JPH0722761A

JPH0722761A - 歪み軽減装置及びその使用方法

Info

Publication number: JPH0722761A
Application number: JP14342594A
Authority: JP
Inventors: Kevin L Engelbert; ローンエンゲルバートケヴィン
Original assignee: Microsoft Corp
Current assignee: Microsoft Corp
Priority date: 1993-06-24
Filing date: 1994-06-24
Publication date: 1995-01-24
Also published as: TW221317B; EP0631345A1; CA2125836A1

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は、引張力がかけられても破断しないよ
うにワイヤーケーブルを保護する歪み軽減装置と方法を
提供することを目的とする。【構成】ハウジング(20)内の１対のポスト(26,28) を使
った歪み軽減装置(18)で、ワイヤーケーブル(22)はポス
トの周りをまわり、引張力がケーブルにかけられると、
ワイヤーケーブルの一部が他の部分を押し、それをポス
トの１つに押しつけるようになっている。ワイヤーケー
ブルはポストの１つに締めつけられる。引張力が増す
と、締めつける力はこれに比例して増加する。歪み軽減
装置は高さが低く、ワイヤーケーブルの直径にほぼ等し
い高さである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電気ワイヤーケーブル
の歪みを軽減する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ワイヤーケーブルは電気器具を結合する
のにひんぱんに使用される。電気コードは、電気器具の
ハウジングに電力を供給する普通の電気ワイヤーケーブ
ルである。指示装置をコンピュータに接続するデータケ
ーブルは、ワイヤーケーブルの他の例である。全ての電
気ワイヤーケーブルは、それが電力又はデータ信号を搬
送するか否かにかかわらず歪み軽減を行って、ワイヤー
ケーブルが破断しないように、またそれが取り付けられ
るハウジングから引き離されないようにするべきであ
る。図１に示すように、従来の歪み軽減装置２は、一般
にワイヤーケーブル４をハウジング８への入口６の箇所
で動かないようにする。ワイヤーケーブル４は入口の箇
所でしっかり固定される。一般に導線を収容する被覆が
歪み軽減装置２に結合されている。この方法の欠点は、
ワイヤーケーブル４に引張力が作用したとき被覆が歪み
軽減装置２に結合されているので動かないということで
ある。しかし、ワイヤーケーブル４内のワイヤー導線は
被覆とは異なる割合で伸び、ワイヤーケーブル４に引張
力が作用したとき動きがちである。

【０００３】それゆえ、引張力が作用しても破断しない
ようにワイヤーケーブルを保護する歪み軽減装置が望ま
しい。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
を解決することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、ワイヤーケー
ブルが内部に配設されるハウジングを備えたワイヤーケ
ーブルの歪み軽減装置により具現化される。ワイヤーケ
ーブルは、それが進入可能な大きさの孔を通ってハウジ
ングに進入する。ハウジング内に固定された第１、第２
ポストは、ワイヤーケーブルが第１ポストの１端を通過
して第２ポストの周りをまわれるように間隔があけら
れ、ワイヤーケーブルが第１ポストの近くでそれ自体に
押しつけられるようになっている。ワイヤーケーブルに
応力がかけられると、ワイヤーケーブルはそれ自体によ
ってポストの周りに締めつけられる。１実施例では、ワ
イヤーケーブルがポストに接触する領域の近くに垂直の
隆起部を含む。隆起部がワイヤーケーブルのスリップを
防ぐ。ワイヤーケーブルを孔に導くために、案内トンネ
ル使うこともできる。１対の案内ポストを、ハウジング
内の第１、第２ポストから回路へワイヤーケーブルの道
をつけるために使うこともできる。

【０００６】

【実施例】例示の目的のための図２、図３に示すよう
に、本発明はワイヤーケーブル２２の歪みを軽減するた
めに、ハウジング２０内に取り付けられた歪み軽減装置
１８により具現化される。本発明の装置は、引張力がワ
イヤーケーブルに作用したときワイヤーケーブル２２が
破断するのを防ぐものである。図２に示すように、ワイ
ヤーケーブル２２は、その中に装置１８を含むハウジン
グ２０内に取り付けられている。ワイヤーケーブル２２
は、底面ハウジングカバー２３に設けられたワイヤーケ
ーブルが自由に通過できる大きさの孔２４を通って、ハ
ウジング２０内に入る。孔２４の大きさは、孔自体は歪
み軽減を行わないような大きさになっている。図３に示
すように、装置１８はそれぞれハウジング内に配置さ
れ、底面ハウジング２０の内側にしっかり固定された第
１、第２ポスト２６、２８を含む。ポスト２６、２８
は、プラスチック材料製の底面ハウジングカバー２３と
一体成形され、これにしっかり固定されている。ポスト
２６、２８は、選択的に接着剤、ネジその他の公知の固
定手段によりハウジング２０に取り付けることもでき
る。また、ポスト２６、２８は、プリント回路基板のよ
うな中間の板に取り付け、それを次にハウジング２０に
しっかり取り付けることもできる。本発明は、ポスト２
６、２８をハウジング２０内に固定する方法に制限され
るものではない。

【０００７】ポスト２６、２８はそれぞれ保持部材３２
を有し、該保持部材はポストの頭部に取り付けられ、ポ
ストの外に突き出し、ポストの周りに部分的に延びる縁
を形成している。以下に詳述するように、ワイヤーケー
ブル２２は、ポスト２６、２８の周りに巻かれる。部材
３２は、ワイヤーケーブル２２がポスト２６、２８の上
方に滑って外れるのを防ぐ。この好適な実施例では、保
持部材３２はポスト２６、２８から外側の一方の側に突
き出し、ワイヤーケーブル２２をより容易にポスト２
６、２８の周りに取り付けられるようになっている。図
４に示すように、ポスト２６、２８は、参照番号３０で
示す高さであり、これはワイヤーケーブル２２の直径よ
り大きい。一方、高さ３０はワイヤーケーブル２２の直
径より少し小さくして、ぴったり合い、ワイヤーケーブ
ル２２をポスト２６、２８の周りの位置に保持するよう
にすることができる。もし、ワイヤーケーブル２２が平
らなケーブルであるなら、ワイヤーケーブルの平らな側
が保持部材３２の下に合い、ポスト２６、２８に対して
平らになる。本発明に原則に従えば、歪み軽減装置１８
の全体の大きさはほぼワイヤーケーブル２２の大きさで
ある。歪み軽減装置１８は、スペースが制限され、低い
外形の歪み軽減装置の必要性がある場合に使用すること
ができる。

【０００８】ポスト２６、２８は、ワイヤーケーブル２
２がその間を通れるだけの十分なスペースがその間にで
きるようにハウジング２０内で離れて配置されている。
ワイヤーケーブル２２は、ハウジング２０内の電子回路
（図示せず）に接続可能な自由端３４を有する。ワイヤ
ーケーブル２２は、その自由端３４から始まり、通路を
通って、第１ポスト２６の第１側面２６ａと接触する。
ワイヤーケーブル２２の通路はそれから第２ポスト２８
の周りをまわり、ワイヤーケーブルが戻ってループを形
成し、第１ポスト２６の第１側面２６ａに隣接する位置
３６でそれ自体に接触するようになっている。ワイヤー
ケーブル２２は、次に第２ポスト２８から真っ直ぐに孔
２４を通ってハウジング２０の外へ出ていく。底面ハウ
ジングカバー２３のケーブルトンネル３８が、ワイヤー
ケーブル２２が孔２４を通るように案内する。第１、第
２ポスト２６、２８が、孔２４に対して適当な位置に配
置され、その結果、ワイヤーケーブル２２には第２ポス
トと孔の間に延びるストレート部分２２ａと、第１ポス
トの第１側面２６ａの周りを通るためストレート部分に
向かって曲がっている曲線部分２２ｂができるようにな
っている。第１ポスト２６の第１側面２６ａはワイヤー
ケーブル２２のストレート部分２２ａに向いている。ワ
イヤーケーブルのハウジング２０の外の部分に引張力を
かけることでワイヤーケーブル２２に張力がかかるの
で、第１ポスト２６はワイヤーケーブル２２のストレー
ト部分２２ａに十分近接して配置され、ストレート部分
がワイヤーケーブルの曲線部分２２ｂを上記３６の位置
領域で押すようになっていて、ワイヤーケーブルの曲線
部分を第１ポスト２６の第１側面２６ａに対して締めつ
ける力で押すようになっている。それにより、自己固定
性歪み軽減が供給される。ワイヤーケーブル２２に掛け
られる引張力が大きければ大きいほど、その結果として
締め付ける力は大きくなる。ワイヤーケーブル２２は、
図１に示す公知技術で一般に行われているように、ワイ
ヤーケーブルがハウジング２０に入る孔でワイヤーケー
ブルを固く固定することを要しない方法で歪みが軽減さ
れる。

