JP2507961B2 - 網同期方式 - Google Patents
網同期方式Info
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- JP2507961B2 JP2507961B2 JP5147261A JP14726193A JP2507961B2 JP 2507961 B2 JP2507961 B2 JP 2507961B2 JP 5147261 A JP5147261 A JP 5147261A JP 14726193 A JP14726193 A JP 14726193A JP 2507961 B2 JP2507961 B2 JP 2507961B2
- Authority
- JP
- Japan
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- clock signal
- synchronization
- mobile station
- reference clock
- network
- Prior art date
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Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 14
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 58
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 27
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動局側からデジタル
信号として無線送信された同期確立送信用のクロック信
号を受信した固定局側で同期確立受信用基準クロック信
号との間で発振周期を比較照合した結果に基づいて移動
局及び固定局の間における同期網の確立と成す網同期方
式に関する。
信号として無線送信された同期確立送信用のクロック信
号を受信した固定局側で同期確立受信用基準クロック信
号との間で発振周期を比較照合した結果に基づいて移動
局及び固定局の間における同期網の確立と成す網同期方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の網同期システムは、例えば図2に
示すように構成されている。この網同期システムは、デ
ジタル信号を無線送信するために一定周波数発振により
同期確立送信用基準クロック信号を発振出力する発振器
1を備えた網同期装置8と、この網同期装置8より同期
確立送信用基準クロック信号を空中伝送路5へと送信す
る送信装置4と、同期確立送信用基準クロック信号と同
じ周波数発振により同期確立受信用基準クロック信号を
発振出力する発振器7と、同期確立受信用基準クロック
信号を入力すると共に、この同期確立受信用基準クロッ
ク信号と空中伝送路5を介して受信した同期確立送信用
基準クロック信号との発振周期を比較照合する受信装置
6とを含んでいる。
示すように構成されている。この網同期システムは、デ
ジタル信号を無線送信するために一定周波数発振により
同期確立送信用基準クロック信号を発振出力する発振器
1を備えた網同期装置8と、この網同期装置8より同期
確立送信用基準クロック信号を空中伝送路5へと送信す
る送信装置4と、同期確立送信用基準クロック信号と同
じ周波数発振により同期確立受信用基準クロック信号を
発振出力する発振器7と、同期確立受信用基準クロック
信号を入力すると共に、この同期確立受信用基準クロッ
ク信号と空中伝送路5を介して受信した同期確立送信用
基準クロック信号との発振周期を比較照合する受信装置
6とを含んでいる。
【0003】このうち、網同期装置8及び送信装置4は
送信端を成す移動局となるもので、網同期装置8に備え
られる発振器1は一定周波数f0 で同期確立送信用基準
クロック信号を規格許容誤差10-11 程度で発振出力す
る。
送信端を成す移動局となるもので、網同期装置8に備え
られる発振器1は一定周波数f0 で同期確立送信用基準
クロック信号を規格許容誤差10-11 程度で発振出力す
る。
【0004】又、発振器7及び受信装置6は受信端を成
す固定局となるもので、同期確立送信用基準クロック信
号を受信した受信装置6は、同期確立受信用基準クロッ
ク信号との間で発振周期を比較照合した結果、互いに発
振周期が一致していれば移動局及び固定局の間における
