JPH07226959A - 立体映像表示装置 - Google Patents

立体映像表示装置

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JPH07226959A
JPH07226959A JP6016892A JP1689294A JPH07226959A JP H07226959 A JPH07226959 A JP H07226959A JP 6016892 A JP6016892 A JP 6016892A JP 1689294 A JP1689294 A JP 1689294A JP H07226959 A JPH07226959 A JP H07226959A
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JP6016892A
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Ryutaro Masuko
龍太郎 益子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像の急激な変化等に伴い映像全体がぼやけ
たり、ぶれたりする場合、鑑賞者の視点を誘導すること
により、鑑賞者に視点距離を合わせる場所を与え、鑑賞
者の眼に対する負担を軽減することを可能とした立体映
像表示装置を提供することを目的とする。 【構成】 左右の眼に提示する映像情報に対応して制御
情報を出力する映像制御手段11と、映像情報に合成す
るためのキャラクタ情報を記憶するデータ記憶手段14
と、上記映像制御手段11から出力された制御情報に基
づいて、上記データ記憶手段14にて記憶されたキャラ
クタ情報から表示キャラクタ情報を生成するデータ処理
手段13と、上記映像情報と表示キャラクタ情報とを合
成する映像合成手段12とを備えてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の視点から撮影し
た映像を表示して、鑑賞者にその両眼輻輳及び両眼視差
によって立体視させる立体映像表示装置に係り、更に詳
細には、立体映像鑑賞時における映像の急激な変化に伴
う目眩や酔い等の症状を回避するため、鑑賞者の視点を
誘導する機能を有する立体映像表示装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、左右の眼の相当する2台のカ
メラで撮影して得た映像情報を、鑑賞者の左右両眼にそ
れぞれ独立して与えることによって、奥行きを表現可能
とした立体映像表示装置について各種方式が提案されて
いる。
【0003】例えば、シャッタ眼鏡方式の立体映像表示
装置では、立体映像信号により左眼用映像と右眼用映像
とを位置をずらせて交互に表示するとともに、鑑賞者側
で左眼用映像が表示されている時には鑑賞者の左眼が見
えるように、及び右眼用映像が表示されている時には鑑
賞者の右眼が見えるように、シャッタ眼鏡を切り換える
ことによって、左眼と右眼の映像を分離し、左右両眼の
輻輳及び視差に基づいて映像を立体視することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
立体映像表示装置では、映像の急激な変化等に伴い映像
全体がぼやけたり、ぶれたりする場合、鑑賞者の眼には
はっきりと捉らえられる場所が見つからず、どの距離に
視点を合わせれば良いのか分からなくなり、映像内をさ
まようことになる。このため、鑑賞者の眼に大きな負担
がかかり、ひいては目眩や酔い等の症状をもたらすとい
う問題があった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、映像の急激な変化等に伴い映像全体がぼや
けたり、ぶれたりする場合、鑑賞者の視点を特定の表示
キャラクタに誘導することにより、鑑賞者に視点距離を
合わせる場所を与え、鑑賞者の眼に対する負担を軽減す
ることを可能とした立体映像表示装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明にかかる立体映像表示装置は、左右の眼に
提示する映像情報に対応して制御情報を出力する映像制
御手段と、映像情報に合成するためのキャラクタ情報を
記憶するデータ記憶手段と、上記映像制御手段から出力
された制御情報に基づいて、上記データ記憶手段にて記
憶されたキャラクタ情報から表示キャラクタ情報を生成
するデータ処理手段と、上記映像情報と表示キャラクタ
