JPH0723484A - 網同期方式 - Google Patents

網同期方式

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JPH0723484A
JPH0723484A JP5147261A JP14726193A JPH0723484A JP H0723484 A JPH0723484 A JP H0723484A JP 5147261 A JP5147261 A JP 5147261A JP 14726193 A JP14726193 A JP 14726193A JP H0723484 A JPH0723484 A JP H0723484A
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clock signal
mobile station
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Kosuke Fukutomi
康祐 福冨
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 独立同期網にて周波数ずれを起こさずに高精
度にクロックの同期確立を行い得る網同期システムを提
供することにある。 【構成】 この網同期システムでは、固定局に対する相
対的な移動速度に応じた変形クロック信号を生成する変
形クロック信号生成手段を移動局となる網同期装置8に
設けている。この変形クロック信号生成手段は、互いに
異なる周波数の複数の原クロック信号を発振するための
複数の発振器1,2,3と、複数の原クロック信号のう
ちの一つを移動速度に応じて変形クロック信号として選
択する選択手段とを含んでいる。この構成の場合、網同
期装置8では移動速度の変化に応じて各発振器1〜3を
随時選択して切り替えて適当な変形クロック信号(原ク
ロック信号)を基準クロック信号として送信するので、
受信装置6では基準クロック信号に関するドップラー効
果による周波数変動が最小限に抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基準クロック信号を用
いて移動局と固定局との間に独立同期網を確立する網同
期方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の網同期システムは、例えば図2に
示すように構成されている。この網同期システムは、デ
ジタル信号を無線伝搬するための基準クロック信号を発
振出力する発振器1を備えた網同期装置8と、この網同
期装置8より基準クロック信号を空中伝送路5へと送信
する送信装置4と、受信用発振信号を発振出力する受信
用発振器7と、受信用発振信号を入力すると共に、この
受信用発振信号に基づいて空中伝送路5より受信される
基準クロック信号の同期確立を行う受信装置6とを含ん
でいる。
【0003】このうち、網同期装置8及び送信装置4は
送信端を成す移動局となるもので、網同期装置8に備え
られる発振器1は一定周波数f0 の基準クロック信号を
規格許容誤差10-11 程度で発振出力する。この基準ク
ロック信号は、受信装置6との間で独立同期網を成し、
受信装置6で受信されることによって同期確立される。
ここで、受信用発振器7及び受信装置6は受信端を成す
固定局となる。
【0004】この網同期システムでは、独立同期方式で
基準クロック信号の伝搬が行われるため、数時間,或い
は数日毎の周期で基準クロック信号にスリップが起こ
り、しばしば通信回線にエラーを発生することがある。
しかしながら、このエラーの発生頻度は余り高くないの
で、現状では運用上の問題はないとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した網同期システ
ムの場合、移動局が高速で移動すると、移動局及び固定
局の間の相対速度により、移動局から送信される基準ク
ロック信号にドップラー効果が働き、移動局の発振器か
ら発振出力される基準クロック信号の周波数が固定側で
受信されたときにはずれを発生してしまう。この周波数
ずれは、固定局からの送信信号を移動局側で受信する場
合にも同様に生じる。このような周波数ずれは、回線に
エラーを発生させる要因となり、エラーが顕著な場合に
はデジタル信号の無線通信に支障を来すことがある。
【0006】因みに、このような移動体通信において、
ドップラー効果による周波数遷移を補償する技術は、特
開昭58−225741号公報や特開昭60−2724
5号公報等に開示されているが、網同期通信の分野では
十分に適用されていない。
【0007】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、独立同期網にて周波数
ずれを起こさずに高精度にクロックの同期確立を行い得
る網同期方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基準ク
ロック信号を用いて移動局と固定局との間に独立同期網
を確立する網同期方式において、移動局と固定局との相
対的な移動速度を参照して作られた変形クロック信号を
該移動局から送信し、該変形クロック信号を該固定局側
