JPH07230064A - 樹脂被覆眼鏡つるにおける立体装飾の表出方法 - Google Patents

樹脂被覆眼鏡つるにおける立体装飾の表出方法

Info

Publication number
JPH07230064A
JPH07230064A JP4527194A JP4527194A JPH07230064A JP H07230064 A JPH07230064 A JP H07230064A JP 4527194 A JP4527194 A JP 4527194A JP 4527194 A JP4527194 A JP 4527194A JP H07230064 A JPH07230064 A JP H07230064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decoration
mold
resin
pattern
coating material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4527194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2826463B2 (ja
Inventor
Masao Nagai
正雄 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAGAI SHINBARI KOGYOSHO KK
Original Assignee
NAGAI SHINBARI KOGYOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAGAI SHINBARI KOGYOSHO KK filed Critical NAGAI SHINBARI KOGYOSHO KK
Priority to JP6045271A priority Critical patent/JP2826463B2/ja
Publication of JPH07230064A publication Critical patent/JPH07230064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2826463B2 publication Critical patent/JP2826463B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 眼鏡つるの表面部に、変化に富んだ立体装飾
を容易且つ安価に形成する。 【構成】 閉鎖によって収容部5を形成する下型2と上
型3を用いる。各型の型孔の底面部には、凹部からなる
装飾形成部12を設けておく。軟化状態の被覆材21を
収容部5に収容せしめて型を閉鎖する。該閉鎖に伴う型
押し作用によって、被覆材の一部分を装飾形成部12の
形態に合致するように変形させる。この状態で、被覆材
21に芯金19を押入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面適部位に立体的な
装飾を施す、樹脂被覆眼鏡つるにおける立体装飾の表出
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】芯金を
樹脂被覆材で被覆してなる従来の樹脂被覆眼鏡つるは、
表面が平滑であって、その装飾は専ら、着色樹脂を用い
たり電着塗装を施す等によって色彩面での変化を付与せ
んとするものであった。
【0003】一部においては、彫刻機を用いて表面に凹
凸模様を付与する試みも行われてはいたが、そのために
は多くの手間と時間を要して製造コストの上昇を招く問
題があったため、実用的でなかった。
【0004】ところで、近年における眼鏡のフアッショ
ン性は非常に高度化しており、眼鏡つるに付いても、そ
の装飾に関して付加価値の高いものが求められるように
なってきている。
【0005】本発明は、かかる要求に応じうる、樹脂被
覆眼鏡つるにおける立体装飾の表出方法の提供を目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る樹脂
被覆眼鏡つるにおける立体装飾の表出方法(以下方法と
いう)は、芯金を樹脂被覆してなる眼鏡つるに立体的な
装飾を施す方法であって、眼鏡つるの表面部を形成する
下型と眼鏡つるの裏面部を形成する上型とからなる型を
用いる。該両型は、その閉鎖によって、長さ方向の一端
が開口した収容部を形成するものとし、少なくとも前記
下型に関し、その型孔の底面部に、凹部及び/又は突出
部からなる装飾形成部を設けておく。該下型の型孔に、
所要に加熱して軟化状態とした樹脂製の棒状をなす被覆
材の下側部分を納め、その後における型閉鎖に伴う両型
による型押し作用により、該被覆材の一部分を装飾形成
部の形態に合致するように変形せしめ、この状態で、前
記収容部の開口を通して、収容部内の前記被覆材にその
軸線方向に芯金を押入することを特徴とするものであ
る。
【0007】前記方法において、型孔の底面部に、凹部
からなる装飾形成部を設ける場合、被覆材の、該装飾形
成部との対向部位に、該凹部形態に概略合わせて膨出部
を設けておくのがよい。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は型1を示す。該型1は、眼鏡つるの表面部を
形成する下型2とこれに対し上下動して眼鏡つるの裏面
部を形成する上型3とからなり、その閉鎖によって、図
2に示すような、長さ方向の一端が開口4した収容部5
を形成する。
【0009】本実施例において、下型2は上型3よりも
稍長く形成されており、前記収容部5の開口端より突出
する。そして該下型2の型孔6の底面部7には、図1〜
3に示すように、収容部5の開口側において、隔壁9を
挟んで隣り合う、収容部5の長さ方向に長い台形状の凹
部10,10と、夫々の凹部の底面部に設けた、凹部長
さ方向に延びる溝状凹部11の複数とからなる装飾形成
部12を設けてなる。又前記上型3の型孔13の底面部
(頂面部)15にも、収容部の開口側において、収容部
の長さ方向に長い溝状凹部17の複数からなる装飾形成
部12を設けてなる。
【0010】図4は芯金を例示し、該芯金19の前端1
9aよりも稍内方に控えて、蝶番片20をロウ付してな
る。なお該蝶番片は、芯金と一体に形成されることもあ
