JPH0722646B2 - 向流接触装置および液体から揮発成分を除去する方法 - Google Patents

向流接触装置および液体から揮発成分を除去する方法

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JPH0722646B2
JPH0722646B2 JP2701586A JP2701586A JPH0722646B2 JP H0722646 B2 JPH0722646 B2 JP H0722646B2 JP 2701586 A JP2701586 A JP 2701586A JP 2701586 A JP2701586 A JP 2701586A JP H0722646 B2 JPH0722646 B2 JP H0722646B2
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    • B01D3/14Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column
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    • C12HPASTEURISATION, STERILISATION, PRESERVATION, PURIFICATION, CLARIFICATION OR AGEING OF ALCOHOLIC BEVERAGES; METHODS FOR ALTERING THE ALCOHOL CONTENT OF FERMENTED SOLUTIONS OR ALCOHOLIC BEVERAGES
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Description

【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 本発明は、回転円錐型向流接触装置および蒸留塔に関す
るものであつて、効率を高くし、装置すなわち塔を横切
る圧力差を大きくする手段を含む向流接触装置および蒸
留塔に関するものである。また、本発明は、アルコール
含有飲料すなわちぶどう酒のアルコール含有量を減少
し、果実ジュースから芳香や風味を除去し、二酸化硫黄
を含んでいる液体を脱硫するための、本発明の装置およ
び塔を含む装置にも関するものである。本発明は、本発
明の装置および塔を用いて、液体から、選択した揮発成
分を蒸留、分留および液態分除去する方法にも関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来の回転円板塔および回転円錐塔の例が下記の文献に
見出される。
ジー・ビー・ペグラム(G.B.Pegram)他、フイジツクス
・レビユー(Physics Review)49,883ページ(1936
年)、およびJ.ケミカル・フイジツクス(J.Chemical P
hysics)4,623ページ(1936)。
ジエー・アール・ハツフマン(J.R.Huffman)、エイチ
・シー・ユーレイ(H.C.Urey)、インダストリアル・エ
ンジニアリング・ケミストリイ(Industrial Engineeri
ng Chemistry)29,531ページ(1937)。
ビー・ジエー・メイア(B.J.Mair)、シー・ビー・ウイ
リングハム(C.B.Willingham)、J.Res.ナシヨナル・ビ
ユーロー・オブ・スタンダーズ(J.Res.Natinal Bureau
of Standards)22,519ページ(1939年)。
ツイオルコフスキー(Z.Ziolkowski)他、Brzem.Chem.4
2,512ページ(1936年)。
ベ・ア・ユルチエンコ(V.A.Yurchenko)他、Khim.ネフ
チイオエ・マシンスト(Neftyioe Mashinst)4,18ペー
ジ(1968年)。
ユー・イ・マカロフ(Yu.I.Makarov)、オ・ア・トロシ
ユキン(O.A.Troshkin)、Theoret.Osn.Khim.Tekhnol.
3,84ページ(1968年)。
1978年にベルン(Bern)において開催されたインターナ
シヨナル・フエデレーシヨン・オブ・フルーツ・ジユー
ス・プロデユーサーズ(Internatinal Federation of F
ruit Juice Producers)、サイエンテイフイツク−テク
ニカル・コミツシヨン(Scientific−Technical Commis
ion)における「果実および果汁の風味(Flavor of Fru
its and Fruits Juices)」についてのシンポジウムに
おけるデイー・ジエー・カシミール(D.J.Casimir)お
よびジエー・エヌ・ハンチントン(J.N.Huntington)。
コンモンウエスス・サイエンテイフイツク・インダスト
リアル・リサーチ・オーガニゼーシヨン(Commonwealth
Scientific Industrial Research Organzation)。
オーストラリア特許出願No.62264/73。
回転円錐塔および回転円板塔は、それらの塔を向流蒸気
−液体接触装置にとつて魅力的にするいくつかの特徴を
有する。それらの特徴は、前記コモンウエスル・サイエ
ンテイフイツク・インダストリアル・リサーチ・オーガ
ニゼーシヨン、オーストラリア特許出願No.62264/73
「可変圧力降下塔(Variable Pressure−Drop Column
s)」および1978年にベルンにおいて開催された前記シ
ンポジウムにおける前記カシミールおよびハンチントン
の「エツセンス回収用の回転円錐蒸留塔(A Spinning C
one Distillation Column for Essence Recovery)」に
記載されている。それらの特徴の大要は下記の通りであ
る。
(a) 液体とガスの接触面積が広い。
(b) 液相と気相の速度差が高い。
(c) 各回転円錐または回転円板における液体の遠心
力による再分布のために、気相中に捕えられる液滴が少
い。
(d) 理論的な板に等しい低い高さ(H.E.T.P)。
(e) 平衡段階当りの圧力降下が低く、その結果とし
て平衡状態となるのが迅速であるから、停滞時間が短
い。
(f) ガス圧が低いから動作温度が比較的低い。
上記諸特徴の結果、液体をベースとする混合物の熱に対
して不安定な成分の除去に、回転円錐塔および回転円板
塔はとくに適するものと考えられる。その用途には次の
ものがある。
(i) 果汁の揮発成分の除去。
(ii) グレープジユースを含めた果汁からの二酸化硫
黄の除去。
(iii) 食品の風味およびエツセンスの抽出。
(iv) 廃棄物からの熱に対して不安定の成分の除去。
(v) 粗液体石油製品の処理。
(vi) 発酵の前または後におけるホツプおよびぶどう
