JPH07232835A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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Publication number
JPH07232835A
JPH07232835A JP6024111A JP2411194A JPH07232835A JP H07232835 A JPH07232835 A JP H07232835A JP 6024111 A JP6024111 A JP 6024111A JP 2411194 A JP2411194 A JP 2411194A JP H07232835 A JPH07232835 A JP H07232835A
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JP
Japan
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recording medium
carrier
medium carrier
recording
heating
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Application number
JP6024111A
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English (en)
Inventor
Takashi Kimura
隆 木村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07232835A publication Critical patent/JPH07232835A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長時間の使用においても確実に被記録体を搬送
することができ、被記録体搬送量(記録画像)にバラツ
キがなく、被記録体坦持層を厚く形成でき、大きな表面
電位が得られる被記録体坦持体構造を有する記録装置を
提供する。 【構成】少なくとも被記録体坦持体1を接触部材2と接
触した状態で加熱ローラ4により加熱するか、あるい
は、同被記録体担持体1の表面を加熱した状態で接触部
材2と接触させた後、接触部材2と分離して、被記録体
坦持体1の表面に表面電位を有する領域を形成し、この
領域に被記録体3を付着させて搬送する被記録体搬送手
段Cを有する記録装置において、被記録体坦持体1が少
なくとも多孔質体に樹脂を浸透させて形成した被記録体
坦持層7を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター、
ファクシミリ、及び、プロッター等に用いられる被記録
体搬送手段、特に被記録体をベルトにより搬送する被記
録体搬送手段を有する記録装置に関し、詳しくは、被記
録体坦持体に表面電位を有する領域を形成し、この領域
に被記録体を付着させて搬送する被記録体搬送手段を有
する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、プリンター、ファク
シミリ、及び、プロッター等の記録装置においては、記
録紙、及び、OHPフィルム等の被記録体を記録領域に
送ったり、あるいは、記録領域から被記録体を排出する
ための被記録体搬送手段として、ローラとこのローラを
駆動するモータによって構成した搬送手段が最も一般的
に用いられている。しかしながら、この被記録体搬送手
段は、ローラと被記録体との摩擦力を利用して被記録体
を搬送するものであるため、ローラと被記録体間で滑り
が生じ易く、被記録体の正確な搬送量を得ることができ
ないという問題が生じる。また、この種の被記録体搬送
手段においては、搬送される被記録体の種類(OHPフ
ィルム、ラフ紙、平滑紙等)によって、そのローラと被
記録体との間の摩擦力が異なるため、搬送される被記録
体の種類によってその搬送量にバラツキが発生するとい
う問題点も生じる。
【0003】一方、ローラを使用せずに被記録体を搬送
する手段としては、例えば、特開昭58−148133
号公報に記載されているように、グリッパによって被記
録体の一部を把持し、ベルトを用いて被記録体を搬送す
る「電子複写機の紙送り装置」が知られている。この装
置のように被記録体をベルトで搬送する場合には、被記
録体がベルトに坦持されていないと、ベルトの移動に従
って被記録体が移動しないため、被記録体をベルトに坦
持させるための手段が必要となる。この被記録体をベル
トに坦持させるための手段としては、同公報にも示され
ているように、ベルトに吸引用の穴を設け、ベルトの裏
側から被記録体をバキュームしてベルト上に被記録体を
吸引させる手段が用いられている。
【0004】しかしながら、上述の装置では、バキュー
ムのための空気吸引手段を必要とするため、装置が非常
に大型となり、また、バキューム時の空気の摩擦によっ
て音が発生し、騒音の原因となる等の問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人
は、前述したような従来の被記録体搬送手段の欠点を解
決するために、少なくとも表面の一部が樹脂よりなる被
記録体坦持体を固体と接触させた状態で加熱し、あるい
は、少なくとも被記録体担持体表面を加熱した状態で固
体と接触させ、その後、上記固体を除去することによ
り、上記被記録体坦持体表面に、加熱温度に応じた表面
電位を有する領域を形成させ、この領域に被記録体を付
着させて搬送する新規な被記録体搬送方法、及び、この
方法を用いた被記録体搬送手段を有する記録装置を提案
した。しかしながら、この新規な被記録体搬送手段を有
する記録装置においても、まだ解決すべき問題が残され
ている。
【0006】すなわち、この記録装置における被記録体
搬送手段においては、その被記録体坦持体の樹脂層(被
記録体坦持層)の厚さが一定の時には、その加熱温度を
制御することによって、その帯電量を制御することがで
きるが、記録中に樹脂層の厚さが厚さが変化した場合に
は、加熱温度が一定であっても得られる表面電位が変化
してしまうという特徴がある。つまり、記録中に被記録
体坦持体表面を帯電するための、多数回の加熱、あるい
は被記録体やその他部材との摩擦によって、被記録体坦
持層の膜厚が減少するため、被記録体を坦持するのに必
要な表面電位が得られなくなるという問題が生じる。こ
の結果、被記録体を坦持する力が減少し、所望の搬送量
だけ被記録体を送ることができなくなったり、最悪の場
合には被記録体を全く搬送できなくなったりする。
【0007】従って、この種の被記録体搬送手段におい
て、長期間使用しても確実に被記録体の搬送を行い、更
には搬送量にバラツキのないように被記録体を搬送する
ためには、被記録体坦持層の厚さができるだけ変化しな
いようにする必要がある。また、後述するように、被記
録体坦持層は、その膜厚が厚い方が、表面電位を大きく
する上で好ましいのだが、被記録体坦持層の材料(樹