る。又図5は被覆材を示す。該被覆材21は、図11に
示す樹脂被覆眼鏡つる33の被覆部の外形をなす樹脂
(各種の合成樹脂を含む)製の棒状をなす。その長さ
は、前記芯金の長さよりも稍長く形成され、且つ下型の
型孔6の長さに略等しい。又その厚さは、後述のような
型押し作用が生ずるように、収容部の上下方向厚さより
も稍厚く形成される。そして、その前端部分の裏面部
(図5における上面部)に、前記蝶番片20の台座23
を導入させる切欠部25が設けられている。又、被覆材
21の表面部(図5〜6における下面部)における、前
記下の装飾形成部12aとの対向部位及び、被覆材21
の裏面部(図5における上面部)における、前記上の装
飾形成部12bとの対向部位には、その凹部の形態に概
略合わせて膨出部26が形成されている。
【0011】かかる構成の型1を用いて芯金19を樹脂
被覆する要領を、図7〜9に基づいて説明する。先ず、
前記被覆材21を、所要に加熱して軟化状態とした後、
前記膨出部を対応の装飾形成部に位置合わせして、図7
に示すように、該被覆材21の下側部分21aを下型2
の前記型孔6に納める。その後における、上型3と下型
2の閉鎖に伴う両型による型押し作用によって、該被覆
材21を図10に示すように変形せしめ、材料の一部分
を、前記上下の各装飾形成部12b,12bの形態に合
致するように変形せしめる。
【0012】然る後、図8に示すように、型1の開口端
に連なる芯金受台27の上面29に、前記芯金19を、
その後端30を前記型1の開口端側に向けて載置する。
この載置状態における芯金19の高さは、被覆材21の
厚さ方向略中央に存するように設定される。その後、芯
金の長さ方向に並設された押え部材31によって芯金1
9を押圧すると共に、ヒータにより所要温度に加熱され
た状態の該芯金19を、押し込部材32によって被覆材
21に向け移動させる。その際、蝶番片20及び押し込
部材32と衝合しないように押え部材31を順次上昇さ
せる。
【0013】この移動によって、収容部5に収容された
前記被覆材21に芯金19が押入されて行き、図9に示
すように、蝶番片20が上型3に衝合しない状態で、蝶
番片の台座23が前記切欠部25に納まる。
【0014】図9〜10に示すように芯金19の押入が
完了した後、型1を開放すると、図11に示す眼鏡つる
33が得られる。該眼鏡つるの前側部分の表面側には図
12に示すように、中央に割溝34が形成され且つその
両側の膨出部35,35の表面に筋模様36が形成され
てなる立体装飾部37が形成される。又裏面側にも、図
13に示すように、表面に筋模様39が形成された立体
装飾部37が形成されることとなる。前記割溝33に
は、例えば図14に示すように、金属性の装飾片40を
嵌込み接着固定することができる。図13は、芯金の前
端部分及び被覆材の前端部分を、蝶番片のロウ付部の際
で切断して形成された眼鏡つるを示すものである。この
切断線41を図12に一点鎖線で示す。
【0015】前記方法において、下型にのみ装飾形成部
を設けてもよい。図15は、突出部としての装飾形成部
12を、眼鏡つる表面部を形成する下型2に設けた場合
を示し、この場合は、凹陥部としての立体装飾部が形成
されることとなる。この突出部としての装飾形成部は、
同図に一点鎖線で示すように上型3にも設けられてよ
い。又この突出部としての装飾形成部と、前記凹部とし
ての装飾形成部とを組み合わせてなる装飾形成部を型に
設けてもよい。
【0016】なお本発明に係る方法において、装飾形成
部が比較的浅い凹部であるときは、被覆材を稍厚肉に形
成しておけば、前記膨出部が設けられていなくても、被
覆材の所要部分を、装飾形成部の形態に合致するように
変形させることができる。
【0017】又本発明に係る方法において、蝶番片は、
図4に示すように芯金端部に寄せてロウ付されるため、
蝶番片の座板を導入させる切欠部が被覆材に設けられて
いなくても、軟化状態にある被覆材を切り開いて座板が
被覆材の端部分に進入できる。勿論、切欠部を設けてお
くと、座板の導入が円滑に行われて好ましい。図16
は、かかる切欠部を被覆材に設けない場合の他の態様を
示すものであり、蝶番片20が設けられた厚肉幅広片4
2の後端に棒状部43を突設してなる芯金19用いる。
該棒状部43が被覆材21に押入され、該被覆材の端部
45と厚肉幅広片の端部46とが当接状態になる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成しているた
め、眼鏡つるの表面部に、変化に富んだ立体装飾を容易
且つ安価に形成することができる。従って本発明による
ときには、表面平滑であって精々着色模様が表現されて
いるに過ぎなかった従来の樹脂被覆眼鏡つるとは異な
り、装飾効果の大きい高付加価値の眼鏡つるが得られる
こととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】下型2と上型3を説明する斜視図である。
【図2】上下の型の閉鎖状態を示す縦断面図である。
【図3】上下の型の閉鎖状態を示す横断面図である。
【図4】蝶番片がロウ付された芯金を示す斜視図であ
る。
【図5】被覆材を示す斜視図である。
【図6】被覆材の表面側を示す斜視図である。
【図7】被覆材を下型の型孔に収容した状態を示す断面
図である。
【図8】型に保持した被覆材に芯金を挿入する手段の一
例を説明する説明図である。
【図9】型に保持した被覆材に芯金を押入した状態を示
す断面図である。
【図10】型に保持した被覆材に芯金が挿入された状態
を示す断面図である。
【図11】樹脂被覆眼鏡つるを示す側面図である。
【図12】樹脂被覆眼鏡つるの表面側に形成された立体
装飾部を示す斜視図である。
【図13】樹脂被覆眼鏡つるの裏面側に形成された立体
装飾部を示す斜視図である。
【図14】表面側の立体装飾部に形成された割溝に装飾
片を嵌込み固着した状態を示す断面図である。
【図15】下型に突出部としての装飾形成部を設けた場
合を示す断面図である。
【図16】立体装飾の施された樹脂被覆眼鏡つるの他の
態様を示す側面図である。
【符号の説明】
1 型 2 下型 3 上型 5 収容部 6 型孔 7 型孔の底面部 12 装飾形成部 13 上型の型孔 15 型孔の底面部 19 芯金 20 蝶番片 21 被覆材 26 膨出部 33 眼鏡つる

