JPH0723318B2 - 製剤組成物 - Google Patents

製剤組成物

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JPH0723318B2
JPH0723318B2 JP4392286A JP4392286A JPH0723318B2 JP H0723318 B2 JPH0723318 B2 JP H0723318B2 JP 4392286 A JP4392286 A JP 4392286A JP 4392286 A JP4392286 A JP 4392286A JP H0723318 B2 JPH0723318 B2 JP H0723318B2
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    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製剤組成物、殊に胃炎および胃−十二指腸潰瘍
の治療のための組成物に関する。
動物試験において、シメチジンおよびラニチジンは有効
に胃酸分泌を抑制する特異的競合的ヒスタミンH2−受容
体拮抗薬として作用することが示された。シメチジンお
よびラニチジンは現在臨床用に使用でき、今日急性消化
性潰瘍の管理に対し、そしてまた維持予防処置に対して
第1線薬剤として広く容認された唯一つのH2−受容体拮
抗薬であり、より近年にはこれらの薬剤は胃炎および食
道炎の治療に使用された。
ナトリウムポリアクリレートは消化性潰瘍の治療におけ
る使用が示唆された。英国特許第1,435,630号には0.3ま
たはより高い固有粘度を有するナトリウムポリアクリレ
ートおよび薬剤的に不活性な固体担体を含む固体抗消化
性潰瘍組成物が記載されている。英国特許第1,538,352
号にはポリアクリル酸アルカリ金属塩の水不溶性の、し
かし水透過性の被覆剤で被覆した粒剤を含む改良された
組成物が記載されている。適当なポリアクリル酸アルカ
リ金属塩には分子量3,000,000〜8,000,000のナトリウム
ポリアクリレーが含まれることが述べられている。言及
された唯一つの特定ナトリウムポリアクリレートは分子
量約3,400,000のものである。
本発明者は特異的競合的ヒスタミンH2−受容体拮抗薬、
すなわちシメチジンおよびラニチジン、並びに天然およ
び合成由来の種々の酸重合体の粘膜保護特性に研究を行
なった。意外にも、ヒスタミンH2−受容体拮抗薬とナト
リウムポリアクリレートとを一定割合で混合したときに
相乗効果があることが見出された。またアルギン酸ナト
リウムの存在が胃粘膜に対するナトリウムポリアクリレ
ートの結合性を低下することが見出された。
本発明によれば、ヒスタミンH2−受容体拮抗薬とナトリ
ウムポリアクリレートとを10:1〜1:10、好ましくは5:1
〜1:5の重量比で含む製剤組成物が提供される。
こゝに用いた「ナトリウムポリアクリレート」は線状で
あるかまたは交叉結合されていることができるポリアク
リル酸のナトリウム塩を示す。線状ポリアクリレートの
市販銘柄の例はカルボポル(Carbopol)907〔遊離酸形
態、ビー・エフ・グッドリッチ(B.F.Goodrich)製〕お
よびアロンビス(Aronvis)(ナトリウム塩、日本純薬
製)である。交叉結合ナトリウムポリアクリレートの市
販銘柄の例はレオジック(Rheogic)252L、レオジック2
50H(日本純薬製)、およびホスタセリン(Hostaceri
n)PN73〔ヘシュト・ユ・ケー社(hoescht U.K.Ltd.)
