JPH07225093A - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

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JPH07225093A
JPH07225093A JP6016319A JP1631994A JPH07225093A JP H07225093 A JPH07225093 A JP H07225093A JP 6016319 A JP6016319 A JP 6016319A JP 1631994 A JP1631994 A JP 1631994A JP H07225093 A JPH07225093 A JP H07225093A
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JP
Japan
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air
heat exchanger
water supply
path
water
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Application number
JP6016319A
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English (en)
Inventor
Hiroari Matsui
宏有 松井
Kojiro Takeyama
幸次郎 武山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6016319A priority Critical patent/JPH07225093A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣類、浴室等の乾燥に係り、衣類等から蒸発
した水分を、水で冷却し除湿する熱交換装置を備えた機
器において、熱交換器を含む給排水経路から冷却水を完
全に排出することを目的とする。 【構成】 熱交換器下流側に熱交換器から垂下した排水
経路を設けると共に、上流側の給水経路の一部を大気に
開放する、手動、電動、または逆止の開放弁を備えて、
前記排水経路内の冷却水の吸引力により、給排水経路全
体の冷却水を排水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類、あるいは浴室等
の乾燥に係り、衣類等から蒸発した水分を、水で冷却し
除湿する熱交換装置を備えた機器において、特にその水
の制御の関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衣類、あるいは浴室等を乾燥する
機器においては、ヒータ等の加熱手段で乾燥用空気を生
成し、これを送風するためのとファン等の送風手段と、
乾燥用空気経路を備えて、衣類または浴室からの湿気を
多量に含んだ加湿空気を機外に、また、屋外に排気する
タイプとこの乾燥用空気経路と閉ループにしその途中に
設けた熱交換器で、冷却除湿するタイプの2つがある。
この加湿空気を冷却し除湿する手段として、熱交換器に
水道水を冷却水として通し、加湿空気と熱交換すること
で空気中の水分を凝縮させて除去するいわゆる水冷除湿
タイプの熱交換装置がある。そして、この熱交換装置へ
の冷却水の供給、排水経路は水道水からの入口に電動の
給水弁を備え、この給水弁の開閉によって給水量等を制
御し、熱交換器からの排水は排水経路を経て機外へある
いは機内の貯水タンクに排水する。そして、この熱交換
器を含む給水、排水経路は連続した一本の経路で構成さ
れており排水は水道の水圧で行われるのが一般的であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、機器停止時には給水弁を閉じた状態で、
給水経路を含めた熱交換器内の冷却水は、滞留したまま
の状態で保持されている。
【0004】従って、冬季などの低温時に熱交換器内の
冷却水が凍結し、熱交換装置を破損するという問題があ
った。また、機器を長期間しない場合、熱交換器内の冷
却水が腐敗等変質し、冷却水の流通を妨げ、所定の給水
量を確保できないという問題を有していた。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、第1
の目的は、機器の運転が停止し熱交換器への給水が終了
するたびに、熱交換器を含めた、給水経路から冷却水を
完全に排出することにある。
【0006】第2の目的は、上記第1の目的を実現する
際に、冷却水の供給量が少ない場合、機器が運転中にも
