JPH06211728A - 5―メチレン―2―シクロペンテノン類、それを含有した制癌剤及び骨形成促進剤 - Google Patents

5―メチレン―2―シクロペンテノン類、それを含有した制癌剤及び骨形成促進剤

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JPH06211728A
JPH06211728A JP5004884A JP488493A JPH06211728A JP H06211728 A JPH06211728 A JP H06211728A JP 5004884 A JP5004884 A JP 5004884A JP 488493 A JP488493 A JP 488493A JP H06211728 A JPH06211728 A JP H06211728A
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carbon atoms
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JP5004884A
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Takumi Takeyasu
巧 竹安
Satoshi Sugiura
聡 杉浦
Atsuo Hasato
篤夫 羽里
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】抗腫瘍作用および骨形成促進作用を示す2―シ
クロペンテノン類を提供する。 【構成】 具体的には、例えば

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、5―メチレン―2―シ
クロペンテノン類に関し、更に詳しくは、優れた制癌作
用および骨形成促進作用等の薬理作用を有する5―メチ
レン―2―シクロペンテノン類並びにそれを活性成分と
して含む制癌剤および骨形成促進剤に関する。
【0002】
【従来の技術】プロスタグランジンは、血小板凝集抑制
作用、血圧降下作用等の特異な生物活性を有する化合物
であり、近年医療の領域において末梢循環器系疾患治療
薬として用いられている有用な天然物である。プロスタ
グランジンのなかで、そのシクロペンタン環に二重結合
を有するものとしてプロスタグランジンA類が知られて
おり、悪性腫瘍にこれらの化合物が有用であることが知
られている[欧州公開公報第0106576号および第
0131441号]。
【0003】さらに、プロスタグランジンA類とは異な
るプロスタグランジンDおよびJ類が抗腫瘍剤として有
用であることも知られている[特開昭58―21615
5号公報およびプロシーディングズ・オブ・ザ・ナショ
ナル・アカデミー・オブ・サイエンスイズ・オブ・ザ・
ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ(Proc.Natl.
Acad.Sci.U.S.A.)、81、1317―1321(1984)]。
【0004】また特開昭62―96438号公報には、
下記式
【0005】
【化4】
【0006】[ここで、Xは水素原子またはハロゲン原
子を表わし;AおよびBは、Aが水素原子であり、そし
てBが水酸基である組合せを表わすかまたは互いに結合
して単結合を表わし;Rj は置換または非置換の炭素数
1〜10のアルキル基、アルケニル基またはアルキニル
基を表わし、Rk は置換または非置換の炭素数1〜10
のアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を表わ
し;そしてRl は水素原子または水酸基の保護基を表わ
す。但し、Rk が2―オクテニル、8―アセトキシ―2
―オクテニルまたは2,5―オクタジエニルであること
はない。]で表わされる4―ヒドロキシ―2―シクロペ
ンテノン類が知られており、これらの化合物が悪性腫瘍
の治療に有用であることが記載されている。
【0007】本発明者らは日本薬学会第109年会(要
旨集p117)で下記式
【0008】
【化5】
【0009】で表わされる2―メチルチオ―2―シクロ
ペンテノン類が制癌作用を有することを発表している。
【0010】通常の健常人の骨の代謝は、破骨細胞によ
る骨吸収と骨芽細胞による骨形成がバランスよく繰り返
されることによって成立しているといわれており、この
骨吸収と骨形成のバランスがくずれた場合、骨粗鬆症や
骨軟化症といった病態になるものと考えられている。こ
のような骨疾患の治療剤としては、活性型ビタミンD製
剤、カルシトニン製剤、ジホスホン酸製剤、エストロゲ
ン製剤、カルシウム製剤などが使用されるが、これらの
製剤の多くは骨吸収を抑制する作用などが報告されてい
るものの、骨形成を促進する作用を明確に示したものは
ない。さらにこれらの製剤はその効果が確実ではないた
め、より効果が確実と考えられる骨芽細胞による骨形成
を促進させる作用をもつ製剤の開発が強く望まれてい
る。
【0011】腰原らは日本生化学会(1988年要旨集
p767)でプロスタグランジンD 2 にヒト骨芽細胞の
石灰化促進作用があることを見出した。これはプロスタ
グランジンD2 が分解したΔ12―プロスタグランジンJ
2 が作用したものと示唆された。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、欧州公
開公報第338796号において記載したとおり、下記
【0013】
【化6】
【0014】[式中、AおよびBは、Aが水酸基または
【0015】
【化7】
【0016】であってBは水素原子であるか、またはA
とBが互いに結合して一本の結合手を表わす。
【0017】R11は、置換もしくは非置換の炭素数1〜
10の炭化水素基を表わす。
【0018】R22は、置換もしくは非置換の炭素数1〜
10の脂肪族炭化水素基を表わす。
【0019】R33は、置換もしくは非置換の炭素数1〜
10の脂肪族炭化水素基を表わす。かかるR33が単結合
でシクロペンテン骨格と結合している場合には、Xは水
素原子、水酸基または保護された水酸基を表わし、R33
が二重結合でシクロペンテン骨格と結合している場合に
は、Xは当該二重結合の一部を構成する結合手を表わ
す。
【0020】mおよびnは同一もしくは異なり、0、1
または2を表わす。]で表わされる2位にイオウ原子で
結合する基を持つ2―シクロペンテン類に抗腫瘍作用、
骨形成促進作用があることを発見した。
【0021】本発明者らは更に鋭意研究を行った結果、
上記の化合物群のみならず、さらに広範な、5位にメチ
レン基を有する2―シクロペンテノン類に同様の作用が
あることを発見した。
【0022】
【発明の開示】すなわち、本発明の目的は、新規な5―
メチレン―2―シクロペンテノン類、すなわち5位にメ
チレン基を有する2―シクロペンテノン類を提供するこ
とにある。
【0023】本発明の他の目的は、5―メチレン―2―
シクロペンテノン類を活性成分として含む制癌剤を提供
することにある。
【0024】本発明のさらに他の目的は、5―メチレン
―2―シクロペンテノン類を活性成分として含む骨形成
促進剤を提供することにある。
【0025】本発明のさらに他の目的および利点は以下
の説明から明らかとなろう。
【0026】本発明に従えば下記式(I)
【0027】
【化8】
【0028】[式中、Yは水素原子、ハロゲン原子また
は基
【0029】
【化9】
【0030】(ここでR1 は、置換もしくは非置換の、
(i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基、(iii )炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基、または(iv)炭素数1〜9の複
素環基を表わし、nは0、1または2を表わす。)を表
わし;R3 は、水素原子、または置換もしくは非置換の
(i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基、または(iii )炭素数
6〜10の芳香族炭化水素基を表わし、R4 は水素原
子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜7のアシル
基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基、トリ(C
1 〜C7 )炭化水素シリル基
【0031】
【化10】
【0032】(ここでR6 ,R7 ,R8 はそれぞれ独立
に、炭素数1〜7の炭化水素基を表わす。)またはR4
が結合している酸素原子とともにアセタール結合を形成
する基を表わし;R5 は水素原子、または置換もしくは
非置換の、(i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、
または(ii)炭素数4〜10の脂環式炭化水素基を表わ
す。]で表わされる5―メチレン―2―シクロペンテノ
ン類並びにそれを活性成分として含む制癌剤および骨形
成促進剤が提供される。
【0033】上記式(I)において、Yは水素原子、ハ
ロゲン原子または基
【0034】
【化11】
【0035】(ここでR1 は置換もしくは非置換の
(i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基、(iii )炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基、または(iv)炭素数1〜9の複
素環基を表わし、nは0、1または2を表わす。)を表
わす。
【0036】上記式(I)においてYがハロゲン原子を
表わす時、かかるハロゲン原子としてはフッ素、塩素、
臭素原子が挙げられる。
【0037】上記式(I)において、Yが基
【0038】
【化12】
【0039】を表わす時、R1 は置換もしくは非置換の
炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜10の
脂環式炭化水素基、炭素数6〜10の芳香族炭化水素
基、または炭素数1〜9の複素環基を表わす。
【0040】R1 の非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭
化水素基としては例えば、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―
ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t―
ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、3,7―ジ
メチルオクチル、ノニル、デシル基等のアルキル基;2
―プロペニル、2―ブテニル、3―ブテニル、2―ペン
テニル、4―ペンテニル、2―ヘキセニル、3―ヘキセ
ニル、5―ヘキセニル等のアルケニル基;2―プロピニ
ル、2―ブチニル、2―ペンチニル、2―ヘキシニル、
