JPH0722713B2 - 向流再生式イオン交換塔の再生方法 - Google Patents
向流再生式イオン交換塔の再生方法Info
- Publication number
- JPH0722713B2 JPH0722713B2 JP61242792A JP24279286A JPH0722713B2 JP H0722713 B2 JPH0722713 B2 JP H0722713B2 JP 61242792 A JP61242792 A JP 61242792A JP 24279286 A JP24279286 A JP 24279286A JP H0722713 B2 JPH0722713 B2 JP H0722713B2
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- Japan
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- regeneration
- ion exchange
- passed
- weight
- countercurrent
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- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイオン交換塔に被処理水を下向流で通水し、再
生剤液は上向流で通薬する向流再生式イオン交換塔の再
生方法に関し、特に強塩基性陰イオン交換樹脂を充填し
た向流再生式イオン交換塔の再生にあたり、発生する再
生廃液量を減少させる再生方法に関する。
生剤液は上向流で通薬する向流再生式イオン交換塔の再
生方法に関し、特に強塩基性陰イオン交換樹脂を充填し
た向流再生式イオン交換塔の再生にあたり、発生する再
生廃液量を減少させる再生方法に関する。
イオン交換塔に被処理水を下向流で通水して処理水を
得、再生剤液は上向流で通薬して再生を行う向流再生式
イオン交換塔は、被処理水の通水は下向流で、再生剤液
の通薬も下向流で行う並流再生式イオン交換塔に比べ
て、少量の再生剤量で高純度の処理水が多量に得られる
ので広く採用されている。
得、再生剤液は上向流で通薬して再生を行う向流再生式
イオン交換塔は、被処理水の通水は下向流で、再生剤液
の通薬も下向流で行う並流再生式イオン交換塔に比べ
て、少量の再生剤量で高純度の処理水が多量に得られる
ので広く採用されている。
この向流再生式イオン交換塔においては、向流式の特徴
を十分に生かすために、再生中にイオン交換樹脂層を流
動化させずに保持することが必要であるが、再生剤液の
上向流通薬による樹脂層の流動化を防止するため、再生
中イオン交換塔の上部から樹脂層上面に押え水を注入
し、樹脂層を押圧し流動化させずに保持する方法が採用
されている。
を十分に生かすために、再生中にイオン交換樹脂層を流
動化させずに保持することが必要であるが、再生剤液の
上向流通薬による樹脂層の流動化を防止するため、再生
中イオン交換塔の上部から樹脂層上面に押え水を注入
し、樹脂層を押圧し流動化させずに保持する方法が採用
されている。
ところが、強塩基性陰イオン交換樹脂が充填された向流
再生式イオン交換塔の再生にあつては、並流再生で採用
されるアルカリ濃度２〜６重量％の再生剤液を通薬する
と、樹脂層が急激に収縮し、押え水を多量に注入しても
樹脂層の流動化を防止できないこと、さらには再生剤液
により脱離したシリカがゲル化し樹脂表面に付着して樹
脂層がブロツク化を起こすこと等により再生剤液が樹脂
層に均一に接触することが阻害され効率の良い再生が行
なわれない。
再生式イオン交換塔の再生にあつては、並流再生で採用
されるアルカリ濃度２〜６重量％の再生剤液を通薬する
と、樹脂層が急激に収縮し、押え水を多量に注入しても
樹脂層の流動化を防止できないこと、さらには再生剤液
により脱離したシリカがゲル化し樹脂表面に付着して樹
脂層がブロツク化を起こすこと等により再生剤液が樹脂
層に均一に接触することが阻害され効率の良い再生が行
なわれない。
そのため、再生剤液のアルカリ濃度を２重量％以下の低
濃度で通薬して樹脂層の収縮を緩慢に行なわせることに
より樹脂層の流動化を防止する方法、あるいは２〜６重
量％のアルカリ濃度の場合には、再生剤液の通薬を断続
的に数10回に分けて行い樹脂層の収縮を小きざみに行な
わせると同時に多量の押え水で樹脂層を押圧することに
より樹脂層の流動化を防止する方法がとられている。
濃度で通薬して樹脂層の収縮を緩慢に行なわせることに
より樹脂層の流動化を防止する方法、あるいは２〜６重
量％のアルカリ濃度の場合には、再生剤液の通薬を断続
的に数10回に分けて行い樹脂層の収縮を小きざみに行な
わせると同時に多量の押え水で樹脂層を押圧することに
より樹脂層の流動化を防止する方法がとられている。
これらの方法によれば脱離したシリカについても再生剤
液又は押え水によりシリカ濃度が希薄化されることにな
りゲル化も防止できるので効率の良い向流再生が行なわ
れる。
液又は押え水によりシリカ濃度が希薄化されることにな
りゲル化も防止できるので効率の良い向流再生が行なわ
れる。
しかし強塩基性陰イオン交換樹脂が充填された向流再生
式イオン交換塔の再生にあつては、上述のように希薄な
アルカリ溶液で行うこと、そして多量の押え水が必要な
こともあり、アルカリ性の再生廃液が多量に発生する。
式イオン交換塔の再生にあつては、上述のように希薄な
アルカリ溶液で行うこと、そして多量の押え水が必要な
こともあり、アルカリ性の再生廃液が多量に発生する。
この再生廃液には被処理水中に存在していた有機物も濃
縮されて含まれているため単に中和放流することもでき
ず、再生廃液の処理には多くの労力を用している。
縮されて含まれているため単に中和放流することもでき
ず、再生廃液の処理には多くの労力を用している。
そのために、再生廃液の発生量を減少させる再生方法が
望まれている。
望まれている。
本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、処理水の
純度及び採水量を低下させずに再生廃液の発生量を減少
させる強塩基性陰イオン交換樹脂が充填された向流再生
式イオン交換塔の再生方法の提供を目的とするものであ
る。
純度及び採水量を低下させずに再生廃液の発生量を減少
させる強塩基性陰イオン交換樹脂が充填された向流再生
式イオン交換塔の再生方法の提供を目的とするものであ
る。
しかして、本発明は強塩基性陰イオン交換樹脂を充填し
たイオン交換塔に被処理水を下向流で通水して処理水を
得、再生剤液を上向流で通薬して該強塩基性陰イオン交
換樹脂は再生する向流再生式イオン交換塔の再生にあた
り、アルカリ濃度２重量％以下の再生剤液を通薬後、２
重量％を超えて６重量％以下のアルカリ濃度の再生剤液
を少なくとも１回以上通薬して該強塩基性陰イオン交換
樹脂を再生することを特徴とする向流再生式イオン交換
塔の再生方法を要旨とするものである。
たイオン交換塔に被処理水を下向流で通水して処理水を
得、再生剤液を上向流で通薬して該強塩基性陰イオン交
換樹脂は再生する向流再生式イオン交換塔の再生にあた
り、アルカリ濃度２重量％以下の再生剤液を通薬後、２
重量％を超えて６重量％以下のアルカリ濃度の再生剤液
を少なくとも１回以上通薬して該強塩基性陰イオン交換
樹脂を再生することを特徴とする向流再生式イオン交換
塔の再生方法を要旨とするものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明では通液後のイオン交換樹脂層にまず第一段階と
してアルカリ濃度２重量％以下の再生剤液を通薬する。
してアルカリ濃度２重量％以下の再生剤液を通薬する。
この操作は希薄なアルカリにより樹脂層を緩慢に収縮さ
せると共に吸着しているシリカの一部を脱離させそれら
を再生廃液と共にイオン交換塔外に排出する目的で行な
われる。
せると共に吸着しているシリカの一部を脱離させそれら
を再生廃液と共にイオン交換塔外に排出する目的で行な
われる。
そのため、再生剤液のアルカリ濃度は２重量％以下であ
ることが必須であり、その使用量は樹脂層の再生に必要
な全アルカリ量の10〜40％であり、それらを希釈して用
いるが、希薄すぎると再生廃液量が増大し、さらには後
の工程が順調に行なわれないので1.0〜2.0重量％の範囲
が良く、好ましくは1.5重量％程度が良い。これらを樹
脂層との接触時間が10〜20分間の範囲になるように通薬
する。
ることが必須であり、その使用量は樹脂層の再生に必要
な全アルカリ量の10〜40％であり、それらを希釈して用
いるが、希薄すぎると再生廃液量が増大し、さらには後
の工程が順調に行なわれないので1.0〜2.0重量％の範囲
が良く、好ましくは1.5重量％程度が良い。これらを樹
脂層との接触時間が10〜20分間の範囲になるように通薬
する。
次いで、第二段階として前段の再生剤液よりも濃厚なア
ルカリ濃度２重量％を超えて６重量％以下の再生剤液を
通薬し、樹脂層に吸着している不純物を完全に脱離させ
る。
ルカリ濃度２重量％を超えて６重量％以下の再生剤液を
通薬し、樹脂層に吸着している不純物を完全に脱離させ
る。
この操作を行うにあつては、前段の操作により樹脂層の
収縮はほぼ完了しており、また吸着していたシリカの大
半は脱離されイオン交換塔外に排出されているので樹脂
層の流動化及びシリカのゲル化の恐れもなく通薬するこ
とができ押え水の注入量も少なくて良いので再生廃液量
も減少する。
収縮はほぼ完了しており、また吸着していたシリカの大
半は脱離されイオン交換塔外に排出されているので樹脂
層の流動化及びシリカのゲル化の恐れもなく通薬するこ
とができ押え水の注入量も少なくて良いので再生廃液量
も減少する。
この操作でのアルカリ濃度は通常の並流再生が行なわれ
る２〜６重量％範囲を採用しているが、樹脂層との接触
時間及び再生廃液量の減少を考慮すると４重量％程度が
良い。
る２〜６重量％範囲を採用しているが、樹脂層との接触
時間及び再生廃液量の減少を考慮すると４重量％程度が
良い。
本発明方法において、シリカを多量に含有する被処理水
を通水した樹脂層の再生にあつては、アルカリ濃度２重
量％を超えて６重量％以下の再生剤液の通薬に際し、ア
ルカリ濃度を二段階以上に変化させ希薄なものから順次
通薬すると効果的な再生が行なわれる。
を通水した樹脂層の再生にあつては、アルカリ濃度２重
量％を超えて６重量％以下の再生剤液の通薬に際し、ア
ルカリ濃度を二段階以上に変化させ希薄なものから順次
通薬すると効果的な再生が行なわれる。
このように、本発明方法によれば、従来の向流再生式イ
オン交換塔の再生方法に比較して処理水の純度及び採水
量を低下させることなく発生する再生廃液を大幅に減量