情報とを合成する映像合成手段とを備えてなるものであ
る。
【0007】また、左右の眼に提示する映像情報に対応
して制御情報を出力する映像制御手段と、映像情報に合
成するためのキャラクタ情報を記憶するデータ記憶手段
と、上記映像制御手段から出力された制御情報に基づい
て、上記データ記憶手段にて記憶されたキャラクタ情報
から表示キャラクタ情報を生成するデータ処理手段と、
上記制御情報に基づいて、映像情報に対して偏向処理
(ぶれ又はぼやけを生じさせる処理)を施す映像処理手
段と、上記映像処理手段にて偏向処理を施された映像情
報と表示キャラクタ情報とを合成する映像合成手段とを
備えてなるものである。
【0008】さらに、これらの立体映像表示装置におい
て、映像制御手段の代わりに、映像情報に対するキャラ
クタ情報の合成の指示を行う合成指示手段を備えてなる
ものである。
【0009】
【作用】本発明にかかる立体映像表示装置では、立体映
像鑑賞時に、映像全体がぶれたり、ぼやけた状態になる
と、映像制御手段から映像情報へのキャラクタ情報の合
成等を指示する制御情報を出力し、データ処理手段では
この制御情報を受けてデータ記憶手段に記憶されている
キャラクタ情報から表示キャラクタ情報を生成し、かつ
この生成された表示キャラクタ情報と映像情報とを映像
合成手段で合成して出力する。これにより、立体映像内
にぶれ等のないキャラクタを表示して、鑑賞者が容易に
立体映像内に明確に捉えられる所を見つけて、その場所
に視点を合わせることができるようにしたので、眼の負
担を軽減させることができる。
【0010】また、映像制御手段から出力された制御情
報に基づいて、映像情報に対してぶれ又はぼやけを生じ
させる処理を施し、そのような偏向処理を施された映像
情報と表示キャラクタ情報と映像合成手段で合成して出
力することにより、提示される立体映像に対して故意に
乱れを生じさせて、効果的に鑑賞者の視点を表示キャラ
クタに集めさせ、誘導することによって、眼の負担を軽
減させることができる。
【0011】さらに、鑑賞者自身によって、合成指示手
段にて映像情報に対するキャラクタ情報の合成の指示を
行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の立体映像表示装置の第1の実
施例を、図1乃至図6とともに説明する。
【0013】本実施例の立体映像表示装置は、図1に示
すように、タイムコード等のフレームの絶対番地を示す
情報が含まれた立体映像信号を受け、該立体映像信号か
ら前記タイムコード情報を分離し、かつこのタイムコー
ド情報を基に後で説明するデータ記憶用メモリ16から
必要な情報を読み出し、これを後で詳述するデータ処理
部13に送る映像制御部11と、前記立体映像信号に合
成して映像表示部15に該立体映像とともに表示する表
示キャラクタ(本実施例では、手形のアイコンを用いて
いる)に関する三次元形状情報を記憶しているデータ記
憶用メモリ14と、前記タイムコード情報に対応してタ
イムコードの特定の位置で前記表示キャラクタを生成す
るための制御情報を記憶しているデータ記憶用メモリ1
6と、前記データ記憶用メモリ14に記憶された表示キ
ャラクタに関する特定の三次元形状情報を読み出して特
定の表示キャラクタを生成するデータ処理部13と、前
記立体映像信号と表示キャラクタとを合成する映像合成
部12と、該映像合成部12の出力を表示する映像表示
部15とを備えている。
【0014】上記構成において、タイムコード情報が含
まれた立体映像信号源としては、種々のものが用い得る
が、例えば、タイムコード記録機能を有するVTR等が
用いられる。
【0015】データ記憶用メモリ16の制御情報は、前
述のとおり予め入力立体映像信号のタイムコードと関連
づけられており、例えば、立体映像信号の画像がぶれる
フレームの位置のタイムコードと、その位置で生成する
表示キャラクタに関する制御情報とが対となったテーブ
ルとして記憶されている。例えば、図2(a)に示すよ
うに、入力映像信号がぶれのない通常の映像であるフレ
ームのタイムコードに対しては、該映像に対して何も処
理を行わないことを指示する制御情報をデータ記憶用メ
モリ16から読み出して、データ処理部13に出力し、
図2(b)に示すように映像の急激な変化等により映像
全体がぶれたり、ぼやけたりするような映像の部分(フ
レーム)のタイムコードに対しては、該映像にアイコン
を合成するよう指示する制御情報をデータ記憶用メモリ
16から読み出して、データ処理部13に出力する。
【0016】この制御情報は、図3(a)に示すよう