脂)を比較的厚く形成することは困難である。このた
め、この種の搬送手段では、大きな表面電位を得るため
に、その被記録体坦持層に高い加熱温度を加える必要が
あり、その加熱温度が高すぎると、被記録体坦持層が破
壊されるという問題が生じる。
【0008】本発明の第1の目的は、長時間の使用にお
いても確実に被記録体を搬送することができる記録装置
の提供にあり、第2の目的は、被記録体搬送量にバラツ
キがなく、記録画像の記録位置のバラツキが極力少なく
なく記録装置の提供にある。さらに、第3の目的は、被
記録体坦持層を厚く形成でき、大きな表面電位が得られ
る被記録体坦持体構造を有する記録装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、少なくとも被記録体担持体を固体と接触した状
態で加熱し、あるいは、少なくとも被記録体担持体表面
を加熱した状態で上記固体と接触させ、その後、上記固
体と分離することにより、上記被記録体坦持体表面に、
表面電位を有する領域を形成させ、この領域に被記録体
を付着させて搬送する被記録体搬送手段を有する記録装
置において、上記被記録体坦持体を少なくとも多孔質体
に樹脂を浸透させて形成した被記録体坦持層で構成す
る。
【0010】請求項2記載の発明は、少なくとも被記録
体担持体を固体と接触した状態で加熱し、あるいは、少
なくとも被記録体担持体表面を加熱した状態で上記固体
と接触させ、その後、上記固体と分離することにより、
上記被記録体担持体表面に、表面電位を有する領域を形
成し、その領域に被記録体を付着させて搬送する披記録
体搬送手段を有する記録装置において、上記被記録体担
持体を貫通孔を有する基材と、少なくとも上記貫通孔の
内部に設けられた樹脂材料で形成した構成としている。
【0011】請求項3記載の発明は、少なくとも被記録
体担持体を固体と接触した状態で加熱し、あるいは、少
なくとも被記録体担持体表面を加熱した状態で上記固体
と接触させ、その後、上記固体と分離することにより、
上記被記録体担持体表面に、表面電位を有する領域を形
成し、その領域に被記録体を付着させて搬送する披記録
体搬送手段を有する記録装置において、上記被記録体坦
持体を凹凸を有する基材と、この基材上に設けられた樹
脂層で形成する構成としている。
【0012】請求項4記載の発明は、少なくとも被記録
体担持体を固体と接触した状態で加熱し、あるいは、少
なくとも被記録体担持体表面を加熱した状態で上記固体
と接触させ、その後、上記固体と分離することにより、
上記被記録体担持体表面に、表面電位を有する領域を形
成し、その領域に被記録体を付着させて搬送する披記録
体搬送手段を有する記録装置において、上記被記録体担
持体への加熱を間欠的に行なう間欠加熱手段を有する。
【0013】請求項5記載の発明は、少なくとも被記録
体担持体を固体と接触した状態で加熱し、あるいは、少
なくとも被記録体担持体表面を加熱した状態で上記固体
と接触させ、その後、上記固体と分離することにより、
上記被記録体担持体表面に、表面電位を有する領域を形
成し、その領域に被記録体を付着させて搬送する披記録
体搬送手段を有する記録装置において、上記被記録体担
持体の加熱を少なくとも2つ異なる加熱温度で行なう異
温加熱手段を有する。
【0014】
【作用】請求項1乃至5記載の発明によると、被記録体
坦持体を固体と接触した状態で加熱するか、あるいは、
少なくとも被記録体担持体表面を加熱した状態で上記固
体と接触させ、その後、上記固体と分離することによ
り、上記被記録体坦持体表面に表面電位を有する領域が
形成されるので、被記録体がその表面電位を有する領域
に静電的に吸着されて搬送される。
【0015】請求項1記載の発明によると、被記録体坦
持体が少なくとも多孔質体に樹脂を浸透させて形成した
被記録体坦持層を有するので、固定との接触により加熱
されて樹脂が軟化しても、多孔質体の厚さにより被記録
体坦持層の厚みが確保されるので、加熱による被記録体
坦持体の膜厚変化が小さくなり、発生する表面電位の大
きさが常に略一定化される。また、多孔質体の厚さによ
り被記録体坦持層の厚さを変化できるので、樹脂のみで
形成するよりも安定した厚みある被記録体坦持層を容易
に作成できる。
【0016】請求項2記載の発明によると、被記録体担
持体が貫通孔を有する基材と、少なくとも上記貫通孔2
内部に設けられた樹脂材料で形成する構成としたので、
固体との接触により加熱されて樹脂材料が軟化しても、
貫通孔が形成されていない基材部位により被記録体担持
体の層厚が確保される。
【0017】請求項3記載の発明によると、被記録体坦
持体が凹凸を有する基材と、この基材上に設けられた樹
脂層で形成される構成としているので、凹部の深さ或い
は凸部の高さにより基材上に形成される樹脂層の層厚と
共に、樹脂層を形成する樹脂材料の量が定めるられ、被
記録体坦持体の層厚の安定及び層厚の設定を容易にでき
る。
【0018】請求項4記載の発明によると、被記録体担
持体への加熱を間欠的に行なう加熱手段を有するので、
間欠加熱手段により加熱される加熱部と加熱されない非
加熱部とが交互に形成されので、被記録体担持体に表面
電位を有する領域(帯電部)と、表面電位を持たない非
領域(非帯電部)とが形成される。また、加熱を間欠的
に行なうので、表面電位を有する領域(帯電部)を形成
するための加熱エネルギーが、一様に加熱して表面電位
を有する領域(帯電部)を形成する場合に比べえて少な
くて済む。
【0019】請求項5記載の発明によると、被記録体担
持体への加熱を少なくとも2つ異なる加熱温度で行なう
異温加熱手段を有するので、表面電位の強い領域と強く
ない領域とが被記録体担持体に形成される。
【0020】
【実施例】以下、各請求項に記載した発明に対応する実
施例を図面を用いて順に説明する。先ず、図1,図3に
よって、各請求項記載の発明に用いられる帯電及び被記
録体搬送方式について説明する。
【0021】図1において、符号1は無端ベルト状の被
記録体坦持体、2は被記録体坦持体1に接触する固体と
しての接触部材である接触ベルト、3は被記録体、4は
加熱ローラ、5は被記録体坦持体1に向けて被記録体3
を供給するための被記録体供給手段としての給紙ローラ
対、12a及び12bは被記録体坦持体1を回転させる
ための搬送ローラ、18a,18bは接触部材2が巻き
掛けられる接触部材搬送ローラをそれぞれ示しており、
これらの部材によって披記録体搬送手段Cが構成され
る。
【0022】被記録体坦持体1は、図3に示すように、
基材6と、被記録体3が坦持される被記録体坦持層7と
で構成されていて、この被記録体坦持体1の被記録体坦
持層7側から、図1に示すように、接触部材2を接触さ
せて加熱ローラ4で加熱し、その後、接触部材2を除去
すると、この被記録体坦持体1の加熱部に大きな帯電電
位が生じる。
【0023】この帯電方法について、判り易く説明する
と、基材6上に樹脂材料を塗布加工して被記録体坦持層
7を形成した被記録体坦持体1を用意する。この当初状
態における被記録体坦持層7の表面は、図3(a)に示
