JPH07229183A - 自動水栓 - Google Patents

自動水栓

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Publication number
JPH07229183A
JPH07229183A JP33457394A JP33457394A JPH07229183A JP H07229183 A JPH07229183 A JP H07229183A JP 33457394 A JP33457394 A JP 33457394A JP 33457394 A JP33457394 A JP 33457394A JP H07229183 A JPH07229183 A JP H07229183A
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JP
Japan
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water
hand
faucet
automatic faucet
automatic
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Application number
JP33457394A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Hamanaka
龍美 濱中
Mitsuyoshi Seki
充良 関
Toshiyuki Murahashi
利行 村橋
Takatoshi Kawabata
学利 川幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手感知センサを有して自動的に吐水の開始/
停止を行う自動水栓において、陶器や流水の誤検知がな
く、手だけを正確に検知できるようにする。また、充分
広い手洗い空間を洗面ボウル内に確保する。 【構成】 水栓本体1内に手感知センサSが配置され
る。スパウトA2からは、水平より僅かに下向きで吐水
される。手感知センサは、投光器と受光器とを有する。
投光器の投光領域と受光器の受光領域とが重なった領域
(検知領域)の指向軸dが、吐水流と交差し、かつ、交
差角度が水流の大小に関わり無く常に70度以下となる
ように調整されている。受光器により検出された反射光
レベルに基づいて、吐水の開始/停止が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手の挙動を感知して、
自動的に吐水・止水を行う自動水栓に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、陶器等の洗面器に取付けられる水
栓の一形態として、同水栓内に、手の挙動を感知する光
電センサ等の手感知センサを取付けたものがある。
【0003】かかる水栓は、通常、その先端部付近に吐
出口を設けている。しかも、吐出口は略真下方向へ開口
しており、水を下方に向かって吐出するものが一般的で
ある。
【0004】また、手感知センサの取付け位置は吐出口
の近傍であって、水を感知しないように、そのセンサ指
向方向の軸線が吐出される流水から略平行にずらされて
いる。しかし、この配置では、陶器を手として誤検知す
るおそれがある。
【0005】陶器の誤検知を避けるため、手感知センサ
を水栓の取付基部近傍に設けたものもある。この場合
は、センサ指向方向を、吐出口からの流水から右又は左
にややずらして、流水を感知しないようにしている。し
かし、この配置では、流水内へ手を差し出した時、その
差し出した方向によっては自動水栓が作動しない場合が
ある。
【0006】一方、センサ指向方向の軸線が吐流水と重
なるようにすると、水を手として誤感知して、いつまで
も水が止まらないといった不具合が発生してしまう。
【0007】さらに、従来の自動水栓では吐出口からの
吐水方向が上記したように下向きであるため、手洗いの
ための空間は、どうしても洗面器の奥側(水栓取付基部
側)となってしまう。
【0008】従って、手を洗う時、指先付近が窮屈とな
ってしまい、かつ、水を掌一杯に受けた感じがせず、知
らず知らずのうちに吐水流量がかさばり、無駄に水を浪
費してしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、流水や陶器の誤検知がなく、手だけに正確かつ確実
に反応する自動水栓を提供することにある。
【0010】また、本発明の別の目的は、自動水栓が取
付けられた洗面器内に十分に広い手洗空間を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面によ
れば、手洗い空間内の手の有無を検知するための手検知
