JPH07226878A - 画像データ加算装置 - Google Patents

画像データ加算装置

Info

Publication number
JPH07226878A
JPH07226878A JP5244090A JP24409093A JPH07226878A JP H07226878 A JPH07226878 A JP H07226878A JP 5244090 A JP5244090 A JP 5244090A JP 24409093 A JP24409093 A JP 24409093A JP H07226878 A JPH07226878 A JP H07226878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
addition
level
output
offset value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5244090A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Takeuchi
文章 竹内
Toshimasa Hirate
利昌 平手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5244090A priority Critical patent/JPH07226878A/ja
Publication of JPH07226878A publication Critical patent/JPH07226878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーバーフロー発生に伴う画像データの再加
算作業を廃止する。 【構成】 11は撮像素子からの画像信号を画像データ
に変換して出力するA/D変換器、14はマイクロコン
ピュータ、16は加算回路、17および18は新旧2種
類の加算画像データを記憶するフレームメモリである。
この場合、マイクロコンピュータ14は、フレームメモ
リ17,18に加算画像データPA ,PB を交互に入力
し、フレームメモリ17,18に新旧2種類の加算画像
データPA ,PB を記憶させる。そして、このうち新し
い加算画像データPB とA/D変換器11からの画像デ
ータとを加算回路16に入力することにより、最新の積
算画像データを作成し、旧い加算画像データPB と書換
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを順次加算
することによりコントラストの高い画像データを作成す
る画像データ加算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像素子(CCDカメラ等)からの画像
信号を用いて物体の計測や認識等を行う画像処理技術に
おいては、撮像素子から連続に入力される画像信号をデ
ジタル信号に変換し、このデジタル信号に変換された画
像データをフレームメモリと呼ばれる記憶手段に記憶
し、そのフレームメモリの中から画像データを読み出し
て計測・加工を行うものがある。
【0003】この場合、より良好な画像データを得るた
めには、画像データのコントラストを上げることが必要
であり、その手法には次のようなものが考えられる。 (1)光学系(レンズ,絞り等)における光量の損失を
減らす。 (2)対象物への照明の光量を増やす。 (3)撮像素子の露光時間を長くする。 しかしながら、(1)および(2)の手法は技術的に略
確立されているので、通常は(3)の手法が取られる
が、撮像素子の露光時間には「NTSC」や「PAL」
等の規格に基づく制約があり、(3)の手法は問題を含
んでいる。このため、(3)と等価な手法として、画像
データ加算装置が用いられている。
【0004】この画像データ加算装置は、図7に示すよ
うに、画像データ出力手段1と加算手段2とフレームメ
モリ3と切換手段4とを主体に構成されたものであり、
画像データ出力手段1は、連続に入力される画像信号V
s(例えばビデオ信号)をデジタル信号に変換し画像デ
ータPとして出力する。そして、画像データ出力手段1
から最初に出力された画像データP1 は、切換手段4に
より出力経路が切換えられ、フレームメモリ3に記憶さ
れる。
【0005】次に、画像データ出力手段1から2番目の
画像データP2 が出力されると、切換手段4により経路
が切換えられ、画像データP2 は加算手段2に入力され
る。これと共に、フレームメモリ3に記憶されていた画
像データP1 が読み出され、加算手段2に入力される。
すると、加算手段2は、フレームメモリ3からの画像デ
ータP1 に画像データ出力手段1からの画像データP2
を加算して加算画像データP(1+2) を作成する。そし
て、加算画像データP(1+2) は切換手段4によりフレー
ムメモリ3に出力され、フレームメモリ3の記憶内容は
先の画像データP1 からこの加算画像データ(1+2) に書
換えられる。
【0006】而して、フレームメモリ3からの加算画像
データに画像データ出力手段1からの画像データを加算
する動作が繰返され、画像データのコントラストが高め
られる。ところで、上記構成の場合、加算手段2による
