JPH07229355A - ドアヒンジ - Google Patents

ドアヒンジ

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JPH07229355A
JPH07229355A JP6044843A JP4484394A JPH07229355A JP H07229355 A JPH07229355 A JP H07229355A JP 6044843 A JP6044843 A JP 6044843A JP 4484394 A JP4484394 A JP 4484394A JP H07229355 A JPH07229355 A JP H07229355A
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Yuzuru Sato
譲 佐藤
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Shinkansai Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2個のヒンジ軸を備えた管蝶番式のドアヒン
ジにおいて、ドアの開量を半開と全開の二段階に選定で
きるようにする。 【構成】 左右一対のヒンジ体4・5と、両ヒンジ体4
・5間に設けた中間ヒンジ体6とを、第1軸7と第2軸
8とで連結する。中間ヒンジ体6と各ヒンジ体4・5の
連結用のボス部11・17との間に開量を仮規制するス
トッパー21・22をそれぞれ設ける。中間ヒンジ体6
に水平のガイド筒18を設ける。ガイド筒18の両端
に、第1ロック具23と第2ロック具24とをそれぞれ
連動進退自在に支持する。各ロック具23・24に対応
して、ヒンジ体4・5のボス部11・11に第1凹部1
2と第2凹部13とを設け、両ロック具23・24を、
ドア3の開閉動作を利用して各凹部12・13に択一的
に係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半開位置においてド
アの開き動作を仮規制でき、半開位置と全開位置の二段
階にドア開量を選択できる管蝶番式のドアヒンジに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のドアヒンジは実公平3−121
38号公報に公知である。このドアヒンジは、2個のヒ
ンジ軸を備えたピボット式ヒンジであって、上下に重な
る3枚のヒンジ板を有し、第1・第3のヒンジ板に挟ま
れた第2ヒンジ板が第1軸まわりに90度開き回動で
き、第3ヒンジ板が第2軸まわりに90度開き回動でき
る。第2ヒンジ板には、第2ヒンジ板と第3ヒンジ板を
記載順に開閉回動させるためのロック具が組み込まれて
いる。ロック具は第1ヒンジ板と第3ヒンジ板のいずれ
か一方と係合する。第1・第2のヒンジ板間、および第
2・第3のヒンジ板間には、それぞれ第2・第3のヒン
ジ板の開量を90度ずつに規制する円弧溝とピンの対か
らなるストッパーが設けてある。実開平2−11983
号公報、実開平1−138080号公報、実開昭63−
76177号公報にも同種のドアヒンジが開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のドアヒン
ジは、第1ヒンジ板を家具本体側に固定し、第3ヒンジ
板をドア側に固定して、ドアを吊元の上下両端で支持す
る形態を採る。そのため、ドア閉じ状態において、上下
のドアヒンジがドアの上隅および下隅に突出することを
避けられない。ドアの大きさや重量が変わるのに対応し
て、耐荷重値の異なるドアヒンジを何種類も用意しなけ
ればならず、その製造コストが高く付くところに問題が
あった。
【0004】本発明の目的は、2個のヒンジ軸を備えて
いて、半開位置と全開位置の二段階にドア開量を選択で
きる管蝶番式のドアヒンジを得ることにある。本発明の
他の目的は、構造が簡単でより安価に製造できるドアヒ