かかわらず、冷却水が熱交換器を通過排出され、熱交換
器内の水が不足し熱交換能力が低下するという問題を解
決し、冷却水の供給量の変化に応じた熱交換能力を発揮
しつつ、給水経路から冷却水を完全に排出することにあ
る。
【0007】第3の目的は、上記第2の目的を実現する
際に、使用者が判断し、操作する手間を省き、機器が使
用者に代わり自動的に、給水経路から冷却水を完全に排
出することにある。
【0008】第4の目的は、上記第3の目的を実現する
際に、電動の開放弁等の部品が必要なため、機器の構成
が複雑かつ高価になるという問題がある。そこで構成を
簡単に前記目的を安価に実現することにある。
【0009】第5の目的は、上記第1から第4の目的を
実現する際に、共通の手段として、熱交換器への給水経
路の途中を、大気に開放する空気経路を備えるが、この
空気経路内に給水経路から冷却水が浸入し、その結果、
前記空気経路を経て機器内部に水漏れを起こすという問
題がある。そこで、給水経路から空気経路に水が浸入し
た場合にも、機器内部への水漏れるを防止することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための本発明の第1の技術手段は、衣類等の乾燥に供
する乾燥用空気を送るファンと、この乾燥用空気を導
入、導出する、あるいは循環する第一の空気経路と、こ
の第一の空気経路に連通して配した前記乾燥用空気と水
を熱交換する熱交換器と、熱交換器への給水経路途中に
一端を接続し、他端を大気に開放した孔を備えた第二の
空気経路と、前記熱交換器から垂下した排水経路とを設
けたものである。
【0011】上記第2の目的を達成するための本発明の
第2の技術手段は、 衣類等の乾燥に供する乾燥用空気
を送るファンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あ
るいは循環する第一の空気経路と、この第一の空気経路
に連通して配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交
換器と、熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他
端を大気に開放する手動の開放弁を備えた第二の空気経
路と、前記熱交換器から垂下した排水経路とを設けたも
のである。
【0012】上記第3の目的を達成するための本発明の
第3の技術手段は、衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を
送るファンと、この乾燥用空気を導入、導出する、ある
いは循環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に
連通して配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換
器と、熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端
を大気に開放する電動の開放弁を備えた第二の空気経路
と、前記熱交換器から垂下した排水経路とを設けたもの
である。
【0013】上記第4の目的を達成するための本発明の
第4の技術手段は、衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を
送るファンと、この乾燥用空気を導入、導出する、ある
いは循環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に
連通して配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換
器と、熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端
を大気に開放する第二の空気経路を備え、前記第二の空
気経路内に、給水経路方向には開放、逆方向には閉止す
る空気の逆止弁と、前記熱交換器から垂下した排水経路
とを設けたものである。
【0014】上記第5の目的を達成するための本発明の
第5の技術手段は、衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を
送るファンと、この乾燥用空気を導入、導出する、ある
いは循環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に
連通して配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換
器と、熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端
を大気に開放する手段を備えた第二の空気経路とを備
