JP2018035673A - 水栓および水栓に取り付けられる吐水ヘッド - Google Patents

水栓および水栓に取り付けられる吐水ヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】吐水ヘッドを水栓本体に着脱容易な構造にて接続する。
【解決手段】吐水ヘッド106は水栓本体部112に着脱可能に取り付けられる。水栓本体部112の回転部104は、支柱部108に回転可能に取り付けられ、かつ、径方向に突出する継手管118を有する。吐水ヘッド106は、継手管118を収容することにより、水栓本体部112に取り付けられる。吐水ヘッド106が水栓本体部112に取り付けられるとき、吐水ヘッド106の端部は回転部104の外周面と当接する。吐水ヘッド106の外殻において周方向に延伸する差込口122から挿入される留め具120によって継手管118を把持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、水栓、特に、吐水ヘッドの接続構造に関する。
購入時には浄水機能を持たない水栓を選んだものの、ユーザはあとで浄水機能を欲しくなることがある。市販されている浄水器の多くは吐水口付近に追加的に設置されるが、このタイプの浄水器は台所の美観を損なうため敬遠されることも多い。
浄水機能を持たない吐水ヘッド(水栓の先端部分)を浄水機能付きの吐水ヘッドに取り換えてしまうという方法もある(特許文献1,2参照)。しかし、吐水ヘッドの取り換えは、特殊な工具を必要とするものが多く、そのために交換をためらわれることがある。
実用新案登録第3127928号公報 実開平6−14259号公報
特許文献1では交換用水栓金具(吐水ヘッド)を水栓本体のフレキシブルホースに専用の接続具を使って接続している。交換用水栓金具を交換するためにはある程度の施工技術が必要になる。
特許文献2は、吐水管(吐水ヘッド)を水栓本体の円筒部(回転軸となる支柱)にそのまま上から差し込むタイプであるため、特許文献1よりも着脱容易である。しかし、接続部分を中心として吐水管が回転するため、接合部分と回転部分が共通しており、接続部分に細かな異物が入り込むと吐水管が回転しづらくなるおそれがある。特に、吐水管を伝わって落ちてきた水が接合部分に溜まりやすく、接合部分に水垢や異物が付着しやすい。
本発明は、上記課題認識に基づいてなされたものであり、その主たる目的は、水栓としての機能性を維持しつつ、吐水ヘッドを水栓本体に着脱容易な構造にて接続するための技術、を提供することにある。
本発明のある態様における水栓は、水栓本体部と、水栓本体部に着脱可能に取り付けられる吐水ヘッドを備える。
水栓本体部は、通水部を有する支柱部と、支柱部に回転可能に取り付けられ、かつ、径方向に突出する継手管を有する回転部を有する。
吐水ヘッドは、継手管を収容した状態で、水栓本体部に取り付けられる。
本発明のある態様における吐水ヘッドは、通水部を有する支柱部と、支柱部に回転可能に取り付けられ、かつ、径方向に突出する継手管を有する回転部と、を有する水栓本体部に接続される。吐水ヘッドの端部は回転部の外周面と当接するまで継手管を収容し、外殻において周方向に延伸する差込口から挿入される留め具によって継手管を把持することにより、水栓本体部に固定される。
本発明の別の態様における吐水ヘッドは、通水部を有する支柱部と、支柱部に回転可能に取り付けられ、かつ、径方向に突出する継手管を有する回転部と、を有する水栓本体部に接続される。吐水ヘッドは、通水路を形成する内管が外殻に挿入される構造を有し、内管が継手管を収容することにより、水栓本体部に接続される。
本発明のある態様における水栓組立方法は、通水部を有する支柱部と、支柱部に回転可能に取り付けられ、かつ、径方向に突出する継手管を有する回転部と、を有する水栓本体部に対して、吐水ヘッドの端部が回転部の外周面と対向するように、吐水ヘッドに継手管を挿入するステップと、吐水ヘッドの外殻において周方向に延伸する差込口から留め具を挿入し、留め具により継手管を把持するステップと、を備える。