ンジを得ることにある。本発明の他の目的は、半開位置
において、中間ヒンジ体と開口枠側のヒンジ体の相対回
動を確実に阻止できるドアヒンジを得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のドアヒンジは、
それぞれ一端にボス部11・11を有する一対のヒンジ
体4・5と、両端にボス部17・17を有し、各ヒンジ
体4・5に第1軸7および第2軸8で連結される中間ヒ
ンジ体6とを備えており、中間ヒンジ体6は、両端が開
口されていて、各開口が各ヒンジ体4・5のボス部11
・11の周面と対向するガイド筒18を備えている。ガ
イド筒18の両開口端に、第1ロック具23と第2ロッ
ク具24とを連動出退自在に支持し、前記ボス部11・
11に、各ロック具23・24に対応して第1凹部12
と第2凹部13とをそれぞれ設ける。中間ヒンジ体6と
各ヒンジ体4・5の開量を規制するストッパー21・2
2を、一方のヒンジ体4と中間ヒンジ体6との間、およ
び他方のヒンジ体5と中間ヒンジ体6との間にそれぞれ
設ける。一方のストッパー21で規定される半開位置に
おいて、第1ロック具23と第1凹部12、および第2
ロック具24と第2凹部13を、それぞれ係脱自在に対
向配置する。
【0006】具体的には、中間ヒンジ体6を、エ字形の
板壁15と、板壁15の左右端の上下に折り曲げ形成し
た連結用の4個のボス部17と、板壁15の上下中央に
設けられたガイド筒18とで構成する。ガイド筒18
を、板壁15の板面を前後方向へ交互に打ち出して形成
した、断面半円状の3個の保持壁18aで構成する。ガ
イド筒18を直線状の管材26で形成し、この管材26
を板壁15に溶接固定する。ガイド筒18の両開口単
に、第1ロック具23と第2ロック具24とを配置し、
ガイド筒18内の両ロック具23・24間に、一方のロ
ック具23の退入動作を他方のロック具24へ伝える伝
動体25を介装する。ストッパー21・22を、上下に
隣接する各ボス部11・17の接合部に設けた一対の段
部11a・17aで形成する。第1ロック具23と第2
ロック具24との間に、各ロック具23・24をそれぞ
れガイド筒18から突出する向きに付勢するばね34を
配置する。
【0007】
【作用】使用に際しては、一対のヒンジ体4・5のうち
一方を開口枠2に固定し、他方をドア3に固定する。ド
ア閉じ状態においては、ドア3側のヒンジ体5に設けた
第2凹部13に第2ロック具24が係合し、第1ロック
具23は第1凹部12が形成されたボス部11の周面に
接当している。従って、ドア3側のヒンジ体5と中間ヒ
ンジ体6は相対回動できず、ドア3は中間ヒンジ体6が
第1軸7のまわりに揺動することで半開位置へ開き移動
できる。この半開位置において、ドア3の開き動作を仮
規制するために、中間ヒンジ体6と開口枠2側のヒンジ
体4との間にストッパー21を設けている。別のストッ
パー22は全開位置においてドア3の開き角度を規制す
る。
【0008】半開位置において、第1ロック具23は第
1凹部12の外面に位置しており、両ロック具23・2
4は、第1ロック具23が第1凹部12と係合する向き
に限って、ガイド筒18内を移動できる状態にある。従
って、ドア3をさらに開き操作すると、例えば図1に示
すように第2凹部13の凹部壁が第2ロック具24を押
し出して、そこでのロック係合を解除し、代わりに第1
ロック具23が第1凹部12に係合して、中間ヒンジ体
6と開口枠2側のヒンジ体4との回動を阻止する。この
ように、2個のロック具23・24を、ヒンジ体4・5
のいずれか一方と択一的に係合させるのは、ドア閉じお
よびドア開き動作時に、中間ヒンジ体6とドア3側のヒ
ンジ体5の両者が同時に回動するのを阻止し、規定した
順次動作を行わせるためである。
【0009】
【発明の効果】本発明では、中間ヒンジ体6と、中間ヒ
ンジ体6の両端に接続した一対のヒンジ体4・5とで2
個のヒンジ軸を備えた管蝶番式のドアヒンジを構成し、
中間ヒンジ体6と開口枠2側のヒンジ体4の間に設けた