で基準クロック信号として用いる網同期方式が得られ
る。この網同期方式において、変形クロック信号に関
し、一定周波数の基準クロック信号に対して移動速度に
応じて周波数を変えることは望ましい。
【0009】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の網同期方式に
ついて詳細に説明する。最初に、この網同期方式の概要
を簡単に説明する。
【0010】この網同期方式の場合も、従来の如く基準
クロック信号を用いて移動局と固定局との間に独立同期
網を確立することにより、デジタル信号を無線伝搬する
ものであるが、ここでは移動局と固定局との間の相対的
な移動速度を参照して作られた変形クロック信号を基準
クロック信号として移動局側から固定局側に送信するこ
とにより、固定局側でこの基準クロック信号に基づいて
同期確立を行うものである。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係る網同期シ
ステムをブロック図により示したものである。
【0012】この網同期システムでは、網同期装置8に
固定局に対する相対的な移動速度に応じた変形クロック
信号を生成する変形クロック信号生成手段を設けてい
る。それ故、送信装置4は変形クロック信号を基準クロ
ック信号として空中伝送路5へと送信する送信手段とし
て働く。ここで、更に変形クロック信号生成手段は、互
いに異なる周波数の複数の原クロック信号を発振するた
めの複数の発振器1,2,3と、複数の原クロック信号
のうちの一つを移動速度に応じて変形クロック信号とし
て選択する選択手段(図示せず)とを含んでいる。又、
受信装置6は、受信用発振器7から発振される受信用発
振信号を入力し、この受信用発振信号に基づいて送信装
置4から送信されて来た基準クロック信号を受信するこ
とにより、同期確立を行う。
【0013】因みに、ここでも網同期装置8及び送信装
置4は送信端を成す移動局となり、受信用発振器7及び
受信装置6は受信端を成す固定局となる。尚、ここで送
信用の複数の発振器1〜3が発振出力する原クロック信
号の周波数は、予測される移動局及び固定局の間の相対
速度に応じて予め決定されているものとする。
【0014】この構成の場合、送信端には複数の発振器
1〜3が設けられており、移動速度に応じて各発振器1
〜3を随時選択して変形クロック信号を切り替えること
により、受信端の固定局である受信装置6では、基準ク
ロック信号に関するドップラー効果による周波数変動が
最小限に抑えられる。
【0015】ところで、送信端と受信端とが相対的な速
度を有するときには、ドップラー効果による影響の為、
受信周波数fは送信端の周波数をf0 ,相対速度をV,
光速(3.0×108 m/s)をCとした場合、f=f
0 ×(C/C+V)なる関係で変化する。
【0016】それ故、例えば送信端である移動局が固定
局に対して順次速度を上げ、0[km/h]から200
[km/h],更に200[km/h]から400[k
m/h]の相対速度で近づくとすると、受信周波数fは
0[km/h]時にはf=f0 、200[km/h]時
にはf=f0 (1+1.9×10-7)、400[km/
h]時にはf=f0 (1+3.7×10-7)と変化す
る。ここで、送信端の各発振器1〜3における周波数規
格精度が1×10-7程度であるとし、200[km/
h]と400[km/h]との移動速度で移動局が移動
した場合を仮定すると、ドップラー効果による周波数ず
れは各発振器1〜3自体の周波数精度に比べてかなり大
きくなってしまう。
【0017】そこで、送信端と受信端とが接近する場合
には、予め発振器1の周波数がf0,発振器2の周波数
1 がf1 =f0 (1−1.9×10-7),発振器3の
周波数f2 がf2 =f0 (1−3.7×10-7)となる
ように、それぞれ各発振器1〜3の発振出力周波数を設
定しておき、選択手段によって移動局の移動速度が0
[km/h]のときは周波数f0 の発振器1を選択し、
200[km/h]のときは周波数f1 の発振器2を選
択し、400[km/h]のときには周波数f2の発振
器3を選択するようにすれば、ドップラー効果による基
準クロック信号に関する受信端での周波数ずれを極めて
軽減化することができる。
【0018】一方、移動局が上述した場合と同じ速度速
度条件下で固定局に対して遠去かる場合を仮定すると、
受信周波数fは0[km/h]時にはf=f0 、200
[km/h]時にはf=f0 (1−1.9×10-7)、
400[km/h]時にはf=f0 (1−3.7×10
-7)と変化する。
【0019】そこで、この場合には予め発振器1の周波
数がf0 ,発振器2の周波数f1 がf1 =f0 (1+
1.9×10-7),発振器3の周波数f2 がf2 =f0
(1+3.7×10-7)となるように各発振器1〜3の
発振出力周波数を設定しておき、選択手段によって移動
局の相対速度が0[km/h]のときは周波数f0 の発
振器1を選択し、200[km/h]のときは周波数f
1 の発振器2を選択し、400[km/h]のときには
周波数f2 の発振器3を選択するようにすれば、同様に
基準クロック信号に関する受信端での周波数ずれを軽減