させることができる。
オン交換塔の再生方法に比較して処理水の純度及び採水
量を低下させることなく発生する再生廃液を大幅に減量
させることができる。
以下に実施例により具体的に説明する。
実施例１〜３、比較例１、２ 内径200mmφ、高さ3300mm、の透明塩ビ製カラムに強塩
基性陰イオン交換樹脂ダイヤイオン（三菱化成工業株式
会社登録商標）SA10A、66lを充填した向流再生式イオン
交換塔に第１表に示す組成の脱カチオン水を原水として
LV＝40m/hrで通水し、シリカリークが0.1ppm（SiO2とし
て）になるまで採水した。
基性陰イオン交換樹脂ダイヤイオン（三菱化成工業株式
会社登録商標）SA10A、66lを充填した向流再生式イオン
交換塔に第１表に示す組成の脱カチオン水を原水として
LV＝40m/hrで通水し、シリカリークが0.1ppm（SiO2とし
て）になるまで採水した。
再生条件は第２表に示す条件で行つた。
いずれの条件に於いても通薬後脱塩水85をLV6m/hrの
上向流で通水し樹脂層を洗浄した後、原水を通水した。
上向流で通水し樹脂層を洗浄した後、原水を通水した。
以上の条件で通水と再生を６サイクル行い第３表の結果
を得た。
を得た。
〔発明の効果〕 以上のように本願発明方法によると強塩基性陰イオン交
換樹脂を充填した向流再生式イオン交換塔の再生にあた
り、発生する再生廃液量を減少させることができる。
換樹脂を充填した向流再生式イオン交換塔の再生にあた
り、発生する再生廃液量を減少させることができる。
Claims (1)
- 【請求項１】強塩基性陰イオン交換樹脂を充填したイオ
ン交換塔に被処理水を下向流で通水して処理水を得、再
生剤液は上向流で通薬して該強塩基性陰イオン交換樹脂
を再生する向流再生式イオン交換塔の再生にあたり、ア
ルカリ濃度２重量％以下の再生剤液を通薬後、２重量％
を超えて６重量％以下のアルカリ濃度の再生剤液を少な
くとも１回以上通薬して該強塩基性陰イオン交換樹脂を
再生することを特徴とする向流再生式イオン交換塔の再
生方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61242792A JPH0722713B2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | 向流再生式イオン交換塔の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61242792A JPH0722713B2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | 向流再生式イオン交換塔の再生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6397236A JPS6397236A (ja) | 1988-04-27 |
| JPH0722713B2 true JPH0722713B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=17094357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61242792A Expired - Lifetime JPH0722713B2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | 向流再生式イオン交換塔の再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722713B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5689847A (en) * | 1979-12-25 | 1981-07-21 | Japan Organo Co Ltd | Ascending flow regenerating method of ion exchange resins which are formed into double layer beds |
| JPS6132055A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 熱現像装置 |
-
1986
- 1986-10-13 JP JP61242792A patent/JPH0722713B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5689847A (en) * | 1979-12-25 | 1981-07-21 | Japan Organo Co Ltd | Ascending flow regenerating method of ion exchange resins which are formed into double layer beds |
| JPS6132055A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 熱現像装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6397236A (ja) | 1988-04-27 |
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