部を備えて、吐水口からの吐水の開始/停止を自動的に
行う自動水栓において、手検知部が、手洗い空間内へ指
向した送信領域に信号波を送る発信器と、手洗い空間内
へ指向した受信領域から前記信号波の反射波を受信する
受信器とを有し、送信領域と前記受信領域とが部分的に
重なり合って検知領域を形成し、検知領域、投光領域及
び受光領域の少なくとも一つが、吐水口からの水流と交
差するように調整されている自動水栓が提供される。
【0012】ここで、検知領域、送信領域又は受信領域
の指向軸と、吐水口からの水流の軸とのなす角度が70
度以下であることが望ましい。
【0013】或は、吐水からの反射波が受信器からはず
れた方向に向かうよう、発信器及び受信器から吐水まで
の距離を十分に長く設定することも、誤検出をなくすた
めに望ましい。
【0014】更に、吐水口に水を導く管路に、吐水口か
らの水流を水量に関わらず滑らかな棒状に形成するため
の整流要素を設ける、或は、吐水口からの水流を散水に
形成するための散水要素を設けることも、誤検出をなく
すために有効である。
【0015】幾つかの好適な実施例では、送信器を投光
素子とし受信器を光電センサとし、投光素子と光電セン
サとを同一平面上に60mm以下の距離をおいて配置
し、自動水栓の水栓本体に内蔵すると共に、さらに両者
の指向軸を略平行としている。
【0016】それらの実施例の内の一つでは、吐水口か
ら略平行に放物線を描いて水流を吐出させるようにし、
且つ、投光素子と光電センサの投光領域及び受光領域の
双方と水流との交差角度を、流量の大小に関わらず常に
70度(好ましくは65度)以下となるように調整して
ある。
【0017】また、それら実施例の内の別のものでは、
吐水口から水流を鉛直に吐出させ、且つ吐水口からの水
流と前記センサまでの水平距離を例えば70mm以上の
ような充分に長い距離に設定している。或は、吐水口か
らの水流と前記センサまでの垂直方向距離を35mmか
ら45mmの間とし、且つセンサまでの水平方向距離を
60mm以上に設定している。
【0018】本発明の第2の側面によれば、手洗い空間
内の手の有無を検知して吐水口からの吐水の開始/停止
を自動的に行う自動水栓において、吐水口が、水平方向
の下方近傍の方向に吐水するよう方向付けられている自
動水栓が提供される。
【0019】ここで、給水源からの水圧変動に関わらず
常に適切な位置で適量の水流を手に受けることができる
ように、水圧にかかわらず吐水量を一定に保持するため
の流量調節装置を設けることが望ましい。
【0020】
【作用】本発明の第1の側面に従う自動水栓において
は、手検知部の検知領域、送信領域又は受信領域が吐水
口からの水流と交差しているため、吐水口の前に手が差
し出されれば、手は確実に検知領域、送信領域又は受信
領域に交差し、確実に手が感知されて吐水が開始され
る。
【0021】ここで、検知領域、送信領域又は受信領域
の指向軸と、吐水口からの水流の軸とのなす角度を70
度以下とした場合は、吐水からの反射信号レベルが手か
らの反射信号レベルより明確に小さくなるため、吐水を
手として誤検出する可能性が減る。
【0022】また、吐水からの反射波が受信器からはず
れた方向に向かうよう、発信器及び受信器から吐水まで
の距離を十分に長く設定した場合には、上記指向軸と吐
水とのなす角度が、例えば80度のように垂直により近
くても、吐水からの反射波を受信器から受信する量が減
るため、やはり正確な手検知が可能である。
【0023】更に、吐水口に水を導く管路に整流要素を
設け場合は、水流が棒状に形成されるため、信号波が吐
水を透過しやすくなる。また、散水要素を設けた場合
は、水流が散水となるため、信号波が水流で散乱され
る。何れの場合でも、吐水からの反射信号レベルが手か
らのそれよりも大幅に低くなるので、手検知の精度が向
上する。
【0024】本発明の第2の側面に従う自動水栓によれ
ば、水流が吐水口からほぼ平行に出て放物線を描くた
め、洗面ボウルの中央附近で水流を手に受けることがで
き、よって、十分に手洗い空間を洗面ボウル内に得るこ
とができる。しかも、ユーザから吐水口が見えるため、
吐水口に向かって手を差し出すのが容易である。
【0025】ここで、水圧にかかわらず吐水量を一定に
保持するための流量調節装置を設けた場合には、給水源
からの水圧変動に関わらず常に適切な位置で適量の水流
を手に受けることができるので、常に広い手洗い空間が
得られると共に、使いやすい。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により詳細に
説明する。
【0027】図1は本実施例に係る自動水栓の使用状態
を示す説明図、図2は同自動水栓における水栓部の斜視
図、図3は同水栓部の断面側面図、図4は同水栓部の分
解斜視図、図5は同水栓部の背面図、図6は図5におけ
