JPH07232589A - 自動車用ヘッドライトの水平照射方向制御装置 - Google Patents
自動車用ヘッドライトの水平照射方向制御装置Info
- Publication number
- JPH07232589A JPH07232589A JP4643494A JP4643494A JPH07232589A JP H07232589 A JPH07232589 A JP H07232589A JP 4643494 A JP4643494 A JP 4643494A JP 4643494 A JP4643494 A JP 4643494A JP H07232589 A JPH07232589 A JP H07232589A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headlight
- curve
- automobile
- horizontal
- vehicle speed
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q2300/00—Indexing codes for automatically adjustable headlamps or automatically dimmable headlamps
- B60Q2300/10—Indexing codes relating to particular vehicle conditions
- B60Q2300/13—Attitude of the vehicle body
- B60Q2300/134—Yaw
Landscapes
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カーブのある走行車線を走行しても、ヘッド
ライトの水平照射方向がカーブに対応して走行方向に向
くように水平移動制御する自動車用ヘッドライトの水平
照射方向制御装置を提供する。 【構成】 自動車用ヘッドライトの水平照射方向制御装
置を自動車に搭載し、この自動車がカーブのある走行車
線を走行するときに、加速度センサ20が検出する遠心力
と車速センサ7が検出する車速のデータに基づいて演算
部13でカーブの半径を求め、アクチエータ駆動制御部14
はこのカーブの半径値に対応させてヘッドライト1を走
行方向に向くように水平方向の移動角度を求めてアクチ
エータ12を駆動し、ヘッドライト1の水平移動を制御す
る。これにより、前方の視界の妨げを解消し、カーブの
走行の際にも安全運転を図る。
ライトの水平照射方向がカーブに対応して走行方向に向
くように水平移動制御する自動車用ヘッドライトの水平
照射方向制御装置を提供する。 【構成】 自動車用ヘッドライトの水平照射方向制御装
置を自動車に搭載し、この自動車がカーブのある走行車
線を走行するときに、加速度センサ20が検出する遠心力
と車速センサ7が検出する車速のデータに基づいて演算
部13でカーブの半径を求め、アクチエータ駆動制御部14
はこのカーブの半径値に対応させてヘッドライト1を走
行方向に向くように水平方向の移動角度を求めてアクチ
エータ12を駆動し、ヘッドライト1の水平移動を制御す
る。これにより、前方の視界の妨げを解消し、カーブの
走行の際にも安全運転を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ヘッドライト
の水平照射方向制御装置に関するものである。
の水平照射方向制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車用ヘッドライトは
車体に固定されて左右への首振り動作ができない構造と
なっており、ヘッドライトの水平照射方向は車体が向い
ている前方方向のみとなっている。
車体に固定されて左右への首振り動作ができない構造と
なっており、ヘッドライトの水平照射方向は車体が向い
ている前方方向のみとなっている。
【0003】図7には、カーブしている走行車線2を自
動車が走行する状態が示されている。図において、自動
車が、例えば、直線車線4から右折してカーブ車線2を
走行するときに車体5はカーブに沿って右方向へ回りな
がら進行する。このとき、ヘッドライト1は破線で示す
ビーム8Bのようにカーブに沿った進行方向を照射する
ことが望ましいが、ヘッドライト1は実線で示すビーム
8Aのように車体5が向いている前方方向のみを照射
し、自動車がカーブに沿って進行する方向とヘッドライ
ト1が照射する方向が異なってカーブの前方視界が妨げ
られる。
動車が走行する状態が示されている。図において、自動
車が、例えば、直線車線4から右折してカーブ車線2を