すように、被記録体坦持層7の膜厚に応じた一定の固有
表面電位σ0を有している。そこで、図3(b)に示す
ように、被記録体坦持体1に金属のような接触部材2を
接触させた状態で、基材6側または接触部材2側から被
記録体坦持層7の一部を加熱する。次いで、この被記録
体坦持層7への加熱をやめて冷却した後、接触部材2を
除去し、被記録体坦持層7の表面電位を測定したとこ
ろ、図3(c)に示すように、その加熱部以外の部位に
も若干の変動した表面電位σ1が生じるが、その加熱部
では非常に大きく変動した表面電位σ2が生じる。
【0024】すなわち、図3(a),(b),(c)の
各状態での表面電位は、 |σ0|<|σ1|<|σ2| のような関係にある。従って、図1に示す帯電部Bにお
いて、上述のように接触部材2と加熱ローラ4により被
記録体坦持体1の表面を加熱後、冷却し、接触部材2を
除去して被記録体坦持層7を帯電させた後、すなわち、
帯電領域を形成後に被記録体供給手段5により被記録体
3を被記録体坦持体1の表面に供給すると、被記録体坦
持体1の表面に被記録体3が静電的に付着する。そし
て、この状態で搬送ローラ12a,12bを回転させる
ことによって、被記録体坦持体1上に被記録体3を保持
したまま、この被記録体3を図1に示す分離部Aに搬送
することができる。
【0025】ここで、帯電状態の被記録体坦持体1の表
面電位は、この被記録体坦持体1を空気中で加熱するこ
とによって、当初の低電位状態に戻すことができる。ま
た、図3(b)に示した状態で被記録体坦持層7の表面
を加熱温度と加熱部の表面電位の関係は、図4から明ら
かなように、加熱温度が大きいほど表面電位が大きくな
ることが判る。
【0026】次に、上述の帯電方法を電子写真記録装置
に応用した本発明の記録装置の一実施例について説明す
る。先ず、本実施例の記録動作について説明する。図5
に示す記録装置の画像形成プロセスのうち、帯電、露
光、現像、クリーニング、及び、除電に関しては、それ
ぞれ公知の各種手法及び方式を選択できる。
【0027】例えば、露光に関しては、アナログ露光方
式、レーザー操作露光方式、あるいは、LED露光方式
等が用いられ、現像に関しては、1成分トナー現像方
式、あるいは、2成分トナー現像方式等が用いられる。
クリーニングに関しては、ローラ方式、あるいは、ゴム
ブレード方式などであり、除電に関しては、ランプ露光
や交流電圧による除電等が用いられる。転写に関して
は、本発明の場合、後に説明するように、転写チャージ
ャ等の転写手段を特に設ける必要はないが、公知のコロ
ナ帯電転写方式、圧力転写方式、あるいは、粘着転写方
式などを用いてもよい。
【0028】本実施例における感光体8としては、導電
性円筒ドラム上に感光層を設けたものが用いられる。こ
の感光体8の感光層としては、光導電性の有機感光層、
セレン感光層、あるいは、アモルファスシリコン感光層
等が用いられる。
【0029】図5において、帯電チャージャ9により一
様に帯電される感光体8には、図示しない露光装置によ
って走査された画像情報に応じて光像10が露光される
ことによって、感光体8の表面に潜像が形成される。こ
の潜像は、現像装置11から供給される現像剤によって
現像されて感光体8上のトナー画像となる。このトナー
画像は、感光体8が回転することにより、転写部14に
到達する。
【0030】一方、感光体8の下方には、無端ベルト状
に形成され被記録体坦持体1が、搬送ローラ12a,1
2bに巻き掛けられて配置されており、現像装置11と
クリーニング装置16との間に位置する感光体8と近接
して、転写部14を構成している。
【0031】記録紙あるいはOHPフィルム等の被記録
体3は、前述したように、被記録体坦持体1に坦持され
た状態で転写部14に搬送され、転写部14において、
感光体8上に形成されたトナー画像が被記録体3側に転
写され、被記録体3上にトナー画像が付着される。この
後、被記録体3は、定着ローラ13a及び加熱ローラ1
3bからなる定着装置13の直前の位置まで搬送され
て、被記録体坦持体1から分離され、その表面のトナー
画像が定着装置13により被記録体3に固着されること
によって、被記録体3上に記録画像が形成される。な
お、転写を終えた感光体8は、その周部に近接された除
電装置15及びクリーニング装置16により、その表面
が初期状態にクリーニングされて次の画像形成に備えら
れる。
【0032】被記録体担持体1は、無端ベルト状に形成
されており、そり表面の一部(帯電部B)において、ベ
ルト状り接触部材2と接触している。被記録体担持体1
を挟んで接触部材2と対向する側には、被記録体担持体
1を加熱するための発熱体を有する加熱ローラ4が配置
されている。これら接触部材2及び加熱ローラ4は、被
記録体担持体1の回転によって回転されるようになって
いる。また、帯電部Bの下流側には、給紙ローラ対5が
設けられていて、この給紙ローラ対5の回転によって、
被記録体3が被記録体担持体1の表面上に供給される。
【0033】次に、被記録体搬送手段の帯電及び被記録
体付着方法について詳細に説明する。上述したように、
低電位状態(σ0に対応)となっている被記録体坦持体
1の表面は、帯電部Bにおいて接触部材2と接触した状
態で加熱ローラ4により加熱される。この加熱ローラ4
の加熱温度としては、図4に示したように、その加熱温
度が高いほど、被記録体坦持体1に大きな表面電位を生
じさせることができるが、この加熱温度があまり高すぎ
ると、消費エネルギーが大きくなるばかりでなく、被記
録体坦持層7の組成が破壊されてしまったり、あるい
は、逆に低過ぎると十分な帯電が得られないうという問
題を生じる。このため、この加熱温度には自ずと適度な
値があり、この種の装置における加熱温度は、通常、4
0〜300℃、より最適には、被記録体担持体層7の材
料の軟化温度〜200℃の範囲に設定されることが好ま
しい。
【0034】一方、被記録体坦持体1を構成する基材6
の材料としては、絶縁性物質、導電性物質、及び半導電
性物質の何れもが使用可能であるが、特に基準となる電
位を容易に得ることができ、且つ、そのための均一電場
の形成が可能であるという点で、導電率の高い材料であ
ることが望ましい。この基材6の導電率としては、10
1Scm~ 1以上が適当であり、そのような導電率を有す
る材料の中でも、特に、Al,Ni,Au,Cu,Ag
等の金属材料及びその合金が優れている。
【0035】また、被記録体坦持体1の被記録体坦持層
7の材料としては、極めて大きな帯電電位が得られる点
で、特にビニル系高分子で側鎖を有する材料が優れてい
る。この側鎖を持つビニル系高分子材料としては、ポリ
アルキルアクリレート、ポリアルキルメタクリレート等
が挙げられる。さらは、この側鎖を持つビニル系高分子
材料としては、ポリマー中に電気陰性度の大きなフッ素
を含有するものが、特に大きな帯電電位を得られること
から、より望ましい。
【0036】この被記録体坦持層7の膜厚と帯電電位の
関係を図6に示す。同図から明らかなように、被記録体
坦持層7としては、膜厚(層厚)が厚い方が帯電電位が