る矢視図である。
【0028】〔全体構成〕先ず、自動水栓Aの全体構成
について以下に説明する。
【0029】図1に示すように、本実施例における自動
水栓Aは、水栓本体1や同水栓本体1に取付けた混合湯
水を吐出するスパウトA2を具備する水栓部A1と、水
栓本体1に湯水供給チューブ5を介して連結する自動水
栓制御ボックスCとを具備している。
【0030】そして、洗面器Bの洗面ボウル30の奥部
に水平面として形成される水栓載置面30aに上記水栓
部A1を取付け、上記自動水栓制御ボックスCを洗面器
Bの下方に配設している。
【0031】なお、上記自動水栓制御ボックスC内に
は、ミキシングバルブVや本自動水栓Aの制御装置F、
さらに電源装置E等を配設している。
【0032】図2から図4に示すように水栓本体1は、
筒状の外管11と、同外管11内に嵌装した筒状の内管
12とにより構成しており、両管11,12は断面視で
略真円に成形している。
【0033】そして、水栓本体1は、内管12の基端を
水栓載置面30aに固設することにより立設状態として
いる。
【0034】さらに、水栓本体1の頭部内には、ノズル
取付ヘッド2を収納固定し、同ノズル取付ヘッド2の周
壁には、先端に吐水口を有するノズル管3を、内・外管
12,11を貫通し、かつ、水栓本体1の軸線に直交す
る方向に突設している。
【0035】しかも、水栓本体1の内部には、前記ノズ
ル管3の下方位置に、即ち、吐水口の下方位置に手感知
センサSを収納装着している。
【0036】また、上記ミキシングバルブVと湯水供給
チューブ5との間に定流量弁6を介設しており、同定流
量弁6により、水圧の変動にかかわらず、所定流量以上
には自動水栓Aからは吐水されないようにしている。
【0037】ところで、上記した湯水供給チューブ5は
可撓性としており、水栓本体1内での同チューブ5の配
設作業をより容易にすると共に、製造コストの低減を図
っている。
【0038】本実施例においては、湯水供給チューブ5
を塩化ビニルで形成しており、かかるチューブ5を前記
内管12中に挿通すると共に、前記ノズル取付ヘッド2
に連結してノズル管3に連通させている。
【0039】また、上記ミキシングバルブVに、それぞ
れ、給湯源、給水源に一端が連結した給湯配管7及び給
水配管8の他端をそれぞれ連通連結し、かかる構成によ
って、自動水栓Aから洗面器B内へ、適温の混合湯水を
吐出することができるようにしている。
【0040】次に、上記構成の自動水栓Aの各部構成に
ついてさらに詳述すると以下の通りである。
【0041】〔水栓本体1〕図2から図4に示すように
水栓本体1は、筒状の外管11と、同外管11内に嵌装
した筒状の内管12とにより構成しており、しかも、上
記外管11を金属で形成し、また、内管12を合成樹脂
で形成し、外観上の美観を損なうことなく、製造コスト
の低減を図ることができるようにしている。
【0042】そして、前記内管12の基端を水栓載置面
30aに固設することにより水栓本体1を立設状態と
し、さらに、図7に示すように、同記水栓本体1は、水
栓載置面30aに対して、前方へ一定の傾斜角α(例え
ば15度)を有するように立設している。
【0043】また、水栓本体1は、その内管12及び外
管11の裾部を膨出させてスカート部12a,11aを
形成したことにも特徴があり、かかるスカート部12
a,11aによって、内・外管12,11同士の密着性
を向上させると共に、例えば、水栓本体1にノズル管3
を取付ける場合、あるいは取り外す場合に、同内・外管
12,11のねじれ防止を図っている。
【0044】さらに、図5及び図6に示すように、内管
12のスカート部12aの背部に、凸部としての突起3
2を形成すると共に、同突起32と対応するように、外
管11のスカート部11aには凹部としての切欠溝33
を形成している。
【0045】そして、内管12を外管11に嵌装する際
に、かかる突起32と切欠溝33とを係合させることに
より、外管11が内管12の周りを回転しないように構
成している。
【0046】ところで、上記した突起32と切欠溝33
は、それぞれ内管12と外管11とに設けているが、外
管11と内管12とにそれぞれ逆にして設けることもで
きる。
【0047】なお、図3中、18は洗面器Bの図示しな
いポップアップ式排水栓の操作杆、図5中、18aは操
作杆用溝部、18bは操作杆挿入孔、18cは操作杆用
外孔である。
【0048】〔スパウトA2〕水栓本体1の頭部内に
は、ノズル取付ヘッド2を収納固定しており、同ノズル
取付ヘッド2の周壁には混合湯水吐出用のノズル管3
を、内・外管12,11を貫通し、かつ、水栓本体1の
軸線に直交する方向に突設している。
【0049】即ち、図3及び図4に示すように、内管1
2を外管11に嵌装した状態で、内管12の上側にノズ
ル取付ヘッド2を嵌装すると共に、ノズル取付ヘッド2