走行するときに車体5はカーブに沿って右方向へ回りな
がら進行する。このとき、ヘッドライト1は破線で示す
ビーム8Bのようにカーブに沿った進行方向を照射する
ことが望ましいが、ヘッドライト1は実線で示すビーム
8Aのように車体5が向いている前方方向のみを照射
し、自動車がカーブに沿って進行する方向とヘッドライ
ト1が照射する方向が異なってカーブの前方視界が妨げ
られる。
【0004】なお、最近において、方向指示器を連動し
て補助的に車体側面のライトを点灯するコーナリングラ
ンプ等が実用化されているが、自動車は交差点あるいは
追い越し等の場合以外では、方向指示器を作動しないた
め、このコーナリングランプを取り付けても一般のカー
ブ車線では視界の妨げを解消することは困難である。
て補助的に車体側面のライトを点灯するコーナリングラ
ンプ等が実用化されているが、自動車は交差点あるいは
追い越し等の場合以外では、方向指示器を作動しないた
め、このコーナリングランプを取り付けても一般のカー
ブ車線では視界の妨げを解消することは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示さ
れるように、カーブしている走行車線2を自動車が走行
するときに、自動車がカーブに沿って進行する方向とヘ
ッドライトの照射方向が異なると、前方視界が妨げられ
てカーブ車線を走行する度に運転者は度々危険を感じて
緊張するため、極度に疲労が重なる等して安全運転が困
難になるという問題があり、場合によっては事故発生に
つながるという虞があった。
れるように、カーブしている走行車線2を自動車が走行
するときに、自動車がカーブに沿って進行する方向とヘ
ッドライトの照射方向が異なると、前方視界が妨げられ
てカーブ車線を走行する度に運転者は度々危険を感じて
緊張するため、極度に疲労が重なる等して安全運転が困
難になるという問題があり、場合によっては事故発生に
つながるという虞があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、カーブのある走行車線を
走行しても、ヘッドライトの水平照射方向をカーブに対
応して走行方向に向くように制御する自動車用ヘッドラ
イトの水平照射方向制御装置を提供することにある。
れたものであり、その目的は、カーブのある走行車線を
走行しても、ヘッドライトの水平照射方向をカーブに対
応して走行方向に向くように制御する自動車用ヘッドラ
イトの水平照射方向制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を解決
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明の自動車用ヘッドライトの水平照射方向制御装置
は、車速を検出する車速センサと自動車のカーブ走行時
の遠心力をおもりの変位挙動を利用して検出する加速度
センサと、車速センサにより検出される車速と加速度セ
ンサにより検出される遠心力とのデータに基づき、カー
ブの半径を求める演算部と、自動車のヘッドライトを水
平方向に移動するアクチエータと、前記演算部によって
求められたカーブ半径値に対応させてヘッドライトを走
行方向に向くようにヘッドライトの水平移動を制御する
アクチエータ駆動制御部とを有することを特徴として構
成されている。
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明の自動車用ヘッドライトの水平照射方向制御装置
は、車速を検出する車速センサと自動車のカーブ走行時
の遠心力をおもりの変位挙動を利用して検出する加速度
センサと、車速センサにより検出される車速と加速度セ
ンサにより検出される遠心力とのデータに基づき、カー
ブの半径を求める演算部と、自動車のヘッドライトを水
平方向に移動するアクチエータと、前記演算部によって
求められたカーブ半径値に対応させてヘッドライトを走
行方向に向くようにヘッドライトの水平移動を制御する
アクチエータ駆動制御部とを有することを特徴として構
成されている。
【0008】
【作用】自動車がカーブのある走行車線を走行するとき
に、加速度センサが検出する遠心力と車速センサが検出
する車速のデータに基づき、カーブの半径を演算部によ
って求め、このカーブの半径値に対応させてヘッドライ
トを走行方向に向くようにアクチエータ駆動制御部がヘ
ッドライトの水平移動を制御する。これにより、前方視
界の妨げを解消し、安全運転を図る。
に、加速度センサが検出する遠心力と車速センサが検出
する車速のデータに基づき、カーブの半径を演算部によ
って求め、このカーブの半径値に対応させてヘッドライ
トを走行方向に向くようにアクチエータ駆動制御部がヘ
