JPH07227555A - 散布機の微量散布切換機構 - Google Patents

散布機の微量散布切換機構

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JPH07227555A
JPH07227555A JP2017294A JP2017294A JPH07227555A JP H07227555 A JPH07227555 A JP H07227555A JP 2017294 A JP2017294 A JP 2017294A JP 2017294 A JP2017294 A JP 2017294A JP H07227555 A JPH07227555 A JP H07227555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
opening
upper plate
switching
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2017294A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Muto
保博 武藤
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New Delta Industrial Co Ltd
Original Assignee
New Delta Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背負式動力散布機において、通常散布と微量
散布を容易に切り換えられるようにする。 【構成】 薬剤タンク1とブロワーケース2の間にシャ
ッター収納部Aを形成し、該シャッター収納部Aに開口
部を有するシャッター上板15とシャッター12を配置
して、該シャッター12の回動によって散布量を調節す
る構成において、シャッター上板15の開口部15aよ
りも小さい開口部を有する切換プレート16を、シャッ
ター上板15の開口部15a上方に切換プレート16の
開口部16bが位置するように脱着可能に載置し、微量
散布を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は背負式動力散布機の調量
シャッター収納部分にアタッチメントを付加して、通常
散布と微量散布を容易に切り換えられるようにするため
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から背負式動力散布機には薬剤タン
クからブロワーケース内へ落下させる薬剤の量を調節す
るために、薬剤タンクとブロワーケースの間にはシャッ
ターが配設され、該シャッターは調量レバーの回動によ
ってシャッターの開度が変更され、該シャッターの開口
部の大きさが数段階に変更されるように構成していた。
例えば実公平3−40374号公報や特公平3−752
25号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術の構造においては、調量レバーを回動して散布量
を調節する場合において、調量レバーのレバーガイドに
形成された凹凸状の係止部の数と同数の段階の開度調節
しかできなかった。よって、散布量は調量レバーの回動
量に略比例するものであるから、少量散布を行う場合に
は、散布量調節は大雑把になってしまい微妙な調節が不
可能であり、薬剤の種類によって、効きすぎたり、弱か
ったりして、所望の薬効が得られない場合があったので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために次のような手段を用いる。即ち、薬剤
タンクとブロワーケースの間にシャッター収納部を形成
し、該シャッター収納部に開口部を有するシャッター上
板とシャッターを配置して、該シャッターの回動によっ
て散布量を調節する構成において、シャッター上板の開
口部よりも小さい開口部を有する切換プレートを、シャ
ッター上板の開口部上方に切換プレートの開口部が位置
するように脱着可能に載置し、微量散布可能としたもの
である。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。上記手段によって、通常
の散布作業を行う時は、シャッター上板の開口部と同じ
またはそれ以上の大きさの切換プレートの開口部を位置
させ、または、切換プレートを外し、微量散布を行う場
合には、シャッター上板の上に切換プレートを載置し
て、シャッター上板の開口部よりも小さい切換プレート
の開口部を位置させて作業を行えば、調量レバーを回動
するだけで、切換プレートの開口部から落下する少量の
薬剤の量を、通常散布の場合の減量比と同じ割合で調量
でき、微調節が容易にできる。
【0006】
【実施例】次に図面に示した本発明の一実施例の構成を
説明する。図1は背負式動力散布機の正面図、図2はシ
ャッター部分の側面断面図、図3はシャッターの組立斜
視図、図4は他のシャッター部分の実施例を示す側面断
面図、図5は切換プレート斜視図、図6は切換プレート
の他の組み込み構成を示す斜視図である。
【0007】背負式動力散布機の全体構成は図1に示す
ように、上部には薬剤(薬液)タンク1が、その下部に
はブロワーケース2を位置し、これら薬剤(薬液)タン
ク1及びブロワーケース2は、樹脂をブロウ成形するこ
とによって一体的に構成されている。ブロワーケース2
の前面にはエンジンEが、また該ブロワーケース2内に
は送風ファンが位置され、エンジンEの出力軸上に送風
ファンが固設されている。これら薬剤タンク1、ブロワ
ーケース2やエンジンE等は、側面視L形状に形成した
背負枠3上に載置されている。7は燃料タンク、8はエ
アクリーナーである。尚、燃料タンク7はエンジンEよ
りも下方に位置させてある為に燃料を上方のエンジンE
まで強制的に送り出すために、燃料タンク7上部にパル
スポンプ9を設けている。
【0008】そして、前記ブロワーケース2と薬剤タン
ク1の間にはシャッター収納部Aが形成されて、後述す
るシャッター12等を収納し、ブロワーケース2の一端
(図1右側)の噴出口には噴管5の一端が連結され、ま
た、ブロワーケース2側部にはレバーガイド4を設け
て、該レバーガイド4よりアクセルレバー及び薬剤(薬
液)の調量レバーが後方へ突出され、よって、圃場面に
おいて背負式動力散布機を背負いつつ、エンジンEの駆
動によりブロワーケース2内の送風ファンを駆動させ、
薬剤の散布量は調量レバーの操作により変化させて調整
し、また送風の大小の調節はアクセルレバーによって行
い、これによって発生した送風力によって、薬剤タンク
1内の薬剤を噴管5を通じて散布することが出来る。
【0009】次に、シャッター収納部Aの構成を図2、
図3より説明する。薬剤タンク1とブロワーケース2の
間の収納ケース10内の内面部にシャッター枠11とそ
の上にゴムパッキン18を嵌合し、該ゴムパッキン18
上にシャッター座13を載置し、該シャッター座13上
にシャッター12、弾性体14、シャッター上板15、
切換プレート16と順に載置して、中央をピン23で枢
支し、更に安定具17を載置して、締結金具19を収納
ケース10上部に引っかけて、締結ネジ21を締め込む
ことによって安定具17を下方へ押し付けてシャッター
12やシャッター上板15等がガタつかないように固定
している。但し、微量散布を行わない場合に、前記切換
プレート16は外しておくか、或いは、後述するように
開口部の位置を変更する。
【0010】前記シャッター12は放射状に薬剤を落下
させる開口部12a・12a・・・が数箇所開口され、
該シャッター12の下面に嵌合部12bを設けて、回動
ロッド20の先端を挿入し、該回動ロッド20の基部は
回動軸20aを介して回動アーム20bと一体的に構成
され、該回動アーム20bは図1に示す連結リンク22
と枢結されて、該連結リンク22の他端は前記調量レバ
ーと連結されて、該調量レバーを回動することによっ
て、連結リンク22等を介してシャッター12を回動で
きるようにしている。前記シャッター上板15は前記シ
ャッター12の開口部12a・12a・・・と同数、同
形状(又はそれより大きい)の開口部15a・15a・
・・を形成して、前記シャッター12を回動することに
よって、開口部12aと開口部15aの重なり部分を変
更して、つまり、共通の開口面積を変更して薬剤の落下
量を調整できるようにしている。尚、前記弾性体14は
シャッター12とシャッター上板15の間で薬剤等が詰
まらないようにするためのものである。
【0011】そして、前記切換プレート16は微量散布
を行う場合にシャッター上板15上に載置するものであ
り、その構成は図3に示すように、前記シャッター上板
15の開口部15a・15a・・・と同数・同形状の開
口部16a・16a・・・と、該開口部16aよりも小
さい面積の開口部16b・16b・・・が開口部16a
と交互に配置し、シャッター上板15の開口部15a・
15a・・・と一致できるように形成されており、該開
口部16bの大きさは薬剤の種類によって異なるが、シ
ャッター上板15の開口部15aと一致する位置であれ
ば、大きさや、開口位置は限定するものではない。
【0012】また、前記シャッター上板15と切換プレ
ート16に位置決め機構が設けられており、本実施例で
はシャッター上板15上面の他部品に干渉しない任意位
置にピン15bを立設し、該ピン15b位置に一致する
切換プレート16上に挿入孔16c・16dを開口し、
該ピン15bに挿入孔16cを挿入すると、開口部15
aと開口部16aが一致して、通常の多量散布の調量が
でき、ピン15bに挿入孔16dを挿入すると、開口部
15aと開口部16bが一致して、微量散布が行えるよ
うになる。つまり、微量散布の場合には、薬剤の散布量
が最大で開口部16bより落下する量となって落下量が
少なくなり、その規制された少量の落下量から更に調量
レバーを回動することによって、落下量が変更され、落
下量の微調節ができる。
【0013】また、シャッターの構成は前述したような
ロータリ式の放射状の開口部を設ける構成の他に、図4
に示すように、シャッター上板24の中央に開口部24
aを設けて、該開口部24aを下方に配置したシャッタ
ー25を水平方向円弧状に回動することによって、開口
部24aを開閉して調量を行う構成もあり、この構成で
微量散布を行う場合には、図5に示すような切換プレー