加算結果が上限値を越えると(即ちオーバーフローする
と)、加算手段2は正常は加算動作を行えなくなり、フ
レームメモリ3には不正確な加算画像データが出力され
ることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、加
算手段2でオーバーフローが発生すると、フレームメモ
リ3に記憶されていた加算画像データが不正確なものに
書換えられてしまう。従って、この場合には、オーバー
フローが発生しないような加算回数を再設定し、画像デ
ータ加算作業をやりなす必要があった。
【0008】このため、オーバーフローを防止すること
が考えられており、その具体的方法として次の2点が挙
げられる。第1は、画像データの加算回数をその最大レ
ベル値によって制限することである。しかしながら、画
像データには最大レベルおよび最小レベルが共に大き
く、コントラストが小さいものあり、このため、画像デ
ータに上記加算回数の決定方法を適用すると、加算回数
が少なくなるため、コントラストが十分に向上されない
虞れがある。
【0009】第2は、加算画像データの最大レベルが所
定値を越えているか否かを判断し、この判断作業をパス
した加算画像データのみ加算手段2に入力させることで
ある。しかしながら、この場合、判断作業の分だけ無駄
な待ち時間が生じ、画像データの加算作業に時間がかか
ってしまう。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、コントラストが十分に向上されない
という問題や画像データ加算作業に時間がかかるという
問題が生じることなく、オーバーフローに伴う画像デー
タの再加算作業を廃止し得る画像データ加算装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の画像データ加算
装置は、撮像素子からの画像信号を画像データに変換し
て出力する画像データ出力手段と、加算手段と、新旧2
種類の加算画像データを記憶する記憶手段と、この記憶
手段に記憶された新旧2種類の加算画像データのうち、
新しいデータと前記画像データ出力手段からの画像デー
タとを前記加算手段に入力することにより最新の加算画
像データを作成して旧いデータと書換える制御手段とを
備え、この制御手段を、前記加算手段に設定された回数
分連続で加算動作を行わせるように構成するところに特
徴を有する(請求項1)。
【0012】この場合、制御手段を、加算手段がオーバ
ーフローしたことを検出すると加算手段の加算動作を停
止させる構成としたり(請求項2)、または、画像デー
タ出力手段から出力された画像データの最大レベルおよ
び最小レベルに基づいて加算手段の加算回数を設定する
構成としても良い(請求項3)。
【0013】また、制御手段を、加算手段がオーバーフ
ローするまで連続で加算手段に加算動作を行わせる構成
とすることもできる(請求項4)。これらの場合、加算
手段にオフセット値を出力するオフセット値出力手段を
設け、オフセット値出力手段から予め設定されたオフセ
ット値が出力されるようにしたり(請求項5)、また
は、制御手段が画像データのレベル分布に基づいてオフ
セット値出力手段のオフセット値を設定する構成とする
ことが好ましい(請求項6)。
【0014】さらに、画像データ出力手段から出力され
る画像データのレベルを変換するレベル変換手段を設
け、この変換手段を、予め設定された形態に画像データ
をレベル変換する構成としたり(請求項7)、または、
制御手段が画像データのレベル分布に基づいてレベル変
換手段にレベル変換を行わせる構成としても良い(請求
項8)。
【0015】
【作用】請求項1記載の手段によれば、画像データの加
算途中にオバーフローが発生しても、記憶手段の加算画
像データのうち旧いデータがオーバーフロー値に書換え
られ、新しい加算画像データが保護されるので、画像デ
ータの再加算作業を行う必要がない。即ち、画像データ
の再加算作業廃止を「オーバーフロー防止」ではなく
「直前の加算画像データの保護」という技術思想に基づ
いて実現している。従って、コントラストが十分に向上
されない,画像データ加算作業に時間がかかるといった
「オーバーフロー防止」に起因する問題は生じない。
【0016】この場合、記憶手段には、オーバーフロー
が発生する一歩手前まで加算されたデータが記憶される
から、加算手段の加算回数が設定値に達していなくと
も、請求項2記載の手段のように、オーバーフローが発
生した時点で加算手段の加算動作を停止すれば、十分な
コントラストを有する画像データが得られる。また、請
求項3記載の手段のように、画像データの最大レベルお
よび最小レベルに基づいて加算手段の加算回数を設定す
れば、その加算回数は撮像対象に応じた最適なものにな
る。
【0017】請求項4記載の手段によれば、請求項1記
載の手段と同様、画像データの加算途中にオバーフロー
が発生しても、新しい加算画像データを保護することが
できるので、画像データの再加算作業を廃止できる。し
かも、コントラストが十分に向上されない,画像データ
加算作業に時間がかかるといった「オーバーフロー発生
防止」に起因する問題は生じない。
【0018】ところで、記憶手段の記憶スペースには限
界があり、そのスペースを有効に利用することが、加算
