JPH072333A - コンベヤベルト用スカート - Google Patents
コンベヤベルト用スカートInfo
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- JPH072333A JPH072333A JP15288293A JP15288293A JPH072333A JP H072333 A JPH072333 A JP H072333A JP 15288293 A JP15288293 A JP 15288293A JP 15288293 A JP15288293 A JP 15288293A JP H072333 A JPH072333 A JP H072333A
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- skirt
- conveyor belt
- core material
- elastic
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G21/00—Supporting or protective framework or housings for endless load-carriers or traction elements of belt or chain conveyors
- B65G21/20—Means incorporated in, or attached to, framework or housings for guiding load-carriers, traction elements or loads supported on moving surfaces
- B65G21/2045—Mechanical means for guiding or retaining the load on the load-carrying surface
- B65G21/2063—Mechanical means for guiding or retaining the load on the load-carrying surface comprising elements not movable in the direction of load-transport
- B65G21/2072—Laterial guidance means
- B65G21/2081—Laterial guidance means for bulk material, e.g. skirts
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】耐摩耗性弾性材の帯板内部に復元力を補強する
芯材5が埋入され、スカート1板面に複数条の弾性溝部
3を設ける。スカート1は、コンベヤベルトPとの接触
端部に尖鋭状の接触端部4を形成する。スカート1を所
定高さに連結支持する固定杆Sを配設すると共に、この
固定杆Sに係止する断面鉤形状の連結部6をスカート1
の上端に設ける。スカート1の側面を固定杆Sに圧接す
る固定具7を設ける。スカート1は、シリコンオイルを
混入した非粘着性ゴム材で形成する。 【効果】コンベヤベルトの種類に対応して一定の圧力で
ベルト表面に接して搬送物の吹き出し、荷こぼれ、飛散
を防止し、スカートの接触によるコンベヤベルトの損傷
を防止する。簡単な作業でスカート取付の巧拙の差をな
くする。
芯材5が埋入され、スカート1板面に複数条の弾性溝部
3を設ける。スカート1は、コンベヤベルトPとの接触
端部に尖鋭状の接触端部4を形成する。スカート1を所
定高さに連結支持する固定杆Sを配設すると共に、この
固定杆Sに係止する断面鉤形状の連結部6をスカート1
の上端に設ける。スカート1の側面を固定杆Sに圧接す
る固定具7を設ける。スカート1は、シリコンオイルを
混入した非粘着性ゴム材で形成する。 【効果】コンベヤベルトの種類に対応して一定の圧力で
ベルト表面に接して搬送物の吹き出し、荷こぼれ、飛散
を防止し、スカートの接触によるコンベヤベルトの損傷
を防止する。簡単な作業でスカート取付の巧拙の差をな
くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンベヤ装置に用い
るコンベヤベルトの上面に配されるコンベヤベルト用ス
カートの改良に関する。
るコンベヤベルトの上面に配されるコンベヤベルト用ス
カートの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】コンベヤ装置は、粉状、粒状、ゲル状等
の搬送物が、吹き出し、荷こぼれ、飛散しないように、
ホッパー部やシュート部あるいはキャリヤローラー間に
おいて、コンベヤベルト上方の長手方向に沿ってスカー
トを配している。特に、キャリヤローラー間に配するス
カートは、コンベヤベルトに搬送物を積載した際に、キ
ャリアローラー間の搬送物の荷重でコンベアベルトがた
わむので、このたわみ部分から搬送物が荷こぼれ、飛散
しないように配設される。そこで、たわみが生じたとき
でもコンベヤベルトの表面に常に無理なく圧接するよう
に配設しなければならない。このため、コンベヤベルト
が空荷のときには、コンベヤベルト自体の張力でキャリ
アローラーの上方へコンベヤベルトが浮き上がり、コン
ベヤベルトとスカートとが密接な状態で相接するもので
ある。
の搬送物が、吹き出し、荷こぼれ、飛散しないように、
ホッパー部やシュート部あるいはキャリヤローラー間に
おいて、コンベヤベルト上方の長手方向に沿ってスカー
トを配している。特に、キャリヤローラー間に配するス
カートは、コンベヤベルトに搬送物を積載した際に、キ
ャリアローラー間の搬送物の荷重でコンベアベルトがた
わむので、このたわみ部分から搬送物が荷こぼれ、飛散
しないように配設される。そこで、たわみが生じたとき
でもコンベヤベルトの表面に常に無理なく圧接するよう
に配設しなければならない。このため、コンベヤベルト
が空荷のときには、コンベヤベルト自体の張力でキャリ
アローラーの上方へコンベヤベルトが浮き上がり、コン
ベヤベルトとスカートとが密接な状態で相接するもので
ある。
【0003】そこで、従来のスカートは、空荷のときに
生じるコンベヤベルトとスカートとの摩擦でスカートが
摩耗しない構造や材質を採用していた。
生じるコンベヤベルトとスカートとの摩擦でスカートが
摩耗しない構造や材質を採用していた。
【0004】そこで従来のスカートは、従来のスカート
とコンベヤベルトとは、局部摩擦になる点接触構造では
なく、面接触構造としたものが多く、例えば実開平2-11
2619号に記載されたスカートゴムでは、スカートの下端
に逆T字状を呈する板体を設け、板体とコンベヤベルト
との接触面に、摩擦に強い材質を配することで、スカー
トの耐磨耗強度を高めようとするものである。
とコンベヤベルトとは、局部摩擦になる点接触構造では
なく、面接触構造としたものが多く、例えば実開平2-11
2619号に記載されたスカートゴムでは、スカートの下端
に逆T字状を呈する板体を設け、板体とコンベヤベルト
との接触面に、摩擦に強い材質を配することで、スカー
トの耐磨耗強度を高めようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
耐摩耗強度の高いスカートを使用すると、今度は、コン
ベアベルトの損傷が大きくなる不都合があった。すなわ
ち、コンベアベルトの弛み幅が大きくなるほど、スカー
トの接触圧力を高める必要があるが、この接触圧力が高
まるほど、キャリアローラー上に接するコンベアベルト
との摩擦抵抗が大きくなり、コンベヤベルト及びスカー
トの寿命を著しく縮めることになる。しかも、摩擦抵抗
の高い接触面に耐磨耗強度が更に高い材質を配したりす
ると、スカート自体の強度を高めることはできても、コ
ンベヤベルトを一層傷付けてしまう不都合がある。
耐摩耗強度の高いスカートを使用すると、今度は、コン
ベアベルトの損傷が大きくなる不都合があった。すなわ
ち、コンベアベルトの弛み幅が大きくなるほど、スカー
トの接触圧力を高める必要があるが、この接触圧力が高
まるほど、キャリアローラー上に接するコンベアベルト
との摩擦抵抗が大きくなり、コンベヤベルト及びスカー
トの寿命を著しく縮めることになる。しかも、摩擦抵抗
の高い接触面に耐磨耗強度が更に高い材質を配したりす
ると、スカート自体の強度を高めることはできても、コ
ンベヤベルトを一層傷付けてしまう不都合がある。
【0006】更に、従来のスカートは、コンベヤベルト
に対して逆T字状を呈する板体が面接触するので、コン
ベアベルトに多量の搬送物を載荷したとき、キャリアロ
ーラー間が長い場合、ベルトの緩みに対応できないため
に荷こぼれが問題となり、スカートとコンベヤベルトと
の表面に隙間が生じる結果となり、特に、粉状、ヘドロ
状の搬送物の吹き出し、荷こぼれの原因になっている。
また、例えばアスファルトの塊など、粒状の搬送物が、
この板体とコンベヤベルトとの接触面の間にはさまり易
く、板体やコンベヤベルトを傷めるばかりでなく、搬送
作業の妨げにもなっていた。
に対して逆T字状を呈する板体が面接触するので、コン
ベアベルトに多量の搬送物を載荷したとき、キャリアロ
ーラー間が長い場合、ベルトの緩みに対応できないため
に荷こぼれが問題となり、スカートとコンベヤベルトと
の表面に隙間が生じる結果となり、特に、粉状、ヘドロ
状の搬送物の吹き出し、荷こぼれの原因になっている。
また、例えばアスファルトの塊など、粒状の搬送物が、
この板体とコンベヤベルトとの接触面の間にはさまり易
く、板体やコンベヤベルトを傷めるばかりでなく、搬送
作業の妨げにもなっていた。
【0007】一方、この接触圧力が低いと、コンベヤベ
ルトの弛みが生じたときに、コンベヤベルトとスカート
との間に間隙が生じ、この間隙から搬送物が荷こぼれす
る虞があった。
ルトの弛みが生じたときに、コンベヤベルトとスカート
との間に間隙が生じ、この間隙から搬送物が荷こぼれす
る虞があった。
【0008】しかも、従来のスカートは、ホッパー部や
シュート部などの配設位置にボルト等を用いて直接取り
付ける手段が多く、特に、ホッパー部にスカートを取り
付ける作業は、ピット内、ホッパー下、コンベア乗り移
り、シュート部下等、手狭で劣悪な作業環境のもと、僅
かな間隔で行う作業となり、スカートの着脱が極めて面
倒な作業になっている。このため、コンベヤベルトに対
するスカートの最適な接触圧を調整することも困難であ
った。ところが、コンベヤ装置には、コンベヤベルトが
フラットな状態で搬送するフラットテーブル形の他に、
キャリアローラーにトラフ角が付いた各種のトラフ形ベ
ルトコンベヤがある。この形のコンベヤによると、コン
ベヤベルトの長手両端が立ち上がっている。したがっ
て、この立上がり部に接触するスカートの位置調整は、
トラフ角度に応じて選定及び調整する必要があり、この
調整作業に多くの手間を要するものになっていた。
シュート部などの配設位置にボルト等を用いて直接取り
付ける手段が多く、特に、ホッパー部にスカートを取り
付ける作業は、ピット内、ホッパー下、コンベア乗り移
り、シュート部下等、手狭で劣悪な作業環境のもと、僅
かな間隔で行う作業となり、スカートの着脱が極めて面
倒な作業になっている。このため、コンベヤベルトに対
するスカートの最適な接触圧を調整することも困難であ
った。ところが、コンベヤ装置には、コンベヤベルトが
フラットな状態で搬送するフラットテーブル形の他に、
キャリアローラーにトラフ角が付いた各種のトラフ形ベ
ルトコンベヤがある。この形のコンベヤによると、コン
ベヤベルトの長手両端が立ち上がっている。したがっ
て、この立上がり部に接触するスカートの位置調整は、
トラフ角度に応じて選定及び調整する必要があり、この
調整作業に多くの手間を要するものになっていた。
【0009】そこでこの発明は、上述の課題を解消すべ
く創出されたもので、 1.コンベヤベルトの種類に対応して自身の弾性力にて
常に一定の圧力で接して搬送物の吹き出し、荷こぼれ、
飛散を防止し、 2.スカートの接触によるコンベヤベルトの損傷を防止
し、 3.更には、簡単な作業でスカート取付の巧拙の差をな
くし、最適な位置に取り付けることができるコンベヤベ
ルト用スカートの提供を目的とする。
く創出されたもので、 1.コンベヤベルトの種類に対応して自身の弾性力にて
常に一定の圧力で接して搬送物の吹き出し、荷こぼれ、
飛散を防止し、 2.スカートの接触によるコンベヤベルトの損傷を防止
し、 3.更には、簡単な作業でスカート取付の巧拙の差をな
くし、最適な位置に取り付けることができるコンベヤベ
ルト用スカートの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明の第1の手段は、コンベヤベルトPの上面長手方
向に沿って摺接する帯板状のスカート1であって、耐摩
耗性弾性材の帯板内部に復元力を補強する芯材5が埋入
され、コンベヤベルトの外側に位置するスカート1板面
に複数条の弾性溝部3を設けたことにある。
本発明の第1の手段は、コンベヤベルトPの上面長手方
向に沿って摺接する帯板状のスカート1であって、耐摩
耗性弾性材の帯板内部に復元力を補強する芯材5が埋入
され、コンベヤベルトの外側に位置するスカート1板面
に複数条の弾性溝部3を設けたことにある。
【0011】また、第2の手段のスカート1は、コンベ
ヤベルトPとの接触端部にテーパーを設けて尖鋭状の接
触端部4を形成する。
ヤベルトPとの接触端部にテーパーを設けて尖鋭状の接
触端部4を形成する。
【0012】更に第3の手段は、スカート1を所定高さ
に連結支持する固定杆Sを配設すると共に、この固定杆
Sに係止する断面鉤形状の連結部6をスカート1の上端
に設け、更に、スカート1の連結部6に外嵌してスカー
ト1の側面を固定杆Sに圧接する固定具7を設けること
にある。
に連結支持する固定杆Sを配設すると共に、この固定杆
Sに係止する断面鉤形状の連結部6をスカート1の上端
に設け、更に、スカート1の連結部6に外嵌してスカー
ト1の側面を固定杆Sに圧接する固定具7を設けること
にある。
【0013】そして、第4の手段のスカート1は、搬送
物の付着防止のためにシリコンオイルを混入した非粘着
性ゴム材で形成したことを課題解消のための手段とす
る。
物の付着防止のためにシリコンオイルを混入した非粘着
性ゴム材で形成したことを課題解消のための手段とす
る。
【0014】
【作用】すなわち本発明の第1の手段によると、芯材5
が埋設されたスカート1全体と、スカート1先端部の弾
性溝部3が屈曲してスカート1の位置調整を行なう。こ
のとき、芯材5は、自身の弾性力でスカート1全体の位
置を調整する。また、弾性溝部3は、スカート1先端部
に設けた接触端部4の圧接力を調整する。
が埋設されたスカート1全体と、スカート1先端部の弾
性溝部3が屈曲してスカート1の位置調整を行なう。こ
のとき、芯材5は、自身の弾性力でスカート1全体の位
置を調整する。また、弾性溝部3は、スカート1先端部
に設けた接触端部4の圧接力を調整する。
【0015】また、第2の手段によると、テーパーを設
けた尖鋭状の接触端部4は、コンベヤベルトPに接する
接触端部4の接触圧力を調整するものである。
けた尖鋭状の接触端部4は、コンベヤベルトPに接する
接触端部4の接触圧力を調整するものである。
【0016】第3の手段は、所定位置に配設した固定杆
Sに連結部6が係止して、この固定杆Sにスカート1が
吊り下げられる。そして、固定杆Sに係止した連結部6
に固定具7が外嵌してスカート1と固定杆Sとを圧着固
定する。
Sに連結部6が係止して、この固定杆Sにスカート1が
吊り下げられる。そして、固定杆Sに係止した連結部6
に固定具7が外嵌してスカート1と固定杆Sとを圧着固
定する。
【0017】そして、第4の手段は、シリコンオイルを
混入した非粘着性ゴム材は、スカート1表面に搬送物が
付着するのを防止するものである。
混入した非粘着性ゴム材は、スカート1表面に搬送物が
付着するのを防止するものである。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。図において示される符号1は、コンベヤ
ベルトPの上面両側縁部に圧接する帯板状のスカートで
ある(図1参照)。このスカート1は、耐摩耗性弾性材
1Aの内部に芯材5を埋設することで、安定した適度の
圧接力と復元力のバネ効果、及びスカート1自体の強度
を高めてある。そして、コンベヤベルトの外側に位置す
るスカート1板面に複数条の弾性溝部3を設けている。
この弾性溝部3は、図1及び図3に示す如く、溝状に形
成する外、図9に示す如く切欠状に形成してもよい。こ
のとき、図1及び図3に示す如く、スカート1の接触端
部に近付くほど弾性溝部3相互の間隔を小さくすること
で、より安定した適度の圧接力と復元力を得ることがで
きる。
細に説明する。図において示される符号1は、コンベヤ
ベルトPの上面両側縁部に圧接する帯板状のスカートで
ある(図1参照)。このスカート1は、耐摩耗性弾性材
1Aの内部に芯材5を埋設することで、安定した適度の
圧接力と復元力のバネ効果、及びスカート1自体の強度
を高めてある。そして、コンベヤベルトの外側に位置す
るスカート1板面に複数条の弾性溝部3を設けている。
この弾性溝部3は、図1及び図3に示す如く、溝状に形
成する外、図9に示す如く切欠状に形成してもよい。こ
のとき、図1及び図3に示す如く、スカート1の接触端
部に近付くほど弾性溝部3相互の間隔を小さくすること
で、より安定した適度の圧接力と復元力を得ることがで
きる。
【0019】スカート1は、コンベヤベルトPとの接触
端部にテーパーを設けて尖鋭状の接触端部4を形成して
ある。図3に示すスカート1の接触端部4は、夫々搬送
物の種類、用途に応じて形状を変えたものである。すな
わち、同図(I) 及び(II)のタイプは主に、粉状やゲル状
(ヘドロ状)の搬送物に適応し、同図(III) のタイプ
は、主に、土砂や砕石など粒状や塊状の搬送物に適応す
る。また、同図(IV)のタイプは、原石、鉱石、砕石など
大塊の輸送に適するものである。このようなコンベヤベ
ルトPに使用するスカート1の材質は、耐摩耗性ゴム材
の使用が望ましい。また、食品や薬品等の搬送物を扱う
軽量なコンベヤベルトPに使用するスカート1の材質
は、樹脂製弾性材の使用が適しており、特に、厚生省の
食品規格等に適合した材質が望ましいものである。ま
た、樹脂製弾性材を使用するスカート1は、芯材5を埋
設しないタイプのものでも使用可能である。
端部にテーパーを設けて尖鋭状の接触端部4を形成して
ある。図3に示すスカート1の接触端部4は、夫々搬送
物の種類、用途に応じて形状を変えたものである。すな
わち、同図(I) 及び(II)のタイプは主に、粉状やゲル状
(ヘドロ状)の搬送物に適応し、同図(III) のタイプ
は、主に、土砂や砕石など粒状や塊状の搬送物に適応す
る。また、同図(IV)のタイプは、原石、鉱石、砕石など
大塊の輸送に適するものである。このようなコンベヤベ
ルトPに使用するスカート1の材質は、耐摩耗性ゴム材
の使用が望ましい。また、食品や薬品等の搬送物を扱う
軽量なコンベヤベルトPに使用するスカート1の材質
は、樹脂製弾性材の使用が適しており、特に、厚生省の
食品規格等に適合した材質が望ましいものである。ま
た、樹脂製弾性材を使用するスカート1は、芯材5を埋
設しないタイプのものでも使用可能である。
【0020】符号6は、スカート1の上端部に設けた連
結部6である。この連結部6は、例えば、ホッパーRな
どに配設した固定杆Sに係止する鉤形状を成している。
図1に示す連結部6は、ホッパーRがわに屈曲端部を設
けている。また、図8に示す如く、ホッパーR以外のコ
ンベヤベルトP全体に配設するスカート1の連結部6
は、コンベヤベルトPの外がわに屈曲端部を設けること
で、スカート1の装着作業を容易にできる。そして、こ
の連結部6に固定具7を外嵌してスカート1の側面を固
定杆Sに圧接している。図示の固定具7は、断面倒コ字
状を成した冠着部材7Aの側面に、この冠着部材7Aを
貫通する止着ネジ7Bを設け、この止着ネジ7Bの先端
で連結部6の側面を押し止めている(図1参照)。
結部6である。この連結部6は、例えば、ホッパーRな
どに配設した固定杆Sに係止する鉤形状を成している。
図1に示す連結部6は、ホッパーRがわに屈曲端部を設
けている。また、図8に示す如く、ホッパーR以外のコ
ンベヤベルトP全体に配設するスカート1の連結部6
は、コンベヤベルトPの外がわに屈曲端部を設けること
で、スカート1の装着作業を容易にできる。そして、こ
の連結部6に固定具7を外嵌してスカート1の側面を固
定杆Sに圧接している。図示の固定具7は、断面倒コ字
状を成した冠着部材7Aの側面に、この冠着部材7Aを
貫通する止着ネジ7Bを設け、この止着ネジ7Bの先端
で連結部6の側面を押し止めている(図1参照)。
【0021】図1及び図2に示す固定杆Sは、ホッパー
Rの側面にネジ止めしたものである。このとき、固定杆
Sは、図4に示す如く、ホッパーRの下端を屈曲加工し
てホッパーRと一体に形成したものや、あるいは、図5