ッドライトの水平移動を制御する。これにより、前方視
界の妨げを解消し、安全運転を図る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には本実施例の自動車用ヘッドライトの水平
照射方向制御装置の信号処理回路が示されており、図2
には、本実施例の自動車用ヘッドライトの水平照射方向
制御装置を車に搭載した状態の一例が示されている。
する。図1には本実施例の自動車用ヘッドライトの水平
照射方向制御装置の信号処理回路が示されており、図2
には、本実施例の自動車用ヘッドライトの水平照射方向
制御装置を車に搭載した状態の一例が示されている。
【0010】図2において、自動車の中央位置には、自
動車のカーブ走行時の遠心力をおもりの変位挙動を利用
して検出する加速度センサ20が、トランスミッション近
くのドライブシャフトには、車速を検出する車速センサ
7が設けられている。また、ヘッドライト1には例え
ば、モータの回転力や電圧印加による圧電材料の伸縮
力、あるいは静電力等適宜の手段を用いてヘッドライト
を水平移動させるアクチエータ12が設置されており、自
動車内にはヘッドライト水平照射方向制御装置の信号処
理回路10が設置されている。
動車のカーブ走行時の遠心力をおもりの変位挙動を利用
して検出する加速度センサ20が、トランスミッション近
くのドライブシャフトには、車速を検出する車速センサ
7が設けられている。また、ヘッドライト1には例え
ば、モータの回転力や電圧印加による圧電材料の伸縮
力、あるいは静電力等適宜の手段を用いてヘッドライト
を水平移動させるアクチエータ12が設置されており、自
動車内にはヘッドライト水平照射方向制御装置の信号処
理回路10が設置されている。
【0011】前記加速度センサ20としては、例えば、図
4に示されるピエゾ抵抗素子検知部15を用いたカンチレ
バー11を有する加速度センサや図示しない静電容量型等
の周知の加速度センサが用いられる。なお、ピエゾ抵抗
素子検知部15は図8に示すようにピエゾ抵抗体を4辺に
配した抵抗ブリッジ回路により構成されている。本実施
例では、図4に示す加速度センサが用いられ、この加速
度センサ20はカンチレバー11の肉薄部16にピエゾ抵抗素
子検知部15を形成したもので、左端側の第1の肉厚部17
と右端側の質量部(おもり)としての第2の肉厚部18と
を肉薄部16によってのみ接続したものである。
4に示されるピエゾ抵抗素子検知部15を用いたカンチレ
バー11を有する加速度センサや図示しない静電容量型等
の周知の加速度センサが用いられる。なお、ピエゾ抵抗
素子検知部15は図8に示すようにピエゾ抵抗体を4辺に
配した抵抗ブリッジ回路により構成されている。本実施
例では、図4に示す加速度センサが用いられ、この加速
度センサ20はカンチレバー11の肉薄部16にピエゾ抵抗素
子検知部15を形成したもので、左端側の第1の肉厚部17
と右端側の質量部(おもり)としての第2の肉厚部18と
を肉薄部16によってのみ接続したものである。
【0012】前記加速度センサ20は自動車がカーブを進
行するときに、車体にかかる遠心力を測定するもので、
遠心力Fは、以下の式で表される。
行するときに、車体にかかる遠心力を測定するもので、
遠心力Fは、以下の式で表される。
【0013】F=(mv2 )/r
【0014】ここに、mは加速度センサのおもりの質
量、vは車速、rはカーブの半径を示す。
量、vは車速、rはカーブの半径を示す。
【0015】ところで、図4に示すように、自動車が右
カーブを走行するときには、加速度センサ20には左方向
(Y1 方向)に遠心力が加わり、カンチレバー11の質量
部18は遠心力の方向、すなわち、Y1 方向に変位し、左
カーブを走行するときには、質量部18はY2 方向に変位
して、ピエゾ抵抗素子検知部15はその質量部18の変位を
電圧変換し、その変位量、すなわち、遠心力の大きさに
応じた電圧を出力する。
カーブを走行するときには、加速度センサ20には左方向
(Y1 方向)に遠心力が加わり、カンチレバー11の質量
部18は遠心力の方向、すなわち、Y1 方向に変位し、左
カーブを走行するときには、質量部18はY2 方向に変位
して、ピエゾ抵抗素子検知部15はその質量部18の変位を
電圧変換し、その変位量、すなわち、遠心力の大きさに
応じた電圧を出力する。
【0016】前記信号処理回路10は、図1に示すように
演算部13とアクチエータ駆動制御部14を有しており、演
算部13には予め実験で求めた図5に示されるような遠心
力とセンサ出力との関係のグラフデータがメモリされて
おり、加速度センサ20のセンサ出力を受けてそのセンサ
出力の大きさに対応する遠心力をグラフデータにより求