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金を樹脂被覆してなる眼鏡つるに立体
    的な装飾を施す方法であって、眼鏡つるの表面部を形成
    する下型と眼鏡つるの裏面部を形成する上型とからなる
    型を用いるものであり、該両型は、その閉鎖によって、
    長さ方向の一端が開口した収容部を形成するものとし、
    少なくとも前記下型に関し、その型孔の底面部の所要部
    位に、凹部及び/又は突出部からなる装飾形成部を設け
    ておき、該下型の型孔に、所要に加熱して軟化状態とし
    た樹脂製の棒状をなす被覆材の下側部分を納め、その後
    における型閉鎖に伴う両型による型押し作用により、該
    被覆材の一部分を装飾形成部の形態に合致するように変
    形せしめ、この状態で、前記収容部の開口を通して、収
    容部内の前記被覆材にその軸線方向に芯金を押入するこ
    とを特徴とする樹脂被覆眼鏡つるにおける立体装飾の表
    出方法。
  2. 【請求項2】 型孔の底面部に、凹部からなる装飾形成
    部を設ける場合、被覆材の、該装飾形成部との対向部位
    に、該凹部形態に概略合わせて膨出部を設けておくこと
    を特徴とする請求項1記載の樹脂被覆眼鏡つるにおける
    立体装飾の表出方法。
JP6045271A 1994-02-17 1994-02-17 樹脂被覆眼鏡つるにおける立体装飾の表出方法 Expired - Fee Related JP2826463B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6045271A JP2826463B2 (ja) 1994-02-17 1994-02-17 樹脂被覆眼鏡つるにおける立体装飾の表出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6045271A JP2826463B2 (ja) 1994-02-17 1994-02-17 樹脂被覆眼鏡つるにおける立体装飾の表出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07230064A true JPH07230064A (ja) 1995-08-29
JP2826463B2 JP2826463B2 (ja) 1998-11-18