高く望ましい。しかしながら、被記録体坦持層7の膜厚
が厚すぎると、その樹脂層の厚さにバラツキが生じてし
まったり、それを加工すること自体が困難となったりす
る。
【0037】以下に示す請求項1乃至3にそれぞれ対応
する実施例は、特にこの点を考慮し、比較的容易に厚い
膜厚が得られ、その結果として、大きな表面電位を得る
ことのできる被記録体坦持体構造を提供することを目的
としている。
【0038】(第1実施例)この実施例は、請求項1に
対応するものである。請求項1記載の記録装置における
被記録体坦持体1は、図2に示すように、フィルム状に
形成した基材6の表面に、多孔質体に樹脂を浸透させて
形成して被記録体担持層7としている。すなわち、多孔
質体によって構成される多孔質層をフィルムの表面に形
成し、この多孔質層に接触部材2との接触加熱〜冷却〜
固体からの分離によって、表面電位を生じる樹脂材料
(以下、被記録体坦持材料と呼ぶ)が充填されている。
なお、この第1実施例では、被記録体坦持体1を無端ベ
ルト状としたが、被記録体坦持体1をローラからなる被
記録体坦持ローラとしても良い。その場合、被記録体坦
持ローラは、基材6としての金属ローラの表面に、多孔
質層を形成して構成する。
【0039】次に、被記録体坦持体1の材料及び形成方
法を説明する。被記録体坦持体1の基材となる金属ベル
トとしては、Al,Ni,SUS等の一般的の材料が、
低価格である点で使用に適している。形成方法として
は、先ず、この金属ベルトの周囲に、例えばポリウレタ
ン等の樹脂材料で形成された(スポンジ層を構成する多
孔質体を形成する。次いで、多孔質体に、熱溶融によっ
て低粘度化したもの、あるいは溶媒に溶かした溶液から
なる被記録体坦持材料を含浸させる。そして、冷却する
ことによって被記録体坦持材料を固化して、被記録体坦
持体1を形成する。このとき、被記録体坦持層7の表面
は、多孔質体と上記被記録体坦持材料とが混在した状態
となっている。この状態で被記録体坦持体1としてもよ
いが、同坦持体1の表面を均一に帯電させるためには、
固化後の被記録体坦持層7の表面に被記録体坦持材料を
さらにコートして、同坦持層7の表面全面を被記録体坦
持材料で覆うことが好ましい。
【0040】このように、図6に示したような帯電特性
を有する被記録体坦持材料(樹脂材料)を多孔質体に充
填して被記録体坦持層7を構成することによって、比較
的柔らかく、加熱された状態の被記録体坦持材料が接触
部材2と接触しても、その膜厚の変化が少なくなる。従
って、この被記録体坦持体1によれば、被記録体坦持層
7の膜厚の変化により生じる表面電位の変化が小さくな
って、常に安定した表面電位を得ることができ、その結
果、常に被記録体3を坦持するのに十分な表面電位を得
ることができる。また、被記録体坦持層7を加工する上
で、樹脂材料を厚く均一にコートすることが困難である
という問題点についても、この被記録体坦持材料を多孔
質体に含浸させて作成することにより、樹脂材料のみで
形成する被記録体坦持層7に比べて厚い膜厚の被記録体
坦持層7を容易に作成することができる。言い替える
と、多孔質体の層厚が、被記録体坦持層7の膜厚の確保
(設定)に大きく寄与することとなる。
【0041】一方、本実施例の接触部材2としては、ガ
ラス、またはポリイミド等の樹脂などの絶縁物や、A
l,Cu,Au,Pt,Niに代表される金属の何れで
もよいが、電位の変化率は金属の方が高いため、金属材
料の使用がより望ましい。また、接触部材2をベルト状
としたが、ローラ状としても良い。この場合、現状の接
触部材搬送ローラ18a,18bの一方が不用となり、
記録装置内部の省スペース化に貢献できる。さらに、こ
のローラ状に形成した接触部材に加熱機能を持たせるこ
とにより、接触部材2と加熱ローラ4及び接触部材搬送
ローラ18a,18bを一つローラ構成とすることも可
能であり、より記録装置内部の省スペース化を図ると共
に、部品点数の削減ができ、コスト低減につながる。
【0042】ところで、接触部材2との分離後、被記録
体坦持体1の表面には、上述したように、加熱温度に応
じた大きな表面電位が生じる。これにより、給紙ローラ
対5によって被記録体3が被記録体坦持体1の表面に供
給されると、被記録体3が被記録体坦持体1に形成され
た帯電領域に付着して坦持される。そして、このように
被記録体3が被記録体坦持体1の帯電領域に付着して坦
持された状態で搬送ローラ12a,12bが回転するこ
とにより、被記録体3が被記録体坦持体1に坦持されて
所定の位置(転写部14)に搬送される。
【0043】本実施例では、導電性のフィルム状した基
材6上に、被記録体坦持材料を含浸させた多孔質体より
なる被記録体坦持層7を形成した被記録体坦持体1の例
を示したが、表面層の少なくとも一部が上述の特性を有
する被記録体坦持材料で構成されていれば、下部層の構
成は特に図示の構成に限らなくても良い。従って、被記
録体坦持体1としては、例えば、フィルム状の基材6と
被記録体坦持層7の間に、ポリイミド樹脂や、PETな
どの他の樹脂層を設けた構成であっても良い。
【0044】この構造の被記録体坦持体1の作成方法と
しては、例えば、ポリイミド、PET等の樹脂フィルム
の一面に、蒸着などの薄膜形成方法により、AlやAu
等の金属薄膜層を形成し、さらにこの金属薄膜層の上に
被記録体坦持材料を塗布して樹脂層を形成することによ
って容易に得ることができる。また、被記録体坦持体1
は、その基材6としてフィルムに替えて金属ローラを用
いることにより、前述のような金属ローラをベースとし
たローラ状やドラム状のものとしてもよい。さらに、本
記録装置の定着方式としては、本実施例に用いた熱定着
方式の他に、圧力定着方式等が公知の方式が適宜に用い
られる。
【0045】次に、被記録体3の転写部14への搬送手
段(被記録体搬送手段)Cについて詳細に説明する。被
記録体3の坦持体の構成としては、上述の被記録体坦持
体1が使用される。この被記録体坦持体1には、所定の
位置に接触部材としての接触ベルト2と、加熱手段とし
ての加熱ローラ4が配置されている。接触ベルト2は、
被記録体坦持体1の被記録体坦持層7に接触するように
配置され、被記録体坦持体1の移動に伴って回転するう
よに、接触ベルト搬送ローラ18a,18bに巻きかけ
られている。加熱ローラ4は、被記録体坦持体1の基材
6と接触して配置され、接触ベルト2と同様に、被記録
体坦持体1の移動に伴って回転する。従って、被記録体
坦持体1は、接触ベルト2と接触した状態で、加熱ロー
ラ4により加圧されることになる。これにより、接触部
材2が被記録体坦持体1から分離した後、この被記録体
坦持体1の表面に加熱ローラ4による加熱温度に応じた
表面電位が生じる。
【0046】この被記録体坦持体1の表面電位が形成さ
れた領域は、搬送ローラ12a,12bの回転により給
紙位置に到達する。一方、これと略同時に、給紙ローラ
対5により被記録体3が給紙され、被記録体坦持体1の
表面の表面電位が形成された領域に、被記録体3が接触
する。これにより、被記録体3は、被記録体坦持体1の
表面の表面電位によって、この被記録体坦持体1の表面