製〕である。好ましい交叉結合ポリアクリレートはカル
ボメル(Carbomer)範囲(遊離酸形態)のものである。
本発明の観点において、ヒスタミンH2−受容体拮抗薬と
ナトリウムポリアクリレートとを1:1〜1:10、好ましく
は1:1〜1:5の重量比で含む製剤組成物が提供される。
本発明の変形において、ナトリウムポリアクリレートを
完全にまたは部分的にカリウムまたはアンモニウムポリ
アクリレート、あるいはそれらの混合物により置換する
ことができる。
組成物中、好ましくはヒスタミンH2−受容体拮抗薬はシ
メチジンおよびラニチジンである。好ましくはナトリウ
ムポリアクリレートはカルボメルナトリウムである。
カルボメルは英国薬局方および米国国民医薬品集に56〜
68%のカルボン酸基を含むアクリル酸の合成高分子量交
叉結合重合体であるとして記載されている。英国薬局方
はアリルスクロースによる交叉結合を規定する。カルボ
メルは内用および外用薬剤製品中の沈殿防止剤として、
中和したゲルの形態で使用される。米国特許第2,909,46
2号には約0.75〜2.0%のポリアリルスクロースで交叉結
合されたアクリル酸のコロイド性水溶性重合体の膨脹性
下剤としての使用が記載されている。
カルボメルの適当な市販銘柄は、登録商標カルボポル91
0、934、934P、940および941のものでビー・エフ・グッ
ドリッチ(B.F.Goodrich)により販売されるものであ
る。他の例は日本純薬によりジュンロン(Junlo)PW11
0、ジュンロンPW150およびジュンロンPW111として、並
びにアクリシント(Acrisint)400〔シグマ(Sigma)、
イタリー〕として販売されるものである。本発明の組成
物において好ましい物質は約3,000,000の分子量を有す
るカルボメル934Pであり、市販銘柄はカルボポル934Pで
ある。(USANおよびUSP薬品名辞典、USAN1984、89頁参
照)。
本発明の組成物は経口投与用であり、7〜9のpHを有す
る水性組成物の形態であることができる。使用されるポ
リアクリレートが酸形態である場合にはそれは製造工程
中に適当な塩形態に転化される。
本発明はまた胃炎または胃−十二指腸潰瘍の治療におい
て、10:1〜1:10の重量比、好ましくは5:1〜1:5の比、最
も好ましくは1:1〜1:5の比におけるヒスタミンH2−受容
体拮抗薬およびナトリウムポリアクリレートの使用が含
まれる。
胃炎または胃−十二指腸潰瘍の治療において、ヒスタミ
ンH2−受容体拮抗薬の普通の単位投薬量はシメチジンの
場合に800〜10mgの範囲に、ラニチジンについては150〜
5mgの範囲に、またポリアクリレートは300〜10mgの範囲
にあって、ヒスタミンH2−受容体拮抗薬とポリアクリレ
ートとの重量比は10:1〜1:10の範囲、好ましくは5:1〜
1:5の範囲、最も好ましくは1:1〜1:5の範囲にある。
ヒスタミンH2−受容体拮抗薬とポリアクリレートとの間
の相乗効果のため、この組成物はヒスタミンH2−受容体
拮抗薬を低用量で使用する可能性を与えその結果副作用
が低下する。
組成物はまた制酸薬を含むことができる。適当な物質に
は炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウムおよびそれらの混合物が含まれる。これらの物
質、殊に炭酸水素ナトリウムの使用はまた液体組成物の
粘度の低下を生じ、それにより易流動性液体製品の設計
においてある程度の粘度制御を与える。
微生物により汚染されその後劣化され易い水性組成物で
は保存薬を含むことが好ましい。適当な系はメチルおよ
びプロピル−p−ヒドロキシ安息香酸エステル(メチル
パラベンまたはプロピルパラベン)あるいはそれらのナ
トリウム塩の組合せである。
本発明の製剤組成物はまた着色、甘味または香味剤の1
つまたはより多くを含むことができる。
本発明は次の実施例により保証される。
実施例1〜4 次の配合を有する液体製剤を調製した: カルボポルを水約60ml中にかくはんして分散し、水性水
酸化ナトリウムを加えてpHを約6.5に調整した。シメチ
ジン、炭酸水素ナトリウム、メチルパラベンナトリウム
およびプロピルパラベンナトリウムを水約30ml中へかく
はんおよび加熱して溶解し、次に炭酸カルシウムを添加