抽出物のエステルおよび風味の除去。たとえば、発酵中
に発生される二酸化炭素な風味を除去するように作用す
るから、発酵前に回転円錐塔または回転円板塔を用いて
風味成分を除去し、発酵が終つてから風味成分を戻すこ
とができる。
(vii) 発酵したホツプ抽出物のような液体からのア
ルコールの除去。
〔従来の技術での問題点〕
前記オーストラリア特許出願No.62264/73、および前記
カシミールおよびハンチントンの前記論文「エツセンス
回収のための回転円錐蒸留塔」には、回転円錐塔および
回転円板塔が記載されている。その塔においては、中心
軸にとりつけられている各円板または各円錐の下側表面
に少くとも1つのひれすなわち翼がとりつけられてい
る。それらの種類の塔においては、中心軸を囲んでいる
円筒形ハウジングの壁に固定されている平らな板の間、
または円錐台表面の間で円錐または円板が回転する。各
ひれすなわち各翼の底の輪郭が、そのすぐ下側に設けら
れている円錐台表面または平らな板に平行である。
しかし、実際には、ひれすなわち翼のすぐ下側に配置さ
れている円錐台表面、または平らな板の表面上の液体の
上側表面の輪郭が、その表面に対して、いくつかの要因
に依存することが本願発明者によつて見出されている。
大きな要因は、外側の円筒形壁の附近の円錐台表面の頂
部の面積と、中心軸の附近におけるその円錐台表面の頂
部の面積との差異である。与えられた流量に対して、そ
の上を対応する量の液体が流れて、外側円筒壁の附近の
円錐台表面の頂部へ流れる面積は、中心軸の附近に流れ
る等しい量の液体がその上を流れる、等しい幅の円錐台
表面の頂部の部分の面積より大幅に広い。したがつて、
円錐台表面の頂部における液体の深さが、外側円筒壁に
接触する場所の附近から、中心軸の附近におけるそれの
内縁部まで深くなる。その結果、オーストラリア特許出
願62264/73のひれすなわち翼の端縁部が円錐台表面に平
行であるが、それらの端縁部は、それらの表面を上を流
れる液体の頂部表面の輪郭に平行でない。それらのひれ
および翼の性能が低下することを本願発明者は見出し
た。
オーストラリア特許出願No.62264/73においては、ひれ
すなわち翼は横断面が長方形であるものとして図示され
ている。空力学的にはそれは最適な横断面ではなく、し
たがつて、それらのひれすなわち翼を支持する軸を回す
のに必要な力が過大となる。
オーストラリア特許出願No.62264/73に開示されている
種類の回転円錐塔および回転円板塔のあふれが、静止し
ている円錐の端縁部と中心軸の間が狭くなつているため
に、液体の流量が大きい時に起ることも本発明者は見出
した。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、従来のひれすなわち翼の欠点を解消す
る少くとも1つのひれを含む回転円錐を有する向流接触
装置すなわち蒸留塔を得ることである。
本発明の別の目的は、従来のひれすなわち翼の横断面の
欠点を解消する横断面を有する少くとも1つのひれを含
む回転円錐を有する向流接触装置すなわち蒸留塔を得る
ことである。
本発明の別の目的は、大流量時における従来の塔のあふ
れの問題を解消する向流接触装置すなわち蒸留塔を得る
ことである。
塔の内部を真空にすることにより、塔を通じてガスと蒸
気の少くとも一方をポンプ送りすることにより、回転円
錐塔の分留、蒸留、液体分除去の速度および効率を大幅
に高くできることを本願発明者は見出した。
本発明の更に別の目的は、ガスや蒸気を向流接触装置す
なわち蒸留塔を通じてポンプ送りする手段と、装置すな
わち塔の内部を真空にする手段との少くとも一方を含む
向流接触装置すなわち蒸留塔を得ることである。
ガス流や蒸気流は水および風味(そして、脱アルコール
の場合にはエチルアルコールも)を蒸発させることがで
きるから、回転円錐塔の中を流れる液体は、その塔の内
部を降下する間にもちろん冷却される。放出された液体
の液態除去の程度は、塔の底部の温度に依存する。しか
し、蒸発冷却効果のために、塔の底部の温度を希望の値
にするには塔の頂部の温度を一層高い値にする必要があ
る。たとえば、その冷却効果が最も著るしい脱アルコー
ルの場合には、オーストラリア特許出願No.62264/73の
塔の底の温度を70℃にするためには、塔の頂部における
温度を90℃にすることが必要である。または、りんごジ
ユースの風味回収の場合には、塔の頂部における温度
は、この冷却のために65℃から61℃へ低下する。
脱硫の場合には、塔の底部の温度を125℃とすることが
必要であるから、全ての製品の流れを129℃に加熱せね
ばならない。
液態分除去プロセスについて考えると、最低濃度の領域
における温度を最も高くして、蒸気圧を高くし、したが
つて液体からガス流への移行を容易にすることが必要で
ある。通常は、液態分除去においては、この問題は同じ
程度に遭遇するわけではない。というのは、液態分除去
媒体が再沸器からの蒸気で飽和させられるからである。
脱アルコールの場合には、除去せねばならないエチルア
ルコールが多量であるため、その効果は更に強くなる。
この場合には、塔の底の温度は、再沸レートを高くする
ことにより同じ値となる。
この効果を解消し、塔の底部において必要な最高温度を
達成し、したがつて、製品ができるだけ短い時間だけ最
高温度になるようにするために、本願発明者は熱再注入
を開発した。それにより、出てゆく製品の部分が加熱器
へ送られ、それからその製品を塔内の異なる点(第1,第
3,第5または第7の板)に戻す。
したがつて、本発明の更に別の目的は、液体出口からの
液体を、装置すなわち塔の内部に配置されている円錐台
表面のすぐ上まで循環させる手段と、装置すなわち塔に
入れる液体を加熱する手段とを有する向流接触装置すな
わち蒸留塔を得ることである。
本発明の更に別の目的は、アルコール含有飲料すなわち
ぶどう酒のアルコール含有量を減少し、果汁から芳香を
除去し、二酸化硫黄を溶解している液体から脱硫するた
めに、本発明の向流接触装置すなわち蒸留塔を含む装置
を得ることである。
本発明の更に別の目的は、本発明の向流接触装置すなわ
ち蒸留塔を利用して、選択された揮発成分を液体から蒸
留し、分留し、または液態分除去する方法を得ることで
ある。
〔問題点を解決する手段〕
本発明の第1の実施例は、少くとも1つの反転円錐を支
持する中心軸を備え、前記反転円錐の下面から少くとも
1つのひれが延長し、前記中心軸はハウジングの内部に
回転できるようにして配置され、そのハウジングの内壁
のうち、中心軸上に支持されている前記円錐の下側の部
分または前記円錐の間の部分から1つまたはそれ以上の
円錐台面が延長する向流装置すなわち蒸留塔において、
前記少くとも1つのひれは、1つまたはそれ以上の円錐
台表面上を流すべき、または流れる液体の表面にほぼ平
行で、ある形に形成された端縁部を有する向流装置すな