本発明によれば、水栓としての機能性を維持しやすく、吐水ヘッドを着脱しやすい水栓を実現しやすくなる。
本実施形態における水栓の側面図である。 水栓の分解斜視図である。 吐水ヘッドの下部の外観図である。 吐水ヘッドの分解斜視図である。 緩衝部材の周辺の拡大斜視図である。 本実施形態における接合構造の模式図である。 比較例における接合構造の模式図である。 浄水機能のない吐水ヘッドの断面図である。 吐水ヘッドを水栓本体部に取り付けた水栓の断面図である。 浄水機能を有する吐水ヘッドの断面図である。 吐水ヘッドを水栓本体部に取り付けた水栓の断面図である。
図1は、本実施形態における水栓100の側面図である。図2は、水栓100の分解斜視図である。
本実施形態における水栓100は、水栓本体部112と吐水ヘッド106を含む。一般ユーザが着脱可能な構造にて、吐水ヘッド106と水栓本体部112は接続される。図1に示す吐水ヘッド106は浄水機能を持たないタイプである。
水栓本体部112は、吐水ハンドル102、回転部104、支柱部108および支柱キャップ114を含む。支柱部108は、台所などに固定され、通水管110(図2参照)を内蔵する。この支柱部108を覆うように回転部104が設置される。回転部104は、支柱部108を中心として水平方向に回転する。回転部104の上にある支柱キャップ114は、支柱部108と接続される。支柱キャップ114により、回転部104は上下に抜けないように位置決めされる。ユーザが支柱キャップ114の上にある吐水ハンドル102を垂直方向に動かすと、吐水ハンドル102は支柱部108の操作突起116を前後させ、これによって支柱部108に内蔵される弁(不図示)が開閉される。
回転部104から径方向、好ましくは斜め上方に継手管118が突出する。継手管118は、通水口124を介して通水管110と接続される。吐水ヘッド106は、この継手管118を収容した状態で、回転部104に固定される。図1に示すように、吐水ヘッド106の端部は回転部104の側面部(外周面)と当接する。すなわち、回転部104から継手管118が分岐する箇所、継手管118の根元において、支柱部108と回転部104が当接する。なお、本実施形態において「当接」とは、2つの部材が直接接触する場合のみならず、中間材(緩衝材など)を介して接触することも含む。
吐水ヘッド106の下部には周方向に延伸する差込口122が形成されている。吐水ヘッド106に継手管118を挿入して、吐水ヘッド106を回転部104に当接させたあと、ユーザは差込口122から留め具120を挿入する(図3参照)。本実施形態における留め具120は、クリップ型で一定の強度と弾力性のある部材(樹脂等)によって形成される。水栓本体部112に吐水ヘッド106を設置するとき、吐水ヘッド106に継手管118を収容し、吐水ヘッド106を回転部104に当接するまで押し込む。次に、差込口122から留め具120を手で押し込む。留め具120が継手管118をクリップのように把持(挟持)することで、吐水ヘッド106は回転部104に固定される。留め具120は差込口122にぴったりと嵌るため、吐水ヘッド106の前後方向X、径方向Yへの動きは、継手管118をしっかりと挟む留め具120によって規制される(図3参照)。
吐水ヘッド106を水栓本体部112から外すときには、差込口122から覗く留め具120をマイナスドライバーなどの工具で引き出せばよい。留め具120を外したあとは、吐水ヘッド106を手で引っ張れば、吐水ヘッド106を水栓本体部112から簡単に外すことができる。
図4は、吐水ヘッド106の分解斜視図である。