に静電的に吸着され、被記録体坦持体1上に保持され
る。
【0047】被記録体3は、搬送ローラ12a,12b
がさらに回転することによって、被記録体坦持体1上に
保持されたまま転写部14に搬送される。そして、転写
部14において感光体8からトナー画像の転写を受け、
その後、被記録体坦持体1の移動に伴って、被記録体坦
持体1上に保持されたまま定着装置13に向けて搬送さ
れ、この定着装置13によってトナーが定着されて記録
画像が形成される。なお、定着装置13の直前の分離部
Aにおいて被記録体3を分離した被記録体坦持体1は、
帯電部Bにおいて再び加熱接触帯電される。
【0048】(具体例1)請求項1に対応する具体例と
して、被記録体坦持層7の基部となる多孔質体(多孔質
層)の材料にルビセル(東洋ポリマー製ポリウレタンゴ
ム)を用いて、図5に示すような構成の被記録体搬送装
置Cを作成した。ここで、多孔質体の厚さは、2mmに
形成した。また、この多孔質体に含浸させる樹脂材料と
しては、含フッ素アクリレートモノマーであるビスコー
ト17F(大阪有機化学社製)を原料とした溶液重合に
よる重合物を用いた。すなわち、この重合物をフレオン
113にて稀釈した溶液を、多孔質体に含浸させ、その
後、90℃にて加熱乾燥して被記録体坦持層7を形成し
た。そして、これを冷却した後、さらに溶液をコート
し、同様に加熱乾燥して被記録体坦持体1とした。
【0049】このようにして形成した被記録体坦持体1
の表面の電位を測定したところ、−0.8Vであった。
また、この被記録体坦持体1に、接触部材2としてNi
ベルトを接触させ、加熱ローラ4により接触部材2と被
記録体坦持層7の表面を約80℃の温度で加熱し、その
帯電部Bを通過した後の被記録体坦持層7の表面の電位
を表面電位計(Trek社製)で測定したところ、その
加熱領域全体にわたって−800V程度となり、その表
面電位に大きな変化が認められた。加熱しなかった部分
の表面電位は、−1〜−8Vと大きな変化は見られなか
った。
【0050】この被記録体坦持体1を移動させ、給紙ロ
ーラ対5により被記録体坦持体1上に被記録体3を供給
したところ、この被記録体坦持体1上に被記録体3を吸
着させることができた。その後、さらに搬送ローラ12
a,12bを回転させることによって、被記録体3を被
記録体坦持体1上に坦持させたままの状態で、被記録体
3を搬送することができた。
【0051】この搬送される被記録体3に対して、以下
の条件で画像形成を行った。 被記録体坦持層7の厚み :2mm 被記録体坦持体1及び感光体8の送り速度 :50mm/sec 加熱ローラ4の加熱温度 :80℃ 感光体8 :セレン 潜像パターン :ベタ 現像バイアス :直流重畳交流 被記録体3 :リコータイプ6200記録紙 この結果、被記録体3(記録紙)を給紙〜搬送〜定着の
各工程を経て画像記録したところ、被記録体3上に所定
の画像を形成することができた。また、300枚分のA
4縦方向の記録画像を連続的に形成して、1枚目の画像
と300枚目の画像とを比較評価したところ、300枚
目の記録画像も、初期状態と変わらない良好な記録画像
であった。
【0052】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
(請求項2に対応)について説明するが、第1実施例と
同一の作用をする部材については、第1実施例で用いた
符号を付し、その説明は省略する。
【0053】第2実施例は、図7に示すように、基材6
をフィルム状に形成してベースフィルム17とし、同フ
ィルム17に開口部17a(貫通部)を設け、この開口
部17a内に被記録体坦持層7を形成したものである。
【0054】ベースフィルム17の材料としては、導電
性の材料が好ましく、中でも、Al,Ni,Au,Cu
等の金属材料及びその合金が好ましい。また、このベー
スフィルム17の作成方法としては、機械的加工技術や
エッチング技術などの公知の技術が適宜用いられる。
【0055】図8は、ベースフィルム17の開口部17
aの形状例を示したもので、図8(a)は開口部17a
を円状とした例、図8(b)は開口部17aを四角形状
とした例、図8(c)は開口部17aを一方向に平行な
溝状とした例である。ベースフィルム17の開口部17
aの形状は、図8に示した形状に特に限定する必要はな
く、その内部に被記録体坦持材料を充填して保持できる
形状であればよい。また、ベースフィルム17の開口部
17aの大きさとしても、その内部に被記録体坦持材料
を充填して保持できる大きさであればよく、通常、最短
部の幅が、20mm以下であればよい。
【0056】このように、被記録体坦持体1を本実施例
のような構造とすることによって、被記録体坦持材料の
膜厚が、ベースフィルム17の開口部の高さ(厚さ)に
より、常に一定に確保される。また、本実施例によれ
ば、被記録体坦持体1を形成する上でも、ベースフィル
ム17の開口部17の高さを、被記録体坦持材料を充填
する際の基準とすることができ、比較的容易に膜厚のバ
ラツキがない被記録体坦持層7を形成することができ
る。さらに、本実施例では、被記録体坦持体1が加熱さ
れても、ベースフィルム17の開口部17aの高さによ
り、被記録体坦持材料の膜厚が制御されているので、常
に略一定の帯電電位を得ることができる。
【0057】(具体例2)請求項2に対応する具体的と
して、上述の図7に示した構成で、図8(c)に示した
開口部17aを設けたNiベルトを基材とした被記録体
坦持体1を、図5に示した記録装置の被記録体坦持体と
した。
【0058】ここで、被記録体坦持層7の材料として
は、含フッ素アクリレートモノマーであるビスコート1
7F(大阪有機化学社製)を原料とした溶液重合による
重合物を用いた。すなわち、この重合体をフレオン11
3にて稀釈してコート液とし、このコート液をAlロー
レット表面に塗布し、毛管力によって開口部に充填して
被記録体坦持層7を形成し、これを90℃にて加熱乾燥
して被記録体坦持体1を作成した。この被記録体坦持体
1の被記録体坦持層7の膜厚は、約200μmであっ
た。
【0059】このようにして形成した被記録体坦持体1
の表面の電位を測定したところ、−0.6Vであった。
また、本具体例では、被記録体坦持体1の接触部材2と
してAlローラを用い、加熱ローラ4により約80℃の
温度で加熱しながら、被記録体坦持体1を動かした。さ
らに、この被記録体坦持体1を移動させ、給紙ローラ5
対により被記録体坦持体1上に被記録体3を供給したと
ころ、被記録体坦持体1上に被記録体3が静電的に付着
され、坦持されることが確認された。
【0060】この被記録体坦持体1を用いた記録装置に
より被記録体3に対して、以下の条件で画像形成を行っ
た。 被記録体坦持層7の厚み :200μm 被記録体坦持体1及び感光体8の送り速度 :50mm/sec 加熱ローラ4の加熱温度 :80℃ 感光体8 :セレン 潜像パターン :ベタ 現像バイアス :直流重畳交流 被記録体3 :リコータイプ6200記録紙 この結果、被記録体3(記録紙)を給紙〜搬送〜定着の
