JPH07229006A - ポケット及びその製作方法並びにそのポケットを備えた被服 - Google Patents

ポケット及びその製作方法並びにそのポケットを備えた被服

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JPH07229006A
JPH07229006A JP4192094A JP4192094A JPH07229006A JP H07229006 A JPH07229006 A JP H07229006A JP 4192094 A JP4192094 A JP 4192094A JP 4192094 A JP4192094 A JP 4192094A JP H07229006 A JPH07229006 A JP H07229006A
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JP
Japan
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pocket
piece
cloth
cut
fabric
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JP4192094A
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English (en)
Inventor
Koichi Ishizuka
公一 石塚
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P-SU CROWN KK
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P-SU CROWN KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 所定寸法に裁断されたポケット布1を複数の
所定位置で順次複数回折り返すと共に折り返し状態で周
縁部分を縫着することにより形成される複数個のポケッ
ト部分を備えてなるポケットにある。 【効果】 基本手順としてポケット布を順次折り返すこ
とにより製作できるから、極めて容易にかつ短時間で製
作することができ、それだけ製作工数を削減できて製品
コストの低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数個のポケット部分を
有するポケット及びその製作方法並びにそのポケットを
備えた被服に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のポケットとして、一般的
には単一個のポケット部分を有する構造のものが知られ
ている。
【0003】しかし近年の生活様式の多様化や高度情報
化に伴い、常時携帯すべき用具及び備品が著しく増加す
る傾向にあり、単一個のポケットではとても間に合わな
い状態を呈しつつあるのが現状である。またそのポケッ
トの大きさも精々小型の手帳が仕舞える程度のものであ
り、その大きさからいっても使いづらい不便なものとな
っている。
【0004】このため複数個のポケット部分を有するポ
ケットを上衣やズボンに縫製するのであるが、通常複数
個のポケットを製作する手段としては、複数個のポケッ
ト布を各別に裁断し、それぞれを順次縫い付けるか、又
は一枚のポケット布を複雑に縫って製作することが考え
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】しかしながらこのような製作方法の場合、
縫製も面倒であって熟練を要することになるとともに縫
製工数が非常に掛かり、それだけ製作コストが高くな
り、製品コストの低減の要請に反することになり、この
ため特別な要求がない限り、相変わらず単一個のポケッ
トしかない被服が製造販売されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決することを目的とするもので、第一の発明は、所
定寸法に裁断されたポケット布を複数の所定位置で順次
複数回折り返すと共に折り返し状態で周縁部分を縫着す
ることにより形成される複数個のポケット部分を備えて
なるポケットにある。この際上記ポケット部分の開口部
左右両縁部に開口を部分閉止する止縫目を形成すること
ができる
【0008】また第二の発明は、ポケット布を所定寸法
に裁断し、該裁断されたポケット布を複数の所定位置で
順次複数回折り返し、この折り返し状態においてその周
縁部分を縫着して複数個のポケット部分を有するポケッ
トを縫製することを特徴とするポケットの製作方法にあ
る。
【0009】また第三の発明は、上記ポケットを備えて
なる被服にある。
【0010】
【作用】まず被服の種類や縫着位置、大きさ、形態等の
仕様に応じて、ポケット布を所定寸法に裁断し、この裁
断されたポケット布をあらかじめ設定された複数の所定
位置で順次複数回折り返し、この折り返し状態において
その周縁部分を縫着し、これによ複数個のポケット部分
を有するポケットが縫製される。
【0011】
【実施例】図1乃至図15は本発明の実施例であって、
図1乃至図9は紳士服の上衣の内ポケット部分に本発明
を適用した第一実施例、図10乃至図15はズボンの脇
ポケット部分に本発明を適用した第二実施例をそれぞれ
示している。
【0012】図1乃至図9の第一実施例において、Pは
ポケット、Wは被服であって、この場合ポケットPは被
服Wとしての上衣の前裏W1の表面に縫着目Lで縫着さ
れている。
【0013】このポケットPの製作方法は、先ず図2の
如く、被服の種類や縫着位置、大きさ、形態等の仕様に
応じて、折返し形成された型紙等を設計し、この展開し
た状態の型紙の上にポケット布1を当てて、この場合長
さ約150cm、幅約17cm程度の所定の輪郭寸法に
裁断し、次いで、折り返し状態が理解し易いようにした
図3の如く、この裁断されたポケット布1を予め型紙に
形成された折り返し箇所を用いて、複数の所定位置、こ
の場合八箇所のM1、M2、M3、M4、M5、M6、M7
8で順次谷折り、山折りを複数回折り返し、この折り
返し状態において、その裏面に図2の如く、不織布など
からなる芯布2を重ねて貼付け、また必要に応じてポケ
ット布1の上記折り返し位置の裏面に部分的に不織布か
らなる補強地布3を貼付け、かつポケット部分Pn、こ
の場合P1、P2、P3、P4の開口縁となるM2、M4、M
6、M8の山折り縁を縫目4により縁縫いし、この折り返
し状態で、図5の如く、周縁部分を縁布5でパイピング
加工により縫目5aをもって縫着することになり、これ
により図6、7の如く、高さ42cm、幅17cm程度
の大きさにして、複数個、この場合四個のポケット部分
1、P2、P3、P4を有するポケットPを製作すること
になる。
【0014】そして、この場合ポケット部分P1、P2
びP4の開口部左右両縁部に開口を部分閉止する止縫目
6を所定長さ、例えば2cm程度ずつ形成し、かつポケ
ット部分P3の開口部一方縁部に開口を部分閉止する止
縫目6を所定長さ形成し、この止縫目6に連続して止目
6aを縦方向に僅か形成し、またポケット部分P3の中
央部に縦止縫目7を5mm程度形成し、この各々の止縫
目6及び縦止縫目7の存在により収納物Fの脱落を防ぐ
ようにしている。
【0015】またこの場合ポケット部分P4の開口部中
央にベルベットファスナーやボタン、フック等からなる
開口容易な封止具8を配置し、この封止具8によっても
収納物Fの脱落を防ぐようにしている。
【0016】この第一実施例は上記構成であるから、ポ
ケット布1を所定寸法に裁断し、この裁断されたポケッ
ト布1をあらかじめ設定された複数の所定位置で順次複
数回折り返し、この折り返し状態において、その周縁部
分を縫着し、これにより複数個のポケット部分Pnを有
するポケットPを製作することができ、この場合このポ
ケットPを被服Wに縫着することになるから、被服の着
用によって、複数個のポケット部分Pnを使用すること
ができ、例えば図1の如く、ポケット部分P1にはシス
テム手帳や財布、袱紗に包んだ祝儀袋、ポケット部分P
2にも手帳や財布、携帯電話などの小物、ポケット部分
3には万年筆やボールペン、眼鏡等、ポケット部分P4
には定期券やテレホンカード、切符、煙草、印鑑等を収
納することができ、多用途で機能的なポケットの使用が
可能となり、ビジネスマンの如く、活動的な者にふさわ
しいものとなって著しく利便性を高めることができる。
【0017】また上記ポケットPは基本手順としてポケ
ット布1を順次折り返すことにより製作できるから、例
えば各々表布と裏布の二枚の布を重ねて袋状のポケット
部分を複数個製作するものに比べて、極めて容易にかつ
短時間で製作することができ、それだけ製作工数を削減
できて製品コストの低減を図ることができ、普及し易い
被服を提供することができる。
【0018】さらにこの場合上記ポケットPは、複数個
のポケット部分Pnを有してパーツとして完成されてい
るから、そのポケットPを被服の縫製にかかわりなく、
被服縫製の後からでも別途縫い付けることができ、それ
だけポケットの製作が容易となって一層のコスト低減を
図ることができる。
【0019】図10乃至図15の第二実施例は別例構造
を示し、この場合ポケットPは被服としてのズボンの前
身頃の裏面に縫着される脇ポケットに適用され、このポ
ケットPの製作方法は、先ず図10の如く、ズボンの種
類や縫着位置、大きさ、形態等の仕様に応じて、型紙等
を設計し、この展開した状態の型紙の上にポケット布1
を当てて、この場合長さ約150cm、幅約18cm程
度の所定の輪郭所定の輪郭寸法に裁断し、次いで、折り
返し状態が理解し易いようにした図11の如く、この裁
断されたポケット布1を予め型紙に形成された折り返し
箇所を用いて、複数の所定位置、この場合八箇所の
1、M2、M3、M4、M5、M6、M7で順次谷折り、山
折りを複数回折り返し、この折り返し状態において、そ
の裏面に図10の如く、必要に応じてポケット布1の上
記折り返し位置の裏面に部分的に不織布からなる補強地
布3を貼付け、かつポケット部分P2、P3、P4の開口
縁となるM2、M4、M6の山折り縁を縫目4により縁縫
いし、この折り返し状態で、図13の如く、必要な周縁
部分を縁布5でパイピング加工により縫目5aをもって
縫着することになり、これにより図14の如く、高さ3
0cm程度の大きさにして、大きなポケット部分P1
中に三個のポケット部分P2、P3、P4を有するポケッ
トPを製作することになる。
【0020】この第二実施例にあっても、上記第一実施
例と同様な作用効果をズボンの脇ポケットにおいて得る
ことができる。
【0021】尚、本発明は上記実施例に限られるもので
はなく、例えば、紳士服、婦人服やベスト、ブラウス、
コート、ジャケット、スキーウエアー、礼服、作業服、
スカート、スラックス等の種々のポケットにも適用する
ことができ、勿論ポケット部分Pnの数や大きさや構
造、形態等は適宜変更して設計されるものである。
【0022】また上記実施例では、型紙を用いている
が、自動折畳機械を採用しても同様であり、またさらに
この場合被服の縫製に関係なく、別途、パーツとしてポ
ケットPを製作し、この完成されているポケットPを縫
製した後に、そのポケットPを被服に縫製するようにし
ているが、被服の縫製と同時進行縫製されるポケットに
適用することもできる。
【0023】
【発明の効果】本発明のポケット及びその製作方法並び
にそのポケットを備えた被服は上述の如く、ポケット布
を所定寸法に裁断し、この裁断されたポケット布をあら
かじめ設定された複数の所定位置で順次複数回折り返
し、この折り返し状態において、その周縁部分を縫着
し、これにより複数個のポケット部分を有するポケット
を製作することができ、被服の着用によって、複数個の
ポケット部分を使用することができ、多用途で機能的な
ポケットの使用が可能となり、著しく利便性を高めるこ
とができ、また上記ポケットは基本手順としてポケット
布を順次折り返すことにより製作できるから、極めて容
易にかつ短時間で製作することができ、それだけ製作工
数を削減できて製品コストの低減を図ることができ、普
及し易い被服を提供することができ、その効果は顕著で
ある。
【0024】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の使用状態図である。
【図2】本発明の第一実施例のポケットの製作工程を示
す斜視図である。
【図3】本発明の第一実施例のポケットの製作工程を示
す斜視図である。
【図4】本発明の第一実施例のポケットの製作工程を示
す斜視図である。
【図5】本発明の第一実施例のポケットの製作工程を示
す斜視図である。
【図6】本発明の第一実施例のポケットの正面図であ
る。
【図7】本発明の第一実施例のポケットの縦断面図であ
る。
【図8】本発明の第一実施例のポケットの斜視図であ
る。
【図9】本発明の第一実施例のポケットの部分横断面図
である。
【図10】本発明の第二実施例のポケットの製作工程を
示す斜視図である。
【図11】本発明の第二実施例のポケットの製作工程を
示す斜視図である。
【図12】本発明の第二実施例のポケットの製作工程を
示す斜視図である。
【図13】本発明の第二実施例のポケットの製作工程を
示す斜視図である。
【図14】本発明の第二実施例のポケットの製作工程を
示す正面図である。
【図15】本発明の第二実施例のポケットの縦断面図で
ある。
【符号の説明】
P ポケット W 被服 Pn ポケット部分 1 ポケット布