に設けたナット収納部2a内に、方形状のノズル固定ナ
ット9を収納配設する。
【0050】そして、ノズル取付ヘッド2の前側壁に、
水栓本体1(内管12及び外管11)の前側壁を貫通し
た状態でノズル管3の基部3aを挿通し、同基部3aを
ノズル固定ナット9と螺合させてノズル管3をノズル取
付ヘッド2に直交状態に突設固定している。3bは吐水
口、3cは後述する吐出キャップ10と螺合する雄ねじ
部、27はノズル取付ヘッド2と内管12との間に介設
するOリング、28はノズル管3とノズル取付ヘッド2
との間に介設したOリングである。
【0051】また、ノズル管3の外周を被覆するノズル
カバー4を、ノズル管3先端部周面に形成した鍔部3d
と、外管11との間で挟圧支持している。4aはノズル
カバー4の内周面に形成した、上記鍔3dと当接係合す
る段部、29はノズル管3とノズルカバー4との間に介
設したOリングである。
【0052】さらに、ノズル管3の先端部には、先端に
吐出口10aを設けた吐出キャップ10を螺着してい
る。
【0053】上記吐出口10aは、ノズル管3の軸線方
向に開口しているので、使用者から吐出口10aがはっ
きり見えるので使い勝手が良くなる。
【0054】なお、上記カバー4は、図2、図3、及び
図4に示すように、円筒状に形成すると共に、基端を外
管11の外周に密着するように、同外管12の外周の曲
率に合わせた円弧状に形成し、さらに、先端部にて、上
部を下部よりも伸延状態として上記吐出キャップ10を
覆うようにして見栄えをよくしている。
【0055】上記の構成により、混合湯水は、図1に示
すように、ノズル管3の軸線方向へ向けて放物線状に吐
出されることになる。
【0056】従って、洗面ボウル30内に広い手洗空間
が得られ、そして、自然な形で水を掌一杯に受けること
ができるようになり、よって、無駄に吐水量を増加させ
たりせず、必要最小限度の消費水量で快適な手洗いが可
能となり、節水効果を生起することができる。
【0057】しかも、本実施例では、吐水方向の角度は
水平面に対して、下方へ水栓本体1の前傾角度α(15
度)だけ下方に向くようにしている。
【0058】これは、洗面ボウル30内に十分に広い手
洗い空間を得るための最適な手洗い位置を決定するため
に実験した結果から得たものであり、これにより、吐水
の描く放物線上において、使用者はゆったりと手洗いを
行うことができる。
【0059】なお、図3及び図4中、26は吐出キャッ
プ10内に、重合状態に配設した複数の整流板、31は
吐出キャップ10をノズル管3の雄ねじ部3cに螺着す
る際に螺着用工具を係合するための溝部である。
【0060】また、本実施例において、上記吐出キャッ
プ10を先尖状に形成しており、その先端に設けた吐出
口10aの口径Dをキャップ10の水路長の1.2倍のサ
イズとしている。これにより、吐出流量にかかわらず棒
状の吐出水を流出可能とすることができる。なお、かか
る口径Dについては、前述した手感知センサSとの関係
で決定したものであり、後に詳述する。
【0061】図4中、2bはノズル取付ヘッド2に設け
たノズル挿通孔、11b,12bは外管11及び内管1
2にそれぞれ設けたノズル挿通孔であり、各ノズル挿通
孔2b,11b,12bの中心を前記吐出ノズル3の軸
線に一致するようにして内管12を外管11に嵌装し、
さらに、内管12の上側にノズル取付ヘッド2を嵌装し
ている。
【0062】〔手感知センサS〕図2に示すように、水
栓本体1の内部で、上記ノズル管3の下方位置におい
て、水栓本体1の略中央に、所定間隔(例えば、16m
m)をおいて上下に並んだ赤外線投光器40と光電セン
サ41とを有する手感知センサSを収納装着している。
図3に示すように、投光器40と光電センサ41はそれ
ぞれ、ほぼ平行に指向された投光領域42と受光領域4
3とを有し、投光領域42と受光領域43とが重った領
域44に存在する物体を検知することができる。以下、
この重なった領域44を検知領域という。この検知領域
44の方向は、吐水流量の大小にかかわらず、吐水流と
交差するよう調整されている。
【0063】ここで、投光領域42及び受光領域43の
広がり角は、センサS直前で各々の指向軸の左右約15
゜、約20cm離れたところで各々の指向軸の左右約7.
5゜である。即ち、距離が遠くなるに従って投光領域4
2及び受光領域43は指向軸に対し漸次指向角を狭くし
ている。
【0064】尚、吐水口から約5〜20cmの範囲に手
が差し出されることが経験上知られている。従って、こ
の範囲を感知させるよう手感知センサSを配置しなけれ
ばならない。そのためには、その範囲の中とセンサSと
の間の最も離れた距離である約200mmを感知できる
ように、少なくとも投光器40と受光器41との距離は
理論的には200(mm)×2×tan7.5゜=52.
