JPH07228893A - 液体漂白剤組成物 - Google Patents
液体漂白剤組成物Info
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- JPH07228893A JPH07228893A JP6022400A JP2240094A JPH07228893A JP H07228893 A JPH07228893 A JP H07228893A JP 6022400 A JP6022400 A JP 6022400A JP 2240094 A JP2240094 A JP 2240094A JP H07228893 A JPH07228893 A JP H07228893A
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Abstract
引き起こさない液体漂白剤を提供する。 【構成】 過酸化水素、漂白活性化剤、式(I)又は
(II)で表される化合物、及び炭素数8〜24のアルキル
基、該アルキル基で置換されたアリール基等を少なくと
も1個有する界面活性剤を特定割合で含有する液体漂白
剤組成物。 【化1】 〔式中、R1は炭素数1〜20のアルキル基又はアルケニル
基等、Z は陽イオン基、 【化2】 等、Lは水素原子、−SO3M、−COOM等、Mは陽イオン基、
YはR2CO-等、R2は炭素数1〜20のアルキル基等、m は2
〜5を示す〕
Description
るものであり、さらに詳しくは貯蔵安定性に優れた過酸
化水素と反応して有機過酸を生成する漂白活性化剤を配
合した液体漂白剤組成物に関する。
は塩素系漂白剤と酸素系漂白剤に分けられるが、塩素系
漂白剤は使用できる繊維に制限があり、色、柄物には使
用できずまた独特の臭いを有していることから、これら
の欠点の無い酸素系漂白剤が最近著しく普及している。
この酸素系漂白剤のうち、過炭酸ナトリウム、過ほう酸
ナトリウムが粉末漂白剤として使用されており、また過
酸化水素は液体漂白剤として使用されている。
系漂白剤に比べて漂白力が弱く、各種漂白活性化剤が併
用される。これら漂白活性化剤としては例えばグルコー
スペンタアセテート(GPAC)などに代表されるO−
アセチル化物、テトラアセチルエチレンジアミンに代表
されるN−アシル化物、無水マレイン酸等に代表される
酸無水物などがあげられる。さらに、本発明者らは特開
昭63−233969号公報、特開昭63−31566 号公報、特開昭
64−68347 号公報、特開平1−190654号公報等に開示さ
れているように、過酸化水素と反応して、第4級アンモ
ニウム基を有する有機過酸を生成する化合物が漂白活性
化剤として極めて優れていることを見出した。さらに、
陰イオン基を有する有機過酸前駆体の例が特公昭63−12
520 号公報に開示されている。
イルドな条件で過酸化水素と反応して有機過酸を生成す
る化合物であり、このため過酸化水素に対して一般的に
不安定である。この理由から通常これら漂白活性化剤は
液体漂白剤として使用することは困難であり、乾燥状態
を保つために固体状過酸塩とこれら漂白活性化剤の乾燥
粒子との混合物からなる組成物として使用されるのが一
般的である。
た液体状の漂白剤組成物として特開昭62−230897号公報
には過酸化水素を含む酸性水溶液中に固体状の漂白活性
化剤を分散させてなる貯蔵安定性に優れ、低温で活性を
示す組成物が開示されている。しかし、この組成物は漂
白活性化剤が分散していることから貯蔵中に沈澱分離
し、使用にあたっては趣向を著しく損なうものであっ
た。さらにこの組成物には、漂白活性化剤が水溶液中に
保存されることにより、徐々に分解し、使用時に満足な
漂白力が得られないという問題があった。さらにこの組
成物は漂白活性化剤が分散して存在しており、実際の漂
白時に漂白活性化剤が溶け残り、それが被漂白物に付着
するとその部分の染料が脱色するという問題があった。
は、貯蔵安定性に極めて優れ、また染料の脱色を引き起
こさない液体漂白剤を提供することである。
を解決するため鋭意検討した結果、特定の成分を組み合
わせることにより目的を達成し得ることを見出し本発明
を完成するに至った。即ち、本発明は、下記(a) 成分を
0.3〜30重量%、(b) 成分を 0.1〜20重量%、(c) 成分
を 0.001〜0.5 重量%及び(d) 成分を 0.1〜30重量%含
有し、(b) 成分と(d) 成分の重量比が〔(b) 成分〕/
〔(d) 成分〕=1/50〜5/1であることを特徴とする
液体漂白剤組成物を提供するものである。 (a) 成分:過酸化水素 (b) 成分:過酸化水素と反応して有機過酸を生成する漂
白活性化剤 (c) 成分:一般式(I)で表される化合物もしくは一般
式(II)で表される化合物、又はこれらの混合物
しくはアルケニル基を示すか、又は該アルキル基もしく
はアルケニル基で置換していてもよいアリール基を示