した。生じた混合物をカルボポルゲルに加え、次に、さ
らに水を加えて100mlの容量にした。
実施例5〜8 カプセル形態の固体製剤を次の混合物から調製した: カルボポル934P1kgを水酸化ナトリウム400gの無水メタ
ノール3.6kg中の溶液中に分散することによりカルボポ
ル934Pナトリウム塩を製造した。塩を濾過により捕集
し、乾燥し、粉砕した。
配合成分を配合し十分に混合して均一混合物を形成し
た。500mgアリコートをとり、サイズ00硬ゼラチンカプ
セルに充てんした。実施例5に対しては500mgアリコー
トはカルボポル934Pナトリウム100mg、ジメチジン100m
g、炭酸カルシウム100mgおよびラクトース200mgを含有
した。
実施例9〜10 次の配合を有する液体製剤を調製した: 実施例No. 9 10 カルボポル934P 1.0 1.0 g ラニチジン 0.5 0.2 g 実施例No. 9 10 炭酸水素ナトリウム 1.0 1.0 g 炭酸カルシウム 1.0 1.0 g メチルパラベン、 0.15 1.15 g ナトリウム プロピルパラベン、 0.022 0.022 g ナトリウム 水酸化ナトリウム 適量 適量 水 全量 100 100 ml pH 8.1 8.0 カルボポル、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、メ
チルパラベンナトリウムおよびプロピルパラベンナトリ
ウムを水約70ml中に急速かくはんして分散した。ラニチ
ジン(塩酸塩の水20ml中の溶液として)を急速かくはん
して加え、次に水性水酸化ナトリウムを添加してpHを調
整し、さらに水を加えて100mlの容量にした。
実施例11〜14 カプセル形態の固体製剤を次の混合物: から調製し、実施例5〜8に記載した方法により500mg
アリコートとしてサイズ00硬ゼラチンカプセル中へ充て
んした。
実施例15 カプセル形態の固体製剤を次の混合物: カルボポル934Pナトリウム塩 8g シメチジン 40g 炭酸カルシウム 16g ラクトース 36g から調製し、実施例5〜8に記載した方法により500mg
アリコートとしてサイズ00硬ゼラチンカプセルに充てん
し、各500mgアリコートはカルボポル934Pナトリウム塩4
0mg、シメチジン200mg、炭酸カルシウム80mgおよびラク
トース180mgを含有した。
実施例16 次の組成を有する液体製剤を調製した: %w/w カルボポル934P 1.00 シメチジン 1.00 炭酸水素ナトリウム 1.00 炭酸カルシウム 1.00 メチルパラベン 0.41 プロピルパラベン 0.11 グリセルリジン酸モノアンモニウム 0.50 グリセリン 5.00 香味/甘味剤 0.051 水酸化ナトリウム 適 量 水 全量 100 pH 8.1 カルボポルを約60%の水にかくはんして分散し、水性水
酸化ナトリウムを加えてpHを約6.0に調整した。炭酸水
素ナトリウム、炭酸カルシウム、メチルパラベン、プロ
ピルパラベンおよび甘味剤を約30%の水と混合した。生
じた混合物をカルボポルゲルに加え、次にシメチジンお
よびグリセルリジン酸アンモニウム(温グリセリンに溶
解)を加え、さらに水を加えて規定量になし、均質化し
てなめらかにした。
実施例17 実施例1の液体製剤を、水酸化ナトリウムの代りに水酸
化カリウムを使用することにより変更した。
実施例18 実施例1の液体製剤を、水酸化ナトリウムの代りに水酸
化アンモニウムを使用することにより変更した。
本発明の組成物の薬剤特性を2つの生体内ラットモデル
において評価した。
ロバート・エーほか(Robert A.,Nezamis J.E.,Lancast
er C.and Hanchar A.J.,ガストロエンテロロジー(Gast
roenterology)、77、433(1979)の方法を基にした方
法によるエタノール誘発胃壊死試験で抗腫瘍または粘膜
保護特性を測定した。
該試験法において、雄スプラグードウレイ(Sprague−D
awley)ラット(150〜170g)を1匹ずつ収容し、18時間
絶食し、処置前4時間水を奪った。薬物または薬物賦形
剤を5ml/kgの投薬容量で経口的に投与した(n=10毎
群)。30分後ラットに80%エタノールを(5ml/kgの投薬