7(mm)以内であればよく、また、実験では60(m
m)以内であれば実使用上問題のないことが判明した。
【0065】さて、図3及び図4に示すように、水栓本
体1の外管11前側部にセンサ窓13を設けると共に、
内管12には、前記センサ窓13と対応する位置にセン
サ取付孔14を設け、さらに、同取付孔14にセンサ取
付用蓋体15を嵌着している。
【0066】そして、同蓋体15内側に手感知センサS
を配設しており、従って、手感知センサSの着脱を容易
にすると共に、組立性を向上させることができる。
【0067】なお、図3において、17は手感知センサ
Sと自動水栓制御ボックスC内に配設した制御装置とを
接続する導線である。また、図4中、16はセンサ取付
用蓋体15に設けたセンサ透孔であり、上記センサ窓1
3と対応した位置に穿設されている。
【0068】また、手感知センサSの検知領域44は、
図7に示すように、検知領域44の指向軸dと吐水軸線
との交わる角度θが流量のいかんにかかわらず常に65
度以下となるように、水平から若干下方に向けられてい
る。つまり、止水際に流量が少なくなり、吐水角度が垂
直に近づいても、前記65度を越えることはない。
【0069】これは、吐水からの反射光を手感知センサ
Sが過剰に受光しないようにするためである。この目的
のためには、0°<θ<70°であるべきことが実験的
に判明している。しかも、検知領域44は、一般的な洗
面器Bの大きさ及び自動水栓Aの設置個所の観点から、
人間が最も手を動かしやすく、且つ吐出される水の下方
で手を差し出した状態を維持しやすい位置に位置決めさ
れている。
【0070】このように、検知領域44の指向軸dと吐
水軸線とのなす角度θを70度以下としたことにより、
吐水からの過剰な反射光を受けることがなく、しかも、
手の位置と検知領域とが一致し易く、手洗い空間におけ
る手の動きを容易に識別することができ、よって、同手
感知センサSが吐水を誤検知することによる誤作動を防
止できる。
【0071】ここで、上記手感知センサSと、前述した
吐出キャップ10の吐出口10aの口径Dと水路長との
関係について説明する。
【0072】手感知センサSが吐水から手をしゅん別す
るためには、吐水の状態を可及的に一定とする必要があ
り、常に、安定した棒状の吐水となるようにすることが
望ましい。
【0073】そこで、吐出口10aの口径Dを吐出キャ
ップ10の水路長とをそれぞれ漸次変化させた吐出状態
を見ていくと、実験により、水路長に対する口径Dの比
rが1.2以下であるときに吐水が最も安定した棒状の
形態を保つことが分かった。
【0074】以下、図8〜図10に示す実験データを参
照しながら手感知センサS、洗面器B、及び上記口径D
/水路長の比rとの関係について説明する。
【0075】図8及び図9は、上記比rを3.3とした
ときの、通常吐水の場合と、流量を絞った場合とにおい
て、手感知センサSが受光する各反射光(洗面器B、
手、吐水からの反射光)の変化を電気的に変換し、しか
も、洗面器Bを形成する陶器の反射レベルの高低で分け
て図示したものである。尚、図8から図10において、
反射光の変化は光電センサの出力電圧(V)の波形とし
て示されており、ここで、出力電圧(V)が低い程反射
光レベルは高いことを意味する。
【0076】図8に示すように、吐出流量が5リットル
/分以上の十分な場合は、吐水の形状は棒状を保ってお
り、手感知センサSが洗面器Bを形成する陶器のみを感
知している領域(a)、そこに手が差し出され、吐水が
なされて手を洗っていることを感知している領域
(b)、手が除かれて吐水のみを感知している領域
(c)、及び、吐水が止まり、再び陶器のみを感知して
いる領域(d)における波形を見ると、陶器の反射レベ
ルが低い場合は、手を洗っている場合の変動が大きく、
陶器のみの場合や吐水と陶器のみの場合との区別がはっ
きりしており、手感知センサSの作動状態は良好であ
る。
【0077】また、陶器の反射レベルが高い場合も、手
を洗っている場合の変動が大きく、陶器のみの場合や吐
水と陶器のみの場合との区別はつくが、吐水状態から陶
器のみを感知する止水状態との間にも変動がある。これ
は、手が除かれても、吐水状態を手がある場合と誤感知
するおそれがあることを示している。
【0078】一方、図9に示すように、吐出流量を絞
り、5リットル/分以下にすると、吐水の形が崩れて棒
状からねじれた状態となってしまい、陶器の反射レベル
が低い場合は、手が除かれて吐水のみを感知している領
域(c)においても波形に若干の乱れが生じている。
【0079】そして、陶器の反射レベルが高い場合に
は、手が除かれて吐水のみを感知している領域(c)に
おける波形の乱れが大きく、これでは、手と誤感知する
おそれが多分にあることが分かる。
【0080】これに対して、図10に示すように、上記
rを1.2としたものでは、全吐水流量領域において、
吐水の形状が棒状に保たれており、陶器の反射レベルが
低い場合でも、陶器の反射レベルが高い場合において
も、手洗いのときの波形の変化が大きく、他の陶器のみ
を感知している領域(a)、吐水のみを感知している領
域(c)、及び、吐水が止まり、再び陶器のみを感知し
ている領域(d)では波形の乱れが殆どなく、しかも、
略同レベルとなっている。
【0081】従って、手感知センサSは、手を確実に識
別することが可能となり、自動水栓Aは誤作動を起こす
ことがない。
【0082】このように、充分に吐出しているときに
も、また、止水寸前の状態であっても吐水を安定した棒