める。また、演算部13は車速センサ7が検出する車速の
信号と前記遠心力の信号に基づいて前述の遠心力Fの
式、F=(mv2 )/rからカーブの半径rを求めるよ
うになっている。
演算部13とアクチエータ駆動制御部14を有しており、演
算部13には予め実験で求めた図5に示されるような遠心
力とセンサ出力との関係のグラフデータがメモリされて
おり、加速度センサ20のセンサ出力を受けてそのセンサ
出力の大きさに対応する遠心力をグラフデータにより求
める。また、演算部13は車速センサ7が検出する車速の
信号と前記遠心力の信号に基づいて前述の遠心力Fの
式、F=(mv2 )/rからカーブの半径rを求めるよ
うになっている。
【0017】また、アクチエータ駆動制御部14には、図
6に示されるようなヘッドライトの水平方向の移動角度
とカーブの半径との関係を示すグラフデータがメモリさ
れており、アクチエータ駆動制御部14は、このグラフデ
ータに基づいて演算部13で求めたカーブの半径値に対応
してヘッドライトを走行方向に向くようにヘッドライト
の移動角度を求め、例えば、電圧印加による圧電材料の
伸縮力を利用してアクチエータ12を駆動して、ヘッドラ
イト1の水平移動を制御するようになっている。
6に示されるようなヘッドライトの水平方向の移動角度
とカーブの半径との関係を示すグラフデータがメモリさ
れており、アクチエータ駆動制御部14は、このグラフデ
ータに基づいて演算部13で求めたカーブの半径値に対応
してヘッドライトを走行方向に向くようにヘッドライト
の移動角度を求め、例えば、電圧印加による圧電材料の
伸縮力を利用してアクチエータ12を駆動して、ヘッドラ
イト1の水平移動を制御するようになっている。
【0018】次に、本実施例の自動車用ヘッドライトの
水平照射方向制御装置の制御方法を図面に基づいて説明
する。本実施例の制御装置を搭載した自動車が、例え
ば、図3に示されるような右方向のカーブ走行車線を走
行すると、図4に示すように加速度センサ20のおもり18
には左方向(Y1 方向)に遠心力が働き、加速度センサ
20はその遠心力に対応する電圧を図1に示す演算部13に
出力する。また、車速センサ7は車速を検出し、その信
号を演算部13に送る。演算部13はそれらの信号データに
基づいて、カーブの半径(r)を演算してアクチエータ
駆動制御部14にその信号を送る。アクチエータ駆動制御
部14は、その信号を受けてカーブの半径値に対応させて
ヘッドライトが走行方向に向くようにヘッドライトの水
平方向の移動角度を求め、アクチエータ12を駆動し、ヘ
ッドライト1の水平移動を制御する。これにより、図3
に示すように、ヘッドライト1はカーブに沿うように破
線で示すヘッドライトビーム8Bを照射して走行方向の
前方視界の妨げを解消する。
水平照射方向制御装置の制御方法を図面に基づいて説明
する。本実施例の制御装置を搭載した自動車が、例え
ば、図3に示されるような右方向のカーブ走行車線を走
行すると、図4に示すように加速度センサ20のおもり18
には左方向(Y1 方向)に遠心力が働き、加速度センサ
20はその遠心力に対応する電圧を図1に示す演算部13に
出力する。また、車速センサ7は車速を検出し、その信
号を演算部13に送る。演算部13はそれらの信号データに
基づいて、カーブの半径(r)を演算してアクチエータ
駆動制御部14にその信号を送る。アクチエータ駆動制御
部14は、その信号を受けてカーブの半径値に対応させて
ヘッドライトが走行方向に向くようにヘッドライトの水
平方向の移動角度を求め、アクチエータ12を駆動し、ヘ
ッドライト1の水平移動を制御する。これにより、図3
に示すように、ヘッドライト1はカーブに沿うように破
線で示すヘッドライトビーム8Bを照射して走行方向の
前方視界の妨げを解消する。
【0019】本実施例によれば、自動車がカーブ走行す
るときに、加速度センサ20により検出されるカーブの遠
心力と車速センサ7により検出される車速のデータに基
づいて、演算部でカーブの半径を求め、アクチエータ駆
動制御部ではこのカーブの半径値に対応させてヘッドラ
イト1を走行方向に向くようにアクチエータ12を駆動し
てヘッドライトの水平移動を制御する構成としたので、
従来では、ヘッドライト1の照射方向が車体5が向いて
いる方向のみで前方視界が妨げられていたが、本実施例
では、ヘッドライトが走行方向に向くように水平移動を
自動的に制御するので、前方視界の妨げが解消されるた
め、運転者の緊張感は緩和され、疲労感も減少してより
安全運転で走行することができる。
るときに、加速度センサ20により検出されるカーブの遠
心力と車速センサ7により検出される車速のデータに基
づいて、演算部でカーブの半径を求め、アクチエータ駆