同期網の確立と成す。
す固定局となるもので、同期確立送信用基準クロック信
号を受信した受信装置6は、同期確立受信用基準クロッ
ク信号との間で発振周期を比較照合した結果、互いに発
振周期が一致していれば移動局及び固定局の間における
同期網の確立と成す。
【0005】この網同期システムでは、網同期方式で同
期確立送信用基準クロック信号の伝搬が行われるため、
数時間,或いは数日毎の周期で同期確立送信用基準クロ
ック信号にスリップが起こり、しばしば通信回線にエラ
ーを発生することがある。しかしながら、このエラーの
発生頻度は余り高くないので、現状では運用上の問題は
ないとされている。
期確立送信用基準クロック信号の伝搬が行われるため、
数時間,或いは数日毎の周期で同期確立送信用基準クロ
ック信号にスリップが起こり、しばしば通信回線にエラ
ーを発生することがある。しかしながら、このエラーの
発生頻度は余り高くないので、現状では運用上の問題は
ないとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した網同期システ
ムの場合、移動局が高速で移動すると、移動局及び固定
局の間の相対速度により、移動局から送信される同期確
立送信用基準クロック信号にドップラー効果が働き、同
期確立送信用基準クロック信号が固定局側で受信された
ときには周波数ずれを発生してしまう。この周波数ずれ
は、固定局側からの送信信号を移動局側で受信する場合
にも同様に生じる。このような周波数ずれは、回線にエ
ラーを発生させる要因となり、エラーが顕著な場合には
デジタル無線通信に支障を来すことがある。
ムの場合、移動局が高速で移動すると、移動局及び固定
局の間の相対速度により、移動局から送信される同期確
立送信用基準クロック信号にドップラー効果が働き、同
期確立送信用基準クロック信号が固定局側で受信された
ときには周波数ずれを発生してしまう。この周波数ずれ
は、固定局側からの送信信号を移動局側で受信する場合
にも同様に生じる。このような周波数ずれは、回線にエ
ラーを発生させる要因となり、エラーが顕著な場合には
デジタル無線通信に支障を来すことがある。
【0007】因みに、このような移動体通信において、
ドップラー効果による周波数遷移を補償する技術は、特
開昭58−225741号公報や特開昭60−2724
5号公報等に開示されているが、網同期通信の分野では
十分に適用されていない。
ドップラー効果による周波数遷移を補償する技術は、特
開昭58−225741号公報や特開昭60−2724
5号公報等に開示されているが、網同期通信の分野では
十分に適用されていない。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、周波数ずれを回避して
移動局及び固定局の間で高精度に同期確立を行い得る網
同期方式を提供することにある。
れたもので、その技術的課題は、周波数ずれを回避して
移動局及び固定局の間で高精度に同期確立を行い得る網
同期方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、移動局
側で一定周波数発振により生成した同期確立送信用基準
クロック信号を固定局側へデジタル信号として無線送信
し、該固定局側では該同期確立送信用基準クロック信号
を受信して同じ周波数発振により生成した同期確立受信
用基準クロック信号との間で互いの発振周期を比較照合
した結果に基づいて該移動局及び該固定局の間における
同期網の確立と成す網同期方式において、移動局側では
同期確立送信用基準クロック信号又は一定周波数とは異
なる周波数発振により生成した複数の同期確立送信用ク
ロック信号のうちの一つを選定して固定局側へデジタル
信号として無線送信する網同期方式が得られる。
側で一定周波数発振により生成した同期確立送信用基準
クロック信号を固定局側へデジタル信号として無線送信
し、該固定局側では該同期確立送信用基準クロック信号
を受信して同じ周波数発振により生成した同期確立受信
用基準クロック信号との間で互いの発振周期を比較照合
した結果に基づいて該移動局及び該固定局の間における
同期網の確立と成す網同期方式において、移動局側では
同期確立送信用基準クロック信号又は一定周波数とは異
なる周波数発振により生成した複数の同期確立送信用ク
ロック信号のうちの一つを選定して固定局側へデジタル
信号として無線送信する網同期方式が得られる。
【0010】この網同期方式において、同期確立送信用
基準クロック信号又は複数の同期確立送信用クロック信
号のうちの一つの選定が固定局側に対する移動局側の移
動速度に応じて行われることは好ましい。
基準クロック信号又は複数の同期確立送信用クロック信
号のうちの一つの選定が固定局側に対する移動局側の移
動速度に応じて行われることは好ましい。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の網同期方式に
ついて詳細に説明する。最初に、この網同期方式の概要
を簡単に説明する。
ついて詳細に説明する。最初に、この網同期方式の概要
を簡単に説明する。
【0012】この網同期方式の場合も、従来の場合と同
様に移動局側で一定周波数発振により生成した同期確立
送信用基準クロック信号を固定局側へデジタル信号とし
て無線送信し、固定局側では同期確立送信用基準クロッ
ク信号を受信して同じ周波数発振により生成した同期確
立受信用基準クロック信号との間で互いの発振周期を比
較照合した結果に基づいて移動局及び固定局の間におけ
る同期網の確立と成すものであるが、ここでは移動局側
で同期確立送信用基準クロック信号又は一定周波数とは
異なる周波数発振により生成した複数の同期確立送信用
クロック信号のうちの一つを選定して固定局側へデジタ
ル信号として無線送信する。但し、ここでの同期確立送
信用基準クロック信号又は複数の同期確立送信用クロッ
ク信号のうちの一つの選定は、固定局側に対する移動局
側の移動速度に応じて行われるのが望ましい。
様に移動局側で一定周波数発振により生成した同期確立
送信用基準クロック信号を固定局側へデジタル信号とし
て無線送信し、固定局側では同期確立送信用基準クロッ
ク信号を受信して同じ周波数発振により生成した同期確
立受信用基準クロック信号との間で互いの発振周期を比
較照合した結果に基づいて移動局及び固定局の間におけ
る同期網の確立と成すものであるが、ここでは移動局側
で同期確立送信用基準クロック信号又は一定周波数とは
異なる周波数発振により生成した複数の同期確立送信用
クロック信号のうちの一つを選定して固定局側へデジタ
ル信号として無線送信する。但し、ここでの同期確立送
信用基準クロック信号又は複数の同期確立送信用クロッ
ク信号のうちの一つの選定は、固定局側に対する移動局
側の移動速度に応じて行われるのが望ましい。
【0013】図1は、本発明の一実施例に係る網同期シ
ステムをブロック図により示したものである。
ステムをブロック図により示したものである。
【0014】この網同期システムにおいて、網同期装置
8には、一定周波数(f0 )発振により同期確立送信用
基準クロック信号を生成する発振器1と、一定周波数
(f0)とは異なる周波数発振(f1 ,f2 )により複
数(ここでは2つ)の同期確立送信用クロック信号を生
成する信号生成手段としての発振器2,3と、同期確立
送信用基準クロック信号又は各同期確立送信用クロック
信号のうちの一つを選定して選択する信号選択手段(図
示せず)とが備えられている。又、送信装置4は信号選
択手段で選択されたクロック信号をデジタル信号として
無線送信する送信手段として働く。
8には、一定周波数(f0 )発振により同期確立送信用
基準クロック信号を生成する発振器1と、一定周波数
(f0)とは異なる周波数発振(f1 ,f2 )により複
数(ここでは2つ)の同期確立送信用クロック信号を生
成する信号生成手段としての発振器2,3と、同期確立
送信用基準クロック信号又は各同期確立送信用クロック
信号のうちの一つを選定して選択する信号選択手段(図
示せず)とが備えられている。又、送信装置4は信号選
択手段で選択されたクロック信号をデジタル信号として
無線送信する送信手段として働く。
【0015】ここで、発振器7は同期確立送信用基準ク
ロック信号(周波数f0 のもの)と同じ周波数発振によ
り同期確立受信用基準クロック信号を発振出力する。
又、受信装置6は、発振器7から同期確立受信用基準ク
ロック信号を入力すると共に、この同期確立受信用基準
クロック信号と空中伝送路5を介して受信した同期確立
送信用基準クロック信号又は各同期確立送信用クロック
信号のうちの一つとにおける発振周期を比較照合した結
果に基づいて互いに発振周期が一致していれば移動局及
び固定局の間における同期網の確立と成す。
ロック信号(周波数f0 のもの)と同じ周波数発振によ
り同期確立受信用基準クロック信号を発振出力する。
又、受信装置6は、発振器7から同期確立受信用基準ク
ロック信号を入力すると共に、この同期確立受信用基準
クロック信号と空中伝送路5を介して受信した同期確立
送信用基準クロック信号又は各同期確立送信用クロック
信号のうちの一つとにおける発振周期を比較照合した結
果に基づいて互いに発振周期が一致していれば移動局及
び固定局の間における同期網の確立と成す。
【0016】因みに、ここでも網同期装置8及び送信装
置4は送信端を成す移動局となり、発振器7及び受信装
置6は受信端を成す固定局となる。
置4は送信端を成す移動局となり、発振器7及び受信装
置6は受信端を成す固定局となる。
【0017】この網同期システムでは、網同期装置8が
異なる周波数(f0 ,f1 ,f2 )をそれぞれ発振する
発振器1,2,3により生成される同期確立送信用基準
クロック信号又は各同期確立送信用クロック信号のうち
の一つを選択可能に選定し、送信装置4で選定されたク
ロック信号を空中伝送路5へ無線送信するので、移動局
の固定局に対する移動速度が変化して固定局側において
クロック信号に周波数ずれを生じても、移動局側で他の
異なる周波数のクロック信号に切り替えることで周波数
ずれの補償が可能となる。
異なる周波数(f0 ,f1 ,f2 )をそれぞれ発振する
発振器1,2,3により生成される同期確立送信用基準
クロック信号又は各同期確立送信用クロック信号のうち
の一つを選択可能に選定し、送信装置4で選定されたク
ロック信号を空中伝送路5へ無線送信するので、移動局
の固定局に対する移動速度が変化して固定局側において
クロック信号に周波数ずれを生じても、移動局側で他の
異なる周波数のクロック信号に切り替えることで周波数
ずれの補償が可能となる。
【0018】ここでのクロック信号の選定は、予測され
る移動局及び固定局の間の相対速度に応じて予め決定す
ることができる。即ち、上述した網同期システムにおい
て、送信端と受信端とが相対的な速度を有するときに
は、ドップラー効果による影響の為、受信周波数fは送
信端の周波数をf0 ,相対速度をV,光速(3.0×1
08 m/s)をCとした場合、f=f0 ×(C/C+
V)なる関係で変化する。それ故、例えば送信端である
移動局が固定局に対して順次速度を上げ、0[km/
h]から200[km/h],更に200[km/h]
から400[km/h]の相対速度で近づくとすると、
受信周波数fは0[km/h]時にはf=f0、200
[km/h]時にはf=f0 (1+1.9×10-7)、
400[km/h]時にはf=f0 (1+3.7×10
-7)と変化する。ここで、送信端の各発振器1,2,3
における周波数規格精度が1×10-7程度であるとし、
200[km/h]と400[km/h]との移動速度
で移動局が移動した場合を仮定すると、ドップラー効果
による周波数ずれは発振器1,2,3自体の周波数精度
に比べてかなり大きくなってしまう。
る移動局及び固定局の間の相対速度に応じて予め決定す
ることができる。即ち、上述した網同期システムにおい
て、送信端と受信端とが相対的な速度を有するときに
は、ドップラー効果による影響の為、受信周波数fは送
信端の周波数をf0 ,相対速度をV,光速(3.0×1
08 m/s)をCとした場合、f=f0 ×(C/C+
V)なる関係で変化する。それ故、例えば送信端である
移動局が固定局に対して順次速度を上げ、0[km/
h]から200[km/h],更に200[km/h]
から400[km/h]の相対速度で近づくとすると、
受信周波数fは0[km/h]時にはf=f0、200
[km/h]時にはf=f0 (1+1.9×10-7)、
400[km/h]時にはf=f0 (1+3.7×10
-7)と変化する。ここで、送信端の各発振器1,2,3
における周波数規格精度が1×10-7程度であるとし、
200[km/h]と400[km/h]との移動速度
で移動局が移動した場合を仮定すると、ドップラー効果
による周波数ずれは発振器1,2,3自体の周波数精度
に比べてかなり大きくなってしまう。
【0019】そこで、送信端と受信端とが接近する場合
には、予め発振器1の周波数がf0,発振器2の周波数
f1 がf1 =f0 (1−1.9×10-7),発振器3の
周波数f2 がf2 =f0 (1−3.7×10-7)となる
ように、それぞれ各発振器1〜3の発振出力周波数を設
定しておき、信号選択手段によって移動局の移動速度が
0[km/h]のときは周波数f0 の発振器1を選択
し、200[km/h]のときは周波数f1 の発振器2
を選択し、400[km/h]のときには周波数f2 の
発振器3を選択するようにすれば、ドップラー効果によ
ってクロック信号に関する受信端での周波数ずれが生じ
ても、送信端で他の周波数のクロック信号に切り替え選
定することで受信端での周波数ずれを補償してその値を
極めて軽減化できる。
には、予め発振器1の周波数がf0,発振器2の周波数
f1 がf1 =f0 (1−1.9×10-7),発振器3の
周波数f2 がf2 =f0 (1−3.7×10-7)となる
ように、それぞれ各発振器1〜3の発振出力周波数を設
定しておき、信号選択手段によって移動局の移動速度が
0[km/h]のときは周波数f0 の発振器1を選択
し、200[km/h]のときは周波数f1 の発振器2
を選択し、400[km/h]のときには周波数f2 の
発振器3を選択するようにすれば、ドップラー効果によ
ってクロック信号に関する受信端での周波数ずれが生じ
ても、送信端で他の周波数のクロック信号に切り替え選
定することで受信端での周波数ずれを補償してその値を
極めて軽減化できる。
【0020】一方、移動局が上述した場合と同じ速度速
度条件下で固定局に対して遠去かる場合を仮定すると、
受信周波数fは0[km/h]時にはf=f0 、200
[km/h]時にはf=f0 (1−1.9×10-7)、
400[km/h]時にはf=f0 (1−3.7×10
-7)と変化する。
度条件下で固定局に対して遠去かる場合を仮定すると、
受信周波数fは0[km/h]時にはf=f0 、200
[km/h]時にはf=f0 (1−1.9×10-7)、
400[km/h]時にはf=f0 (1−3.7×10
-7)と変化する。
【0021】そこで、この場合には予め発振器1の周波
数がf0 ,発振器2の周波数f1 がf1 =f0 (1+
1.9×10-7),発振器3の周波数f2 がf2 =f0
(1+3.7×10-7)となるように各発振器1〜3の
発振出力周波数を設定しておき、信号選択手段によって
移動局の相対速度が0[km/h]のときは周波数f0
の発振器1を選択し、200[km/h]のときは周波
数f1 の発振器2を選択し、400[km/h]のとき
には周波数f2 の発振器3を選択するようにすれば、同
様に受信端での周波数ずれを軽減できる。
数がf0 ,発振器2の周波数f1 がf1 =f0 (1+
1.9×10-7),発振器3の周波数f2 がf2 =f0
(1+3.7×10-7)となるように各発振器1〜3の
発振出力周波数を設定しておき、信号選択手段によって
移動局の相対速度が0[km/h]のときは周波数f0
の発振器1を選択し、200[km/h]のときは周波
数f1 の発振器2を選択し、400[km/h]のとき
には周波数f2 の発振器3を選択するようにすれば、同
様に受信端での周波数ずれを軽減できる。
【0022】尚、実施例では移動局となる網同期装置8
に異なる周波数発振用の発振器を3つ備えた場合を説明
したが、発振器の数は4つ以上であっても良い。又、実
施例では説明の簡易化のため、複数の発振器が1つの移
動局(網同期装置8及び送信装置)に備えられ、この移
動局が1つの固定局(受信装置6及び発振器7)に対し
て同期確立送信用基準クロック信号又は各同期確立送信
用クロック信号のうちの一つを選定して無線送信する場
合を説明したが、通常の網同期システムでは送信端や受
信端にそれぞれ複数の移動局と複数の固定局とが備えら
れるのが一般的である。本発明の網同期方式はこうした
網同期システムにおいても適用されるものであり、こう
した場合には互いに対応する移動局及び固定局の間で同
期確立がそれぞれ独立的に行われる。
に異なる周波数発振用の発振器を3つ備えた場合を説明
したが、発振器の数は4つ以上であっても良い。又、実
施例では説明の簡易化のため、複数の発振器が1つの移
動局(網同期装置8及び送信装置)に備えられ、この移
動局が1つの固定局(受信装置6及び発振器7)に対し
て同期確立送信用基準クロック信号又は各同期確立送信
用クロック信号のうちの一つを選定して無線送信する場
合を説明したが、通常の網同期システムでは送信端や受
信端にそれぞれ複数の移動局と複数の固定局とが備えら
れるのが一般的である。本発明の網同期方式はこうした
網同期システムにおいても適用されるものであり、こう
した場合には互いに対応する移動局及び固定局の間で同
期確立がそれぞれ独立的に行われる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の網同期
方式によれば、移動局及び固定局の間の相対的な移動速
度に応じて移動局から一定周波数発振により生成した同
期確立送信用基準クロック信号又は一定周波数とは異な
る周波数発振により生成した複数の同期確立送信用クロ
ック信号のうちの一つを選択可能に選定して固定局へ無
線送信するようにしているので、固定局側で受信したク
ロック信号に周波数ずれやそれによる同期スリップを生
じても容易に補償でき、移動局及び固定局の間で同期確
立が高精度にして安定して行われるようになる。この結
果、従来のように通信回線にエラーが発生しなくなり、
信頼性高く移動無線通信を行い得るようになる。
方式によれば、移動局及び固定局の間の相対的な移動速
度に応じて移動局から一定周波数発振により生成した同
期確立送信用基準クロック信号又は一定周波数とは異な
る周波数発振により生成した複数の同期確立送信用クロ
ック信号のうちの一つを選択可能に選定して固定局へ無
線送信するようにしているので、固定局側で受信したク
ロック信号に周波数ずれやそれによる同期スリップを生
じても容易に補償でき、移動局及び固定局の間で同期確
立が高精度にして安定して行われるようになる。この結
果、従来のように通信回線にエラーが発生しなくなり、
信頼性高く移動無線通信を行い得るようになる。
【図1】本発明の一実施例に係る網同期システムを示し
たブロック図である。
たブロック図である。
【図2】従来の網同期システムを示したブロック図であ
る。
る。
1,2,3,7 発振器 4 送信装置 5 空中伝送路 6 受信装置 8 網同期装置
Claims (4)
- 【請求項1】 移動局側で一定周波数発振により生成し
た同期確立送信用基準クロック信号を固定局側へデジタ
ル信号として無線送信し、該固定局側では該同期確立送
信用基準クロック信号を受信して同じ周波数発振により
生成した同期確立受信用基準クロック信号との間で互い
の発振周期を比較照合した結果に基づいて該移動局及び
該固定局の間における同期網の確立と成す網同期方式に
おいて、前記移動局側では前記同期確立送信用基準クロ
ック信号又は前記一定周波数とは異なる周波数発振によ
り生成した複数の同期確立送信用クロック信号のうちの
一つを選定して固定局側へデジタル信号として無線送信
することを特徴とする網同期方式。 - 【請求項2】 請求項1記載の網同期方式において、前
記同期確立送信用基準クロック信号又は前記複数の同期
確立送信用クロック信号のうちの一つの選定は、前記固
定局側に対する前記移動局側の移動速度に応じて行われ
るものであることを特徴とする網同期方式。 - 【請求項3】 一定周波数発振により生成した同期確立
送信用基準クロック信号を固定局側へデジタル信号とし
て無線送信する移動局において、前記一定周波数とは異
なる周波数発振により複数の同期確立送信用クロック信
号を生成する信号生成手段と、前記同期確立送信用基準
クロック信号又は前記複数の同期確立送信用クロック信
号のうちの一つを選定して選択する信号選択手段と、前
記選択されたクロック信号をデジタル信号として無線送
信する送信手段とを備えたことを特徴とする移動局。 - 【請求項4】 請求項3記載の移動局において、前記信
号選択手段は、前記固定局側に対する前記移動局側の移
動速度に応じて前記同期確立送信用基準クロック信号又
は前記複数の同期確立送信用クロック信号のうちの一つ
を選定するものであることを特徴とする移動局。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5147261A JP2507961B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 網同期方式 |
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Family
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Family Applications (1)
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-
1993
- 1993-06-18 JP JP5147261A patent/JP2507961B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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