JPH07233142A - 2,3,4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類の製造法 - Google Patents
2,3,4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類の製造法Info
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- JPH07233142A JPH07233142A JP2514194A JP2514194A JPH07233142A JP H07233142 A JPH07233142 A JP H07233142A JP 2514194 A JP2514194 A JP 2514194A JP 2514194 A JP2514194 A JP 2514194A JP H07233142 A JPH07233142 A JP H07233142A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ジルコニウム化合物を用いない2,3,4,
4,5―五置換―2―シクロペンテノン類の製造法を見
出す。 【構成】 2,3,4,4―四置換―2―シクロペンテ
ノン類を、4〜6員環の環状2級アミン存在下にアルデ
ヒド類と反応させることを特徴とする下記式で表わされ
る2,3,4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン
類の製造法。 〔例えば、2−(4−ピリジルチオ)−4−トリメチル
シリルオキシ−4−(4−フェノキシブチル)−5−
(p−ジメチルアミノベンジリデン)−2−シクロペン
テノン〕
4,5―五置換―2―シクロペンテノン類の製造法を見
出す。 【構成】 2,3,4,4―四置換―2―シクロペンテ
ノン類を、4〜6員環の環状2級アミン存在下にアルデ
ヒド類と反応させることを特徴とする下記式で表わされ
る2,3,4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン
類の製造法。 〔例えば、2−(4−ピリジルチオ)−4−トリメチル
シリルオキシ−4−(4−フェノキシブチル)−5−
(p−ジメチルアミノベンジリデン)−2−シクロペン
テノン〕
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制癌作用、骨形成促進
作用等の薬理作用を有する2,3,4,4,5―五置換
―2―シクロペンテノン類の製造法に関する。
作用等の薬理作用を有する2,3,4,4,5―五置換
―2―シクロペンテノン類の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の健常人の骨の代謝は、破骨細胞に
よる骨吸収と骨芽細胞による骨形成がバランスよく繰り
返されることによって成立しているといわれており、こ
の骨吸収と骨形成のバランスがくずれた場合、骨粗鬆症
や骨軟化症といった病態になるものと考えられている。
このような骨疾患の治療剤としては、活性型ビタミン製
剤、カルシトニン製剤、ジホスホン酸製剤、エストロゲ
ン製剤、カルシウム製剤などが使用されるが、これらの
製剤の多くは骨吸収を抑制する作用などが報告されてい
るものの、骨形成を促進する作用を明確に示したものは
ない。さらにこれらの製剤はその効果が確実ではないた
め、より効果が確実と考えられる骨芽細胞による骨形成
を促進させる作用をもつ製剤の開発が強く望まれてい
る。かかる効果の期待できる化合物の一つが、2,3,
4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類である。
その製造法に関しては特願平2―514152号(国際
公開番号WO91105766号)に記載されている。
それをスキームで示すと次の通りである。
よる骨吸収と骨芽細胞による骨形成がバランスよく繰り
返されることによって成立しているといわれており、こ
の骨吸収と骨形成のバランスがくずれた場合、骨粗鬆症
や骨軟化症といった病態になるものと考えられている。
このような骨疾患の治療剤としては、活性型ビタミン製
剤、カルシトニン製剤、ジホスホン酸製剤、エストロゲ
ン製剤、カルシウム製剤などが使用されるが、これらの
製剤の多くは骨吸収を抑制する作用などが報告されてい
るものの、骨形成を促進する作用を明確に示したものは
ない。さらにこれらの製剤はその効果が確実ではないた
め、より効果が確実と考えられる骨芽細胞による骨形成
を促進させる作用をもつ製剤の開発が強く望まれてい
る。かかる効果の期待できる化合物の一つが、2,3,
4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類である。
その製造法に関しては特願平2―514152号(国際
公開番号WO91105766号)に記載されている。
それをスキームで示すと次の通りである。
【0003】
【化4】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記方法において鍵工
程は、炭素―炭素結合を生成せしめるいわゆるアルドー
ル縮合工程(上記スキーム中最後の工程)である。この
工程の基質となる2,3,4,4―四置換―2―シクロ
ペンテノン類の特異な反応性のために、従来は、ジルコ
ニウムテトラ―t―ブトキシドを用いた場合でしか収率
よく目的物の2,3,4,4,5―五置換―2―シクロ
ペンテノン類を得ることができなかった。しかし、ジル
コニウムテトラ―t―ブトキシドは化学量論量以上の使
用を必要とし、希少かつ高価な遷移金属試薬であるため
に、工業的な製造法に使用するための実用的な試薬とは
いい難い。
程は、炭素―炭素結合を生成せしめるいわゆるアルドー
ル縮合工程(上記スキーム中最後の工程)である。この
工程の基質となる2,3,4,4―四置換―2―シクロ
ペンテノン類の特異な反応性のために、従来は、ジルコ
ニウムテトラ―t―ブトキシドを用いた場合でしか収率
よく目的物の2,3,4,4,5―五置換―2―シクロ
ペンテノン類を得ることができなかった。しかし、ジル
コニウムテトラ―t―ブトキシドは化学量論量以上の使
用を必要とし、希少かつ高価な遷移金属試薬であるため
に、工業的な製造法に使用するための実用的な試薬とは
いい難い。
【0005】この工程の反応はアルドール縮合反応と呼
ばれ、古くから数多くの研究例が知られている[例え
ば、エー・ティー・ニールセン(A.T. Nielsen)、ダブ
リュ・ジェー・ハウリハン(W.J. Houlihan )、オーガ
ニック リアクションズ(Organic Reactions ),1
6,1(1968)など]。これらの研究例によれば、
この反応は塩基性触媒または酸触媒の存在下に活性メチ
レン化合物がカルボニル化合物に共役付加を行なう反応
である。反応条件によっては脱水縮合まで進行するが、
反応条件によっては一度付加したアルドール(またはケ
トール)中間体は平衡反応により、いわゆる逆アルドー
ル反応が起こることも知られている。
ばれ、古くから数多くの研究例が知られている[例え
ば、エー・ティー・ニールセン(A.T. Nielsen)、ダブ
リュ・ジェー・ハウリハン(W.J. Houlihan )、オーガ
ニック リアクションズ(Organic Reactions ),1
6,1(1968)など]。これらの研究例によれば、
この反応は塩基性触媒または酸触媒の存在下に活性メチ
レン化合物がカルボニル化合物に共役付加を行なう反応
である。反応条件によっては脱水縮合まで進行するが、
反応条件によっては一度付加したアルドール(またはケ
トール)中間体は平衡反応により、いわゆる逆アルドー
ル反応が起こることも知られている。
【0006】本発明の課題は、活性メチレン化合物にあ
たる2,3,4,4―四置換―2―シクロペンテノン類
に対して唯一に満足できる試剤であったジルコニウムテ
トラ―t―ブトキシドに代替できる試剤を見出すことで
ある。
たる2,3,4,4―四置換―2―シクロペンテノン類
に対して唯一に満足できる試剤であったジルコニウムテ
トラ―t―ブトキシドに代替できる試剤を見出すことで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、2,3,
4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類の製造方
法を鋭意研究した結果、環状第2級アミンがジルコニウ
ムテトラ―t―ブトキシドを代替できることを見出し、
本発明に至った。
4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類の製造方
法を鋭意研究した結果、環状第2級アミンがジルコニウ
ムテトラ―t―ブトキシドを代替できることを見出し、
本発明に至った。
【0008】すなわち本発明は、下記式(1)
【0009】
【化5】
【0010】[式中R1 は、置換もしくは非置換の、
(i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基、(iii )炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基、または(iv)炭素数1〜9の複
素環基を表わし;R3 は、置換もしくは非置換の、
(i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基、または(iii )炭素数
6〜10の芳香族炭化水素基を表わし;R4 は炭素数1
〜4のアルキル基、炭素数2〜7のアシル基、トリ(C
1 〜C7 炭化水素)シリル基、またはR4 が結合してい
る酸素原子とともにアセタール結合を形成する基を表わ
し;R5 は水素原子、置換もしくは非置換の、(i)炭
素数1〜10の脂肪族炭化水素基、または(ii)炭素数
4〜10の脂環式炭化水素基を表わす。]で表わされる
2,3,4,4―四置換―2―シクロペンテノン類と下
記式(2)
(i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基、(iii )炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基、または(iv)炭素数1〜9の複
素環基を表わし;R3 は、置換もしくは非置換の、
(i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基、または(iii )炭素数
6〜10の芳香族炭化水素基を表わし;R4 は炭素数1
〜4のアルキル基、炭素数2〜7のアシル基、トリ(C
1 〜C7 炭化水素)シリル基、またはR4 が結合してい
る酸素原子とともにアセタール結合を形成する基を表わ
し;R5 は水素原子、置換もしくは非置換の、(i)炭
素数1〜10の脂肪族炭化水素基、または(ii)炭素数
4〜10の脂環式炭化水素基を表わす。]で表わされる
2,3,4,4―四置換―2―シクロペンテノン類と下
記式(2)
【0011】R2 ―CHO …(2)
【0012】[式中R2 は、置換もしくは非置換の、
(i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基、(iii )炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基、または(iv)炭素数1〜9の複
素環基を表わす。]で表わされるアルデヒド類を下記式
(3)
(i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基、(iii )炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基、または(iv)炭素数1〜9の複
素環基を表わす。]で表わされるアルデヒド類を下記式
(3)
【0013】
【化6】
【0014】[式中、円弧部分は置換基を有していても
よい環状アルキレン基を表わす。]で表わされる4〜6
員環の環状第2級アルキレンアミンの存在下に反応せし
めることを特徴とする、下記式(4)
よい環状アルキレン基を表わす。]で表わされる4〜6
員環の環状第2級アルキレンアミンの存在下に反応せし
めることを特徴とする、下記式(4)
【0015】
【化7】
【0016】[式中、R1 、R2 、R3 、R4 、および
R5 は上記式(1)〜(3)の定義に同じである。]で
表わされる2,3,4,4,5―五置換―2―シクロペ
ンテノン類の製造法である。
R5 は上記式(1)〜(3)の定義に同じである。]で
表わされる2,3,4,4,5―五置換―2―シクロペ
ンテノン類の製造法である。
【0017】ところで、アルドール型縮合反応の触媒に
アミン類を使用する類例はクネーベナーゲル(Knoevena
gel )反応が知られているが[ジー・ジョーンズ(G. J
ones),オーガニック リアクションズ(Organic Reac
tions ),15,204(1967)]、この反応条件
下で反応する活性メチレン化合物は通常2つの電子吸引
基に隣接したメチレン化合物である。しかし本発明にお
ける活性メチレン化合物である2,3,4,4―四置換
―2―シクロペンテノン類のごとく、1つの電子吸引基
しかもたない環状化合物に対する適用例は知られていな
い。一般に電子吸引基の個数はこうした反応の速度にき
わめて大きな影響を与えるものである。したがって、2
個の電子吸引基をもつ化合物についての反応が知られて
いるとしても、そのことから1個の電子吸引基しかもた
ない化合物において同種の反応が起こることは、全く予
測し得ないものであった。実際、比較例において述べる
ごとく、鎖状第2級アミン、第3級アミン、あるいは7
員環の環状第2級アミンを用いた場合には、目的とする
化合物は全く得られなかった。
アミン類を使用する類例はクネーベナーゲル(Knoevena
gel )反応が知られているが[ジー・ジョーンズ(G. J
ones),オーガニック リアクションズ(Organic Reac
tions ),15,204(1967)]、この反応条件
下で反応する活性メチレン化合物は通常2つの電子吸引
基に隣接したメチレン化合物である。しかし本発明にお
ける活性メチレン化合物である2,3,4,4―四置換
―2―シクロペンテノン類のごとく、1つの電子吸引基
しかもたない環状化合物に対する適用例は知られていな
い。一般に電子吸引基の個数はこうした反応の速度にき
わめて大きな影響を与えるものである。したがって、2
個の電子吸引基をもつ化合物についての反応が知られて
いるとしても、そのことから1個の電子吸引基しかもた
ない化合物において同種の反応が起こることは、全く予
測し得ないものであった。実際、比較例において述べる
ごとく、鎖状第2級アミン、第3級アミン、あるいは7
員環の環状第2級アミンを用いた場合には、目的とする
化合物は全く得られなかった。
【0018】しかしながら、理由は不明であるが、反応
に用いるアミンとして5員環または6員環の環状第2級
アミンを用いた場合には、目的とする化合物が実用性の
ある収率で得られたのである。その一方、5員環または
6員環の環状第2級アミンであれば、それが置換基を有
していても、あるいは反応溶媒を変えても目的とする化
合物が得られたのである。
に用いるアミンとして5員環または6員環の環状第2級
アミンを用いた場合には、目的とする化合物が実用性の
ある収率で得られたのである。その一方、5員環または
6員環の環状第2級アミンであれば、それが置換基を有
していても、あるいは反応溶媒を変えても目的とする化
合物が得られたのである。
【0019】上記式(I)においてR1 は置換もしくは
非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数4
〜10の脂環式炭化水素基、炭素数6〜10の芳香族炭
化水素基、または炭素数1〜9の複素環基を表わす。
非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数4
〜10の脂環式炭化水素基、炭素数6〜10の芳香族炭
化水素基、または炭素数1〜9の複素環基を表わす。
【0020】R1 の非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭
化水素基としては例えば、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、t―ブチル、ペン
チル、ネオペンチル、ヘキシル、オクチル、3,7―ジ
メチルオクチル、デシル基等のアルキル基;2―プロペ
ニル、2―ブテニル、3―ブテニル、2―ペンテニル、
4―ペンテニル、2―ヘキセニル、5―ヘキセニル等の
アルケニル基;2―プロピニル、2―ブチニル、2―ペ
ンチニル、2―ヘキシニル、3―ヘキシニル基等のアル
キニル基を挙げることができる。