【０００９】第１ポスト２６は一般に断面形状は円形で
あり、保持部材３２がワイヤーケーブル２２が第１ポス
ト２６に接する第１側面２６ａの側に外に突き出し、ワ
イヤーケーブルの上に延びこれを所定位置に保持する。
また、第１ポスト２６の保持部材３２は、第１ポスト２
６の周りに円周方向全体に設けることもできる。図４に
最もよく示すように、第１ポスト２６は保持部材３２の
下の第１側面２６ａの上に複数の隆起部４０を有し、ワ
イヤーケーブル２２が第１ポストに対してスリップする
のを防止する。第１ポスト２６の第１側面２６ａは垂直
断面で見ると弓形断面である。隆起部４０は第１ポスト
２６に対し軸方向に向き、ワイヤーケーブル２２が隆起
部にほぼ垂直に延びるようになっている。ワイヤーケー
ブル２２のハウジング２０の外の部分に引張力をかける
ので、ストレート部分２２ａが曲線部分２２ｂを押し、
それが次に垂直隆起部４０に押しつけられスリップを防
止する。引張力が大きければ大きいほど、曲線部分２２
ｂは垂直隆起部にそれだけ強く押しつけられる。一方、
隆起部４０の代わりに歯のような突起部を設けてスリッ
プを防止することもできる。図５に示すように、第２ポ
スト２８は断面弓形表面を有する第１側面２８ａを有す
る。第２ポスト２８の保持部材３２がワイヤーケーブル
２２が第２ポストに接する第１側面２８ａの側に外に突
き出し、ワイヤーケーブルの上に延びこれを所定位置に
保持する。第１ポスト２６と同様に、第２ポスト２８の
保持部材３２は、第２ポスト２８の周りに円周方向全体
に設けることもできる。第２ポスト２８はまた、Ｖ型を
形成するように相互に向いた１対のほぼ平らな第２、第
３側面２８ｂ、２８ｃを有する。第２ポスト２８の第３
側面２８ｃは、その側面が平らな表面が孔２４とケーブ
ルのトンネル３８の側面と整列するような方向を向いて
いて、ワイヤーケーブル２２の直線部分２２ａが、第２
ポスト２８の第１側面２８ａと孔の間をほぼ直線通路で
通過するようになっている。第２ポスト２８の第２側面
２８ｂは、ワイヤーケーブル２２が第１ポスト２６と第
２ポスト２８の第１側面２８ａの周りの間を通過すると
き、第２ポスト２８の周りをより鋭角で曲がれるような
角度を向いている。それに加え、Ｖ型により引張力がワ
イヤーケーブル２２に作用したときポスト２８が破壊す
るのを防ぐ程高い強度が与えられる。第２ポスト２８は
その保持部材３２の下の第１側面２８ａの上に複数の垂
直の隆起部４０を有し、ワイヤーケーブル２２が第２ポ
ストにおいてスリップするのを防止する。

【００１０】また、第１、第２案内ポスト４４、４６
は、それぞれハウジングカバー２３と一体成形される。
案内ポスト４４、４６は、ワイヤーケーブル２２が第１
ポスト２６からワイヤーケーブルの自由端がハウジング
２０内で結合されている電子回路（図示せず）へ通過す
るとき、ワイヤーケーブル２２を案内する。第１案内ポ
スト４４はケーブルトンネル３８の１つの側面の近くに
配置され、曲線部分２２ｂの通路を形成するように位置
して、第１ポスト２６の第１表面２６ａに沿ってストレ
ート部分２２ａから離れる方向に曲がるようにする。第
２案内ポスト４６は、ワイヤーケーブル２２がその間を
通れる距離だけ第１案内ポスト４４から離れている。第
１、第２ポスト２６、２８と第１、第２案内ポスト４
４、４６は、例示した以外の形をとることもできること
に留意されたい。第１、第２ポスト２６、２８は、ワイ
ヤーケーブルが切断するのを防ぐため、ポストがワイヤ
ーケーブル２２に接触する鋭い角を少なくするような形
にするのが好ましい。本発明は、ワイヤーケーブル２２
に締める力を供給するため、第１、第２ポスト２６、２
８以外のものも使って実施することもできる。例えば、
同じ目的を達成するために３つのポストを間隔をあけて
設置することもできる。また、案内ポスト４４、４６を
除去することもできる。

【００１１】

【発明の効果】本発明では、ワイヤーケーブル２２は、
従来技術でよくあったハウジングがワイヤーケーブルを
保持する場所でのワイヤーケーブルの破損を防止するよ
うな方法でハウジング２０にしっかり固定されている。
本発明の歪み軽減装置１８は、生産することができ、ま
た異なる型と大きさのワイヤーケーブル用の大きさとす
ることができる。前述の記載では本発明の特定の実施例
を述べたが、上述の開示は例示のためであり、本発明の
原理の中で詳細は変えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ワイヤーケーブルの歪みを除去するために使わ
れる従来の装置である。

【図２】本発明の歪み軽減装置が取り付けられているコ
ンピューター指示装置のハウジングの底面平面図であ
る。

【図３】図２のハウジング用のハウジング底面カバーの
上面平面図であり、本発明の歪み軽減装置を示すためハ
ウジングから底面カバーを取り外した状態を示す。

【図４】本発明の歪み軽減装置を１つの側から見た状態
を示す図２のハウジングの底面カバーの斜視図である。

【図５】本発明の歪み軽減装置を他の側から見た状態を
示す図２のハウジングの底面カバーの斜視図である。

【符号の説明】

２・・歪み軽減装置４・・ワイヤーケーブル６・・入口８・・ハウジング１８・・歪み軽減装置２０・・ハウジング２２・・ワイヤーケーブル２４・・孔２６，２８・・ポスト３０・・高さ３２・・保持部材３４・・自由端３６・・位置領域３８・・トンネル４０・・隆起部４４，４６・・案内ポスト

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ワイヤーケーブルの歪み軽減装置におい
て、内部にワイヤーケーブルが配設され、ワイヤーケーブル
が進入可能な大きさの孔を有するハウジング、及び、前記ハウジング内でワイヤーケーブルがその間を通れる
ように十分な距離だけ間隔をあけた隔置された第１、第
２部材、を備え、ワイヤーケーブルの第１部分が前記第１部材の第１側面
を通ってこれに係合し、前記第２部材の周りをまわり、
ワイヤーケーブルの第２部分が前記第１部材の第１側の
前記第１部材の外側を通ってこれに係合し、前記孔を通
って前記ハウジングの外部に至るワイヤーケーブルの第
３部分に引張力が作用したときワイヤーケーブルの前記
第１部分を押し付けるように前記第１、第２部材が配置
され、これによってワイヤーケーブルの前記第３部分に
前記引張力が作用したときワイヤーケーブルがそれ自体
によって前記第１部材に締めつけられるようになってい
る装置。
【請求項２】前記第１、第２部材はそれぞれ、前記第
１、第２部材からワイヤーケーブルの上に延びる方向に
外に突き出し、ワイヤーケーブルが上方に滑って前記第
１、第２部材から外れるのを防ぐ保持部材を有すること
を特徴とする請求項１記載の装置。
【請求項３】前記第１部材は、ワイヤーケーブルが前記
第１部材をスリップするのを防止するため、前記第１部
材の側面表面に複数の隆起部を有することを特徴とする
請求項１記載の装置。
【請求項４】前記隆起部は、前記第１部材の上でワイヤ
ーケーブルが前記第１側面を通過する方向にほぼ直角の
方向に向いていることを特徴とする請求項３記載の装
置。
【請求項５】前記第１部材の第１側面は、弓形断面を有
することを特徴とする請求項１記載の装置。
【請求項６】前記第２部材は、ワイヤーケーブルが通過
する弓形第１側面を有し、ワイヤーケーブルが前記第２
部材の周りをまわるように係合することを特徴とする請
求項１記載の装置。
【請求項７】前記第２部材は、くさびを形成する第１、
第２側面平面を有し、前記第１側面平面は前記第１部材
に面して前記第１部材と第２部材の間のワイヤーケーブ
ルをそらせ、前記第２側面平面はワイヤーケーブルを前
記孔へ案内することを特徴とする請求項６記載の装置。
【請求項８】前記第２部材と前記孔の間に配置され、ワ
イヤーケーブルを前記孔へ案内するケーブルのトンネル
をさらに含むことを特徴とする請求項１記載の装置。
【請求項９】ワイヤーケーブルの第１端部を前記ハウジ
ング内の回路へ案内する案内部材をさらに含むことを特
徴とする請求項１記載の装置。
【請求項１０】ワイヤーケーブルの歪み軽減装置におい
て、内部にワイヤーケーブルが配設されたハウジング、ワイヤーケーブルが前記ハウジングに進入可能な大きさ
の前記ハウジングの孔、及び、前記ハウジング内でワイヤーケーブルがその間を通れる
ように十分な距離だけ間隔をあけた隔置された第１、第
２部材、を備え、ワイヤーケーブルの第１部分が前記第１部材の第１側面
を通ってこれに係合し、前記第２部材の周りをまわり、
ワイヤーケーブルの第２部分が前記第１部材の第１側面
の前記第１部材の外側を通ってこれに係合し、前記孔を
通って前記ハウジングの外部に至るワイヤーケーブルの
第３部分に引張力が作用したときワイヤーケーブルの前
記第１部分を押すように前記第１、第２部材が配置さ
れ、前記第１部材が前記ワイヤーケーブルの第１部分を
曲げる力をかけ、ワイヤーケーブルの前記第３部分に前
記引張力が作用したときワイヤーケーブルが前記第１部
材にそれ自体によって締めつけられるようになっている
装置。
【請求項１１】ワイヤーケーブルの歪み軽減装置におい
て、内部にワイヤーケーブルが配設されたハウジング、前記ハウジング内に、ワイヤーケーブルの第１部分が、
前記第１、第２部材の間を通るとき第１部分通路を形成
するよう配置された第１、第２部材、及び、前記ハウジング内の前記第１、第２部材の間に配置さ
れ、前記第２部分が前記第１部分の前記第１部分通路に
重なり、前記第１部分がワイヤーケーブルの前記第２部
分を第３部材に対して押しつけるようにワイヤーケーブ
ルの第２部分に曲げる力をかける前記第３部材を備え、ワイヤーケーブルは、前記第２部材の周りをまわり、第
２部分が前記第２部材と前記第３部材の間を通り、ハウ
ジングの外のワイヤーケーブルの第３部分に作用する引
張力により前記第１部分がワイヤーケーブルの前記第２
部分が押され、ワイヤーケーブルが前記第３部材に対し
て締まるようになった装置。
【請求項１２】前記第１部材は、ワイヤーケーブルが前
記ハウジング内に進入可能な大きさの孔を形成するよう
に成形された前記ハウジングの壁部分であることを特徴
とする請求項１１記載の装置。
【請求項１３】ワイヤーケーブルの第１端部を前記ハウ
ジング内の回路へ案内する案内部材をさらに含むことを
特徴とする請求項１１記載の装置。
【請求項１４】前記第２、第３部材はそれぞれ、前記第
２、第３部材からワイヤーケーブルの上に延びるように
外に突き出し、ワイヤーケーブルが上方に滑って前記第
２、第３部材から外れるのを防ぐ保持部材を有すること
を特徴とする請求項１１記載の装置。
【請求項１５】前記第３部材は、ワイヤーケーブルが前
記第３部材をスリップするのを防止するため、前記第３
部材の側面表面に複数の摩擦部材を含むことを特徴とす
る請求項１１記載の装置。
【請求項１６】前記摩擦部材は、前記側面表面に複数の
垂直の隆起部を有することを特徴とする請求項１５記載
の装置。
【請求項１７】前記側面表面は弓形断面を有することを
特徴とする請求項１５記載の装置。
【請求項１８】前記第２部材は、ワイヤーケーブルが通
過する弓形第１側面を有し、ワイヤーケーブルが前記第
２部材の周りをまわるように係合することを特徴とする
請求項１１記載の装置。
【請求項１９】前記第２部材は、くさびを形成する第
１、第２側面平面を有し、前記第１側面平面は前記第３
部材に面して前記第２部材と第３部材の間のワイヤーケ
ーブルをそらせ、前記第２側面平面はワイヤーケーブル
を前記孔へ案内することを特徴とする請求項１１記載の
装置。
【請求項２０】ワイヤーケーブルの歪み軽減装置を提供
する方法において、 (a) ワイヤーケーブルをハウジング内に配置された第
１、第２部材の間を通し、ワイヤーケーブルの第１部分
が前記第１、第２部材の間を通るときほぼ直線通路を形
成するようにし、 (b) ワイヤーケーブルを前記第２部材の周りをまわし、
前記第２部材と前記ハウジング内の前記第１、第２部材
の間の点に配置された第３部材により形成される空間を
通し、前記第２部分が前記第１部分の直線通路に重なるように
前記第３部材はワイヤーケーブルの第２部分に曲げる力
をかけ、ワイヤーケーブルの前記第１部分が前記第２部分を前記
第３部材に対して押し付け、ハウジングの外のワイヤー
ケーブルの第３部分にかかる引張力により、前記第１部
分がワイヤーケーブルの前記第２部分を押すようにし、
ワイヤーケーブルが前記第３部材に対して締まるように
する方法。
【請求項２１】ワイヤーケーブルの歪み軽減装置を提供
する方法において、 (a) ワイヤーケーブルをハウジング内に配置された第
１、第２部材の間を通し、ワイヤーケーブルの第１部分
が前記第１、第２部材の間を通るとき第１部分通路を形
成するようにし、 (b) ワイヤーケーブルを前記第２部材の周りをまわし、
前記第２部材と前記ハウジング内の前記第１、第２部材
の間の点に配置された第３部材により形成される空間を
通し、曲線部分が前記第１部分通路に重なるようにワイヤーケ
ーブルを曲げ、ワイヤーケーブルの前記曲線部分を形成
し、前記第１部分がワイヤーケーブルの前記曲線部分を前記
第３部材に対して押し付け、ハウジングの外のワイヤー
ケーブルの第３部分にかかる引張力により、前記第１部
分がワイヤーケーブルの前記第２部分を押すようにし、
ワイヤーケーブルが前記第３部材に対して締まるように
する方法。