JPH0722545B2 - 電気炊飯器用蒸し板 - Google Patents
電気炊飯器用蒸し板Info
- Publication number
- JPH0722545B2 JPH0722545B2 JP63225002A JP22500288A JPH0722545B2 JP H0722545 B2 JPH0722545 B2 JP H0722545B2 JP 63225002 A JP63225002 A JP 63225002A JP 22500288 A JP22500288 A JP 22500288A JP H0722545 B2 JPH0722545 B2 JP H0722545B2
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- Japan
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- steaming plate
- rice cooker
- electric rice
- steaming
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気炊飯器の炊飯鍋内に装備して使用される
合成樹脂製の蒸し板に関するものである。
合成樹脂製の蒸し板に関するものである。
従来の技術 従来の電気炊飯器に使用される蒸し板は金属板をプレス
成形し、その表面に複数個の孔をあけたものであった。
成形し、その表面に複数個の孔をあけたものであった。
発明が解決しようとする課題 従来の蒸し板は金属板であるため、比熱が小さく、その
ため、蒸し後においては、急速に冷却して露結しやす
く、そしてその水滴が調理物に付着し、できばえを損う
ことがあった。また、蒸しおこわなどを電気炊飯器でつ
くる場合、炊飯鍋の内面近傍は鍋を伝わってくる熱によ
り乾燥されやすく、その結果、調理物が十分に蒸されな
い場合があった。
ため、蒸し後においては、急速に冷却して露結しやす
く、そしてその水滴が調理物に付着し、できばえを損う
ことがあった。また、蒸しおこわなどを電気炊飯器でつ
くる場合、炊飯鍋の内面近傍は鍋を伝わってくる熱によ
り乾燥されやすく、その結果、調理物が十分に蒸されな
い場合があった。
本発明は、このような問題点を解決するもので、炊飯鍋
内の調理物を均一に蒸しあげることができ、かつ余分な
水滴が付着しにくい電気炊飯器用蒸し板を提供すること
を目的とするものである。
内の調理物を均一に蒸しあげることができ、かつ余分な
水滴が付着しにくい電気炊飯器用蒸し板を提供すること
を目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の電気炊飯器用蒸し
板は、炊飯鍋内に装備される合成樹脂製の蒸し板本体を
備え、この蒸し板本体の外周に前記炊飯鍋の内面との間
に蒸気の通路を形成する複数個の切り欠き部を設けると
ともに、板面には表面から裏面に向かって径大となるテ
ーパ状の複数個の孔を設けたものである。また、蒸し板
本体の裏面には複数個の脚を設け、炊飯鍋の内底と当接
する脚の先端部に耐熱性の高い材質よりなる足部を設け
たものである。
板は、炊飯鍋内に装備される合成樹脂製の蒸し板本体を
備え、この蒸し板本体の外周に前記炊飯鍋の内面との間
に蒸気の通路を形成する複数個の切り欠き部を設けると
ともに、板面には表面から裏面に向かって径大となるテ
ーパ状の複数個の孔を設けたものである。また、蒸し板
本体の裏面には複数個の脚を設け、炊飯鍋の内底と当接
する脚の先端部に耐熱性の高い材質よりなる足部を設け
たものである。
作用 本発明の電気炊飯器用蒸し板は上記のように構成してい
るもので、その作用を説明する。炊飯鍋に水を入れ、蒸
し板を炊飯鍋内にセットし、調理物を蒸し板上に置き、
電気炊飯器のスイッチを入れると、ヒーターに通電され
て炊飯鍋内の水を加熱する。そしてこの加熱により発生
した蒸気は蒸し板に設けた複数個の孔と複数個の切り欠
き部を通って上昇し、調理物を蒸し上げる。この場合、
特に切り欠き部より上昇してきた蒸気は炊飯鍋の内面に
沿って廻り込み、調理物を蒸し上げてゆくため、ヒータ
ーから炊飯鍋に伝わった熱により炊飯鍋の内面近傍に位
置する調理物が加熱乾燥されるのを防ぐことができ、こ
れにより、調理物を均一に蒸し上げる。また炊飯鍋内の
水が蒸発して電気炊飯器の自動スイッチがオフになった
ときは、炊飯鍋の底の温度はヒーターの余熱により上昇
するが、蒸し板は、蒸し板本体に設けた複数個の脚の先
端部に耐熱性の高い材質よりなる足部を設けており、こ
の足部が炊飯鍋の底に接するため、合成樹脂製の蒸し板
が前記炊飯鍋の底の熱に接触して溶けるなどの危険が生
ずることはない。そして冷えてくると、金属製の炊飯鍋
の方が合成樹脂製の蒸し板より早く冷却するため、残留
蒸気による露結は炊飯鍋に生じ、そして炊飯鍋の内面を
伝わって炊飯鍋の底に溜まる。一方、蒸し板には露結が
しにくいため、調理物に水滴が付着してできばえを損う
こともない。
るもので、その作用を説明する。炊飯鍋に水を入れ、蒸
し板を炊飯鍋内にセットし、調理物を蒸し板上に置き、
電気炊飯器のスイッチを入れると、ヒーターに通電され
て炊飯鍋内の水を加熱する。そしてこの加熱により発生
した蒸気は蒸し板に設けた複数個の孔と複数個の切り欠
き部を通って上昇し、調理物を蒸し上げる。この場合、