化水素基としては例えば、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、t―ブチル、ペン
チル、ネオペンチル、ヘキシル、オクチル、3,7―ジ
メチルオクチル、デシル基等のアルキル基;2―プロペ
ニル、2―ブテニル、3―ブテニル、2―ペンテニル、
4―ペンテニル、2―ヘキセニル、5―ヘキセニル等の
アルケニル基;2―プロピニル、2―ブチニル、2―ペ
ンチニル、2―ヘキシニル、3―ヘキシニル基等のアル
キニル基を挙げることができる。
【0021】R1 の非置換の炭素数4〜10の脂環式炭
化水素基の例としては、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、3―シクロヘキセニル、4―シク
ロヘキセニル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ビシ
クロ〔4.4.0〕デカン―2―イル基等を挙げること
ができる。
化水素基の例としては、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、3―シクロヘキセニル、4―シク
ロヘキセニル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ビシ
クロ〔4.4.0〕デカン―2―イル基等を挙げること
ができる。
【0022】R1 の非置換の炭素数6〜10の芳香族炭
化水素基の例としては、フェニル、1―ナフチル、2―
ナフチル基を挙げることができる。
化水素基の例としては、フェニル、1―ナフチル、2―
ナフチル基を挙げることができる。
【0023】R1 の非置換の炭素数1〜9の複素環基の
例としては、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリ
ル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、
イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリ
ル、ピラニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、
ベンゾフラニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベ
ンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、キノリル、イソ
キノリル、キナゾリル、プリニル、プテリジニル、モル
ホリニル、ピペリジニル、チアジアゾリル、オキソラニ
ル、オキサニル、ジオキソラニル、ジオキサニル、ジオ
キセパニル、クロマニル基等の酸素、窒素および/また
はイオウ原子を持つ、単環状または二環状の基を挙げる
ことができる。
例としては、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリ
ル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、
イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリ
ル、ピラニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、
ベンゾフラニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベ
ンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、キノリル、イソ
キノリル、キナゾリル、プリニル、プテリジニル、モル
ホリニル、ピペリジニル、チアジアゾリル、オキソラニ
ル、オキサニル、ジオキソラニル、ジオキサニル、ジオ
キセパニル、クロマニル基等の酸素、窒素および/また
はイオウ原子を持つ、単環状または二環状の基を挙げる
ことができる。
【0024】R1 としては、上記の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基、
炭素数6〜10の芳香族炭化水素基および炭素数1〜9
の複素環基が任意の組合せで互いに結合したものでもよ
い。これらのうちR1 の好ましいものとして挙げられる
のは、置換もしくは非置換の (r1 ―a)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
コキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基; (r1 ―b)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基; (r1 ―c)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基; (r1 ―d)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数1〜9の複素環基; (r1 ―e)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r1 ―f)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r1 ―g)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数1〜9の複素環基で置換されている炭素
数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r1 ―h)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換され
ている炭素数4〜10の脂環式炭化水素基; (r1 ―i)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数1〜9の複素環基で置換されている炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基; (r1 ―j)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基で置換され
ている炭素数6〜10の芳香族炭化水素基; (r1 ―k)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数1〜9の複素環基で置換されている炭素
数6〜10の芳香族炭化水素基; (r1 ―l)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜9の複素環基; (r1 ―m)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜9の複素環基;が挙げられる。
肪族炭化水素基、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基、
炭素数6〜10の芳香族炭化水素基および炭素数1〜9
の複素環基が任意の組合せで互いに結合したものでもよ
い。これらのうちR1 の好ましいものとして挙げられる
のは、置換もしくは非置換の (r1 ―a)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
コキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基; (r1 ―b)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基; (r1 ―c)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基; (r1 ―d)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数1〜9の複素環基; (r1 ―e)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r1 ―f)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r1 ―g)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数1〜9の複素環基で置換されている炭素
数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r1 ―h)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換され
ている炭素数4〜10の脂環式炭化水素基; (r1 ―i)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数1〜9の複素環基で置換されている炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基; (r1 ―j)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基で置換され
ている炭素数6〜10の芳香族炭化水素基; (r1 ―k)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数1〜9の複素環基で置換されている炭素
数6〜10の芳香族炭化水素基; (r1 ―l)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜9の複素環基; (r1 ―m)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜9の複素環基;が挙げられる。
【0025】かかる非置換の(r1 ―a)の基の好まし
い例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、2―プロペニ
ル、4―ペンテニル基が挙げられる。非置換の(r1 ―
b)の基の好ましい例としては、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロオクチル、3―メチルシクロペンチ
ル、4―メチルシクロヘキシル、4―ブチルシクロヘキ
シル、3,4―ジメチルシクロヘキシル、4―メトキシ
シクロヘキシル基が挙げられる。非置換の(r1 ―c)
の基の好ましい例としては、フェニル基、1―ナフチル
基、2―ナフチル基、2―メチルフェニル、3―メチル
フェニル、4―メチルフェニル、2,4―ジメチルフェ
ニル、3,5―ジメチルフェニル、4―エチルフェニ
ル、4―ブチルフェニル、3―t―ブチルフェニル、2
―メトキシフェニル、3―メトキシフェニル、4―メト
キシフェニル、4―エトキシフェニル6―メトキシ―2
―ナフチル、7―メトキシ―2―ナフチル、6,7―ジ
メトキシ―2―ナフチル基が挙げられる。非置換の(r
1 ―d)の基の好ましい例としては、2―オキサゾリ
ル、2―チアゾリル、2―イミダゾリル、2―ピリジ
ル、4―ピリジル、2―ピリミジニル、2―ベンズイミ
ダゾリル、2―ベンズオキサゾリル、2―ベンゾチアゾ
リル、6―プリニル、1―メチルイミダゾール―2―イ
ル、4―メチル―1,2,4―トリアゾール―3―イ
ル、1―メチル―5―テトラゾリル、5―メチル―2―
ベンズイミダゾリル、6―エトキシ―2―ベンゾチアゾ
リル、4―メチル―2―ピリミジニル、4,6―ジメチ
ル―2―ピリミジニル、6―プロピル―2―ピリミジニ
ル基等が挙げられる。
い例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、2―プロペニ
ル、4―ペンテニル基が挙げられる。非置換の(r1 ―
b)の基の好ましい例としては、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロオクチル、3―メチルシクロペンチ
ル、4―メチルシクロヘキシル、4―ブチルシクロヘキ
シル、3,4―ジメチルシクロヘキシル、4―メトキシ
シクロヘキシル基が挙げられる。非置換の(r1 ―c)
の基の好ましい例としては、フェニル基、1―ナフチル
基、2―ナフチル基、2―メチルフェニル、3―メチル
フェニル、4―メチルフェニル、2,4―ジメチルフェ
ニル、3,5―ジメチルフェニル、4―エチルフェニ
ル、4―ブチルフェニル、3―t―ブチルフェニル、2
―メトキシフェニル、3―メトキシフェニル、4―メト
キシフェニル、4―エトキシフェニル6―メトキシ―2
―ナフチル、7―メトキシ―2―ナフチル、6,7―ジ
メトキシ―2―ナフチル基が挙げられる。非置換の(r
1 ―d)の基の好ましい例としては、2―オキサゾリ
ル、2―チアゾリル、2―イミダゾリル、2―ピリジ
ル、4―ピリジル、2―ピリミジニル、2―ベンズイミ
ダゾリル、2―ベンズオキサゾリル、2―ベンゾチアゾ
リル、6―プリニル、1―メチルイミダゾール―2―イ
ル、4―メチル―1,2,4―トリアゾール―3―イ
ル、1―メチル―5―テトラゾリル、5―メチル―2―
ベンズイミダゾリル、6―エトキシ―2―ベンゾチアゾ
リル、4―メチル―2―ピリミジニル、4,6―ジメチ
ル―2―ピリミジニル、6―プロピル―2―ピリミジニ
ル基等が挙げられる。
【0026】非置換の(r1 ―e)の基の好ましい例と
しては、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチ
ル、2―シクロヘキシルエチル、2―シクロヘキシルプ
ロピル、3―シクロヘキシルプロピル、4―シクロヘキ
シルブチル、1―シクロヘキシル―1―メチルエチル、
(4―t―ブチルシクロヘキシル)メチル、(4―メト
キシシクロヘキシル)メチル基が挙げられる。非置換の
(r1 ―f)の基の好ましい例としては、ベンジル、2
―フェニルエチル、3―フェニルプロピル、4―フェニ
ルブチル、(1―ナフチル)メチル、(2―ナフチル)
メチル、2―(2―ナフチル)エチル、(4―メチルフ
ェニル)メチル、(3―メチルフェニル)メチル、(4
―エチルフェニル)メチル、(4―ブチルフェニル)メ
チル、(4―メトキシフェニル)メチル、2―(3,4
―ジメトキシフェニル)エチル、(6―メトキシナフチ
ル)メチル基が挙げられる。非置換の(r1 ―g)の基
の好ましい例としては、フルフリル、3―(4―モルホ
リニル)プロピル、2―(1,3―ジオキサン―2―イ
ル)エチル基が挙げられる。非置換の(r1 ―h)の基
の好ましい例としては、3,4―ジフェニルシクロペン
チル、4―フェニルシクロヘキシル基があげられる。非
置換の(r1 ―i)の基の好ましい例としては、4―
(4―ピリジル)シクロヘキシル、4―(4―モルホリ
ニル)シクロヘキシル基があげられる。(r1 ―j)の
基の好ましい例としては、4―シクロヘキシルフェニ
ル、3―シクロペンチルフェニル基があげられる。(r
1 ―k)の基の好ましい例としては、4―(4―ピリジ
ル)フェニル、4―(1―メチル―4―ピペラジニル)
フェニル基があげられる。非置換の(r1 ―l)の基の
好ましい例としては、1―シクロヘキシル―イミダゾー
ル―2―イル、4―シクロペンチル―ピリミジン―2―
イル基があげられる。非置換の(r1 ―m)の基の好ま
しい例としては、1―フェニル―イミダゾール―2―イ
ル、5―フェニル―チオフェン―3―イル基があげられ
る。
しては、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチ
ル、2―シクロヘキシルエチル、2―シクロヘキシルプ
ロピル、3―シクロヘキシルプロピル、4―シクロヘキ
シルブチル、1―シクロヘキシル―1―メチルエチル、
(4―t―ブチルシクロヘキシル)メチル、(4―メト
キシシクロヘキシル)メチル基が挙げられる。非置換の
(r1 ―f)の基の好ましい例としては、ベンジル、2
―フェニルエチル、3―フェニルプロピル、4―フェニ
ルブチル、(1―ナフチル)メチル、(2―ナフチル)
メチル、2―(2―ナフチル)エチル、(4―メチルフ
ェニル)メチル、(3―メチルフェニル)メチル、(4
―エチルフェニル)メチル、(4―ブチルフェニル)メ
チル、(4―メトキシフェニル)メチル、2―(3,4
―ジメトキシフェニル)エチル、(6―メトキシナフチ
ル)メチル基が挙げられる。非置換の(r1 ―g)の基
の好ましい例としては、フルフリル、3―(4―モルホ
リニル)プロピル、2―(1,3―ジオキサン―2―イ
ル)エチル基が挙げられる。非置換の(r1 ―h)の基
の好ましい例としては、3,4―ジフェニルシクロペン
チル、4―フェニルシクロヘキシル基があげられる。非
置換の(r1 ―i)の基の好ましい例としては、4―
(4―ピリジル)シクロヘキシル、4―(4―モルホリ
ニル)シクロヘキシル基があげられる。(r1 ―j)の
基の好ましい例としては、4―シクロヘキシルフェニ