え、前記第二の空気経路の他端を、前記第一の空気経路
の途中に接続するとともに、前記熱交換器から垂下した
排水経路を設けたものである。
【0015】
【作用】上記構成によりなる本発明の上記第1の技術手
段によれば、まず熱交換器の下流側に垂下した排水経路
を設けることで、この排水経路内の水の自重によりサク
ション効果が働き、たとえ熱交換器からの排水口が最下
部にない場合でも、熱交換器内に滞留した水全体に吸引
排出しようとする力が働く。かつ、熱交換器の上流側の
給水経路の途中に、大気に開放する孔を備えた空気経路
を設けることによって、この空気経路を経て、熱交換器
を含めた給水経路は常に大気に開放されるため、前述し
た熱交換器下流の排水経路の水のサクション効果により
熱交換器からの排水が可能となる。要は、上記のように
熱交換器に対して、下流側には常にサクションが働き、
かつ熱交換器の上流側から給水経路に空気を導入するこ
とで、熱交換器を含めた給水経路内の水を完全に排水す
ることができる。
【0016】上記第1の技術手段によれば、熱交換器の
下流側には、常に排水経路のサクション効果が働き、か
つ、上流側は常に大気に開放されているため、冷却水経
路の水は滞留することなく、常に排水される状態にあ
る。従って、熱交換器への給水量と、熱交換器を含めた
冷却水経路の流路抵抗が平衡している場合は良いが、給
水量が少ない場合は、排水量が給水量を上回り、熱交換
器内の冷却水が不足し、結果的に冷却能力を低下する問
題がある。
【0017】そこで、上記第2の技術手段によれば、熱
交換器の下流側は上記第1の技術手段と同様であり、冷
却水経路内の水にサクションが常に働いているが、上流
側の空気経路は通常閉じられているため、冷却水に熱交
換器上流側から空気が混入することなく、給水量にかか
わらず、熱交換器は冷却水で満たされた状態を維持で
き、熱交換性能が低下する問題を解決できる。そして、
冬季等の低温時には使用者が手動の開放弁を開くこと
で、熱交換器上流側に空気を導入でき、本発明の共通の
目的である冷却水経路の排水を完全に行うことができる
上記第2の技術手段によれば、冷却水経路の排水はあく
まで、使用者の判断であり、使用者が開放弁の操作を怠
った場合には、本来の機能を発揮出来ない問題がある。
そこで、第3の技術手段によれば、熱交換器の上流側に
接続した空気経路に、電磁弁等の電動の開放弁を設け、
この開放弁を給水終了時に自動的に動作することで、確
実に給水経路の水を、機器運転後に毎回排水することが
できる。
【0018】上記第3の技術手段によれば、熱交換器上
流側の冷却経路を大気に開放する手段として、電動の開
放弁を用いているが、構成の複雑化、部品コストの上昇
という問題がある。そこで、上記第4の技術手段によれ
ば、熱交換器の上流側に接続した空気経路に、給水経路
側には開放、逆方向には閉止する逆止弁を設けることに
よって、給水中は給水圧により給水経路内は大気圧より
高い、従って、前記逆止弁は閉止され、その結果空気経
路からの空気の侵入はなく、給水経路内は冷却水で満た
された状態を維持でき、熱交換能力を発揮できる。一
方、給水停止時には、排水経路の吸引力により給水経路
は負圧となり、結果逆止弁は開放され、本発明共通の目
的である、給水経路からの水抜きを完全に行うことが出
来る。勿論、空気経路内に、逆止弁を設けるだけのた
め、構成の簡略化と低コストで目的を実現できる。
【0019】前述した技術手段では、熱交換器に対して
上流側の給水経路に接続した空気経路の他端は単に大気
に開放した状態である。従って、熱交換器を含めた冷却
水経路の一部で、詰まり等が発生した場合、あるいは、
給水圧が非常に高い場合、第2の空気経路に水が侵入し
機器内部に水漏れを起こす問題が生じる。
【0020】そこで、上記第5の技術手段によれば、熱
交換器上流側の冷却水経路に一端を接続した第二の空気
経路を備え、この第二の空気経路の他端を乾燥用空気が
循環する第一の空気経路に接続することでにある。前記
第一の空気経路には熱交換器で冷却凝縮した除湿水を排
出する排水口を設けているため、第二の空気経路の一端
は大気に開放されており、本発明の目的である第二の空
気経路を通じて冷却水経路の一端を大気に開放すること
は可能となる。加えて、冷却水経路の一部で目詰まり等
が生じ、冷却水が第二の空気経路に侵入した場合でも第
二の空気経路の他端が第一の空気経路に接続されている
ため、逆流した冷却水は第一の空気経路を通り排水口か
ら機外へ正常に排出することができ、機体内への水洩れ
を防止することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。まず、本発明の熱交換装置を用いた衣類乾
燥機の乾燥機としての基本的な構成を示す。図1におい
