を
常に1にして充電を行うようにするには、図5に示すベ
クトル図に従ってACリアクトルの端子電圧Δvを制御
する。そのための制御条件は(8)式で与えられる。 Ldi/dt=V1−Vc=Δv (8) 但し、V1とiの位相差:零 Vc:PWMインバータ(ここでは、コンバータとして
利用)によって制御される交流電圧 ここで、ACリアクトルの小さな値に選ばれるため、Δ
vの値はV1の10%〜20%と小さくなる。この場
合、VcとV1の位相差δは小さい。即ち、PWMインバ
ータの電圧Vcは電源電圧V1の近傍で制御される。この
条件を制御によって実現するためには、PWMインバー
タ190の電圧を決定するための変調波Vc*の波高値
は、PWM信号を形成するための搬送波(三角波)の波
高値付近で動作をさせる必要がある。このため、Vc*
(=V1*−Δv*)を電流制御器140で制御しょうと
すると、電流制御器140は飽和する可能性があり、良
好な力率制御できなくなる。そこで、Δv*は電流制御
器140で制御し、V1*は固定信号として別に加える。
【0040】V1*は電源電圧基準信号発生器150から
発生する。信号V1*は減算器160に一方のプラス端子
に入力され、他方のマイナス端子に交流リアクトル基準
信号Δv*を入力し、変調波Vc*を得る。この変調波は
PWM変調器170に入力され、PWM変調器170内
の搬送波(図示せず)と比較されPWM信号を発生し、
このPWM信号に基づいてPWMインバータ190を駆
動する。
【0041】図6にPWM制御の動作原理を説明するた
めに、PWM変調器170とPWMインバータ190の
詳細回路を示す。3相のPWMインバータの動作は一般
に知られている方法で行われるので、ここでは単相イン
バータとして動作させる場合について以下説明する。
【0042】単相交流電源70が選択され、この電源の
一方の端子にACリアクトル100、電源70のもう一
方の端子はPWMインバータ190のV相192に接続
される。電源種類判定器120から単相電源検出信号が
スイッチ回路171、172にこのスイッチのコントロ
ール信号として導入される。コントロール信号が入力さ
れると、スイッチ回路171の端子BからAに、スイッ
チ回路172の端子DからCに切り替えられ、U相19
1、V相192の変換器によって単相インバータが形成
される。単相インバータにはゲート信号Upとゲート信
号Vn及びゲート信号UnとVpとが同時に点弧する。
【0043】ゲートに点弧する信号はPWM変調器17
0で形成される。図6では、U相PWM信号Upのみ示
す。単相インバータが選択されると、得られたPWM信
号Upを基に、ゲート信号VnはUpと同一信号(Upをイ
ンバータ173、174で2回反転して得られる信
号)、ゲート信号VpはUn(インバータ173によりU
pを反転して得られた信号)として与えられる。次に、
単相インバータの回路動作について説明する。
【0044】先ず、電源電流がインバータ側に流れ込む
(この方向を正の方向と定義する)場合を考える。ゲー
ト信号Unが点弧して、交流電源、ACリアクトル、U
相の下側のパワー素子、バッテリ181のマイナス端
子、バッテリ181のプラス端子、V相の上側のパワー
素子、交流電源の経路(放電ループ)で電源電流が流れ
る。ゲート信号Unがオフすると、ACリアクトルに蓄
積されたエネルギーが交流電源、ACリアクトル、U相
の上側のパワー素子200のダイオード201、バッテ
リ181のプラス端子、バッテリ181のマイナス端
子、V相の下側のダイオード、交流電源の経路(充電ル
ープ)で電源電流が流れる。
【0045】次に、電源電流がインバータ側から流れ込
む(負の方向)場合を考える。ゲート信号Vnが点弧し
て、交流電源、V相の下側のパワー素子、バッテリ18
1のマイナス端子、バッテリ181のプラス端子、Uの
上側のパワー素子、ACリアクトル、交流電源の経路
(放電ループ)で電源電流が流れる。ゲート信号Vnが
オフすると、ACリアクトルに蓄積されたエネルギーが
交流電源、V相の上側のパワー素子のダイオード、バッ
テリ181のプラス端子、バッテリ181のマイナス端
子、U相の下側のダイオード、ACリアクトル、交流電
源の経路(充電ループ)で電源電流が流れる。即ち、充
電ループと放電ループの通流率を制御することによって
パワーをバッテリ側に送りこむ。この場合、変調波Vc*
は上述した手法によって、形成されるため、力率1の状
態を維持しながら充電することができる。
【0046】この方式では、Δv*の値がV1*より小さ
くなることを上記で述べたが、電流制御器140のゲイ
ンは通常大きいため、このΔv*は増幅されてV1*より
大きくなって、この結果、バッテリからの放電電流が大
きくなることが予想される。そこで、これを抑制するた
めに、図1には図示してないが、このΔv*をリミット
する機能を電流制御器140の出力に付加する必要があ
る。また、この場合、電源電流をフィルタによってリッ
プルを抑制してから、電流制御器140のフィードバッ
ク電流としてもよい。
【0047】以上は、単相インバータのゲート信号をU
相上側パワー素子とV相下側パワー素子及びU相下側パ
ワー素子とV相上側パワー素子の組み合わせで点弧する
場合を示したが、電源電流の流れる方向が正の場合は、
U相下側のパワー素子を点弧し、電源電流の流れる方向
が負の場合には、V相下側のパワー素子を点弧しても充
電することは可能である。この場合、U相下側のパワー
素子が点弧している時は、U相上側のダイオードを経由
し、V相下側のパワー素子が点弧している時は、V相上
側のダイオードを経由し、バッテリ181の充電が行わ
れる。
【0048】以上は操作盤10にはバッテリの温度の情
報入力せずに、バッテリ電圧指令Ed*、充電電流指令I
d*を発生して、充電制御内で各指令を補正するようにし