わち蒸留塔を提供するものである。
第2の実施例においては、本発明は、少くとも1つの反
転円錐を支持する中心軸を備え、その中心軸はハウジン
グの内部に回転できるようにして配置され、そのハウジ
ングの内壁のうち、中心軸上に支持されている前記円錐
の下側の部分または前記円錐の間の部分から1つまたは
それ以上の円錐台面が延長する向流装置すなわち蒸留塔
において、前記ハウジングは密閉され、ガスと蒸気の少
くとも一方を前記塔を通つてリサイクルさせる手段が前
記ハウジングに組合される向流装置すなわち蒸留塔を提
供するものである。
第3の実施例においては、本発明は、複数の反転円錐を
支持する中心軸を備え、前記反転円錐の下面から少くと
も1つのひれが延長し、前記中心軸はハウジングの内部
に回転できるようにして配置され、そのハウジングの内
壁のうち、中心軸上に支持されている前記円錐の下側の
部分または前記円錐の間の部分から1つまたはそれ以上
の円錐台面が延長する向流装置すなわち蒸留塔におい
て、前記ハウジングには、そのハウジングに組合されて
いる少くとも1つの液体出口から液体を、少くとも1つ
の前記円錐台表面のすぐ上までリサイクルさせる手段が
組合され、前記液体が前記ハウジングの中に再び入る前
にその液体を加熱する手段を含む向流装置すなわち蒸留
塔を提供するものである。
第4の実施例においては、本発明は、複数の反転円錐を
支持する中心軸を備え、前記反転円錐の下面から少くと
も1つのひれが延長し、前記中心軸はハウジングの内部
に回転できるようにして配置され、そのハウジングの内
壁のうち、中心軸上に支持されている前記円錐の下側の
部分または前記円錐の間の部分から1つまたはそれ以上
の円錐台面が延長する向流装置すなわち蒸留塔におい
て、前記少くとも1つのひれの横断面は、前記塔内部で
ガスと蒸気のうち少くとも一方により回転させられる前
記少くとも1つのひれの回転に対する抵抗を減少させる
ために、わん曲させられる向流装置すなわち蒸留塔を提
供するものである。
本発明の第5の実施例においては、本発明は、少くとも
1つの入口と、ガスや蒸気の少くとも一方のための少く
とも1つの出口と、少くとも1つの反転円錐を支持する
中心軸とを有し、前記反転円錐の下面から少くとも1つ
のひれが延長し、前記中心軸はハウジングの内部に回転
できるようにして配置され、そのハウジングの内壁のう
ち、中心軸上に支持されている前記円錐の下側の部分ま
たは前記円錐の間の部分から1つまたはそれ以上の円錐
台面が延長し、前記少くとも1つのひれは、1つまたは
それ以上の円錐台表面上を流すべき、または流れる液体
の表面にほぼ平行で、ある形に形成された端縁部を有す
る向流装置すなわち蒸留塔の中に液体を供給する過程
と、供給された前記液体の少くとも一部が前記装置すな
わち前記塔の内部に滞留している間に前記中心軸を回転
させて前記液体のすぐ上部にガスと蒸気の少くとも一方
の流れを発生させる過程と、その発生されたガスと蒸気
の少くとも一方の流れにより前記液体から蒸留、分留ま
たは液態分除去されたガスと蒸気の少くとも一方の一部
を収集する過程と、選択された揮発分を分離する過程と
を備えることを特徴とする選択された揮発分を液体から
蒸留、分留または液態分除去する方法を提供するもので
ある。
本発明の第6の実施例においては、本発明は、少くとも
1つの入口と、ガスや蒸気の少くとも一方のための少く
とも1つの出口と、少くとも1つの反転円錐を支持する
中心軸とを有し、前記反転円錐の下面から少くとも1つ
のひれが延長し、前記中心軸はハウジングの内部に回転
できるようにして配置され、そのハウジングの内壁のう
ち、中心軸上に支持されている前記円錐の下側の部分ま
たは前記円錐の間の部分から1つまたはそれ以上の円錐
台面が延長し、前記ハウジングは密閉され、ガスと蒸気
の少くとも一方を前記塔を通つてリサイクルさせる手段
が前記ハウジングに組合される向流装置すなわち蒸留塔
の中に液体を供給する過程と、供給された前記液体の少
くとも一部が前記装置すなわち前記塔の内部に滞留して
いる間に前記中心軸を回転させて前記液体のすぐ上部に
ガスと蒸気の少くとも一方の流れを発生させる過程と、
ガスと蒸気の少くとも一方を前記塔を通じてリサイクル
させる過程と、その発生されたガスと蒸気の少くとも一
方の流れにより前記液体から蒸留、分留または液態分除
去されたガスと蒸気の少くとも一方の少くとも一部から
選択された揮発分を分離する過程とを備える選択された
揮発分を液体から蒸留、分留または液態分除去する方法
を提供するものである。
本発明の第7の実施例においては、本発明は、少くとも
1つの入口と、ガスや蒸気のための少くとも1つの出口
と、少くとも1つの反転円錐を支持する中心軸とを有
し、前記反転円錐の下面から少くとも1つのひれが延長
し、前記中心軸の内部に回転できるようにして配置さ
れ、そのハウジングの内壁のうち、中心軸上に支持され
ている前記円錐の下側の部分または前記円錐の間の部分
から1つまたはそれ以上の円錐台面が延長し、前記ハウ
ジングには、そのハウジングに組合されている少くとも
1つの液体出口から液体を、少くとも1つの前記円錐台
表面のすぐ上までリサイクルさせる手段が組合され、前
記液体が前記ハウジングの中に再び入る前にその液体を
加熱する手段を含む向流装置すなわち蒸留塔の中に液体
を供給する過程と、供給された前記液体の少くとも一部
が前記装置すなわち前記塔の内部に滞留している間に前
記中心軸を回転させて前記液体のすぐ上部にガスと蒸気
の少くとも一方の流れを発生させる過程と、その発生さ
れたガスと蒸気の少くとも一方の流れにより前記液体か
ら蒸留、分留または液態分除去されたガスと蒸気の少く
とも一方の一部を収集する過程と、選択された揮発分を
分離する過程とを備える選択された揮発分を液体から蒸
留、分留または液態分除去する方法を提供するものであ
る。
本発明の第8の実施例においては、本発明は、少くとも
1つの入口と、ガスや蒸気のための少くとも1つの出口
と、少くとも1つの反転円錐を支持する中心軸とを有
し、前記反転円錐の下面から少くとも1つのひれが延長
し、前記中心軸はハウジングの内部に回転できるように
して配置され、そのハウジングの内壁のうち、中心軸上
に支持されている前記円錐の下側の部分または前記円錐
の間の部分から1つまたはそれ以上の円錐台面が延長
し、前記塔の内部でのガスと蒸気の少くとも一方により
回転させられる前記少くとも1つのひれの回転に対する
抵抗を減少させるために、前記少くとも1つのひれはわ
ん曲させられる向流装置すなわち蒸留塔の中に液体を供
給する過程と、供給された前記液体の少くとも一部が前
記装置すなわち前記塔の内部に滞留している間に前記中
心軸を回転させて前記液体のすぐ上部にガスと蒸気の少
くとも一方の流れを発生させる過程と、その発生された
ガスと蒸気の少くとも一方の流れにより前記液体から蒸