できる。
【0020】尚、実施例では移動局となる網同期装置8
に3つの発振器1〜3を備えた場合を説明したが、発振
器の数は4つ以上であっても良い。又、実施例では説明
の簡易化のため、複数の発振器が1つの移動局(網同期
装置8)に備えられ、この移動局が1つの固定局に対し
て1つの基準クロック信号を送信する場合を説明した
が、通常の網同期システムでは送信端や受信端にそれぞ
れ複数の移動局,固定局が備えられるのが一般的であ
り、本発明の網同期方式はこうした網同期システムにお
いてもそれぞれ独立的に適用されるものである。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、移動局と固定局との間の相対的な移動速度を参照し
て作られた適当な変形クロック信号を選択して基準クロ
ック信号として移動局側から固定局側に送信しているの
で、固定局側では基準クロック信号に関する周波数ずれ
や、それによる同期スリップを起こすことなく、クロッ
クの同期確立を高精度にして安定に行い得るようにな
る。この結果、従来のように通信回線にエラーが発生し
なくなり、信頼性高く移動無線通信を行い得るようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る網同期システムを示し
たブロック図である。
【図2】従来の網同期システムを示したブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,2,3 発振器 4 送信装置 5 空中伝送路 6 受信装置 7 受信用発振器 8 網同期装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロック信号を用いて移動局と固定
    局との間に独立同期網を確立する網同期方式において、
    前記移動局と前記固定局との相対的な移動速度を参照し
    て作られた変形クロック信号を該移動局から送信し、該
    変形クロック信号を該固定局側で前記基準クロック信号
    として用いることを特徴とする網同期方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の網同期方式において、前
    記変形クロック信号は一定周波数のクロック信号に対し
    て前記移動速度に応じて周波数を変えたものであること
    を特徴とする網同期方式。
  3. 【請求項3】 基準クロック信号を用いて固定局との間
    に独立同期網を確立する移動局において、前記移動局
    は、前記固定局に対する相対的な移動速度に応じた変形
    クロック信号を生成する変形クロック信号生成手段と、
    前記変形クロック信号を基準クロック信号として送信す
    る送信手段とを備えたことを特徴とする移動局。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の移動局において、前記変
    形クロック信号生成手段は、互いに異なる周波数の複数
    の原クロック信号を発振するための複数の発振器と、前
    記複数の原クロック信号のうちの一つを前記移動速度に
    応じて前記変形クロック信号として選択する選択手段と
    を備えたことを特徴とする移動局。
JP5147261A 1993-06-18 1993-06-18 網同期方式 Expired - Lifetime JP2507961B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6837086B2 (en) 2002-05-29 2005-01-04 Kobe Steel, Ltd. Hot isostatic pressing method and apparatus
WO2006064572A1 (ja) * 2004-12-17 2006-06-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha クロック信号生成装置および無線基地局

Cited By (5)

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JPWO2006064572A1 (ja) * 2004-12-17 2008-06-12 三菱電機株式会社 クロック信号生成装置および無線基地局
JP4569572B2 (ja) * 2004-12-17 2010-10-27 三菱電機株式会社 クロック信号生成装置および無線基地局
US8022773B2 (en) 2004-12-17 2011-09-20 Mitsubishi Electric Corporation Clock signal generation device, and wireless base station

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JP2507961B2 (ja) 1996-06-19

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Effective date: 19960213