たが、バッテリの温度Tbを操作盤10内に取り込ん
で、上記温度に基づいて直接上述の二つ指令Ed*、Id*
を補正して充電制御の指令としてもよい。
【0049】また、図1では、充電電圧制御系と充電電
流制御系の切り替えは充電初期では充電電圧制御系が飽
和(制御系のリミッタに制限される)ことを利用して切
り替えた。この切り替えの他の方法として、充電電圧が
目標値(満充電付近)になると、充電電流は減少する。
そこで、このような充電特性に着目して、バッテリに流
れている充電電流の時間変化を検出して、上記の2制御
系を切り替えることも可能である。即ち、充電電流の時
間変化の符号が正乃至殆ど無い場合は、充電電流制御系
によって交流電源電流の振幅値が決定され、該時間変化
の符号が負の時は、充電電圧制御系によって交流電源電
流の振幅値が決定されようにしてもよい。
【0050】更に、この充電制御システムでは、力率1
の制御を行っているため、トランスの1次側の電源電流
と電源電圧の積を充電時間で積分することで消費電力を
求め、この消費電力を基に使用電力料金を演算して、こ
の料金を操作盤から表示する機能も容易に付加すること
ができる。なお、電源電流、電源電圧が検出してない時
には、充電制御で使用しているバッテリ電圧と充電電流
の積からおよその消費電力を求めて、使用電力料金を得
るようにしてもよい。
【0051】以上、本実施例によれば、多様な充電条件
に対応して、電源側の力率を常に1の状態にして、効率
よく充電を行うことができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載されるような効果を奏する。商用
電源の種類によらず充電が可能になるので、場所を選ば
ず自由充電するこができる。また、力率制御によって、
PWMインバータのダイオードから平滑コンデンサに突
入するピーク電流を抑制でき、契約電流を決める継電器
の容量下げることができるため、経済的な充電システム
が提供できる。また、バッテリの温度管理をしながら充
電できるので、バッテリの寿命を延ばすことができる。
更に、充電電圧指令及び充電電流指令を変えるだけで様
々な充電を行うことができるためユーザのニーズを応じ
た多用な用途に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】交流電源電流指令発生法の原理図である。
【図3】電源種別判定法を説明する図である。
【図4】充電制御のための簡易等価回路図である。
【図5】図4の等価回路で力率制御を行うためのベクト
ル図である。
【図6】単相電源でのPWMインバータの動作を説明す
るための図である。
【符号の説明】
10 操作盤 11 乗算器 12、160 減算器 20 充電電圧制御器 30、31 リミッタ 40 充電電流制御器 50 温度補償器 60、61 車輪 62 デファレンシャルギア 63 誘導電動機 70、71 商用電源(単相、3相) 80 継電器 90 トランス 91、180 温度センサ 100 ACリアクトル 101、171 切り替えスイッチ 172 切り替えスイッチ 102、182 電流センサ 110 電源電圧零位相検出器 120 電源種類判定器 130 交流電源電流指令発生器 140 電流制御器 150 電源電圧基準信号発生器 170 PWM変調器 181 バッテリ 183 平滑コンデンサ 190 PWMインバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大前 力 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小原 三四郎 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリと、このバッテリの直流電圧を
    可変周波数及び可変電圧の交流電圧に変換する電力変換
    器と、この電力変換器の出力電圧を平滑する平滑コンデ
    ンサと、上記電力変換器から供給された電力によって駆
    動力を発生する電動機と、上記バッテリの充電を商用電
    源から電力を得て行う車載充電器と、を備えてなる電気
    自動車の車載充電器において、上記商用電源と電力変換
    器との間を電気的に絶縁するトランスと、上記商用電源
    の零位相を検出する零位相検出手段と、上記零位相に同
    期した交流電流指令を形成する交流電流指令発生手段
    と、を備えることを特徴とする電気自動車車載充電器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気自動車車載充電器に
    おいて、上記交流電流指令の振幅値の最大値は、上記商
    用電源の電流容量によって決定されることを特徴とする
    電気自動車車載充電器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電気自動車車載充電器に
    おいて、上記交流電流指令の振幅値の最大値は、上記ト
    ランスの電流容量によって決定されることを特徴とする
    電気自動車車載充電器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電気自動車車載充電器に
    おいて、上記交流電流指令の振幅値は、上記バッテリに
    流すべき充電電流の大きさに基づいて制御されることを
    特徴とする電気自動車車載充電器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電気自動車車載充電器に
    おいて、上記充電電流の大きさは、上記バッテリの充電
    によって到達すべき目標値となる充電電圧指令と充電中
    の該バッテリ電圧との偏差に基づいて決定されることを