Family

ID=12714656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6045271A Expired - Fee Related JP2826463B2 (ja) 1994-02-17 1994-02-17 樹脂被覆眼鏡つるにおける立体装飾の表出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2826463B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54147055A (en) * 1978-05-11 1979-11-16 Nitsushin Opuchikaru Yuugen Method of fabricating string of spectacle frame
JPS5960630U (ja) * 1982-10-16 1984-04-20 有限会社アイ・プロ−タ−小林 眼鏡のテンプル
JPH01321424A (ja) * 1988-06-22 1989-12-27 Suzuki Megane:Kk 芯入り眼鏡つるにおける文字・模様の現出方法
JPH04131818A (ja) * 1990-09-22 1992-05-06 Nagai Shinbari Kogyosho:Kk 樹脂製つるへの芯金挿入装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54147055A (en) * 1978-05-11 1979-11-16 Nitsushin Opuchikaru Yuugen Method of fabricating string of spectacle frame
JPS5960630U (ja) * 1982-10-16 1984-04-20 有限会社アイ・プロ−タ−小林 眼鏡のテンプル
JPH01321424A (ja) * 1988-06-22 1989-12-27 Suzuki Megane:Kk 芯入り眼鏡つるにおける文字・模様の現出方法
JPH04131818A (ja) * 1990-09-22 1992-05-06 Nagai Shinbari Kogyosho:Kk 樹脂製つるへの芯金挿入装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2826463B2 (ja) 1998-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4665598A (en) Eyeglass frame decorated with stained-glass patterns and method of making the same
CN102265226B (zh) 三维装饰方法
CN101670676A (zh) 带有饰品之眼镜镜框或镜腿的制作方法
JP2004232887A (ja) 冷蔵庫
US4325177A (en) Modular art wall systems
KR101097298B1 (ko) 합성수지재 안경다리의 이중사출제조방법
EP3119719A1 (en) Manufacturing process of a leather eyeglass frame and eyeglass frame obtained with such a process
JPH07230064A (ja) 樹脂被覆眼鏡つるにおける立体装飾の表出方法
KR20040017770A (ko) 슬라이드 패스너 슬라이더용 풀 탭 및 그 제조 방법
JP2922167B2 (ja) 樹脂製眼鏡部材の製造方法
CN100398772C (zh) 把手结构以及其制造方法
JPH01319728A (ja) プラスチック製眼鏡フレーム用装飾体およびその装着方法
CN211031269U (zh) 一种先缝纫后包覆的包覆模型结构
KR20080110315A (ko) 다색상 안경다리의 제조방법
KR20100076432A (ko) 디자인이 개선된 안경다리 및 그 제조방법
JPH0699458A (ja) 両面転写射出成形品の製造方法及び成形金型並びに射出成形品
JP3205102U (ja) 眼鏡のテンプルおよび眼鏡フレーム
CN112297478A (zh) 一种树脂水晶眼镜的制作方法
KR20110000971A (ko) 안경다리 및 그 제조방법
KR200279336Y1 (ko) 플라스틱도어
KR200261588Y1 (ko) 투톤의 질감을 갖는 사출안경다리
CN111802759B (zh) 手镯的定制加工方法及手镯
KR100515567B1 (ko) 자개 부착 성형부품 및 그의 제조방법
CN217098476U (zh) 一种眼镜腿套装饰件用模具
KR101277532B1 (ko) 울템 소재를 이용한 투톤 칼라 안경테 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980818

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees