JPH07225574A - 画像データ変換回路 - Google Patents

画像データ変換回路

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JPH07225574A
JPH07225574A JP1610094A JP1610094A JPH07225574A JP H07225574 A JPH07225574 A JP H07225574A JP 1610094 A JP1610094 A JP 1610094A JP 1610094 A JP1610094 A JP 1610094A JP H07225574 A JPH07225574 A JP H07225574A
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Application number
JP1610094A
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English (en)
Inventor
Kenichi Nishikawa
健一 西川
Yasuo Kurosu
康雄 黒須
Yoshihiro Yokoyama
佳弘 横山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、安価なシステムにおいて、符
号化された画像を高速に表示することのできる装置を提
供することである。 【構成】符号化された画像データの伸長処理と同時に、
装置の表示系の構成に合わせたデータ変換処理を行う画
像データの変換回路により構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化により、圧縮さ
れた画像データをパソコン等の小型コンピュータの画面
に表示するためのデータ変換回路、及び方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、メモリの大容量低価格化、高性能
プロセッサの登場によりパソコンの画面に画像を表示す
るシステムが登場している。通常、効率良く蓄積するた
め画像データは、符号化によりデータ量を圧縮して蓄積
する。また、データの互換性を保つために、画像データ
の符号化方式は、標準的なものを採用する傾向がある。
しかしながら、パソコンの表示系の構成は様々であるた
めに、パソコンの表示系にこれらの画像を表示する場
合、画像データを表示系に適したデータに変換してやる
必要がある。また、標準的な画像データの形式は1画素
当たりのビット数が多い。例えば、カラー静止画のデー
タ形式の一つであるJPEGにおいては、各画素はRG
B各8ビットであり、1画素は24ビットで表現され
る。しかしながら、通常のパソコンの表示メモリはそこ
までのプレーン数を持っていない。そのため、パソコン
の表示系に画像を表示するためには、1画素当たりのビ
ット数を減らす必要がある。通常、パソコンの表示系で
画像を表示する場合、ディザ処理によって面積変調処理
を行ない、1画素あたりのビット数を減らす処理を行な
う。
【0003】パソコンのディスプレイ上に画像を表示す
るためには、以上に示すような問題点があるため、従来
は以下に示す様な方式をとっている。
【0004】例えば、特開平2−12473号公報記載
の装置においては、画像表示に適したフレームメモリを
パソコン用のフレームメモリとは別に構成して、ディス
プレイへ各フレームメモリからドットクロックに従って
表示データを読みだす時に合成する方式をとる。これに
より、パソコンの表示系の構成とは無関係に、画像デー
タを画像用フレームメモリに書き込むことができる。別
の方式としては、アプリケーションプログラムがパソコ
ン表示系の構成を考慮せずに画像データの本来の形式で
伸長を行ないパソコンのメインメモリに書き込む。そし
て、パソコンのOSがその復元された画像データを画像
のデータ形式とパソコン参照して、パソコンの表示系に
適したデータに変換を行なってからパソコンのフレーム
メモリに書き込む方式をとる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記画像表示
用フレームメモリとパソコン画面用のフレームメモリを
2重に持つ構成においては以下に示す問題点がある。ま
ず、一つの表示画面に対して、2種類のフレームメモリ
を持つ必要がある。また、この画像表示用フレームメモ
リは、画像の表示にしか使用できない。さらに表示周期
に合わせた速度での合成を行なうため、高速で動作する
画像合成処理系が必要となる。したがって、回路構成が
大規模となり非常に高価なシステムとなる。また、画像
表示用フレームメモリの画面サイズが、パソコンの画面
サイズに制限を与えてしまう。
【0006】次に、画像用フレームメモリを使用せずに