留、分留または液態分除去されたガスと蒸気の少くとも
一方の一部を収集する過程と、選択された揮発分を分離
する過程とを備えることを特徴とする選択された揮発分
を液体から蒸留、分留または液態分除去する方法を提供
するものである。
ハウジングは円筒形、長方形角錐台、正方形角錐台等の
形とすることができる。
応用できる好適な態様においては、前記ハウジングは密
閉され、前記塔内のガスと蒸気の少くとも一方の圧力を
低下させることにより蒸留速度、分留速度、液態分除去
速度の少くとも一方を高くし、前記液体からの選択され
た揮発分の蒸留効率を高くするために真空ポンプ手段が
組合される。
(a) 少くとも1つのひれは、1つまたはそれ以上の
円錐台表面上を流すべき、または流れる液体の表面にほ
ぼ平行で、ある形に形成された端縁部を有すること、 (b) ハウジングは密閉され、ガスと蒸気の少くとも
一方を前記塔を通じてリサイクルさせる手段をハウジン
グに組合せること、 (c) ハウジングには少くとも1つの液体出口から液
体を、少くとも1つの前記円錐台表面のすぐ上までリサ
イクルさせる手段が組合され、かつ前記液体が前記ハウ
ジングの中に再び入る前にその液体を加熱する手段を含
むこと、 (d) 前記塔の内部でのガスと蒸気の少くとも一方に
より回転させられる前記少くとも1つのひれの回転に対
する抵抗を減少させるために、前記少くとも1つのひれ
はわん曲させられること、 にすると適切である。
少くとも1つのひれの横断面は、S字形、長方形、平行
四辺形、U字形、V字形、ひしやく形、前方への曲げま
たはその他の類似の形とすることができる。
適切な場合には、少くとも1つの液体出口の下側に少く
とも2つの円錐台表面と前記少くとも1つの液体出口の
上側に少くとも2つの上側円錐台表面が設けられ、第4
図に示す如く、2つの上側円錐台表面相互の間隔102
は、前記液体出口より上側の2つの上側円錐台表面相互
の間隔101より広く、前記少くとも1つの液体出口の上
側の前記少くとも2つの上側円錐台表面を横切る前記液
体の流量より、少くとも2つの下側円錐台表面を横切る
前記液体の流量を増すようにするとよい。
熱を再び加えることにより、塔の頂部より塔の底部にお
ける製品の流量が大きくなる。これにより2つの効果が
得られる。
(1) 製品の全流量に達する前に塔の底部であふれが
起るから、装置の容量が減少する。
(2) ブレードが塔の底部において液体表面に近接し
ているだけであるから、塔内部での圧力低下が減少す
る。
円錐の間隔が塔の頂部より塔の底部において広いとその
問題は改善される。
したがつて、前記装置すなわち前記塔は、前記塔を通る
前記ガスと蒸気の少くとも一方の流量を増すために前記
中心軸にとりつけられる少くとも1つのフアン吹きこみ
または吸込み手段を更に備え、それにより蒸留速度、分
留速度、液態分除去速度、前記液体からの選択された揮
発分の効率の少くとも一方を高くすると好適である。
前記ハウジングはなるべく密閉し、前記ガスと蒸気の少
くとも一方が前記塔を通る流量を増すことにより、蒸留
速度、分留速度、液態分除去速度、前記液体からの選択
された揮発分の効率の少くとも一方を高くするために、
前記塔を通るガスと蒸気の少くとも一方をポンプ送りす
る手段が前記ハウジングに組合され、選択した揮発分を
前記液体から蒸留、分留または液態分除去する時にガス
と蒸気の少くとも一方を前記塔を通じてポンプ送りする
過程を含むようにする。
前記装置すなわち前記塔は前記ハウジングの少くとも一
部を囲む熱交換器ジヤケツトを含む。
前記装置すなわち前記塔は同一の横断面形状を持つ複数
のひれを含み、それらのひれは前記円錐の下面から延長
し、前記ひれは前記中心軸の周囲に放射状に配置される
ようにすると便利である。
希望によつては、前記1つまたはそれ以上の円錐台表面
の上面は、それの端縁部附近およびそれの端縁部まで少
くとも1つの液体バツフルを含んで、前記1つまたはそ
れ以上の円錐台表面上の渦巻流を、前記端縁部へ向かう
流れの成分を選択された方向の流れを有するという条件
で、その方向の流れに変えることができる。円錐台表面
上の液体の通路はらせん状であるから、液体バツフルが
液体中に突き出て、液体を中心軸へ向けてそらせる。し
たがつて、オーストラリア特許出願62264/73の回転円錐
塔とは対照的に、液体が連続した膜で円錐台表面の端縁
部の全周に沿つて円錐台表面から離れると、液体バツフ
ルがガス流と液体流を分離させ、したがつてあふれる危
険が小さくなる。
前記1つまたはそれ以上の円錐台表面の下側表面は、そ
の下側表面の附近を流すべき、または流れるガスを選択
された方向に流すために、その下側表面から延びる少く
とも1つのガスバツフルを含むと好適である。
装置すなわち塔は、ステンレス鋼、ガラス、テフロン
(登録商標)を被覆したステンレス鋼またはその他の適
当な任意の材料で作ることができる。
装置すなわち塔に窒素、アルゴン、ヘリウム、二酸化炭
素その他の類似のガスをなるべく循環させる。窒素は安
価で、芳香と風味に対する空気とくに酸素の有害な作用
に対して抗するから、窒素はとくに好ましい。たとえ
ば、グレープジュースの脱硫の場合には、温度は130℃
にもなり、そのように高い温度では酸素の存在によりジ
ュースはカラメル状になる。
通常、従来の蒸発器においては、液態分除去媒体は再沸
器中で発生されるスチームである。これと同じ原理がオ
ーストラリア特許出願62264/73において用いられる。ス
チームを発生するためには沸騰させねばならないが、そ
のためには高温度にするか、低圧にする必要がある。低
圧は窒素と異つて、ポンプ、パイプ、フランジ等におけ
る密閉部を通じて空気が洩れ、風味をそこねたり、製品
を駄目にするという問題を生ずることがあり、一方、高
温度は熱に対して不安定な風味を損うことがある。
液態分除去媒体として窒素を用いると、スチームを用い
る場合よりも液態分除去媒体の流量(移転速度制御変
数)を高くできるという利点も得られる。たとえば1時
間当り500立方メートルの窒素流量は、−20Kpaにおいて
製品239リツトルを蒸発させる必要がある。これは約5
%の製品供給速度で、本発明の回転円錐塔で得ることが
できる0.5%の風味強度を別の装置で達成するために濃
縮せねばならない製品供給速度の約5%である。また、
再沸器中の温度を93.5℃にしなければならないが、本発
明の回転円錐塔の場合の65〜70℃より高い。
窒素を塔の底に入れ、風味を除去した後で大気中に出す
ことができる。しかし、この操作を経済的に行うため
に、窒素はなるべく閉じた系の内部で循環させる。この
場合には、必要な窒素の量は系の内部を掃除するために
必要な量だけである。
本発明は、飲料源と、この飲料源に連結された飲料注入
管と、飲料源から飲料注入管を通つて飲料を供給する飲
料供給手段と、蒸留、分留または液態分除去によりアル