吐水ヘッド106は、外殻126、内管128、吐水口部材130、整流部材132および緩衝部材134を含む。継手管118を収容するのは内管128である。水道水は通水管110から継手管118、内管128を経由して、吐水口部材130に至り、整流部材132を通ってシンク(図示せず)に吐水される。通水管110に接続され、支柱部108に内蔵される弁は、吐水ハンドル102および操作突起116によって開閉される。
内管128は、外殻126(外管)によって覆われる。すなわち、吐水ヘッド106は、内管128と外殻126の二重構造となっている。緩衝部材134は、内管128の端部に接続されるゴム製のスペーサであり、吐水ヘッド106の接続時に回転部104と当接する。本実施形態においては、吐水ヘッド106の外殻126は水栓本体部112と直接接触することはなく、緩衝部材134を介して水栓本体部112と当接する。
回転部104の回転軸となるのは支柱部108であり、吐水ヘッド106は支柱部108ではなく回転部104から分岐する継手管118と接続される。このため、回転部104が頻繁に回転しても、それが吐水ヘッド106と水栓本体部112の接続強度に直接的に影響することはない。同様に、吐水ヘッド106の着脱も、回転部104の回転性に直接的に影響することはない。
継手管118が吐水ヘッド106によって延長される接続構造であるため、吐水ヘッド106を水平方向に回転させると、その回転力がそのまま継手管118に伝わるため、ユーザによる回転操作を回転部104の回転力として伝えやすい。
図5は、緩衝部材134の周辺の拡大斜視図である。
緩衝部材134は、外殻126の水栓本体部112側の端面をカバーする。緩衝部材134は、外殻126よりは弾性率の高い部材であってもよい。本実施形態における緩衝部材134はゴム製である。また、緩衝部材134の当接面136の当接幅Tは、少なくとも外殻126の厚みよりも大きい。本実施形態における回転部104の側面は曲面形状(円筒形状)を有するが、緩衝部材134の当接面136も回転部104の曲面形状と一致する形状に加工されている。このため、吐水ヘッド106と回転部104を隙間無く、スムーズな外観にて接続できる。
更に、弾力性のある緩衝部材134を介して、吐水ヘッド106と回転部104を接続するため、吐水ヘッド106と水栓本体部112をいっそう隙間無く密着させることができる。また、当接幅Tを大きくすることで当接面136を拡大しているため、接続にともなう圧力が分散されやすく、吐水ヘッド106の接続によって回転部104に傷が付きにくくなる。
仮に、緩衝部材134を設置しない場合には、外殻126が回転部104と直接当接することになる。この場合にも、外殻126の当接面を拡大することで、たとえば、当接面において外殻126を肉厚にすることで接続にともなう圧力を小さくしてもよい。なお、外殻126と回転部104の間に目立たない程度の隙間、たとえば、0.1〜0.6ミリメートル程度の隙間を設けた上で、外殻126と回転部104を対向させてもよい。
図6は、本実施形態における接合構造の模式図である。
本実施例においては、回転部104の一部として継手管118を設け、これを吐水ヘッド106が収容することで吐水ヘッド106と水栓本体部112を接続している。吐水ヘッド106と回転部104の境界面105は、継手管118の根元に形成される。
図7は、比較例における接合構造の模式図である。
図7は、回転部138ではなく、吐水ヘッド140に継手管142を設けるタイプを示す比較例である。回転部138の側面には斜め上方に分岐部146が形成される。吐水ヘッド140の一部としての継手管142を分岐部146に収容することで吐水ヘッド140と回転部138を接続している。吐水ヘッド140と分岐部146の境界面144は、分岐部146の先端に形成される。
本実施形態の場合、継手管118を吐水ヘッド106で覆う接続方式であるため、吐水ヘッド106の内外径に実質的な制約がない。吐水ヘッド106の内管128は、その内径を継手管118の外径と一致させる必要があるが、内管128を収容する外殻126の内外径は比較的自由に設計できる。一方、比較例の場合、吐水ヘッド140の外径を分岐部146の外径に合わせなければ境界面144に段差ができてしまう。このため、吐水ヘッド140の外径は、分岐部146の外径に規制される。