    特徴とする電気自動車車載充電器。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の電気自動車車載充電器に
    おいて、交流電流指令の振幅値は上記バッテリに流すべ
    き充電電流指令と充電中に上記バッテリに流れている充
    電電流との偏差に基づいて制御されることを特徴とする
    電気自動車車載充電器。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の電気自動車車載充電器に
    おいて、交流電流指令の振幅値は、上記バッテリに流す
    べき充電電流指令に上記バッテリに流れる充電電流が一
    致するように作動する充電電流制御系と、上記平滑コン
    デンサ電圧指令が上記平滑コンデンサ電圧に一致するよ
    うに作動する電圧制御系と、を備え、充電電流の時間変
    化の符号に基づいた判定から何れか一方の制御系を選択
    し、選択された制御系の出力値によって決定されるよう
    にしたことを特徴とする電気自動車車載充電器。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電気自動車車載充電器に
    おいて、充電電流の時間変化の符号が負の時は上記電圧
    制御系が選択され、上記符号が正の時は充電電流制御系
    が選択されることを特徴とする電気自動車車載充電器。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の電気自動車車載充電器に
    おいて、充電電流指令と平滑コンデンサ電圧指令の各々
    の最大値は、ユーザを介して充電前に予め設定すること
    を特徴とする電気自動車車載充電器。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の電気自動車車載充電器
    において、上記交流電流指令の大きさは、上記バッテリ
    の温度によって補償されることを特徴とする電気自動車
    車載充電器。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電気自動車車載充電
    器において、バッテリの温度による交流電流指令の補償
    は、バッテリの温度を検出するバッテリ温度検出手段
    と、バッテリの温度を所定の値に指令するためのバッテ
    リ温度指令発生手段と、を有し、上記バッテリ温度指令
    発生手段から得られたバッテリ温度指令とこのバッテリ
    温度検出手段から得られたバッテリ温度との偏差に基づ
    いて行われることを特徴とする電気自動車車載充電器。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の電気自動車車載充電
    器において、上記バッテリ温度指令は、上記バッテリが
    設置されている雰囲気の温度によって補正されることを
    特徴とする電気自動車車載充電器。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の電気自動車車載充電
    器において、複数のバッテリが設置されている場合の上
    記バッテリ温度指令としては、各々バッテリの中で最大
    の温度をもって補正することを特徴とする電気自動車車
    載充電器。
  14. 【請求項14】 バッテリと、このバッテリの直流電圧
    を可変周波数及び可変電圧の交流電圧に変換する電力変
    換器と、この電力変換器から供給された電力によって駆
    動力を発生する電動機と、上記バッテリの充電を商用電
    源から電力を得て行う車載充電器と、を備えてなる電気
    自動車の車載充電器において、上記商用電源の零位相を
    検出する零位相検出手段と、上記零位相間の時間を計測
    する零位相間時間計測手段と、上記零位相間時間から上
    記商用電源の周期を判定する商用電源周期判定手段と、
    上記零位相に同期した、上記商用電源周期と同一の交流
    電流指令を形成する交流電流指令発生手段と、を備える
    ことを特徴とする電気自動車車載充電器。
  15. 【請求項15】 バッテリと、このバッテリの直流電圧
    を可変周波数及び可変電圧の交流電圧に変換する電力変
    換器と、この電力変換器から供給された電力によって駆
    動力を発生する電動機と、上記バッテリの充電を商用電
    源から電力を得て行う車載充電器と、を備えてなる電気
    自動車の車載充電器において、上記商用電源の零位相を
    検出する零位相検出手段と、上記零位相を検出したこと
    を示す零位相信号をもとに単相、3相の電源種別判断す
    る商用電源種別判断手段と、を備え、上記商用電源種別
    判断手段から得られた電源種別判断信号によって上記電
    力変換器の単相、3相の動作モードを切り替えることを
    特徴とする電気自動車車載充電器。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の電気自動車車載充電
    器において、上記商用電源種別判断手段から得られた電
    源種別判断信号によって単相モードが選択された時、3
    相のアームのうち2アーム分を選択し、この選択された
    一方の上アームと他方の下アーム及び一方の下アームと
    他方の上アームの組み合わせで各アームを構成する電力
    半導体素子のゲートを制御することを特徴とする電気自
    動車車載充電器。
  17. 【請求項17】 バッテリと、このバッテリの直流電圧
    を可変周波数及び可変電圧の交流電圧に変換する電力変