容量で)経口的に投薬した。1時間後ラットを頚椎脱臼
により殺した。直ちに腹部を開き、胃を取り出した。胃
を大弯沿いに開き、与えた処置を知らない観察者により
粘膜を調査させた。障害を体系的方法でミリメートルで
測定し、それららの長さを記録し、胃当りの全障害長さ
を決定した。すべての胃を調べた後、コードを開き障害
損傷のひどさを平均全障害長さ(±SEM)毎ラット群と
して表わした。データの統計分析は不対データに対する
スチューデントの「t」試験を用いて行なった。前処置
効果はp値が0.05未満であれば有意と考えた。対照賦形
剤処置群平均を薬物処置群の平均と比較し、エタノール
により生じた損害損傷の保護百分率を決定した。
ラット胃粘膜に結合(付着)する組成物の能力を、グリ
ーン・エー・ピーほか(Green A.P.,Lander J.E.,and T
urner D.H.)、ジャーナル・オブ・ファルマシー・アン
ド・ファルマコロジー(J.Pharm.Pharmacol.)、33、34
8(1981)の方法を基にした方法により測定した。該方
法は、胃粘液中に存在する酸性ムコ多糖類に結合するカ
チオン染料、アルシアン青、を用いる。生体内で、この
染料は多糖類、例えばK−カラジーナン、アルギン酸
塩、カルボキシメチルセルロースおよびキサンタン、並
びにポリアクリレート例えばカルボメルと陽反応を与え
る。
試験において、雄スプラグードウレイラット(130〜150
g)を1匹ずつ収容し、処置前一夜18時間絶食させた。
処置(5ml/kgの投薬容量で経口投与)後、ラット(n=
10毎群)を頚椎脱臼によって殺す前にさらに60分間置い
た。直ちに腹部を開き、胃を取り出し、連結組織を除
き、大弯に沿って開いた。胃を静流水下に穏やかに洗浄
し、氷冷0.25Mスクロース溶液10ml中に置いた。次いで
スクロース溶液中の胃を電子天秤〔サルトリウス(Sart
orius)1212MP〕で計量して各胃の近似湿潤重量を決定
した。胃をスクロース溶液から取り出し、鉗子で軽く振
り動かして過剰のスクロースを除いた。洗浄した胃を次
いでHClでpH5.8に調整した0.05M酢酸ナトリウムで緩衝
した0.15Mスクロース中の新たに調製したアルシアン青8
G×〔アルドリッチ・ケミカル(Aldrich Chemical)
製〕染料溶液(1mg/ml)10ml中に室温で2時間ときどき
振り動かして温置した。胃(目下青色)を0.25Mスクロ
ース溶液10ml(2×)で10分間洗浄し鉗子で軽く振り動
かして過剰のスクロースを除去し、0.5M塩化マグネシウ
ム溶液15ml中に室温で、ときどき振り動かしてさらに2
時間置いて取り出した。青色塩化マグネシウム溶液を〜
3mlジエチルエーテル(2×)とともに〜30秒間ふりま
ぜた。水層の光学濃度をセシル(Cecil)595デュアル・
ビーム分光光度計上605nmで使い捨てセル(4ml容量、1c
m光路)を用いて測定した。全試料を比較するために用
いたブランク(参照セル)は塩化マグネシウム溶液であ
った。結果は組織重量1g当りの光学濃度単位で表わされ
る。データの統計分析は不対のデータに対するスチュー
デントの「t」試験を用いて行なった。前処理効果はp
値が0.05未満であれば有意と考えた。対照群と試験群と
の間の差の百分率もまた測定した。
表1にラットエタノール壊死試験におけるカルボポル93
4P(ナトリウム塩)を含むpH8.0を有する組成物に対す
る試験データが示される。
表2にラット胃結合試験におけるカルボポル934P(ナト
リウム塩)を含みpH8.0を有する組成物に対する試験デ
ータが示される。表3にこの試験における1%濃度のカ
ルボポル934P(ナトリウム塩、pH8.0)との結合の時間
経過が示される。
表1からカルボポル934P(ナトリウム塩)が弱い粘膜保
護活性(1%用量水準で39.1%保護、p<0.01)を有す
るにすぎないが、しかし、この用量水準でラット胃粘膜
表面に容易に結合することを知ることができる(表2参
照)。表3から1%の用量水準で結合が5時間まで持続
したことを知ることができる。
表4にラットエタノール壊死試験におけるシメチジンを
含みpH8.0を有する組成物に対する試験データが示され
る。
表4からシメチジンが10%用量水準で良好な粘膜保護活
