JPH07232809A - 吊上電磁石付クレーンの鋼塊吊作業床 - Google Patents

吊上電磁石付クレーンの鋼塊吊作業床

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JPH07232809A
JPH07232809A JP4988494A JP4988494A JPH07232809A JP H07232809 A JPH07232809 A JP H07232809A JP 4988494 A JP4988494 A JP 4988494A JP 4988494 A JP4988494 A JP 4988494A JP H07232809 A JPH07232809 A JP H07232809A
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JP
Japan
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steel ingot
steel
crane
work floor
lifting electromagnet
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Pending
Application number
JP4988494A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Furukawa
正平 古川
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロップエンド等を含むスクラップハンドリ
ングを全自動化する。 【構成】 鋼塊吊作業床20は多数の番地に区分して配
設され、1個の鋼塊のみを載置するテーブル30と、テ
ーブル30に設けられこれを独自に昇降させるシリンダ
40と、テーブル30に載置した鋼塊11の重量を検出
する荷重計50とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレーンに装備した吊上
電磁石によって荷役を行うスクラップヤードの鋼塊吊作
業床に係わり、特にクロップエンドなどの鋼塊を吊上電
磁石により1個ずつ容易に吊り上げるようにした鋼塊吊
作業床に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スクラップ鋼材を電気炉で溶解し
てリサイクルする場合、スクラップヤード10に鋼種毎
に分散して一時貯蔵されたスクラップ山A〜Eから各種
スクラップ鋼材を天井クレーン12に装備した吊上電磁
石13によって吊り上げ運搬し、所定の配合となるよう
にして電気炉ホッパー14に投入している(図2参
照)。
【0003】前記スクラップ鋼材の荷役に際しては、ス
クラップヤード床面に予め設定した番地と、スクラップ
ヤードに貯蔵されたスクラップ山の鋼種情報とに基づ
き、例えば鋼板切断屑とかプレス屑等のように見掛け比
重の小さいスクラップは吊上電磁石の励磁電流を加減し
て吊上量を調整するか、一定励磁でポッパー投入回数を
調整するなどの方法を用いて天井クレーンによる自動化
が実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクラ
ップ鋼材のなかにクロップエンドのような鋼塊がある場
合には次のような問題があった。即ち、クロップエンド
は見掛け比重の小さいスクラップ屑と異なって、単位重
量が大であり、例えば0.5m立方で約1,000kgに
達するものがある。それ故、1回の配合にはクロップエ
ンドが1個ですむ場合がある。
【0005】ところが、クロップエンドを多数個貯蔵し
ているなかから1個だけ吊り上げる場合、吊上電磁石が
接触している一部分のみに磁力を発生させるようなこと
が出来ないため、吊上電磁石に接しているクロップエン
ドを1個以上、即ち一定荷重以上に吊り上げたり、又は
励磁を弱めると全て落下してしまうという問題があっ
た。
【0006】これに鑑み、クロップエンドを1個だけ吊
り上げるために、図4に示すような方法がとられてい
る。図4(A)に示すように鋼塊山の側面から吊上電磁
石13を近づけてクロップエンド11を1個だけ取り出
したり、図4(B)に示すようにクロップエンド11を