ル、3―シクロペンチルフェニル基があげられる。(r
1 ―k)の基の好ましい例としては、4―(4―ピリジ
ル)フェニル、4―(1―メチル―4―ピペラジニル)
フェニル基があげられる。非置換の(r1 ―l)の基の
好ましい例としては、1―シクロヘキシル―イミダゾー
ル―2―イル、4―シクロペンチル―ピリミジン―2―
イル基があげられる。非置換の(r1 ―m)の基の好ま
しい例としては、1―フェニル―イミダゾール―2―イ
ル、5―フェニル―チオフェン―3―イル基があげられ
る。
【0027】かかる(r1 ―a)〜(r1 ―m)の基は
複数の異なる置換基で置換されていてもよく、かかる置
換基としては、(i)ハロゲン原子;(ii)オキソ基;
(iii )シアノ基;(iv)ニトロ基;(v)―COOR
61(ここでR61は水素原子;1当量のカチオン;糖類の
残基;またはハロゲン原子、オキソ基、水酸基、ニトロ
基、トリ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素
数2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシ
カルボニル基;炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数4
〜10の脂環式炭化水素基、炭素数6〜10の芳香族炭
化水素基で置換されていてもよい炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基を表わす。);(vi)―OR71(ここでR
71は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基;炭素数2〜
7のアシル基;炭素数2〜5のアルコキシカルボニル
基;トリ(C1 〜C7 炭化水素)シリル基;R71が結合
している酸素原子とともにアセタール結合を形成する
基;ハロゲン原子、オキソ基、水酸基、カルボキシル
基、トリ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素
数2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシ
カルボニルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭
素数2〜5のアルコキシカルボニル基、または炭素数6
〜10の芳香族炭化水素基で置換されていてもよい炭素
数1〜10の脂肪族炭化水素基又は炭素数4〜10の脂
環式炭化水素基;またはハロゲン原子、水酸基、ニトロ
基、トリ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素
数1〜4のアルコキシ基、炭素数2〜7のアシルオキシ
基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、炭
素数2〜7のアシル基、カルボキシル基、炭素数2〜5
のアルコキシカルボニル基、または炭素数1〜4のアル
キル基で置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族
炭化水素基を表わす。);(vii)―CONR81R
810 (ここでR81およびR810 は同一もしくは異なり、
水素原子;ハロゲン原子、オキソ基、水酸基、トリ(C
1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素数2〜7のア
シルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオ
キシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、または炭素数6
〜10の芳香族炭化水素基で置換されていてもよい、炭
素数1〜10の脂肪族炭化水素基または炭素数4〜10
の脂環式炭化水素基;ハロゲン原子、水酸基、ニトロ
基、トリ(C1 〜C 7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素
数2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシ
カルボニルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭
素数2〜7のアシル基、カルボキシル基、炭素数2〜5
のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜4のアルキル基
で置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族炭化水
素基を表わすかまたは、R81とR810 とが互いに結合し
て5または6員環を形成する基を表わす。);(viii)
―NR91R910 (ここでR91とR910 同一もしくは異な
り、水素原子;ハロゲン原子、オキソ基、水酸基、トリ
(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素数2〜7
のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニ
ルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、または炭素
数6〜10の芳香族炭化水素基で置換されていてもよ
い、炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基または炭素数4
〜10の脂環式炭化水素基;ハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、トリ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、
炭素数2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコ
キシカルボニルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、炭素数2〜7のアシル基、カルボキシル基、炭素数
2〜5のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜4のアル
キル基で置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族
炭化水素基を表わすかまたは、R91とR910 とが互いに
結合して5または6員環を形成する基を表わす。)があ
げられる。
複数の異なる置換基で置換されていてもよく、かかる置
換基としては、(i)ハロゲン原子;(ii)オキソ基;
(iii )シアノ基;(iv)ニトロ基;(v)―COOR
61(ここでR61は水素原子;1当量のカチオン;糖類の
残基;またはハロゲン原子、オキソ基、水酸基、ニトロ
基、トリ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素
数2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシ
カルボニル基;炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数4
〜10の脂環式炭化水素基、炭素数6〜10の芳香族炭
化水素基で置換されていてもよい炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基を表わす。);(vi)―OR71(ここでR
71は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基;炭素数2〜
7のアシル基;炭素数2〜5のアルコキシカルボニル
基;トリ(C1 〜C7 炭化水素)シリル基;R71が結合
している酸素原子とともにアセタール結合を形成する
基;ハロゲン原子、オキソ基、水酸基、カルボキシル
基、トリ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素
数2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシ
カルボニルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭
素数2〜5のアルコキシカルボニル基、または炭素数6
〜10の芳香族炭化水素基で置換されていてもよい炭素
数1〜10の脂肪族炭化水素基又は炭素数4〜10の脂
環式炭化水素基;またはハロゲン原子、水酸基、ニトロ
基、トリ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素
数1〜4のアルコキシ基、炭素数2〜7のアシルオキシ
基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、炭
素数2〜7のアシル基、カルボキシル基、炭素数2〜5
のアルコキシカルボニル基、または炭素数1〜4のアル
キル基で置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族
炭化水素基を表わす。);(vii)―CONR81R
810 (ここでR81およびR810 は同一もしくは異なり、
水素原子;ハロゲン原子、オキソ基、水酸基、トリ(C
1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素数2〜7のア
シルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオ
キシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、または炭素数6
〜10の芳香族炭化水素基で置換されていてもよい、炭
素数1〜10の脂肪族炭化水素基または炭素数4〜10
の脂環式炭化水素基;ハロゲン原子、水酸基、ニトロ
基、トリ(C1 〜C 7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素
数2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシ
カルボニルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭
素数2〜7のアシル基、カルボキシル基、炭素数2〜5
のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜4のアルキル基
で置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族炭化水
素基を表わすかまたは、R81とR810 とが互いに結合し
て5または6員環を形成する基を表わす。);(viii)
―NR91R910 (ここでR91とR910 同一もしくは異な
り、水素原子;ハロゲン原子、オキソ基、水酸基、トリ
(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、炭素数2〜7
のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニ
ルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、または炭素
数6〜10の芳香族炭化水素基で置換されていてもよ
い、炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基または炭素数4
〜10の脂環式炭化水素基;ハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、トリ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、
炭素数2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコ
キシカルボニルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、炭素数2〜7のアシル基、カルボキシル基、炭素数
2〜5のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜4のアル
キル基で置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族
炭化水素基を表わすかまたは、R91とR910 とが互いに
結合して5または6員環を形成する基を表わす。)があ
げられる。
【0028】かかる置換基(i)のハロゲン原子の好ま
しい例としては、フッ素、塩素、臭素原子があげられ
る。
しい例としては、フッ素、塩素、臭素原子があげられ
る。
【0029】置換基(v)の―COOR61で表わされる
基のR61の例としては、水素原子;例えばアンモニウ
ム、テトラメチルアンモニウム、シクロヘキシルアンモ
ニウム、ベンジルアンモニウム、フェネチルアンモニウ
ム等のカチオンまたはモルホリニウムカチオン、ピペリ
ジニウムカチオンまたはNa+ ,K+ ,1/2 Ca2+,1/
2 Mg2+,1/3 Al3+等の1当量のカチオン;例えばア
ルトロース、グルコース、マンノース、ガラクトース、
リボース、アラビノース、キシロース、フルクトース等
の単糖類あるいはそれらのデオキシ糖類などの糖類の残
基;置換基としてフッ素、塩素、臭素のハロゲン原子、
オキソ基、水酸基、トリメチルシリルオキシ、トリエチ
ルシリルオキシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等
のトリ(C 1 〜C7 )炭化水素シリルオキシ基、アセト
キシ、プロピオニルオキシ、イソブチリルオキシ、バレ
リルオキシ、ベンゾイルオキシ基等の炭素数2〜7のア
シルオキシ基、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカ
ルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、ブ
トキシカルボニルオキシ基等の炭素数2〜5のアルコキ
シカルボニルオキシ基、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、t―ブトキシ基等の炭
素数1〜4のアルコキシ基、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル基等の炭素数4〜10の脂環式炭
化水素基、またはフェニル、1―ナフチル、2―ナフチ
ル基の炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換されて
いてもよい、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、t―ブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘ
キシル、デシル基等のアルキル基、2―プロペニル、2
―ペンテニル、5―ヘキセニル基等のアルケニル基、2
―ブチニル、2―ペンチニル、3―ヘキシニル基等のア
ルキニル基である炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基が
挙げられる。
基のR61の例としては、水素原子;例えばアンモニウ
ム、テトラメチルアンモニウム、シクロヘキシルアンモ
ニウム、ベンジルアンモニウム、フェネチルアンモニウ
ム等のカチオンまたはモルホリニウムカチオン、ピペリ
ジニウムカチオンまたはNa+ ,K+ ,1/2 Ca2+,1/
2 Mg2+,1/3 Al3+等の1当量のカチオン;例えばア
ルトロース、グルコース、マンノース、ガラクトース、
リボース、アラビノース、キシロース、フルクトース等
の単糖類あるいはそれらのデオキシ糖類などの糖類の残
基;置換基としてフッ素、塩素、臭素のハロゲン原子、
オキソ基、水酸基、トリメチルシリルオキシ、トリエチ
ルシリルオキシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等
のトリ(C 1 〜C7 )炭化水素シリルオキシ基、アセト
キシ、プロピオニルオキシ、イソブチリルオキシ、バレ
リルオキシ、ベンゾイルオキシ基等の炭素数2〜7のア
シルオキシ基、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカ
ルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、ブ
トキシカルボニルオキシ基等の炭素数2〜5のアルコキ
シカルボニルオキシ基、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、t―ブトキシ基等の炭