状の形態に維持できるので、吐水からの受光量の変化を
可及的に小さくすることができる。
【0083】従って、手を自動水栓Aから離しても混合
湯水が出放しになったり、あるいは、手を差し出しても
吐水しなかったりすることがない。
【0084】次いで、水栓本体1を水栓載置面30aに
固設する取付構造について、以下に説明する。
【0085】水栓本体1の水栓載置面30aへの取付構
造は、図3に示すように、内管12の基端に、水栓取付
座21を嵌合して連結固定すると共に、同取付座21の
上側に、内管係合体22を配設し、同係合体22及び前
記水栓取付座21に螺合する取付ボルト20を水栓載置
面30aの裏側まで伸延させている。
【0086】そして、水栓載置面30の裏部に、ワッシ
ャ23等を介して緊締用座板24を当接し、同座板24
に前記取付ボルト20を挿通し、さらに、同ボルト20
に緊締ナット25を螺合している。
【0087】このように構成することにより、上記緊締
ナット25を締め付ければ、上記内管係合体22と緊締
用座板24との間で、内管12は水栓載置面30aに強
力に固定されることになる。
【0088】上記の実施例においては、以下のような利
点が得られる。
【0089】吐水口の下方に、受光量の変化により
手、吐水、あるいは陶器を識別する手感知センサを取付
け、同手感知センサのセンサ指向方向が、水平面に対し
て上下方向へ一定の偏倚角以上で、かつ、平面視におい
て、吐水の中心軸に対して左右に一定の夾角以内にある
ように構成したので、手洗いのために手が差し出された
ときには手を確実に感知する。
【0090】また、吐水時において、手感知センサは吐
水からの過剰な反射光を受けることがないので作動がよ
り確実となる。
【0091】また、手感知センサが吐水口の下方に位置
するので、手を洗う場合に、手を洗面器の奥部にもって
いかなくてもよく、洗面器内のゆったりとした手洗い空
間となる最適な手洗い位置で手洗いが可能となる。従っ
て、手洗いが快適となり、しかも、無駄な吐水を行わな
くてすむので節水効果があり経済的である。
【0092】吐水口の口径を吐水口の水路長の1.2
倍としたことにより、吐出流量にかかわらず、棒状の吐
水を流出可能とし、上記手感知センサが受光する吐水か
らの反射光の変化を可及的に小さくしすることが出来
た。そのため、吐出口からの吐水が十分に吐水されてい
るときも、また、止水寸前の状態であっても、吐水は棒
状の形態を保つことができ、吐水の形状変化がないので
手感知センサが誤感知することがない。
【0093】従って、手を自動水栓から離しても混合湯
水が出放しになったり、あるいは、手を差し出しても吐
水しなかったりすることがない。
【0094】図11〜図13は、本発明の第2の実施例
に係る水栓の構造を示す。図11はこの水栓の正面図、
図12は背面図、図13は図11のX−X線での断面図
である。
【0095】本実施例に係る水栓は、円柱状の水栓本体
501と、水栓本体501の上端部に取り付けられた、
水鳥の首のごとく細長く湾曲した吐水管502とを備え
る。水栓本体501は、図示しない洗面ボウルの渕の適
宜箇所上に、僅かに前方に傾いて立った姿勢で設置され
る。この傾斜姿勢で、吐水管502の先端の吐水口50
3がちょうど真下を向き、よって、吐水流の軸Wは流量
の大小に関わらず常に鉛直下向きである。吐水口503
の位置は、前面ボウルの底面から十分に高く、且つ水栓
本体501から十分に離れており、それにより、吐水口
503の下方に十分に広い手洗い空間を得ることができ
る。
【0096】この水栓の細かい部分の構造は、上記した
ユニークな全体的形態に適合させるための設計上のアレ
ンジを除き、前述した幾つかの実施例のそれと実質的に
同様であるから、詳細な説明は省略する。以下、手感知
センサSについてのみ説明する。
【0097】水栓本体501内には手感知センサSが内
蔵されている。水栓本体501の前面壁に穿たれた窓5
04を通して、手感知センサSの投光領域505及び受
光領域506が前方の手洗い空間へ向かって、互いにほ
ぼ平行に広がっている。投光領域505と受光領域50
6とが重なった領域507が、物体を検知するための検
知領域である。検知領域507の指向軸dは、吐水流の
軸Wと交差するように調整されている。
【0098】図14は、手感知センサSと吐水口503
からの吐水流軸Wとの位置的関係を示したものである。
【0099】手感知センサSと吐水流軸Wとの距離を
l、手感知センサSの検知領域の指向軸始点と吐水口5
03との垂直距離をL、手感知センサSの検知領域50
7の指向軸dと吐水流軸Wとのなす角度をθとし、吐水
流量を5リットル/分一定とし、さらに整流要素として
は水路長に対する口径Dの比r=1.2の物を用いて、
以下の範囲内でl、L、θを各々パラメータとして手を
近付け吐水を開始させ、止水に至るかの実験を行った。
【0100】 55≦l≦80、20≦L≦50、65゜≦θ≦90゜ (尚、l、Lは5mm刻み、θは5゜刻み) 上記実験の結果、 θ、L全範囲でl≧70mm θ全範囲でl≧60mmでかつ35mm≦L≦45m
m l、L全範囲でθ≦70゜ であれば、何等誤動作しないことが判明した。
【0101】この水栓では、吐水流が流量に関係なく一
定位置にあり、そのため手感知センサと吐水流軸Wとの
距離は一定である。従って、上記実験結果をもとに水栓
及び洗面ボウルのサイズ等を考慮し、上記範囲内で設計
することが好ましい。
【0102】図15〜図19は、本発明に係る自動水栓