動制御部ではこのカーブの半径値に対応させてヘッドラ
イト1を走行方向に向くようにアクチエータ12を駆動し
てヘッドライトの水平移動を制御する構成としたので、
従来では、ヘッドライト1の照射方向が車体5が向いて
いる方向のみで前方視界が妨げられていたが、本実施例
では、ヘッドライトが走行方向に向くように水平移動を
自動的に制御するので、前方視界の妨げが解消されるた
め、運転者の緊張感は緩和され、疲労感も減少してより
安全運転で走行することができる。
【0020】本発明は上記実施例に限定されることはな
く、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施例
では、ヘッドライトの移動角度とカーブの半径との関係
をグラフデータとしてアクチエータ駆動制御部に与え、
このデータに基づいてヘッドライトの水平方向の移動角
度の値を求めたが、移動角度とカーブの半径との関係の
データを表データや演算式等によってアクチエータ駆動
制御部に与え、これらの表データや演算式等に基づいて
移動角度を求めてもよい。
く、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施例
では、ヘッドライトの移動角度とカーブの半径との関係
をグラフデータとしてアクチエータ駆動制御部に与え、
このデータに基づいてヘッドライトの水平方向の移動角
度の値を求めたが、移動角度とカーブの半径との関係の
データを表データや演算式等によってアクチエータ駆動
制御部に与え、これらの表データや演算式等に基づいて
移動角度を求めてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は、自動車がカーブを走行する際
に、加速度センサにより検出される遠心力と車速センサ
により検出される車速のデータに基づいて、カーブの半
径を求め、このカーブの半径に対応させてヘッドライト
を走行方向に向くようにアクチエータを駆動してヘッド
ライトの水平移動を制御する構成としたので、従来で
は、ヘッドライトの照射方向が車体が向いている方向の
みで、前方視界が妨げられていたが、本発明では、走行
方向に向くように水平移動を自動的に制御するので、前
方視界の妨げが解消されるため、運転者の緊張感は緩和
され、疲労度も減少してより安全に運転することができ
る。
に、加速度センサにより検出される遠心力と車速センサ
により検出される車速のデータに基づいて、カーブの半
径を求め、このカーブの半径に対応させてヘッドライト
を走行方向に向くようにアクチエータを駆動してヘッド
ライトの水平移動を制御する構成としたので、従来で
は、ヘッドライトの照射方向が車体が向いている方向の
みで、前方視界が妨げられていたが、本発明では、走行
方向に向くように水平移動を自動的に制御するので、前
方視界の妨げが解消されるため、運転者の緊張感は緩和
され、疲労度も減少してより安全に運転することができ
る。
【図1】本実施例に係わる自動車用ヘッドライトの水平
照射方向制御装置の信号処理回路のブロック図である。
照射方向制御装置の信号処理回路のブロック図である。
【図2】本実施例に係わる自動車用ヘッドライトの水平
照射方向制御装置と車体に搭載した状態の一例の説明図
である。
照射方向制御装置と車体に搭載した状態の一例の説明図
である。
【図3】本実施例に係わる自動車用ヘッドライトの水平
照射方向制御装置を搭載した自動車がカーブ車線を走行
するときのヘッドライトの照射方向を示す説明図であ
る。
照射方向制御装置を搭載した自動車がカーブ車線を走行
するときのヘッドライトの照射方向を示す説明図であ
る。
【図4】本実施例の自動車用ヘッドライトの水平照射方
向制御装置に用いる加速度センサの一例の説明図であ
る。
向制御装置に用いる加速度センサの一例の説明図であ
る。
【図5】遠心力とセンサ出力との関係を示すグラフであ
る。
る。
【図6】カーブの半径とヘッドライトの移動角度との関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
【図7】カーブのある走行車線を走行するときの従来の
自動車のヘッドライトの照射方向を示す説明図である。
自動車のヘッドライトの照射方向を示す説明図である。
【図8】ピエゾ抵抗素子検知部の回路図である。
1 ヘッドライト 2 カーブ走行車線 5 車体 7 車速センサ 8 ビーム 10 ヘッドライトの水平照射方向制御回路 12 アクチエータ 13 演算部 14 アクチエータ駆動制御部 15 ピエゾ抵抗素子検知部 20 加速度センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 車速を検出する車速センサと自動車のカ