各工程を経て画像記録したところ、被記録体3上に所定
の画像を形成することができた。また、300枚分のA
4縦方向の記録画像を連続的に形成して、1枚目の画像
と300枚目の画像とを比較評価したところ、300枚
目の記録画像も、初期状態と変わらない良好な記録画像
を得ることができた。このときの被記録体坦持層7を観
察したところ、その表面に何等の変化も見られなかっ
た。
【0061】(実施例3)次に、請求項3に対応する本
発明の第3実施例について説明する。第3実施例では、
図9(a)に示すように、被記録体坦持体の基材6とし
てのベースフィルム170の表面に、エッチングあるい
は電鋳等の方法で凹凸を設け、凹部内に被記録体坦持層
7を形成して、被記録体坦持体1を構成するか、もしく
は、図9(b)に示すように、ベースフィルム170上
に感光性樹脂19などによって凹凸や溝部を形成し、凹
部または溝部内に被記録体坦持層7を形成して、被記録
体坦持体1を構成する。
【0062】ベースフィルム170の材料としては、導
電性の材料が好ましく、中でもAl,Ni,Au,Cu
等の金属材料及びその合金が好ましい。図9(a)に示
した例のベースフィルム170には、微小な凹部170
aが形成されている。また、凹部170aの形状は、上
述した第2実施例(図8)と同様の形状の他、図10に
示すように、2方向に形成した溝状とすることができ
る。凹部170aの大きさには、第2の実施例(図8)
と同様の大きさとされている。
【0063】このように、被記録体坦持体1の構造をす
ることによって、被記録体坦持材料の膜厚が、ベースフ
ィルム170の凹部170aの高さにより常に一定に確
保される。また、この実施例によれば、被記録体坦持体
1を形成する上でもベースフィルム170の凹部170
aの高さを、被記録体坦持材料を充填する際の基準とす
ることができ、すなわち、毛管力によって被記録体坦持
材料をベースフィルム170の凹部170aの高さに保
つことができるので、比較的容易に膜厚が厚く、バラツ
キが少ない被記録体坦持層7を形成することができる。
【0064】(具体例3)請求項3に対応する具体例3
として、上述の図9(b)に示した構成で、Niベルト
上に、ドライフィルムにより、図8(a)に示した形状
の凹部を設けたものを基材6とした被記録体坦持体を、
図5に示した記録装置の被記録体坦持体1とした。
【0065】被記録体坦持層7の材料としては、含フッ
素アクリレートモノマーであるビスコート17F(大阪
有機化学社製)を原料とした溶液重合による重合物を用
いた。この重合体をフレオン113にて稀釈して溶液と
し、この溶液を毛管力によって基材6の凹部170aに
充填し、これを90℃にて加熱乾燥して被記録体坦持体
1を作成した。この被記録体坦持体1の被記録体坦持層
7の膜厚は、約200μmであった。
【0066】このようにして形成した被記録体坦持体1
の表面の電位を測定したところ、−0.6Vであった。
また、本具体例では、この被記録体坦持体1の接触部材
2としてNiベルトを用い、加熱ローラ4により約80
℃の温度で加熱しながら、被記録体坦持体1を動かし
た。さらに、この被記録体坦持体1を移動させ、給紙ロ
ーラ5により被記録体坦持体1上に被記録体3を供給し
たところ、この被記録体坦持体1上に被記録体3が静電
的に付着されることが確認された。
【0067】また、この被記録体坦持体1を用いた記録
装置により被記録体3に対して、以下の条件で画像形成
を行った。 被記録体坦持層7の厚み :200μm 被記録体坦持体1及び感光体8の送り速度 :50mm/sec 加熱ローラ4の加熱温度 :80℃ 感光体8 :セレン 潜像パターン :ベタ 現像バイアス :直流重畳交流 被記録体3 :リコータイプ6200記録紙 この結果、被記録体3(記録紙)を給紙〜搬送〜定着の
各工程を経て画像記録したところ、被記録体3上に所定
の画像を形成することができた。また、300枚分のA
4縦方向の記録画像を連続的に形成して、1枚目の画像
と300枚目の画像とを比較評価したところ、300枚
目の記録画像も、初期状態と変わらない良好な記録画像
を得ることができた。さらに、そのときの被記録体坦持
層7を観察したところ、その表面に何等の変化も見られ
なかった。
【0068】(第4実施例)次に、図11,図12,図
13を用いて請求項4記載に対応する第4実施例につい
て説明する。図11は、第4実施例を適宜実施する記録
装置、図12は、それに用いられる被記録体担持体1の
構造をそれぞれ示す。
【0069】図11に示す記録装置は、図5に示す記録
装置と被記録担体担持体1への加熱を間欠的に行なう間
欠加熱手段24を有する点以外は、同一構成とされてい
る。従って、同一作用をする部材には、図5で用いた符
号を付し、その説明は省略する。
【0070】間欠加熱手段24は、加熱ローラ4、同ロ
ーラの駆動手段としての電磁ソレノイド20、同ソレノ
イド20を駆動させる駆動回路21から構成されてい
る。加熱ローラ4は、電磁ソレノイド20の可動片20
aに直接か、あるいは、同可動片20aに連結した図示
しないブラケットに回転自在に支持されていて、電磁ソ
レノイド20のオン,オフにより、被記録体担持体1に
対して接離自在とされている。電磁ソレノイド20は、
駆動回路21に接続していて、同回路によりオン、オフ
されるようになっている。
【0071】加熱ローラ4は通常、電磁ソレノイド20
がオフ状態にある時に、ばね20bによって被記録体担
持体1から離間された状態に置かれ、電磁ソレノイド2
0がオン状態となることで、被記録体担持体1と接触す
るようになっている。加熱ローラ4は、図示しない電源
回路に接続していて、同ローラ内部に設けられる図示し
ない発熱体に電圧が印加されている。
【0072】被記録体坦持体1は、図2に示すように、
基材6上に一様に被記録体坦持層7が形成される構成と
されていて、搬送ローラ12a,12bによって反時計
方向に移動する(図では、一方側を示す)。
【0073】このような構成の間欠加熱手段24を有す
る記録装置によると、搬送ローラ12a,12bによっ
て被記録体坦持体1を移動させながら、駆動回路21に
より電磁ソレノイド20をオン,オフすると、加熱ロー
ラ4が被記録体坦持体1に対して接離して、図13に示
すように、被記録体坦持体1に加熱領域22と加熱され
ない非加熱領域23が交互に形成される。
【0074】この加熱領域22においては、記録体担持
層7が加熱により比較的柔らかい状態となる。この状態
で接触部材2と接触して加圧されると、比較的弱い圧力
でも記録体担持層7の膜厚が減少してしまうことにな
る。しなしながら、加熱ローラ4により加熱されていな
い非加熱領域23は、軟化していないので、接触部材2
と接触時において支柱となり、軟化した加熱領域22へ
の加圧が軽減されることになる。
【0075】従って、加熱領域22における被記録体担
持層7の層厚の変化が減少することになり、層厚変化に
よる表面電位の変化を抑えて表面電位の安定化につなが
る。また、加熱を間欠的に行なうので、被記録体坦持体
1帯電のための熱エネルギーが少なくて済むことになと