    換器と、この電力変換器の出力電圧を平滑するためのコ
    ンデンサと、このコンデンサから供給される電力によっ
    て駆動力を発生する電動機と、上記バッテリの充電を商
    用電源から電力を得て行う車載充電器と、を備えてなる
    電気自動車の車載充電器において、上記商用電源の零位
    相を検出する零位相検出手段と、上記零位相を検出した
    ことを示す零位相信号をもとに単相、3相の電源種別判
    断する商用電源種別判断手段と、このバッテリに印加す
    べき充電電圧と上記バッテリに流すべき充電電流を決定
    する充電指令決定手段と、この充電指令決定手段から得
    られた充電圧指令及び充電電流指令にしたがって作動す
    る電圧制御手段及び電流制御手段と、を備え、上記電流
    制御手段と上記電圧制御手段は上記充電圧指令と上記バ
    ッテリ電圧との差電圧の大きさに基づいて制御されるこ
    とを特徴とする電気自動車車載充電器。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の電気自動車車載充電
    器において、上記バッテリ電圧の検出は上記電力変換器
    から上記コンデンサへの電力の供給を停止し、その後、
    上記コンデンサの電圧が一定の値なったことにより行う
    ことを特徴とする電気自動車車載充電器。
  19. 【請求項19】 バッテリと、このバッテリの直流電圧
    を可変周波数及び可変電圧の交流電圧に変換する電力変
    換器と、この電力変換器の出力電圧を平滑するための平
    滑コンデンサと、このコンデンサから供給される電力に
    よって駆動力を発生する電動機と、上記バッテリの充電
    を商用電源から電力を得て行う車載充電器と、を備えて
    なる電気自動車の車載充電器において、上記平滑コンデ
    ンサの電圧を検出する平滑コンデンサ検出手段と、上記
    バッテリに流れる充電電流を検出する充電電流検出手段
    と、を備え、上記平滑コンデンサ電圧と充電電流との積
    を充電している時間積分することによって消費電力を演
    算し、この消費電力に基づいて使用電力料金を表示する
    ことを特徴とする電気自動車車載充電器。
  20. 【請求項20】 バッテリと、このバッテリの直流電圧
    を可変周波数及び可変電圧の交流電圧に変換する電力変
    換器と、この電力変換器の出力電圧を平滑するための平
    滑コンデンサと、このコンデンサから供給される電力に
    よって駆動力を発生する電動機と、上記バッテリの充電
    を商用電源から電力を得て行う車載充電器と、を備えて
    なる電気自動車の車載充電器において、上記商用電源の
    電圧位相と上記商用電源の電流位相を一致させる力率1
    制御手段を備え、上記商用電源の電圧と電流の積を充電
    している時間積分することによって消費電力を演算し、
    この消費電力に基づいて使用電力料金を表示することを
    特徴とする電気自動車車載充電器。
  21. 【請求項21】 バッテリと、このバッテリの直流電圧
    を可変周波数及び可変電圧の交流電圧に変換する電力変
    換器と、この電力変換器の出力電圧を平滑する平滑コン
    デンサと、上記電力変換器から供給された電力によって
    駆動力を発生する電動機と、上記バッテリの充電を商用
    電源から電力を得て行う車載充電器と、を備えてなる電
    気自動の車載充電器において、上記商用電源と上記電力
    変換器との間を電気的に絶縁するトランスと、交流リア
    クトルと、上記商用電源の零位相を検出する零位相検出
    手段と、上記零位相に同期した交流電流指令を形成する
    交流電流指令発生手段と、上記商用電源の電流を検出す
    る電源電流検出手段と、上記交流電流指令に該商用電源
    の電流が一致するように上記交流リアクトルの端子電圧
    を制御するための信号を発生する交流リアクトル電圧指
    令発生手段と、上記商用電源の電圧相当の値を上記電力
    変換器から発生させるための電源電圧基準信号発生手段
    と、を備え、電源電圧基準信号と上記交流リアクトル電
    圧指令と差分より電圧指令を求め、上記電圧指令によっ
    て上記電力変換器を制御することを特徴とする電気自動
    車車載充電器。
JP16103893A 1993-06-30 1993-06-30 電気自動車車載充電器 Expired - Fee Related JP3327631B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16103893A JP3327631B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 電気自動車車載充電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16103893A JP3327631B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 電気自動車車載充電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0723535A true JPH0723535A (ja) 1995-01-24
