JPH07231226A - D級電力増幅器 - Google Patents
D級電力増幅器Info
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- JPH07231226A JPH07231226A JP6020150A JP2015094A JPH07231226A JP H07231226 A JPH07231226 A JP H07231226A JP 6020150 A JP6020150 A JP 6020150A JP 2015094 A JP2015094 A JP 2015094A JP H07231226 A JPH07231226 A JP H07231226A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 誘導ノイズに強く、パルス信号の高周波ノイ
ズの影響を受けにくい帰還回路を持つ電力効率の高いD
級電力増幅器を提供する。 【構成】 入力端子105から入力されたアナログ信号
は2値状態変調手段101でパルス幅変調し、パルス信
号に変換する。このパルス信号はパルス電力増幅手段1
02で電力増幅される。電力増幅されたパルス信号はロ
ーパスフィルタ103で復調され、出力端子116から
出力される。一方、電力増幅されたパルス信号は抵抗器
117,118で構成される帰還手段104を介して2
値状態変調手段101に帰還される。ここで、パルス電
力増幅手段102の出力信号を2値状態変調手段101
ヘ帰還する帰還手段104を2個以上の抵抗器117,
118の直列接続で構成し、少なくとも1個ずつ2値状
態変調手段102及びパルス電力増幅手段101の近傍
に配置接続する。
ズの影響を受けにくい帰還回路を持つ電力効率の高いD
級電力増幅器を提供する。 【構成】 入力端子105から入力されたアナログ信号
は2値状態変調手段101でパルス幅変調し、パルス信
号に変換する。このパルス信号はパルス電力増幅手段1
02で電力増幅される。電力増幅されたパルス信号はロ
ーパスフィルタ103で復調され、出力端子116から
出力される。一方、電力増幅されたパルス信号は抵抗器
117,118で構成される帰還手段104を介して2
値状態変調手段101に帰還される。ここで、パルス電
力増幅手段102の出力信号を2値状態変調手段101
ヘ帰還する帰還手段104を2個以上の抵抗器117,
118の直列接続で構成し、少なくとも1個ずつ2値状
態変調手段102及びパルス電力増幅手段101の近傍
に配置接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響機器においてスピ
ーカ等の負荷を駆動する電力増幅器に関するものであ
る。
ーカ等の負荷を駆動する電力増幅器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】音響機器における電力増幅器は、直流電
源から与えられる直流電圧を入力信号に基づき変調し、
入力信号に相似な波形を負荷であるスピーカに供給する
ものが通常である。この様な電力増幅器において、電力
損失を極力小さくし電力変換効率を向上したものが開発
されており、D級電力増幅器と呼ばれている。そして、
D級電力増幅器の特性を向上させるために様々な帰還方
式が提案されている。
源から与えられる直流電圧を入力信号に基づき変調し、
入力信号に相似な波形を負荷であるスピーカに供給する
ものが通常である。この様な電力増幅器において、電力
損失を極力小さくし電力変換効率を向上したものが開発
されており、D級電力増幅器と呼ばれている。そして、
D級電力増幅器の特性を向上させるために様々な帰還方
式が提案されている。
【0003】そこで、従来より特開昭56−65509
号公報に記載されている様なパルス幅変調増幅回路があ
った。
号公報に記載されている様なパルス幅変調増幅回路があ
った。
【0004】以下に、従来のパルス幅変調増幅回路につ
いて説明する。図2は従来のパルス幅変調増幅回路を示
すものである。図2において、201は音声信号を入力
する入力端子、202は加算用の抵抗器、203は変調
用のキャリア信号を発生する三角波発生器、204は抵
抗器202を介して入力されたアナログ信号とキャリア
信号を比較するコンパレータ、205はコンパレータ2