いう利点もある。また、加熱ローラ4への電圧印加を、
電磁ソレノイド20のオン(動作)時に印加し、オフ
(非動作)時にカットする等、ソレノイドのオンオフ動
作に同期させて行なうことで、さらなる熱エネルギーの
消費低減ができる。
【0076】(具体例4)第4実施例の具体例4とし
て、上述の図12に示した構成で、Niベルトを基材6
とし、その上に、被記録体担持層7を形成した被記録体
坦持体を、図11に示した記録装置の被記録体坦持体1
とした。
【0077】被記録体坦持層7の材料としては、含フッ
素アクリレートモノマーであるビスコート17F(大阪
有機化学社製)を原料とした溶液重合による重合物を用
いた。この重合体をフレオン113にて稀釈して溶液と
し、この溶液を毛管力によって基材6上に充填し、これ
を90℃にて加熱乾燥して被記録体坦持体1を作成し
た。この被記録体坦持体1の被記録体坦持層7の膜厚
は、約50μmであった。
【0078】このようにして形成した被記録体坦持体1
の表面の電位を測定したところ、−0.6Vであった。
また、本具体例では、この被記録体坦持体1の接触部材
2としてNiベルトを用い、加熱ローラ4により約12
0℃の温度で加熱し被記録体担持体1上に、幅20m
m、ピッチ40mmで加熱領域22が形成できめように
電磁ソレノイド20をオンオフしながら、被記録体坦持
体1を動かした。さらに、この被記録体坦持体1を移動
させ、給紙ローラ5により被記録体坦持体1上に被記録
体3を供給したところ、この被記録体坦持体1上に被記
録体3が静電的に付着されることが確認された。表面電
位を形成した領域、すなわち、加熱領域22が連続して
いないにも拘らず、被記録体3を静電的に吸着すること
ができるのは、表面電位を形成するパターンが、被記録
体3の大きさに比較して十分小さいためである。
【0079】また、この被記録体坦持体1を用いた記録
装置により被記録体3に対して、以下の条件で画像形成
を行った。 被記録体坦持層7の厚み :50μm 被記録体坦持体1及び感光体8の送り速度 :50mm/sec 加熱ローラ4の加熱温度 :120℃ 感光体8 :セレン 潜像パターン :ベタ 現像バイアス :直流重畳交流 被記録体3 :リコータイプ6200記録紙 この結果、被記録体3(記録紙)を給紙〜搬送〜定着の
各工程を経て画像記録したところ、被記録体3上に所定
の画像を形成することができた。また、300枚分のA
4縦方向の記録画像を連続的に形成して、1枚目の画像
と300枚目の画像とを比較評価したところ、300枚
目の記録画像も、初期状態と変わらない良好な記録画像
を得ることができた。さらに、そのときの被記録体坦持
層7を観察したところ、その表面に何等の変化も見られ
なかった。
【0080】(第5実施例)次に、図14,図15を用
いて請求項5記載に対応する第5実施例について説明す
る。図14は、第5実施例を適宜実現する記録装置、図
15は、それに用いられる被記録体担持体1の構造をそ
れぞれ示す。
【0081】図14に示す記録装置は、図5に示す記録
装置の被記録担体担持体1への加熱を少なくとも2つの
異なるか加熱温度で行なう異温加熱手段25を有する点
以外は、同一構成とされている。従って、同一作用をす
る部材には、図5で用いた符号を付し、その説明は省略
する。
【0082】異温加熱手段25は、図示しない発熱体を
内蔵する加熱ローラ4と、同ローラの図示しない発熱体
に異なる駆動電圧Vp1,Vp2を印加する発熱体駆動回
路26から構成されている。加熱ローラ4は、この駆動
電圧Vp1,Vp2により異なる温度T1,T2にそれぞれ
加熱されるようになっている。被記録体坦持体として
は、図12に示す基材6上に一様に被記録体坦持層7が
形成された被記録体坦持体1が使用されている。ここで
の駆動電圧Vp1とVp2の関係は、Vp1>Vp2となっ
ている。
【0083】このような構成の加熱手段25を有する記
録装置によると、搬送ローラ12a,12bによって被
記録体坦持体1を移動させながら、発熱体駆動回路26
により駆動電圧Vp1,Vp2を交互に切り替えて被記録
体坦持体1を加熱し、その後接触部材2と分離すると、
図15に示すように、被記録体坦持層7の表面に、駆動
電圧Vp1,Vp2に対応する異なる表面電位Vs1,V
2を有する領域27,28が交互に形成される。
【0084】今、加熱ローラ4の加熱温度T1を、被記
録体坦持層7が軟化した状態となり被記録体3を担持す
るのに十分な表面電位が得られる温度とし、加熱温度T
2を被記録体3を担持するのに十分な表面電位は得られ
ないが、被記録体坦持層7が軟化せずに硬い状態を維持
する温度とすると、領域27が軟化領域となり、領域2
8が硬質領域となる。従って、被記録体坦持層7の軟化
していない領域28が、接触部材2と被記録体坦持体1
との接触時において支柱となり、軟化した領域27への
加圧が軽減されることになる。
【0085】よって、領域27における被記録体担持層
7の層厚の変化が減少することになり、層厚変化による
表面電位の変化を抑えて表面電位の安定化につながる。
また、被記録体担持層7に帯電領域である軟質な領域2
7を形成しない時には、加熱ローラ4への駆動電圧をV
2としているので、一律に駆動電圧を用いる方式に比
べ、被記録体坦持体1帯電のための熱エネルギーが少な
くて済むことになる。
【0086】(具体例5)請求項5に対応する具体例と
して、上述の図12に示した構成で、Niベルトを基材
6とし、その上に、被記録体担持層7を形成した被記録
体坦持体を、図14に示した記録装置の被記録体坦持体
1とした。
【0087】被記録体坦持層7の材料としては、含フッ
素アクリレートモノマーであるビスコート17F(大阪
有機化学社製)を原料とした溶液重合による重合物を用
いた。この重合体をフレオン113にて稀釈して溶液と
し、この溶液を毛管力によって基材6上に充填し、これ
を90℃にて加熱乾燥して被記録体坦持体1を作成し
た。この被記録体坦持体1の被記録体坦持層7の膜厚
は、約50μmであった。
【0088】このようにして形成した被記録体坦持体1
の表面の電位を測定したところ、−0.6Vであった。
また、本具体例では、接触部材2としてNiベルトを用
い、同ベルトと接触した状態で被記録体坦持体1を移動
させながら加熱ローラ4の温度を約120℃と50℃で
切り替えて加熱して帯電領域を形成した。さらに、この
被記録体坦持体1を移動させ、給紙ローラ対5により被
記録体坦持体1上に被記録体3を供給したところ、同被
記録体坦持体1上に被記録体3が静電的に付着されるこ
とが確認された。表面電位を形成した領域27が連続し
ていないにも拘らず、被記録体3を静電的に付着するこ
とができたのは、異なる表面電位を有するパターンが、
被記録体3の大きさに比例して、十分小さいためであ
る。
【0089】この被記録体坦持体1を用いた記録装置に
より被記録体3に対して、以下の条件で画像形成を行っ
た。 被記録体坦持層7の厚み :50μm 被記録体坦持体1及び感光体8の送り速度 :50mm/sec 加熱ローラ4の加熱温度 :T1120℃,T280℃ 感光体8 :セレン 潜像パターン :ベタ 現像バイアス :直流重畳交流 被記録体3 :リコータイプ6200記録紙 この結果、被記録体3(記録紙)を給紙〜搬送〜定着の