また、継手管118を吐水ヘッド106で収容する場合、回転部104の表面を境界面105にできるため、比較例に比べて境界面105が目立たないというメリットもある。また、比較例のような接続構造の場合には境界面144が目立つため、ユーザは吐水ヘッド140を引っ張ることでホースを引き出せるタイプの水栓と誤解してしまう可能性も考えられる。
比較例の場合、境界面144に隙間ができると埃などの異物が分岐部146の中に入り込みやすい。これに対して、本実施形態の境界面105に異物が入りこんでもそれが継手管118や吐水ヘッド106の中にまで入り込む可能性はほとんどない。吐水ヘッド106が斜め上方に延びるためである。
更に、比較例における継手管142は、吐水ヘッド140の突起となっている。このため、吐水ヘッド140の突起部分(継手管142)が回転部138の側面等に不意に接触することで水栓本体部を傷つけてしまうリスクがある。
本実施形態の場合、継手管118の長さに多少のばらつきがあっても、吐水ヘッド106への継手管118の挿入深度を調整することで長さのばらつきを吸収しやすい。これに対して、比較例の場合には、継手管142の長さは分岐部146の長さに制約されやすい。
本実施形態においては、吐水ヘッド106の内管128は回転部104との接続に関与するが、外殻126は直接的には関与しない。したがって、接続負荷が外殻126にかかりにくいので、外殻126の材質を比較的自由に選ぶことができる。たとえば、外殻126は、真鍮やステンレス等の金属製でもよいが、ABS樹脂やポリアセタール等の樹脂材によって形成し、これをメッキ加工してもよい。外殻126を軽量化できれば、取り換え式の吐水ヘッド106を持ち運びやすいし、より安全である。
図8は、浄水機能のない吐水ヘッド106の断面図である。図9は、吐水ヘッド106を水栓本体部112に取り付けた水栓100aの断面図である。
上述のように、吐水ヘッド106は、内管128と外殻126の二重構造となっており、内管128はOリング154を挟んで吐水口部材130に接続される。そして、吐水口部材130の出口は整流部材132によってキャップされる。整流部材132は、内管128からの流水を整流して泡沫水に変える。吐水ヘッド106の端部およびそこに接続される緩衝部材134の当接面136は、回転部104の外周形状に合わせた曲面として形成される(図8参照)。いいかえれば、吐水ヘッド106の当接面の形状と回転部104の曲面形状は一致する。ここでいう「一致」とは、吐水ヘッド106と回転部104の対向部分(接合部分)に大きな隙間、たとえば、1.0ミリメートル以上の隙間が生じない程度に吐水ヘッド106の当接面の形状を回転部104の曲面形状に近づけることをいう。
継手管118の内部には筒状部材172がねじ込まれており、内管128と筒状部材172との間をOリング152で止水している。通水口124と筒状部材172の間は別のOリング155により止水される。内管128に継手管118が挿入され、吐水ヘッド106は緩衝部材134を介して回転部104と当接する。継手管118と内管128の間にも別のOリング150が嵌入され、がたつきを防止している。内管128に継手管118が挿入されたあと、留め具120が継手管118を把持することで、吐水ヘッド106は継手管118にしっかりと固定される。
図10は、浄水機能を有する吐水ヘッド148の断面図である。図11は、吐水ヘッド148を水栓本体部112に取り付けた水栓100bの断面図である。
浄水機能を有する吐水ヘッド148も、内管170と外殻164の二重構造を有し、先端には吐水部材160が取り付けられる。吐水部材160に設けられる浄水ハンドル162は、原水と浄水を切り替えるための操作部材である。吐水ヘッド148の端部およびそこに嵌められる緩衝部材134の当接面136も、回転部104の外周形状に合わせた曲面として形成される(図10参照)。