3―ヘキシニル基等のアルキニル基を挙げることができ
る。なかでも炭素数1〜5のものが好ましい。
【0041】R1 の非置換の炭素数4〜10の脂環式炭
化水素基の例としては、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、3―シクロヘキセニル、4―シク
ロヘキセニル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ビシ
クロ〔4.4.0〕デカン―2―イル基等を挙げること
ができる。なかでも炭素数5〜8のものが好ましい。
【0042】R1 の非置換の炭素数6〜10の芳香族炭
化水素基の例としては、フェニル、1―ナフチル、2―
ナフチル基を挙げることができる。
【0043】R1 の非置換の炭素数1〜9の複素環基の
例としては、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリ
ル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、
イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリ
ル、ピラニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、
ベンゾフラニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベ
ンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、キノリル、イソ
キノリル、キナゾリル、プリニル、プテリジニル、モル
ホリニル、ピペリジニル基等の酸素、窒素またはイオウ
原子を持つ、単環状または二環状の基を挙げることがで
きる。なかでも炭素数3〜9のものが好ましい。
【0044】R1 はさらに複数の異なる置換基で置換さ
れていてもよく、かかる置換基としては、(i)ハロゲ
ン原子;(ii)オキソ基;(iii )シアノ基;(iv)ニ
トロ基;(v)―COOR61(ここでR61は水素原子;
一当量のカチオン;糖類の残基;ハロゲン原子、オキソ
基、水酸基、トリ(C1 〜C7 )炭化水素シリルオキシ
【0045】
【化13】
【0046】(ここで、R6 ,R7 ,R8 はそれぞれ独
立に炭素数1〜7の炭化水素基を表わす。)、炭素数2
〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシカル
ボニルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数
4〜10の脂環式炭化水素基、炭素数6〜10の芳香族
炭化水素基で置換されていてもよい炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基;またはハロゲン原子、オキソ基、水酸
基、トリ(C1 〜C7 )炭化水素シリルオキシ基
【0047】
【化14】
【0048】(ここで、R6 ,R7 ,R8 はそれぞれ独
立して炭素数1〜7の炭化水素基を表わす。)、炭素数
2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシカ
ルボニルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素
数4〜10の脂環式炭化水素基、炭素数6〜10の芳香
族炭化水素基で置換されていてもよい炭素数6〜10の
芳香族炭化水素基を表わす。);(vi)―OR71(ここ
でR71は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基;炭素数
2〜7のアシル基;炭素数2〜5のアルコキシカルボニ
ル基;トリ(C1 〜C7 )炭化水素シリル基;R71が結
合している酸素原子とともにアセタール結合を形成する
基;ハロゲン原子、オキソ基、水酸基、カルボキシル
基、トリ(C1 〜C7 )炭化水素シリルオキシ基、炭素
数2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコキシ
カルボニルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭
素数2〜5のアルコキシカルボニル基、または炭素数6
〜10の芳香族炭化水素基で置換されていてもよい炭素
数1〜10、好ましくは炭素数1〜5の脂肪族炭化水素
基または炭素数4〜10の脂環式炭化水素基;またはハ
ロゲン原子、水酸基、ニトロ基、トリ(C1 〜C7 )炭
化水素シリルオキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、
炭素数2〜7のアシルオキシ基、炭素数2〜5のアルコ
キシカルボニルオキシ基、炭素数2〜7のアシル基、カ
ルボキシル基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニル
基、または炭素数1〜4のアルキル基で置換されていて
もよい炭素数6〜10の芳香族炭化水素基を表わ
す。);(vii)―CONR81810 (ここでR81および
810 は同一もしくは異なり、水素原子;ハロゲン原
子、オキソ基、水酸基、トリ(C1 〜C7 )炭化水素シ
リルオキシ基、炭素数2〜7のアシルオキシ基、炭素数
2〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、炭素数1〜4
のアルコキシ基または炭素数6〜10の芳香族炭化水素
基で置換されていてもよい、炭素数1〜10の脂肪族炭
化水素基または炭素数4〜10の脂環式炭化水素基;ハ
ロゲン原子、水酸基、ニトロ基、トリ(C1 〜C7 )炭
化水素シリルオキシ基、炭素数2〜7のアシルオキシ
基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、炭
素数1〜4のアルコキシ基、炭素数2〜7のアシル基、
カルボキシル基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニル
基、炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい
炭素数6〜10の芳香族炭化水素基を表わすかまたは、
81とR810 とが互いに結合して5または6員環を形成
する基を表わす。);(viii)―NR91910 (ここで
91とR910 同一もしくは異なり、水素原子;ハロゲン
原子、オキソ基、水酸基、トリ(C1 〜C7 )炭化水素
シリルオキシ基、炭素数2〜7のアシルオキシ基、炭素
数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、炭素数1〜
4のアルコキシ基、または炭素数6〜10の芳香族炭化
水素基で置換されていてもよい、炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基または炭素数4〜10の脂環式炭化水素
基;ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、トリ(C1 〜C
7 )炭化水素シリルオキシ基、炭素数2〜7のアシルオ
キシ基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ
基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のアル
キル基で置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族
炭化水素基を表わすかまたは、R91とR910 とが互いに
結合して5または6員環を形成する基を表わす。)が挙
げられる。
【0049】かかる置換基(i)のハロゲン原子の好ま
しい例としては、フッ素、塩素、臭素原子が挙げられ
る。
【0050】置換基(v)の―COOR61で表わされる
基のR61の例としては、水素原子;例えばアンモニウ
ム、テトラメチルアンモニウム、シクロヘキシルアンモ
ニウム、ベンジルアンモニウム、フェネチルアンモニウ
ム等のカチオンまたはモルホリニウムカチオン、ピペリ
ジニウムカチオンまたはNa+ ,K+ ,1/2 Ca2+,1/
2 Mg2+,1/3 Al3+等の一当量のカチオン;例えばア
ルトロース、グルコース、マンノース、ガラクトース、
リボース、アラビノース、キシロース、フルクトース等
の単糖類あるいはそれらのデオキシ糖類などの糖類の残
基;置換基としてフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原
子、オキソ基、水酸基、トリメチルシリルオキシ、トリ
エチルシリルオキシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ
基等の(C1〜C7 )炭化水素シリルオキシ基、アセト
キシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチ
リルオキシ、バレリルオキシ、ベンゾイルオキシ基等の
炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボニルオ
キシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニ
ルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、ブトキシ
カルボニルオキシ基等の炭素数2〜5のアルコキシカル
ボニルオキシ基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s―ブトキ
シ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル基等の
炭素数4〜10の脂環式炭化水素基、またはフェニル、
1―ナフチル、2―ナフチル基の炭素数6〜10の芳香
族炭化水素基で置換されていてもよい、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s
―ブチル、t―ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオ
ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル基等のアルキル
基、2―プロペニル、2―ブテニル、2―ペンテニル、
2―ヘキセニル、5―ヘキセニル基等のアルケニル基、
2―ブチニル、2―ペンチニル、3―ヘキシニル基等の
アルキニル基である炭素数1〜10、好ましくは炭素数
1〜5の脂肪族炭化水素基が挙げられる。
【0051】置換基(vi)のOR71で表わされる基のR
71の例としては水素原子;メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―
ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソ
バレリル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、ベンゾイル基
等の炭素数2〜7のアシル基;メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカ
ルボニル、t―ブトキシカルボニル基等の炭素数2〜5
のアルコキシカルボニル基;トリメチルシリル、トリエ
チルシリル、t―ブチルジメチルシリル、t―ブチルジ
フェニルシリル、トリベンジルシリル基等のトリ(C1
〜C7 )炭化水素シリル基;メトキシメチル、1―エト
キシエチル、1―メトキシ―1―メチルエチル、2―エ
トキシ―1―メチルエチル、2―メトキシエトキシメチ
ル、テトラヒドロピラン―2―イル、テトラヒドロフラ
ン―2―イル基等のR71が結合している酸素原子と共に
アセタール結合を形成する基;置換基としてフッ素、塩
素、臭素等のハロゲン原子、オキソ基、水酸基、カルボ
キシル基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリル
オキシ、t―ブチルジメチルシリルシリルオキシ基等の
トリ(C1 〜C7 )炭化水素シリルオキシ基;アセトキ
シ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリ
ルオキシ、バレリルオキシ、イソバレリルオキシ、ベン
ゾイルオキシ基等の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メ
トキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、
プロポキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニ
ルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ基等の炭素数2〜
5のアルコキシカルボニルオキシ基、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブト
キシ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ
基、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソブ
トキシカルボニル、t―ブトキシカルボニル基等の炭素
数2〜5のアルコキシカルボニル基、フェニル、1―ナ
フチル、2―ナフチル基等の炭素数6〜10の芳香族炭
化水素基で置換されていてもよい、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、s―ブチル、t―ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t―ペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル
基等のアルキル基、2―プロペニル、2―ブテニル、3
―ブテニル、3―ヘキセニル基等のアルケニル基、2―
プロピニル、2―ブチニル、3―ヘキシニル基等のアル
キニル基である炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、ま
たはシクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
3―シクロヘキセニル、4―シクロヘキセニル、シクロ
オクチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―2―イル基
等の炭素数4〜10の脂環式炭化水素基;置換基とし
て、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオ
キシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等の(C1
7 )炭化水素シリルオキシ基、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキ
シ、s―ブトキシ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4の
アルコキシ基、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチ
リルオキシ、イソブチリルオキシ、バレリルオキシ、ヘ
キサノイルオキシ、ベンゾイルオキシ基等の炭素数2〜
7のアシルオキシ基、メトキシカルボニルオキシ、エト
キシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、
イソプロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニル
オキシ、t―ブトキシカルボニルオキシ基等の炭素数2
〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、ヘキサ
ノイル、ヘプタノイル、ベンゾイル基等の炭素数2〜7
のアシル基、カルボキシル基、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカ
ルボニル、t―ブトキシカルボニル基等の炭素数2〜5
のアルコキシカルボニル基、またはメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s―ブチ
ル、t―ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基で置換
されていてもよい、フェニル、1―ナフチル、2―ナフ
チル基である炭素数6〜10の芳香族炭化水素基が挙げ
られる。
【0052】置換基(vii )の―CONR81810 で表
わされるR81およびR810 の例としては、水素原子;置
換基としてフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、オキ
ソ基、水酸基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシ
リルオキシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等の
(C1 〜C7 )炭化水素シリルオキシ基、アセトキシ、
プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオ
キシ、バレリルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイ
ルオキシ基等の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキ
シカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロ
ポキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオ
キシ、ブトキシカルボニルオキシ、t―ブトキシカルボ
ニルオキシ基等の炭素数2〜5のアルコキシカルボニル
オキシ基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s―ブトキシ、t―
ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、またはフ
ェニル、1―ナフチル、2―ナフチル基である炭素数6
〜10の芳香族炭化水素基で置換されていてもよい、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、s―ブチル、t―ブチル、ペンチル、イソペン
チル、ネオペンチル、t―ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル基等のアルキル基、2―
プロペニル、2―ブテニル、2―ペンテニル、3―ヘキ
セニル基等のアルケニル基、2―プロピニル、2―ブチ
ニル、2―ペンチニル、3―ヘキシニル基等のアルキニ
ル基である炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオク
チル、ビシクロ[4.4.0]デカン―2―イル基等の
炭素数4〜10の脂環式炭化水素基;置換基としてフッ
素、塩素、臭素等のハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、
トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオキシ、t
―ブチルジメチルシリルオキシ基等の(C1 〜C7)炭
化水素シリルオキシ基、アセトキシ、プロピオニルオキ
シ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、バレリルオ
キシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイルオキシ基等の炭
素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボニルオキ
シ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニル
オキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカ
ルボニルオキシ、t―ブトキシカルボニルオキシ基等の
炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、s―ブトキシ、t―ブトキシ基等の
炭素数1〜4のアルコキシ基、アセチル、プロピオニ
ル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、ヘキサノイ
ル、ベンゾイル基等の炭素数2〜7のアシル基、カルボ
キシル基、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブ
トキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、t―ブト
キシカルボニル基等の炭素数2〜5のアルコキシカルボ
ニル基、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル基等の炭素
数1〜4のアルキル基で置換されていてもよいフェニ
ル、1―ナフチル、2―ナフチル基である炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基であるかまたは;R81とR810
が互いに結合し、R81とR810 がはさむ窒素原子ととも
に5員環または6員環を形成する基、例えば置換基とし
てメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、
ブトキシ、イソブトキシ、s―ブトキシ、t―ブトキシ
基等の炭素数1〜4のアルコキシ基、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s―ブ
チル、t―ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基で置
換されていてもよい1―ピロリジニル、1―ピペリジニ
ル、1―イミダゾリジニル、1―ピペラジニル、4―モ
ルホリニル、2―チオキソ―3―チアゾリジニル基が挙
げられる。
【0053】置換基(viii)のNR91910 で表わされ
るR91およびR910 の例としては、水素原子;置換基と
してフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、オキソ基、
水酸基、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオ
キシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等の(C1
7 )炭化水素シリルオキシ基、アセトキシ、プロピオ
ニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、バ
レリルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイルオキシ
基等の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキシカルボ
ニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカ
ルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、ブ
トキシカルボニルオキシ、t―ブトキシカルボニルオキ
シ基等の炭素数2〜5のアルコキシカルボニルオキシ
基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、s―ブトキシ、t―ブトキシ基等の炭素
数1〜4のアルコキシ基、またはフェニル、1―ナフチ
ル、2―ナフチル基である炭素数6〜10の芳香族炭化
水素基で置換されていてもよい、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s―ブチ
ル、t―ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、ヘキシル、オクチル、デシル基等のアルキル基、2
―プロペニル、2―ブテニル、2―ペンテニル、2―ヘ
キセニル、5―ヘキセニル等のアルケニル基、2―ブチ
ニル、2―ペンチニル、3―ヘキシニル基等のアルキニ
ル基である炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプ
チル、シクロオクチル、ビシクロ[4.4.0]デカン
―2―イル基等の炭素数4〜10の脂環式炭化水素基;
置換基としてフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、水
酸基、ニトロ基、トリメチルシリルオキシ、トリエチル
シリルオキシ、t―ブチルジメチルシリルオキシ基等の
(C1 〜C7 )炭化水素シリルオキシ基、アセトキシ、
プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオ
キシ、バレリルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ベンゾイ
ルオキシ基等の炭素数2〜7のアシルオキシ基、メトキ
シカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロ
ポキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオ
キシ、ブトキシカルボニルオキシオキシ基等の炭素数2
〜5のアルコキシカルボニルオキシ基、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブ
トキシ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ
基、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル基等の炭素数
1〜4のアルキル基で置換されていてもよいフェニル、
1―ナフチル、2―ナフチル基である炭素数6〜10の
芳香族炭化水素基であるかまたは;R91とR910 とが互
いに結合し、R91とR91 0 がはさむ窒素原子とともに5
員環または6員環を形成する基、例えば置換基としてメ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブト
キシ、イソブトキシ、t―ブトキシ基等の炭素数1〜4
のアルコキシ基、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、t―ブチル基等の炭素数1
〜4のアルキル基で置換されていてもよい1―ピロリジ
ニル、1―ピペリジニル、1―イミダゾリジニル、1―
ピペラジニル、4―モルホリニル、2―チオキソ―3―
チアゾリジニル基が挙げられる。
【0054】R1 としては、さらに上記の置換もしくは
非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、置換もし
くは非置換の炭素数4〜10の脂環式炭化水素基、置換
もしくは非置換の炭素数6〜10の芳香族炭化水素基お
よび炭素数1〜9の複素環基が任意の組合せで互いに結
合したものでもよい。これらのうちR1 の好ましいもの
として挙げられるのは、置換もしくは非置換の (r1 ―a)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基で置換されている炭素数4〜10の脂環
式炭化水素基; (r1 ―b)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基で置換されていてる、炭素数6〜10の
芳香族炭化水素基; (r1 ―c)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基で置換されている炭素数1〜9の複素環
基; (r1 ―d)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基で置換されていてもよい炭素数4〜10
の脂環式炭化水素基で置換されている炭素数1〜10の
脂肪族炭化水素基; (r1 ―e)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基で置換されていてもよい、炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基で置換されている炭素数1〜10
の脂肪族炭化水素基; (r1 ―f)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基で置換されていてもよい、炭素数1〜9
の複素環基で置換されている炭素数1〜10の脂肪族炭
化水素基; が挙げられる。これらの中で、脂肪族炭化水素基として
は炭素数1〜5が好ましい。
【0055】非置換の(r1 ―a)の基の好ましい例と
しては、3―メチルシクロペンチル、4―メチルシクロ
ヘキシル、4―ブチルシクロヘキシル、3,4―ジメチ
ルシクロヘキシルが挙げられる。非置換の(r1 ―b)
の基の好ましい例としては、2―メチルフェニル、3―
メチルフェニル、4―メチルフェニル、2,4―ジメチ
ルフェニル、3,5―ジメチルフェニル、4―エチルフ
ェニル、4―ブチルフェニル、3―t―ブチルフェニル
基が挙げられる。非置換の(r1 ―c)の基の好ましい
例としては、1―メチルイミダゾール―2―イル、4―
メチル―1,2,4―トリアゾール―3―イル、1―メ
チル―5―テトラゾリル、5―メチル―2―ベンズイミ
ダゾリル、6―エチル―2―ベンゾチアゾリル、4―メ
チル―2―ピリミジニル、4,6―ジメチル―2―ピリ
ミジニル、6―プロピル―2―ピリミジニル基等が挙げ
られる。
【0056】非置換の(r1 ―d)の基の好ましい例と
しては、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチ
ル、2―シクロヘキシルエチル、2―シクロヘキシルプ
ロピル、3―シクロヘキシルプロピル、4―シクロヘキ
シルブチル、1―シクロヘキシル―1―メチルエチル、
(4―t―ブチルシクロヘキシル)メチル基が挙げられ
る。非置換の(r1 ―e)の基の好ましい例としては、
ベンジル、2―フェニルエチル、3―フェニルプロピ
ル、4―フェニルブチル、(1―ナフチル)メチル、
(2―ナフチル)メチル、2―(2―ナフチル)エチ
ル、(4―メチルフェニル)メチル、(3―メチルフェ
ニル)メチル、(4―エチルフェニル)メチル、(4―
ブチルフェニル)メチル、(6―メチルナフチル)メチ
ル基が挙げられる。非置換の(r1 ―f)の基の好まし
い例としては、フルフリル、3―(4―モルホリニル)
プロピル基が挙げられる。
【0057】かかる(r1 ―a)〜(r1 ―f)の基は
複数の異なる置換基で置換されていてもよく、かかる置
換基としては、上記に述べた(i)〜(viii)が挙げら
れ、具体例も上記のものが挙げられる。
【0058】かかるR1 の好ましい例としては、メチ
ル、エチル、プロピル、2―プロペニル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル、ヘ
キシル、オクチル、2,3―ジヒドロキシプロピル、
2,3―ジアセトキシプロピル、3,4―ジメトキシフ
ェニルプロピル、4―フェノキシブチル、カルボキシメ
チル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニル
メチル、2―カルボキシエチル、5―カルボキシペンチ
ル、5―メトキシカルボニルペンチル、5―ブトキシカ
ルボニルペンチル、5―デシルオキシカルボニルペンチ
ル、5―カルボキシ―4―ペンテニル、5―メトキシカ
ルボニル―4―ペンテニル、5―メトキシカルボニル―
5,5―ジフルオロペンチル、5―(2―チオキソ―3
―チアゾリジニルカルボニル)ペンチル、5―(6―D
―グルコシルカルボニル)ペンチル、5―(1―D―キ
シロシルカルボニル)ペンチル、5―(5―D―リボシ
ルカルボニル)ペンチル、2―(ブチルアミノ)エチ
ル、2―(4―フルオロフェニルアミノ)エチル、2―
(2―フェニルエチルアミノ)エチル、シクロヘキシ
ル、フェニル、3―メチルフェニル、4―メチルフェニ
ル、3―メトキシフェニル、4―メトキシフェニル、4
―フルオロフェニル、4―クロロフェニル、4―ブロモ
フェニル、2,5―ジクロロフェニル、4―ブロモ―3
―メチルフェニル、2,3,5,6―テトラフルオロフ
ェニル、2,4,5―トリクロロフェニル、3―アミノ