回数の増加ひいてはコントラストの一層の向上に繋が
る。従って、請求項5および6記載の手段のように、加
算手段にオフセット値を出力することにより加算画像デ
ータのレベルを調整すれば、記憶手段の記憶スペースを
有効利用できる。この場合、オフセット値は、請求項5
記載の手段のように予め設定しておいても良いし、請求
項6記載の手段のように画像データのレベル分布に基づ
いて設定しても良い。前者の手段は画像データのレベル
分布が一定である場合に有効であり、後者の手段はレベ
ル分布が様々である場合に有効である。
【0019】また、記憶手段の記憶スペースを有効利用
するには、請求項7および8記載の手段のように画像デ
ータのレベルを変換しても良い。この場合、レベル変換
の形態は、請求項7記載の手段のように予め設定してお
いても良いし、請求項8記載の手段のように画像データ
のレベル分布に基づいて設定しても良く、前者の手段は
画像データのレベル分布が一定である場合に有効であ
り、後者の手段はレベル分布が様々である場合に有効で
ある。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6に
基づいて説明する。まず、図1において、ビデオカメラ
等の撮像素子(図示せず)から出力される画像信号Vs
には画像データ成分の他に同期信号成分が含まれてお
り、画像データ出力手段であるA/D変換器11は画像
信号Vsの画像データ成分をデジタル信号に変換し、画
像データとして取出す。また、同期信号分離回路12は
画像信号Vsの同期信号成分を取出す。
【0021】ヒストグラム計測回路13は、A/D変換
器11からの画像データのレベル分布を計測するための
ものであり、各画像レベルごとに計数手段を持ってい
る。そして、レベル分布計測に際しては、該当レベルの
計数手段のデータを1度数ずつカウントアップする。マ
イクロコンピュータ14は制御手段として機能するもの
であり、そのソフト構成に基づいて画像データ加算に関
わる制御を行う。レベル変換手段としてのルックアップ
テーブル回路15は、入力された画像データに対して任
意の出力レベルのデータを設定することができる。この
場合、レベル変換の形態は、マイクロコンピュータ14
がヒストグラム計測回路13により計測されたレベル分
布に基づいて設定する。
【0022】加算回路16は加算手段として機能するも
のであり、画像データの加算動作を行う。この場合、加
算回路16の加算回数は、マイクロコンピュータ14が
ヒストグラム計測回路13によるレベル分布に基づいて
設定するようになっており、加算回路16は設定された
回数まで連続的に加算動作を行う。尚、画像データ加算
結果がオーバーフローした場合、加算回路16からマイ
クロコンピュータ14にオーバーフロー信号が出力され
るように構成されており、マイクロコンピュータ14
は、加算回路16の加算回数が設定値に達していなくて
も、オーバーフロー信号を検出した場合には、加算回路
16の加算動作を停止させる。
【0023】第1のフレームメモリ17および第2のフ
レームメモリ18は加算回路16の加算結果を記憶する
ためのものであり、両者で記憶手段を構成する。この場
合、第1のフレームメモリ17および第2のフレームメ
モリ18はシステムデータバス19に接続されており、
両フレームメモリ17および18の記憶内容はシステム
データバス19を介して読み出すことができる。従っ
て、システムデータバス19を上位の処理装置と接続す
ることにより画像データの処理操作を行うことが可能で
ある。
【0024】第1のマルチプレクサ20および第2のマ
ルチプレクサ21は画像データの経路を切換えるための
ものであり、経路の切換え動作は、マイクロコンピュー
タ14が各マルチプレクサ20および21に制御信号を
出力することにより行われる。フィリップフロップ22
は加算回路16にオフセット値を出力するためのもので
あり、オフセット値出力手段として機能する。この場
合、そのオフセット値はマイクロコンピュータ14がヒ
ストグラム計測回路13によるレベル分布に基づいて決
定し、システムデータバス19を介して設定するように
なっている。
【0025】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、図2において、撮像素子から画像信号Vsが出力さ
れると、画像信号VsはA/D変換器11および同期信
号分離回路12に入力され、画像データ成分がA/D変
換器11により取出され、画像データP1 としてヒスト
グラム計測回路13およびルックアップテーブル回路1
5に出力される。これと共に、同期信号分離回路12に
より同期信号成分が取出され、同期信号Paとしてマイ
クロコンピュータ14に出力される。
【0026】すると、マイクロコンピュータ14は、第
1のマルチプレクサ20にマルチプレクサ設定信号M1
を出力することにより、第1のマルチプレクサ20の入
力側をルックアップテーブル回路15に接続し、出力側
を第1のフレームメモリ17に接続する。これにより、
図2に太矢印で示すように、A/D変換器11からの画
像データP1 は、ルックアップテーブル回路15および
第1のマルチプレクサ20という経路で第1のフレーム
メモリ17に出力され、第1のフレームメモリ17に記
憶される。
【0027】これと共に、マイクロコンピュータ14
は、ヒストグラム計測回路13の計測結果信号Hを検出
する。一般的に、画像データP1 のレベル分布は、図5
に示すように、処理対象レベルと背景レベルとで夫々分
布のピークを示すので、マイクロコンピュータ14は、
夫々のピーク値が含まれるように、計測結果信号Hから
画像データP1 の最小レベルおよび最大レベルを検出す
る。そして、これら最小レベルおよび最大レベルに基づ
いて、加算回路16の加算回数を「N」に、ルックアッ
プテーブル設定信号を「R1 」に、フィリップフロップ
のオフセット値を最小レベルのマイナス値である「O
m」に設定する。
【0028】以上の動作が終了すると、マイクロコンピ
ュータ14は、図3に示すように、第1のマルチプレク
サ20にマルチプレクサ設定信号M2 を出力し、第1の
マルチプレクサ20の出力側を加算回路16に接続し、
入力側を第1のフレームメモリ17に接続する。これと
共に、第1のフレームメモリ17にフレームメモリ制御
信号F1 を出力し、第1のフレームメモリ17をデータ
出力に設定する。また、第2のマルチプレクサ21にマ
ルチプレクサ設定信号M3 を出力し、第2のマルチプレ
クサ21の入力側を加算回路16に接続し、出力側を第
2のフレームメモリ18に接続する。これと共に、第2
のフレームメモリ18にフレームメモリ制御信号F2 を
出力し、第2のフレームメモリ18をデータ入力に設定
する。
【0029】従って、A/D変換器11から出力された
2番目の画像データP2 は、図3に太矢印で示すよう
に、ルックアップテーブル回路15により、ルックアッ
プテーブル設定信号R1 で設定された形態にレベル変換
され、画像データP´2 として加算回路16に出力され
る。図6はルックアップテーブル回路15によるレベル
変換の各種形態を示すものであり、横軸は入力画像レベ
ルを示し、縦軸は出力画像レベルを示す。このうち、ル
ックアップテーブル回路15がルックアップテーブル設
定信号R1 に基づいて行うレベル変換は(c)であり、
最小レベル以下の画像データは最小レベルにクランプさ
れ、最大レベル以上の画像データは最大レベルにクラン
プされ、それ以外の画像データは「(入力レベル)=
(出力レベル)」に設定される。
【0030】一方、図3に太矢印で示すように、第1の
フレームメモリ17からは記憶されていた画像データP
1 が第1のマルチプレクサ20を介して加算回路16に
出力され、フィリップフロップ22からはオフセット値
Omが加算回路16に出力される。これにより、加算回
路16は、A/D変換器11からの画像データP´2と
第1のフレームメモリ17からの画像データP1 とオフ
セット値Omとを加算し、加算画像データPA を作成す
る。すると、この加算画像データPA は、第2のマルチ
プレクサ21を介して第2のフレームメモリ18に出力
され、第2のフレームメモリ18に記憶される。
【0031】次に、マイクロコンピュータ14は、図4
に示すように、第1のマルチプレクサ20にマルチプレ
クサ設定信号M3 を出力し、第1のマルチプレクサ20
の入側を加算回路16に接続し、出力側を第1のフレー
ムメモリ17に接続する。これと共に、第1のフレーム
メモリ17にフレームメモリ制御信号F2 を出力し、第
1のフレームメモリ17をデータ入力に設定する。ま
た、第2のマルチプレクサ21にマルチプレクサ設定信
号M2 を出力し、第2のマルチプレクサ21の入力側を
第2のフレームメモリ18に接続し、出力側を加算回路
16に接続する。これと共に、第2のフレームメモリ1
8にフレームメモリ制御信号F1 を出力し、第2のフレ
ームメモリ18をデータ出力に設定する。
【0032】従って、図4に太矢印で示すように、A/
D変換器11から出力された3番目の画像データP3 は
ルックアップテーブル回路15により、ルックアップテ
ーブル設定信号R1 で設定された形態にレベル変換さ
れ、画像データP´3 として加算回路16に出力され
る。一方、第2のフレームメモリ18からは記憶されて
いた加算画像データPA が加算回路16に出力され、フ
ィリップフロップ22からはオフセット値Omが加算回
路16に出力される。これにより、加算回路16は、A
/D変換器11からの画像データP´3 と第2のフレー
ムメモリ18からの加算画像データPA とオフセット値
Omとを加算し、加算画像データPB を作成する。する
と、この加算画像データPB は、第1のマルチプレクサ
20を介して第1のフレームメモリ17に出力され、第
1のフレームメモリ17に記憶されていた旧い画像デー
タP1 は新しい加算画像データPB に書換えられる。
【0033】而して、マイクロコンピュータ14は、第
1および第2のフレームメモリ17および18に記憶さ
れた新旧2種類の加算画像データのうち、新しいデータ
とA/D変換器11からの画像データとを加算回路16
に入力することにより最新の積算画像データを作成して
旧いデータと書換える動作を、設定された加算回数
「N」だけ連続で繰り返す。これにより、コントラスト
が十分に高い画像データが作成される。
【0034】ところで、A/D変換器11からの画像デ
ータのレベルは必ずしも一定ではなく、画像データの加
算途中に、加算回路16でオバーフローが発生すること