ーブ走行時の遠心力をおもりの変位挙動を利用して検出
する加速度センサと、車速センサにより検出される車速
と加速度センサにより検出される遠心力とのデータに基
づき、カーブの半径を求める演算部と、自動車のヘッド
ライトを水平方向に移動するアクチエータと、前記演算
部によって求められたカーブ半径値に対応させてヘッド
ライトを走行方向に向くようにヘッドライトの水平移動
を制御するアクチエータ駆動制御部とを有する自動車用
ヘッドライトの水平照射方向制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4643494A JPH07232589A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 自動車用ヘッドライトの水平照射方向制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4643494A JPH07232589A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 自動車用ヘッドライトの水平照射方向制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07232589A true JPH07232589A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12747055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4643494A Pending JPH07232589A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 自動車用ヘッドライトの水平照射方向制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07232589A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2383407A (en) * | 2001-12-18 | 2003-06-25 | Visteon Global Tech Inc | Automatic direction control for movable automobile headlights |
DE10221902A1 (de) * | 2002-05-16 | 2003-11-27 | Volkswagen Ag | Verfahren zum Steuern des horizontalen Schwenkwinkels eines Fahrzeugscheinwerfers |
-
1994
- 1994-02-21 JP JP4643494A patent/JPH07232589A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2383407A (en) * | 2001-12-18 | 2003-06-25 | Visteon Global Tech Inc | Automatic direction control for movable automobile headlights |
GB2383407B (en) * | 2001-12-18 | 2004-03-10 | Visteon Global Tech Inc | Direction control for movable automobile headlights |
US6981787B2 (en) | 2001-12-18 | 2006-01-03 | Visteon Global Technologies, Inc. | Electric control for automobile headlights |
DE10221902A1 (de) * | 2002-05-16 | 2003-11-27 | Volkswagen Ag | Verfahren zum Steuern des horizontalen Schwenkwinkels eines Fahrzeugscheinwerfers |
DE10221902B4 (de) * | 2002-05-16 | 2012-09-13 | Volkswagen Ag | Verfahren zum Steuern des horizontalen Schwenkwinkels eines Fahrzeugscheinwerfers |
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