複数個吊り上げ、一度別の場所に散乱するように落下さ
せ[図4(C)参照]、端部に位置する鋼塊11の1個
を吊り上げる[図4(D)参照]という操作が必要であ
った。
【0007】またプレス屑等を扱う大径の吊上電磁石で
は集積した床からスクラップを吊り上げる場合に周辺の
鋼塊も吸着してしまうので、クロップエンドを1個だけ
とか、一定量を吊り上げることが困難であった。
【0008】前記したいずれの場合でも、クロップエン
ドを1個吊りするためにはクレーン運転手が何度も吊り
直す必要があり、そのための運転操作回数が多くなりか
つその回数が不定であった。そのために、クロップエン
ドを含むスクラップクレーンの全自動化が難しいという
問題点があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
でクロップエンド等の鋼塊の1個吊りを可能とし、スク
ラップヤードにおける荷役労働を軽減し、ひいてはクロ
ップエンド等を含むスクラップハンドリングの全自動化
を可能とする吊上電磁石付クレーンの鋼塊吊作業床を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる吊上
電磁石付クレーンの鋼塊吊作業床はスクラップヤード床
面に設けられ吊上電磁石付クレーンにより荷役されるク
ロップエンド等の鋼塊を一時貯蔵する鋼塊吊作業床であ
って、前記鋼塊吊作業床は多数個に区分された番地から
なり、各番地には鋼塊を1個のみ載置するテーブルと、
このテーブルを独自に昇降させるシリンダと、テーブル
に載置した鋼塊の重量を検出する荷重計とを備えてお
り、かつ、鋼塊の荷役時にクレーンと連動して所定投入
量に見合う重量の鋼塊を載置したテーブルを上昇せし
め、吊上電磁石で前記鋼塊を1個ずつ吊上げるようにし
たことを特徴としている。
【0011】また、第2の発明に掛かる吊上電磁石付ク
レーンの鋼塊吊作業床はスクラップヤード床面に設けら
れ吊上電磁石付クレーンにより荷役されるクロップエン
ド等の鋼塊を一時貯蔵する鋼塊吊作業床であって、前記
鋼塊吊作業床は複数個の鋼塊を一時載置するテーブル
と、このテーブルの裏面に組み込んだ複数個の磁石と、
前記テーブルの一端を突き上げてテーブルを傾斜させる
傾斜手段とを具備しており、かつ、鋼塊の荷役時にクレ
ーンと連動して前記テーブルを傾斜させ、テーブルの高
い場所に位置する鋼塊から吊上電磁石により1個ずつ順
次吊り上げるようにしたことを特徴としている。
【0012】
【作用】第1の発明に於いて、テーブル上の鋼塊の有
無、重量は荷重計で検出され、図外のスクラップ鋼種マ
ップデータに入力される。上位コンピュータから指令さ
れた鋼種配合指令によりクレーンは他の鋼屑をホッパー
へ投入する。さらに、所定投入量に不足する重量の鋼塊
を貯蔵するテーブルを選んでシリンダを動作させ、テー
ブルを上方に突き上げる。クレーンは吊上電磁石で突き
上げられたテーブル上の鋼塊だけを吊り上げる。
【0013】第2の発明に於いてテーブルに載置された
複数個の鋼塊はテーブルをシリンダによって傾斜させて
も、テーブル裏面の磁石によってテーブル斜面に沿って
保持される。そして、テーブルの高い場所に位置する鋼
塊から1個ずつ吊上電磁石で吊り上げる。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して第1の発明に係わる吊上
電磁石付クレーンの鋼塊吊作業床(以下本発明作業床と
いう)を説明する。図1、図2は第1の発明に係わる図
面であって、図1は本発明作業床の構成を説明する側面
図、図2は同平面図である。従来技術を同一のものは同
一の符号を付して説明を行う。
【0015】図2に示すようにスクラップヤード10は
複数個の区域(図示例ではA〜F)に区分けされてい
る。A区〜E区はそれぞれ鋼種によって分けられたスク
ラップを一時貯蔵する区域で、それぞれスクラップ山が
形成されている。
【0016】F区は前記A区〜E区とは異なって多数の
クロップエンド等の鋼塊11を一時貯蔵する区域であっ
て、ここに本発明作業床20が設けられている。本発明
作業床20は多数個の番地(図示例では1〜24)に区
分されている。
【0017】各番地には、(図1に示すようにテーブル
301、302、・・・(以下テーブルを総称するとき
は符号30とする)と、前記テーブル30に設けられテ
ーブル30を独自に昇降させるシリンダ401、402
・・・(以下シリンダを総称するときは符号40とす
る)と、シリンダ40の基部に設けられ荷重計501、
502、・・・(以下荷重計を総称するときは符号50
とする)とがそれぞれ備えられている。
【0018】前記テーブル30には例えば1片が約1,
000kg程度の鋼塊を1個だけ載置するようになってい
る。またシリンダ40はテーブル30を隣接するテーブ
ルよりも高く突き上げ、これに載置した鋼塊11のみを
吊上電磁石13により容易に吸引できるように構成され
ている。
【0019】さらに荷重計50はテーブル30に載置し
た鋼塊11の重量を検出するもので、金属抵抗歪センサ
又は半導体歪センサ等を使用している。そして荷重計5
0の検出出力は図外のスクラップヤードに設けられた鋼
種マップデータを含むマイコンに入力され、鋼塊の有
無、重量が記憶されるようになっている。
【0020】なおクレーン12は図外の上位コンピュー
タより発せられる鋼種配合指令により、前記A区〜E区
に貯蔵される各鋼屑の所定量をホッパー14に投入する
ように構成されている。
【0021】次に本発明作業床20の動作を説明する。
前記鋼種配合指令によりA〜E区の鋼屑はホッパー14
に投入され、さらに所定投入量にすべく適宜重量の鋼塊
を選択して吊り上げホッパー14に投入するようになっ
ている。
【0022】マイコンは先に入力され記憶された鋼種マ
ップデータに基づいて、適宜重量の鋼塊を載置したテー
ブル30を選択する。そして当該テーブル30のシリン
ダ40を動作させ、テーブル30を上方に向かって突き
上げる。
【0023】これにより該テーブル30に載置した鋼塊
11は隣接する鋼塊よりも高い位置にあるので、吊上電
磁石13によって当該鋼塊のみを容易に吊り上げホッパ
ー14に投入することができる。本発明作業床20によ
れば、鋼塊重量を選択して吊り上げることができるの
で、都合がよいものである。
【0024】次に第2の発明に係わる吊上電磁石付クレ
ーンの鋼塊吊作業床(以下単に本発明作業床という)を
図面を参照して説明する。図3は本発明作業床の構成を
説明する概略側面図である。
【0025】本発明作業床60はスクラップヤード10
の一区域に設けられており、略平面状に形成されたテー
ブル70と、このテーブル70の一端を上方に向かって
突き上げる傾斜手段としての油圧又はエアシリンダ80
と、テーブル70の裏面に配設した電磁石90とを具備
している。図示例では前記テーブル70は同一のものが
ヒンジ71によって回動可能に連結されており、ヒンジ
71を支点0として各テーブル70の一端P、他端Qを
それぞれシリンダ80によって上方に向かって突き上げ
るように構成されている。
【0026】電磁石90はテーブル70の裏面に複数個
組み込まれている。そして、テーブル70がシリンダ8
0によって一端が持ち上がり、斜面を形成した状態に於
て、テーブル70に載置した鋼塊11が転がり落ちない
程度の吸引力を有するように励磁されている。
【0027】次に本発明作業床60の動作を説明する。
支点0を固定しテーブル70の一端Pをシリンダ80で
突き上げると、電磁石90によって鋼塊11はテーブル
70の斜面に沿って保持される。
【0028】吊上電磁石13の吸着力は電磁石90の吸
引力よりも十分に強力なので、クレーン12から吊下げ
た吊上電磁石13によって鋼塊11は高い位置にあるも
のから順次1個ずつ吊り上げられる。この際吊上電磁石
13はテーブル70が傾斜しているので、隣合う鋼塊が
邪魔になることがない。
【0029】また、鋼塊11の吊り上げに際し、テーブ
ル70のOP面よりOQ面に鋼塊が転落した場合には、
シリンダ80を動作させてP端を下げQ端を突き上げる
ことにより前記に準じ鋼塊11を吊り上げることができ
る。
【0030】なお、前記に於てOQ面に転落した鋼塊が
十分に分散している場合は、その状態で吊上が可能であ
り、前記のように斜面を形成させる必要がない。さらに
傾斜手段としてシリンダを用いずテーブルを磁石付の傾
斜コンベアとし、磁石に吸着した鋼塊を遂次高い位置に
移送させるようにしてもよい。第2の発明によると、第