04の出力であるパルス幅変調されたパルス信号を電力
増幅するスイッチング増幅器、206は電力増幅された
パルス信号を音声信号に復調するローパスフィルタ、2
07はローパスフィルタ206の出力を出力する出力端
子、208はスイッチング増幅器205の出力をコンパ
レータ204に帰還する抵抗器、209は抵抗器208
を介して帰還されたパルス信号のキャリア信号成分を接
地するコンデンサである。
いて説明する。図2は従来のパルス幅変調増幅回路を示
すものである。図2において、201は音声信号を入力
する入力端子、202は加算用の抵抗器、203は変調
用のキャリア信号を発生する三角波発生器、204は抵
抗器202を介して入力されたアナログ信号とキャリア
信号を比較するコンパレータ、205はコンパレータ2
04の出力であるパルス幅変調されたパルス信号を電力
増幅するスイッチング増幅器、206は電力増幅された
パルス信号を音声信号に復調するローパスフィルタ、2
07はローパスフィルタ206の出力を出力する出力端
子、208はスイッチング増幅器205の出力をコンパ
レータ204に帰還する抵抗器、209は抵抗器208
を介して帰還されたパルス信号のキャリア信号成分を接
地するコンデンサである。
【0005】いま、スイッチング増幅器205の出力電
圧EO からコンパレータ204への帰還電圧eN は(数
1)となり、この時のロールオフポイントωO は(数
2)となり、周波数特性は1次のローパスフィルタと等
価となる。
圧EO からコンパレータ204への帰還電圧eN は(数
1)となり、この時のロールオフポイントωO は(数
2)となり、周波数特性は1次のローパスフィルタと等
価となる。
【0006】
【数1】
【0007】
【数2】
【0008】従って、帰還信号に含まれるキャリア周波
数帯域はここで充分減衰させることができる。ここで、
キャリア信号の戻り電圧をeCBとすると、eCB<<EC
(ECはキャリア信号の電圧)となり、全体のキャリア
周波数はEC に支配され、eCBの影響は無視することが
できる。
数帯域はここで充分減衰させることができる。ここで、
キャリア信号の戻り電圧をeCBとすると、eCB<<EC
(ECはキャリア信号の電圧)となり、全体のキャリア
周波数はEC に支配され、eCBの影響は無視することが
できる。
【0009】次に、閉ループゲインEO/Eiを求めると
(数3)となる。更に、開ループゲインAO >>1とす
ると(数4)となる。従って、全体の周波数特性は平坦
な特性となる。
(数3)となる。更に、開ループゲインAO >>1とす
ると(数4)となる。従って、全体の周波数特性は平坦
な特性となる。
【0010】
【数3】
【0011】
【数4】
【0012】また、負帰還量ANF(開ループゲイン/閉
ループゲイン)を求める。まず、開ループゲインA
Oは、キャリア信号である三角波電圧の波高値と出力電
圧EOの波高値との比AO =(電源電圧)/(三角波の
ピーク電圧)である。従って、負帰還量ANFは(数5)
となり、ANFのロールオフポイントω1 は(数6)とな
る。
ループゲイン)を求める。まず、開ループゲインA
Oは、キャリア信号である三角波電圧の波高値と出力電
圧EOの波高値との比AO =(電源電圧)/(三角波の
ピーク電圧)である。従って、負帰還量ANFは(数5)
となり、ANFのロールオフポイントω1 は(数6)とな
る。
【0013】
【数5】
【0014】
【数6】
【0015】すなわち、AOが大のときロールオフポイ
ントω1は(数6)の第2項AO/C2R2が支配的にな
り、(数7)となる。
ントω1は(数6)の第2項AO/C2R2が支配的にな
り、(数7)となる。
【0016】
【数7】
【0017】(数2),(数7)より、AO が大きいた
めωO<<ω1となり、高域にまで負帰還を一定にかける
ことができ、特に高域での歪の改善度が大きくなる。
めωO<<ω1となり、高域にまで負帰還を一定にかける
ことができ、特に高域での歪の改善度が大きくなる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、負帰還されるポイントがコンパレータの反
転入力である。ところが、コンパレータの入力インピー
ダンスは非常に大きいため、コンパレータの反転入力端
