JPH0723204U - 変位・回転数検出装置 - Google Patents

変位・回転数検出装置

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JPH0723204U
JPH0723204U JP5941593U JP5941593U JPH0723204U JP H0723204 U JPH0723204 U JP H0723204U JP 5941593 U JP5941593 U JP 5941593U JP 5941593 U JP5941593 U JP 5941593U JP H0723204 U JPH0723204 U JP H0723204U
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JP
Japan
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shaft
displacement
displacement sensor
slot
thrust direction
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Application number
JP5941593U
Other languages
English (en)
Inventor
量久 羽田野
Original Assignee
神鋼電機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に製作でき,シャフトのスラスト方向の
変位補正が容易にでき,1個の変位・回転数検出装置で
済むようにすること。 【構成】 磁気軸受によって非接触状態で支持されてい
るシャフト11の一端に軸方向に狭いスロット11a
と,シャフト11端部から軸方向の所定距離を隔てて1
個の変位センサ14とを設け,この変位センサ14によ
って上記端部,変位センサ間及び上記スロット,変位セ
ンサ間の距離に対応した信号を出力することによってシ
ャフトのスラスト方向の変位を検出し,同時に上記スロ
ット,変位センサ間の距離に対応した出力信号の単位時
間当たりの変動回転をカウントすることによって上記シ
ャフトの回転数を検出するように構成した。この場合,
上記シャフトのスラスト方向の制御を行う調整用電磁石
17を設け,上記調整用電磁石の時定数をシャフトの回
転数に比べて大とすることにより,上記スロットの変位
差を上記変位センサが感知する度に上記調整用電磁石が
反応するのを防止することが望ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,例えば人工衛星の姿勢制御用リアクションホイ−ル,真空槽内の気 体を排出する真空ポンプ等に使用される高速回転体の磁気軸受において,非接触 状態で支持されているシャフトのスラスト方向の変位とシャフトの回転数を同時 に,かつ非接触で検出する変位・回転数検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の変位・回転数検出装置は,たとえば,図3乃至図5に示されるように構 成されていた。 図3において,1は磁気軸受のシャフトで,シャフト1はその円周等分複数箇 所に交互に凸部1a及び凹部1bを有する。なお,凸部1a,凹部1b間には所 定距離△Zの段差が設けられている。2はシャフト1の一端部の外周に固着され た円筒状のロ−タである。3a,3c及び3b,3dは夫々ロ−タ2の外周面と 空隙を隔てて対向する磁気軸受を構成する電磁石であり,図に示すx軸方向に配 置された電磁石3aと3bが互いに対をなし,x軸と直交するy軸方向に配置さ れた電磁石3cと3dが互いに対をなしてステ−タ(図示せず)の内周部に固定 されている。 4a及び4bは変位センサ(例えば,過電流式の非接触変位センサ)で,シャ フト1と所定距離Zの空隙を隔てて配置されている。なお,変位センサ4a及び 4bは図4(イ)〜(ハ)に示すように,一方の変位センサ4aが凸部1aに対 向している状態では他方の変位センサ4bが凹部1bに対向し,逆に一方の変位 センサ4aが凹部1bに対向している状態では他方の変位センサ4bが凸部に対 向するような位置関係に夫々配置されている。 5は加算器で,変位センサ4a及び4bの出力信号Sa及びSbを加算する。 6は減算器で,加算器5の加算結果から距離△Zに対応する値を減算する。7は 除算器で,減算器6の減算結果を1/2に除算する。 8は比較器で,変位センサ4aからの出力信号Saが図5に示すスレッショル ドレベルL3以上となった場合に,F/V(周波数/電圧)変換器9へ“H”レ ベル信号を供給する。F/V変換器9では上記“H”レベル信号が供給される単 位時間当たりの回数(回転数)を電圧信号に変換し,この電圧信号を回転数検出 信号として出力する。 上記構成において,従来の変位・回転数検出装置では,シャフト1の回転に伴 って変位センサ4a及び4bから出力信号Sa及びSbが出力されると,上記出 力信号Sa及びSbが加算器5において加算され,この加算結果は常に距離(2 Z+△Z)に対応した値となる。この加算結果から減算器6において距離△Zに 対応した値が減算され,更に除算機7において1/2に除算されることによって 距離Zに対応した値が得られ,この値を変位検出信号として出力していた。 一方,変位センサ4aの出力信号Saを比較器8に入力し,スレッショルドレ ベルL3と比較して,F/V変換器9において上記出力信号Saが上記スレッシ ョルドレベルL3以上の場合となる単位時間当たりの変動回数,即ち回転数に対 応した電圧信号を回転数検出信号として出力するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで,従来の上記変位・回転数検出装置では,シャフト端部に2組以上の 凹凸部を設けなければならず,シャフトの加工が困難であり,また,変位センサ を2個必要としていたため,コスト的にも高価な装置となるという問題点があっ た。 本考案は従来の上記課題(問題点)を解決するようにした変位・回転数検出装 置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために,磁気軸受によって非接触状態で支持され ているシャフトの一端に軸方向に狭いスロットと,上記シャフト端部から軸方向 の所定距離を隔てて1個の変位センサとを設け,この1個の変位センサによって 上記端部,変位センサ間及び上記スロット,変位センサ間の距離に対応した信号 を出力することによってシャフトのスラスト方向の変位を検出し,同時に上記ス ロット,変位センサ間の距離に対応した出力信号の単位時間当たりの変動回転を カウントすることによって上記シャフトの回転数を検出するように構成した。 この場合,上記シャフトのスラスト方向の制御を行う調整用電磁石を設け,上 記調整用電磁石の時定数をシャフトの回転数に比べて大とすることにより,上記 スロットの変位差を上記変位センサが感知する度に上記調整用電磁石が反応する のを防止するようにした方が好ましい。
【0005】
【作用】
本考案は,シャフトのスラスト方向に設けられた磁気軸受によって非接触状態 で支持されているシャフトの一端に軸方向に狭いスロットと,上記シャフト端部 から軸方向の所定距離を隔てて1個の変位センサとを設け,この1個の変位セン サによって上記端部,変位センサ間及び上記スロット,変位センサ間の距離に対 応した信号を出力することによってシャフトのスラスト方向の変位を検出し,同 時に上記スロット,変位センサ間の距離に対応した出力信号の単位時間当たりの 変動回転をカウントすることによって上記シャフトの回転数を検出するようにす るため,シャフト端部の加工が簡単にできるようになる。 更に,本考案では,上記シャフトのスラスト方向の制御を行う調整用電磁石を 設け,上記調整用電磁石の時定数を所定の値より大とすることにより,上記スロ ットの変位差を上記変位センサが感知する度に上記調整用電磁石が反応するのを 防止するようにしたため,上記シャフトのスラスト方向の変位補正が容易になる 。
【0006】
【実施例】
以下図1及び図2に示す一実施例により本考案を具体的に説明する。 図1において,11は磁気軸受のシャフトで,その端部に狭いスロット11a を有する。なお,スロット11aは所定の深さ△Zに設定されている。12はシ ャフト11の一端部の外周に固着された円筒状のロ−タである。 13a,13c及び13b,13dは夫々ロ−タ12の外周面と空隙を隔てて 対向する磁気軸受を構成する電磁石であり,図に示すx軸方向に配置された電磁 石13a,13bが互いに対をなし,x軸と直交するy軸方向に配置された電磁 石13c,13dが互いに対をなしてステ−タ(図示せず)の内周部に固定され ている。 14は変位センサ(例えば,過電流式の非接触変位センサ)で,シャフト11 と所定距離Zの空隙を隔てて配置されている。なお,変位センサ14はたとえば ,図2に示すような位置に配置されている。15は変位検出手段,16は電流制 御手段である。17はシャフト11のスラスト方向の変位を補正するためのスラ スト方向調整用電磁石である。 上記構成において,本考案の変位・回転数検出装置では,シャフト11の回転 時に変位センサ14がシャフト11の端部及びスロット11aとの距離を検知し ,検知された値がシャフト11,変位センサ14間の所定距離Zとのずれに応じ て,補正信号を電流制御手段16へ出力し,上記補正信号を受けた電流制御手段 16はスラスト方向調整用電磁石17の電流を調整する。 ここで,本考案のものでは,上記調整用電磁石17の時定数を上記変位センサ 14がシャフト11の変位検知に要する時間より大(例えば,20ms以上)に 設定しているため,上記調整用電磁石17は上記変位センサの検知値の一瞬の変 化に対して応答しないようになっている。 なお,本実施例では図示しないが,本考案では,変位センサ14で単位時間当 たりの上記スロット11aの検出された回数をカウントすれば容易なシャフト1 1の回転数の検出も可能である。
【0007】
【考案の効果】
本考案は,シャフトのスラスト方向に設けられた磁気軸受によって非接触状態 で支持されているシャフトの一端に軸方向に狭いスロットと,上記シャフト端部 から軸方向の所定距離を隔てて1個の変位センサとを設け,この1個の変位セン サによって上記端部,変位センサ間及び上記スロット,変位センサ間の距離に対 応した信号を出力することによってシャフトのスラスト方向の変位を検出し,同 時に上記スロット,変位センサ間の距離に対応した出力信号の単位時間当たりの 変動回転をカウントすることによって上記シャフトの回転数を検出するようにす るか,更に,上記構成において上記シャフトのスラスト方向の制御を行う調整用 電磁石を設け,上記調整用電磁石の時定数を所定の値より大とすることにより, 上記スロットの変位差を上記変位センサが感知する度に上記調整用電磁石が反応 するのを防止するように構成したものであるから,次のような優れた効果を有す る。 シャフトの加工が非常に簡単にできるようになった。 容易にシャフトのスラスト方向の変位補正ができるようになった。 変位センサが1個で済むため,装置全体のコストが大幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】本考案の一実施例のシャフトの断面構造を示す
図である。
【図3】従来例の構成を示す回路図である。
【図4】従来例のシャフトの断面構造を示す図である。
【図5】従来例の動作を説明する各部の波形図である。
【符号の説明】
11:シャフト 11a:スロット 14:変位センサ 15:変位検出手段 17:スラスト方向調整用電磁石

