JPH07235312A - 導電性接合剤 - Google Patents

導電性接合剤

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Publication number
JPH07235312A
JPH07235312A JP6025178A JP2517894A JPH07235312A JP H07235312 A JPH07235312 A JP H07235312A JP 6025178 A JP6025178 A JP 6025178A JP 2517894 A JP2517894 A JP 2517894A JP H07235312 A JPH07235312 A JP H07235312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
powder
mixed
bonding agent
platinum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6025178A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusayuki Nanjo
房幸 南條
Tsuneaki Matsudaira
恒昭 松平
Kiyoshi Watanabe
潔 渡辺
Masao Sumi
正夫 角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6025178A priority Critical patent/JPH07235312A/ja
Publication of JPH07235312A publication Critical patent/JPH07235312A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、熱膨脹率の不一致による剥離を極
力抑えることができるとともに、接合力を強くし、更に
コスト低減を図ることができることを主要な目的とす
る。 【構成】固体電解質燃料電池あるいは水蒸気電解セルの
電極と他の構成部材を電気的に接合する場合に用いられ
る導電性接合剤(14)において、酸素側電極(13a)と同材
質の粉末に白金粉末を混入したものであることを特徴と
する導電性接合剤(14)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固体電解質燃料電池
あるいは水蒸気電解セルの電極と他の構成部材を電気的
に接合する場合に用いられる導電性接合剤に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、固体電解質燃料電池(SO
FC)の一般構成としては、図2に示すものが知られて
いる。図中の符番1は、イットリア安定化ジルコニア2
の両面に電極3a,3bが形成された発電膜である。こ
の発電膜1の上側には電極接続用波板4a,インタコネ
クタ5aが形成され、下側には電極接続用波板4b,イ
ンタコネクタ5bが形成されている。
【0003】こうした構成のSOFCにおいて、前記イ
ンタコネクタ5aと電気接続用波板4aとの間、電気接
続用波板4aと電極3aとの間、電極3bと電気接続用
波板4bとの間、電気接続用波板4bとインタコネクタ
5bとの間には、一般に導電性接合剤が用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、低温で各部
材間を電気的に接合する場合は、前記導電性接合剤とし
て銀ペースト,白金ペーストが知られている。ここで、
銀ペーストは銀の電気抵抗が低く、導電性接着剤として
一般的に使用されている。しかし、銀の融点は約960
℃であり、上記SOFCのように1000℃で発電する
ものには使用できない。また、白金ペーストの場合は1
000℃でも使用可能であるが、金属であるため熱膨脹
率が大きく、かつコスト高になるという問題点がある。
【0005】この発明はこうした事情を考慮してなされ
たもので、接合する電極と同材質の粉末に白金粉末を混
入した材料とすることにより、熱膨脹率の不一致による
剥離を極力抑えることができるとともに、接合力を強く
し、更にコスト低減を図ることができる導電性接合剤を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、固体電解質
燃料電池あるいは水蒸気電解セルの電極と他の構成部材
を電気的に接合する場合に用いられる導電性接合剤にお
いて、前記電極と同材質の粉末に白金粉末を混入したも
のであることを特徴とする導電性接合剤である。
【0007】
【作用】この発明においては、接合する相手と同材質の
原料に白金を混ぜることにより、熱膨脹率の不一致によ
る剥離を極力抑えることができる。また、白金の焼結性
の良さのため、接合力を強くできる。更に、白金の使用
量を減らすことができるので、コストを低減できる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。 (実施例1)図1を参照する。図中の符番11は、イット
リア安定化ジルコニア12の両面にランタンストロンチウ
ムマンガンオキサイド製の酸素側電極13a,燃料側電極
13bを形成した発電膜である。この発電膜11上には、導
電性接合剤14を介して電極接続用波板15が形成されてい
る。なお、SOFC全体の構成は図2に示すような構成
となる。前記導電性接合剤14は、次のようにして作られ
る。即ち、燃料電池の酸素電極材料であるランタンスト
ロンチウムマンガンオキサイドと白金粉末を重量比で
1:1で混合し、有機溶媒としてのプロパノールと高分
子化合物としてのポリビニルブチラールを入れ、ペース
ト状として導電性接合剤14を作る。なお、プロパノール
の代りにエタノール,ブタノール等の有機溶媒を用いて
もよい。前記導電性接合剤14は、接着剤として前記酸素
側電極13aと電極接続用波板15を接着した後、1000
℃で空気中で焼成することにより導電性接合剤14による
接合を行なう。
【0009】上記実施例1においては、発電膜11の一構
成である酸素側電極13aと電気接続用波板15とを接続す
る導電性接合剤14が酸素側電極13aと同材質のランタン
ストロンチウムマンガンオキサイドと白金粉末を重量比
で1:1で混合し、プロパノールとポリビニルブチラー
ルを入れてペースト状とすることにより得られる構成と
なっているため、電気的抵抗の低い接着が可能となる。
また、耐久性もあり、かつ白金ペーストのみよりはコス
トの低い接合が可能となる。事実、上記実施例に係る導
電性接合剤の場合、接続抵抗は電池の内部抵抗の1割以
下と低く、1000時間以上の試験において劣化が認め
られなかった。
【0010】また、電気的抵抗について、白金粉末を混
入したもの、及び白金粉末を混入しないものとを比較し
たところ、下記「表1」のようになった。 表1 白金粉末を混入したもの 白金粉末を混入しないもの 燃料側電極側 0.02Ω・cm2 0.13〜0.22Ω・cm2 酸素側電極側 0.5 Ω・cm2 0.8 〜1.1 Ω・cm2 上記「表1」より、白金粉末を混入した本願発明の方が
白金粉末を混入しない場合と比較して電気抵抗が低く、
電気的抵抗の低い接着が可能であることが確認された。
【0011】(実施例2)この実施例2では、燃料電池
の燃料側電極材料であるニッケルと白金粉末を重量比で
5:4に混合し、有機溶媒としてのプロパノールと高分
子化合物としてのポリビニルブチラールを入れ、ペース
ト状とした導電性接合剤を作る。つづいて、この導電性
接合剤を接着剤として、ニッケル/イットリア安定化ジ
ルコニウムのサーメットと、ニッケル/ジルコニアの電
気接続用波板15を接着する。次に、これを500℃まで
は空気中で昇温することにより前記プロパノールとポリ
ビニルブチラールを除去した後、500℃から1000
℃までは水素雰囲気で昇温することにより導電性接合剤
の接合を行なわせる。
【0012】実施例2においては、接続抵抗は電池の内
部抵抗の5分(5%)以下と低く、1000時間以上の
試験において劣化が認められなかった。また、実施例2
についても、実施例1と同様に、電気的抵抗について、
白金粉末を混入したもの、及び白金粉末を混入しないも
のとを比較したところ、表1と同じような結果が得られ
た。なお、上記実施例では、固体電解質燃料電池に応用
した場合について述べたが、これに限らず、水蒸気電解
セルに適用しても同様な効果が期待できる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
接合する電極と同材質の粉末に白金粉末を混入した材料
とすることにより、熱膨脹率の不一致による剥離を極力
抑えることができるとともに、接合力を強くし、更にコ
スト低減を図ることができる導電性接合剤を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る導電性接合剤を用い
た固体電解質燃料電池の要部の説明図。
【図2】固体電解質燃料電池を展開した概略斜視図。
【符号の説明】
11…発電膜、 12…イットリア安定
化ジルコニア、13a…酸素側電極、 13b
…燃料側電極、14…導電性接合剤、 15…
電気接続用波板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角 正夫 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電解質燃料電池あるいは水蒸気電解
    セルの電極と他の構成部材を電気的に接合する場合に用
    いられる導電性接合剤において、前記電極と同材質の粉
    末に白金粉末を混入したものであることを特徴とする導
    電性接合剤。
JP6025178A 1994-02-23 1994-02-23 導電性接合剤 Withdrawn JPH07235312A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09190832A (ja) * 1995-11-09 1997-07-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 導電性接合剤
JP2007173234A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 General Electric Co <Ge> 蝋付けされた相互接続を有する燃料電池およびこれを組み立てる方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09190832A (ja) * 1995-11-09 1997-07-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 導電性接合剤
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Effective date: 20010508