フェニル、4―アミノフェニル、4―ニトロフェニル、
2―ピリジニル、4―ピリジニル、3―ヒドロキシ―2
―ピリジニル、4―ヒドロキシ―2―ピリミジニル、
4,6―ジメチル―2―ピリミジニル、4,6―ジクロ
ロ―2―ピリミジニル、4―ヒドロキシ―6―プロピル
―2―ピリミジニル、4,5―ジアミノ―2―ピリミジ
ニル、4,6―ジアミノ―2―ピリミジニル、4―アミ
ノ―6―ヒドロキシ―2―ピリミジニル、1―メチル―
2―イミダゾリル、4―メチル―1,2,4―トリアゾ
ール―3―イル、1―メチル―5―テトラゾリル、2―
ベンズイミダゾリル、2―ベンズオキサゾリル、2―ベ
ンゾチアゾリル、5―クロロ―2―ベンゾチアゾリル、
6―エトキシ―2―ベンゾチアゾリル、2―キノリニ
ル、4―ヒドロキシ―2―プテリジニル、6―ヒドロキ
シ―8―プリニル、6―プリニル、4―ピラゾロ[3,
4―d]ピリミジニル、2―アミノ―6―プリニル、6
―ヒドロキシ―2―プリニル、2―ヒドロキシ―6―プ
リニル、3―シクロヘキシルプロピル、ベンジル、(2
―クロロフェニル)メチル、(4―クロロフェニル)メ
チル、2―(3,4―ジクロロフェニル)エチル、(3
―フルオロフェニル)メチル、(4―メトキシフェニ
ル)メチル、(3―トリフルオロメチルフェニル)メチ
ル、3―フェニルプロピル、2―フラニルメチル、3―
(4―モルホリニル)プロピル等が挙げられる。
【0059】上記式(I)において、Yが基
【0060】
【化15】
【0061】を表わす時、nは0、1または2を表わす
が、好ましくはnは0を表わす。
【0062】上記式(I)において、R3 は水素原子、
置換もしくは非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素
基、炭素数4〜10の脂環式炭化水素、または炭素数6
〜10の芳香族炭化水素基を表わす。
【0063】R3 の非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭
化水素基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、s―ブチル、t―ブチル、ペン
チル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、3,7―ジメチルオクチル、ノニルまた
はデシル基等のアルキル基;ビニル、1―メチルビニ
ル、1―プロペニル、2―プロペニル、2―メチル―1
―プロペニル、1―ブテニル、2―ブテニル、2―メチ
ル―1―ブテニル、1―ペンテニル、2―ペンテニル、
1―ヘキセニル、2―ヘキセニル、3,3―ジメチル―
1―ブテニル、5―ヘキセニル、1,5―ヘキサジエニ
ル、1―ヘプテニル、1―オクテニル、3―メチル―1
―オクテニル、4,4―ジメチル―1―オクテニル、
1,7―オクタジエニル、1―ノネニル、5―メチル―
1―ノネニルまたは1―デセニル基等のアルケニル基;
エチニル、1―プロピニル、2―プロピニル、1―ブチ
ニル、3―メチル―1―ブチニル、3,3―ジメチル―
1―ブチニル、1―ペンチニル、2―ペンチニル、1―
ヘキシニル、2―ヘキシニル、5―ヘキセン―1―イニ
ル、1―ヘプチニル、1―ノニニルまたは1―デシニル
基等のアルキニル基を挙げることができる。なかでも炭
素数1〜5のものが好ましい。
【0064】R3 の非置換の炭素数4〜10の脂環式炭
化水素基の例としては、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、1―シクロヘキセニル、3―シク
ロヘキセニル、4―シクロヘキセニル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―
2―イル基等を挙げることができる。なかでも炭素数5
〜8のものが好ましい。
【0065】R3 の非置換の炭素数6〜10の芳香族炭
化水素基の例としては、フェニル、1―ナフチル、2―
ナフチル基を挙げることができる。
【0066】R3 はさらに複数の異なる置換基で置換さ
れていてもよく、かかる置換基として、R1 の置換基と
して挙げた(i)〜(viii)が挙げられ、具体例も同様
のものが挙げられる。
【0067】R3 としては上記の炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基、炭素数4〜10の脂環式炭化水素基およ
び炭素数6〜10の芳香族炭化水素基が任意の組合せで
結合したものでもよい。これらのうちR3 の好ましいも
のとして挙げられるのは、置換もしくは非置換の (r3 ―a)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基で置換されている炭素数4〜10の脂環
式炭化水素基; (r3 ―b)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基で置換されていてもよい、炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基; (r3 ―c)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基で置換されていてもよい、炭素数4〜1
0の脂環式炭化水素基で置換されている炭素数1〜10
の脂肪族炭化水素基; (r3 ―d)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基で置換されていてもよい、炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基で置換されている炭素数1〜10
の脂肪族炭化水素基; が挙げられる。これらの中で、脂肪族炭化水素基として
炭素数1〜5のものが好ましい。
【0068】かかる非置換の(r3 ―a)の基の好まし
い例としては、3―メチルシクロペンチル、4―メチル
シクロヘキシル、4―ブチルシクロヘキシル、3,4―
ジメチルシクロヘキシル基が挙げられる。非置換の(r
3 ―b)の基の好ましい例としては、4―メチルフェニ
ル、3,5―ジメチルフェニル、4―エチルフェニル、
4―ブチルフェニル基が挙げられる。非置換の(r3
c)の基の好ましい例としては、3―シクロペンチル―
1―プロペニル、3―シクロヘキシルプロピル、3―シ
クロペンチル―3,3―ジメチル―1―プロペニル、4
―シクロヘキシル―1―プロペニル、3―(3―メチル
シクロペンチル)―1―プロペニル基が挙げられる。非
置換の(r3 ―d)の基の好ましい例としては、ベンジ
ル、2―フェニルエチル、3―フェニルプロピル、4―
フェニルブチル、1―ナフチルメチル、2―ナフチルメ
チル、4―ブチルベンジル、3,3―ジメチル―4―フ
ェニル―1―ブテニル基が挙げられる。
【0069】かかる(r3 ―a)〜(r3 ―d)の基は
複数の異なる置換基で置換されていてもよく、かかる置
換基はR1 で挙げた(r1 ―a)〜(r1 ―f)の基の
置換基として挙げた(i)〜(viii)が挙げられ、具体
例も同様のものを挙げることができる。
【0070】かかるR3 の好ましい例としては、水素原
子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、t―ブチル、オクチル、3,7―ジメチルオクチ
ル、1―メチルビニル、1―オクテニル、3,3―ジメ
チル―4―フェニル―1―ブテニル、3,3―ジメチル
―1―ブチニル、1―ペンチニル、1―ヘキシニル、3
―t―ブチルジメチルシリルオキシ―1―オクテニル、
3―ヒドロキシ―1―オクテニル、3―アセトキシ―1
―オクテニル、3―メトキシカルボニルオキシ―1―オ
クテニル、3―トリメチルシリルオキシ―3―メチル―
1―オクテニル、3―ヒドロキシ―3―メチル―1―オ
クテニル、3―t―ブチルジメチルシリルオキシ―5―
メチル―1―ノネニル、3―ヒドロキシ―5―メチル―
1―ノネニル、6―カルボキシヘキシル、6―メトキシ
カルボニルヘキシル、6―(2―チオキソ―3―チアゾ
リジニルカルボニル)ヘキシル、6―(6―D―グルコ
シルカルボニル)ヘキシル、6―(1―D―キシロシル
カルボニル)ヘキシル、6―(5―D―リボシルカルボ
ニル)ヘキシル、6―ヒドロキシヘキシル、6―t―ブ
チルジメチルシリルオキシヘキシル、6―アセトキシヘ
キシル、6―ヒドロキシ―2―ヘキセニル、6―カルボ
キシ―2―ヘキセニル、6―メトキシカルボニル―2―
ヘキセニル、3―シクロヘキシルプロピル、3―ヒドロ
キシ―3―シクロペンチル―1―プロペニル、3―メト
キシカルボニルオキシ―3―シクロペンチル―1―プロ
ペニル、3―イソプロポキシカルボニルオキシ―3―シ
クロペンチル―1―プロペニル、3―t―ブチルジメチ
ルシリルオキシ―3―シクロペンチル―1―プロペニ
ル、3―ヒドロキシ―3―シクロヘキシル―1―プロペ
ニル、3―t―ブチルジメチルシリルオキシ―3―シク
ロヘキシル―1―プロペニル、3―ヒドロキシ―4―シ
クロヘキシル―1―ブテニル、4―フェノキシブチル、
3―(3,4―ジメトキシフェニル)プロピル、ベンジ
ル、2―フェニルエチル、5―フェニルペンチル、シク
ロヘキシル、フェニル等が挙げられる。
【0071】上記式(I)において、R4 は水素原子、
炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜7のアシル基、
炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基、トリ(C1
7)炭化水素シリル基、またはR4 が結合している酸
素原子とともにアセタール結合を形成する基を表わす。
【0072】R4 の炭素数1〜4のアルキル基の例とし
ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t―ブチル基等が挙げられる。炭素数
2〜7のアシル基の例としては、アセチル、プロピオニ
ル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、ヘキサノイ
ル、ベンゾイル基等が挙げられる。炭素数2〜5のアル
コキシカルボニル基の例としては、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソ
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、t―ブト
キシカルボニル基等が挙げられる。トリ(C1 〜C7
炭化水素シリル基の例としては、トリメチルシリル、ト
リエチルシリル、t―ブチルジメチルシリル、t―ブチ
ルジフェニルシリル、トリベンジルシリル基等が挙げら
れる。R4 が結合している酸素原子とともにアセタール
結合を形成する基の例としては、メトキシメチル、1―
エトキシエチル、1―メトキシ―1―メチルエチル、2
―エトキシ―1―メチルエチル、2―メトキシエトキシ
メチル、テトラヒドロピラン―2―イル、6,6―ジメ
チル―3―オキサ―2―オキソ―ビシクロ[3.1.
