JPH07229357A - 防水装置 - Google Patents

防水装置

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JPH07229357A
JPH07229357A JP6021298A JP2129894A JPH07229357A JP H07229357 A JPH07229357 A JP H07229357A JP 6021298 A JP6021298 A JP 6021298A JP 2129894 A JP2129894 A JP 2129894A JP H07229357 A JPH07229357 A JP H07229357A
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JP
Japan
Prior art keywords
air
waterproof door
waterproof
air cylinder
door
Prior art date
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Pending
Application number
JP6021298A
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English (en)
Inventor
Isao Kurata
勇雄 倉田
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量、かつ、コンパクトであり、しかも防
水扉の寸法や重量を制限されることが無く、停電等の非
常事態においても確実に動作する信頼性の高い防水装置
を提供することである。 【構成】 構造物の外部若しくは内部出入口に設置さ
れ、浸水を防止する為に用いられる装置であって、前記
構造物の出入口を閉塞する防水扉と、この防水扉を開閉
する開閉機構と、この開閉機構を動作させる駆動源とし
てのガス体とを具備してなり、前記ガス体の圧力により
開閉機構が動作し、防水扉の閉動作が行われるよう構成
してなる防水装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビルの内部、地
下駐車場内、地下鉄構内への浸水を防止する為に、これ
らの出入口に設けられる防水装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】近年、都市部では河川の氾濫による水
害、特に建物内部への浸水が大きな問題となっており、
その対策が急がれている。現在、建物内部への浸水を防
ぐ防水装置としては、油圧機構によって駆動される防水
扉で建物の出入口を閉塞するものが主流である。
【0003】この装置は、周知のように電動ポンプで得
られる圧油をシリンダ内に供給し、これによって防水扉
を駆動するものであり、大きな駆動力を得ることができ
るので防水扉の大小を問わずその開閉が可能であるとい
った特長を有しているが、電動ポンプが大きな容積を占
めるので、例えば床下のスペースが限られた場所に設置
することは難しい。
【0004】他方、油圧を利用せず、電動モータの駆動
力をクランク機構や台形ネジによるジャッキアップ機構
を用いて直線駆動力に変換し、これによって防水扉を開
閉する装置も提案されているが、一般に電動機構ではそ
れほど大きな駆動力が得られないので、大重量の防水扉
に開閉には不向きである。しかも、先の電動ポンプを備
えた油圧式のものについても言えることであるが、電気
駆動である為に水に弱く、防水扉を使用しなければなら
ないような非常事態にあっては装置本体が浸水すること
も十分に考えられ、又、停電した場合には、小型の防水
扉であれば手動操作によって辛うじて使用できるもの
の、重量の大きなものでは使用不能になる等、信頼性に
問題があった。
【0005】
【発明の開示】本発明の目的は、軽量、かつ、コンパク
トであり、しかも防水扉の寸法や重量を制限されること
が無く、停電等の非常事態においても確実に動作する信
頼性の高い防水装置を提供することである。この本発明
の目的は、構造物の外部若しくは内部出入口に設置さ
れ、浸水を防止する為に用いられる装置であって、前記
構造物の出入口を閉塞する防水扉と、この防水扉を開閉
する開閉機構と、この開閉機構を動作させる駆動源とし
てのガス体とを具備してなり、前記ガス体の圧力により
開閉機構が動作し、防水扉の閉動作が行われるよう構成
してなることを特徴とする防水装置によって達成され
る。
【0006】即ち、本発明の防水装置では、高圧のガス
体によって防水扉を動作させるように構成してなるか
ら、ポンプ等の嵩張るものが不要であり、駆動部の構造
を極めて簡単なものとすることができるようになる。し
かも、必要に応じて高いガス圧を利用すれば、油圧式に
よるものと同程度の駆動力を発生でき、防水扉が大重量
のものであっても何ら問題無く、これを駆動させること
ができるようになる。
【0007】更には、高圧充填されたガス体を用いるこ
とによって、停電等に関係無く、いつでも防水扉の駆動
が可能であり、信頼性が非常に高い。尚、防水扉を閉動
作させるガス体は交換自在な容器に充填されてなり、こ
の容器を少なくとも2つ以上具備してなることが好まし
く、例えば容器をカートリッジ式のものとして、これを
2つ以上備えておけば、もし一方が使用不能であって
も、他方を用いることによって防水扉を駆動することが
でき、一層確実な動作が保証される。
【0008】そして、防水扉の形態としては、起上式、
引出し式、旋回式、更には引上げ・押上げ式のもの等が
挙げられる。又、防水扉の駆動手段としては、ガス圧に
よって1方向若しくは2方向に直線動する直動式シリン
ダや、ガス圧によって回動するモータ等を利用したもの
が挙げられる。
【0009】又、ガス体としては空気や不活性ガスが好
ましく、この不活性ガスとしては例えば窒素ガス、炭酸
ガス等を用いることができる。
【0010】
【実施例】図1及び図2は本発明に係る防水装置の一実
施例を示すもので、図1は防水扉が起上した状態での斜
視図、図2は装置の回路図である。各図中、Fは建物の
床面、Sは出入口の柱、1は防水扉、2a,2bは防水
扉1の下端部を支持するジョイント部であり、防水扉1
は、図1の矢印に示す如く、後述のエア駆動機構によっ
てジョイント部2a,2bを支点として床面Fから立ち
上げられ、側部及び下端部の3辺が柱Sの室内側面及び
敷居の室内側面に圧接させられるよう構成されている。
【0011】3は単動式のテレスコープ形エアシリンダ
であり、その先端部は防水扉1の裏面に回動自在に連結
されており、このエアシリンダ3は防水扉1を使用して
いない状態では床に形成された凹部f内に格納されてい
る。4a,4bは圧搾空気ボンベであり、内部には約1
0〜20MPa程度の圧搾空気が充填されている。
【0012】5a,5bは自動開閉機能を有するエアコ