特に切り欠き部より上昇してきた蒸気は炊飯鍋の内面に
沿って廻り込み、調理物を蒸し上げてゆくため、ヒータ
ーから炊飯鍋に伝わった熱により炊飯鍋の内面近傍に位
置する調理物が加熱乾燥されるのを防ぐことができ、こ
れにより、調理物を均一に蒸し上げる。また炊飯鍋内の
水が蒸発して電気炊飯器の自動スイッチがオフになった
ときは、炊飯鍋の底の温度はヒーターの余熱により上昇
するが、蒸し板は、蒸し板本体に設けた複数個の脚の先
端部に耐熱性の高い材質よりなる足部を設けており、こ
の足部が炊飯鍋の底に接するため、合成樹脂製の蒸し板
が前記炊飯鍋の底の熱に接触して溶けるなどの危険が生
ずることはない。そして冷えてくると、金属製の炊飯鍋
の方が合成樹脂製の蒸し板より早く冷却するため、残留
蒸気による露結は炊飯鍋に生じ、そして炊飯鍋の内面を
伝わって炊飯鍋の底に溜まる。一方、蒸し板には露結が
しにくいため、調理物に水滴が付着してできばえを損う
こともない。
また調理後、蒸し板本体に設けた孔に調理物が目づまり
した場合は、孔は板面の表面から裏面に向かって径大と
なるテーパ状に構成しているため、蒸し板本体の表面を
洗うことにより、孔に押し込まれた調理物は洗い流され
るものである。
した場合は、孔は板面の表面から裏面に向かって径大と
なるテーパ状に構成しているため、蒸し板本体の表面を
洗うことにより、孔に押し込まれた調理物は洗い流され
るものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図は本発明の蒸し板を電気炊飯器に使用した例
を示したもので、１は電気炊飯器本体、２は電気炊飯器
本体１内に断熱材３を介して装備した保護枠で、この保
護枠２は内底部にヒーター４を取付けている。５は前記
ヒーター４上に着脱自在に載置される炊飯鍋で、この炊
飯鍋５は保護枠２内に着脱自在に挿入される。６は電気
炊飯器本体１の上部に回動自在に枢支され、かつ炊飯鍋
５の上端開口部を開閉する蓋体である。７は炊飯鍋５内
に入れられた水、８は前記炊飯鍋５内にセットされる蒸
し板で、この蒸し板８の上に調理物９が載せられる。
る。第１図は本発明の蒸し板を電気炊飯器に使用した例
を示したもので、１は電気炊飯器本体、２は電気炊飯器
本体１内に断熱材３を介して装備した保護枠で、この保
護枠２は内底部にヒーター４を取付けている。５は前記
ヒーター４上に着脱自在に載置される炊飯鍋で、この炊
飯鍋５は保護枠２内に着脱自在に挿入される。６は電気
炊飯器本体１の上部に回動自在に枢支され、かつ炊飯鍋
５の上端開口部を開閉する蓋体である。７は炊飯鍋５内
に入れられた水、８は前記炊飯鍋５内にセットされる蒸
し板で、この蒸し板８の上に調理物９が載せられる。
第２図a,bは前記蒸し板８の構成を示したもので、この
蒸し板８はポリプロピレンよりなる合成樹脂製の円盤状
をなす蒸し板本体10を備え、この蒸し板本体10の外周に
炊飯鍋５の内面との間に蒸気の通路を形成する複数個の
切り欠き部11を設けるとともに、板面には表面から裏面
に向かって径大となるテーパ状の複数個の孔12を設けて
いる。また前記蒸し板本体10の裏面にはそれを支えるた
めの４本のボス状の脚13を一体に形成している。そして
前記ボス状の脚13は中空状に構成されて穴14を有し、か
つ炊飯鍋５の内底と当接する脚13の先端部に位置して、
シリコンゴム等の耐熱性の高い材質により構成された足
部15の軸部15′を前記穴14に圧入することにより足部15
を保持している。
蒸し板８はポリプロピレンよりなる合成樹脂製の円盤状
をなす蒸し板本体10を備え、この蒸し板本体10の外周に
炊飯鍋５の内面との間に蒸気の通路を形成する複数個の
切り欠き部11を設けるとともに、板面には表面から裏面
に向かって径大となるテーパ状の複数個の孔12を設けて
いる。また前記蒸し板本体10の裏面にはそれを支えるた
めの４本のボス状の脚13を一体に形成している。そして
前記ボス状の脚13は中空状に構成されて穴14を有し、か
つ炊飯鍋５の内底と当接する脚13の先端部に位置して、
シリコンゴム等の耐熱性の高い材質により構成された足
部15の軸部15′を前記穴14に圧入することにより足部15
を保持している。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明の電気炊飯
器用蒸し板は、炊飯鍋内に装備される合成樹脂製の蒸し
板本体を備え、この蒸し板本体の外周に複数個の切り欠
き部を設けるとともに、表面に複数個の孔を設けている
ため、調理中においては、外周に設けた複数個の切り欠
き部より上昇してくる蒸気により、炊飯鍋の内面近傍に
位置する調理物もむらなく蒸すことができ、その結果、
調理物を均一に蒸し上げることができるものである。
器用蒸し板は、炊飯鍋内に装備される合成樹脂製の蒸し
板本体を備え、この蒸し板本体の外周に複数個の切り欠
き部を設けるとともに、表面に複数個の孔を設けている
ため、調理中においては、外周に設けた複数個の切り欠
き部より上昇してくる蒸気により、炊飯鍋の内面近傍に
位置する調理物もむらなく蒸すことができ、その結果、
調理物を均一に蒸し上げることができるものである。
また蒸し上がって炊飯鍋内の水がなくなったとき、炊飯
鍋の底はヒーターの余熱により上昇するが、本発明の蒸
し板は、合成樹脂製の蒸し板本体に設けた複数個の脚の