における、手感知センサに関する種々のバリエーション
を示す。
【0103】図15は、水栓本体601において、手感
知センサSを吐水口602よりも上方の位置に配置した
例を示す。手感知センサSの検知領域の指向軸dは吐水
流の軸Wと交差しており、吐水の誤検知を避けるため
に、軸dとWの交差角度θは70度以下であるように調
整される。
【0104】さらに、図15に示した例では、検知領域
の指向軸dが、洗面ボウルBの底面にて水栓601と反
対の方向へ反射するように、調整されている。これによ
り、洗面ボウルを手として誤感知する可能性が一層低減
する。
【0105】図16は、手感知センサSの受光領域70
3を、その指向軸d1が吐水流軸W1、W2、W3と交
差するようにした例を示す。図17は、投光領域704
を、その指向軸d2が吐水流軸W1、W2、W3との交
差するようにした例を示す。いずれの場合も、吐水の誤
検知を避けるため、交差角度θ1又はθ2を70度以下
とすることが望ましい。
【0106】受光領域703と投光領域704との位置
的なずれが手のサイズに比較して十分小さい通常の手検
知センサSを用いる限り、図16又は図17の例のよう
に受光領域703と投光領域704のいずれか一方だけ
を吐水流に交差させるようにしておいても、検知領域が
吐水流と交差してなくても、手洗いのために差し出され
た手はほぼ確実に検知領域に入ることになるため、手を
確実に検知することができる。
【0107】図18及び図19は、洗面ボウルB上で、
手検知センサSを水栓本体801から離れた別の位置に
取り付けた例を示す。この場合も、センサSの検知領域
は吐水流W1、W2、W3と交差するように調整され
る。そして、検知領域の指向軸dと疎水流W1、W2、
W3とのなす角度θは、70度以下であることが望まし
い。
【0108】図20は、手検知センサSの投光素子90
2と受光素子903とを、水平方向に並べて配置した例
を示す。尚、手検知センサSは、実線で示すような水栓
本体901に内蔵されたタイプ、及び、破線で示すよう
な水栓本体901から独立したタイプ、のいずれでも構
わない。
【0109】このように、投光素子902と受光素子9
03とを横に並べた場合には、センサSのホルダーの型
が簡単となり型代を安価にできるというメリットと、セ
ンサSのプリント基板上への素子902、903のを配
置が容易になるというメリットが得られる。一方、前述
の実施例のように投光及び受光素子を上下に配置したも
のでは、水栓本体を細いスタイルにのデザインできると
いうメリットがある。尚、投光及び受光素子を上下に配
置した水栓は、図21に示すように盛り上がったリム9
04をもつ洗面ボウルBに設置された場合に、特に投光
素子からの光がリム904によって遮られることがない
よう、投光素子905を受光素子906の上方に配置す
ることが望ましい。
【0110】以上、本発明の幾つかの実施例を説明し
た。しかし、本発明はその要旨を逸脱することなく、上
記実施例以外の種々の態様でも実施できることを当業者
は容易に理解できるはずである。例えば、光センサに限
らず、超音波センサ等の非接触型のアクティブセンサを
用いた自動水栓にも本発明を応用することができる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の側
面によれば、流水や陶器の誤検知が少なく、手だけを精
度よく検知できる自動水栓を提供することができる。
【0112】また、本発明の第2の側面によれば、自動
水栓が取付けられた洗面器内に十分に広い手洗空間を提
供するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動水栓の一実施例の使用状態
を示す説明図である。
【図2】 同自動水栓における水栓部の斜視図である。
【図3】 同水栓部の断面側面図である。
【図4】 同水栓部の分解斜視図である。
【図5】 同水栓部の背面図である。
【図6】 図5のPによる矢視図である。
【図7】 手感知センサの取付け状態を示す説明図であ
る。
【図8】 手感知センサと吐出口の口径との関係を示す
説明図である。
【図9】 手感知センサと吐出口の口径との関係を示す
説明図である。
【図10】 手感知センサと吐出口の口径との関係を示
す説明図である。
【図11】 本発明の第2の実施例に係る水栓を示す正
面図である。
【図12】 同水栓の背面図である。
【図13】 図11のX−X線での断面図である。
【図14】 同水栓における手感知センサと吐水流との
位置的関係を示した側面図である。
【図15】 手感知センサの別の配置例を示す側面図で
ある。
【図16】 手感知センサと吐水流との別の位置関係例
を示す側面図である。
【図17】 手感知センサと吐水流との更に別の位置関
係例を示す側面図である。
【図18】 手検知センサを水栓本体から離れた別の位
置に取り付けた水栓を示す正面図である。
【図19】 同水栓の側面図である。
【図20】 手検知センサの投光素子と受光素子とを水
平方向に並べて配置した水栓を示す正面図でる。
【図21】 手検知センサと洗面ボウルの盛り上がった
リムとの位置関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 水栓本体 3 ノズル管 10a 吐出口 30 洗面ボウル 42 投光領域 43 受光領域 44 検知領域 B 洗面器 S 手感知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村橋 利行 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 川幡 学利 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手洗い空間内の手の有無を検知するため