ストッパー21で、ドア3の開き動作を半開位置におい
て仮規制する。さらに、ガイド筒18の両開口端と各ヒ
ンジ体4・5のボス部11・11との間に、第1ロック
具23と第1凹部12、および第2ロック具24と第2
凹部13をそれぞれ設け、各ロック具23・24を各凹
部12・13に対して択一的に係合させて、中間ヒンジ
体6とドア3側のヒンジ体5とが規定された順番で開き
動作し、あるいは閉じ動作できるようにした。これによ
り、半開位置と全開位置の二段階にドア開量を選択でき
る管蝶番式のドアヒンジが得られ、従来のピボット式の
ドアヒンジでは適用が困難であった形態のドア3におい
ても、ドア開量を二段階に選択し、その使い勝手を向上
できる。ドアヒンジは必要に応じて何個でもドア3に装
着でき、その装着個数を変えることでドア3の大きさや
重量の変化に対応できるので、ドア3の大きさや重量が
広い範囲にわたって変化する場合でも、耐荷重が異なる
数種のドアヒンジはを用意するだけでよく、その分だけ
ドアヒンジの製造コストを減少できる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)図1ないし図7は本発明に係るドアヒンジ
の実施例1を示す。図2において、符号1はキャビネッ
ト、2は開口枠、3はドアである。ドア3は開口枠2の
外面と面一状に閉じ操作でき、全開操作すると閉じ位置
から180度開くことができる。ドア外面と開口枠2の
外面の上下三個所に本発明のドアヒンジHが設けられ
る。
【0011】図3においてドアヒンジHは、開口枠2お
よびドア3に装着される左右一対のヒンジ体4・5と、
両ヒンジ体4・5間に配置した中間ヒンジ体6と、各ヒ
ンジ体4・5と中間ヒンジ体6とを相対回動自在に連結
する第1軸7および第2軸8などで構成する。左右のヒ
ンジ体4・5は、板面の上下にビス穴を設けた座板10
を有し、座板10の一端にボス部11を一体に折り曲げ
たプレス成形品からなる。図4に示すように各ボス部1
1・11の周方向1個所には、後述するロック具23・
24に対応して、球面状の第1凹部12および第2凹部
13をそれぞれ形成する。各凹部12・13の形成位置
は、開口枠2側のヒンジ体4とドア3側のヒンジ体5と
で異なる。図5に示すように前者のヒンジ体4では、位
相がボス部11の折り曲げ基端から反時計回転方向へ9
0度ずれた位置に第1凹部12を設ける。後者のヒンジ
体5では、位相がボス部11の折り曲げ基端から時計回
転方向へ90度ずれた位置に第2凹部13を設ける。
【0012】図4において、中間ヒンジ体6はエ字形の
板壁15を有し、その左右端の上下に連結用のボス部1
7・17を2個ずつ一体に折り曲げ形成し、板壁15の
上下中央に、両ボス部17・17の中心軸線と直交する
平面に沿うガイド筒18を直線状に設ける。ガイド筒1
8は、板壁15の板面を前後方向へ交互に打ち出して形
成した、断面半円状の3個の保持壁18aからなる。上
記の各ボス部17・17と左右のヒンジ体4・5のボス
部11・11とを第1軸7および第2軸8で連結するこ
とにより、左右のヒンジ体4・5と中間ヒンジ体6と
は、それぞれ各軸7・8まわりに相対回動できる。この
連結状態において、ガイド筒18の両端開口は、それぞ
れ左右のヒンジ体4・5のボス部11の周面と対向して
いる。
【0013】開口枠2側のヒンジ体4に対する中間ヒン
ジ体6の開量を規制するために、それぞれのボス部11
・17の上下隣接部にストッパー21を設ける。同様に
中間ヒンジ体6に対するドア3側のヒンジ体5の開量を
規制するために、それぞれのボス部11・17の上下隣
接部に別のストッパー22を設ける。図6において両ス
トッパー21・22は、各ボス部11・17の接合端を
所定の角度ずつ切り欠いて形成した一対の段部11a・
17aからなり、両段部11a・17aで挟まれる角度
を90度として、この角度範囲でのみ連結相手の回動を
許す構造になっている。各ボス部11・17の接合端間