性を有したことを知ることができる。
表5に、ラットエタノール壊死試験におけるカルボポル
934P(ナトリウム塩)および種々の量のシメチジンを含
み、pH7.5〜8.1を有する組成物に対する試験データが示
される。
表5からカルボポル934Pの不活性用量(0.6)をシメチ
ジンの不活性用量(0.6)と組合せたときに有意な保護
(67.9%)が生じた、すなわち相乗作用が示されたこと
を知ることができる。
表6にラットエタノール壊死試験におけるラニチジンを
含みpH7.6〜7.9を有する組成物に対する試験データが示
される。
表6からラニチジンが2.0%用量水準で弱い保護活性を
有したことを知ることができる。
表7にラットエタノール壊死試験におけるカルボポル93
4P(ナトリウム塩)および種々の量のラニチジンを含み
pH7.8〜8.3を有する組成物に対する試験データが示され
る。
表7からカルボポル934Pの不活性用量(0.6)をラニチ
ジンの不活性用量(0.6)と組合せたときに有意な保護
(69.9%)が生じた、すなわち、相乗作用が示されたこ
とを知ることができる。
前記アルシアン青試験を用いて調査を続け、ナトリウム
ポリアクリレートのラット胃粘膜に対する結合に対する
アルギン酸ナトリウムの影響を測定した。表8にカルボ
ポル934P(ナトリウム塩)またはアルギン酸ナトリウム
を単独および組合せて含有するpH8.0を有する組成物に
対するデータが示される。
表8からナトリウムポリアクリレートの結合がアルギン
酸ナトリウムの存在下に完全に阻害されたことを知るこ
とができる。
表9にラットエタノール壊死試験において実施例で得ら
れた試験データが示される。 表 9 処 置 %保護 p 値 実施例1 45.4 <0.05 実施例2 48.5 <0.05 実施例4 54.8 <0.05 実施例9 46.4 <0.05 実施例10 59.6 <0.02 実施例16 66.0 <0.01 本発明の組成物がアルギン酸ナトリウムを事実上含まな
いことが好ましいことを理解すべきである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) ヒスタミンH2−受容体拮抗薬と (b) ナトリウムポリアクリレート、カリウムポリア
    クリレート、アンモニウムポリアクリレート及びこれら
    の2種以上の混合物からなる群から選ばれたポリアクリ
    レートとを 10:1〜1:10の重量比で含む胃炎又は胃十二指腸潰瘍処置
    用製剤組成物。
  2. 【請求項2】比が5:1〜1:5である、特許請求の範囲第
    (1)項記載の製剤組成物。
  3. 【請求項3】比が1:1〜1:10である、特許請求の範囲第
    (1)項記載の製剤組成物。
  4. 【請求項4】比が1:1〜1:5である、特許請求の範囲第
    (3)項記載の製剤組成物。
  5. 【請求項5】ヒスタミンH2−受容体拮抗薬がシメチジン
    またはラニチジンである、特許請求の範囲第(1)項〜
    第(4)項のいずれか一項に記載の製剤組成物。
  6. 【請求項6】ポリアクリレートが3,000,000の分子量を
    有するものである、特許請求の範囲第(1)項〜第
    (5)項のいずれか一項に記載の製剤組成物。
  7. 【請求項7】さらに制酸薬を含む、特許請求の範囲第
    (1)項〜第(6)項のいずれか一項に記載の製剤組成
    物。
  8. 【請求項8】水性組成物の形態で7〜9のpHを有する、
    特許請求の範囲第(1)項〜第(7)項のいずれか一項
    に記載の製剤組成物。
  9. 【請求項9】アルギン酸ナトリウムを事実上含まない、
    特許請求の範囲第(1)項〜第(8)項のいずれか一項
    に記載の製剤組成物。
JP4392286A 1985-03-01 1986-02-28 製剤組成物 Expired - Lifetime JPH0723318B2 (ja)

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JP (1) JPH0723318B2 (ja)
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