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定寸法に裁断されたポケット布を複数
    の所定位置で順次複数回折り返すと共に折り返し状態で
    周縁部分を縫着することにより形成される複数個のポケ
    ット部分を備えてなるポケット。
  2. 【請求項2】 ポケット布を所定寸法に裁断し、該裁断
    されたポケット布を複数の所定位置で順次複数回折り返
    し、この折り返し状態においてその周縁部分を縫着して
    複数個のポケット部分を有するポケットを縫製すること
    を特徴とするポケットの製作方法。
  3. 【請求項3】 上記ポケット部分の開口部左右両縁部に
    開口を部分閉止する止縫目を形成してなる請求項1記載
    のポケット。
  4. 【請求項4】 上記請求項1又は3記載のポケットを備
    えてなる被服。
JP4192094A 1994-02-16 1994-02-16 ポケット及びその製作方法並びにそのポケットを備えた被服 Pending JPH07229006A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4192094A JPH07229006A (ja) 1994-02-16 1994-02-16 ポケット及びその製作方法並びにそのポケットを備えた被服
CN 94119197 CN1109716A (zh) 1994-02-16 1994-12-22 衣袋及其制作方法以及带有这种衣袋的服装

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CN (1) CN1109716A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172331A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Hisayo Irie 袋物製造法
JP2016083345A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 戸仁子 岡野 扁平体ホールダ―
CN110279174A (zh) * 2019-06-28 2019-09-27 淮南恒瑞科技有限公司 一种具有活动防鼓胀衣袋的工装上衣

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009172331A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Hisayo Irie 袋物製造法
JP2016083345A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 戸仁子 岡野 扁平体ホールダ―
CN110279174A (zh) * 2019-06-28 2019-09-27 淮南恒瑞科技有限公司 一种具有活动防鼓胀衣袋的工装上衣

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