JPH07230684A - カセット型情報記録媒体の表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、カセットテープを取り出さず
にカセットテープを確認出来る操作性の大幅向上効果が
ある表示装置を供給することにある。 【構成】フロントケース１に穴１１、表示片１６と一体
形成した係合片１５と透明部材５を設けた。 【効果】本発明によれば、カセットテープを確認する事
が容易になり操作性が大幅に向上する効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ＶＴＲ等音響機器の表
示装置に関し、特にカセットテープを挿入する機器に於
いてカセットテープを挿入した後カセットテープを目視
出来、尚かつカセットテープの録画可否を一目瞭然とし
た操作性に好適な表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ＶＴＲ等音響機器は、カセットテープを
挿入後カセットテープを確認出来ないものが多い。カセ
ットテープを挿入したまま放置後カセットテープを確認
する場合一々カセットテープを取り出す必要が有り、カ
セットテープ視認性の点については配慮されていなかっ
た。又、カセットテープが録画可能か否か表示の点につ
いても配慮されていなかった。又、トップケースに透明
部材を設けた物も有ったが、ラックに入れたり、トップ
ケース上部に物を載せた場合カセットテープを確認しず
らかった。

【０００３】図８に示すものはＶＴＲであり、３はトッ
プケース、２は防塵蓋、９は挿入口、１はフロントケー
スである。従来よりの表示装置としては図５，図６，図
７のような装置がある。図７は斜視図でトップケース３
に透明部材４が取付けられている。図６は図７のＣ−Ｃ
断面図である。図５に示す物はカセットテープ１２の斜
視図であり、誤消去防止用爪８はカセットテープ１２と
一体形成し、表示ラベル６及び７が貼り付けられてい
る。図６に於いてカセットテープ１２をフロントケース
１の挿入口９から挿入するとカセットテープ１２は矢印
の様に進みトップケース３の内部に装填され、カセット
テープ１２がトップケース３の内部に装填される事によ
ってトップケース３に取付けられた透明部材４を通して
カセットテープ１２に貼付けられた表示ラベル６を見る
事が出来る。

【０００４】尚、この種の装置としては例えば、実開昭
５０−１２７６５９号公報が挙げられる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ラッ
ク等に入れた後のカセットテープ知認性の点について配
慮されておらず、ラック等に入れた後はカセットテープ
を挿入後一々カセットテープを取り出して確認をする事
が必要となるいう操作性の点で問題が有った。

【０００６】本発明の目的は、カセットテープの視認性
の良い操作性に好適な表示装置を供給することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的は、図１に示す
ようにフロントケース１に透明部材５及び穴１１と、表
示片１６と一体形成した係合片１５を設ける事により達
成される。

【０００８】

【作用】カセットテープ１２に設けた爪８がレバー１４
を押し、爪８がレバー１４を押す事によりレバー１４は
回動し、レバー１４が回動する事により係合片１５が押
され、係合片１５が押される事のより係合片１５が回動
し、係合片１５が回動する事により表示片１６が回動す
る。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１，図２，図
３，図４，図５により説明する。

【００１０】本発明の表示装置は、図２に示すように、
フロントケース１には透明部材５及び穴１１が設けられ
ている。図３に示すものは透視斜視図であり、感知レバ
ー１４はカセットテープ１２に設けた爪８の有無を感知
するものである。図４は係合片１５の斜視図であり、表
示片１６と一体形成している。バネ１３は係合片１５を
Ｃ方向に付勢せしむものである。図５はカセットテープ
１２の斜視図であり爪８の斜線部を切り取る事により録
画済カセットテープの誤消去防止を図るものである。図
１は図２におけるＡ−Ａ断面図である。図１に於いて、
カセットテープ１２の爪８が有る場合、カセットテープ
１２を装填する事により感知レバー１４が押され、感知
レバー１４が押される事により感知レバー１４がＢ方向
に回動し、感知レバー１４がＢ方向に回動する事により
係合片１５が押され、係合片１５が押される事により係
合片１５がＣ方向に回動し、係合片１５がＣ方向に回動
する事により表示片１６がＣ方向に回動し、表示片１６
がＣ方向に回動する事により穴１１から可（録画）の文
字が見える事が可能となる。

【００１１】又、爪８が切り取られた場合感知レバー１
４は点線の如くＤ方向に回動し、感知レバー１４が点線
の如くＤ方向に回動する事によりバネ１３で付勢された
係合片１５は点線の如くＥ方向に回動し、係合片１５は
点線の如くＥ方向に回動する事により表示片１６がＥ方
向に回動し、表示片１６がＥ方向に回動する事により穴
１１から不可（録画）の文字が見える事が可能となる。

【００１２】尚、カセットテープ１２を装填しない場合
は爪８を切り取った場合と同様に感知レバー１４は点線
の如くＤ方向に回動し、感知レバー１４が点線の如くＤ
方向に回動する事によりバネ１３で付勢された係合片１
５は点線の如くＥ方向に回動し、係合片１５は点線の如
くＥ方向に回動する事により表示片１６がＥ方向に回動
し、表示片１６がＥ方向に回動する事により穴１１から
不可（録画）の文字が見えるので問題は無い。

【００１３】以上の様に、本発明によればカセットテー
プを挿入すると同時にカセットテープの録画可否を表示
可能となる。

【００１４】

【発明の効果】本発明によれば、カセットテープを取り
出さずにカセットテープを確認する事が可能となり、視
認性良好の効果が有る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の断面図である。

【図２】本発明の一実施例の斜視図である。

【図３】本発明の一実施例の透視斜視図である。

【図４】本発明の一実施例の係合片の斜視図である。

【図５】カセットテープの斜視図である。

【図６】従来技術の断面図である。

【図７】従来技術の斜視図である。

【図８】ＶＴＲの外観図である。

【符号の説明】

１…フロントケース、２…防塵蓋、３…トップケース、
４…透明部材、５…透明部材、６…表示ラベル、７…表
示ラベル、８…爪（カセットテープ）、９…挿入口、１
０…穴、１１…穴、１２…カセットテープ、１３…バ
ネ、１４…感知レバー、１５…係合片、１６…表示片。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】カセット型情報記録媒体と前記カセット型
   情報記録媒体に設けた爪と前記カセット型情報記録媒体
   を挿入するカセット型情報記録媒体挿入口を有する前面
   ケースとこの前面ケースで覆われた箱体と前記箱体に装
   填されたメカシャーシと前記メカシャーシに設けられ尚
   かつ前記爪に押圧する感知レバーとから成る箱体構造に
   おいて前記前面ケースに前記感知レバーに押圧する係合
   片を、前記係合片に表示片を、前記表示片に表示文字
   を、前記前面ケースに前記表示文字のみが見える穴を設
   けた、前記カセット型情報記録媒体を装填する事により
   前記爪が前記感知レバーが押圧し、前記爪が前記感知レ
   バーを押圧する事により前記感知レバーが前記係合片を
   押圧し、前記感知レバーが前記係合片を押圧する事によ
   り前記係合片が回動し、前記係合片が回動する事により
   前記表示片が回動し、前記表示片が回動することにより
   前記穴の外側から前記表示文字が見える事を特徴とする
   カセット型情報記録媒体の表示装置。
2. 【請求項２】請求項１において、前記前面ケースに透明
   部材を設けた、前記カセット型情報記録媒体を挿入する
   ことにより前記カセット型情報記録媒体が前記透明部材
   背部に装填し、前記カセット型情報記録媒体が前記透明
   部材背部に装填することにより前記カセット型情報記録
   媒体が目視可能となる事を特徴とするカセット型情報記
   録媒体の表示装置。