す。 Z :水素原子もしくは陽イオン基を示すか、又は炭素数
1〜12のアルキル基もしくはアルケニル基を示すか、又
は式
子、−SO3M、−COOMもしくは−OHを示すか、又は直鎖も
しくは分岐鎖の炭素数1〜20のアルキル基もしくはアル
ケニル基を示す。M の意味については後記する。 M :陽イオン基を示す。〕
R2は直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜20のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。 m :2〜5の数を示す。 M :前記の意味を示す。〕 (d) 成分:下記(i)〜(ii)からなる群より選ばれる
少なくとも一種の界面活性剤。 (i)直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜24のアルキル基又は
アルケニル基を少なくとも1個有する界面活性剤。 (ii)炭素数8〜24のアルキル基で置換されたアリール
基を少なくとも1個有する界面活性剤。
活性化剤としては、一般式 (VI) で表される化合物が好
ましい。
アンモニウム基を有していてもよい、直鎖もしくは分岐
鎖の炭素数1〜24のアルキル基もしくはアルケニル基を
示すか、又は炭素数1〜20のアルキル基もしくはアルケ
ニル基で置換していてもよいアリール基を示す。 G :陰イオン性基を含む脱離基を示す。 p :0又は1を示す。〕 一般式 (VI) において G基の例としては例えば次のもの
が挙げられる。
- , −OR9−OSO3J 〔式中、 R9:直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜18のアルキレン基を示
す。 J :H 、アルカリ金属(Na、K 等)、アルカリ土類金属
又はNH4 +を示す。〕 一般式 (VI) で表される漂白活性化剤として好ましい化
合物は例えば次のようなものが挙げられる。
される(c) 成分としては、一般式(I)で表される化合
物もしくは一般式(II)で表される化合物、又はこれら
の混合物が使用される。混合物で使用される場合、その
重量比は(I)/(II)=0/100〜100 /0である。
示すが、陽イオン基としては、NH4 +、アルカリ金属(N
a、K 等)イオン等が例示される。一般式(I)で表さ
れる化合物の例を挙げれば次の通りである。
合物が好ましい。
す。〕 一般式(II)で表される化合物の中でも一般式(II−
1)で表される化合物が好ましい。
す。〕 この中でも次の化合物がさらに好ましい。
分として、下記(i)〜(ii)からなる群より選ばれる
少なくとも一種の界面活性剤が使用される。 (i)直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜24のアルキル基又は
アルケニル基を少なくとも1個有する界面活性剤。 (ii)炭素数8〜24のアルキル基で置換されたアリール
基を少なくとも1個有する界面活性剤。
の条件を満足するアルキルベンゼンスルホン酸塩類、ア
ルキルまたはアルケニルエーテル硫酸塩類、アルキルま
たはアルケニル硫酸塩類、オレフィンスルホン酸塩類、
アルカンスルホン酸塩類、飽和または不飽和脂肪酸塩
類、アルキルまたはアルケニルエーテルカルボン酸塩
類、α−スルホ脂肪酸塩類またはα−スルホ脂肪酸エス
テル類、ポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニル
エーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル類、高級脂肪酸アルカノールアミド類またはそのア
ルキレンオキサイド付加物、ショ糖脂肪酸エステル類、
アミンオキサイド類、アルキルグリコシド類、スルホベ
タイン類、カルボベタイン類などが挙げられる。
面活性剤、一般式 (IV) で表される界面活性剤及び一般
式(V)で表される界面活性剤からなる群より選ばれる
少なくとも一種が好ましい。 R3O(QO)n H (III) 〔式中、 R3:アミド基、エステル基もしくはエーテル基を有して
いてもよい、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数10〜24のアル
キル基もしくはアルケニル基を示すか、又は炭素数8〜
24のアルキル基で置換されたアリール基を示す。 Q :分岐していてもよい炭素数2〜3のアルキレン基を
示す。 n :2〜30の数を示す。〕
a H で表される基を示す。ここでQ は前記の意味を示
し、a は0〜30の数を示す。 R6:−OH基を有していてもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素
数1〜10のアルキレン基を示す。 E :−SO3 -,−OSO3 - ,−OPO3 - 又は−COO-を示す。〕
いてもよい、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜24のアル
キル基もしくはアルケニル基を示すか、又は−(QO)a H
で表される基を示す。ここでQ 、a は前記の意味を示
す。 X-:陰イオン基を示す。〕 これらの界面活性剤の具体例を挙げれば次のとおりであ
る。
使用してもよいが、2種以上の混合物で使用してもよ
い。
て、(a) 成分の配合量は組成物中 0.3〜30重量%、好ま
しくは 0.5〜20重量%、(b) 成分の配合量は 0.1〜20重
量%、好ましくは 0.1〜10重量%、より好ましくは 0.5
〜5重量%、(c) 成分の配合量は 0.001〜0.5 重量%、
好ましくは 0.001〜0.25重量%、より好ましくは0.001
〜0.1 重量%、(d)成分の配合量は 0.1〜30重量%、好
ましくは0.5〜20重量%、より好ましくは0.5〜15重量%
である。この場合において、(b) 成分と(d) 成分は重量
比にて〔(b)成分〕/〔(d) 成分〕=1/50〜5/1、
好ましくは1/20〜2/1の割合で配合される。
は充分な漂白性能を得ることができない。一方、30重量
%を超える場合は過酸化水素そのものの保存安定性が不
安定となるため危険である。 (b) 成分の配合量が 0.1重量%未満の場合は充分な漂白
性能を得ることができない。一方、20重量%を超える場
合は色柄物を脱色する傾向がある。 (c) 成分の配合量が 0.001重量%未満の場合は(b) 成分
の貯蔵安定性が劣る傾向となり、一方、0.5 重量%を超
える場合は繊維に対する再汚染性の問題がある。 (d) 成分の配合量が、0.1 〜30重量%の範囲以外の場合
は充分な漂白性能が得られない傾向となる。 そして、(b) 成分と(d) 成分の重量比〔(b) 成分〕/
〔(d) 成分〕が1/50未満の場合、充分な漂白性能が得
られない上、再汚染性の虞れがあり、一方、5/1を超
える場合(b) 成分の貯蔵安定性が劣る傾向となる。
分の他に通常添加される公知の成分を添加することがで
きる。例えばビルダーとして、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸
塩、ケイ酸塩、リン酸塩等の水溶性無機ビルダー、ゼオ
ライト等の水不溶性無機ビルダーの他、エチレンジアミ
ン四酢酸塩、ニトリロトリ酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸
塩等の有機ビルダーを用いることができる。また過酸化
物あるいは過酸化水素付加体の安定剤として公知の硫酸
マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、塩化マグネシウ
ム、ケイフッ化マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸
化マグネシウムなどのマグネシウム塩およびケイ酸ソー
ダのようなケイ酸塩類を用いることができる。さらに必
要に応じてカルボキシメチルセルロース、ポリビニルピ
ロリドン、ポリエチレングリコールのような再汚染防止
剤、アルキル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキル
エーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−
オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸石鹸などの陰イオ
ン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルフェノール
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、高級
脂肪酸のモノあるいはジエタノールアミド、アミンオキ
シドなどの非イオン界面活性剤、ベタインなどの両性界
面活性剤、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セル
ラーゼなどの酵素、蛍光増白剤、染料、顔料、香料など
を添加することができる。また、本発明の液体漂白剤組
成物は、従来公知の衣料用洗剤と混合して使用すること
もできる。
上記 (a)〜(d) 成分を水中に溶解又は分散させたもので
あるが、低温での液の安定化及び凍結復元性を改善した
り、高温での液分離を防止する目的でハイドロトロープ
剤を配合しても差し支えない。このようなハイドロトロ
ープ剤としては、一般的には、トルエンスルホン酸塩、
キシレンスルホン酸塩などに代表される短鎖アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、エタノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グ
リセリン等に代表されるアルコールおよび多価アルコー
ル等が挙げられる。
レート剤を配合することができる。キレート剤として
は、 (1) フィチン酸等のリン酸系化合物又はこれらのアルカ
リ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (2) エタン−1,1 −ジホスホン酸、エタン−1,1,2 −ト
リホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1 −ジホス
ホン酸およびその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2 −
トリホスホン酸、エタン−1,2 −ジカルボキシ−1,2 −
ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホ
ン酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (3) 2−ホスホノブタン−1,2 −ジカルボン酸、1−ホ
スホノブタン−2,3,4 −トリカルボン酸、α−メチルホ
スホノコハク酸等のホスホノカルボン酸又はこれらのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (4) アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミ
ノ酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (5) ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエー
テルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、
トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミ
ノポリ酢酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカ
ノールアミン塩 (6) ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメ
チルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ
酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボ
キシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸などの有
機酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (7) ゼオライトAに代表されるアルミノケイ酸のアルカ
リ金属塩又はアルカノールアミン塩 (8) アミノポリ(メチレンホスホン酸)もしくはそのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、又はポリ
エチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)もしく
はそのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 等が挙げられる。これらの中で上記(2) 、(5) 、(6) 、
(7) から選ばれる少なくとも一種が好ましい。このよう
なキレート剤の量は、液体漂白剤組成物に対し、0.0005
〜5重量%、好ましくは0.01〜1重量%が望ましい。
合物を含有させることができる。例えば、過酸化水素の
安定化剤として知られているリン酸、バルビツール酸、
尿酸、アセトアニリド、オキシキノリンやフェナセチン
などに代表されるアミノポリカルボン酸類、及び、DL
−α−トコフェロール、没食子酸誘導体、ブチル化ヒド
ロキシアニソール(BHA)、2,6 −ジ−tert−ブチル
−4−メチルフェノール(BHT)などを添加すること
ができる。これらの安定化剤の添加量は過酸化水素の濃
度にもよるが通常0〜5重量%程度、好ましくは0.01〜
3重量%含有させるのがよい。
して公知の物質を含むことができる。このような物質と
しては、フェニルアラニン、ヒスチジン、リジン、チロ
シン、メチオニン等のアミノ酸及びアミノ酸塩類、及び
ヒドロキシイミノジ酢酸等のアミノ又はイミド化合物、
さらには、アクリロニトリルと第四級アンモニウム基を
有するアクリロニトリルと共重合可能なモノマーの1種
又は2種以上とのコポリマー等である。なお、アミノ酸
には光学異性体が存在するが、本発明の効果においては
光学異性体は関与しない。従って、化学的に合成したア
ミノ酸を使用することも可能である。
めに蛍光増白剤として、チノパール(Tinopal)CBS
〔チバ・ガイギー(Ciba−Geigy)社製〕、チノパール
(Tinopal)SWN〔チバ・ガイギー(Ciba−Geigy)社
製〕や、カラー・インデックス蛍光増白剤28,40,61,
71などのような蛍光増白剤を0〜5重量%添加しても良
い。
勝手を向上させる目的で増粘剤を0〜20重量%添加する
ことが可能である。このような増粘剤は、一般的には、
ポリアクリル酸塩、アクリル酸マレイン酸共重合体、カ
ルボキシメチルセルロース誘導体、メチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロースといった合成高分子、キサ
ンタンガム、グアーガム、ケルザンといった天然高分
子、モンモリロナイト、ビーガムといった水膨潤性粘土
鉱物などである。又、特開平1−319600号公報に記載さ
れているような、両性界面活性剤とアニオン界面活性剤
を組み合わせることで粘弾性レオロジー特性を持たせる
ことも可能である。
な着色剤、香料、シリコーン類、殺菌剤、紫外線吸収
剤、無機電解質等の種々の微量添加物を適量(各々0〜
約2重量%程度)配合することができる。なお、染料と
しては、酸性溶液で耐過酸化水素性を有する酸性染料が
特に好ましい。又、本発明において、漂白性能を向上さ
せるため、従来公知の酵素(セルラーゼ、アミラーゼ、
プロテアーゼ、リパーゼ等)を必要に応じ、配合するこ
とができる。
好ましくは 3.5以下とすることが望ましい。pHを調整す
るためには、硫酸、リン酸のような無機酸や、トルエン
スルホン酸、ベンゼンスルホン酸のような有機酸を使用
したり、前述のキレート剤やアニオン界面活性剤を酸の
形で添加したり、必要に応じて水酸化ナトリウムや水酸
化カリウムのような苛性アルカリを用いて調整するのが
良い。又、本発明の液体漂白剤組成物は、硫酸、塩酸及
びリン酸、並びにこれらのアルカリ金属塩及びこれらの
アルカリ土類金属塩からなる群より選ばれる少なくとも
一種(例えば、NaCl、Na2SO4、H3PO4 等)を0〜5重量
%含有しても差し支えない。
れ、また染料の脱色を引き起こさない液体漂白剤を提供
することができる。
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
ト、冷却管を取り付けた1リットル4つ口フラスコにラ
ウリン酸メチル 100g(0.45モル)を仕込み、50℃で滴
下ロートより液体SO3 35.7gを約1時間かけて滴下し
た。その後60℃で約2時間熟成した後、39gのNaOHを予
め溶解させておいた 500gのイオン交換水に注ぎ込み、
約1時間攪拌した。その溶液を凍結乾燥させることによ
り化合物(c−1)を得た。収率43%。 合成例2 化合物(c−2)の合成
へ変換し、該酸塩化物とフェノールをエステル化反応さ
せることにより目的化合物(c−2)を得た。収率87
%。 合成例3 化合物(c−3)の合成
用して、通常のスルホン化反応を行うことにより目的化
合物(c−3)を得た。収率62%。 合成例4 化合物(c−4)の合成
ト、冷却管を取り付けた1リットル4つ口フラスコにフ
ェノール 100g(1.1 モル)、ジクロロメタン 300gを
仕込み、40℃で液体SO3 176 g(2.2 モル)を約1時間
かけて滴下した。40℃で1時間熟成させた後、ジクロロ
メタンを減圧留去し、48%NaOH水溶液で中和し、減圧乾
燥器で得られた粉末を乾燥させた。このものをメタノー
ルと水の混合溶媒で再結晶させた。次いでこの再結晶で
得られた粉末を DMF(ジメチルホルムアミド)を溶媒と
してラウリン酸クロリドと通常のエステル化を行うこと
により化合物(c−4)を得た。収率24%。
として化合物(c−1)〜(c−4)を、(d) 成分として界
面活性剤(d−1)〜(d−5)を、キレート剤として化合
物(e−1)を用い、表1及び表2に示す配合組成で液体
漂白剤を調製し、それぞれの漂白性能、貯蔵安定性及び
脱色防止性を下記方法で測定した。結果を表1及び表2
に示す。なお、表1及び表2に示す配合組成は 0.5N硫
酸水溶液によりpH2に調整した。
た後、試料組成物中の有機過酸を生成する漂白活性化剤
の量を測定し、次式により有効漂白活性化剤残存率を算
出した。
溶液に表1及び表2に示す漂白剤組成物を40ml添加し、
下記のように調製した紅茶汚染布を5枚ずつ15分間浸漬
させた。その後水道水ですすぎ、乾燥させ次式によって
漂白率を算出した。尚、漂白剤組成物は、貯蔵前のもの
と、表1及び表2に示す条件で貯蔵後のもののそれぞれ
について漂白性能を測定した。紅茶汚染布の漂白率
P で460nm フィルターを使用して測定した。
交換水にて約15分間煮沸後、糊抜きしたさらし木綿でこ
し、この液に木綿金布#2003を浸し、約15分間煮沸し
た。そのまま火よりおろし、約2時間程度放置後自然乾
燥させ、洗液に色がつかなくなるまで水洗し、脱水、プ
レス後、10cm×10cmの試験片とし、実験に供した。