も考えられる。この場合、加算回路16からは不正確な
加算画像データが出力されるが、マイクロコンピュータ
14は、第1および第2のフレームメモリ17および1
8の加算画像データのうち旧いデータを不正確な加算画
像データに書換えるので、新しい加算画像データは保護
される。これと共に、加算回路16からオバーフロー信
号O(図4に示す)が出力されるので、マイクロコンピ
ュータ14はオーバーフロー信号Oを検出し、加算回路
16の加算動作を停止させる。そして、第1のフレーム
メモリ17または第2のフレームメモリ18の新しい加
算画像データをシステムデータバス19を介して読み込
む。
【0035】この場合、システムデータバス19を介し
て読み込まれた新しい加算画像データは、オーバーフロ
ーの一歩手前まで加算されたものであるから、コントラ
ストが十分に高く、従って、オーバーフローが発生した
場合でも、画像データの再加算を行う必要がない。しか
も、オーバーフローを防止する必要がないので、コント
ラストが十分に向上されない,画像データ加算作業に時
間がかかるといった「オーバーフロー発生防止」に起因
する問題は生じない。
【0036】また、加算回路16の加算回数「N」は、
実測した画像データの最大レベルおよび最小レベルに基
づいて設定されているため、その画像データに応じた最
適なものになっている。従って、画像データのコントラ
ストをより高めることができる。しかも、撮像対象が変
わっても、それに応じて画像データのレベル分布も変わ
るので、常に撮像対象に対応した最適な加算回数を設定
できる。
【0037】さらに、ルックアップテーブル回路15に
より画像データのレベル変換を行っているので、第1お
よび第2のフレームメモリ17および18の記憶スペー
スを有効利用でき、加算回数をより増加できる。さら
に、加算回路16にオフセット値を出力することによ
り、加算画像データのレベルを小さくしているので、第
1および第2のフレームメモリ17および18の記憶ス
ペースをさらに有効利用でき、加算回数をより一層増加
できる。この場合、ルックアップテーブル回路15のレ
ベル変換形態の選択およびフィリップフロップ22のオ
フセット値の設定を、実測された画像データのレベル分
布に基づいて行っているので、撮像素子から出力される
撮像対象が変わっても、その撮像対象に対応した最適な
レベル変換の形態およびオフセット値の設定を行うこと
ができる。
【0038】尚、上記実施例においては、画像データの
最大レベルおよび最小レベルに基づいて加算回数を設定
したが、入力される画像データのレベル分布が分かって
いるような場合には、加算回数を予め設定しておいても
良い。
【0039】また、上記実施例においては、加算回数を
設定し、その加算回数まで連続して加算動作を行わせる
構成としたが、加算回数を設定せず、マイクロコンピュ
ータ14がオーバーフローを検出するまで加算動作を連
続して繰り返す構成としても良い。この場合にも、マイ
クロコンピュータ14は、第1および第2のフレームメ
モリ17および18の加算画像データのうち旧いデータ
をオーバーフロー値に書換えるので、新しい加算画像デ
ータは保護される。しかも、マイクロコンピュータ14
が加算回数設定に関わる制御を行う必要がないので、そ
の分、ソフト構成を簡単化できる。
【0040】さらに、上記実施例においては、画像デー
タを図6の(c)に示す形態にレベル変換する構成とし
たが、ヒストグラム計測回路13のレベル分布に基づい
て、図6の(a)または(b)あるいは(d)に示す形
態にレベル変換する構成としても良い。(a)は一定レ
ベル(α1 で示す)以下の入力画像データに対して出力
画像データのレベルを一定値(α2 で示す)にクランプ
する変換例であり、この場合、フィリップフロップ22
のオフセット値は一定値α2 に設定する。(b)は入力
画像データに対して出力画像データをシフトする変換例
であり、この場合、フィリップフロップ22のオフセッ
ト値はβに設定する。(d)は、最小レベル以下の画像
データは「0」にクランプし、最大レベル以上の画像デ
ータは「(最大レベル)−(最小レベル)」にクランプ
し、それ以外のレベルについては「(入力レベル)−
(処理最小レベル)」に設定する変換例であり、フィリ
ップフロップ22のオフセット値は「0」に設定する。
【0041】また、上記実施例においては、1番目の画
像データP1 のレベル分布計測結果に基づいてレベル変
換形態およびオフセット値を設定したが、各画像データ
ごとにそれらを設定しても良い。また、入力される画像
データのレベル分布が分かっているような場合には、レ
ベル変換形態およびオフセット値を予め設定しておくこ
ともできる。
【0042】さらに、上記実施例においては、レベル変
換手段として、ルックアップテーブル回路15を用いた
が、四則演算手段やマイクロプロセッサ等の演算手段を
用いても良い。また、画像データのレベル分布を計測す
るヒストグラム計測回路13の計測結果から、画像デー
タの最大レベルおよび最小レベルを計測する構成とした
が、専用の最大レベル検出手段および最小レベル検出手
段を設けても良い。さらに、第1および第2のマルチプ
レクサ20および21の代わりに、3ステートのバッフ
ァ回路を用いることもできる。また、加算手段としては