コールを飲料から除去するために飲料製品管に連結させ
る本発明の向流接触装置すなわち蒸留塔を含み、アルコ
ール含有飲料のアルコール含有量を減少させる装置を含
む。
また、ぶどう酒源と、このぶどう酒源に連結されるぶど
う酒注入管と、ぶどう酒源からぶどう酒をぶどう酒注入
管を通じて供給するぶどう酒供給手段と、ぶどう酒から
アルコールを蒸留、分留あるいは液態分除去するために
ぶどう酒注入管に連結される本発明の向流接触装置すな
わち蒸留塔とを含む、ぶどう酒のアルコール含有率を低
下させる装置も含まれる。
更に、果汁源と、この果汁源に連結される果汁注入管
と、果汁源から果汁を果汁注入管を通じて供給する果汁
供給手段と、果汁から芳香や風味を蒸留、分留、液態分
除去するために果汁注入管に連結される本発明の向流接
触装置すなわち蒸留塔とを含み、果汁から芳香や風味を
除去する装置も含まれる。
また、液体源と、この液体源に連結される液体注入管
と、液体源からの液体を液体注入管を通じて供給する液
体供給手段と、液体から二酸化硫黄を除去するために液
体注入管に連結される本発明の向流接触装置すなわち蒸
留塔とを含み、溶解している二酸化硫黄を除去する装置
も含む。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。
第1図は反転された円錐3を示す。この反転された円錐
3の下側表面からひれ4が延長する。円筒ハウジング7
の中に回転できるようにして配置されている中心軸2に
円錐3がとりつけられる。ハウジング7の内壁から中心
軸2へ向つて円錐台表面5,6が延びる。円錐台表面6の
内縁部と中心軸2の間の間隔は、複数の円錐と円錐台表
面を有する回転円錐塔の中を流れるガスと蒸気の少くと
も一方の流量を液体が大きく妨害することなしに、液体
が選択された最大の流量で回転円錐塔を通つて円錐台表
面へ自由に流れることができるようにするために十分に
広い。また、表面とハウジング7の内面の間隙は、塔を
通つて流れるガスや蒸気を流れる液体が大きく妨害する
ことなしに、液体が選択された流量で塔を通つて円錐台
表面5へ自由に流れるようにするために十分広い。
ひれ4は、円錐台表面5の上を流すべき、またはその表
面の上を流れる液体8の表面にほぼ平行なある形に形成
された端縁部を有する。壁7はスチーム/温水ジヤケツ
ト9により囲まれる。そのジヤケツト9は回転円錐塔の
内容を加熱するために使用できる。軸2は上下に調整で
き、それによりひれ4の端縁部と液体8の間隔を選択で
きる。
次に第2図を参照する。第1図に示す種類の複数のひれ
を有する回転円錐塔40が、複数の円錐台表面45の間の中
心軸41上に支持される。
回転円錐塔40はジヤケツト52を含み、このジヤケツトは
スチーム/温水の入口48と出口51を有する。塔40はガス
入口47と、ガス出口43と、液体入口42と、液体出口49
と、弁54により開閉される通気管53とを含む。モータ50
により回転させられる軸41は上下に調整され、それによ
りひれ46の端縁部と、塔を通つて流れる液体との間隔を
選択できる。上向きの吸込力を発生させるためにフアン
44が軸41にとりつけられる。軸41を調整できることはと
くに有用である。というのは、表面45の上を流れる液体
の高さが、塔40の中を流れる液体の流量に比例して変る
からである。上向きの吸込み力により、塔40を流れるガ
スまたは蒸気の流量が増大し、したがつて塔40を流れる
選択された揮発成分の蒸留速度、分留速度、液態分除去
速度(stripping rate)あるいはそれらを行う効率を高
くできる。
使用時には、揮発成分を有する液体が入口42を通じて塔
40に供給される。供給された液体の少くとも一部が塔40
の中に滞留している間に軸41は回転させられて、液体の
すぐ上にガスまたは蒸気の流れを生じさせる。その発生
されたガスや蒸気の流れを介して液体から蒸留、分留、
あるいは液態分除去された(stripped)ガスや蒸気の一
部が出口43を通じて集められて貯蔵され、または凝縮さ
れてから貯蔵される。入口42を通じて塔に供給された液
体は予熱されるのが普通である。
第3図に示す抽出装置は、アルコール含有飲料からアル
コール含有量を減少すること、果汁から芳香や風味を除
去すること、ぶどう酒からアルコール含有量を減少させ
ること、二酸化硫黄を溶解している液体から硫黄を除去
することを含めて、液体から選択された揮発成分を蒸
留、分留または液態分除去するために使用できる。
その液体は液体容器13から弁14と予熱器23を通じて回転
円錐塔33へ供給される。適当な供給手段が、ハウデン・
レフリジレーシヨン・ピーテイワイ・リミテツド(Howd
en Refrigeration Pty Limited)およびコンモンウエル
ス・サイエンテイフイツクおよびインダスメリアル・リ
サーチ・オーガニゼーシヨン(Commonwealth Scientifi
c and Industrial Research Organization)によるオー
ストラリア特許出願No.72358/81明細書に記載されてい
る種類の向流拡散抽出器である。塔33は第2図に詳しく
示されているようなものであつて、上下方向に調整でき
るようにモータ22により回転駆動される中心軸21と、入
口26と出口27を有するスチーム/温水ジヤケツト30とを
含む。塔33を通つた抽出される液体は、弁11を通じて容
器/ドレン10へ一部または全部排出でき、あるいは弁34
と、ポンプ12および加熱器23を通じて塔33へ部分的ある
いは全部循環させることができる。液体の蒸留、分留、
液態分除去は、大気中で行うこともできれば、ガス容器
28からポンプ19により供給される窒素のようなガスの雰
囲気中で行うこともできる。弁32を開き、弁15を閉じ
て、窒素を予熱器24と、入口31と、通気管25を通じて塔
33に送りこむことにより、塔内部のガスや蒸気をまず追
い出す。その後で、弁32を閉じ、弁15を開いて、上記の
ようにして液体を塔33に供給する。希望によつては、蒸
留、分留、液態分除去のプロセスにより生じたガス/蒸
気混合物を、弁29を開き、弁16,36を閉じて、ポンプ19
を用いて循環させることにより、塔33を定常状態にさせ
ることができる。定常状態になつたら弁29を閉じ、弁16
を開いて、抽出された蒸気やガスの少くとも一部を凝縮
器17で凝縮し、抽出物を貯蔵容器18に集める。凝縮器17
を通る窒素は、弁36を開き、弁37を閉じて塔33を通つて
循環させることもできれば、弁37と通気管38を通つて排
出させることもできる。蒸留、分留あるいは液態分除去
を行つている間にポンプ19によりガスや蒸気の流量を増
すことができる。
次に第4図を参照する。この図に示す回転円錐塔60は、
第2図のフアン44が含まれておらないこと、および近接
して配置されている円錐台表面62の上面にほぼ平行な形