JP3327631B2 JP3327631B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=15727420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16103893A Expired - Fee Related JP3327631B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 電気自動車車載充電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3327631B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3133510A1 (de) * 1980-09-01 1982-04-01 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd., Tokyo Harz-zusammensetzung mit verbesserten beschichtungseigenschaften
US7227323B2 (en) 2003-06-06 2007-06-05 Fanuc Ltd Motor driving apparatus
JP2009240001A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Fuji Heavy Ind Ltd 充電装置
JP2010178578A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Nissan Motor Co Ltd 充電システム及び充電方法
US7891451B2 (en) 2006-05-29 2011-02-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power controller and vehicle equipped with power controller
JP2012135173A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Toyota Central R&D Labs Inc バッテリの充電装置
JP2012200139A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Ls Industrial Systems Co Ltd インバータ−充電器統合型装置及びその制御方法
WO2011154815A3 (en) * 2010-06-11 2012-12-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle charging system and electric vehicle
WO2013097828A1 (zh) * 2011-12-31 2013-07-04 深圳市比亚迪汽车研发有限公司 电动汽车充电时的相序识别方法及相序识别装置
JP2017123777A (ja) * 2011-04-08 2017-07-13 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール 電荷移動管理方法および電荷移動装置
WO2017179200A1 (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 三菱電機株式会社 車載用充電器
CN112105523A (zh) * 2018-05-14 2020-12-18 韦巴斯托股份公司 运行充电设备的方法和对电动车的储能器充电的充电设备
CN114604129A (zh) * 2022-03-17 2022-06-10 国网河北省电力有限公司营销服务中心 一种基于交互式电动汽车充电设施的一体化物联和共享系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7010035B2 (ja) 2018-02-06 2022-01-26 トヨタ自動車株式会社 電動車両

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3133510A1 (de) * 1980-09-01 1982-04-01 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd., Tokyo Harz-zusammensetzung mit verbesserten beschichtungseigenschaften
DE3133510C2 (de) * 1980-09-01 1984-05-03 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd., Tokyo Harz-Zusammensetzung mit verbesserten Beschichtungseigenschaften
US7227323B2 (en) 2003-06-06 2007-06-05 Fanuc Ltd Motor driving apparatus
US7891451B2 (en) 2006-05-29 2011-02-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power controller and vehicle equipped with power controller
JP2009240001A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Fuji Heavy Ind Ltd 充電装置
JP2010178578A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Nissan Motor Co Ltd 充電システム及び充電方法
WO2011154815A3 (en) * 2010-06-11 2012-12-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle charging system and electric vehicle