各工程を経て画像記録したところ、被記録体3上に所定
の画像を形成することができた。また、300枚分のA
4縦方向の記録画像を連続的に形成して、1枚目の画像
と300枚目の画像とを比較評価したところ、300枚
目の記録画像も、初期状態と変わらない良好な記録画像
を得ることができた。さらに、そのときの被記録体坦持
層7を観察したところ、その表面に何等の変化も見られ
なかった。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、被記録体坦持層の膜厚
を厚く形成できるので、少ない加圧力により、被記録体
を坦持・搬送するのに十分な表面電位が得られ、また、
発生する表面電位の大きさを常に略一定にすることがで
きるので、長時間の使用においても確実に被記録体を安
定して搬送することができ、その被記録体搬送量(記録
画像)にバラツキのない記録装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の記録装置における帯電方式及
び被記録体搬送方式を説明するための被記録体搬送手段
の概略図である。
【図2】本発明の第1実施例の記録装置における被記録
体坦持体の構成例を示す概略図である。
【図3】本発明の記録装置に用いられる帯電方法を説明
するための概略図である。
【図4】本発明の記録装置における被記録体坦持層の表
面を加熱したときの加熱温度と加熱部の表面電位の関係
を示す線図である。
【図5】本発明を電子写真記録装置に応用した実施例の
概略構成図である。
【図6】本発明の記録装置における被記録体坦持層の膜
厚と帯電電位の関係を示す線図である。
【図7】本発明の第2実施例の記録装置における被記録
体坦持体の構成例を示す概略図である。
【図8】第2実施例における被記録体坦持体のベースフ
ィルムの開口部の形状例を示す概略図である。
【図9】本発明の第3実施例の記録装置における被記録
体坦持体の構成例を示す概略図である。
【図10】第3実施例における凹凸形状の変形例を示す
概略図である。
【図11】本発明の第4実施例における記録装置の構成
例を示す概略図である。
【図12】第4実施例における被記録体坦持体の構成例
を示す概略図である。
【図13】第4実施例における被記録体坦持体の帯電状
態を示す概略図である。
【図14】本発明の第5実施例における記録装置の構成
例を示す概略図である。
【図15】第5実施例における被記録体坦持体の帯電状
態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 被記録体坦持体 2 固体(接触部材) 3 被記録体(記録紙) 4 加熱ローラ 5 被記録体供給手段(給紙ローラ対) 6 基材 7 被記録体坦持層 8 感光体 9 帯電チャージャ 10 光像 11 現像装置 12a,12b 搬送ローラ 13 定着装置 14 転写部 15 除電装置 16 クリーニング装置 17 ベースフィルム 17a 貫通孔(開口部) 170 凹凸を有する基材 170a 凹部 18a,18b 接触部材搬送ローラ 19 感光性樹脂 20 電磁ソレノイド 21 ソレノイド駆動回路 24 間欠加熱手段 25 異温加熱手段 26 発熱体駆動回路 A 分離部 B 帯電部 C 披記録体搬送手段 σ0 固有表面電位

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも被記録体担持体を固体と接触し
    た状態で加熱し、あるいは、少なくとも被記録体担持体
    表面を加熱した状態で上記固体と接触させ、その後、上
    記固体と分離することにより、上記被記録体担持体表面
    に、表面電位を有する領域を形成してその領域に被記録
    体を付着させて搬送する披記録体搬送手段を有する記録
    装置において、 上記被記録体担持体が少なくとも多孔質体に樹脂を浸透
    させて形成した被記録体担持層を有することを特徴とす
    る記録装置。
  2. 【請求項2】少なくとも被記録体担持体を固体と接触し
    た状態で加熱し、あるいは、少なくとも被記録体担持体
    表面を加熱した状態で上記固体と接触させ、その後、上
    記固体と分離することにより、上記被記録体担持体表面
    に、表面電位を有する領域を形成してその領域に被記録
    体を付着させて搬送する披記録体搬送手段を有する記録
    装置において、 上記被記録体担持体が貫通孔を有する基材と、少なくと
    も上記貫通孔の内部に設けられた樹脂材料で形成されて
    いることを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】少なくとも被記録体担持体を固体と接触し
    た状態で加熱し、あるいは、少なくとも被記録体担持体
    表面を加熱した状態で上記固体と接触させ、その後、上
    記固体と分離することにより、上記被記録体担持体表面
    に、表面電位を有する領域を形成してその領域に被記録
    体を付着させて搬送する披記録体搬送手段を有する記録
    装置において、 上記被記録体担持体が凹凸を有する基材と、上記基材の
    上に設けられた樹脂層で形成されていることを特徴とす
    る記録装置。
  4. 【請求項4】少なくとも被記録体担持体を固体と接触し
    た状態で加熱し、あるいは、少なくとも被記録体担持体
    表面を加熱した状態で上記固体と接触させ、その後、上
    記固体と分離することにより、上記被記録体担持体表面
    に、表面電位を有する領域を形成し、その領域に被記録
    体を付着させて搬送する披記録体搬送手段を有する記録
    装置において、 上記被記録体担持体への加熱を間欠的に行なう間欠加熱
    手段を有することを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】少なくとも被記録体担持体を固体と接触し
    た状態で加熱し、あるいは、少なくとも被記録体担持体
    表面を加熱した状態で上記固体と接触させ、その後、上
    記固体と分離することにより、上記被記録体担持体表面
    に、表面電位を有する領域を形成し、その領域に被記録
    体を付着させて搬送する披記録体搬送手段を有する記録
    装置において、 上記被記録体担持体への加熱を少なくとも2つ異なる加
    熱温度で行なう異温加熱手段を有することを特徴とする
    記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014156316A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Ricoh Co Ltd シート搬送装置とシート繰り出し装置及び画像形成装置

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