には、中間ヒンジ体6およびドア3の閉じ限界を規定す
るストッパーも設ける。このストッパーの周方向の接当
面を符号20a・20bで示す。
【0014】ドア3を開き操作するとき、閉じ位置から
半開位置までは中間ヒンジ体6のみを開き回動させ、半
開位置から全開位置まではドア3側のヒンジ体5のみを
開き回動させるために、図5に示すようにガイド筒18
に第1、第2のロック具23・24を内嵌し,それぞれ
を連動出退自在に支持している。各ロック具23・24
はリベット状に形成されており、軸部の一端に第1凹部
12および第2凹部13と係合する球面状の頭部23a
・24aを有する。図5に示すドア閉じ状態において、
第1ロック具23はボス部11の周面に外接し、第2ロ
ック具24は第2凹部13と係合していて、両ロック具
23・24は左右スライドできない状態にある。従っ
て、ドア3側のヒンジ体5と中間ヒンジ体6は相対回動
できず、中間ヒンジ体6のみが開口枠2側のヒンジ体4
に対して相対回動できる。
【0015】次に、ドア3を開閉操作するときのドアヒ
ンジHの動作を説明すると、ドア閉じ状態において、ス
トッパー21・22は図6に示すごとくいずれも中間ヒ
ンジ体6およびドア3側のヒンジ体5の開き回動のみを
許す状態になっている。しかし、第2ロック具24が第
2凹部13に係合しているので、ドア3側のヒンジ体5
は開き回動できない。従って、ドア3を開き操作する
と、ヒンジ体5および中間ヒンジ体6は、第1軸7を中
心にして同行回動する。ドア3の開き角度が90度にな
ると、第1軸7側のストッパー21の段部11a・17
aどうしが接当して、中間ヒンジ体6がそれ以上開き回
動するのを規制する。つまり、ドア3は図7に示す半開
位置において開き回動動作が仮規制される。
【0016】キャビネット1に対する書類や物品の出し
入れ量がごく僅かな場合には、ドア3を半開位置まで開
いただけで用が足りる。しかし、書類等の出し入れ量が
多い場合や、キャビネット内を清掃する場合には、ドア
3がキャビネット1の前面に突出するので邪魔になる。
こうした場合に備えて、ドア3は全開位置までさらに開
き操作できる。
【0017】半開位置においては、第2ロック具24と
第2凹部13とが係合し、第1ロック具23は第1凹部
12の外面に位置して、第1凹部12の凹部深さ分だけ
移動できる状態になっている(図7参照)。従って、ド
ア3を開き操作すると、そのモーメントがヒンジ体5の
ボス部11を介して第2ロック具24の頭部24aに作
用し、図1に示すように第2ロック具24の全体が第2
凹部13の凹部壁で押し出され、そこでのロック係合状
態を解除する。これにより、ドア3は第2軸8を中心に
して支障なく全開位置へ開き回動できる。一方、第2ロ
ック具24の退入動作は第1ロック具23へ伝えられる
ので、第2ロック具24が第2凹部13から押し出され
るのと同時に、第1ロック具23の頭部23aは第1凹
部12内へ進入して係合する。このように、両ロック具
23・24と両凹部12・13の係合状態を択一的に切
り換えることによって、中間ヒンジ体6とヒンジ体5を
順に開き回動させることができる。
【0018】ドア3を閉じ操作するときは、第2ロック
具24が非係合状態になっているので、ドア3は全開位
置から半開位置まで第2軸8を中心にして閉じ回動し、
閉じ動作を規制するストッパーの接当面20a・20b
によって半開位置で閉じ回動が仮規制される。この状態
からドア3をさらに閉じ操作すると、第1ロック具23
が第1凹部12から押し出され、代わりに第2ロック具
24が第2凹部13と係合する。中間ヒンジ体6はドア
側のヒンジ体5に同行して、第1軸7まわりに閉じ回動
し、図5のドア閉じ状態へ復帰する。
【0019】(実施例2)図8は中間ヒンジ体6の変形
実施例を示す。そこでは、直線状の管材26でガイド筒
18を形成し、この管材26をエ字状の板壁15の上下
中央に溶接固定して中間ヒンジ体6を構成した。管材2
6の位置決めのために、板壁15に断面半円状の保持壁