1の発明に比し構造が簡単となる利点がある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明に於て
は鋼塊吊作業床は1個の鋼塊のみを載置するテーブル
と、このテーブルを昇降させるシリンダと、テーブルに
載置した鋼塊の重量を検知する荷重計を備えており、鋼
塊の荷役時にクレーンに連動して所定投入量に見合った
重量の鋼塊を載置したテーブルを上昇せしめ所望の鋼塊
を吊り上げるように構成されている。
【0032】また第2の発明に於ては、鋼塊吊作業床は
平面テーブルと、この平面テーブルの裏面に組み込んだ
複数個の磁石と、前記平面テーブルの一端を突き上げて
傾斜させる傾斜手段とを具備しており、鋼塊の荷役時に
平面テーブルを傾斜させて高い場所に位置する鋼塊から
順次1個ずつ吊り上げるように構成されている。
【0033】従ってクレーンと連動させることによりク
ロップエンド等の鋼塊を含むスクラップハンドリングを
全自動化することができるので、生産性の向上に寄与す
るところが極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る図面であって、作業床の構成
を説明する側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】第2の発明に係る図面であって、作業床の構成
を説明する側面図である。
【図4】従来の技術に係る図面であって図4(A)は鋼
塊の吊り上げを説明する側面図、図4(B)は同じく鋼
塊の吊り上げ動作を説明する側面図、図4(C)は図4
(B)に続く動作を説明する側面図、図4(D)は 図
4(C)に続く動作を説明する側面図である。
【符号の説明】
11 鋼塊 12 クレーン 13 吊上電磁石 20 鋼塊吊作業床 30 テーブル 40 シリンダ 50 荷重計 60 鋼塊吊作業床 70 テーブル 80 シリンダ 90 電磁石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクラップヤード床面に設けられ吊上電
    磁石付クレーンにより荷役されるクロップエンド等の鋼
    塊を一時貯蔵する鋼塊吊作業床であって、前記鋼塊吊作
    業床は多数個に区分された番地からなり、各番地には鋼
    塊を1個のみ載置するテーブルと、このテーブルを独自
    に昇降させるシリンダと、テーブルに載置した鋼塊の重
    量を検出する荷重計とを備えており、かつ、鋼塊の荷役
    時にクレーンと連動して所定投入量に見合う重量の鋼塊
    を載置したテーブルを上昇せしめ、吊上電磁石で前記鋼
    塊を1個ずつ吊上げるようにしたことを特徴とする吊上
    電磁石付クレーンの鋼塊吊作業床。
  2. 【請求項2】 スクラップヤード床面に設けられ吊上電
    磁石付クレーンにより荷役されるクロップエンド等の鋼
    塊を一時貯蔵する鋼塊吊作業床であって、前記鋼塊吊作
    業床は複数個の鋼塊を一時載置するテーブルと、このテ
    ーブルの裏面に組み込んだ複数個の電磁石と、前記テー
    ブルの一端を突き上げてテーブルを傾斜させる傾斜手段
    とを具備しており、かつ、鋼塊の荷役時にクレーンと連
    動して前記テーブルを傾斜させ、テーブルの高い場所に
    位置する鋼塊から吊上電磁石により1個ずつ順次吊り上
    げるようにしたことを特徴とする吊上電磁石付クレーン
    の鋼塊吊作業床。
JP4988494A 1994-02-22 1994-02-22 吊上電磁石付クレーンの鋼塊吊作業床 Pending JPH07232809A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3539907A1 (de) * 2018-03-13 2019-09-18 Viktor Herzog-Lang Verfahren und vorrichtung zum entladen eines fördergutbehälters an einer entladestation
CN118083749A (zh) * 2024-04-26 2024-05-28 河南卫华重型机械股份有限公司 一种人工智能电磁吸盘双轨重载搬运机构

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