子と帰還抵抗器間の配線長を伸ばすと外部ノイズを誘導
するという問題点を有していた。
の構成では、負帰還されるポイントがコンパレータの反
転入力である。ところが、コンパレータの入力インピー
ダンスは非常に大きいため、コンパレータの反転入力端
子と帰還抵抗器間の配線長を伸ばすと外部ノイズを誘導
するという問題点を有していた。
【0019】また、コンパレータの反転入力端子と帰還
抵抗器間の配線長を短くすると、スイッチング増幅器の
出力である増幅されたパルス信号がコンパレータの近傍
を通る。パルス信号は高次までの高周波成分を持ちかつ
高周波成分のレベルは基本波成分のレベルと同等であ
る。そして、帰還されるパルス信号の振幅は電源電圧値
と同一であり、入力信号と比較して非常に大きい。その
ため、パルス信号の持つ高周波成分がコンパレータの動
作に影響を及ぼすという問題点を有していた。
抵抗器間の配線長を短くすると、スイッチング増幅器の
出力である増幅されたパルス信号がコンパレータの近傍
を通る。パルス信号は高次までの高周波成分を持ちかつ
高周波成分のレベルは基本波成分のレベルと同等であ
る。そして、帰還されるパルス信号の振幅は電源電圧値
と同一であり、入力信号と比較して非常に大きい。その
ため、パルス信号の持つ高周波成分がコンパレータの動
作に影響を及ぼすという問題点を有していた。
【0020】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、パルス電力増幅手段で電力増幅されたパルス信号を
2値信号変調手段に帰還する帰還手段を2個以上の抵抗
器の直列接続で構成し、この抵抗器の少なくとも1個ず
つを2値状態変調手段及びパルス電力増幅手段の近傍に
配置しかつ接続することで、外部ノイズの誘導を受けな
い更に増幅されたパルス信号の持つ高周波成分の影響を
受けない帰還回路を構成することで安定な負帰還を可能
とするD級電力増幅器を提供することを目的とする。
で、パルス電力増幅手段で電力増幅されたパルス信号を
2値信号変調手段に帰還する帰還手段を2個以上の抵抗
器の直列接続で構成し、この抵抗器の少なくとも1個ず
つを2値状態変調手段及びパルス電力増幅手段の近傍に
配置しかつ接続することで、外部ノイズの誘導を受けな
い更に増幅されたパルス信号の持つ高周波成分の影響を
受けない帰還回路を構成することで安定な負帰還を可能
とするD級電力増幅器を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のD級電力増幅器は、アナログ入力信号を2値
状態のディジタル信号に変換する2値状態変調手段と、
2値状態変調手段の出力を電力増幅するパルス電力増幅
手段と、パルス電力増幅手段の出力を2値状態変調手段
に帰還する帰還手段と、パルス電力増幅手段の出力を帯
域制限するローパスフィルタとを備え、帰還手段は2個
以上の直列接続された抵抗器を有し、抵抗器は2値状態
変調手段及びパルス電力増幅手段の近傍に少なくとも1
個ずつ配置し、それぞれ2値状態変調手段及びパルス電
力増幅手段に接続されているような構成を持つ。
に本発明のD級電力増幅器は、アナログ入力信号を2値
状態のディジタル信号に変換する2値状態変調手段と、
2値状態変調手段の出力を電力増幅するパルス電力増幅
手段と、パルス電力増幅手段の出力を2値状態変調手段
に帰還する帰還手段と、パルス電力増幅手段の出力を帯
域制限するローパスフィルタとを備え、帰還手段は2個
以上の直列接続された抵抗器を有し、抵抗器は2値状態
変調手段及びパルス電力増幅手段の近傍に少なくとも1
個ずつ配置し、それぞれ2値状態変調手段及びパルス電
力増幅手段に接続されているような構成を持つ。
【0022】
【作用】本発明は上記した構成により、以下の様な作用
をする。即ち、2値状態変調手段はアナログ入力信号を
ディジタル信号に変換する。パルス電力増幅手段は、2
値状態変調手段の出力信号を電力増幅する。また、電力
増幅されたパルス信号は帰還手段を介して2値状態変調
手段に帰還される。そして、ローパスフィルタは電力増
幅されたパルス信号を帯域制限し、入力信号を電力増幅
した出力信号を生成し負荷を駆動している。
をする。即ち、2値状態変調手段はアナログ入力信号を
ディジタル信号に変換する。パルス電力増幅手段は、2