JP2012135173A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Toyota Central R&D Labs Inc バッテリの充電装置
JP2012200139A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Ls Industrial Systems Co Ltd インバータ−充電器統合型装置及びその制御方法
JP2017123777A (ja) * 2011-04-08 2017-07-13 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール 電荷移動管理方法および電荷移動装置
WO2013097828A1 (zh) * 2011-12-31 2013-07-04 深圳市比亚迪汽车研发有限公司 电动汽车充电时的相序识别方法及相序识别装置
WO2017179200A1 (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 三菱電機株式会社 車載用充電器
JPWO2017179200A1 (ja) * 2016-04-15 2018-07-05 三菱電機株式会社 車載用充電器
CN109075705A (zh) * 2016-04-15 2018-12-21 三菱电机株式会社 车载用充电器
CN109075705B (zh) * 2016-04-15 2020-09-01 三菱电机株式会社 车载用充电器
CN112105523A (zh) * 2018-05-14 2020-12-18 韦巴斯托股份公司 运行充电设备的方法和对电动车的储能器充电的充电设备
CN114604129A (zh) * 2022-03-17 2022-06-10 国网河北省电力有限公司营销服务中心 一种基于交互式电动汽车充电设施的一体化物联和共享系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3327631B2 (ja) 2002-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8035247B2 (en) Power supply device for vehicle
US7550861B2 (en) AC power supplying system, power supply apparatus, and vehicle having the same
EP3902092B1 (en) Electric motor driving apparatus, control method, vehicle, and readable storage medium
US8143859B2 (en) Power supply apparatus for vehicle
US7952224B2 (en) Power supply system, vehicle including the power supply system, control method for power supply system, and computer-readable recording medium having program recorded thereon for computer to execute the control method
EP2590837B1 (en) Charging device for electromotive vehicle
JP7072424B2 (ja) 車両の電源システム
JP3327631B2 (ja) 電気自動車車載充電器
US20050002210A1 (en) Vector-controlled dual inverter system and method for induction motor
EP3531528B1 (en) Power supply system and method for controlling same
US9061596B2 (en) Charging device and charging method for power storage device
JP2019205319A (ja) 車両の電源システム
JP6974234B2 (ja) 車両の電源システム
US11984746B2 (en) Power supply system
JP5661075B2 (ja) 充放電装置
JP2003102133A (ja) 2次電池の昇温制御装置
JP4048995B2 (ja) モータ駆動装置、モータ駆動装置の制御方法、モータ駆動装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2003111203A (ja) 車両用回転電機駆動装置
JP2013099145A (ja) 電源システム
WO2021048935A1 (ja) パワースイッチング回路
JP4104940B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置
JP7177005B2 (ja) 電源システム及びその制御方法
JP6901988B2 (ja) コンバータ制御装置、電気車制御装置、及びコンバータ制御方法
JP2003032804A (ja) 2次電池の昇温制御装置
US11632032B2 (en) Power converter with output misconnection determiner

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees