JPH0723516U - ポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工装置 - Google Patents

ポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工装置

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JPH0723516U
JPH0723516U JP5435493U JP5435493U JPH0723516U JP H0723516 U JPH0723516 U JP H0723516U JP 5435493 U JP5435493 U JP 5435493U JP 5435493 U JP5435493 U JP 5435493U JP H0723516 U JPH0723516 U JP H0723516U
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JP
Japan
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temperature
resin
kneading machine
polyvinyl chloride
chloride resin
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Pending
Application number
JP5435493U
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English (en)
Inventor
正 新美
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
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Publication of JPH0723516U publication Critical patent/JPH0723516U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性が良好で、かつ、安定した混練が可能
なポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工装置を提供す
る。 【構成】 ポリ塩化ビニル樹脂を溶融混練する混練機4
と、該混練機4から供給された溶融樹脂を圧延してシー
ト化する複数のロール6,8とを備えたポリ塩化ビニル
樹脂のカレンダー加工装置において、前記混練機4から
供給される溶融樹脂の温度を計測する第1温度計11
と、該混練機4に供給される樹脂粉体の温度を計測する
第2温度計12と、両温度計11,12の計測値に基づ
いて混練機4本体の温度を制御する温度制御手段として
温度調節装置13と温度制御器14とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工装置に関し、詳しくは、ポリ 塩化ビニル樹脂のカレンダー加工において、生産性が良好で、かつ、安定した状 態で樹脂を混練することができるポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工装置に関 する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
一般に、ポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工は、ミキサー等により混合した 樹脂粉体を混練機に供給して混練溶融し、得られた溶融樹脂をミルロールを経て 複数のロールから構成されるカレンダーロールに供給し、該カレンダーロールの ロール間の隙間で圧延することにより行われている。
【0003】 このようなカレンダー加工装置では、混練機でもっぱら樹脂の溶融が進められ るが、樹脂原料の配合処方によっては、例えば、鉛系安定剤を使用している場合 では、混練温度の適切な範囲が限られており、供給される樹脂粉体の温度のばら つきにより、混練不足あるいは混練過多等の問題が生じることがある。
【0004】 混練機に供給される樹脂粉体の温度は、前工程であるミキサーでのホットブレ ンド条件により決まるが、配合仕様が異なる場合には、その都度ブレンド条件が 変更される。この場合、ミキサーでの樹脂粉体のブレンド時間を変更することに よって対応することが多いが、混練機の能力とバランスとを考慮すると、ブレン ド時間を変更する度にミキサーから混練機への供給過多や供給不足が生じる欠点 がある。特に、小口ロットでの品種切換えを連続して実施する場合においては、 ミキサーでの切換作業が必要となり、ブレンドに供する時間が不足して供給不足 となることがある。
【0005】 一方、能力バランスを優先して混練機に樹脂粉体を供給しようとした場合には 、前述のような樹脂粉体温度のばらつきが生じ、混練不足あるいは混練過多が生 じる欠点がある。