加算回路16の代わりにマイクロプロセッサ等の演算手
段を用いることもできる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像データ加算装置によれば、次のような効果を奏す
る。請求項1記載の手段によれば、画像データの加算途
中にオバーフローが発生しても、新しい加算画像データ
を保護できるので、画像データの再加算作業を行う必要
がなくなる。しかも、「オーバーフロー防止」を行う必
要がないので、コントラストが十分に向上されない,画
像データ加算作業に時間がかかるといった「オーバーフ
ロー防止」に起因する問題も生じない。
【0044】請求項2記載の手段によれば、オーバーフ
ローが発生した時点で加算手段の加算動作を停止するの
で、十分にコントラストが高いデータを得ることができ
る。請求項3記載の手段によれば、加算手段の加算回数
を、画像データの最大レベルおよび最小レベルに基づい
て決定するので、撮像対象に応じた最適な加算回数を設
定することができ、コントラストの高い画像データを得
ることができる。
【0045】請求項4記載の手段によれば、新しい加算
画像データを保護できるので、請求項1記載の手段と同
様な効果を奏する。しかも、加算回数を設定する必要が
ないので、制御手段の構成をその分簡単化できる。
【0046】請求項5記載の手段によれば、加算手段に
オフセット値を出力するので、記憶手段の記憶スペース
を有効利用でき、ひいては、加算回数を増加できる。請
求項6記載の手段によれば、画像データのレベル分布に
基づいてオフセット値を設定するので、撮像対象に応じ
た最適なオフセット値を設定できる。
【0047】請求項7記載の手段によれば、画像データ
のレベル変換を行うので、記憶手段の記憶スペースを有
効利用でき、ひいては、加算回数を増加できる。請求項
8記載の手段によれば、画像データのレベル分布に応じ
て画像データのレベル変換を行うので、撮像対象に応じ
て最適な形態にレベル変換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】画像データP1 の流れを示す図1相当図
【図3】画像データP2 の流れを示す図1相当図
【図4】画像データP3 の流れを示す図1相当図
【図5】画像データのレベル変換例を示す図
【図6】画像データのレベル分布例を示す図
【図7】従来例を示すブロック図
【符号の説明】
11はA/D変換器(画像データ出力手段)、14はマ
イクロコンピュータ(制御手段)、15はルックアップ
テーブル回路(レベル変換手段)、16は加算回路(加
算手段)、17は第1のフレームメモリ(記憶手段)、
18は第2のフレームメモリ(記憶手段)、22はフィ
リップフロップ(オフセット値出力手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/765

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子からの画像信号を画像データに
    変換して出力する画像データ出力手段と、 加算手段と、 新旧2種類の加算画像データを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された新旧2種類の加算画像データ
    のうち、新しいデータと前記画像データ出力手段からの
    画像データとを前記加算手段に入力することにより最新
    の加算画像データを作成して旧いデータと書換える制御
    手段とを備え、 この制御手段は、前記加算手段に設定された回数分連続
    で加算動作を行わせるように構成されていることを特徴
    とする画像データ加算装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、加算手段がオーバーフロー
    したことを検出すると加算手段の加算動作を停止させる
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    画像データ加算装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、画像データ出力手段から出
    力された画像データの最大レベルおよび最小レベルに基
    づいて加算手段の加算回数を設定するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の画像デー
    タ加算装置。
  4. 【請求項4】 撮像素子からの画像信号を画像データに
    変換して出力する画像データ出力手段と、 加算手段と、 新旧2種類の加算画像データを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された新旧2種類の加算画像データ
    のうち、新しいデータと前記画像データ出力手段からの
    画像データとを前記加算手段に入力することにより最新
    の加算画像データを作成して旧いデータと書換える制御
    手段とを備え、 この制御手段は、前記加算手段がオーバーフローするま
    で連続で加算手段に加算動作を行わせるように構成され
    ていることを特徴とする画像データ加算装置。
  5. 【請求項5】 加算手段にオフセット値を出力するオフ
    セット値出力手段を備え、このオフセット値出力手段は
    予め設定されたオフセット値を出力するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載の画像データ加算装置。
  6. 【請求項6】 加算手段にオフセット値を出力するオフ
    セット値出力手段を備え、制御手段は、画像データのレ
    ベル分布に基づいてオフセット値出力手段のオフセット
    値を設定するように構成されていることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載の画像データ加算装
    置。
  7. 【請求項7】 画像データ出力手段から出力される画像
    データのレベルを変換するレベル変換手段を備え、この
    レベル変換手段は予め設定された形態に画像データをレ
    ベル変換するように構成されていることを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれかに記載の画像データ加算装
    置。
  8. 【請求項8】 画像データ出力手段から出力される画像
    データのレベルを変換するレベル変換手段を備え、制御
    手段は、画像データのレベル分布に基づいてレベル変換
    手段にレベル変換を行わせるように構成されていること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像
    データ加算装置。
JP5244090A 1993-09-30 1993-09-30 画像データ加算装置 Pending JPH07226878A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5244090A JPH07226878A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 画像データ加算装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5244090A JPH07226878A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 画像データ加算装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07226878A true JPH07226878A (ja) 1995-08-22

Family

ID=17113598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5244090A Pending JPH07226878A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 画像データ加算装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07226878A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6198504B1 (en) Image sensing apparatus with a moving image mode and a still image mode
KR100219999B1 (ko) 손흔들림 보정기능을 갖고 있는 촬상장치
KR970014392A (ko) 캠코더의 움직임 벡터 검출장치 및 그 검출방법
JPS61214867A (ja) 画像処理装置
JP2921973B2 (ja) 特定物体の画像抽出方法及び画像抽出装置
JPH07226878A (ja) 画像データ加算装置
US5760831A (en) Image processing apparatus with white balance control
JPH0563968A (ja) カラー画像処理装置
KR940017740A (ko) 캠코더의 자동 영상 안정화 장치
EP0740464B1 (en) Video apparatus with a single multi-port field memory
JP2562715B2 (ja) 手ブレ検出回路
JPH04245866A (ja) 符号化装置
JPH01177278A (ja) 画像読取装置
JPH0683440B2 (ja) テレビジヨン信号の動き検出装置
JP2625797B2 (ja) 画像信号の閾値処理回路
JPH05176218A (ja) 画像動き補正装置
JP4154102B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPS59128864A (ja) 副走査線自動線密度切替方式
JPH06311416A (ja) パンニング検出装置
JPS61214865A (ja) 画像処理装置
JPH08181858A (ja) 画像処理装置
JPH07154675A (ja) 画像データ検出画面分割法および撮像装置
JPH0678264A (ja) 撮像装置
JP3183916B2 (ja) 色抽出装置
KR920009759B1 (ko) 실시간 적응형 화상 이진화장치