OS等で、画像データを表示用データに変換してパソコ
ン用フレームメモリに転送する場合の問題点を以下に述
べる。このような装置においては、一度、符号データを
原画像データに復元しなければならない。例えば、横6
40画素で縦480画素の1枚のJPEG方式の画像デ
ータの場合、データ量は900キロバイトになる。この
データを再度、表示用データに変換する必要がある。し
たがって、900キロバイトのデータのリードライト処
理は最低1度は発生する。したがって、処理にはどうし
ても時間がかかるという問題点がある。また、原画像デ
ータそのものは、表示に直接使用できないため持ってい
てもそれほど、役にはたたない。
【0007】また、安価なシステムにおいても、多数の
静止画の中から、目的の静止画を得るために、蓄積され
た静止画を次々に連続して表示することによって画像を
検索したいという要求や、静止画を連続して表示を行な
うことによって動画風の表示を行ないたいという要求が
ある。この場合、画像表示に要する時間を短縮しなけれ
ばならないという課題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、安価なシステム
において、高速に符号化された画像データを表示用デー
タに変換する装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、符号データを蓄えるメインメモリと、ディスプレイ
への表示データを蓄える表示メモリと、このメインメモ
リ上の符号データを順次、読み込む手段と、この符号化
されたデータを原画像データに復元する手段と、復元さ
れた原画像データを一時的に蓄えるバッファと、この原
画像データを各色別にディザ処理によって、各色の階調
数を落す手段と、ディザ処理されたデータを一時的に蓄
えるディザデータバッファと、各色別にディザ処理され
たデータを装置のカラーパレットの構成により、カラー
パレットへのエントリである表示用データに変換する手
段と、この表示用データを表示メモリあるいは、メイン
メモリに書き込む手段と、表示メモリから読みだされた
表示データであるエントリデータを実際の表示を行なう
物理色への変換を行なうカラーパレットとカラーパレッ
トによって変換されたデータを表示するディスプレイに
よって本発明は実現できる。
【0010】また、本発明における符号化されたデータ
を画像データに復元する手段においてDCT変換を使用
した符号化方式により圧縮された符号データを伸長する
場合、前記画像伸長手段は、各ブロックの直流成分のみ
復元する機能を持たせ、この直流成分を対象ブロックの
画素色データとする。そして、このデータに対して、デ
ィザ処理を行い、その結果を表示用データとする。これ
により演算量の多い逆コサイン変換処理(IDCT)を
省略することにより高速に画像データの復元処理を行な
うことができる。
【0011】
【作用】まず、画像変換回路に対して、フレームメモリ
のプレーン数より、ディザ処理によって変換する1色あ
たりの階調数を設定する。また、ディザにより階調数が
落された各色の組み合わせによって表現できる表示色が
どのパレットへのエントリに対応するかを調べる。そし
て、ディザ処理されたデータの色データとエントリデー
タ変換用テーブルを作成する。
【0012】次に、画像伸長処理について述べる。ここ
で、画像データは各画素RGB別に8ビットで表現され
ているとする。そして、RGB各色別に縦8画素、横8
画素単位で符号化されているとする。メインメモリ上に
存在する符号データを画像伸長手段がこの符号化単位ご
とに読み出す。そして、メインメモリ上の上記単位分の
符号データを画像伸長手段が入力データ用バッファに順
次、読み込み画像伸長処理を行ない、まず、1画素8ビ
ットで表現され縦8画素、横8画素で64画素分のR成
分の画像データに復元する。この64画素の画像データ
に対してディザ処理を行ない、階調数を減少させた縦8
画素、横8画素のデータに変換する。このデータをディ
ザデータバッファのRデータの対応する位置に格納す
る。
【0013】以上と同様な処理をG,Bデータに対して
も行ない、階調数を減少させた縦8画素、横8画素のデ
ータに変換する。このディザ処理されたデータをディザ
データバッファの対応する画素位置に書き込む。次に、
このバッファ手段に格納したRGBの色データからエン
トリデータ変換用テーブルを使用してカラーパレットへ
のエントリデータに変換する。この変換されたエントリ
データを表示データとして表示メモリあるいは通常のメ
モリに書き込む。
【0014】以上の処理において、メインメモリ上に
は、一度もRGB各8ビットのデータは書き込まれず
に、直接表示画像データを作成することができる。その
ため、表示にかかる時間を短縮することができる。ま