成された端縁部を有することを除き、第2図の塔40に類
似する。
塔60には出口管63と入口管64が設けられ、それらの出口
管と入口管を通つて、塔60からの液体の少くとも一部が
ポンプ65により加熱器66を経て円錐台表面の上まで循環
させられる。加熱器66は塔60の中に液体が入る前にその
液体を加熱する。
塔60には、ガスや蒸気を塔60を通じて循環させる手段も
設けられる。その手段は、ガスや蒸気をポンプ69により
循環させる入口管67と出口管68を含む。
第5図の回転円錐塔70は、ガスや蒸気をリサイクルすな
わち循環させる手段が設けられないが、塔70に結合され
た凝縮器71の真空ポンプ72を含んでいることを除き、第
4図の塔60に類似する。
塔70が動作する時は、真空ポンプ72は塔70の内部のガス
や蒸気の圧力を低下させることにより、塔70に含まれて
いる液体からの選択された揮発分の蒸留、分留、液態分
除去の速度や効率を高くする。それにより抽出されたガ
スや蒸気は凝縮器71において凝縮され、それから排出管
73を通じて排出できる。
第6図は、複数のわん曲されたひれ82を有する反転され
た円錐81を支持する中心軸の底部横断面図である。わん
曲したひれ82を用いることにより、回転円錐塔の性能を
大幅に変えることなしに、モータにかかる負荷を減少で
きるという利点が得られる。その結果、軸80を駆動する
モータが消費する電力を、わん曲していない放射状のひ
れを有する中心軸を駆動するモータの消費電力より25%
まで減少すると予測される。
例 1 本発明の回転円錐塔の性能と従来の回転円錐塔の性能の
比較を第1表に示す。
第1表から、ガス流が零の場合に、本発明の回転円錐塔
は従来の回転円錐塔よりも高い率でアルコールを除去す
ること、および本発明の塔に用いられているある形に形
成されたひれにより塔の性能が向上することが明らかで
ある。
第1表は、1段当りの圧力降下も高いこと、および塔内
部の圧力降下が高いことも示す。これは、本発明の塔の
ある形に形成されたひれにより塔の性能が高くなること
も示すものである。
例 2 本発明の回転円錐塔を流れる製品の流量が塔内での圧力
降下に及ぼす影響についての研究を、外部からのガスを
塔に流す場合と流さない場合について研究した。その研
究の結果を第2表および第3表にそれぞれ示す。
この結果は、製品の流量が増すにつれて、静止円錐上の
液体表面とひれの間の間隙が狭くなり、塔内でほ圧力降
下が大きくなつて、塔のガスポンプ送り効率がそれに対
応して高くなることを示す。
外部から多量のガスが塔内に供給された時の塔内の圧力
降下は正であり、製品の流量が4000.hr-1まで増加す
るにつれて増大する。それより製品の流量が増加する
と、ひれと液体の表面の距離が短くなり、そのためにガ
スのポンプ送り効率が高くなつて、製品の流量が4000
.hr-1から7000.hr-1へ増加するにつれて圧力降下が
小さくなる。
例 3 本発明の回転円錐塔に再注入される製品の流量が塔内で
の圧力降下に及ぼす影響を、外部ガスを塔内に注入する
場合と、注入しない場合について研究した。その結果を
第4表および第5表にそれぞれ示す。
再注入流量が増すにつれて塔のガスポンプ送り効率が僅
かに高くなるが、塔の頂部におけるひれとの間の間隔は
まだ広いために、その効率の向上は、製品流量の匹敵す
る増大に対して観察されるものほど高くない(第2表参
照)。
再注入流量が増大するにつれて圧力降下が大きくなり、
ひれが液体表面に接近するにつれて圧力降下は小さくな
るが、その圧力降下の小さくなる度合は、製品の流量の
対応する増加よりも小さい。その理由は、塔の頂部にお
ける流量のためである。
例 4 果汁から芳香を除去するための従来の装置は、蒸発器の
作用の1つ、または蒸発器に先行する1つの段において
通常動作する。それらの除去装置は通常は単一動作で、
除去率は処理される果汁すなわち果実ジユースの種類に
応じて変化する。たとえば、除去率は、りんごジユース
の場合は10%、コンコードぶどう(concord grape)の
場合には30%である。蒸発するべき製品の量が多いか
ら、従来の装置は、それらの風味を濃縮するために分留
塔を利用する。
本発明の回転円錐塔を用いて果汁から芳香を除去する装
置は、それの除去操作を塔内で行う。風味を除去された
果汁は精製および過してから、風味(flavour)成分
を劣化することなしに濃縮できる。回転円錐塔は多段
(20段)であるから、希望の除去降下を達成するために
は非常に僅かな割合(1〜2%)を蒸発させる。そのた
めに分留塔内での芳香の濃縮は不要となり、単に凝縮に
より芳香は集められる。
単一効果(single effect)蒸留塔の本発明の8効果(e
ight effect)回転円錐塔を通つた後に残留しているエ
チル・アセテート(りんごジユースの成分の1つ)のパ
ーセンテージを第6表に示す。
すなわち、回転円錐塔では、全量の僅かに5%が蒸発さ
せられただけでエチル・アセテートのほとんどが除去さ
れるのに対して、単一蒸留塔では、全量の30%が蒸発さ
せられた後でも8.5%のエチル・アセテートが残つてい
ることが第6表からわかるであろう。実際に、抽出した
風味の貯蔵と輸送に要する費用は、本発明の回転円錐塔
ではジユースから高い割合で風味と芳香を除去すると同
時に、高濃縮された抽出物を生ずるから、本発明の回転
円錐塔を用いて抽出された場合には非常に安くなる。
果汁の全量に対する百分率で表した典型的な風味抽出物
の量の比較を第7表に示す。
本発明の回転円錐塔を使用することを含めて、果汁を製
造する典型的な作業手順は次の通りである。
1. 公知の注出法を用いて果汁を抽出する。
2. 回転円錐塔を含む回収装置で風味抽出物を除去し、
適当な貯蔵器の中に貯蔵する。本発明の塔を運転させる
典型的な条件を第8表に示す。
第 8 表 りんご果汁 オレンジ果汁 製品流量 5000.hr-1 5000.hr-1 運転温度 70℃ 65℃ 運転圧力 −40Kpa −40Kpa 風味流量 42.hr-1 75.hr-1 抽出した風味 全果汁比 1:120 1:50 3. 風味を除去した果汁を精製、過、濃縮等の通常の
処理工程で処理する。
4. 出荷時点で、抽出した風味と処理された果汁を再び
混ぜ合わせる。
本発明の回転円錐塔と、外部から導入されるガス流とを
一緒に用いることにより、窒素のような比較的不活性で
安価なガスを使用して、酸化を最少限に抑え、したがつ
て蒸発工程の風味および芳香の劣化を最少限に抑えるこ
とができるという利点が得られる。また、蒸発速度を最
適にし、熱による劣化を最少限にするために、塔内の蒸
発温度を希望のレベルに調整し、ガスと製品の流量を調
整できる。本発明の回転円錐塔におけるりんごジユース
の蒸発温度に及ぼす種々のガスおよび製品の流量の影響
を第9表に示す。
例 5 現在、下記の2種類の脱硫装置が使用されている。