27を形成する。
【0020】(実施例3)図9は両ロック具23・24
の伝動構造の変形実施例を示す。そこでは、実施例2と
同様に、管材26でガイド筒18を形成し、その両開口
端に第1ロック具23と第2ロック具24を配置する。
そのうえで、ガイド筒18内の両ロック具23・24間
に、一方のロック具23の退入動作を他方のロック具2
4へ伝える伝動体25を介装する。伝動体25は1個以
上の鋼製のボール25aで構成され、両ロック具23・
24の軸端間に隙間なく配置する。
【0021】(実施例4)図10は両ロック具23・2
4の伝動構造の変形実施例を示す。そこでは、直管状の
ガイド筒18で両ロック具23・24を出退自在に案内
支持し、両ロック具23・24間に圧縮コイル形のばね
34を介装する。さらに、両ロック具23・24の軸内
部に連結穴35・36を設け、両連結穴35・36に軸
状の伝動体25を挿嵌する。このドアヒンジによれば、
半開位置において、第1ロック具23をばね34で押し
出して強制的に第1凹部12と係合させることができる
ので、半開位置において中間ヒンジ体6と開口枠2側の
ヒンジ体4とが相対回動するのを確実に阻止できる。伝
動体25は各ロック具23・24のガイド筒18内への
退入動作を規制して、中間ヒンジ体6とヒンジ体5の順
次開閉動作を確実なものとするためにも役立っている。
【0022】(実施例5)図11はストッパー21・2
2の変形実施例を示す。そこでは、実施例1と同様に左
右のヒンジ体4・5のボス部11の上端に隣接して段部
11aを設け、この段部11aと接当するストッパー片
30を中間ヒンジ体6に設ける。ストッパー片30は半
割状の筒壁31を有する独立部品からなり、筒壁31の
外面に中間ヒンジ体6の板壁15の端部壁に差し込み係
合される組付枠32を突設し、筒壁31の一端を実施例
1における段部17aに相当する接当部17bとしたも
のである。ストッパー片30は金属焼結体、あるいはロ
ストワックス成形品として形成できる。
【0023】上記のように、ストッパー片30を独立部
品として形成すると、ストッパー21・22による開量
規制角度のばらつきをより小さくすることができる。実
施例1で説明したように、プレス成形された各ボス部1
1・17の屈曲壁に段部11a・17aを設ける場合
は、両段部11a・17aの位置精度が十分に得られに
くいからである。なお、ストッパー片30は各ヒンジ体
4・5の側に組み付けてもよい。この場合は、接当部1
7bと段部17aとが接当して、中間ヒンジ体6および
ヒンジ体5の開量を規制することになる。
【0024】上記以外に、中間ヒンジ体6はダイキャス
ト成形品やプラスチック形成品で形成することができ
る。ガイド筒18は、中間ヒンジ体6の上下複数個所に
設けることができる。この場合は、左右のヒンジ体4・
5に複数個のボス部11を設ける。伝動体25の伝動要
素は、ボール25aを用いる以外に、ローラ、チェンな
どを適用でき、あるいはこれらを組み合わせてもよい。
必要があれば、左右のロック具23・24間にオイルを
封入して、液体を伝動要素とすることができる。両ロッ
ク具23・24は、一端あるいは両端が半球状に丸めら
れた短軸を用いることができ、場合によっては鋼製のボ
ールを適用してもよい。本発明のドアヒンジは、家具用
や事務用家具のドアおよび建物用のドアなどの各種のド
アに適用できる他、トラックの荷室やコンテナのドアな
どにも適用できる。ドア3の半開時の開き角度は鋭角か
ら鈍角の範囲で任意に設定できる。全開時の開き角度も
180度以外の角度を自由に選定できる。ストッパー2
1・22は、上下に隣接するボス部11・17間に設け
る必要はなく、互いに連結したヒンジ体4と中間ヒンジ
体6、および中間ヒンジ体6とヒンジ体5との間であれ
ばどこに設けてあってもよい。例えば、ボス部17と座
板10との間や、ボス部11と板壁15との間に設ける
ことができる。ガイド筒18の中心軸は、ヒンジ中心軸