て、1は乾燥機本体、2は本体1内の後面で回転自在に
軸支され、前面で円環状のドラム前支持板3の外周フラ
ンジ部で摺動支持し、電動機4,ドラムベルト5によっ
て駆動される回転ドラムである。6は本体1の前面に設
けた衣類投入口、7は回転ドラム2内に流入する乾燥用
空気を加熱するヒーター、8は回転ドラム2の後部に配
され、電動機4,ファンベルト9によって回転駆動され
るファンであり、このファン8は本体1内における加熱
循環空気の送風機能を有する。10はケーシングで、1
1は冷却水で循環空気を冷却除湿する熱交換器、熱交換
器11は熱伝導率の高い冷却パイプ12とこれに直角に
挿入した冷却フィン13より構成している。14はこの
熱交換器11を収納配置する熱交換器ケースで、前記ケ
ーシング10と熱交換器ケース14をダクト15で連通
して、ファン8からの循環空気がケーシング10、ダク
ト15、熱交換器ケース14を通りヒータ7に至る第1
の空気経路を構成している。16は回転ドラム2の後面
に設置した糸屑等の除去フィルター、17は本体1の後
面を覆う裏板である。18は熱交換器ケース14の下部
に形成され熱交換器11の熱交換作用によって生じた凝
縮水を排出する排水口である。19は熱交換器11への
冷却水入口、20は冷却水出口である。
【0022】以上の構成において、図1に示す衣類乾燥
機を運転した場合、ファン8の送風機能によりヒータ7
で加熱された空気が回転ドラム2内に入り湿った衣類と
接触することで高湿の空気に変化し、ファン8を通過し
た後、熱交換器11の冷却フィン通過することによって
冷却・熱交換され、空気中の湿気が凝縮され、ヒーター
7で再加熱され再び回転ドラム2内に導入されるもので
ある。以上の運転サイクルを繰り返しておこなうことに
より、回転ドラム2内に収容されている衣類の乾燥が進
行する。
【0023】次に、本発明の第1の実施例の熱交換器の
給排水経路を図2に基づき説明する。21は熱交換器1
1への給水を制御する電磁給水弁で給水経路22を経て
熱交換器11の冷却水入口19に接続されている、23
は給水経路22の一部から分岐した第2の空気経路で、
他端は大気に開放した構成である。24は冷却水出口2
0から下方に接続した排水ホースで、排水経路を形成す
る。また第2の空気経路23はその流路抵抗が熱交換器
11を含めた給排水経路のそれより大きくなるよう、経
路を絞るあるいは大気への開放口を高い位置に構成して
いる。
【0024】本発明の第1の実施例の動作を説明する。
乾燥機の運転と同時に、電磁給水弁21を開くことで、
冷却水は流路抵抗の大きい第2の空気経路23ではなく
給水経路22を経て、熱交換器11、排水ホース24内
を水で満たした状態を維持しつつ連続的に排水される。
そして、機器の運転を停止し、電磁給水弁21を閉じる
と排水ホース24内の水によってこれより上流側の水全
体に吸引力が働く、この吸引力により大気に開いた第2
の空気経路23から空気が導入され、熱交換器11を含
む給排水経路全体の水を排出することができる。この結
果、低温時の熱交換器を含む給排水経路の凍結を防止で
き、また冷却水の滞留による腐敗等の変質を防止でき、
常に良好な熱交換能力を発揮できる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例の構成と動作
を図3、図4にて説明する。なお乾燥機としての構成は
第1の実施例と同様のため、熱交換器への給排水経路に
ついてのみの説明とする。給水弁21から給水経路2
2、熱交換器11内の水管を経て排水ホース24に至る
経路は前記第1の実施例と同様で、異なる点は前記給水
経路22の途中に一端を接続し、他端を大気に開放する
手動で開閉する開放弁25を設けたことにある。図4に
示すように開放弁25は貫通穴25bを備えた外筒25
aと、これに連通する空気穴25dを備え回転自在に嵌
合したシリンダー25cで構成されている。上記構成で
の動作を説明する、通常、乾燥機の運転中は、前記シリ
ンダー25cを回転し開放弁25を閉の状態にする。そ
して給水弁21を開き熱交換器11に給水すると、熱交
換器11を含む給水経路、排水経路内を冷却水で満たし
た状態で給水を行う。運転が終了した後は使用者の判断
に基づき、手動にて前記開放弁25を開にすることで、
排水ホース24のサクション効果により前記冷却水経路
から水を完全に排出することができる。従って、機器運
転中は、途中で給水量を変化、あるいは停止しても、冷
却水経路内の水は前記開放弁25を閉にしている限り抜
けることなく、良好な熱交換性能を得ることができる。
また、低温時等の熱交換器からの排水が必要な時は、使
用者の判断により、開放弁25を開にすることで容易に
熱交換器からの完全な排水が可能となり、機器の破損を