に、アイコンの生成を指示するアイコン生成フラグ、ア
イコンを合成する位置、アイコンの大きさ、及びアイコ
ンの形状のデータを記憶したデータ記憶用メモリ14の
メモリアドレス等を含んでいる。
【0017】また、データ記憶用メモリ14には、図3
(b)に示すように、アイコンの三次元形状情報(me
sh)が格納されている。そして、データ処理部13が
アイコンの合成を指示する制御情報を受け取ると、該制
御情報に基づいて、指示を受けたアイコンデータをデー
タ記憶用メモリ14より読み出すとともに、アイコンの
映像に合成すべき位置及び大きさに対応した左右の映像
に合成するための両眼視差分ずらしたアイコンを2つ生
成する。
【0018】そして、データ処理部13にて生成された
アイコンは、図5に示すように、映像合成部12で左右
それぞれの映像と合成され、映像表示部15で表示を行
う。この場合、データ処理部13のアイコンの生成初期
の段階において、鑑賞者に自然な状態でアイコンを提示
するためできるよう、図4に示すように、合成するアイ
コンを映像内の対象物の後方から次第に前方に、小さな
サイズから制御情報により指定されたサイズの大きさに
変化するようにアイコンの生成を行うようにしても良
い。
【0019】次に、上記のように構成された立体映像表
示装置における動作を、図6に示すフローチャートとと
もに、以下に説明する。
【0020】まず、映像信号内のタイムコード情報に基
づいてデータ記憶用メモリ16より読み出された制御情
報をデータ処理部13にて受け取り(S101)、アイ
コンの生成或いは消滅の指示かどうかを確認する(S1
02)。アイコンの生成及び消滅の指示がなく、アイコ
ン合成中(S108)でもないときは、映像に対して何
も処理を行うことなくそのまま映像表示部15にて表示
を行う(S106)。アイコンの生成或いは消滅の指示
が出ていれば、データ処理部13にてアイコンを映像に
合成する位置、サイズを計算し(S103)、アイコン
を生成する(S104)。そして、映像合成部12で左
右両眼の映像とアイコンとを合成して映像表示部15に
て表示を行う。
【0021】ここで、アイコンの生成指示とは、データ
処理部13に制御信号が出力されていることをいい、ま
た、アイコンの消滅指示とは、データ処理部13に出力
される制御信号がなくなることである。
【0022】さらに、アイコン出現及び消滅過程であれ
ば(S107)、その処理が完了するまで上述の動作を
繰り返す。このように、ぶれやぼやけなどの映像の乱れ
に対し、映像中の三次元空間内にアイコンを合成して表
示することによって、鑑賞者に対して視点を合わせる場
所を与え、眼の負担を軽減させることができる。
【0023】また、本発明の立体映像表示装置の第2の
実施例について、図7及び図8とともに説明するが、上
記本発明の第1の実施例と同一部分には同一符号を付
し、その箇所の説明は省略する。
【0024】本実施例の立体映像表示装置は、図7に示
すように、図1に示した本発明の第1の実施例における
映像制御部11及びデータ記憶用メモリ16の代わり
に、映像の急激な変化等により映像全体に乱れが生じた
ときに、立体映像鑑賞者或いは立体映像提供者がアイコ
ンの映像への合成を指示するためのキー入力部21を備
えている。すなわち、このキー入力部21のキー操作に
より、アイコンの生成を指示する制御情報をデータ処理
部13に出力することができる。
【0025】上記のように構成された立体映像表示装置
における動作を、図8に示すフローチャートとともに、
以下に説明する。
【0026】まず、データ処理部13がキー入力部21
からの制御情報を受け取る(S201)と、アイコンの
生成或いは消滅指示かどうか確認し(S202)、アイ
コンの生成及び消滅の指示であれば、データ処理部13
にてデータ記憶用メモリ14からアイコン三次元形状デ
ータを読み出し、上記第1の実施例と同様に映像と合成
するアイコンの位置及びサイズを計算し(S203)、
アイコンを生成する。そして、生成されたアイコンと左
右の映像とを映像合成部12で合成して(S205)、
映像表示部15にて表示を行う。アイコンの出現及び消
滅に関する処理も上記第1の実施例と同様に行う。
【0027】本実施例では、上述したような構成とする
ことにより、鑑賞者自身或いは第3者の指示によって、
ぶれやぼやけなどの映像の乱れに対する鑑賞者の眼の負
担を軽減させることができる。また、映像の乱れに対し
てのみならず、例えば、何もない宇宙空間に一人で浮か
んでいる映像のように映像自体が鑑賞者に不安を与える