値状態変調手段の出力信号を電力増幅する。また、電力
増幅されたパルス信号は帰還手段を介して2値状態変調
手段に帰還される。そして、ローパスフィルタは電力増
幅されたパルス信号を帯域制限し、入力信号を電力増幅
した出力信号を生成し負荷を駆動している。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例におけるD級電力
増幅器のブロック図を示す。図1において、101はア
ナログ信号をディジタル信号に変換する2値状態変調手
段、102は2値状態変調手段101の出力を電力増幅
するパルス電力増幅手段、103はパルス電力増幅手段
102の出力を帯域制限するローパスフィルタ、104
はパルス電力増幅手段102の出力を2値状態変調手段
101に帰還する帰還手段である。そして、105はア
ナログ信号を入力する入力端子、106は抵抗器、10
7はコンデンサ、108は演算増幅器、109はコンパ
レータ、110は三角波発生器であり2値状態変調手段
101を構成し、111はドライバ、112,113は
トランジスタでありパルス電力増幅手段102を構成
し、114はコイル、115はコンデンサでありローパ
スフィルタ103を構成し、117,118は抵抗器で
あり帰還器104を構成している。116は出力端子で
ある。
増幅器のブロック図を示す。図1において、101はア
ナログ信号をディジタル信号に変換する2値状態変調手
段、102は2値状態変調手段101の出力を電力増幅
するパルス電力増幅手段、103はパルス電力増幅手段
102の出力を帯域制限するローパスフィルタ、104
はパルス電力増幅手段102の出力を2値状態変調手段
101に帰還する帰還手段である。そして、105はア
ナログ信号を入力する入力端子、106は抵抗器、10
7はコンデンサ、108は演算増幅器、109はコンパ
レータ、110は三角波発生器であり2値状態変調手段
101を構成し、111はドライバ、112,113は
トランジスタでありパルス電力増幅手段102を構成
し、114はコイル、115はコンデンサでありローパ
スフィルタ103を構成し、117,118は抵抗器で
あり帰還器104を構成している。116は出力端子で
ある。
【0025】この様に構成された本実施例のD級電力増
幅器について、以下その動作について説明する。
幅器について、以下その動作について説明する。
【0026】本実施例では、2値状態変調手段101を
パルス幅変調器とし、帰還手段104は2個の抵抗器1
17,118の直列接続で構成された場合を例にとって
以下説明を行う。
パルス幅変調器とし、帰還手段104は2個の抵抗器1
17,118の直列接続で構成された場合を例にとって
以下説明を行う。
【0027】ここで、2値状態変調手段101は入力端
子105、抵抗器106、コンデンサ107、演算増幅
器108、コンパレータ109、三角波発生器110か
ら構成される。すなわち、電力増幅したいアナログ信号
は、入力端子105から入力される。そして、抵抗器1
06、コンデンサ107及び演算増幅器108で構成さ
れる積分器に入力され、積分される。そして、コンパレ
ータ109の非反転入力端子に入力される。また、三角
波発生器110はパルス幅変調するためのキャリア信号
である三角波を発生する。この三角波はコンパレータ1
09の反転入力端子に入力される。コンパレータ109
は上記のように入力された両信号を比較し、入力端子1
05から入力されたアナログ信号は三角波発生器110
が発生するキャリア信号で変調されたパルス幅変調信号
に変換される。パルス幅変調された2値状態信号は、ド
ライバ111及びトランジスタ112,113から構成
されるパルス電力増幅器に入力される。すなわち、ドラ
イバ111はトランジスタ112,113を駆動できる
様に入力されたパルス信号を増幅する。トランジスタ1
12,113はドライバ111の出力信号に従って2値
状態変調手段101の出力信号を電力増幅する。パルス
電力増幅手段102で電力増幅されたパルス信号はコイ
ル114及びコンデンサ115で構成されるローパスフ
ィルタ103で帯域制限されることで、電力増幅された
アナログ信号に復調される。そして、出力端子116か
ら出力される。
子105、抵抗器106、コンデンサ107、演算増幅
器108、コンパレータ109、三角波発生器110か