ック、6a,6bはエアコック5a,5bと圧搾空気ボ
ンベ4a,4bとの間に介在させたコネクタであり、こ
れによって圧搾空気ボンベ4a,4bの交換が容易に行
えるようになっている。7はエアシリンダ3とエアコッ
ク5a,5bとの間に設けられた切換弁であり、通常、
エアシリンダ3とエアコック5a,5bとが連通した状
態となるように設定されており、防水扉1を起上させた
後、再び格納する際にはポート位置がエア抜き側に切換
えられ、エアシリンダ3内の空気が大気中に放出され
て、エアシリンダ3が退縮するよう構成されている。
【0013】8は建物が無人状態の時に作動するコント
ロールボックスであり、建物の所定位置に配されたセン
サによって浸水の兆候が検知されると、エアコック5a
(5b)を開放する為の信号をエアコック5a(5b)
に送るよう構成されている。即ち、上記の如く構成され
た防水装置にあっては、エアコック5aを開けるとエア
シリンダ3内に圧搾空気が送り込まれ、これによってエ
アシリンダ3が図2の矢印で示す如く作動し、防水扉1
が立ち上げられる。
【0014】万が一、圧搾空気ボンベ4aが、エア抜け
状態で使用不能であった場合には、エアコック5bを開
けることによって圧搾空気ボンベ4bからエアシリンダ
3に空気が送り込まれ、防水扉1が立ち上げられるよう
になる。そして、夜間等の無人状態では、コントロール
ボックス8によって装置が管理され、非常時には自動的
に防水扉1が動作させられる。
【0015】このように本発明の防水装置では、圧搾空
気によって防水扉を起上させるように構成してなるか
ら、ポンプ等の嵩張るものが不要であり、駆動部の構造
は極めて簡単であるから、装置は軽量・コンパクトのも
のとなっている。しかも、必要に応じて高い圧力のボン
ベを用いれば、防水扉が大重量のものであっても何ら問
題無く駆動可能で、又、停電時にも防水扉の駆動が可能
であり、信頼性が非常に高い。
【0016】そして、この防水装置では、装置自体の大
きさ、特に高さ寸法を従来のものに比べて格段に小さく
することができるので、格納スペースも小さなもので良
く、設置に際して地面を掘削する量を大幅に節減するこ
とが可能で、新規構築される建物に設置する場合はもと
より、既存の建物に設置する場合でも施工が容易であ
り、工期の短縮やコストの削減が図れる。
【0017】尚、本発明の防水装置は上述した構成以外
にも様々な形態を採ることができ、例えば起上式とする
代わりに防水扉を引出し式や旋回式とすることができ、
又、エアシリンダの代わりに、エアモータを利用した機
構を採用することもできる。そして、ボンベに充填され
る高圧ガスとしては、例えば窒素ガスや炭酸ガス等を用
いることができ、更には別個に設けた圧力容器内で火薬
等を燃焼させ、これによって得られる高圧ガスをシリン
ダに導き、装置の駆動源とすることも可能である。
【0018】
【効果】本発明によれば、装置は軽量、かつ、コンパク
トであり、しかも防水扉の大きさや重量を制限されるこ
とが無く、更には停電等の非常事態においても確実に動
作し、信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】防水扉を立ち上げた状態での斜視図である。
【図2】装置の回路図である。
【符号の説明】
F 床面 f エアシリンダ格納用の凹部 S 柱 1 防水扉 2a,2b ジョイント部 3 エアシリンダ 4a,4b 圧搾空気ボンベ 5a,5b エアコック 6a,6b コネクタ 7 切換弁 8 コントロールボックス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の外部若しくは内部出入口に設置
    され、浸水を防止する為に用いられる装置であって、前
    記構造物の出入口を閉塞する防水扉と、この防水扉を開
    閉する開閉機構と、この開閉機構を動作させる駆動源と
    してのガス体とを具備してなり、前記ガス体の圧力によ
    り開閉機構が動作し、防水扉の閉動作が行われるよう構
    成してなることを特徴とする防水装置。
  2. 【請求項2】 防水扉を閉動作させるガス体は交換自在
    な容器に充填されてなり、この容器を少なくとも2つ以
    上具備してなることを特徴とする請求項1の防水装置。
JP6021298A 1994-02-18 1994-02-18 防水装置 Pending JPH07229357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6021298A JPH07229357A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 防水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6021298A JPH07229357A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 防水装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07229357A true JPH07229357A (ja) 1995-08-29

Family

ID=12051245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6021298A Pending JPH07229357A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 防水装置

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Country Link
JP (1) JPH07229357A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009035879A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Daiwa Tekkosho:Kk 防水扉の開閉装置
JP2012522681A (ja) * 2009-04-03 2012-09-27 デ・セ・エヌ・エス 特に航空機の係留ハープーンおよびそうしたハープーンを含む係留システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009035879A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Daiwa Tekkosho:Kk 防水扉の開閉装置
JP2012522681A (ja) * 2009-04-03 2012-09-27 デ・セ・エヌ・エス 特に航空機の係留ハープーンおよびそうしたハープーンを含む係留システム

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