0]ヘキサン―4―イル基等が挙げられる。
【0073】かかるOR4 としては水酸基、メトキシ、
エトキシ、トリメチルシリルオキシ、アセトキシ、メト
キシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキ
シ基等が好ましいものとして挙げられる。
【0074】上記式(I)においてR5 は水素原子、置
換もしくは非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素
基、または炭素数4〜10の脂環式炭化水素基を表わ
す。
【0075】R5 の非置換の炭素数1〜10の脂肪族炭
化水素基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―
ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキ
シル、ヘプチル、オクチル、3,7―ジメチルオクチ
ル、ノニルまたはデシル基等のアルキル基;2―プロペ
ニル、2―ブテニル、3―ブテニル、3―ヘキセニル基
等のアルケニル基;2―プロピニル、2―ブチニル基等
のアルキニル基を挙げることができる。なかでも炭素数
1〜5のものが好ましい。
【0076】R5 の非置換の炭素数4〜10の脂環式炭
化水素基の例としては、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、3―シクロヘキセニル、シクロオ
クチル、ビシクロ[4.4.0]デカン―2―イル基等
を挙げることができる。なかでも炭素数5〜8のものが
好ましい。
【0077】かかるR5 は複数の異なる置換基で置換さ
れていてもよく、それはR1 で挙げた(i)〜(viii)
と同じものが挙げられ、その例も同様のものが挙げられ
る。
【0078】R5 としては上記の炭素数1〜10の脂肪
族炭化水素基および炭素数4〜10の脂環式炭化水素基
が任意の組合せで結合したものでもよい。これらのうち
5の好ましいものとして挙げられるのは、置換もしく
は非置換の (r5 ―a)ひとつまたは複数個のフェニル基で置換さ
れている炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基; (r5 ―b)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基、フェニル基で置換されている、炭素数
4〜10の脂環式炭化水素基; (r5 ―c)ひとつまたは複数個の炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素基、フェニル基で置換されていてもよい、
炭素数4〜10の脂環式炭化水素基で置換されている炭
素数1〜10の脂肪族炭化水素基である。ここで脂肪族
炭化水素基として炭素数1〜5のものが好ましい。
【0079】かかる非置換の(r5 ―a)の基の好まし
い例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s―ブチル、t―ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、3,7―ジメチ
ルオクチル、ベンジル、2―フェニルエチル、3―フェ
ニルプロピル、4―フェニルブチル、5―フェニルペン
チル基が挙げられる。非置換の(r5 ―b)の基の好ま
しい例としては、3―メチルシクロペンチル、4―メチ
ルシクロヘキシル、4―ブチルシクロヘキシル、3,4
―ジメチルシクロヘキシル、4―フェニルシクロヘキシ
ル基が挙げられる。非置換の(r5 ―c)の基の好まし
い例としては3―シクロペンチルプロピル、3―シクロ
ヘキシルプロピル、4―シクロペンチルブチル、4―シ
クロヘキシルブチル基が挙げられる。
【0080】かかる(r5 ―a)〜(r5 ―c)の基は
複数の異なる置換基で置換されていてもよく、かかる置
換基はR1 で挙げた(r1 ―a)〜(r1 ―f)の基の
置換基(i)〜(viii)と同じものが挙げられ、その具
体例も同様のものを挙げることができる。
【0081】かかるR5 の好ましい例としては水素原
子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、t―ブチル、ヘキシル、オクチル、3,7―ジメチ
ルオクチル、3,7―ジメチル―6―オクテニル、ベン
ジル、3―(3,4―ジメトキシフェニル)プロピル、
5―フェニルペンチル、シクロヘキシル、3―シクロヘ
キシルプロピル、4―シクロヘキシルブチル、6―ヒド
ロキシヘキシル、6―t―ブチルジメチルシリルオキシ
ヘキシル、6―アセトキシヘキシル、6―(1―エトキ
シエトキシ)ヘキシル、5―カルボキシペンチル、5―
メトキシカルボニルペンチル、5―(6―D―グルコシ
ルカルボニル)ペンチル、4―フェノキシブチル等が挙
げられる。
【0082】本発明の上記式(I)の5―メチレン―2
―シクロペンテノン類は下記スキーム
【0083】
【化16】
【0084】に従って(I―a)で表わされる2―シク
ロペンテノン類をリチウムアミドまたは(三級アミン類
およびジアルキルホウ素トリフルオロメタンスルホン
酸)を用いて式(II―a)で表わされるホルムアルデヒ
ドまたはその等価体とアルドール縮合反応に付して式
(I―b)で表わされる5―メチレン―2―シクロペン
テノン類を得、次いで必要に応じて酸化反応;水酸基の
保護基の脱保護反応;水酸基の保護反応;エステルの加
水分解;カルボキシル基のエステル化反応、アミド化反
応、糖残基の縮合反応および/または塩生成反応に付す
ことによって製造することができる。
【0085】式(I―a)で表わされる、出発原料4―
ヒドロキシ―2―シクロペンテノン類は、例えば、特開
昭62―96438号公報、あるいは特開昭63―72
672号公報に記載された方法と同様にして製造され
る。
【0086】本発明における化合物は患者に対し、経
口、座薬、経皮、経鼻、皮下、筋肉内、静注、動注等の
投与方法により投薬される。
【0087】経口投与のためには、固型製剤あるいは、
液体製剤とすることができる。製剤としては、例えば錠
剤、丸剤、散剤、顆粒剤、液剤、懸濁液あるいはカプセ
ル剤などがある。錠剤を調整する際には常法に従ってラ
クトース、スターチ、炭酸カルシウム、結晶性セルロー
ス、あるいはケイ酸などの賦形剤;カルボキシメチルセ
ルロース、メチルセルロース、リン酸カルシウム、ある
いはポリビニルピロリドン等の結合剤;アルギン酸ナト
リウム、重ソウ、ラウリル硫酸ナトリウムやステアリン
酸モノグリセライド等の崩壊剤;グリセリン等の潤滑
剤;カオリン、コロイド状シリカ等の吸収剤;タルク、
顆粒状ホウ酸などの潤滑剤などの添加剤が用いられて製
剤化される。
【0088】丸剤、散剤又はか粒剤についても上記と同
様添加剤を用いて常法に従って製剤化される。
【0089】液剤および懸濁剤などの液体製剤も常法に
従って製剤化される。担体としては例えばトリカプリリ
ン、トリアセチン、ヨード化ケシ油脂肪酸エステル等の
グリセロールエステル類;水;エタノール等のアルコー
ル類;流動パラフィン、ココナッツ油、大豆油、ゴマ
油、トウモロコシ油等の油性基剤が用いられる。
【0090】上記した散剤、顆粒剤、液体製剤等はゼラ
チン等のカプセルで包むこともできる。
【0091】本明細書における薬学的に許容しうる担体
には、その他通常必要により用いられる補助剤、芳香
剤、安定剤、あるいは防腐剤を含む。
【0092】経皮投与用薬剤の剤形としては、軟膏、ク
リーム、ローション、液剤等が挙げられる。
【0093】軟膏の基剤としては、例えばヒマシ油、オ
リーブ油、ゴマ油、サフラワー油などの脂肪油;ラノリ
ン;白色、黄色もしくは親水ワセリン;ロウ;オレイル
アルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデ
カノール、ヘキシルデカノールなどの高級アルコール
類;グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ソルビトール、1,3―ブタン
ジオールなどのグリコール類などが挙げられる。また本
発明化合物の可溶化剤としてエタノール、ジメチルスル
ホキシド、ポリエチレングリコールなどを用いてもよ
い。また必要に応じて、パラオキシ安息香酸エステル、
安息香酸ナトリウム、サリチル酸、ソルビン酸、ホウ酸
などの保存剤;ブチルヒドロキシアニソール、ジブチル
ヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤などを用いてもよ
い。
【0094】また、経皮吸収促進を図るため、ジイソプ
ロピルアジペート、ジエチルセバケート、エチルカプロ
エート、エチルラウレートなどの吸収促進剤を加えても
よい。また、安定化を図るため、本発明化合物はα,β
またはγ―シクロデキストリンあるいはメチル化シクロ
デキストリン等と包接化合物を形成せしめて使用するこ
ともできる。
【0095】軟膏は通常の方法によって製造することが
できる。クリーム剤としては水中油型クリーム剤の形態
が本発明化合物の安定化を図るうえで好ましい。またそ
の基剤としては、前述した如き、脂肪油、高級アルコー
ル類、グリコール類などが用いられ、またジエチレング
リコール、プロピレングリコール、ソルビタンモノ脂肪
酸エステル、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナトリ
ウムなどの乳化剤が用いられる。更に必要に応じて前述
した如き保存剤、酸化防止剤などを添加してもよい。ま
た軟膏剤の場合と同様に、本発明化合物をシクロデキス
トリン、メチル化シクロデキストリンの包接化合物とし
て用いることもできる。クリーム剤は通常の方法によっ
て製造することができる。
【0096】ローション剤としては、懸濁型、乳剤型、
溶液型ローション剤が挙げられる。懸濁型ローション剤
は、アルギン酸ナトリウム、トラガント、カルボキシメ
チルセルロースナトリウムなどの懸濁化剤を用い、必要
に応じて酸化防止剤、保存剤などを加えて得られる。
【0097】乳化型ローション剤は、ソルビタンモノ脂
肪酸エステル、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナト
リウムなどの乳化剤を用い、通常の方法で得られる。
【0098】溶液型ローション剤は、アルコール型ロー
ション剤が好ましくエタノールなどのアルコールを用い
て通常の方法で得られる。液剤としては、本発明化合物
をエタノールなどのアルコール溶液に溶解し、必要に応
じて酸化防止剤、保存剤などを添加したものが挙げられ
る。
【0099】これらの剤形以外でも、パスタ剤、パップ
剤、エアゾール剤等の剤形が挙げられる。かかる製剤は
通常の方法によって製造することができる。
【0100】経鼻による投与の製剤は、液状または粉末
状の組成物として与えられる。液状剤の基剤としては
水、食塩水、リン酸緩衝液、酢酸緩衝液等が用いられ、
さらに界面活性剤、酸化防止剤、安定剤、保存剤、粘性
付与剤を含んでいてもよい。粉末状剤の基剤としては、
水吸収性のものが好ましく、例えば、水易溶性のポリア
クリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム、ポリア
クリル酸アンモニウムなどのポリアクリル酸塩類、メチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナ
トリウムなどのセルロース低級アルキルエーテル類、ポ
リエチレングリコールポリビニルピロリドン、アミロー
ス、プルランなどが、また水難溶性の結晶セルロース、
α―セルロース、架橋カルボキシメチルセルロースナト
リウムなどのセルロース類、ヒドロキシプロピン澱粉、
カルボキシメチル澱粉、架橋澱粉、アミロース、アミロ
ペクチン、ペクチンなどの澱粉類、ゼラチン、カゼイ
ン、カゼインナトリウムなどのタンパク類、アラビアガ
ム、トラガントガム、グルコマンナンなどのガム類、ポ
リビニルポリピロリドン、架橋ポリアクリル酸およびそ
の塩、架橋ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエチ
ルメタアクリレートなどの架橋ビニル重合体類などが挙
げられ、これらを混合して用いてもよい。さらに粉末状
剤には、酸化防止剤、着色剤、保存剤、防腐剤、矯腐剤
等を添加してもよい。かかる液状剤、粉末状剤は例えば
スプレー器具等を用いて投与することができる。
【0101】注射による投与の製剤は、無菌の水性ある
いは非水溶性液剤、懸濁剤、または乳化剤として与えら
れる。非水性の溶液または懸濁剤は、例えばプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコールまたはオリーブ油
のような植物油、オレイン酸エチル、ヨード化ケシ油脂
肪酸エステルのような注射しうる有機エステル類を薬学
的に許容しうる担体とする。このような製剤はまた、防
腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定剤のような補助剤
を含むことができ、徐放性にしてもよい。これらの溶液
剤、懸濁剤および乳化剤は、例えばバクテリア保留フィ
ルターをとおす濾過、殺菌剤の配合、あるいは照射等の
処理を適宜行うことによって無菌化できる。また無菌の
固形製剤を製造し、使用直前に無菌水または無菌の注射
用溶媒に溶解して使用することができる。
【0102】また本発明化合物は、α,β、またはγ―
シクロデキストリンあるいはメチル化シクロデキストリ
ン等と包接化合物を形成せしめて使用することもでき
る。またリポ化の形態にした注射剤でもよい。
【0103】本発明化合物の有効投与量は投与方法、年
令、性別、患者の状態により異なるが一般には1〜10
5 μg/kg/day ;好ましくは10〜104 μg/kg/
day程度に投与するのがよい。
【0104】
【発明の効果】本発明の5―メチレン―2―シクロペン
テノン類は低濃度においてL1210白血病細胞に対し
強い増殖抑制効果を示し、有用な制癌剤として期待でき
る。また、ヒト骨芽細胞のアルカリフォスファターゼ活
性を高め、さらには骨芽細胞中のカルシウムやリンの含
有量を高める作用を有する。従って本化合物は骨形成促
進剤として有用な化合物であり、骨粗鬆症、骨軟化症等
の治療もしくは予防に有効である。また、抗ウイルス作
用、抗菌作用も期待されるものであり、医薬品として極
めて有用な化合物である。
【0105】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を更に具体的に
説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定する
ものでないことはいうまでもない。
【0106】
【実施例1】 4―ヒドロキシ―4―(4―フェノキシブチル)―5―
メチリデン―2―シクロペンテノンの合成
【0107】
【化17】
【0108】反応容器にジイソプロピルアミン330μ
l、THF5mlを入れ−78℃に冷却し、n―ブチルリ
チウム1.47mlを加えて30分間攪拌した。4―トリ
メチルシリルオキシ―4―(4―フェノキシブチル)―
2―シクロペンテノン500mgのTHF2ml溶液を少し
づつ加え−78℃で10分間攪拌し混合物を0℃に昇温
させた。パラホルムアルデヒド220mgをTHFに懸濁
させ混合物に少しづつ加え、0℃で3時間反応させた。
反応終了後生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を洗
浄し乾燥させたのち、溶媒留去しカラムクロマトグラフ
にかけることで(展開液;ヘキサン)表記化合物のシリ
ル体を粗精製した(収量99mg)。
【0109】得られたシリル体をアセトニトリル2mlに
溶解させ、ピリジン0.4mlの1mlアセトニトリル溶液
を加え混合物を氷冷した。HF―ピリジン0.2mlを少
しづつ加え、室温で3.5時間反応させた。反応収量後
生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を洗浄し乾燥さ
せたのち有機溶媒を留去後カラムクロマトグラフで精製
することで(展開液;ヘキサン―ヘキサン:酢酸エチル
=8:2)表記化合物10.8mgを得た(収率3%)。
【0110】1 H―NMR(CDCl3 ,TMS)δ/ppm 7.42(d,1H,J=5.9Hz),7.27(d
d,2H,J=7.6Hz,7.9Hz),6.93
(tt,1H,J=7.6Hz,1.0Hz),6.8
7(dd,2H,J=7.9Hz,1.0Hz),6.
40(d,1H,J=5.9Hz)6.14(s,1
H),5.66(s,1H),3.94(t,2H,J
=6.3Hz),1.91(s,1H),1.91―
1.98(m,2H),1.75―1.88(m,2
H),1.43―1.55(m,2H). GC―MSD(EI―mass)m/z=258
(M+
【0111】
【実施例2】 4―ヒドロキシ―4―(4―フェノキシブチル)―2―
フェニルチオ―5―メチリデン―2―シクロペンテノン
の合成
【0112】
【化18】
【0113】4―(4―フェノキシブチル)―4―トリ
メチルシリルオキシ―2―シクロペンテノン500mgを
用い、実施例1に準じて反応を行い表記化合物21mgを
得た(収率5%)。
【0114】1 H―NMR(CDCl3 ,TMS)δ/ppm 7.51―7.55(m,2H,Ph),7.39―
7.44(m,2H,Ph),7.24―7.30
(m,3H,Ph),6.93(t,1H,J=7.3
Hz),6.85(d,2H,J=7.9Hz),6.
43(s,1H),6.17(s,1H),5.65
(s,1H),3.91(t,2H,J=6.6H
z),1.86(t,2H,J=8.3Hz),1.6
9―1.81(m,2H),1.65(br,1H),
1.32―1.50(m,2H). GC―MSD(EI―mass)m/z=348(M+
―18(H2 O))
【0115】
【参考例1】 a)MAPH―CH2 O錯体の調整 30ml2□反応容器に2,6―ジフェニルフェノール
1.67gを入れ、塩化メチレン15mlに溶解させる。
氷浴下トリメチルアルミニウム1.69mlを少しづつ加
え室温で1時間攪拌した。さらにトリオキサン101mg
の塩かメチレン2ml溶液を氷浴下加え、氷浴下1時間攪
拌した。
【0116】
【実施例3】 2―(1―メチル―2―イミダゾリルチオ)―3―メチ
ル―5―メチリデン―4―(4―フェノキシブチル)―
4―トリメチルシリルオキシ―2―シクロペンテノンの
合成
【0117】
【化19】
【0118】2□反応容器にジイソプロピルアミン23
3μl、テトラヒドロフラン5mlを入れ−78℃に冷却
した。n―ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液)
1.05mlを−78℃下で加え、1時間攪拌した。2―
(1―メチル―2―イミダゾリルチオ)―3―メチル―
4―(4―フェノキシブチル)―4―トリメチルシリル
オキシ―2―シクロペンテノン500mgのテトラヒドロ
フラン2ml溶液を−78℃下で加え、40分間攪拌し
た。参考例1で調整したMAPH―CH2 O錯体溶液
(0℃に冷却したままの状態)をカニューレを用いて加
え、−78℃下で40分間0℃〜室温で一昼夜攪拌し
た。
【0119】反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液
にあけた。析出した沈澱物を除き、酢酸エチルで十分に
洗浄した。濾液を水洗し乾燥させた。有機溶媒濃縮後、
残渣をカラムクロマトグラフで分離精製することで表記
化合物43mgを得た(収率8%)。
【0120】1 H―NMR(CDCl3 ,TMS)δ/ppm 7.25(dd,2H,J=7.9Hz,7.6H
z),7.02(d,1H,J=1.0Hz),6.9
4(d,1H,J=1.0Hz),6.92(t,1
H,J=7.6Hz),6.84(d,2H,J=7.
9Hz),6.10(s,1H),5.52(s,1
H),3.86(t,2H),3.80(s,3H),
2.16(s,3H),1.83―1.95(m,2
H),1.64―1.79(m,2H),0.96―
1.18(m,2H),−0.04(s,9H). GC―MSD(EI―mass)m/z=456
(M+
【0121】
【実施例4】 制癌活性の測定 癌細胞は10%、コウシ結成(fetal calf serum)を入
れたRPMI 1640培地中で生育させた。化合物を
99.5%のエタノールに溶解し、使用前に終濃度が
0.1%以下のエタノールになるようにして培地中に添
加した。コントロールには0.1%のエタノールを用い
た。L1210癌細胞2.5×104 ケ/mlの濃度で培
地に接種し、2日間生育させた。生存細胞数はトリパン
ブルー染色により測定した。結果を後記表1に示した。
【0122】
【表1】
【0123】
【実施例5】 骨形成作用の測定 ヒト骨芽細胞(KK―3、18PDL)を10%牛胎児
血清を含むα―MEMで培養し、増殖が定常状態になっ
てから、2mMα―グリセロリン酸塩存在下で一定濃度
の化合物を加え、14日間処理した。細胞層を生理食塩
水で洗浄後アルカリホスファターゼ活性(ALP)をO
415 の吸収で測定した。次に2N塩酸でカルシウム
(Ca)およびリン(P)を抽出し、定量した。結果を
後記表2に示す。
【0124】
【表2】
【0125】
【実施例6】 ソフトカプセルの製造 1mgの4―ヒドロキシ―4―(4―フェノキシブチル)
―5―メチリデン―2―シクロペンテノンを60gのコ
コナッツ油に溶かし、ソフトゼラチンカプセル製造機械
によりソフトカプセルを製造した。上記操作により1個
につき1μgの4―ヒドロキシ―4―(4―フェノキシ
ブチル)―5―メチリデン―2―シクロペンテノンを含
有したソフトカプセルが得られた。
【0126】
【実施例7】 散剤の製造 散剤は下記の比率により製造された。
【0127】 活性成分、ラクトースおよびコーンスターチを混合し、
次いでヒドロキシプロピルセルロースの水溶液を加え
た。この混合物を乾燥し散剤を得た。
【0128】本実施例における活性成分は、4―ヒドロ
キシ―4―(4―フェノキシブチル)―2―フェニルチ
オ―5―メチリデン―2―シクロペンテノンを用いた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/695 8314−4C C07C 49/753 B 7188−4H 69/03 9279−4H 317/24 7419−4H 323/22 7419−4H C07D 233/42 C07F 7/18 H 8018−4H T 8018−4H A 8018−4H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 [式中、Yは水素原子、ハロゲン原子または基 【化2】 (ここでR1 は、置換もしくは非置換の、(i)炭素数
    1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素数4〜10の
    脂環式炭化水素基、(iii )炭素数6〜10の芳香族炭
    化水素基、または(iv)炭素数1〜9の複素環基を表わ
    し、nは0、1または2を表わす。)を表わし;R
    3 は、水素原子、または置換もしくは非置換の(i)炭
    素数1〜10の脂肪族炭化水素基、(ii)炭素数4〜1
    0の脂環式炭化水素基、または(iii )炭素数6〜10
    の芳香族炭化水素基を表わし、 R4 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2
    〜7のアシル基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニル
    基、トリ(C1 〜C7 )炭化水素シリル基 【化3】 (ここでR6 ,R7 ,R8 はそれぞれ独立に、炭素数1
    〜7の炭化水素基を表わす。)またはR4 が結合してい
    る酸素原子とともにアセタール結合を形成する基を表わ
    し;R5 は水素原子、または置換もしくは非置換の、
    (i)炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基、または(i
    i)炭素数4〜10の脂環式炭化水素基を表わす。]で
    表わされる5―メチレン―2―シクロペンテノン類。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の式(I)で表わされる5
    ―メチレン―2―シクロペンテノン類の中から選ばれる
    少なくとも一種類の化合物を有効活性成分として含有す
    る制癌剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の式(I)で表わされる5
    ―メチレン―2―シクロペンテノン類の中から選ばれる
    少なくとも一種類の化合物を有効活性成分として含有す
    る骨形成促進剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10232993A1 (de) * 2002-07-19 2004-02-05 Wacker Polymer Systems Gmbh & Co. Kg Silicon-haltige Polymerisate von ehtylenisch ungesättigten Monomeren

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