顕色剤;Fast Red GBase)で染めた木綿布(10cm×10c
m)を用意する。0.133 %市販洗剤液(pH=10.2) の入
った2リットル水溶液に表1及び表2に示す漂白剤組成
物を40ml添加し、5枚ずつ30分間浸漬させその後水道水
ですすぎ、乾燥させた。この操作を20回繰り返し、脱色
の程度を下記の4段階で評価した。 ・全く脱色していない ・・・
◎ ・少しうすくなっているが、全く気にならない ・・・
○ ・部分的に脱色している ・・・
△ ・脱色が布全体に広がっている ・・・
×
Claims (3)
- 【請求項1】 下記(a) 成分を 0.3〜30重量%、(b) 成
分を 0.1〜20重量%、(c) 成分を 0.001〜0.5 重量%及
び(d) 成分を 0.1〜30重量%含有し、(b) 成分と(d) 成
分の重量比が〔(b) 成分〕/〔(d) 成分〕=1/50〜5
/1であることを特徴とする液体漂白剤組成物。 (a) 成分:過酸化水素 (b) 成分:過酸化水素と反応して有機過酸を生成する漂
白活性化剤 (c) 成分:一般式(I)で表される化合物もしくは一般
式(II)で表される化合物、又はこれらの混合物 【化1】 〔式中 R1:直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜20のアルキル基も
しくはアルケニル基を示すか、又は該アルキル基もしく
はアルケニル基で置換していてもよいアリール基を示
す。 Z :水素原子もしくは陽イオン基を示すか、又は炭素数
1〜12のアルキル基もしくはアルケニル基を示すか、又
は式 【化2】 で表される基を示す。ここで、L は水素原子、−SO3M、
−COOMもしくは−OHを示すか、又は直鎖もしくは分岐鎖
の炭素数1〜20のアルキル基もしくはアルケニル基を示
す。M の意味については後記する。 M :陽イオン基を示す。〕 【化3】 〔式中、 Y :水素原子又は式R2CO−で表される基を示す。ここで
R2は直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜20のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。 m :2〜5の数を示す。 M :前記の意味を示す。〕 (d) 成分:下記(i)〜(ii)からなる群より選ばれる
少なくとも一種の界面活性剤。 (i)直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜24のアルキル基又は
アルケニル基を少なくとも1個有する界面活性剤。 (ii)炭素数8〜24のアルキル基で置換されたアリール
基を少なくとも1個有する界面活性剤。 - 【請求項2】 (c) 成分が一般式(I−1)で表される
化合物、もしくは一般式(II−1)で表される化合物、
又はこれらの混合物である請求項1記載の液体漂白剤組
成物。 【化4】 〔式中、R1、L 、M :前記の意味を示す。〕 【化5】 〔式中、R2、M 、m :前記の意味を示す。〕 - 【請求項3】 (d)成分が一般式(III) で表される界面
活性剤 一般式 (IV)で表される界面活性剤及び一般式
(V)で表される界面活性剤からなる群より選ばれる少
なくとも一種である請求項1又は2記載の液体漂白剤組
成物。 R3O(QO)n H (III) 〔式中、 R3:アミド基、エステル基もしくはエーテル基を有して
いてもよい、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数10〜24のアル
キル基もしくはアルケニル基を示すか、又は炭素数8〜
24のアルキル基で置換されたアリール基を示す。 Q :分岐していてもよい炭素数2〜3のアルキレン基を
示す。 n :2〜30の数を示す。〕 【化6】 〔式中、 R3:前記の意味を示す。 R4,R5:炭素数1〜5のアルキル基を示すか又は−(QO)
a H で表される基を示す。ここでQ は前記の意味を示
し、a は0〜30の数を示す。 R6:−OH基を有していてもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素
数1〜10のアルキレン基を示す。 E :−SO3 -,−OSO3 - ,−OPO3 - 又は−COO-を示す。〕 【化7】 〔式中、 R3,R4,R5:前記の意味を示す。 R7:アミド基、エステル基もしくはエーテル基を有して
いてもよい、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜24のアル
キル基もしくはアルケニル基を示すか、又は−(QO)a H
で表される基を示す。ここでQ 、a は前記の意味を示
す。 X-:陰イオン基を示す。〕
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