素数1〜4のアルコキシ基、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル基等の炭素数4〜10の脂環式炭
化水素基、またはフェニル、1―ナフチル、2―ナフチ
ル基の炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換されて
いてもよい、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、t―ブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘ
キシル、デシル基等のアルキル基、2―プロペニル、2
―ペンテニル、5―ヘキセニル基等のアルケニル基、2
―ブチニル、2―ペンチニル、3―ヘキシニル基等のア
ルキニル基である炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基が
挙げられる。
【0030】置換基(iv)のOR71で表わされる基のR
71の例としては水素原子;例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、t―ブチル基等の炭素数
1〜4のアルキル基;アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソバレリル、ヘプタノイル、ベンゾイル基等の炭
素数2〜7のアシル基;メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカ
ルボニル、ブトキシカルボニル、t―ブトキシカルボニ
ル基等の炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基;トリ
メチルシリル、トリエチルシリル、t―ブチルジメチル
シリル、t―ブチルジフェニルシリル、トリベンジルシ
リル基等のトリ(C1 〜C7 炭化水素)シリル基;メト
キシメチル、1―エトキシエチル、1―メトキシ―1―
メチルエチル、2―メトキシエトキシメチル、テトラヒ
ドロピラン―2―イル、テトラヒドロフラン―2―イル
基等のR71が結合している酸素原子と共にアセタール結
合を形成する基;置換基としてフッ素、塩素、臭素のハ
ロゲン原子、オキソ基、水酸基、カルボキシル基、トリ
メチルシリルオキシ、トリエチルシリルオキシ、t―ブ
チルジメチルシリルオキシ基等のトリ(C1 〜C7 炭化
水素)シリル基;アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブ
チリルオキシ、イソバレリルオキシ、ベンゾイルオキシ
基等の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボ
ニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキ
シカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ基等の
炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t―ブトキ
シカルボニル基等の炭素数2〜5のアルコキシカルボニ
ル基、フェニル、1―ナフチル、2―ナフチル基等の炭
素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換されていてもよ
い、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、s―ブチル、t―ブチル、イソペンチル、ネオペン
チル、ヘキシル、オクチル、デシル基等のアルキル基、
2―プロペニル、3―ブテニル、3―ヘキセニル基等の
アルケニル基、2―プロピニル、2―ブチニル、3―ヘ
キシニル基等のアルキニル基である炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基、またはシクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、3―シクロヘキセニル、シクロオ
クチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―2―イル基等
の炭素数4〜10の脂環式炭化水素基;置換基として、
フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、水酸基、ニトロ
基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオキ
シ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等のトリ(C1
〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、t―ブト
キシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、アセトキシ、
プロピオニルオキシ、イソブチリルオキシ、バレリルオ
キシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイルオキシ基等の炭
素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボニルオキ
シ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニル
オキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、t―ブトキ
シカルボニルオキシ基等の炭素数2〜5のアルコキシカ
ルボニルオキシ基、アセチル、プロピオニル、イソブチ
リル、バレリル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、ベンゾ
イル基等の炭素数2〜7のアシル基、カルボキシル基、
メトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシ
カルボニル、イソブトキシカルボニル基等の炭素数2〜
5のアルコキシカルボニル基、またはメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、s―ブチル、t―ブ
チル基等の炭素数1〜4のアルキル基で置換されていて
もよい、フェニル、1―ナフチル、2―ナフチル基であ
る炭素数6〜10の芳香族炭化水素基が挙げられる。
71の例としては水素原子;例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、t―ブチル基等の炭素数
1〜4のアルキル基;アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソバレリル、ヘプタノイル、ベンゾイル基等の炭
素数2〜7のアシル基;メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカ
ルボニル、ブトキシカルボニル、t―ブトキシカルボニ
ル基等の炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基;トリ
メチルシリル、トリエチルシリル、t―ブチルジメチル
シリル、t―ブチルジフェニルシリル、トリベンジルシ
リル基等のトリ(C1 〜C7 炭化水素)シリル基;メト
キシメチル、1―エトキシエチル、1―メトキシ―1―
メチルエチル、2―メトキシエトキシメチル、テトラヒ
ドロピラン―2―イル、テトラヒドロフラン―2―イル
基等のR71が結合している酸素原子と共にアセタール結
合を形成する基;置換基としてフッ素、塩素、臭素のハ
ロゲン原子、オキソ基、水酸基、カルボキシル基、トリ
メチルシリルオキシ、トリエチルシリルオキシ、t―ブ
チルジメチルシリルオキシ基等のトリ(C1 〜C7 炭化
水素)シリル基;アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブ
チリルオキシ、イソバレリルオキシ、ベンゾイルオキシ
基等の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボ
ニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキ
シカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ基等の
炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t―ブトキ
シカルボニル基等の炭素数2〜5のアルコキシカルボニ
ル基、フェニル、1―ナフチル、2―ナフチル基等の炭
素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換されていてもよ
い、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、s―ブチル、t―ブチル、イソペンチル、ネオペン
チル、ヘキシル、オクチル、デシル基等のアルキル基、
2―プロペニル、3―ブテニル、3―ヘキセニル基等の
アルケニル基、2―プロピニル、2―ブチニル、3―ヘ
キシニル基等のアルキニル基である炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基、またはシクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、3―シクロヘキセニル、シクロオ
クチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―2―イル基等
の炭素数4〜10の脂環式炭化水素基;置換基として、
フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、水酸基、ニトロ
基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオキ
シ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等のトリ(C1
〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、t―ブト
キシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、アセトキシ、
プロピオニルオキシ、イソブチリルオキシ、バレリルオ
キシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイルオキシ基等の炭
素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボニルオキ
シ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニル
オキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、t―ブトキ
シカルボニルオキシ基等の炭素数2〜5のアルコキシカ
ルボニルオキシ基、アセチル、プロピオニル、イソブチ
リル、バレリル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、ベンゾ
イル基等の炭素数2〜7のアシル基、カルボキシル基、
メトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシ
カルボニル、イソブトキシカルボニル基等の炭素数2〜
5のアルコキシカルボニル基、またはメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、s―ブチル、t―ブ
チル基等の炭素数1〜4のアルキル基で置換されていて
もよい、フェニル、1―ナフチル、2―ナフチル基であ
る炭素数6〜10の芳香族炭化水素基が挙げられる。
【0031】置換基(vii )の―CONR81R810 で表
わされるR81およびR810 の例としては、水素原子;置
換基としてフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、オキ
ソ基、水酸基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシ
リルオキシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等のト
リ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、アセトキ
シ、プロピオニルオキシ、イソブチリルオキシ、バレリ
ルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイルオキシ基等
の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボニル
オキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボ
ニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、ブトキ
シカルボニルオキシ基等の炭素数2〜5のアルコキシカ
ルボニルオキシ基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、t―ブトキシ基等の炭素数
1〜4のアルコキシ基、またはフェニル、1―ナフチ
ル、2―ナフチル基である炭素数6〜10の芳香族炭化
水素基で置換されていてもよい、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、t―ブチル、ペンチル、
イソペンチル、t―ペンチル、ヘキシル、オクチル、デ
シル基等のアルキル基、2―プロペニル、2―ブテニ
ル、3―ヘキセニル基等のアルケニル基、2―プロピニ
ル、2―ペンチニル、3―ヘキシニル基等のアルキニル
基である炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチ
ル、ビシクロ[4.4.0]デカン―2―イル基等の炭
素数4〜10の脂環式炭化水素基;置換基としてフッ
素、塩素、臭素等のハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、
トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオキシ、t
―ブチルジメチルシリルオキシ基等のトリ(C1 〜C7
炭化水素)シリルオキシ基、アセトキシ、プロピオニル
オキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、バレリ
ルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイルオキシ基等
の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボニル
オキシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカ
ルボニルオキシ、t―ブトキシカルボニルオキシ基等の
炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、イソブト
キシ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ
基、アセチル、プロピオニル、イソブチリル、バレリ
ル、ヘキサノイル、ベンゾイル基等の炭素数2〜7のア
シル基、カルボキシル基、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシ
カルボニル、t―ブトキシカルボニル基等の炭素数2〜
5のアルコキシカルボニル基、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、t―ブチル基等の炭素数1
〜4のアルキル基で置換されていてもよいフェニル、1
―ナフチル、2―ナフチル基である炭素数6〜10の芳
香族炭化水素基であるかまたは;R81とR810 とが互い
に結合し、R81とR810 がはさむ窒素原子とともに5員
環または6員環を形成する基、例えば置換基としてメト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t
―ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基で置換されて
いてもよい1―ピロリジニル、1―ピペリジニル、1―
イミダゾリジニル、1―ピペラジニル、4―モルホリニ
ル、2―チオキソ―3―チアゾリジニル基が挙げられ
る。