    の手検知部を備えて、吐水口からの吐水の開始/停止を
    自動的に行う自動水栓において、 前記手検知部が、 前記手洗い空間内へ指向した送信領域に信号波を送る発
    信器と、 前記手洗い空間内へ指向した受信領域から前記信号波の
    反射波を受信する受信器とを有し、 前記送信領域と前記受信領域とが部分的に重なり合って
    検知領域を形成し、 前記検知領域、前記送信領域及び前記受信領域の少なく
    とも一つが、前記吐水口からの水流と交差するように調
    整されていることを特徴とする自動水栓。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動水栓において、前記
    検知領域の指向軸と前記水流の軸とのなす角度θが70
    度以下であることを特徴とする自動水栓。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動水栓において、前記
    送信領域の指向軸と前記水流の軸とのなす角度θ1が7
    0度以下であることを特徴とする自動水栓。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動水栓において、前記
    受信領域の指向軸と前記水流の軸とのなす角度θ2が7
    0度以下であることを特徴とする自動水栓。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の自動水栓において、 前記吐水口に水を導く管路に、前記吐水口からの水流を
    水量に関わらず滑らかな棒状に形成するための整流要素
    を有することを特徴とする自動水栓。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の自動水栓において、 前記整流要素が、前記吐水口を形成している筒状キャッ
    プであって、前記吐水口の口径が前記筒状キャップの水
    路長の1.2倍であることを特徴とする自動水栓。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の自動水栓において、 前記吐水口に水を導く管路に、前記吐水口からの水流を
    散水に形成するための散水要素を有することを特徴とす
    る自動水栓。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の自動水栓において、 前記信号波の前記吐水からの反射波が前記受信器からは
    ずれた方向に向かうよう、前記発信器及び受信器から前
    記吐水までの距離が十分に長いことを特徴とする自動水
    栓。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の自動水栓において、 前記送信器を投光素子とし受信器を光電センサとし、前
    記投光素子と光電センサとを同一平面上に60mm以下
    の距離をおいて配置し、前記自動水栓の水栓本体に内蔵
    すると共に、さらに両者の指向軸を略平行としたことを
    特徴とする自動水栓。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の自動水栓において、 前記送信器を投光素子とし受信器を光電センサとし、前
    記投光素子と光電センサとを前記自動水栓の水栓部に内
    蔵すると共に、前記吐水口からの水流と前記センサまで
    の距離を水平方向で70mm以上としたことを特徴とす
    る自動水栓。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の自動水栓において、 前記送信器を投光素子とし受信器を光電センサとし、前
    記投光素子と光電センサとを前記自動水栓の水栓部に内
    蔵すると共に、前記吐水口からの水流と前記センサまで
    の垂直方向距離を35mmから45mmの間とし、且つ
    センサまでの水平方向距離を60mm以上としたことを
    特徴とする自動水栓。
  12. 【請求項12】 手洗い空間内の手の有無を検知して、
    吐水口からの吐水の開始/停止を自動的に行う自動水栓
    において、 前記吐水口が、水平方向の下方近傍の方向に吐水するよ
    う方向付けられていることを特徴とする自動水栓。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の自動水栓におい
    て、 給水源からの水圧にかかわらず吐水量を一定に保持する
    ための流量調節装置を備えたことを特徴とする自動水
    栓。
JP33457394A 1993-12-20 1994-12-20 自動水栓 Pending JPH07229183A (ja)

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JP32028093 1993-12-20
JP5-320280 1993-12-20
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