ような場合に、着地すべき土台や宇宙船などの不安を解
消するアイコンを鑑賞者の指示により映像に合成するこ
とも可能である。
【0028】次に、本発明の立体映像表示装置の第3の
実施例について、図9及び図10とともに説明するが、
上記本発明の第1の実施例と同一部分には同一符号を付
し、その箇所の説明は省略する。
【0029】本実施例の立体映像表示装置は、図9に示
すように、図1に示した本発明の第1の実施例における
映像制御部11及びデータ記憶用メモリ16の代わり
に、常に数フレーム分の映像の変化を比較することによ
って、鑑賞者の眼に負担をかける映像のぶれを検知する
映像状態判別部31を備えている。
【0030】この映像状態判別部31は、検知した映像
状態に基づいて、アイコンの生成を指示する制御情報を
データ処理部13に出力する。
【0031】上記のように構成された立体映像表示装置
における動作を、図10に示すフローチャートととも
に、以下に説明する。
【0032】まず、映像状態判別部31にて映像状態に
変化がないか判別し(S301)、映像状態に変化があ
る(S302)場合は、データ処理部13が映像状態判
別部31からの制御情報に基づいて映像と合成するアイ
コンの位置及びサイズを計算する(S303)。また、
その他の処理は上記第1の実施例と同様に行う。
【0033】本実施例では、上述したような構成とする
ことにより、予め映像に対する制御情報を持たなくと
も、自動的に映像状態を判別して、その判別結果に応じ
てアイコンを映像に合成することができるので、映像の
乱れに対する鑑賞者の眼の負担を軽減させることができ
る。
【0034】さらに、本発明の立体映像表示装置の第4
の実施例について、図11及び図13とともに説明する
が、上記本発明の第1の実施例と同一部分には同一符号
を付し、その箇所の説明は省略する。
【0035】本実施例の立体映像表示装置は、図11に
示すように、左右の眼に提示する映像情報内に予め含ま
れるタイムコード情報に対応した、鑑賞者の視点を誘導
するための制御情報を上記データ記憶用メモリ16から
読み出してデータ処理部13に出力する映像制御部11
と、映像制御部41から視点誘導を指示する制御情報が
出力されると、該映像制御部11から出力された映像情
報に対して偏向処理(ぶれ又はぼやけを生じさせる処
理)を施した後、データ処理部13にて生成されたアイ
コンを偏向処理を施した映像に合成して映像表示部15
に出力する画像処理部42とを備えている。
【0036】例えば、図12(a)に示すような映像に
対して、映像偏向処理を施すとともに、制御情報に基づ
いてアイコンの合成位置を制御することにより、図12
(b)に示すように映像表示を行う。
【0037】上記のように構成された立体映像表示装置
における動作を、図13に示すフローチャートととも
に、以下に説明する。
【0038】まず、映像制御部11にて映像情報を読み
取り(S401)、視点誘導を指示する情報がある(S
402)場合は、データ処理部13が映像制御部41か
らの制御情報に基づいて、映像と合成するアイコンの位
置及びサイズを計算してアイコンを生成する。一方、画
像処理部42では映像制御部41から出力された映像情
報に対して偏向処理を施した(S404)後、データ処
理部13にて生成されたアイコンを偏向処理を施した映
像に合成して映像表示部15に出力する(S405)。
このとき、アイコンは制御情報に基づいて所定の誘導先
へ移動するように映像に対して合成される。
【0039】そして、アイコンが所定の誘導先へ移動さ
れると、映像の偏向処理を終了し(S406)、アイコ
ンの映像への合成も終了して(S407)、通常の映像
表示に戻す。
【0040】本実施例では、上述したような構成とする
ことにより、故意に乱した映像の中にぶれ等の乱れのな
いアイコンを出現させて鑑賞者の視点を集め、さらにこ
の表示アイコンを移動することにより鑑賞者の視点を誘
導することができる。
【0041】また、本発明の立体映像表示装置の第5の
実施例について、図14及び図15とともに説明する
が、上記本発明の第1の実施例と同一部分には同一符号
を付し、その箇所の説明は省略する。
【0042】本実施例の立体映像表示装置は、図14に
示すように、鑑賞者の視点誘導を指示するためのキー入
力部51を備えている。このキー入力部51のキー操作
により、アイコンの生成を指示する制御情報をデータ処
理部13に出力する。
【0043】上記のように構成された立体映像表示装置
における動作を、図8に示すフローチャートとともに、
以下に説明する。
【0044】まず、キー入力部51のキー入力がある場
合(S501)、そのキー入力が視点誘導を指示する制
御情報であれば(S502)、その制御情報に基づいて
データ処理部13で映像と合成するアイコンを生成する
(S503)。一方、画像処理部52では映像情報に対
して偏向処理を施した(S504)後、データ処理部1
3にて生成されたアイコンを偏向処理を施した映像に合
成して映像表示部15に出力する。
【0045】さらに、キー入力部51のキー入力(S5
05)にて、視点誘導が指示された(S506)とき
は、指定された誘導先へアイコンを移動するように映像
に対して合成する(S507,S508)。そして、視
点誘導の終了が指示される(S506)と、映像の偏向
処理を終了し(S509)、アイコンの映像への合成も
終了して(S510)、通常の映像表示に戻す。
【0046】本実施例では、上述したような構成とする
ことにより、第3者によって、故意に乱した映像の中に
ぶれ等の乱れのないアイコンを出現させて鑑賞者の視点
を集め、さらにこのアイコンを移動することにより鑑賞
者の視点を誘導することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明にかかる立体映像表示装置は、上
記のような構成としているので、立体映像鑑賞時に、映
像の急激な変化等により映像全体がぶれたり、ぼやけた
状態になると、映像制御手段から映像情報へのキャラク
タ情報の合成等を指示する制御情報を出力され、データ
記憶手段にて記憶されたキャラクタ情報から生成された
表示キャラクタ情報と映像情報とを映像合成手段で合成
して出力することにより、鑑賞者は容易に立体映像内に
明確に捉えられる所を見つけて、その場所に視点を合わ
せることができ、眼の負担を軽減させることができる。
【0048】また、映像制御手段から出力された制御情
報に基づいて、映像情報に対して故意にぶれ又はぼやけ
を生じさせる処理を施し、そのような偏向処理を施され
た映像情報と表示キャラクタ情報と映像合成手段で合成
して出力することにより、提示される立体映像に対して
故意に乱れを生じさせて、効果的に鑑賞者の視点を表示
キャラクタに集めさせ、誘導することによって、眼の負
担を軽減させることができる。
【0049】さらに、鑑賞者自身或いは第3者によっ
て、合成指示手段にて映像情報に対するキャラクタ情報
の合成の指示を行うことができる。特に、コンピュータ
等による仮想世界の体験システムにおいて、映像内容そ
のものが鑑賞者に不安を与えるような場合、これを解消
する表示キャラクタ情報を鑑賞者の指示によって映像情
報に合成することによって、この不安感を解消すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立体映像表示装置の第1の実施例を示
す概略ブロック図である。
【図2】本発明の立体映像表示装置の第1の実施例を説
明するための、通常の映像状態と、映像全体がぶれた状
態とを示す概略説明図である。
【図3】本発明の立体映像表示装置の第1の実施例にお
ける制御情報のデータ内容を示す概略説明図である。
【図4】本発明の立体映像表示装置の第1の実施例にお
ける表示アイコン生成初期の状態変化を示す概略説明図
である。
【図5】本発明の立体映像表示装置の第1の実施例にお
ける表示アイコンを映像に合成したときの表示例を示す
概略説明図である。
【図6】本発明の立体映像表示装置の第1の実施例を示
すフローチャートである。
【図7】本発明の立体映像表示装置の第2の実施例を示
す概略ブロック図である。
【図8】本発明の立体映像表示装置の第2の実施例を示
すフローチャートである。
【図9】本発明の立体映像表示装置の第3の実施例を示
す概略ブロック図である。
【図10】本発明の立体映像表示装置の第3の実施例を
示すフローチャートである。
【図11】本発明の立体映像表示装置の第4の実施例を
示す概略ブロック図である。
【図12】本発明の立体映像表示装置の第4の実施例に
おける表示アイコンを映像に合成したときの表示例を示
す概略説明図である。
【図13】本発明の立体映像表示装置の第4の実施例を
示すフローチャートである。
【図14】本発明の立体映像表示装置の第5の実施例を
示す概略ブロック図である。
【図15】本発明の立体映像表示装置の第5の実施例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 映像制御部 12 映像合成部 13 データ処理部 14 データ記憶用メモリ 15 映像表示部 16 データ記憶用メモリ 21 キー入力部 31 映像状態判別部 41 映像制御部 42 画像処理部 51 キー入力部 52 画像処理部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の眼に提示する映像情報に対応して
    制御情報を出力する映像制御手段と、 映像情報に合成するためのキャラクタ情報を記憶するデ
    ータ記憶手段と、 上記映像制御手段から出力された制御情報に基づいて、
    上記データ記憶手段にて記憶されたキャラクタ情報から
    表示キャラクタ情報を生成するデータ処理手段と、 上記映像情報と表示キャラクタ情報とを合成する映像合
    成手段とを備えたことを特徴とする立体映像表示装置。
  2. 【請求項2】 左右の眼に提示する映像情報に対応して
    制御情報を出力する映像制御手段と、 映像情報に合成するためのキャラクタ情報を記憶するデ
    ータ記憶手段と、 上記映像制御手段から出力された制御情報に基づいて、
    上記データ記憶手段にて記憶されたキャラクタ情報から
    表示キャラクタ情報を生成するデータ処理手段と、 上記制御情報に基づいて、映像情報に対して偏向処理を
    施す映像処理手段と、 上記映像処理手段にて偏向処理を施された映像情報と表
    示キャラクタ情報とを合成する映像合成手段とを備えた
    ことを特徴とする立体映像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の立体映像表
    示装置において、 映像制御手段は、映像情報の状態変化を検出する映像状
    態判別部を有することとを特徴とする立体映像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 左右の眼に提示する映像情報に合成する
    ためのキャラクタ情報を記憶するデータ記憶手段と、 上記映像情報に対するキャラクタ情報の合成の指示を行
    う合成指示手段と、 上記合成指示手段から出力された指示情報に基づいて、
    上記データ記憶手段にて記憶されたキャラクタ情報から
    表示キャラクタ情報を生成するデータ処理手段と、 上記映像情報と表示キャラクタ情報とを合成する映像合
    成手段とを備えたことを特徴とする立体映像表示装置。
  5. 【請求項5】 左右の眼に提示する映像情報に合成する
    ためのキャラクタ情報を記憶するデータ記憶手段と、 上記映像情報に対するキャラクタ情報の合成の指示を行
    う合成指示手段と、 上記合成指示手段から出力された指示情報に基づいて、
    上記データ記憶手段にて記憶されたキャラクタ情報から
    表示キャラクタ情報を生成するデータ処理手段と、 上記指示情報に基づいて、映像情報に対して偏向処理を
    施す映像処理手段と、 上記映像処理手段にて偏向処理を施された映像情報と表
    示キャラクタ情報とを合成する映像合成手段とを備えた
    ことを特徴とする立体映像表示装置。
JP6016892A 1994-02-14 1994-02-14 立体映像表示装置 Pending JPH07226959A (ja)

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JP6016892A JPH07226959A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 立体映像表示装置

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JPH07226959A true JPH07226959A (ja) 1995-08-22

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ID=11928818

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JP6016892A Pending JPH07226959A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 立体映像表示装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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