に示す如く、ホッパーRの側面に溶着してもよい。
Rの側面にネジ止めしたものである。このとき、固定杆
Sは、図4に示す如く、ホッパーRの下端を屈曲加工し
てホッパーRと一体に形成したものや、あるいは、図5
に示す如く、ホッパーRの側面に溶着してもよい。
【0022】また、図6及び図7に示す固定杆Sは、長
孔状の挿通孔を装着位置の高さ調整を自在にしたもので
ある。すなわち、この固定杆Sの側面に、上下に延びる
長孔状の挿通孔S1を開穿し、ホッパーRの側面等に固
着した固定ネジS2とこの挿通孔S1との固定位置を調
整できるようにしている。
孔状の挿通孔を装着位置の高さ調整を自在にしたもので
ある。すなわち、この固定杆Sの側面に、上下に延びる
長孔状の挿通孔S1を開穿し、ホッパーRの側面等に固
着した固定ネジS2とこの挿通孔S1との固定位置を調
整できるようにしている。
【0023】更に、図8に示す固定杆Sは、ホッパーR
以外のコンベヤベルトP全体に配設するタイプの固定杆
Sを示している。この固定杆Sは、コンベヤベルトPの
長手側面に沿って立設した複数本の支柱Tに、断面L字
形状を成した軌条状の固定杆Sを架設している。
以外のコンベヤベルトP全体に配設するタイプの固定杆
Sを示している。この固定杆Sは、コンベヤベルトPの
長手側面に沿って立設した複数本の支柱Tに、断面L字
形状を成した軌条状の固定杆Sを架設している。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。すなわち、請求項1及び2
により、スカート1の弾性溝部3と接触端部4とがスカ
ート1を屈曲せしめてスカート1とコンベヤベルトPと
の接触圧力を弱め、スカート1の摩擦抵抗の軽減を図
る。しかも、芯材5がスカート1の復元力を補強するか
ら、水平型や各種トラフ角型ベルトコンベヤの種類に対
応して、搬送物の吹き出し、荷こぼれ、飛散等を防止す
ることができるものである。
り、当初の目的を達成する。すなわち、請求項1及び2
により、スカート1の弾性溝部3と接触端部4とがスカ
ート1を屈曲せしめてスカート1とコンベヤベルトPと
の接触圧力を弱め、スカート1の摩擦抵抗の軽減を図
る。しかも、芯材5がスカート1の復元力を補強するか
ら、水平型や各種トラフ角型ベルトコンベヤの種類に対
応して、搬送物の吹き出し、荷こぼれ、飛散等を防止す
ることができるものである。
【0025】また、弾性溝部3の数を適宜変更すること
で、接触端部4の接触圧力を自在に調整することが可能
になる。
で、接触端部4の接触圧力を自在に調整することが可能
になる。
【0026】また、接触端部4は、自身の長さを長く形
成することで、より大きな弛みに対応できるものにな
る。したがって、図9に示す如く、キャリアローラーP
1のスパンを広くしたときのコンベヤベルトPの弛みま
で対応できるから、キャリアローラーP1の設置コスト
を低減することが可能になった。
成することで、より大きな弛みに対応できるものにな
る。したがって、図9に示す如く、キャリアローラーP
1のスパンを広くしたときのコンベヤベルトPの弛みま
で対応できるから、キャリアローラーP1の設置コスト
を低減することが可能になった。
【0027】また、請求項3によって、スカート1の取
り付けや取り外しが容易になり、スカート取り付けの巧
拙の差をなくし、だれでも最適な位置にスカート1を着
脱することが可能になった。
り付けや取り外しが容易になり、スカート取り付けの巧
拙の差をなくし、だれでも最適な位置にスカート1を着
脱することが可能になった。
【0028】請求項4によると、シリコンオイルを混入
した非粘着性ゴム材は、例えばアスファルトなどの搬送
物や、ゴミ処理場、下水処理場、製鉄工場等の搬送物等
を搬送した際に、これらの搬送物がスカート1に付着す
るのを防止し、メンテナンスを容易にするものである。
した非粘着性ゴム材は、例えばアスファルトなどの搬送
物や、ゴミ処理場、下水処理場、製鉄工場等の搬送物等
を搬送した際に、これらの搬送物がスカート1に付着す
るのを防止し、メンテナンスを容易にするものである。
【0029】このように本発明によると、 1.コンベヤベルトの水平型や各種トラフ角型の搬送方
法、用途の種類に対応して、搬送種類に対応して常に一
定の圧力で接して搬送物の吹き出し、荷こぼれ、飛散を
防止し、 2.スカートの接触によるコンベヤベルトの損傷を防止
し、 3.更には、簡単な作業でスカート取付の巧拙の差をな
くし、最適な位置に取り付けることができるなどといっ
た産業上有益な種々の効果を奏する。
法、用途の種類に対応して、搬送種類に対応して常に一
定の圧力で接して搬送物の吹き出し、荷こぼれ、飛散を
防止し、 2.スカートの接触によるコンベヤベルトの損傷を防止
し、 3.更には、簡単な作業でスカート取付の巧拙の差をな
くし、最適な位置に取り付けることができるなどといっ
た産業上有益な種々の効果を奏する。
【図1】この発明の使用例を示す断面図。
【図2】この発明の装着使用状態を示す斜視図。
【図3】接触端部の他の実施例を示す要部側面図。
【図4】固定杆の他の実施例を示す要部断面図。
【図5】固定杆の他の実施例を示す要部断面図。
【図6】固定杆の他の実施例を示す一部正面図。
【図7】図6で示す固定杆の縦断面図。
【図8】固定杆の他の実施例の使用状態を示す要部斜視
図。
図。
【図9】弾性溝部の他の実施例を示す要部側面図。
【図10】コンベヤベルトとキャリアローラーとの位置
関係を示す要部側面図。
関係を示す要部側面図。
P コンベヤベルト P1 キャリアローラー R ホッパー S 固定杆 S1 挿通孔 S2 固定ネジ T 支柱 1 スカート 3 弾性溝部 4 接触端部 5 芯材 6 連結部 7 固定具 7A 冠着部材 7B 止着ネジ
Claims (4)
- 【請求項1】コンベヤベルトの上面長手方向に沿って摺
接する帯板状のスカートであって、耐摩耗性弾性材の帯
板内部に復元力を補強する芯材が埋入され、コンベヤベ
ルトの外側に位置するスカート板面に複数条の弾性溝部
を設けたことを特徴とするコンベヤベルト用スカート。 - 【請求項2】スカートは、コンベヤベルトとの接触端部
にテーパーを設けて尖鋭状の接触端部を形成した請求項
1記載のコンベヤベルト用スカート。 - 【請求項3】スカートを所定高さに連結支持する固定杆
を配設すると共に、この固定杆に係止する断面鉤形状の
連結部をスカートの上端に設け、更に、スカートの連結
部に外嵌してスカートの側面を固定杆に圧接する固定具
を設けた請求項1及び2記載のコンベヤベルト用スカー
ト。 - 【請求項4】スカートは、シリコンオイルを混入した非
粘着性ゴム材で形成した請求項1乃至3記載のコンベヤ
ベルト用スカート。
Priority Applications (1)
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JP5152882A JP2646327B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | コンベヤベルト用スカート |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH072333A true JPH072333A (ja) | 1995-01-06 |
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ID=15550186
Family Applications (1)
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JP5152882A Expired - Fee Related JP2646327B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | コンベヤベルト用スカート |
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-
1993
- 1993-05-31 JP JP5152882A patent/JP2646327B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2646327B2 (ja) | 1997-08-27 |
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