【0006】 そこで本考案は、このような従来技術の持つ欠点を解消し、生産性が良好で、 かつ、安定した混練が可能なポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工装置を提供す ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案のポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工 装置は、ポリ塩化ビニル樹脂を溶融混練する混練機と、該混練機から供給された 溶融樹脂を圧延してシート化する複数のロールとを備えたポリ塩化ビニル樹脂の カレンダー加工装置において、前記混練機から供給される溶融樹脂の温度を計測 する第1温度計と、該混練機に供給される樹脂粉体の温度を計測する第2温度計 と、両温度計の計測値に基づいて混練機本体の温度を制御する温度制御手段とを 備えたことを特徴としている。
【0008】
【作 用】
上記構成によれば、混練機から供給される溶融樹脂の温度を第1温度計で計測 し、温度制御手段で演算して混練機の温度を制御することによって、混練機内の 樹脂温度を一定に制御することができる。また、混練機に供給される樹脂粉体の 温度が変化すると、第2温度計の測定信号が温度補正信号として温度制御手段に 入力され、混練機の温度が補正される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に示す系統図に基づいて説明する。 このカレンダー加工装置は、ポリ塩化ビニル樹脂と配合物とをブレンドするミ キサー1と、該ミキサー1からの配合粉体樹脂がホッパー2及びフィーダー3を 介して供給される混練機4と、該混練機4で混練溶融された溶融樹脂がコンベア 5を介して供給される一対のミルロール6と、さらに該ミルロール6からコンベ ア7を介して供給される溶融樹脂を所定の厚さに圧延する4本一組のカレンダー ロール8とにより構成されている。すなわち、ミキサー1でブレンドされたポリ 塩化ビニル樹脂と配合物とからなる樹脂粉体は、混練機4で混練溶融された後、 ミルロール6からカレンダーロール8に供給され、所定厚さのシートに成形され る。
【0010】 そして、前記混練機4の溶融樹脂出口と混練機4の入口側とには、それぞれ混 練機4からミルロール6に供給される溶融樹脂の温度を計測する第1温度計11 と、混練機4にフィーダー3から供給される粉体樹脂の温度を計測する第2温度 計12とが設けられている。両温度計11,12には、例えば赤外線温度計が用 いられ、溶融樹脂あるいは粉体樹脂から放射される赤外線エネルギーを測定して 温度を計測する。
【0011】 さらに、混練機4には、その本体温度、すなわち混練機4の加熱温度を制御す るための温度制御手段として、温度調節装置13と、該温度調節装置13を作動 させる温度制御器14とが設けられている。前記両温度計11,12で計測され た各々の樹脂温度は、この温度制御器14に入力され、混練機4内の樹脂温度を 一定に制御するように演算処理されて温度調節装置13に制御信号が送られ、温 度調節装置13が作動して混練機4の加熱温度を調節する。
【0012】 すなわち、温度制御器14は、第1温度計11により求められた混練機4出口 の溶融樹脂の温度が一定に保たれるように混練機4の温度条件を制御し、これに よって混練機4内の樹脂温度を略一定に制御することができる。さらに、第2温 度計12により求められた混練機4に供給される樹脂粉体の温度を補正信号とし て温度制御器14に入力することにより、ブレンド時間のばらつきやミキサー1 に供給される原料温度のばらつきによる粉体樹脂温度の変化にも対応して、より 適切な混練機4の運転状態を得るようにしている。
【0013】 なお、装置全体の構成は上記実施例に限定されるものではなく、また、温度調 節装置13としては、例えば加熱用のスチームの供給量を制御する等の周知の温 度制御手段を用いることができる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工装置は、 混練機出口の溶融樹脂の温度や混練機入口の樹脂粉体の温度に基づいて混練機の 温度を制御するので、混練機内の温度を略一定に保つことができ、これにより安 定した混練を行うことができ、生産性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すカレンダー加工装置
の系統図である。
【符号の説明】
1…ミキサー、2…ホッパー、3…フィーダー、4…混
練機、6…ミルロール、8…カレンダーロール、11…
第1温度計、12…第2温度計、13…温度調節装置、
14…温度制御器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ塩化ビニル樹脂を溶融混練する混練
    機と、該混練機から供給された溶融樹脂を圧延してシー
    ト化する複数のロールとを備えたポリ塩化ビニル樹脂の
    カレンダー加工装置において、前記混練機から供給され
    る溶融樹脂の温度を計測する第1温度計と、混練機に供
    給される樹脂粉体の温度を計測する第2温度計を設ける
    とともに、両温度計の計測値に基づいて混練機本体の温
    度を制御する温度制御手段とを備えたことを特徴とする
    ポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工装置。
JP5435493U 1993-10-06 1993-10-06 ポリ塩化ビニル樹脂のカレンダー加工装置 Pending JPH0723516U (ja)

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JPH0723516U true JPH0723516U (ja) 1995-05-02

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