JPH0722681Y2 - コロナ放電装置及びコロナ放電装置用シールド - Google Patents

コロナ放電装置及びコロナ放電装置用シールド

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JPH0722681Y2
JPH0722681Y2 JP1988146214U JP14621488U JPH0722681Y2 JP H0722681 Y2 JPH0722681 Y2 JP H0722681Y2 JP 1988146214 U JP1988146214 U JP 1988146214U JP 14621488 U JP14621488 U JP 14621488U JP H0722681 Y2 JPH0722681 Y2 JP H0722681Y2
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corona discharge
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activated carbon
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文成 鈴木
良和 高橋
健治 斉田
英二 吉村
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Toyobo Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
Toyobo Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電子写真複写機、レーザープリンター等、画
像形成装置におけるコロナ放電装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、一般に使用されている電子写真複写機は、第3図
に示す様な構成を有するものである。即ち、アルミニウ
ム基板上に光導電体層を形成したドラム状の電荷受容体
18の上方に、複写すべき原稿19を載置する原稿台20が設
けられ、原稿台20の下側には、原稿19を照射する光源21
と、原稿19からの反射光を電荷受容体18へ導く光学系22
が設置されている。まず、電荷受容体18の表面は、画像
情報が照射される前にその表面に帯電装置23で一様に帯
電され、次の露光工程により電荷受容体18の表面に形成
された静電潜像は、電荷受容体18の周辺に設置された現
像器24によりトナー像に現像された後に転写器25に達
し、給紙装置26より給紙された用紙27にトナー像が転写
される。トナー像が転写された用紙27は、剥離用帯電装
置28により除電されて電荷受容体18より剥離されて定着
器29に送られ、定着器29で用紙27上のトナー像が用紙27
に定着される。転写工程後、電荷受容体18表面に残留す
る未転写トナーは、プリクリーニングコロトロン30によ
り除電されクリーニング装置31により電荷受容体18の表
面から除去される。又、トナー転写後の電荷受容体は、
除電用のコロナ帯電装置(図示せず)が除電ランプで残
留電荷の除電を行ない、再使用に供される。
この様な電子写真複写機において帯電や除電に用いられ
るコロナ放電装置は、第4図に斜視図を、第5図に概略
構成断面図を示すようなコロトロンと称される放電装置
であり、シールド1の両面に一対の絶縁ブロック3を配
設し、この一対の絶縁ブロック3に細い放電ワイヤ6の
両端を座金4aを介してネジ4で締め付けて止め、所定の
張力を付与して張架したものが代表的なものである。
コロナ放電を発生される放電ワイヤは、通常、線径が10
0μm以下の細いタングステン線等の金属線が用いられ
ており、また、コロナ放電特性を決定するものであるか
ら、ワイヤ自体を傷つけたり汚れを付着させることな
く、一定の張力で正確に取り付ける必要がある。また、
コロナ放電を発生させる放電ワイヤは、放電に伴ない放
電生成物や現像剤で汚染される。その結果、感光体の表
面の帯電が不均一になってトナー像にむらが発生してし
まう。これを改善するために、第6図に概略断面図を示
すように放電ワイヤと感光体との間に放電電流を制御す
るためのスクリーン5を設けたスコロトロンと称される
放電装置が用いられている。
これらコロナ放電を発生させるコロトロンやスコロトロ
ンではコロナ放電が空気中で行なわれるため、放電場で
加速された荷電粒子と酸素分子の非弾性衝突によって生
じる酸素の活性粒子と酸素分子との反応によりオゾンが
生成することが知られている。これらのオゾンを含む空
気は、電子写真複写機内に設置された排気部より機外に
排出されるが、オゾンは非常に臭いの強い気体であり、
空気中0.1ppmの濃度のオゾンに長時間人が接触している
と、息切れ、目まい、頭痛、吐き気などの生理作用が認
められることがあり、人体に対し有害であり、事務機器
の大きな欠点とされている。
従来、電子写真複写機から排出されるオゾンを除去、低
減する手段としては、例えばオゾンを含む空気を排出過
程においてオゾン分解物質を充填または不織布などに固
定させ接触面積を大きくした層空間を通じ分解する方法
がある。また他の例として活性炭粉末上に触媒、例えば
二酸化マンガン、過酸化鉛、パラジウム、白金、ニッケ
ル、ロジウムなどの各金属及び金属酸化物を担持せしめ
たオゾン分解触媒を水に分散させ、これをコロトロンの
シールド表面に塗布乾燥したものを用いてオゾンをコロ
トロン内で低減する方法がある。また、このようなコロ
トロンのシールド表面に用いるオゾン分解物質として活
性炭素繊維もしくは粉末状活性炭からなるシート(以
下、両者をまとめて活性炭素紙という。)を用いること
も提案されている。
[考案が解決しようとする問題点] このような活性炭素紙からなるシールドは環境中の吸湿
等によってシートが変形したり、そったりしコロナ放電
器の性能をそこなう事があった。また、乾燥時において
も、形状の収縮やそり、シート端部でのほつれやケバ立
ちを起しコロナ放電性能の劣化及び火花放電を発生させ
ることがあった。
そこで第1図(a)に斜視図、第1図(b)にその部分
拡大図を示すように、シールド形状の安定性を保持する
ために3枚の活性炭素紙(内側ライナー1a、外側ライナ
ー1b、中芯1d)を段ボール(ハニカム)状に加工したも
のも利用されている。
従来の段ボール状活性炭素シールドに於いては、シール
ドの両側面の平行度が不均一であり、また環境の変化に
より、あるいは外力によりシールド側面が変形しやす
く、形状維持性が極めて弱いために放電ワイヤとの空間
距離にバラツキを生じ、コロナ放電を不均一な状態に
し、そのため感光体の帯電量にムラが生じる。
従って、本考案の目的は活性炭素紙を段ボール状に加工
し形成したシールドを備えたコロナ放電装置の前述の欠
点を解消し、安定したコロナ放電性能を長期にわたって
保つことができるコロナ放電装置及びコロナ放電装置用
シールドを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、導電性シールドの両端部に設けられた絶縁性
ブロックと、該絶縁性ブロック間に張架された放電ワイ
ヤとを備えたコロナ放電装置において、導電性シールド
が表面の活性炭素紙と中心部の厚紙とで構成されるシー
トからなることを特徴とするコロナ放電装置及び導電性
シールドの両端部に設けられた絶縁性ブロックと、該絶
縁性ブロック間に張架された放電ワイヤとを備えたコロ
ナ放電装置に用いられる導電性シールドであり、該導電
性シールドが表面の活性炭素紙と中芯の厚紙とで構成さ
れるシート状物であることを特徴とするコロナ放電装置
用シールドである。
[考案の効果] すなわち、本考案は強度を増すためシールドを構成する
活性炭素紙のライナーと中芯との材質を変え、中芯とし
て厚紙を用いたものであり、活性炭素繊維または粒状活
性炭の表面積の大きな活性炭素紙を両面に用いて、シー
ルド自身のO3吸着能を高く保ちつつ、シールドの剛性を
シールド構成部材のみによって強化して安定したコロナ
放電性能を保つことができ、また特別の補強材を用いな
いで、既存の製造設備で安価に製品化できるという利点
を有する。
[実施例] 以下、本考案を実施例を示す図面によって説明する。
実施例1[複合紙による半型紙管シールド] 第2図(a)に斜視図、第2図(b)に一部拡大断面図
を示す紙管において、内側表面1aと外側表面1bは活性炭
素紙(厚さ0.2〜0.5mm)、中芯となる内部は紙を重ね巻
きした厚紙で構成させる。この紙管の大きさはシールド
仕様形状により異なるが、内径φ10〜φ100mm、肉厚0.5
〜5mm、長さ100〜1500mmの範囲である。この複合紙によ
る紙管は既存の紙管製造設備を用いて作ることができ
る。
まず、内側表面のライナー1aの活性炭素紙を要求内径の
軸芯に巻き付ける。
次に通常使用されている紙管用の紙またはそれ以上の剛
性を保持する紙を巻き付けていく。この巻き付け量は仕
様の厚さ及び外側表面ライナー1bとなる活性炭素紙の厚
さを考慮した量とする。そして最後に活性炭素紙を巻き
付ける。これらの巻き付けに際し紙と紙とを接着剤によ
り接着する。ついで軸芯を抜くことにより紙管が製造さ
れる。この紙管を円形の真中から縦に切断したものを第
2図(c)に斜視図を示すように半型紙管シールドとす
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は従来技術に基づくシールドの1実施例の
斜視図、第1図(b)はその部分拡大断面図、第2図
(a)〜(c)は本考案の他のシールド基材の説明図で
あり、(a)は紙管の斜視図、(b)はその部分拡大断
面図、(c)は半型紙管の斜視図、 第3図は従来の電子写真複写機の概略構成図、 第4図は従来のコロナ放電装置の斜視図、 第5図は同じく従来のコロナ放電装置の概略構成断面
図、 第6図は従来の他のコロナ放電装置の概略構成断面図で
ある。 図中符号: 1……シールド;1a……内側ライナー;1b……外側ライナ
ー;1c……厚紙製中芯;1d……中芯;2……重ね紙製中芯;3
……絶縁ブロック;4a……座金;4……ネジ;5……スクリ
ーン;6……放電ワイヤ;7a、7b、7c……電源;18……電荷
受容体;19……原稿;20……原稿台;21……光源;22……光
学系;23……帯電装置;24……現像器;25……転写器;26…
…給紙装置;27……用紙;28……剥離用帯電装置;29……
定着器;30……プリクリーニングコロトロン;31……クリ
ーニング装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉田 健治 東京都中央区日本橋小網町17―9 東洋紡 績株式会社東京支店内 (72)考案者 吉村 英二 滋賀県大津市堅田2丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−208070(JP,A) 実開 昭59−131831(JP,U) 実開 昭60−88732(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性シールドの両端部に設けられた絶縁
    性ブロックと、該絶縁性ブロック間に張架された放電ワ
    イヤとを備えたコロナ放電装置において、導電性シール
    ドが、所定形状の軸芯上に、活性炭素紙、剛性を有する
    紙、および活性炭素紙を順次接着剤にて接着しながら巻
    き付けて紙筒を形成し、しかる後に軸芯の除去と紙筒の
    切断を行なってなる、表面の活性炭素紙と中芯の剛性紙
    積層部とで構成されるシートからなることを特徴とする
    コロナ放電装置。
  2. 【請求項2】導電性シールドの両端部に設けられた絶縁
    性ブロックと、該絶縁性ブロック間に張架された放電ワ
    イヤとを備えたコロナ放電装置に用いられる導電性シー
    ルドであり、導電性シールドが、所定形状の軸芯上に、
    活性炭素紙、剛性を有する紙、および活性炭素紙を順次
    接着剤にて接着しながら巻き付けて紙筒を形成し、しか
    る後に軸芯の除去と紙筒の切断を行なってなる、表面の
    活性炭素紙と中芯の剛性紙積層部とで構成されるシート
    状物であることを特徴とするコロナ放電装置用シール
    ド。
JP1988146214U 1988-11-09 1988-11-09 コロナ放電装置及びコロナ放電装置用シールド Expired - Lifetime JPH0722681Y2 (ja)

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