た、2種類の表示メモリは必要とせず、高速で動作する
画像合成装置も必要ないため、安価なシステムで実現で
きる。
【0015】次に、複数枚のDCT変換を使用して、符
号化された静止画を連続して表示する場合に、直流成分
のみを復元することによって高速に伸長を行なう処理に
ついて以下に述べる。
【0016】DCT変換された各成分を画像データに変
換する場合において、各符号化単位領域の直流成分のみ
を復元して、それが符号化対象領域の各画素値であると
して対象領域分の複写を行なう。例えば、縦8画素、横
8画素の領域の各画素色が同一である。この画像に対し
てディザ処理を行なう。この結果を表示データに変換し
て表示メモリに書き込むことにより画像表示を行う。
【0017】以上の処理においては複雑な演算であるI
DCTを行なう必要がないため演算時間が短縮できる。
このためトータルの画像伸長時間が短縮され、画像を表
示するまでに要する時間が短縮できる。
【0018】
【実施例】本発明における一実施例を図面により説明を
行なう。図1に本発明における画像データ変換回路の構
成図を示す。100は、本発明における画像データ変換
回路である。101は、入力する符号データのアドレス
を出力する入力アドレスカウンタである。102は、バ
ス等を通じて、外部より入力されたデータを蓄える入力
バッファである。103は、ある色の階調数を落すため
のディザ処理のための閾値を出力するディザ閾値出力部
である。104は、ある単位の符号データを画像データ
に復元する画像伸長部である。105は、伸長された画
像データを分配するセレクタである。106は、画像デ
ータのうちディザ化対象の下位ビットを蓄積するための
下位ビットバッファである。107は、画像データのう
ち表示データのもととなる上位ビットを蓄積するための
上位ビットバッファである。108は、ディザ化用閾値
と下位ビットバッファ106の出力値を比較する比較器
である。109は、比較器108の出力値によって上位
ビットバッファ107の出力値に1を加算するインクリ
メンタである。110は、ディザ化データを一時的に蓄
えるディザデータバッファである。111は、ディザ化
された画像データをカラーパレットへのエントリデータ
へ変換するエントリデータ変換テーブルである。112
は、前記エントリデータを表示メモリあるいはメインメ
モリへの書き込み時のアドレスを指定する出力アドレス
カウンタである。
【0019】また、図2に本発明における画像データ変
換回路を使用した、画像データ表示装置の構成を示す。
200は、符号データが格納されている磁気ディスクで
ある。201は、通常のデータの蓄積や、プログラムの
実行を行なうメインメモリである。202は、ディスプ
レイに表示するデータを蓄積する表示メモリである。2
03は、表示メモリ202上のカラーパレットのエント
リデータを実際の色データに変換するカラーパレットで
ある。204は、カラーパレットから出力される色デー
タを表示するディスプレイである。
【0020】また、図3に符号化単位分の画像データの
形式を示す模式図である。300は、RGB各8ビット
で表現された画像データである。301は、RGB各2
ビットで表現されたディザデータである。302は、表
示メモリ202に書き込まれるカラーパレット203へ
のエントリデータである。
【0021】次に、本発明における画像データ変換回路
の動作について説明をおこなう。本実施例においては、
原画像データは、RGB各色8ビットで表現されている
ものを符号化したもであるとする。また、この画像を表
示するパソコンの表示メモリ202のプレーン数が8プ
レーンであるとする。したがって1画素に割り当てられ
るビット数は8ビットであるため、RGBの各色を2ビ
ットで表現することにする。そのために、まず初期設定
として、各色8ビット64階調のデータを2ビット4階
調への変換を行なうディザ処理の設定を行なう必要があ
る。そこで、1画素あたり8ビット中の下位6ビットに
対してディザ化を行う。そのためにディザ用閾値出力部
に103に0から63までの値を出力するように設定を
行なう。そして、セレクタ105に対して、RGB各8
ビットのデータ中の上位2ビットを上位ビットバッファ
に入力し、下位6ビットを下位ビットバッファに入力す
るように設定する。
【0022】次に、カラーパレット203の8ビット2
56エントリが指定する色データの内容を順次読みだし
て、ディザ処理後のRGB各色を2ビットで表現した6
4色の表示色に最も近い色のエントリを選出し、各64
色とエントリが対応したテーブルを作成する。この作成
したデータをエントリデータ変換テーブル111に書き
込む。
【0023】次に、入力アドレスカウンタ101にメイ
ンメモリ201上の符号データのアドレスを設定する。
出力アドレスカウンタ112に、出力する画像データの
書き込み先のアドレスを設定する。また、この出力アド
レスカウンタ112は、単純にアドレスをインクリメン
トを行なうだけでなく、特定の矩形領域の1ラインの表
示画像データを出力し終わると、この矩形領域の次ライ
ンのアドレスを指示するカウンタである。
【0024】次に、実際の画像伸長、画像データ変換処
理の動作について述べる。まず、磁気ディスク200上
の符号化された画像データをメインメモリ201上の設
定した入力アドレスに読み込む。そして、画像データ変
換回路100がメインメモリ201上の符号データを入
力アドレスカウンタ101の指示により順次、読み出し
て、入力バッファ102に読み込む。この符号データを
画像伸長部104が符号化単位分の画像データに復元を
行なう。ここでは、300に示されるような縦8画素、
横8画素、RGB各8ビットのデータを復元する。
【0025】そして、復元した符号化単位分の画像デー
タの中から、まずRデータより順次1画素づつ8ビット
のデータを出力する。このデータをセレクタ105によ
り上位2ビットを上位ビットバッファ107に蓄積し
て、下位6ビットを下位ビットバッファ106に蓄積す
る。この下位6ビットの値と処理画素単位に出力値が変
わるディザ用閾値出力部103からの出力値との比較を
比較器108で行う。下位ビットバッファ106からの
出力値が大きい場合、インクリメンタ109により、上
位ビットバッファ107からの出力値に1を加算する。
この2ビットのデータがディザ処理をされたRデータで
ある。これを64画素分行ない、ディザデータバッファ
110に書き込む。
【0026】次に、同様な処理をGデータBデータでも
行ない、301に示されるようなRGB各2ビットのデ
ータをディザデータバッファ110上に作成する。この
データを順次に、読みだしてエントリデータ変換テーブ
ル111により、302に示されるカラーパレットへの
エントリデータへ変換する。この変換されたエントリデ
ータを出力アドレスカウンタ112が指示する表示メモ
リ202のアドレスへ書き込む。このデータを表示周期
により、読みだしてカラーパレット203において実際
の色データに変換してディスプレイ204により表示す
る。
【0027】また、本実施例においては表示装置のプレ
ーン数を8プレーンとしたが、表示メモリのプレーン数
が4の場合、設定を以下のように変更すれば対応可能で
ある。1画素を4ビットで表現するためにRGB各色を
1ビットで表現する必要がある。そのため、セレクタ1
05に復元された8ビットのデータを全て下位ビットバ
ッファ106に出力するように設定する。そして比較器
108において、下位ビットバッファの出力する8ビッ
トデータ中の上位6ビットとディザ閾値出力部103か
らの出力値と比較を行うように設定する。また、上位ビ
ットバッファ107は、常に0が出力されるように設定
する。次に、カラーパレット203の4ビット16エン
トリが指定する色データの内容を順次読みだして、RG
Bの各色を1ビットで表現された16色の表示色に最も
近い色のエントリを選出し、各16色がエントリに対応
したテーブルを作成してエントリデータ変換テーブル1
11に書き込む。
【0028】以上の設定を行うと、比較器108におい
て、下位ビットバッファ106の出力がディザ閾値出力
部103の出力値より大きい時のみ、ディザデータバッ
ファ110に1が書き込まれる。そして、装置の表示メ
モリが8プレーン時と同様の動作を行うとRGB各色を
1ビットで表現されたディザデータがディザデータバッ
ファ110に設定される。そして、エントリデータ変換
テーブルによりこのディザデータを4ビットデータに変
換して表示メモリに書き込む。
【0029】また、本実施例において、原画像データの
一部のみが表示対象であるとき、以下の処理を行うこと
により画像伸長時間を短縮することが可能である。例え
ば、読み込んだ符号データが表示対象領域の画像ではな
い時、画像伸長部104は、画像データの出力を行わ
ず、次の符号データを読み込み処理移る。符号データが
表示対象領域であるときのみ、画像伸長処理を行なって
上位ビットバッファ107、下位ビットバッファ106
への画像データの出力を行なう。このデータに対して上
記ディザ処理を行ない、エントリデータに変換して表示
メモリ202に書き込む。以上により、表示領域のみの
画像伸長を行う画像データ変換回路を実現することは可
能である。
【0030】以上の処理の過程において、メインメモリ
あるいは表示メモリには、RGB各8ビットのデータを
書き込む必要はないので、高速な画像伸長処理が実現で
きる。また、表示メモリは1種類であり、かつ高速に動
作する画像合成部も必要としないので安価なシステムで
実現することが可能である。
【0031】次に、DCT変換処理を使用した方式で符