ト26をシャッター上板24上に載置して、微量調節す
るように構成する。
【0014】即ち、該切換プレート26の構成は中央に
ロッド26aを立設して、該ロッド26a上部にバネ2
6bを付設して、シャッター上板24上に切換プレート
26を載置して、組み付けた時に該バネ26bが安定具
17の中央底面に当接して、切換プレート26を下方へ
押さえ付けるようにし、また、該切換プレート26の一
側には前記シャッター上板24の開口部24aよりも小
さい開口部26cを開口して、前記開口部24a上に位
置するようにして、落下量を少量となるようにして、シ
ャッター25の回動によって微量調節ができるようにし
ている。但し、前記開口部26cの開口方向は図6に示
すように、シャッター25の開閉方向と同一方向に開口
する開口部26c’を設けることもできる。また、切換
プレート26は前記のようにシャッター上板24と同外
径として中央に開口部26cを設けて安定具17で押さ
えるように構成することもでき、また、前記切換プレー
ト16もバネで押さえるように構成することもできる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したことによ
り、次のような効果を奏するのである。即ち、切換プレ
ートを追加するだけで、微量散布ができるようになり、
薬剤の種類に応じた、所望の薬効が得られるようになっ
たのである。そして、切換プレートはシャッター上板の
開口部よりも小さい開口部を設けただけの簡単な構成で
あって、低コストで容易に得られ、組み付ける場合にも
載置するだけでよく、特別工具も必要とせず簡単に組み
付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】背負式動力散布機の正面図である。
【図2】シャッター収納部分の側面断面図である。
【図3】シャッターの組立斜視図である。
【図4】他のシャッター収納部分の実施例を示す側面断
面図である。
【図5】切換プレート斜視図である。
【図6】切換プレートの他の組み込み構成を示す斜視図
である。
【符号の説明】
A シャッター収納部 1 薬剤タンク 2 ブロワーケース 12 シャッター 15 シャッター上板 15a 開口部 16 切換プレート 16b 開口部 24 シャッター上板 25 シャッター 26 切換プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤タンクとブロワーケースの間にシャ
    ッター収納部を形成し、該シャッター収納部に開口部を
    有するシャッター上板とシャッターを配置して、該シャ
    ッターの回動によって散布量を調節する構成において、
    シャッター上板の開口部よりも小さい開口部を有する切
    換プレートを、シャッター上板の開口部上方に切換プレ
    ートの開口部が位置するように脱着可能に載置し、微量
    散布可能としたことを特徴とする散布機の微量散布切換
    機構。
JP2017294A 1994-02-17 1994-02-17 散布機の微量散布切換機構 Pending JPH07227555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017294A JPH07227555A (ja) 1994-02-17 1994-02-17 散布機の微量散布切換機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017294A JPH07227555A (ja) 1994-02-17 1994-02-17 散布機の微量散布切換機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07227555A true JPH07227555A (ja) 1995-08-29

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ID=12019764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017294A Pending JPH07227555A (ja) 1994-02-17 1994-02-17 散布機の微量散布切換機構

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JP (1) JPH07227555A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262105A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Maruyama Mfg Co Ltd 動力散布機の薬剤吐出調量装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262105A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Maruyama Mfg Co Ltd 動力散布機の薬剤吐出調量装置

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