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気軸受によって非接触状態で支持され
    ているシャフトの一端に軸方向に狭いスロットと,上記
    シャフト端部から軸方向の所定距離を隔てて1個の変位
    センサとを設け,この1個の変位センサによって上記端
    部,変位センサ間及び上記スロット,変位センサ間の距
    離に対応した信号を出力することによってシャフトのス
    ラスト方向の変位を検出し,同時に上記スロット,変位
    センサ間の距離に対応した出力信号の単位時間当たりの
    変動回転をカウントすることによって上記シャフトの回
    転数を検出するようにしたことを特徴とする変位・回転
    数検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の変位・回転数検出装置に
    おいて,上記シャフトのスラスト方向の制御を行う調整
    用電磁石を設け,上記調整用電磁石の時定数をシャフト
    の回転数に比べて大とすることにより,上記スロットの
    変位差を上記変位センサが感知する度に上記調整用電磁
    石が反応するのを防止し,上記シャフトのスラスト方向
    の制御を円滑に行えるようにしたことを特徴とする変位
    ・回転数検出装置。
JP5941593U 1993-10-08 1993-10-08 変位・回転数検出装置 Pending JPH0723204U (ja)

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JP5941593U JPH0723204U (ja) 1993-10-08 1993-10-08 変位・回転数検出装置

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JP5941593U JPH0723204U (ja) 1993-10-08 1993-10-08 変位・回転数検出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0723204U true JPH0723204U (ja) 1995-04-25

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ID=13112625

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JP5941593U Pending JPH0723204U (ja) 1993-10-08 1993-10-08 変位・回転数検出装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004076873A1 (ja) * 2003-02-07 2004-09-10 Koyo Seiko Co., Ltd. センサ付き転がり軸受ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004076873A1 (ja) * 2003-02-07 2004-09-10 Koyo Seiko Co., Ltd. センサ付き転がり軸受ユニット
CN100394189C (zh) * 2003-02-07 2008-06-11 株式会社捷太格特 带传感器的滚动轴承单元

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