ら構成される。すなわち、電力増幅したいアナログ信号
は、入力端子105から入力される。そして、抵抗器1
06、コンデンサ107及び演算増幅器108で構成さ
れる積分器に入力され、積分される。そして、コンパレ
ータ109の非反転入力端子に入力される。また、三角
波発生器110はパルス幅変調するためのキャリア信号
である三角波を発生する。この三角波はコンパレータ1
09の反転入力端子に入力される。コンパレータ109
は上記のように入力された両信号を比較し、入力端子1
05から入力されたアナログ信号は三角波発生器110
が発生するキャリア信号で変調されたパルス幅変調信号
に変換される。パルス幅変調された2値状態信号は、ド
ライバ111及びトランジスタ112,113から構成
されるパルス電力増幅器に入力される。すなわち、ドラ
イバ111はトランジスタ112,113を駆動できる
様に入力されたパルス信号を増幅する。トランジスタ1
12,113はドライバ111の出力信号に従って2値
状態変調手段101の出力信号を電力増幅する。パルス
電力増幅手段102で電力増幅されたパルス信号はコイ
ル114及びコンデンサ115で構成されるローパスフ
ィルタ103で帯域制限されることで、電力増幅された
アナログ信号に復調される。そして、出力端子116か
ら出力される。
【0028】また、パルス電力増幅手段102の出力
は、抵抗器117,118で構成される帰還手段104
を介して、2値状態変調手段101に負帰還されること
で、2値状態変調手段101及びパルス電力増幅手段1
02で発生する波形歪を抑制している。
は、抵抗器117,118で構成される帰還手段104
を介して、2値状態変調手段101に負帰還されること
で、2値状態変調手段101及びパルス電力増幅手段1
02で発生する波形歪を抑制している。
【0029】ところで、帰還信号であるパルス電力増幅
手段102の出力信号はパルス波形であるため高調波成
分を高次まで持ち、その大きさは基本波と同等である。
また、パルス波形の振幅はトランジスタ112,113
に印加される電源電圧値と同一であり、通常数十ボルト
以上ある。一方、入力端子105に入力されるアナログ
信号は通常オーディオ帯域の信号であり、パルス電力増
幅手段102の出力信号と比較すると小信号であり通常
数ボルト以下である。さらに、2値状態変調手段101
内で帰還信号が帰還されるポイントは、演算増幅器10
8の反転入力端子であり、演算増幅器108は反転増幅
器(積分器)として構成されている。そのため、帰還さ
れるポイントは仮想接地となり、非常に微小な電圧とな
る。また、帰還されるポイントは演算増幅器108の反
転入力端子であるため非常に入力インピーダンスが大き
い。そのため、帰還ポイントと帰還手段104間の配線
が長くなるとノイズを誘導し、ノイズも帰還することに
なる。これを阻止するため、帰還ポイントと帰還手段1
04間の配線長を短くする。しかし、帰還手段104を
演算増幅器108に近接して配置すると、帰還される電
力増幅されたパルス信号は演算増幅器108に近接した
場所を通る。更に、上記したように入力端子105から
入力されるアナログ信号と帰還されるパルス信号との振
幅に大きな差がある。加えて、パルス信号は高調波を高
次まで持つため、2値状態変調手段101を構成する部
品と部品間或いは部品と基板間に存在する浮遊容量によ
り高周波ノイズを誘導する。演算増幅器108を非反転
増幅器(積分器)として使用しても、演算増幅器108
の入力インピーダンスは非常に大きくかつ帰還ポイント
の電圧は小さい、また、演算増幅器108の近傍を電力
増幅されたパルス信号が配線されているため上記のよう
な現象は生じる。
手段102の出力信号はパルス波形であるため高調波成
分を高次まで持ち、その大きさは基本波と同等である。
また、パルス波形の振幅はトランジスタ112,113
に印加される電源電圧値と同一であり、通常数十ボルト
以上ある。一方、入力端子105に入力されるアナログ
信号は通常オーディオ帯域の信号であり、パルス電力増
幅手段102の出力信号と比較すると小信号であり通常
数ボルト以下である。さらに、2値状態変調手段101
内で帰還信号が帰還されるポイントは、演算増幅器10
8の反転入力端子であり、演算増幅器108は反転増幅
器(積分器)として構成されている。そのため、帰還さ
れるポイントは仮想接地となり、非常に微小な電圧とな
る。また、帰還されるポイントは演算増幅器108の反
転入力端子であるため非常に入力インピーダンスが大き
い。そのため、帰還ポイントと帰還手段104間の配線
が長くなるとノイズを誘導し、ノイズも帰還することに
なる。これを阻止するため、帰還ポイントと帰還手段1
04間の配線長を短くする。しかし、帰還手段104を
演算増幅器108に近接して配置すると、帰還される電
力増幅されたパルス信号は演算増幅器108に近接した
場所を通る。更に、上記したように入力端子105から
入力されるアナログ信号と帰還されるパルス信号との振
幅に大きな差がある。加えて、パルス信号は高調波を高
次まで持つため、2値状態変調手段101を構成する部
品と部品間或いは部品と基板間に存在する浮遊容量によ
り高周波ノイズを誘導する。演算増幅器108を非反転
増幅器(積分器)として使用しても、演算増幅器108
の入力インピーダンスは非常に大きくかつ帰還ポイント
の電圧は小さい、また、演算増幅器108の近傍を電力
増幅されたパルス信号が配線されているため上記のよう
な現象は生じる。
【0030】そこで、本実施例は帰還手段104を抵抗
器117,118の直列接続で構成し、抵抗器117を
パルス電力増幅手段102の近傍に、抵抗器118を演
算増幅器108の近傍に配置して、さらに、抵抗器11
7をパルス電力増幅手段102の出力に、抵抗器118
を演算増幅器108の反転入力端子に接続する構成にし
ている。上記のように構成することで、まず、演算増幅
器108の反転入力と抵抗器118間の配線が長くなる
ことがない。そのため、帰還されるポイントへの外部か
らのノイズの誘導はなくなる。更に、抵抗器117をパ
ルス電力増幅手段102の出力に出力近傍で接続するこ
とにより演算増幅器108の近傍を通るパルス信号の信
号振幅が小さくなる。そのため、パルス信号の持つ高周
波ノイズが振幅が小さくなった分小さくなり、2値状態
変調手段101に与える影響も小さくなる。すなわち、
パルス電力増幅手段102の出力電圧をvO、抵抗器1
17の抵抗値をR1、抵抗器118の抵抗値をR2とする
と、抵抗器117,118を流れる電流iは(数8)と
なり、従って、抵抗器117と抵抗器118の接合点の
電圧vfは(数9)となる。
器117,118の直列接続で構成し、抵抗器117を
パルス電力増幅手段102の近傍に、抵抗器118を演
算増幅器108の近傍に配置して、さらに、抵抗器11
7をパルス電力増幅手段102の出力に、抵抗器118
を演算増幅器108の反転入力端子に接続する構成にし
ている。上記のように構成することで、まず、演算増幅
器108の反転入力と抵抗器118間の配線が長くなる
ことがない。そのため、帰還されるポイントへの外部か
らのノイズの誘導はなくなる。更に、抵抗器117をパ
ルス電力増幅手段102の出力に出力近傍で接続するこ
とにより演算増幅器108の近傍を通るパルス信号の信
号振幅が小さくなる。そのため、パルス信号の持つ高周
波ノイズが振幅が小さくなった分小さくなり、2値状態
変調手段101に与える影響も小さくなる。すなわち、
パルス電力増幅手段102の出力電圧をvO、抵抗器1
17の抵抗値をR1、抵抗器118の抵抗値をR2とする
と、抵抗器117,118を流れる電流iは(数8)と
なり、従って、抵抗器117と抵抗器118の接合点の
電圧vfは(数9)となる。
【0031】
【数8】
【0032】
【数9】
【0033】(数9)から分かるように、演算増幅器1
08近傍を通るパルス信号の振幅は帰還手段104を抵
抗器117と抵抗器118で直列合成したことにより、
直列合成しない前と比較して小さくなり、パルス信号の
持つ高周波ノイズも小さくなる。そのため、高周波ノイ
ズによる影響も小さくなる。また、抵抗器117と抵抗
器118の接合点における振幅値は、抵抗器117と抵
抗器118の抵抗値を組み合わせることで任意に設定で
きる。
08近傍を通るパルス信号の振幅は帰還手段104を抵
抗器117と抵抗器118で直列合成したことにより、
直列合成しない前と比較して小さくなり、パルス信号の
持つ高周波ノイズも小さくなる。そのため、高周波ノイ
ズによる影響も小さくなる。また、抵抗器117と抵抗
器118の接合点における振幅値は、抵抗器117と抵
抗器118の抵抗値を組み合わせることで任意に設定で
きる。
【0034】以上の様に、本実施例では、パルス電力増
幅手段の出力信号を2値状態変調手段ヘ帰還する帰還手
段を2個の抵抗器の直列接続で構成し、一方を2値状態
変調手段の近傍に配置接続し、他方をパルス電力増幅手
段の近傍に配置接続することで、誘導ノイズに強く、パ
ルス信号の高周波ノイズの影響を受けにくい帰還回路を
持つ電力効率の高いD級電力増幅器を構成している。
幅手段の出力信号を2値状態変調手段ヘ帰還する帰還手
段を2個の抵抗器の直列接続で構成し、一方を2値状態
変調手段の近傍に配置接続し、他方をパルス電力増幅手
段の近傍に配置接続することで、誘導ノイズに強く、パ
ルス信号の高周波ノイズの影響を受けにくい帰還回路を
持つ電力効率の高いD級電力増幅器を構成している。
【0035】なお、本実施例では2値信号変調手段10
1にパルス幅変調方式を例にとって説明したが、これは
他の方式例えばパルス密度変調方式でも全く同一の効果
が得られることは言うまでもない。
1にパルス幅変調方式を例にとって説明したが、これは
他の方式例えばパルス密度変調方式でも全く同一の効果
が得られることは言うまでもない。
【0036】また、帰還方法を反転増幅器を例にとって
説明したが、これは非反転増幅器を用いた帰還方法にし
ても全く同一の効果が得られることは言うまでもない。
説明したが、これは非反転増幅器を用いた帰還方法にし
ても全く同一の効果が得られることは言うまでもない。
【0037】更に、帰還手段104を2個の抵抗器11
7,118の直列接続を例にとって説明したが、2値状
態変調手段101とパルス電力増幅手段102間の距離
や、2値状態変調手段101で扱う信号レベル及びパル
ス電力増幅手段102の出力信号レベルに応じて複数個
の抵抗器を直列接続した構成にしても全く同一の効果が
得られることは言うまでもない。
7,118の直列接続を例にとって説明したが、2値状
態変調手段101とパルス電力増幅手段102間の距離
や、2値状態変調手段101で扱う信号レベル及びパル
ス電力増幅手段102の出力信号レベルに応じて複数個
の抵抗器を直列接続した構成にしても全く同一の効果が
得られることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上の様に本発明は、パルス電力増幅手
段の出力信号を2値状態変調手段ヘ帰還する帰還手段を
2個以上の抵抗器の直列接続で構成し、少なくとも1個
ずつ2値状態変調手段及びパルス電力増幅手段の近傍に
配置接続することで、誘導ノイズに強く、パルス信号の
高周波ノイズの影響を受けにくい帰還回路を構成するこ
とを可能とする効果が得られる。
段の出力信号を2値状態変調手段ヘ帰還する帰還手段を
2個以上の抵抗器の直列接続で構成し、少なくとも1個
ずつ2値状態変調手段及びパルス電力増幅手段の近傍に
配置接続することで、誘導ノイズに強く、パルス信号の
高周波ノイズの影響を受けにくい帰還回路を構成するこ
とを可能とする効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるD級電力増幅器の構
成を示すブロック図
成を示すブロック図
【図2】従来のパルス幅変調増幅回路の構成を示すブロ
ック図
ック図
101 2値状態変調手段 102 パルス電力増幅手段 103 ローパスフィルタ 104 帰還器手段 105 入力端子 106,117,118 抵抗器 107,115 コンデンサ 108 演算増幅器 109 コンパレータ 110 三角波発生器 111 ドライバ 112,113 トランジスタ 114 コイル 116 出力端子
Claims (2)
- 【請求項1】 アナログ入力信号を2値状態のディジタ
ル信号に変換する2値状態変調手段と、 前記2値状態変調手段の出力を電力増幅するパルス電力
増幅手段と、 前記パルス電力増幅手段の出力を前記2値状態変調手段
に帰還する帰還手段と、 前記パルス電力増幅手段の出力を帯域制限するローパス
フィルタとを具備したことを特徴とするD級電力増幅
器。 - 【請求項2】 帰還手段は2個以上の直列接続された抵
抗器を有し、前記抵抗器は2値状態変調手段及びパルス
電力増幅手段の近傍に少なくとも1個ずつ配置しそれぞ
れ前記2値状態変調手段及び前記パルス電力増幅手段に