号化されたデータにおいて、直流成分のみを復元して、
そのデータからディザ画像データを作成する手順につい
て説明を行なう。本実施例においては、符号化方式とし
てJPEGで使用されている方式であるとする。
【0032】本実施例においては、表示メモリはRGB
各8プレーンあり、表示装置には符号化された原画像デ
ータをそのまま表示できる能力があるとする。本実施例
においてのディザ処理は、作成する表示画像データ量を
減らすことにより、表示メモリへのデータの転送時間を
減少させ、表示に要する時間を短縮することが目的であ
る。したがって表示メモリのプレーン数とディザ化によ
って表現できる表示色数との間に関係を持たせる必要は
ない。
【0033】図4に、本発明における画像表示方式の手
順を示すフローチャートである。
【0034】本実施例においては、複数の画像データ中
から所望の画像データを検索する際に、各画像を次々に
表示させながら、操作者が確認を行う場合を想定してい
る。そのため、検索時は、各画像の画質よりも、画像の
表示にかかるまでの時間を短縮することが優先する。そ
して、所望の画像を発見した場合、再度画像を原画像の
まま表示する方式である。
【0035】まず、検索時における高速表示について述
べる。処理400において、1枚目の符号化された画像
データを磁気ディスク等からメモリ上に読みだす。この
メモリ上の符号データは、ハフマン符号化されたYUV
データである。このデータを処理401においてハフマ
ン符号から復元する。この復元したデータは、画像のY
UV成分に対して、DCT処理の後に、量子化処理が施
されている。そこで、処理402において、このDCT
処理が施されたデータの直流成分にのみに逆量子化処理
を行なった後に、前ブロックの直流成分値より、対象符
号化単位領域の直流成分を復元する。そして、処理40
3において、この直流成分を対象符号化単位領域の全て
の画素の階調値であるとする。つまり、YUVの各符号
化単位領域の8×8画素に対してこの直流成分を各画素
値に複写するのと同じである。そして、YUV成分に対
して間引き処理が行なわれている場合、処理404にお
いて補間処理をおこなう。例えば、YUV成分が2対1
対1で間引き処理が行なわれていたとすれば、UV成分
に対して横方向に2倍の拡大処理を行なう。そして、処
理405において、補間後のYUVからRGBデータに
変換する。このデータに対して、処理406においてデ
ィザ処理を行なう。このディザ処理において、各画素を
1ビットで表現する形式にすると、表示画像のデータ量
は、原画像のデータ量の1/8になる。最後に、処理4
07において、このディザ処理されたデータを表示メモ
リへ転送する。この場合、表示メモリのプレーン数は、
各色別に8プレーンある。また、表示画像は、各色1ビ
ットで表現しているため、表示画素データを8プレーン
に対して同時に書き込む処理が必要である。そして、操
作者がこの表示画像を確認して、所望の画像でなければ
処理408から、次画像の表示のため、処理400へ戻
り、同様の処理を行って次画像の表示を行う。そして、
所望の画像が見つかった場合、処理409へ移り、処理
401においてハフマン符号化されたデータを復元した
データに対して、通常の画像伸長処理を行なうことによ
って、原画像を忠実に復元する。そして、この原画像デ
ータを表示メモリへ転送することによって画像表示を行
う。
【0036】以上の処理においては、画像検索時の伸長
処理においては交流成分の復元処理が省かれているた
め、複雑な演算であるIDCT処理を行う必要がない。
このため演算時間が短縮できる。したがってトータルの
画像伸長時間が短縮され、表示に要する時間が短縮でき
る。また、所望の画像が見つかってからは、通常の伸長
処理を行うことによって、画質の良い画像を表示するこ
とが可能である。
【0037】また、以上の処理において処理402にお
いて、直流成分のみではなく、符号化単位領域の1周期
成分あるいは、1/2周期成分等の低周波成分のみを復
元を行う。そして、処理402において、直流成分の複
写処理を行うのに換えて、サンプリング周期が符号化時
に比べて粗いと仮定して、上記復元した低周波数成分の
みによるIDCT処理を行なうことによってYUV成分
の画像を復元することも可能である。以後の処理40
4,405,406,407は、同様である。以上の処
理において、低周波成分のみのIDCT処理を行うこと
によって全集は成分のIDCT処理を行う場合に比べて
演算量が減少する。そのため、画像伸長処理に要する時
間が短縮できる。したがって、画像表示に要する時間が
短縮できる。
【0038】
【発明の効果】以上に示されるように本発明において
は、複数種類のフレームメモリや高速で動作する画像合
成装置を必要としない安価なシステムにおいてデータ量
の多い原画像データをメモリ上に出力することなく表示
用画像データを作成することができるため、画像データ
の表示に要する時間を短縮できる。
【0039】またDCTにより符号化されたデータを直
流成分のみ復号化してディザ処理を行うことによって、
交流成分の復元処理を省略することができるため、高速
に画像伸長を行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像データ変換回路の構成図である。
【図2】画像データ変換回路を使用した表示装置を示す
図である。
【図3】画像データ形式の模式図である。
【図4】画像表示方式のフローチャートである。
【符号の説明】
100…画像データ変換回路、101…入力アドレスカ
ウンタ、102…入力バッファ、103…ディザ閾値出
力部、104…画像伸長部、105…セレクタ、106
…下位ビットバッファ、107…上位ビットバッファ、
108…比較器、109…インクリメンタ、110…デ
ィザデータバッファ、111…エントリデータ変換テー
ブル、112…出力アドレスカウンタ、200…磁気デ
ィスク、201…メインメモリ、202…表示メモリ、
203…カラーパレット、204…ディスプレイ、30
0…RGB各8ビットデータ、301…RGB各2ビッ
トデータ、302…カラーパレットエントリデータ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/02 L 9471−5G 5/06 9471−5G 5/36 520 A 9471−5G 530 A 9471−5G H04N 1/41 B C 7/30 H04N 7/133 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化により圧縮された1画面分の画像デ
    ータを復元して、画面に表示するためのデータ変換を行
    なう画像データ変換回路において、前記1画面の画像デ
    ータを分割した符号化単位領域ごとに画像伸長処理を行
    う手段と、前記伸長された符号化単位の画像データ対し
    て、ディザ処理を施す手段と、前記ディザ処理されたデ
    ータを回路外部の記憶領域に対して出力することによっ
    て1画面分の表示データを出力する手段を持つことを特
    徴とする画像データ変換回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像データ変換回路におい
    て、表示メモリのプレーン数およびカラーパレット中の
    色データの配置に応じて、各色の階調数の変換および、
    表示データ中の色データの配置の変換を行ない、表示系
    へ適したデータに変換することを特徴とする画像データ
    変換回路。
  3. 【請求項3】符号化により圧縮された画像データをディ
    スプレイに表示する表示装置において、請求項2記載の
    画像データ変換回路を使用して、符号化により圧縮され
    た画像データの伸長処理と表示系に適したデータ変換処
    理を同時に行い、変換処理後のデータを直接の表示装置
    の表示メモリに書き込むことを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】複数枚の符号化された静止画像データを順
    次、連続的に表示を行なう場合において、単独の静止画
    像を表示する時に比べて、表示画像の各色に対してディ
    ザ処理を行ない、階調数を落したデータを表示すること
    を特徴とする画像データ表示方式。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像伸長回路において、表
    示に必要な領域のみの画像データの伸長処理及び、デー
    タ変換処理を同時に行うことを特徴とする画像データ変
    換回路。
  6. 【請求項6】DCT(離散コサイン変換)を利用して符
    号化された画像データを伸長する際に、直流成分のみ復
    元して、前記直流成分を符号化単位領域の全ての画素色
    と仮定して、この符号化単位領域に対してディザ処理を
    行い、このディザ処理後のデータを表示用データとする
    ことを特徴とする画像データ表示方式。
  7. 【請求項7】DCT(離散コサイン変換)を利用して符
    号化された画像データを伸長する際に、直流成分およ
    び、全周波数成分のうち、低周波成分のみを復元するこ
    とによって、画像データを作成してこのデータに対して
    ディザ処理を行い、このディザ処理後のデータを表示用
    データとすることを特徴とする画像データ表示方式。
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