わされるR81およびR810 の例としては、水素原子;置
換基としてフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、オキ
ソ基、水酸基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシ
リルオキシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等のト
リ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、アセトキ
シ、プロピオニルオキシ、イソブチリルオキシ、バレリ
ルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイルオキシ基等
の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボニル
オキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボ
ニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、ブトキ
シカルボニルオキシ基等の炭素数2〜5のアルコキシカ
ルボニルオキシ基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、t―ブトキシ基等の炭素数
1〜4のアルコキシ基、またはフェニル、1―ナフチ
ル、2―ナフチル基である炭素数6〜10の芳香族炭化
水素基で置換されていてもよい、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、t―ブチル、ペンチル、
イソペンチル、t―ペンチル、ヘキシル、オクチル、デ
シル基等のアルキル基、2―プロペニル、2―ブテニ
ル、3―ヘキセニル基等のアルケニル基、2―プロピニ
ル、2―ペンチニル、3―ヘキシニル基等のアルキニル
基である炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチ
ル、ビシクロ[4.4.0]デカン―2―イル基等の炭
素数4〜10の脂環式炭化水素基;置換基としてフッ
素、塩素、臭素等のハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、
トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオキシ、t
―ブチルジメチルシリルオキシ基等のトリ(C1 〜C7
炭化水素)シリルオキシ基、アセトキシ、プロピオニル
オキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、バレリ
ルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイルオキシ基等
の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボニル
オキシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカ
ルボニルオキシ、t―ブトキシカルボニルオキシ基等の
炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、イソブト
キシ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ
基、アセチル、プロピオニル、イソブチリル、バレリ
ル、ヘキサノイル、ベンゾイル基等の炭素数2〜7のア
シル基、カルボキシル基、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシ
カルボニル、t―ブトキシカルボニル基等の炭素数2〜
5のアルコキシカルボニル基、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、t―ブチル基等の炭素数1
〜4のアルキル基で置換されていてもよいフェニル、1
―ナフチル、2―ナフチル基である炭素数6〜10の芳
香族炭化水素基であるかまたは;R81とR810 とが互い
に結合し、R81とR810 がはさむ窒素原子とともに5員
環または6員環を形成する基、例えば置換基としてメト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t
―ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基で置換されて
いてもよい1―ピロリジニル、1―ピペリジニル、1―
イミダゾリジニル、1―ピペラジニル、4―モルホリニ
ル、2―チオキソ―3―チアゾリジニル基が挙げられ
る。
【0032】置換基(viii)のNR91R910 で表わされ
るR91およびR910 の例としては、水素原子;置換基と
してフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、オキソ基、
水酸基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオ
キシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等のトリ(C
1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、アセトキシ、プロ
ピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキ
シ、バレリルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイル
オキシ基等の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシ
カルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプ
ロポキシカルボニルオキシ、t―ブトキシカルボニルオ
キシ基等の炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ
基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアル
コキシ基、またはフェニル、1―ナフチル、2―ナフチ
ル基である炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換さ
れていてもよい、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、t―ブチル、ネオペンチル、ヘキシル、
デシル基等のアルキル基、2―プロペニル、2―ペンテ
ニル、2―ヘキセニル、5―ヘキセニル等のアルケニル
基、2―ブチニル、2―ペンチニル、3―ヘキシニル基
等のアルキニル基である炭素数1〜10の脂肪族炭化水
素基、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロオクチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―
2―イル基等の炭素数4〜10の脂環式炭化水素基;置
換基としてフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、水酸
基、ニトロ基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシ
リルオキシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等のト
リ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、アセトキ
シ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、ヘキサノイ
ルオキシ、ベンゾイルオキシ基等の炭素数2〜7のアシ
ルオキシ基、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカル
ボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、ブト
キシカルボニルオキシ基等の炭素数2〜5のアルコキシ
カルボニルオキシ基、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、t―ブトキシ基等の炭
素数1〜4のアルコキシ基、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、t―ブチル基等の炭素数1
〜4のアルキル基で置換されていてもよいフェニル、1
―ナフチル、2―ナフチル基である炭素数6〜10の芳
香族炭化水素基であるかまたは;R91とR 910 とが互い
に結合し、R91とR910 がはさむ窒素原子とともに5員
環または6員環を形成する基、例えば置換基としてメト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t
―ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基で置換されて
いてもよい1―ピロリジニル、1―ピペリジニル、1―
イミダゾリジニル、1―ピペラジニル、4―モルホリニ
ル、2―チオキソ―3―チアゾリジニル基が挙げられ
る。
るR91およびR910 の例としては、水素原子;置換基と
してフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、オキソ基、
水酸基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオ
キシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等のトリ(C
1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、アセトキシ、プロ
ピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキ
シ、バレリルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイル
オキシ基等の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシ
カルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプ
ロポキシカルボニルオキシ、t―ブトキシカルボニルオ
キシ基等の炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ
基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアル
コキシ基、またはフェニル、1―ナフチル、2―ナフチ
ル基である炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換さ
れていてもよい、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、t―ブチル、ネオペンチル、ヘキシル、
デシル基等のアルキル基、2―プロペニル、2―ペンテ
ニル、2―ヘキセニル、5―ヘキセニル等のアルケニル
基、2―ブチニル、2―ペンチニル、3―ヘキシニル基
等のアルキニル基である炭素数1〜10の脂肪族炭化水
素基、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロオクチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―
2―イル基等の炭素数4〜10の脂環式炭化水素基;置
換基としてフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、水酸
基、ニトロ基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシ
リルオキシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等のト
リ(C1 〜C7 炭化水素)シリルオキシ基、アセトキ
シ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、ヘキサノイ
ルオキシ、ベンゾイルオキシ基等の炭素数2〜7のアシ
ルオキシ基、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカル
ボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、ブト
キシカルボニルオキシ基等の炭素数2〜5のアルコキシ
カルボニルオキシ基、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、t―ブトキシ基等の炭
素数1〜4のアルコキシ基、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、t―ブチル基等の炭素数1
〜4のアルキル基で置換されていてもよいフェニル、1
―ナフチル、2―ナフチル基である炭素数6〜10の芳
香族炭化水素基であるかまたは;R91とR 910 とが互い
に結合し、R91とR910 がはさむ窒素原子とともに5員
環または6員環を形成する基、例えば置換基としてメト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t
―ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基で置換されて
いてもよい1―ピロリジニル、1―ピペリジニル、1―
イミダゾリジニル、1―ピペラジニル、4―モルホリニ
ル、2―チオキソ―3―チアゾリジニル基が挙げられ
る。
【0033】かかるR1 の好ましい具体例としては、メ
チル、エチル、プロピル、2―プロペニル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル、ヘ
キシル、オクチル、2,3―ジヒドロキシプロピル、
2,3―ジアセトキシプロピル、3,4―ジメトキシフ
ェニルプロピル、4―フェノキシブチル、カルボキシメ
チル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニル
メチル、2―カルボキシエチル、5―カルボキシペンチ
ル、5―メトキシカルボニルペンチル、5―ブトキシカ
ルボニルペンチル、5―デシルオキシカルボニルペンチ
ル、5―カルボキシ―4―ペンテニル、5―メトキシカ
ルボニル―4―ペンテニル、5―メトキシカルボニル―
5,5―ジフルオロペンチル、5―(2―チオキソ―3
―チアゾリジニルカルボニル)ペンチル、5―(6―D
―グルコシルカルボニル)ペンチル、5―(1―D―キ
シロシルカルボニル)ペンチル、5―(5―D―リボシ
ルカルボニル)ペンチル、2―(ブチルアミノ)エチ
ル、2―(4―フルオロフェニルアミノ)エチル、2―
(2―フェニルエチルアミノ)エチル、シクロヘキシ
ル、フェニル、3―メチルフェニル、4―メチルフェニ
ル、3―メトキシフェニル、4―メトキシフェニル、4
―フルオロフェニル、4―クロロフェニル、4―ブロモ
フェニル、2,5―ジクロロフェニル、4―ブロモ―3
―メチルフェニル、2,3,5,6―テトラフルオロフ
ェニル、2,4,5―トリクロロフェニル、3―アミノ
フェニル、4―アミノフェニル、4―ニトロフェニル、
2―ピリジニル、4―ピリジニル、3―ヒドロキシ―2
―ピリジニル、4―ヒドロキシ―2―ピリミジニル、
4,6―ジメチル―2―ピリミジニル、4,6―ジクロ
ロ―2―ピリミジニル、4―ヒドロキシ―6―プロピル
―2―ピリミジニル、4,5―ジアミノ―2―ピリミジ
ニル、4,6―ジアミノ―2―ピリミジニル、4―アミ
ノ―6―ヒドロキシ―2―ピリミジニル、1―メチル―
2―イミダゾリル、4―メチル―1,2,4―トリアゾ
ール―3―イル、1―メチル―5―テトラゾリル、2―
ベンズイミダゾリル、2―ベンズオキサゾリル、2―ベ
ンゾチアゾリル、5―クロロ―2―ベンゾチアゾリル、
6―エトキシ―2―ベンゾチアゾリル、2―キノリニ
ル、4―ヒドロキシ―プテリジニル、6―ヒドロキシ―
8―プリニル、6―プリニル、4―ピラゾロ〔3,4―
d〕ピリミジニル、2―アミノ―6―プリニル、6―ヒ
ドロキシ―2―プリニル、2―ヒドロキシ―6―プリニ
ル、3―シクロヘキシルプロピル、ベンジル、(2―ク
ロロフェニル)メチル、(4―クロロフェニル)メチ
ル、2―(3,4―ジクロロフェニル)エチル、(3―
フルオロフェニル)メチル、(4―メトキシフェニル)
メチル、(3―トリフルオロメチルフェニル)メチル、