接続されていることを特徴とする請求項1記載のD級電
力増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06020150A JP3132280B2 (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | D級電力増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06020150A JP3132280B2 (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | D級電力増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07231226A true JPH07231226A (ja) | 1995-08-29 |
JP3132280B2 JP3132280B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=12019133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06020150A Expired - Fee Related JP3132280B2 (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | D級電力増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3132280B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2000151299A (ja) * | 1998-11-13 | 2000-05-30 | Stmicroelectronics Srl | 三角波発生器を必要としないアナログ又はデジタル入力用に形態特定可能な入力回路網を具備するpwmブリッジ増幅器 |
KR20010095927A (ko) * | 2000-04-12 | 2001-11-07 | 오종훈 | 펄스변조 신호의 효과적인 스위칭 파워 증폭을 위한 에러보정 방법 |
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JP2010081202A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Rohm Co Ltd | 利得調整回路およびd級電力増幅器 |
JP2011087380A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-04-28 | Ricoh Co Ltd | スイッチング電源装置、ac電源装置及び画像形成装置 |
US8144880B2 (en) * | 2006-10-03 | 2012-03-27 | Princeton Technology Corporation | Audio amplifier capable of performing self-oscillation |
CN103354446A (zh) * | 2013-02-06 | 2013-10-16 | 苏州硅智源微电子有限公司 | 具有增加直流增益和减少直流偏移的时钟有扫描能力的低通滤波器 |
WO2017061479A1 (ja) * | 2015-10-05 | 2017-04-13 | ヤマハ株式会社 | D級増幅器 |
-
1994
- 1994-02-17 JP JP06020150A patent/JP3132280B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10505504B2 (en) | 2015-10-05 | 2019-12-10 | Yamaha Corporation | Class D amplifier |
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JP3132280B2 (ja) | 2001-02-05 |
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