内管170はカートリッジ保持部156と嵌合し、内管170に継手管118が挿入される。内管170とカートリッジ保持部156の間にはOリング166が挿入される。カートリッジ保持部156はまた、浄水カートリッジ158を内蔵し、吐水部材160を外せば浄水カートリッジ158は交換可能である。カートリッジ保持部156の内部には弁168がある。浄水カートリッジ158をセットするときには、浄水カートリッジ158が弁168を押し出し、内管170とカートリッジ保持部156(浄水カートリッジ158)は連通する。一方、浄水カートリッジ158が取り外されたときには、内管170内の水圧で弁168は閉じられる。弁168は、通水状態のまま浄水カートリッジ158を取り外した時に、内管170の中の水をそのまま吐水ヘッド148の先端から噴射させないための安全装置である。
以上、実施形態に基づいて、水栓100の構造、特に、吐水ヘッド106,148と、水栓本体部112との接続構造を中心として説明した。
本実施形態によれば、吐水ヘッド106,148を水栓本体部112に簡単な作業で着脱可能である。また、吐水ヘッド106,148の外殻126,164のサイズを比較的自由に設定できる。吐水ヘッド106,148と水栓本体部112の境界面105が目立たないため、取替式でありながらすっきりとしたデザインを維持できる。また、境界面105は、回転部分ではないため、回転運動と接続操作が互いに影響しない。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
本実施形態においては、浄水機能を持たない吐水ヘッド106と浄水機能を有する吐水ヘッド148の取り替えを想定して説明したが、本発明はこれに限られるものではない。たとえば、シャワー機能を持たない吐水ヘッドとシャワー機能を有する吐水ヘッドを交換してもよいし、ユーザの身体の大きさ(たとえば、大人と子ども)に合わせて長さの異なる吐水ヘッドを用意してもよい。また、腕時計のリストバンドを取り替えて気分を変えるときのように、機能に違いはなくてもデザインが違う吐水ヘッドに取り替えれば、キッチンの雰囲気を気軽に変化させることもできる。
緩衝部材134は、内管128に接続される必要はなく、外殻126に接続されてもよい。また、緩衝部材134は、独立した部品である必要はなく、内管128または外殻126の一部として一体形成されてもよい。
以上の記載から、下記の発明が認識される。
本発明のある態様における水栓は、水栓本体部と、水栓本体部に着脱可能に取り付けられる吐水ヘッドを備える。
水栓本体部は、通水部を有する支柱部と、支柱部に回転可能に取り付けられ、かつ、径方向に突出する継手管を有する回転部を有する。
吐水ヘッドは、継手管を収容した状態で、水栓本体部に取り付けられる。
吐水ヘッドは、回転部の一部として径方向に突出する継手管に接続されるため、吐水ヘッドの回転力をそのまま回転部の回転力として伝えやすくなる。
吐水ヘッドが水栓本体部に取り付けられるとき、吐水ヘッドの端部は回転部の外周面と当接してもよい。
回転部からの継手管の分岐箇所を吐水ヘッドと水栓本体部の接続面とすることができるため、接続部分が目立たず、水栓全体としてのデザインをすっきりさせやすくなる。
回転部の外周面は曲面形状を有してもよい。そして、吐水ヘッドの回転部との対向面の形状は、回転部の曲面形状と一致させてもよい。
回転部の外周面が曲面形状にあるときでも、吐水ヘッドの対向面を同様の形状に加工することで、吐水ヘッドと水栓本体部の接続部分がいっそうめだたなくなる。
吐水ヘッドの端部は緩衝部材によって覆われてもよい。吐水ヘッドは緩衝部材を介して回転部と当接してもよい。
吐水ヘッドの端部が緩衝部材に覆われるため、吐水ヘッドの端部が回転部の表面にあたって回転部が傷つくのを防ぎやすくなる。更に、緩衝部材を吐水ヘッドの外殻よりも弾性率の高いやわらかいものにすれば、吐水ヘッドと水栓本体部の密着性を高めやすくなる。
吐水ヘッドは、通水路を形成する内管が外殻に挿入される構造を有してもよい。そして、内管が継手管を収容してもよい。
外殻は吐水ヘッドと継手管との接続に直接的に関与しないため、外殻に傷がつきにくくなる。また、外殻のデザイン自由度を高めやすくなる。
本発明のある態様における吐水ヘッドは、通水部を有する支柱部と、支柱部に回転可能に取り付けられ、かつ、径方向に突出する継手管を有する回転部と、を有する水栓本体部に接続される。吐水ヘッドの端部は回転部の外周面と当接するまで継手管を収容し、外殻において周方向に延伸する差込口から挿入される留め具によって継手管を把持することにより、水栓本体部に固定される。
吐水ヘッドに継手管を挿抜するとともに留め具を挿抜することで吐水ヘッドを着脱できるため、水栓本体の吐水ヘッドを交換するのが容易となる。また、吐水ヘッドの差込口から留め具を差し込んで継手管を把持させることで、両者の接続力を簡単に強化できる。
本発明の別の態様における吐水ヘッドは、通水部を有する支柱部と、支柱部に回転可能に取り付けられ、かつ、径方向に突出する継手管を有する回転部と、を有する水栓本体部に接続される。吐水ヘッドは、通水路を形成する内管が外殻に挿入される構造を有し、内管が継手管を収容することにより、水栓本体部に接続される。
外殻は吐水ヘッドと継手管との接続に直接的に関与しないため、外殻に傷がつきにくくなる。また、外殻のデザイン自由度を高めやすくなる。
吐水ヘッドの回転部と対向する側の端部は、緩衝材によって覆われてもよい。
本発明のある態様における水栓組立方法は、通水部を有する支柱部と、支柱部に回転可能に取り付けられ、かつ、径方向に突出する継手管を有する回転部と、を有する水栓本体部に対して、吐水ヘッドの端部が回転部の外周面と対向するように、吐水ヘッドに継手管を挿入するステップと、吐水ヘッドの外殻において周方向に延伸する差込口から留め具を挿入し、留め具により継手管を把持するステップと、を備える。
100 水栓、 102 吐水ハンドル、 104 回転部、 106 吐水ヘッド、 108 支柱部、 110 通水管、 112 水栓本体部、 118 継手管、 120 留め具、 122 差込口、 126 外殻、 128 内管、 130 吐水口部材、 132 整流部材、 134 緩衝部材、 136 当接面、 138 回転部、 140 吐水ヘッド、 142 継手管、 146 分岐部、 148 吐水ヘッド、 156 カートリッジ保持部、 158 浄水カートリッジ、 160 吐水部材、 162 浄水ハンドル、 164 外殻、 168 弁、 170 内管、 172 筒状部材。

Claims (6)

  1. 水栓本体部と、前記水栓本体部に着脱可能に取り付けられる吐水ヘッドと、を備え、
    前記水栓本体部は、
    通水部を有する支柱部と、
    前記支柱部の径方向に突出する継手管と、を有し、
    前記吐水ヘッドは、前記継手管を収容した状態で、前記水栓本体部に取り付けられることを特徴とする水栓。
  2. 前記吐水ヘッドは留め具により前記継手管に固定されることを特徴とする請求項1または1に記載の水栓。
  3. 前記吐水ヘッドの下部に周方向に延出する差込口が形成され、前記差込口に前記留め具を挿入することを特徴とする請求項2に記載の水栓。
  4. 水栓本体部に着脱可能に取り付けられる吐水ヘッドであって、前記水栓本体部から突出する継手管を収容するよう前記水栓本体部に接続されることを特徴とする吐水ヘッド。
  5. 前記吐水ヘッドは留め具により前記継手管に固定されることを特徴とする請求項1または4に記載の吐水ヘッド。
  6. 前記吐水ヘッドの下部に周方向に延出する差込口が形成され、前記差込口に前記留め具を挿入することを特徴とする請求項5に記載の吐水ヘッド。
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