に対して直交する必要はなく、傾斜していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアヒンジの半開位置における横断平面図であ
る。
【図2】ドアヒンジの適用例を示す斜視図である。
【図3】ドアヒンジの正面図である。
【図4】ドアヒンジの分解斜視図である。
【図5】ドアヒンジの半開位置における横断平面図であ
る。
【図6】ストッパーを示す横断断面図である。
【図7】ロック具の切り換え動作を示す横断平面図であ
る。
【図8】実施例2に係る中間ヒンジ体の正面図である。
【図9】実施例3に係るドアヒンジの横断平面図であ
る。
【図10】実施例4に係るドアヒンジの横断平面図であ
る。
【図11】実施例5に係る中間ヒンジ体の正面図であ
る。
【符号の説明】
2 開口枠 3 ドア 4 開口枠側のヒンジ体 5 ドア側のヒンジ体 6 中間ヒンジ体 7 第1軸 8 第2軸 11 ボス部 12 第1凹部 13 第2凹部 17 ボス部 18 ガイド筒 21 ストッパー 22 ストッパー 23 第1ロック具 24 第2ロック具

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ一端にボス部11・11を有す
    る一対のヒンジ体4・5と、両端にボス部17・17を
    有し、各ヒンジ体4・5に第1軸7および第2軸8で連
    結される中間ヒンジ体6とを備えており、 中間ヒンジ体6は、両端が開口されていて、各開口が各
    ヒンジ体4・5のボス部11・11の周面と対向するガ
    イド筒18を備えており、 ガイド筒18の両開口端に、第1ロック具23と第2ロ
    ック具24とが連動出退自在に支持され、前記ボス部1
    1・11に、各ロック具23・24に対応して第1凹部
    12と第2凹部13とがそれぞれ設けられており、 中間ヒンジ体6と各ヒンジ体4・5の開量を規制するス
    トッパー21・22が、一方のヒンジ体4と中間ヒンジ
    体6との間、および他方のヒンジ体5と中間ヒンジ体6
    との間にそれぞれ設けられており、 一方のストッパー21で規定される半開位置において、
    第1ロック具23と第1凹部12、および第2ロック具
    24と第2凹部13が、それぞれ係脱自在に対向配置し
    てあるドアヒンジ。
  2. 【請求項2】 中間ヒンジ体6が、エ字形の板壁15
    と、板壁15の左右端の上下に折り曲げ形成した連結用
    の4個のボス部17と、板壁15の上下中央に設けられ
    たガイド筒18とからなる請求項1記載のドアヒンジ。
  3. 【請求項3】 ガイド筒18が、板壁15の板面を前後
    方向へ交互に打ち出して形成した、断面半円状の3個の
    保持壁18aで構成してある請求項2記載のドアヒン
    ジ。
  4. 【請求項4】 ガイド筒18が直線状の管材26で形成
    されており、管材26を板壁15に溶接固定した請求項
    2記載のドアヒンジ。
  5. 【請求項5】 ガイド筒18の両開口単に、第1ロック
    具23と第2ロック具24とが配置され、ガイド筒18
    内の両ロック具23・24間に、一方のロック具23の
    退入動作を他方のロック具24へ伝える伝動体25が介
    装してある請求項2、3または4項記載のドアヒンジ。
  6. 【請求項6】 ストッパー21・22が、上下に隣接す
    る各ボス部11・17の接合部に設けた一対の段部11
    a・17aで形成してある請求項2、3、4または5項
    記載のドアヒンジ。
  7. 【請求項7】 第1ロック具23と第2ロック具24と
    の間に、各ロック具23・24をそれぞれガイド筒18
    から突出する向きに付勢するばね34が配置してある請
    求項2、3、4、5または6記載のドアヒンジ。
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