1. 除去媒体として、循環させられる窒素を使用するも
の。知られている限りのこの種々の装置においては、本
発明の装置とは異なり、熱による傷みを減少し、蒸発に
よる冷却に抗するために熱再注入を用いない。
2. 除去媒体として再沸器からのスチームを使用するも
の。それらの装置は製品の損失が多く(10%まで)、か
つ沸騰によりスチームを発生させるために高温を必要と
するために、本発明の装置における製品の熱損傷より多
くの熱損傷を生ずる。
本発明の回転円錐塔を用いることを含む典型的な脱硫操
作は次の通りである。
1. 通常のように果実から果汁をとる。
2. 回転円錐塔を含む回収装置から風味抽出物を除去
し、貯蔵する。
3. 抽出された果汁に二酸化硫黄を推奨されているレベ
ルまで加える。
4. 抽出した果汁を常温の貯蔵タンク内に貯蔵する。
5. 抽出した果汁から固形物を重力により10〜15日間で
沈殿させる。
6. 抽出した果汁を目の細かい過器で過する。
7. 回転ドラム真空過器または高圧リー(lee)過
器で固形物を過する。
8. 果実の固形分から回収した果汁を、6項から抽出し
た過された果汁へ戻す。
9. 組合された抽出された果汁を必要があるまで常温で
貯蔵する。
10. 組合された抽出果汁から回転円錐塔により二酸化
硫黄を除去する。
11. 10項からの組合された抽出ジユースに2項からの
抽出風味を加える。
脱硫中の回転円錐塔の典型的な運転条件を第10表に示
す。
例 6 本発明の回転円錐塔を使用することを含む典型的なアル
コール除去手順は次の通りである。
A. 低アルコールぶどう酒(0.1%v/v以下) 1. 回転円錐塔を含む回収装置を用いて、ぶどう果汁か
ら抽出した芳香を除去する。
2. 抽出したぶどう果汁中の酸度を希望の値に調整す
る。
3. 抽出したぶどう果汁を発酵させてぶどう酒にする。
4. 回転円錐塔を用いてアルコールを除去する。
5. 1項で抽出した芳香を戻す。
6. 希望の甘味度を得るために元のぶどう果汁に混和す
る。
B. アルコール減少ぶどう酒(方法1) 1. A項にようにして低アルコールぶどう酒を製造す
る。
2. 脱アルコール操作中に真空ポンプから集められたア
ルコール抽出物に芳香を戻して、希望のアルコール度に
する。
C. アルコール減少ぶどう酒(方法2) 1. A項のようにして低アルコールぶどう酒を製造す
る。
2. 通常のアルコール度のぶどう酒に混合して希望のア
ルコール度を得る。
D. アルコール減少ぶどう酒(方法3) 1. 回転円錐塔を含む回収装置を用いてぶどう果汁から
芳香を抽出する。
2. 抽出したぶどう果汁の酸度を希望の値にする。
3. 抽出したぶどう果汁を部分的に発酵させる。
4. 発酵を再開させた時に希望のアルコール度を与える
のに十分な糖度で発酵を中止する。
5. 回転円錐塔を用いてアルコールを除去する。
6. 発酵を終る。
7. 1項で抽出した芳香を戻す。
8. 元のぶどう果汁により希望のレベルまで甘くする。
脱アルコール中の回転円錐塔の典型的な運転条件を第11
表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は円錐台面上を流れる液体の表面にほぼ平行な形
成された端縁部を有するひれの概略断面側面図、第2図
は第1図に示すような種類のひれを複数個有する回転円
錐塔の概略断面側面図、第3図は回転円錐塔を含む抽出
装置のブロツク図、第4図はガスを塔を通じてリサイク
ルさせる手段と、液体を円錐台面のすぐ上に再循環させ
る手段と、その液体がハウジングの中に入る前にその液
体を加熱する手段とを有する回転円錐塔の側面断面図、
第5図は塔内のガスや蒸気の圧力を低くするための真空
ポンプと、塔からの液体を円錐台面の上へ再循環させる
手段と、その液体をハウジングの中に入れる前に加熱す
る手段とを有する回転円錐塔の概略側面断面図、第6図
は複数のわん曲ひれを有する反転円錐を支持する中心軸
の横断底面図である。 2,21,41……中心軸、3……反転円錐、4,46,61,82……
ひれ、5,6,62……円錐台面、7……ハウジング、19……
ポンプ、33,40,60,70……回転円錐塔、42……液体入
口、43……ガス出口、44……フアン、47……ガス入口、
49……液体出口、50,22……モータ、72……真空ポン
プ。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直長手軸を持つハウジング(7,60)と、 前記ハウジング(7,60)からはみ出す部分を持つ回転自
    在の中心軸(2)と、 前記ハウジング(7,60)内で前記中心軸(2)に取付け
    られた、少なくとも1つの反転された円錐(3)であっ
    て、前記円錐に取付けられていて、前記中心軸(2)か
    ら半径外方で前記円錐からは下方へと延びるひれ(4)
    を有する円錐(3)とを備え、 前記ハウジング(7,60)は、その内壁から内方へと延び
    て前記ひれ(4)の下方縁端部に隣接する円錐台面
    (5)であって、その表面を液体が流れ得る、第1の円
    錐台面(5)を有し、 前記中心軸(2)は、前記ハウジング(7,60)に対して
    垂直方向に調節可能であることを特徴とする向流接触装
    置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の向流接触装置
    において、 前記中心軸(2)にそれを回転させるためにモータ(5
    0)が結合され、 前記ハウジング(7,60)には、その液体出口からの向流
    接触装置を流れる液体を、その液体入口を通して、前記
    第1の円錐台面(5)の上で前記ハウジング(7,60)へ
    とリサイクルさせるリサイクル手段(65)が設けられ、
    このリサイクル手段(65)には液体を前記ハウジング
    (7,60)へ戻す前に加熱する手段(66)が含まれてお
    り、 第1の円錐台面(5)の下に第2の円錐台面(103)が
    設けられ、前記ハウジング(7,60)へ液体がリサイクル
    される位置よりも上方に少なくとも2つの上方円錐台面
    (62)が設けられ、第1および第2の円錐台面(5,10
    3)間の間隔(102)は、上方円錐台面(62)間の間隔
    (101)よりも広くされて、前記第1および第2の円錐
    台面(5,103)間での流量が、上方円錐台面(62)間で
    の流量よりも多くされている ことを特徴とする向流接触装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    向流接触装置において、前記ひれの下方縁端部と、前記
    第1の円錐台面(5)とは、それらの半径外方への延長
    線上で交叉し、従って前記ひれの下方縁端部は、前記第
    1の円錐台面(5)上を流れる液体の液面にほぼ平行で
    ある、これを特徴とする向流接触装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項,第2項または第3
    項記載の向流接触装置において、複数の円錐が用いら
    れ、それら円錐のそれぞれに対応して円錐台面が前記ハ
    ウジング(7)の内壁から延長して設けられ、それらの
    円錐台面は、対応する円錐の下方縁端部に隣接し、且
    つ、前記中心軸が垂直方向に調節可能であることによ
    り、円錐台面と下方縁端部との間隔を調節できる、こと
    を特徴とする向流接触装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項〜第4項の何れか1
    項に記載の向流接触装置において、前記ハウジング(6
    0)は、密封されて、ガスと蒸気をリサイクルさせる手
    段(69)に結合されている、ことを特徴とする向流接触
    装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項〜第4項の何れか1
    項に記載の向流接触装置において、前記ハウジング(2
    0)は、密封され、かつ、真空ポンプ手段に結合されて
    装置内のガスおよび蒸気を減少させ、もって装置を流れ
    る液体中の少なくとも1つの揮発性成分の分離効率を向
    上させる、ことを特徴とする向流接触装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項〜第4項の何れか1
    項に記載の向流接触装置において、前記ハウジングは、
    密閉され、かつ、ガスおよび蒸気のポンプ手段に結合さ
    れて装置内のガスおよび蒸気を減少させ、もって装置を
    流れる液体中の少なくとも1つの揮発性成分の分離効率
    を向上させる、ことを特徴とする向流接触装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項〜第7項の何れか1
    項に記載の向流接触装置において、前記円錐台面の上面
    の上の渦巻流を、前記円錐台面の端縁部へ向かう流れ方
    向の成分を含む選択した方向の流れに変える少なくとも
    1つの液体用バッフルが、前記円錐台面の上面に設けら
    れている、ことを特徴とする向流接触装置。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第8項記載の向流接触装置
    において、前記円錐台面には、前記液体用バッフルに隣
    接した位置に少なくとも1つの貫通した穴が設けられ、
    選択した方向に流れる液体の一部を通すことを特徴とす
    る向流接触装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第1項〜第9項の何れか
    1項に記載の向流接触装置において、前記円錐台面の下
    面には、これから延長したガス用バッフルが設けられ、
    前記円錐台面の下面付近を流れるガスを選択した方向へ
    流すようにしたことを特徴とする向流接触装置。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第1項〜第10項の何れか
    1項に記載の向流接触装置において、液体流の入口(4
    2)に接続されていることを特徴とする向流接触装置。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第1項〜第11項の何れか
    1項に記載の向流接触装置において、加熱器(52)が設
    けられていることを特徴とする向流接触装置。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲第1項〜第12項の何れか
    1項に記載の向流接触装置において、凝縮器(71)が設
    けられていることを特徴とする向流接触装置。
  14. 【請求項14】液体から揮発成分を除去する方法におい
    て、 次の向流接触装置に、すなわち、 垂直長手軸を持つハウジング(7,60)と、 前記ハウジング(7,60)からはみ出す部分を持つ回転自
    在の中心軸(2)と、 前記ハウジング(7,60)内で前記中心軸(2)に取付け
    られた、少なくとも1つの反転された円錐(3)であっ
    て、前記円錐に取付けられていて、前記中心軸(2)か
    ら半径外方で前記円錐からは下方へと延びるひれ(4)
    を有する円錐(3)と、 加熱器(52)とを備え、 前記ハウジング(7,60)は、その内壁から内方へと延び
    て前記ひれ(4)の下方縁端部に隣接する円錐台面
    (5)であって、その表面を液体が流れ得る、第1の円
    錐台面(5)を有し、 前記中心軸(2)は、前記ハウジング(7,60)に対して
    垂直方向に調節可能になされている 向流接触装置に、処理すべき液体を流すステップと、 揮発成分の分離温度まで向流接触装置中の液体を加熱
    し、揮発成分を蒸気として除去するするステップと から成る、液体から揮発成分を除去する方法。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第14項記載の方法におい
    て、蒸気としての揮発成分は、除去後に、凝縮器におい
    て凝縮されることを特徴とする、液体から揮発成分を除
    去する方法。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第14項または第15項に記
    載の方法において、液体はビールであり、揮発成分はア
    ルコールであることを特徴とする、液体から揮発成分を
    除去する方法。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第14項または第15項に記
    載の方法において、液体はワインであり、揮発成分はア
    ルコールであることを特徴とする、液体から揮発成分を
    除去する方法。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲第14項または第15項に記
    載の方法において、液体はフルーツジュースであり、揮
    発成分は香りの成分であることを特徴とする、液体から
    揮発成分を除去する方法。
  19. 【請求項19】特許請求の範囲第14項または第15項に記
    載の方法において、揮発成分は二酸化硫黄であることを
    特徴とする、液体から揮発成分を除去する方法。
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