先端部に耐熱性の高い材質よりなる足部を設け、この足
部が炊飯鍋の底に接するようにしているため、合成樹脂
製の蒸し板が熱により溶けるなどの危険性も未然に防止
することができる。
鍋の底はヒーターの余熱により上昇するが、本発明の蒸
し板は、合成樹脂製の蒸し板本体に設けた複数個の脚の
先端部に耐熱性の高い材質よりなる足部を設け、この足
部が炊飯鍋の底に接するようにしているため、合成樹脂
製の蒸し板が熱により溶けるなどの危険性も未然に防止
することができる。
そしてまた蒸し板は合成樹脂製であるため、冷却されに
くく、その結果、蒸し板に余分な水滴が付着することも
なくなるため、水滴により調理物が損われることもな
い。
くく、その結果、蒸し板に余分な水滴が付着することも
なくなるため、水滴により調理物が損われることもな
い。
さらに前記蒸し板本体の表面に設けた複数個の孔はテー
パ状に構成しているため、調理物がその孔に目づまりし
ても簡単に取除くことができるものである。
パ状に構成しているため、調理物がその孔に目づまりし
ても簡単に取除くことができるものである。
第１図は本発明の一実施例における蒸し板の使用状態を
示す電気炊飯器の縦断面図、第２図は同蒸し板を示した
もので、ａは半截平面図、ｂは断面図である。 ５……炊飯鍋、８……蒸し板、10……蒸し板本体、11…
…切り欠き部、12……孔、13……脚、15……足部。
示す電気炊飯器の縦断面図、第２図は同蒸し板を示した
もので、ａは半截平面図、ｂは断面図である。 ５……炊飯鍋、８……蒸し板、10……蒸し板本体、11…
…切り欠き部、12……孔、13……脚、15……足部。
Claims (2)
- 【請求項１】炊飯鍋内に装備される合成樹脂製の蒸し板
本体を備え、この蒸し板本体の外周に前記炊飯鍋の内面
との間に蒸気の通路を形成する複数個の切り欠き部を設
けるとともに、板面には表面から裏面に向かって径大と
なるテーパ状の複数個の孔を設けた電気炊飯器用蒸し
板。 - 【請求項２】蒸し板本体の裏面には複数個の脚を設け、
炊飯鍋の内底と当接する脚の先端部に耐熱性の高い材質
よりなる足部を設けた請求項１記載の電気炊飯器用蒸し
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63225002A JPH0722545B2 (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | 電気炊飯器用蒸し板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63225002A JPH0722545B2 (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | 電気炊飯器用蒸し板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0274218A JPH0274218A (ja) | 1990-03-14 |
| JPH0722545B2 true JPH0722545B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=16822542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63225002A Expired - Fee Related JPH0722545B2 (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | 電気炊飯器用蒸し板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722545B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014030507A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Marino:Kk | 電磁調理用土鍋およびスープパスタの製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200465467Y1 (ko) * | 2011-04-15 | 2013-02-25 | (주) 한국실리콘 | 실리콘 찜기 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6142498U (ja) * | 1984-08-23 | 1986-03-19 | 株式会社トーキン | 熱応動装置の作動杆連結構造 |
-
1988
- 1988-09-08 JP JP63225002A patent/JPH0722545B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014030507A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Marino:Kk | 電磁調理用土鍋およびスープパスタの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0274218A (ja) | 1990-03-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |