JP2751180B2 - コロナ放電装置 - Google Patents

コロナ放電装置

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JP2751180B2 JP63034005A JP3400588A JP2751180B2 JP 2751180 B2 JP2751180 B2 JP 2751180B2 JP 63034005 A JP63034005 A JP 63034005A JP 3400588 A JP3400588 A JP 3400588A JP 2751180 B2 JP2751180 B2 JP 2751180B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真複写機、レーザープリンター等、
画像形成装置におけるコロナ放電装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、一般に使用されている電子写真複写機は、第4
図に示す様な構成を有するものである。すなわち、アル
ミニウム基板上に光導電体層を形成したドラム状の電荷
受容体12の上方に、複写すべき原稿13を載置する原稿台
14から設けられ、原稿台14の下側には、原稿13を照明す
る光源15と、原稿13からの反射光を電荷受容体12へ導く
光学系16が設置されている。まず電荷受容体12の表面
は、画像情報が照射される前にその表面に帯電装置17で
一様に帯電され、次の露光工程により電荷受容体12の表
面に形成された静電潜像は、電荷受容体12の周辺に設置
された現像器18によりトナー像に現像された後に転写器
19に達し、給紙装置20より給紙された用紙21にトナー像
が転写される。トナー像が転写された用紙21は、剥離用
帯電装置22により除電されて電荷受容体12より剥離され
て定着器23に送られ、定着器23で用紙21上のトナー像が
用紙21に定着される。転写工程後、電荷受容体12表面に
残留する未転写トナーは、プレクリーニングコロトロン
24により除電されたクリーニング装置25により電荷受容
体12の表面から除去される。また、トナー転写後の電荷
受容体は、除去用のコロナ帯電装置(図示せず)が除電
ランプで残留電荷の除電を行い、再使用に供される。
この様な電気写真複写機において帯電や除電に用いら
れるコロナ放電装置は、第5図に斜視図、第6図に概略
構成断面図を示すようなコロトロンと称される放電装置
であり、シールド11の両端に一対の絶縁ブロック3を配
設し、この一対の絶縁ブロック3に細い放電ワイヤ6の
両端を座金4aを介してネジ4で締め付けて止め、所定の
張力を付与して張架したものが代表的なものである。
コロナ放電を発生される放電ワイヤは、通常、線径が
100μm以下の細いタングステン線等の金属線が用いら
れており、また、コロナ放電特性を決定するものである
から、ワイヤ自体を傷つけたり汚れを付着させることな
く、一定の張力で正確に取付ける必要がある。また、コ
ロナ放電を発生させる放電ワイヤは、放電に伴ない放電
生成物や現像剤で汚染される。その結果、感光体の表面
の帯電が不均一になってトナー像にむらが発生してしま
う。これを改善するため、第7図に概略構成断面図を示
すような、放電ワイヤと感光体との間に放電電流を制御
するためのスクリーン5を設けたスコロトロンと称され
る放電装置が用いられている。これらコロナ放電を発生
させるコロトロンやスコロトロンではコロナ放電が空気
中で行なわれるため、放電場で加速された荷電粒子と酸
素分子の非弾性衝定によって生じる酸素の活性粒子と酸
素分子との反応によりオゾンが生成されることが知られ
ている。これらのオゾンを含む空気は、電子写真複写機
内に設置された排気部より機外に排出されるが、オゾン
は非常に臭いの強い気体であり空気中0.1PPMの濃度に長
時間人が接触していると、息切れ、目まい、頭痛、吐き
気などの整理作用が認められることがあり、人体に対し
て有害であり、事務機器の大きな欠点とされている。
従来、電子写真複写機から排出されるオゾンを除去、
低減する手段としては、例えばオゾンを含む空気を排出
過程においてオゾン分解物質を充填し、または不織布な
どに固着させて接触面積を大きくした層空間を通して分
解する方法がある。また他の例として活性炭粉末上に触
媒、例えば二酸化マンガン、過酸化鉛、パラジウム、白
金、ニッケル、ロジウムなどの各金属及び金属酸化物を
担持せしめたオゾン分解触媒を水に分散させ、これをコ
ロトロンのシールド表面に塗布乾燥したものを用いてオ
ゾンをコロトロン内で低減する方法がある。また、この
ようなロコトロンのシールド表面に用いるオゾン分解物
質として活性炭素繊維を接着したものも提案されてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] 上記コロトロンのシールド表面にオゾン分解物質を設
けオゾンを低減する場合、触媒を担持した活性炭を塗布
乾燥させて用いるときに活性炭粉末が脱落しないように
結着剤と混合したものを塗布している。そのため活性炭
の有効表面積が減少し、オゾン処理性能が必ずしも十分
でなかった。
また活性炭素繊維を接着して用いたものでは繊維が導
電性でケバ立っているため、この繊維に高電圧部から火
花放電が発生したり、繊維が小さく切断されて絶縁性を
必要とする絶縁ブロック表面に付着しその表面抵抗を下
げ電流が漏れてしまうなどの問題があった。
従って、この発明の目的はコロトロンシールドに活性
炭からなるオゾン分解物質を設けオゾンを低減するタイ
プのコロナ放電装置において、オゾン低減性能が良く、
火花放電が発生しないコロナ放電装置を提供することに
ある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は導電性シールドの両端部に設けられた絶縁性
ブロックと、前記絶縁性ブロック間に張架された放電ワ
イヤとを備えたコロナ放電装置において、導電性シール
ドの内面が平均粒径100μm以下の活性炭粉末を導電性
接着剤で紙状表面に保持した活性炭シートからなるオゾ
ン吸着分解材で形成されており、該シートの導電性が抵
抗値で106Ω・cm以下であるコロナ放電装置である。
[実施例] 以下実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は本発明のコロナ放電装置の部分斜視図であ
り、第2図は本発明コロナ放電装置の断面図である。
コロナ放電装置はシールド11の両端に一対の絶縁ブロ
ック3を配設し、この一対の絶縁ブロックに直径φ30μ
のタングステンワイヤ6の両端に接続端子2を設けスプ
リング2aによって所定荷電を加えて張り渡たしてある。
前記シールド11には活性炭からなるオゾン吸着分解剤
層1を設けてある。このオゾン吸着分解剤は紙状基材の
表面に100μm以下、通常は20〜30μmの粒状活性炭を
導電性接着剤で保持させたシートであり、シートの導電
性は抵抗値で106Ω・cm以下のものである。
粉状活性炭のシート以外のものとして炭素繊維を賦活
した活性炭素繊維を短繊維としたシートも知られてい
る。活性炭素繊維には、セルロース繊維、ポリアクリロ
ニトリル繊維、フェノール繊維および石炭ピッチの溶融
紡糸物等を焼成して得られるもの等がある。
以下具体的にコロトロンシールドの活性炭層の構成の
相違によるオゾン処理性能について説明する。
比較例1 第1図及び第2図の構成でコロトロンシールドの表面
に3%スチロール樹脂のトルエン溶液30cc中に5gの活性
炭粉末を充分に分散させた液を一様に塗布して乾燥し
た。
実施例1〜2 東洋紡績(株)製の活性炭シート(型番P−165N)で
あって、100μm以下の粉末活性炭を導電性接着剤を用
い紙状表面上に固着してなるシートを、コロトロンシー
ルドの内表面に導電性の接着剤でシールド接着した構成
のもの(これをAとする)を作成した。また武田薬品工
業(株)の活性炭シートであって、植物系の100μm以
下の活性炭を導電性接着剤を塗布した紙状基材の上に押
付け保持させたシートを導電性の接着剤で接着した構成
のもの(これをBとする)を作成した。
比較例2〜3 コロトロンシールドの表面に東洋紡績(株)製のセル
ロース系の活性炭素繊維を短繊維にし接着剤でシート状
にした活性炭シート(型番P−175)を導電性の接着剤
で接着した構成のもの(これをCとする。)を作成し
た。
また東邦レーヨン(株)製のポリアクリロニトリル繊
維の活性炭素繊維を短繊維にし接着剤でシート状にした
活性炭シート(型番FP64/75−MA)を導電性の接着剤を
もって接着した構成のもの(これをDとする。)を作成
した。
以上の如く5種類の活性炭層をシールドの表面に設け
たコロトロンを電子写真複写機内に設置し、コロナ放電
を発生させ排出されて来たオゾンを測定した結果を、表
面に活性炭層を設けない材質がステンレスのコロトロン
シールドと比較した。オゾンの発生量は放電電流に比例
するので各放電々流毎のオゾン濃度を測定したところ第
3図に示す如き結果が得られた。
この結果からシール表面に活性炭層を設けないステン
レスシールドでのO3分解率と比べたところ次表の如き結
果が得られた。
オゾンの分解率で比べると実施例1〜2の100μm以
下の粉末活性炭から活性炭シートを製作したものをコロ
トロンのシールドとして用いた場合が最も効果的であっ
た。
また、比較例1の粉末活性炭をコロトロンのシールド
に塗布したものは取扱い中などに剥離を生じ使用できな
いものがあった。他方比較例2〜3の繊維状活性炭から
なる活性炭シートをコロトロンシールドとして用いた場
合には高電圧を放電ワイヤに印加すると不安定な放電と
なる場合があった。
[発明の効果] 以上のようにコロトロンのシールドに活性炭層を設け
オゾン低減を図るものにおいては粉状活性炭を基材の表
面に保持させたものが優れていることが判明した。
更に本発明に基づく活性炭シートをコロトロンのシー
ルドに設けてオゾン発生の低減を図ることにより、従来
機器の空気排出口付近に設けているオゾンフィルターを
削除することが可能となり大きなコスト低減が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコロナ放電装置の部分斜視図、 第2図は同じくコロナ放電装置の断面図、 第3図は各種シールドによるコロナ放電装置に基づくオ
ゾン分解率のグラフ、 第4図は従来の電子写真複写機の概略構成図、 第5図は従来のコロナ放電装置の斜視図、 第6図は同じく従来のコロナ放電装置の概略構成断面
図、 第7図は従来の他のコロナ放電装置の概略構成断面図で
ある。 図中符号: 1……活性炭シート;2……接続端子;2a……スプリング;
3……絶縁性ブロック;4……ネジ;4a……座金;5……スク
リーン;6……放電ワイヤ;7a,7b……電源;11……シール
ド; 12……電荷受容体;13……原稿;14……原稿台;15……光
源;16……光学系;17……帯電装置;18……現像器;19……
転写器; 20……給紙装置;21……用紙;22……剥離用帯電装置;23
……定着器;24……プリークリーニングコロトロン;25…
…クリーニング装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性シールドの両端部に設けられた絶縁
    性ブロックと、前記絶縁性ブロック間に張架された放電
    ワイヤとを備えたコロナ放電装置において、導電性シー
    ルドの内面が平均粒径100μm以下の活性炭粉末を導電
    性接着剤で紙状表面に保持した活性炭シートからなるオ
    ゾン吸着分解材で形成されており、該シートの導電性が
    抵抗値で106Ω・cm以下であるコロナ放電装置。
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