3―フェニルプロピル、2―フラニルメチル、3―(4
―モルホリニル)プロピル、1―フェニル―2―イミダ
ゾリル、5―メチル―1,3,4―チアジアゾール―2
―イル等が挙げられる。
チル、エチル、プロピル、2―プロペニル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル、ヘ
キシル、オクチル、2,3―ジヒドロキシプロピル、
2,3―ジアセトキシプロピル、3,4―ジメトキシフ
ェニルプロピル、4―フェノキシブチル、カルボキシメ
チル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニル
メチル、2―カルボキシエチル、5―カルボキシペンチ
ル、5―メトキシカルボニルペンチル、5―ブトキシカ
ルボニルペンチル、5―デシルオキシカルボニルペンチ
ル、5―カルボキシ―4―ペンテニル、5―メトキシカ
ルボニル―4―ペンテニル、5―メトキシカルボニル―
5,5―ジフルオロペンチル、5―(2―チオキソ―3
―チアゾリジニルカルボニル)ペンチル、5―(6―D
―グルコシルカルボニル)ペンチル、5―(1―D―キ
シロシルカルボニル)ペンチル、5―(5―D―リボシ
ルカルボニル)ペンチル、2―(ブチルアミノ)エチ
ル、2―(4―フルオロフェニルアミノ)エチル、2―
(2―フェニルエチルアミノ)エチル、シクロヘキシ
ル、フェニル、3―メチルフェニル、4―メチルフェニ
ル、3―メトキシフェニル、4―メトキシフェニル、4
―フルオロフェニル、4―クロロフェニル、4―ブロモ
フェニル、2,5―ジクロロフェニル、4―ブロモ―3
―メチルフェニル、2,3,5,6―テトラフルオロフ
ェニル、2,4,5―トリクロロフェニル、3―アミノ
フェニル、4―アミノフェニル、4―ニトロフェニル、
2―ピリジニル、4―ピリジニル、3―ヒドロキシ―2
―ピリジニル、4―ヒドロキシ―2―ピリミジニル、
4,6―ジメチル―2―ピリミジニル、4,6―ジクロ
ロ―2―ピリミジニル、4―ヒドロキシ―6―プロピル
―2―ピリミジニル、4,5―ジアミノ―2―ピリミジ
ニル、4,6―ジアミノ―2―ピリミジニル、4―アミ
ノ―6―ヒドロキシ―2―ピリミジニル、1―メチル―
2―イミダゾリル、4―メチル―1,2,4―トリアゾ
ール―3―イル、1―メチル―5―テトラゾリル、2―
ベンズイミダゾリル、2―ベンズオキサゾリル、2―ベ
ンゾチアゾリル、5―クロロ―2―ベンゾチアゾリル、
6―エトキシ―2―ベンゾチアゾリル、2―キノリニ
ル、4―ヒドロキシ―プテリジニル、6―ヒドロキシ―
8―プリニル、6―プリニル、4―ピラゾロ〔3,4―
d〕ピリミジニル、2―アミノ―6―プリニル、6―ヒ
ドロキシ―2―プリニル、2―ヒドロキシ―6―プリニ
ル、3―シクロヘキシルプロピル、ベンジル、(2―ク
ロロフェニル)メチル、(4―クロロフェニル)メチ
ル、2―(3,4―ジクロロフェニル)エチル、(3―
フルオロフェニル)メチル、(4―メトキシフェニル)
メチル、(3―トリフルオロメチルフェニル)メチル、
3―フェニルプロピル、2―フラニルメチル、3―(4
―モルホリニル)プロピル、1―フェニル―2―イミダ
ゾリル、5―メチル―1,3,4―チアジアゾール―2
―イル等が挙げられる。
【0034】上記式(I)のR3 は、置換もしくは非置
換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜1
0の脂環式炭化水素基、または炭素数6〜10の芳香族
炭化水素基を表わす。かかるR3 の非置換の炭素数1〜
10の脂肪族炭化水素基としては、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s―ブチル、t
―ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、3,7―ジメチルオクチ
ル、ノニルまたはデシル基等のアルキル基;ビニル、1
―メチルビニル、1―プロペニル、2―プロペニル、2
―メチル―1―プロペニル、1―ブテニル、2―ブテニ
ル、2―メチル―1―ブテニル、1―ペンテニル、2―
ペンテニル、1―ヘキセニル、2―ヘキセニル、3,3
―ジメチル―1―ブテニル、5―ヘキセニル、1,5―
ヘキサジエニル、1―ヘプテニル、1―オクテニル、3
―メチル―1―オクテニル、4,4―ジメチル―1―オ
クテニル、1,7―オクタジエニル、1―ノネニル、5
―メチル―1―ノネニルまたは1―デセニル基等のアル
ケニル基;エチニル、1―プロピニル、2―プロピニ
ル、1―ブチニル、3―メチル―1―ブチニル、3,3
―ジメチル―1―ブチニル、1―ペンチニル、2―ペン
チニル、1―ヘキシニル、2―ヘキシニル、5―ヘキセ
ン―1―イニル、1―ヘプチニル、1―ノニニルまたは
1―デシニル基等のアルキニル基を挙げることができ
る。
換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜1
0の脂環式炭化水素基、または炭素数6〜10の芳香族
炭化水素基を表わす。かかるR3 の非置換の炭素数1〜
10の脂肪族炭化水素基としては、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s―ブチル、t
―ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、3,7―ジメチルオクチ
ル、ノニルまたはデシル基等のアルキル基;ビニル、1
―メチルビニル、1―プロペニル、2―プロペニル、2
―メチル―1―プロペニル、1―ブテニル、2―ブテニ
ル、2―メチル―1―ブテニル、1―ペンテニル、2―
ペンテニル、1―ヘキセニル、2―ヘキセニル、3,3
―ジメチル―1―ブテニル、5―ヘキセニル、1,5―
ヘキサジエニル、1―ヘプテニル、1―オクテニル、3
―メチル―1―オクテニル、4,4―ジメチル―1―オ
クテニル、1,7―オクタジエニル、1―ノネニル、5
―メチル―1―ノネニルまたは1―デセニル基等のアル
ケニル基;エチニル、1―プロピニル、2―プロピニ
ル、1―ブチニル、3―メチル―1―ブチニル、3,3
―ジメチル―1―ブチニル、1―ペンチニル、2―ペン
チニル、1―ヘキシニル、2―ヘキシニル、5―ヘキセ
ン―1―イニル、1―ヘプチニル、1―ノニニルまたは
1―デシニル基等のアルキニル基を挙げることができ
る。
【0035】R3 の非置換の炭素数4〜10の脂環式炭
化水素基の例としては、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、1―シクロヘキセニル、3―シク
ロヘキセニル、4―シクロヘキセニル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―
2―イル基等を挙げることができる。
化水素基の例としては、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、1―シクロヘキセニル、3―シク
ロヘキセニル、4―シクロヘキセニル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―
2―イル基等を挙げることができる。
【0036】R3 の非置換の炭素数6〜10の芳香族炭
化水素基の例としては、フェニル、1―ナフチル、2―
ナフチル基を挙げることができる。
化水素基の例としては、フェニル、1―ナフチル、2―
ナフチル基を挙げることができる。
【0037】R3 としては上記の炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基およ
び炭素数6〜10の芳香族炭化水素基が任意の組合せで
結合したものでもよい。これらのうちR3 の好ましいも
のとして挙げられるのは、置換もしくは非置換の (r3 ―a)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
コキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基; (r3 ―b)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基; (r3 ―c)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r3 ―d)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基;が挙げられ
る。
族炭化水素基、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基およ
び炭素数6〜10の芳香族炭化水素基が任意の組合せで
結合したものでもよい。これらのうちR3 の好ましいも
のとして挙げられるのは、置換もしくは非置換の (r3 ―a)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
コキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基; (r3 ―b)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基; (r3 ―c)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r3 ―d)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていて
もよい、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基で置換され
ている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基;が挙げられ
る。
【0038】かかる非置換の(r3 ―a)の基の好まし
い例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、t―ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、オクチル、デシル、3,7―ジメチルオクチル、
ビニル、1―プロペニル、1―メチルビニル、1―ブテ
ニル、1―オクテニル、3,3―ジメチル―1―ブテニ
ル、3―メチル―1―オクテニル、4,4―ジメチル―
1―オクテニル、ノナ―7―イン―1―エニル、5―メ
チル―1―ノネニル、1―プロピニル、3,3―ジメチ
ル―1―ブチニル、1―ペンチニル、3,3―ジメチル
―1―ヘキシニル、2―ヘキセニル基が挙げられる。非
置換の(r3 ―b)の基の好ましい例としては、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、3―メチ
ルシクロペンチル、4―メチルシクロヘキシル、4―ブ
チルシクロヘキシル、3,4―ジメチルシクロヘキシ
ル、4―メトキシシクロヘキシル基が挙げられる。非置
換の(r3 ―c)の基の好ましい例としては、3―シク
ロペンチル―1―プロペニル、3―シクロヘキシルプロ
ピル、3―シクロペンチル―3,3―ジメチル―1―プ
ロペニル、4―シクロヘキシル―1―プロペニル、3―
(3―メチルシクロペンチル)―1―プロペニル基が挙
げられる。非置換の(r3 ―d)の基の好ましい例とし
ては、ベンジル、2―フェニルエチル、3―フェニルプ
ロピル、4―フェニルブチル、1―ナフチルメチル、2
―ナフチルメチル、4―ブチルベンジル、4―メトキシ
ベンジル、3,4―ジメトキシベンジル、3,3―ジメ
チル―4―フェニル―1―ブテニル基が挙げられる。
い例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、t―ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、オクチル、デシル、3,7―ジメチルオクチル、
ビニル、1―プロペニル、1―メチルビニル、1―ブテ
ニル、1―オクテニル、3,3―ジメチル―1―ブテニ
ル、3―メチル―1―オクテニル、4,4―ジメチル―
1―オクテニル、ノナ―7―イン―1―エニル、5―メ
チル―1―ノネニル、1―プロピニル、3,3―ジメチ
ル―1―ブチニル、1―ペンチニル、3,3―ジメチル
―1―ヘキシニル、2―ヘキセニル基が挙げられる。非
置換の(r3 ―b)の基の好ましい例としては、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、3―メチ
ルシクロペンチル、4―メチルシクロヘキシル、4―ブ
チルシクロヘキシル、3,4―ジメチルシクロヘキシ
ル、4―メトキシシクロヘキシル基が挙げられる。非置
換の(r3 ―c)の基の好ましい例としては、3―シク
ロペンチル―1―プロペニル、3―シクロヘキシルプロ
ピル、3―シクロペンチル―3,3―ジメチル―1―プ
ロペニル、4―シクロヘキシル―1―プロペニル、3―
(3―メチルシクロペンチル)―1―プロペニル基が挙
げられる。非置換の(r3 ―d)の基の好ましい例とし
ては、ベンジル、2―フェニルエチル、3―フェニルプ
ロピル、4―フェニルブチル、1―ナフチルメチル、2
―ナフチルメチル、4―ブチルベンジル、4―メトキシ
ベンジル、3,4―ジメトキシベンジル、3,3―ジメ
チル―4―フェニル―1―ブテニル基が挙げられる。
【0039】かかる(r3 ―a)〜(r3 ―d)の基は
複数の異なる置換基で置換されていてもよく、かかる置
換基としては、(i)ハロゲン原子;(ii)オキソ基;
(iii )シアノ基;(iv)ニトロ基;(v)―COOR
63(ここでR63は前記R61と同じ内容を表わす。);
(vi)―OR73(ここでR73は前記R71と同じ内容を表
わす。);(vii )―CONR83R830 (ここでR83お
よびR830 は各々R81およびR810 と同じ内容を表わ
す。);(viii)―NR93R930 (ここでR93とR 930
は各々前記R91およびR910 と同じ内容を表わす。)が
挙げられる。
複数の異なる置換基で置換されていてもよく、かかる置
換基としては、(i)ハロゲン原子;(ii)オキソ基;
(iii )シアノ基;(iv)ニトロ基;(v)―COOR
63(ここでR63は前記R61と同じ内容を表わす。);
(vi)―OR73(ここでR73は前記R71と同じ内容を表
わす。);(vii )―CONR83R830 (ここでR83お
よびR830 は各々R81およびR810 と同じ内容を表わ
す。);(viii)―NR93R930 (ここでR93とR 930
は各々前記R91およびR910 と同じ内容を表わす。)が
挙げられる。
【0040】かかる(r3 ―a)〜(r3 ―d)の基の
置換基(i)〜(viii)の例としては、R1 で挙げた
(r1 ―a)〜(r1 ―m)の基の置換基と同様のもの
を挙げることができる。
置換基(i)〜(viii)の例としては、R1 で挙げた
(r1 ―a)〜(r1 ―m)の基の置換基と同様のもの
を挙げることができる。
【0041】かかるR3 の好ましい例としては、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t―ブ
チル、オクチル、3,7―ジメチルオクチル、1―メチ
ルビニル、1―オクテニル、3,3―ジメチル―4―フ
ェニル―1―ブテニル、3,3―ジメチル―1―ブチニ
ル、1―ペンチニル、1―ヘキシニル、3―t―ブチル
ジメチルシリルオキシ―1―オクテニル、3―ヒドロキ
シ―1―オクテニル、3―アセトキシ―1―オクテニ
ル、3―メトキシカルボニルオキシ―1―オクテニル、
3―トリメチルシリルオキシ―3―メチル―1―オクテ
ニル、3―ヒドロキシ―3―メチル―1―オクテニル、
3―t―ブチルジメチルシリルオキシ―5―メチル―1
―ノネニル、3―ヒドロキシ―5―メチル―1―ノネニ
ル、6―カルボキシヘキシル、6―メトキシカルボニル
ヘキシル、6―(2―チオキソ―3―チアゾリジニルカ
ルボニル)ヘキシル、6―(6―D―グルコシルカルボ
ニル)ヘキシル、6―(1―D―キシロシルカルボニ
ル)ヘキシル、6―(5―D―リボシルカルボニル)ヘ
キシル、6―ヒドロキシヘキシル、6―t―ブチルジメ
チルシリルオキシヘキシル、6―アセトキシヘキシル、
6―ヒドロキシ―2―ヘキセニル、6―カルボキシ―2
―ヘキセニル、6―メトキシカルボニル―2―ヘキセニ
ル、3―シクロヘキシルプロピル、3―ヒドロキシ―3
―シクロペンチル―1―プロペニル、3―メトキシカル
ボニルオキシ―3―シクロペンチル―1―プロペニル、
3―イソプロポキシカルボニルオキシ―3―シクロペン
チル―1―プロペニル、3―t―ブチルジメチルシリル
オキシ―3―シクロペンチル―1―プロペニル、3―ヒ
ドロキシ―3―シクロヘキシル―1―プロペニル、3―
t―ブチルジメチルシリルオキシ―3―シクロヘキシル
―1―プロペニル、3―ヒドロキシ―4―シクロヘキシ
ル―1―ブテニル、4―フェノキシブチル、3―(3,
4―ジメトキシフェニル)プロピル、ベンジル、2―フ
ェニルエチル、5―フェニルペンチル、シクロヘキシル
等が挙げられる。
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t―ブ
チル、オクチル、3,7―ジメチルオクチル、1―メチ
ルビニル、1―オクテニル、3,3―ジメチル―4―フ
ェニル―1―ブテニル、3,3―ジメチル―1―ブチニ
ル、1―ペンチニル、1―ヘキシニル、3―t―ブチル
ジメチルシリルオキシ―1―オクテニル、3―ヒドロキ
シ―1―オクテニル、3―アセトキシ―1―オクテニ
ル、3―メトキシカルボニルオキシ―1―オクテニル、
3―トリメチルシリルオキシ―3―メチル―1―オクテ
ニル、3―ヒドロキシ―3―メチル―1―オクテニル、
3―t―ブチルジメチルシリルオキシ―5―メチル―1
―ノネニル、3―ヒドロキシ―5―メチル―1―ノネニ
ル、6―カルボキシヘキシル、6―メトキシカルボニル
ヘキシル、6―(2―チオキソ―3―チアゾリジニルカ
ルボニル)ヘキシル、6―(6―D―グルコシルカルボ
ニル)ヘキシル、6―(1―D―キシロシルカルボニ
ル)ヘキシル、6―(5―D―リボシルカルボニル)ヘ
キシル、6―ヒドロキシヘキシル、6―t―ブチルジメ
チルシリルオキシヘキシル、6―アセトキシヘキシル、
6―ヒドロキシ―2―ヘキセニル、6―カルボキシ―2
―ヘキセニル、6―メトキシカルボニル―2―ヘキセニ
ル、3―シクロヘキシルプロピル、3―ヒドロキシ―3
―シクロペンチル―1―プロペニル、3―メトキシカル
ボニルオキシ―3―シクロペンチル―1―プロペニル、
3―イソプロポキシカルボニルオキシ―3―シクロペン
チル―1―プロペニル、3―t―ブチルジメチルシリル
オキシ―3―シクロペンチル―1―プロペニル、3―ヒ
ドロキシ―3―シクロヘキシル―1―プロペニル、3―
t―ブチルジメチルシリルオキシ―3―シクロヘキシル
―1―プロペニル、3―ヒドロキシ―4―シクロヘキシ
ル―1―ブテニル、4―フェノキシブチル、3―(3,
4―ジメトキシフェニル)プロピル、ベンジル、2―フ
ェニルエチル、5―フェニルペンチル、シクロヘキシル
等が挙げられる。
【0042】上記式(I)のR4 は、炭素数1〜4のア
ルキル基、炭素数2〜7のアシル基、トリ(C1 〜C7
炭化水素)シリル基、またはR4 が結合している酸素原
子とともにアセタール結合を形成する基を表わす。R4
の炭素数1〜4のアルキル基の例としては、メチル、エ
チル、イソプロピル、ブチル、t―ブチル基等が挙げら
れる。炭素数2〜7のアシル基の例としては、アセチ
ル、プロピオニル、イソブチリル、バレリル、ヘキサノ
イル、ベンゾイル基等が挙げられる。炭素数2〜5のア
ルコキシカルボニル基の例としては、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、
ブトキシカルボニル基等が挙げられる。トリ(C1 〜C
7 炭化水素)シリル基の例としては、トリメチルシリ
ル、t―ブチルジメチルシリル、t―ブチルジフェニル
シリル、トリベンジルシリル基等が挙げられる。R4 が
結合している酸素原子とともにアセタール結合を形成す
る基の例としては、メトキシメチル、1―メトキシ―1
―メチルエチル、2―メトキシエトキシメチル、テトラ
ヒドロピラン―2―イル、6,6―ジメチル―3―オキ
サ―2―オキソ―ビシクロ[3.1.0]ヘキサン―4
―イル基等が挙げられる。
ルキル基、炭素数2〜7のアシル基、トリ(C1 〜C7
炭化水素)シリル基、またはR4 が結合している酸素原
子とともにアセタール結合を形成する基を表わす。R4
の炭素数1〜4のアルキル基の例としては、メチル、エ
チル、イソプロピル、ブチル、t―ブチル基等が挙げら
れる。炭素数2〜7のアシル基の例としては、アセチ
ル、プロピオニル、イソブチリル、バレリル、ヘキサノ
イル、ベンゾイル基等が挙げられる。炭素数2〜5のア
ルコキシカルボニル基の例としては、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、
ブトキシカルボニル基等が挙げられる。トリ(C1 〜C
7 炭化水素)シリル基の例としては、トリメチルシリ
ル、t―ブチルジメチルシリル、t―ブチルジフェニル
シリル、トリベンジルシリル基等が挙げられる。R4 が
結合している酸素原子とともにアセタール結合を形成す
る基の例としては、メトキシメチル、1―メトキシ―1
―メチルエチル、2―メトキシエトキシメチル、テトラ
ヒドロピラン―2―イル、6,6―ジメチル―3―オキ
サ―2―オキソ―ビシクロ[3.1.0]ヘキサン―4
―イル基等が挙げられる。
【0043】かかるR4 としては、メチル、エチル、ト
リメチルシリル、等が好ましいものとして挙げられる。
リメチルシリル、等が好ましいものとして挙げられる。
【0044】上記式(I)においてR5 は水素原子、置
換もしくは非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素
基、または炭素数4〜10の脂環式炭化水素基を表わ
す。R5の非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基
としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル、
ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘ
プチル、オクチル、3,7―ジメチルオクチル、ノニル
またはデシル基等のアルキル基;2―プロペニル、2―
ブテニル、3―ヘキセニル基等のアルケニル基;2―プ
ロピニル、2―ブチニル基等のアルキニル基を挙げるこ
とができる。
換もしくは非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素
基、または炭素数4〜10の脂環式炭化水素基を表わ
す。R5の非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基
としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル、
ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘ
プチル、オクチル、3,7―ジメチルオクチル、ノニル
またはデシル基等のアルキル基;2―プロペニル、2―
ブテニル、3―ヘキセニル基等のアルケニル基;2―プ
ロピニル、2―ブチニル基等のアルキニル基を挙げるこ
とができる。
【0045】R5 の非置換の炭素数4〜10の脂環式炭
化水素基の例としては、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、3―シクロヘキセニル、シクロオ
クチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―2―イル基等
を挙げることができる。
化水素基の例としては、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、3―シクロヘキセニル、シクロオ
クチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―2―イル基等
を挙げることができる。
【0046】R5 としては上記の炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基および炭素数4〜10の脂環式炭化水素基
が任意の組み合わせて結合したものでもよい。これらの
うちR5 の好ましいものとして挙げられるのは、置換も
しくは非置換の (r5 ―a)ひとつまたは複数個のフェニル基で置換さ
れていてもよい炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r5 ―b)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、フェニル基で置
換されていてもよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素
基; (r5 ―c)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、フェニル基で置
換されていてもよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素
基で置換されている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素
基;かかる非置換の(r5 ―a)の基の好ましい例とし
ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル、ペンチル、
ヘキシル、オクチル、デシル、3,7―ジメチルオクチ
ル、ベンジル、2―フェニルエチル、3―フェニルプロ
ピル、4―フェニルブチル、5―フェニルペンチル基が
挙げられる。非置換の(r5 ―b)の基の好ましい例と
しては、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオク
チル、3―メチルシクロペンチル、4―メチルシクロヘ
キシル、4―ブチルシクロヘキシル、3,4―ジメチル
シクロヘキシル、4―メトキシシクロヘキシル、4―フ
ェニルシクロヘキシル基が挙げられる。非置換の(r5
―c)の好ましい例としては3―シクロペンチルプロピ
ル、3―シクロヘキシルプロピル、4―シクロペンチル
ブチル、4―シクロヘキシルブチル基が挙げられる。
族炭化水素基および炭素数4〜10の脂環式炭化水素基
が任意の組み合わせて結合したものでもよい。これらの
うちR5 の好ましいものとして挙げられるのは、置換も
しくは非置換の (r5 ―a)ひとつまたは複数個のフェニル基で置換さ
れていてもよい炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r5 ―b)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、フェニル基で置
換されていてもよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素
基; (r5 ―c)ひとつまたは複数個の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、フェニル基で置
換されていてもよい、炭素数4〜10の脂環式炭化水素
基で置換されている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素
基;かかる非置換の(r5 ―a)の基の好ましい例とし
ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル、ペンチル、
ヘキシル、オクチル、デシル、3,7―ジメチルオクチ
ル、ベンジル、2―フェニルエチル、3―フェニルプロ
ピル、4―フェニルブチル、5―フェニルペンチル基が
挙げられる。非置換の(r5 ―b)の基の好ましい例と
しては、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオク
チル、3―メチルシクロペンチル、4―メチルシクロヘ
キシル、4―ブチルシクロヘキシル、3,4―ジメチル
シクロヘキシル、4―メトキシシクロヘキシル、4―フ
ェニルシクロヘキシル基が挙げられる。非置換の(r5
―c)の好ましい例としては3―シクロペンチルプロピ
ル、3―シクロヘキシルプロピル、4―シクロペンチル
ブチル、4―シクロヘキシルブチル基が挙げられる。
【0047】かかる(r5 ―a)〜(r5 ―c)の基は
複数の異なる置換基で置換されていてもよく、かかる置
換基としては、(i)ハロゲン原子;(ii)オキソ基;
(iii )シアノ基;(iv)ニトロ基;(v)―COOR
65(ここでR65は前記R61と同じ内容を表わす。);
(vi)―OR75(ここでR75は前記R71と同じ内容を表
わす。);(vii )―CONR85R850 (ここでR85お
よびR850 は各々前記R 81およびR810 と同じ内容を表
わす。);(viii)―NR95R950 (ここでR95とR
950 は各々前記R91およびR910 と同じ内容を表わ
す。)が挙げられる。
複数の異なる置換基で置換されていてもよく、かかる置
換基としては、(i)ハロゲン原子;(ii)オキソ基;
(iii )シアノ基;(iv)ニトロ基;(v)―COOR
65(ここでR65は前記R61と同じ内容を表わす。);
(vi)―OR75(ここでR75は前記R71と同じ内容を表
わす。);(vii )―CONR85R850 (ここでR85お
よびR850 は各々前記R 81およびR810 と同じ内容を表
わす。);(viii)―NR95R950 (ここでR95とR
950 は各々前記R91およびR910 と同じ内容を表わ
す。)が挙げられる。
【0048】かかる(r5 ―a)〜(r5 ―c)の基の
置換基(i)〜(viii)の例としては、R1 で挙げた
(r1 ―a)〜(r1 ―m)の基の置換基と同様のもの
を挙げることができる。
置換基(i)〜(viii)の例としては、R1 で挙げた
(r1 ―a)〜(r1 ―m)の基の置換基と同様のもの
を挙げることができる。
【0049】かかるR5 の好ましい例としては水素原
子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、t―ブチル、ヘキシル、オクチル、3,7―ジメチ
ルオクチル、3,7―ジメチル―6―オクテニル、ベン
ジル、3―(3,4―ジメトキシフェニル)プロピル、
5―フェニルペンチル、シクロヘキシル、3―シクロヘ
キシルプロピル、4―シクロヘキシルブチル、6―ヒド
ロキシヘキシル、6―t―ブチルジメチルシリルオキシ
ヘキシル、6―アセトキシヘキシル、6―(1―エトキ
シエトキシ)ヘキシル、5―カルボキシペンチル、5―
メトキシカルボニルペンチル、5―(6―D―グルコシ
ルカルボニル)ペンチル、4―フェノキシブチル等があ
げられ、特に水素原子、メチル基、ブチル基が好まし
い。
子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、t―ブチル、ヘキシル、オクチル、3,7―ジメチ
ルオクチル、3,7―ジメチル―6―オクテニル、ベン
ジル、3―(3,4―ジメトキシフェニル)プロピル、
5―フェニルペンチル、シクロヘキシル、3―シクロヘ
キシルプロピル、4―シクロヘキシルブチル、6―ヒド
ロキシヘキシル、6―t―ブチルジメチルシリルオキシ
ヘキシル、6―アセトキシヘキシル、6―(1―エトキ
シエトキシ)ヘキシル、5―カルボキシペンチル、5―
メトキシカルボニルペンチル、5―(6―D―グルコシ
ルカルボニル)ペンチル、4―フェノキシブチル等があ
げられ、特に水素原子、メチル基、ブチル基が好まし
い。
【0050】R2 の好ましい例としては、メチル、エチ
ル、プロピル、ノニル、3―カルボキシプロピル、3―
メトキシカルボニルプロピル、3―(2―チオキソ―3
―チアゾリジニルカルボニル)プロピル、3―(6―D
―グルコシルカルボニル)プロピル、5―カルボキシペ
ンチル、5―メトキシカルボニルペンチル、5―エトキ
シカルボニルペンチル、5―ブトキシカルボニルペンチ
ル、5―デシルオキシカルボニルペンチル、5―(2―
チオキソ―3―チアゾリジニルカルボニル)ペンチル、
5―(6―D―グルコシルカルボニル)ペンチル、5―
(1―D―キシロシルカルボニル)ペンチル、5―(5
―D―リボシルカルボニル)ペンチル、5―シアノペン
チル、5―メトキシカルボニル―5,5―ジフルオロペ
ンチル、5―メトキシカルボニル―4―ペンテニル、
3,6―ジヒドロキシヘキシル、3,6―ジヒドロキシ
―1―ヘキセニル、3,6―ジアセトキシ―1―ヘキセ
ニル、3,6―ビス―t―ブチルジメチルシリルオキシ
―1―ヘキセニル、3,6―ビスメトキシカルボニルオ
キシ―1―ヘキセニル、3,5―ジアセトキシ―4―
(1―メトキシ―1―メチルエトキシ)―1―ペンテニ
ル、3,5―ジアセトキシ―4―ヒドロキシ―1―ヘキ
セニル、7―ヒドロキシ―6―ヒドロキシメチル―1―
ヘプテニル、3,4,5―トリアセトキシ―1―ペンテ
ニル、5―メトキシカルボニル―1―ペンチニル、3―
メトキシカルボニルプロピルチオメチル、シクロヘキシ
ル、フェニル、4―ジメチルアミノフェニル、4―メト
キシカルボニルフェニル、4―(3―ヒドロキシ―2―
ヒドロキシメチルプロピル)フェニル、4―ピリジニ
ル、5―メチル―2―フラニル、2―シクロヘキシルエ
チル、4―オキソ―4―フェニルブチル、2―フェニル
ビニル、2―(3,4―ジメトキシフェニル)エチル、
2―(4―ジメチルアミノフェニル)ビニル、2―(1
―ピペリジニル)エチル、2―(4―モルホリニル)エ
チル、2―(4―メチル―1―ピペラジニル)エチル等
が挙げられる。
ル、プロピル、ノニル、3―カルボキシプロピル、3―
メトキシカルボニルプロピル、3―(2―チオキソ―3
―チアゾリジニルカルボニル)プロピル、3―(6―D
―グルコシルカルボニル)プロピル、5―カルボキシペ
ンチル、5―メトキシカルボニルペンチル、5―エトキ
シカルボニルペンチル、5―ブトキシカルボニルペンチ
ル、5―デシルオキシカルボニルペンチル、5―(2―
チオキソ―3―チアゾリジニルカルボニル)ペンチル、
5―(6―D―グルコシルカルボニル)ペンチル、5―
(1―D―キシロシルカルボニル)ペンチル、5―(5
―D―リボシルカルボニル)ペンチル、5―シアノペン
チル、5―メトキシカルボニル―5,5―ジフルオロペ
ンチル、5―メトキシカルボニル―4―ペンテニル、
3,6―ジヒドロキシヘキシル、3,6―ジヒドロキシ
―1―ヘキセニル、3,6―ジアセトキシ―1―ヘキセ
ニル、3,6―ビス―t―ブチルジメチルシリルオキシ
―1―ヘキセニル、3,6―ビスメトキシカルボニルオ
キシ―1―ヘキセニル、3,5―ジアセトキシ―4―
(1―メトキシ―1―メチルエトキシ)―1―ペンテニ
ル、3,5―ジアセトキシ―4―ヒドロキシ―1―ヘキ
セニル、7―ヒドロキシ―6―ヒドロキシメチル―1―
ヘプテニル、3,4,5―トリアセトキシ―1―ペンテ
ニル、5―メトキシカルボニル―1―ペンチニル、3―
メトキシカルボニルプロピルチオメチル、シクロヘキシ
ル、フェニル、4―ジメチルアミノフェニル、4―メト
キシカルボニルフェニル、4―(3―ヒドロキシ―2―
ヒドロキシメチルプロピル)フェニル、4―ピリジニ
ル、5―メチル―2―フラニル、2―シクロヘキシルエ
チル、4―オキソ―4―フェニルブチル、2―フェニル
ビニル、2―(3,4―ジメトキシフェニル)エチル、
2―(4―ジメチルアミノフェニル)ビニル、2―(1
―ピペリジニル)エチル、2―(4―モルホリニル)エ
チル、2―(4―メチル―1―ピペラジニル)エチル等
が挙げられる。
【0051】本発明の方法においては4〜6員環の環状
第2級アルキレンアミン類が用いられるが、その中でも
5員環または6員環のものが好ましい。また、環状第2
級アルキレンアミンのアルキレン基部分は置換基を有し
ていてもよいが、特に非置換のもの、あるいは1個また
は複数個のメチル基および/またはエチル基で置換され
たものが好ましい。具体的にいえば、ピロリジン、ピペ
リジン、3―メチル―ピロリジン、3―エチル―ピロリ
ジン、3,3―ジメチル―ピペリジン、3,5―ジメチ
ル―ピペリジン、3,3―ジエチル―ピペリジン、3,
5―ジエチル―ピペリジン等が好ましい。
第2級アルキレンアミン類が用いられるが、その中でも
5員環または6員環のものが好ましい。また、環状第2
級アルキレンアミンのアルキレン基部分は置換基を有し
ていてもよいが、特に非置換のもの、あるいは1個また
は複数個のメチル基および/またはエチル基で置換され
たものが好ましい。具体的にいえば、ピロリジン、ピペ
リジン、3―メチル―ピロリジン、3―エチル―ピロリ
ジン、3,3―ジメチル―ピペリジン、3,5―ジメチ
ル―ピペリジン、3,3―ジエチル―ピペリジン、3,
5―ジエチル―ピペリジン等が好ましい。
【0052】本発明の製造法においては、上記式(1)
で表わされる2,3,4,4―四置換―2―シクロペン
テノン類1当量に対して上記式(2)で表わされるアル
デヒド類は1〜10当量、上記式(3)で表わされるア
ミン類は1〜10当量が用いられる。
で表わされる2,3,4,4―四置換―2―シクロペン
テノン類1当量に対して上記式(2)で表わされるアル
デヒド類は1〜10当量、上記式(3)で表わされるア
ミン類は1〜10当量が用いられる。
【0053】また、反応溶媒としてはベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、クロロベンゼン、ア
ニソール等のベンゼン誘導体等が用いられる。その使用
量は上記式(1)で表わされる化合物に対して1〜10
0倍(容量/重量)程度である。反応温度は60〜20
0℃、好ましくは80〜160℃、さらに好ましくは1
10〜160℃である。
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、クロロベンゼン、ア
ニソール等のベンゼン誘導体等が用いられる。その使用
量は上記式(1)で表わされる化合物に対して1〜10
0倍(容量/重量)程度である。反応温度は60〜20
0℃、好ましくは80〜160℃、さらに好ましくは1
10〜160℃である。
【0054】通常、溶媒の沸点下で反応を行ない、生成
する水を除くことが好ましい。反応時間は用いる化合物
によって異なるが、通常1〜100時間、好ましくは5
〜50時間程度が適当である。望ましくは、HPLC等
の分析手段を用いて上記式(1)で表わされる化合物の
消失を追跡確認しながら実施する。反応で生成する上記
式(4)で表わされる2,3,4,4,5―五置換―2
―シクロペンテノン類の分離と精製は、反応溶媒を留去
後通常のクロマトグラフィー、再結晶等の分離・精製操
作で行われる。
する水を除くことが好ましい。反応時間は用いる化合物
によって異なるが、通常1〜100時間、好ましくは5
〜50時間程度が適当である。望ましくは、HPLC等
の分析手段を用いて上記式(1)で表わされる化合物の
消失を追跡確認しながら実施する。反応で生成する上記
式(4)で表わされる2,3,4,4,5―五置換―2
―シクロペンテノン類の分離と精製は、反応溶媒を留去
後通常のクロマトグラフィー、再結晶等の分離・精製操
作で行われる。
【0055】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0056】[実施例1]
【0057】
【化8】
【0058】50mlフラスコに、2―(4―ピリジル
チオ)―4―トリメチルシリルオキシ―4―(4―フェ
ノキシブチル)―2―シクロペンテノン(1a)(0.
214g、0.5mmol)、および脱水トルエン20
mlを入れ、更にp―ジメチルアミノベンズアルデヒド
(2a)(0.745g、5.0mmol)および3,
5―ジメチルピペリジン(3a)(68μl、0.5m
mol)を加え、130℃の油浴上で87時間加熱還流
した。生成する水をトルエンで共沸させ、水分離器を付
した装置で除去した。反応終了後、トルエンを減圧下に
除去し、粗生成物0.96gを得た。これをシリカゲル
クロマトグラフィー(シリカゲル:ダイソーゲルIR―
60 NO 1001 20g、ヘキサン:酢酸エチル
=4:1〜1:1)に供し、目的精製物2―(4―ピリ
ジルチオ)―4―トリメチルシリルオキシ―4―(4―
フェノキシブチル)―5―(p―ジメチルアミノベンジ
リデン)―2―シクロペンテノン(4a)0.239g
(79%)を得た。
チオ)―4―トリメチルシリルオキシ―4―(4―フェ
ノキシブチル)―2―シクロペンテノン(1a)(0.
214g、0.5mmol)、および脱水トルエン20
mlを入れ、更にp―ジメチルアミノベンズアルデヒド
(2a)(0.745g、5.0mmol)および3,
5―ジメチルピペリジン(3a)(68μl、0.5m
mol)を加え、130℃の油浴上で87時間加熱還流
した。生成する水をトルエンで共沸させ、水分離器を付
した装置で除去した。反応終了後、トルエンを減圧下に
除去し、粗生成物0.96gを得た。これをシリカゲル
クロマトグラフィー(シリカゲル:ダイソーゲルIR―
60 NO 1001 20g、ヘキサン:酢酸エチル
=4:1〜1:1)に供し、目的精製物2―(4―ピリ
ジルチオ)―4―トリメチルシリルオキシ―4―(4―
フェノキシブチル)―5―(p―ジメチルアミノベンジ
リデン)―2―シクロペンテノン(4a)0.239g
(79%)を得た。
【0059】[実施例2]塩基の種類、反応溶媒等を変
えて、実施例1と同様な条件下に反応を行なった。その
結果を表1に示す。
えて、実施例1と同様な条件下に反応を行なった。その
結果を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】このことから、3,5―ジメチルピペリジ
ンに代えて、ピロリジン、ピペリジンを用いても本発明
の目的を達成できることがわかる。
ンに代えて、ピロリジン、ピペリジンを用いても本発明
の目的を達成できることがわかる。
【0062】[比較例]実施例1における3,5―ジメ
チルピペリジンに代えて、ジ―n―ヘキシルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、あるいはヘキサメチレンイ
ミンを用いて同様な反応を行なった。その結果を表2に
示す。
チルピペリジンに代えて、ジ―n―ヘキシルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、あるいはヘキサメチレンイ
ミンを用いて同様な反応を行なった。その結果を表2に
示す。
【0063】
【表2】
【0064】この結果から、鎖状アミン(ジ―n―ヘキ
シルアミン)、第3級アミン(ジイソプロピルエチルア
ミン)および7員環の第2級環状アミン(ヘキサメチレ
ンイミン)を用いたのでは本発明の目的を達成し得ない
ことがわかる。
シルアミン)、第3級アミン(ジイソプロピルエチルア
ミン)および7員環の第2級環状アミン(ヘキサメチレ
ンイミン)を用いたのでは本発明の目的を達成し得ない
ことがわかる。
【0065】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、ジルコニウム
テトラ―t―ブトキシドのような希少かつ高価な遷移金
属反応剤の使用を回避しつつ、簡便かつ好収率で2,
3,4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類を得
ることができる。しかも後処理は容易である。
テトラ―t―ブトキシドのような希少かつ高価な遷移金
属反応剤の使用を回避しつつ、簡便かつ好収率で2,
3,4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類を得
ることができる。しかも後処理は容易である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 251/00 Z 257/02 277/10 285/125 309/28 C07F 7/18 A C07H 15/14
Claims (5)
- 【請求項1】 下記式(1) 【化1】 [式中R1 は、置換もしくは非置換の、(i)炭素数1
〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素数4〜10の脂
環式炭化水素基、(iii )炭素数6〜10の芳香族炭化
水素基、または(iv)炭素数1〜9の複素環基を表わ
し;R3 は、置換もしくは非置換の、(i)炭素数1〜
10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素数4〜10の脂環
式炭化水素基、または(iii )炭素数6〜10の芳香族
炭化水素基を表わし;R4 は炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数2〜7のアシル基、トリ(C1 〜C7 炭化水
素)シリル基、またはR4 が結合している酸素原子とと
もにアセタール結合を形成する基を表わし;R5 は水素
原子、置換もしくは非置換の、(i)炭素数1〜10の
脂肪族炭化水素基、または(ii)炭素数4〜10の脂環
式炭化水素基を表わす。]で表わされる2,3,4,4
―四置換―2―シクロペンテノン類と下記式(2) R2 ―CHO …(2) [式中R2 は、置換もしくは非置換の、(i)炭素数1
〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素数4〜10の脂
環式炭化水素基、(iii )炭素数6〜10の芳香族炭化
水素基、または(iv)炭素数1〜9の複素環基を表わ
す。]で表わされるアルデヒド類を下記式(3) 【化2】 [式中、円弧部分は置換基を有していてもよい環状アル
キレン基を表わす。]で表わされる4〜6員環の環状第
2級アルキレンアミンの存在下に反応せしめることを特
徴とする、下記式(4) 【化3】 [式中、R1 、R2 、R3 、R4 、およびR5 は上記式
(1)〜(3)の定義に同じである。]で表わされる
2,3,4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類
の製造法。 - 【請求項2】 環状第2級アルキレンアミンが5員環ま
たは6員環のアルキレンアミンである請求項1に記載の
製造法。 - 【請求項3】 環状第2級アルキレンアミンのアルキレ
ン基部分が非置換である請求項1または2に記載の製造
法。 - 【請求項4】 環状第2級アルキレンアミンのアルキレ
ン基部分が1個または複数個のメチル基および/または
エチル基で置換されたものである請求項1または2に記
載の製造法。 - 【請求項5】 反応温度が80℃から160℃である請
求項1から4のいずれかに記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2514194A JPH07233142A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 2,3,4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2514194A JPH07233142A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 2,3,4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07233142A true JPH07233142A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12157713
Family Applications (1)
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JP2514194A Pending JPH07233142A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 2,3,4,4,5―五置換―2―シクロペンテノン類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07233142A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000056341A1 (en) * | 1999-03-22 | 2000-09-28 | Charterhouse Therapeutics Ltd. | Chemical compounds and their uses |
US6392100B1 (en) | 1996-12-13 | 2002-05-21 | Consiglio Nazionale Delle Richerche | 2-Cyclopenten-1-one as inhibitors of the NF-KB factor |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP2514194A patent/JPH07233142A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6392100B1 (en) | 1996-12-13 | 2002-05-21 | Consiglio Nazionale Delle Richerche | 2-Cyclopenten-1-one as inhibitors of the NF-KB factor |
US6696498B2 (en) | 1996-12-13 | 2004-02-24 | Consiglio Nazionale Della Richerche | 2-cyclopenten-1-one and its derivatives as inhibitors of the NF-kB factor |
WO2000056341A1 (en) * | 1999-03-22 | 2000-09-28 | Charterhouse Therapeutics Ltd. | Chemical compounds and their uses |
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