防止できる。なお、本実施例では開放弁25の構成をシ
リンダーの回転により開閉するものを挙げたが、構成に
かかわらず、給水経路22の一部を手動で大気に開放す
る手段であればよい。
【0026】次に、本発明の第3の実施例について、そ
の構成を図5、図6を用い説明する。給水弁21から排
水ホース24へ至る基本的な給排水経路は第2の実施例
と同様であり、異なる点は第2の実施例の手動の開放弁
の位置に通常は開の電動の開放弁26を備えたことであ
る。動作としては、機器の運転と同時にこの電動の開放
弁26に通電し、プランジャ26aを動作しての先端の
弁体26bにより弁座26cを塞ぎ、大気への開放口2
6dと給水経路22を遮断する。この後、給水弁21を
開閉し冷却水を制御する、この時給水経路22内は冷却
水で満たされているため給水弁21を開閉制御して給水
量を少なくしても熱交換機11の水管内の水切れは起き
ない。そして、熱交換装置としての動作を停止するとき
は、給水弁21を閉じ給水を停止すると同時に、前記電
動の開放弁26を開放する、そうすると、前述したよう
に排水ホース24内の水によって、サクションが働き給
水経路22内は負圧となり、解放口26cからの空気は
弁座26bを経て給水経路22に入る。その結果、給水
経路内の水を完全に排水することができる。なお、この
電動の開閉弁26を常開のものを用いるのは、仮に停電
等で機器の運転が中断した場合でも電源がOFFと同時
に自動的に開放弁26が開放されるため給排水経路の排
水が完全に行なえるためである。この第3の実施例によ
れば、給水中は給排水経路は冷却水で満たされ、熱交換
機能を十分発揮することができ、一旦機器が停止すると
使用者の判断での開放弁の操作に頼ることなく、自動的
に排水が行われるため、本発明の目的を達成することが
できる。
【0027】次に、本発明の第4の実施例について、そ
の構成を図7、図8を用い説明する。給水弁21から排
水ホースへ至る基本的な給排水経路は第3の実施例と同
様であり、異なる点は第3の実施例の電動で開閉する解
放弁の位置に給水経路22側には開放、逆方向には閉止
する逆止弁27を設けたことである。動作としては、給
水弁21を開き給水を行っている時は、ゴム等の弾性体
で構成した弁体27aは給水経路22からの給水圧によ
り弁座27bを塞ぎ、大気への解放口27cと給水経路
22を遮断し、冷却水は給水経路22を経て熱交換器1
1、排水ホース24を経て排水される。そして、給水弁
21を閉じ給水を停止すると、前述したように排水ホー
ス24内の水によって、サクションが働き給水経路22
内は負圧となり、解放口27cからの空気は弁座27b
を経て給水経路22に入る。その結果、給水経路内の水
を完全に排水することができる。この第3の実施例によ
れば、給水中は冷却水は、熱交換器を含む給排水経路全
体を満たすことで、熱交換器の本来の機能を十分に発揮
することができる。そして、一旦給水弁21を閉じるだ
けで逆止弁が開閉し、給水を停止する度に自動的に排水
ができるため、使用者の判断によらず、かつ構造が簡単
で安価な構成により確実に熱交換器から冷却水を排出す
ることができる。
【0028】次に、本発明の第5の実施例について、そ
の構成を図9を用い説明する。給水弁21から給水経路
22、熱交換器11の水管を経て排水ホース24に至る
給排水経路の構成は前述した第1から第4の実施例と同
様である。異なる点は前述した実施例では給水経路22
途中に一端を接続し、他端を単に機器内部で大気に解放
する構成であるのに対して、この他端を熱交換器を収納
する熱交換器ケースに接続したことにある。図9におい
て、28は前述した手動または電動の解放弁あるいは逆
止弁で、29はこれら弁28から熱交換器ケース14に
連通する接続経路で構成する。上記構成での動作を説明
すると、熱交換器11への給水中は前述したように第2
の空気経路は弁28で閉じられており、冷却水は正常に
給排水が行われる。機器の運転終了と共に、弁28は手
動あるいは自動で解放することで、接続経路29は大気
に解放され、結果給水経路22内に空気が導入され給排
水経路の冷却水を排水することができ、本発明の第1の
目的である給排水経路からの完全な水抜きは可能とな
る。そして、給水経路内で異常が生じた場合、例えば熱
交換器11内が異物等で閉塞され、かつ第2の実施例の
手動の解放弁を開いた状態で放置されたような場合、冷
却水は給水経路22から弁28を経由し熱交換器ケース
14内に流入し、最終熱交換ケース14の排水口18か
ら機外に排水されるため、機体内への水漏れを防止でき
る。
【0029】なお、上記実施例は水冷の熱交換装置をド
ラム式の衣類乾燥機に利用した場合の例を示したが、浴
室の乾燥その他の機器においても前述した熱交換装置を
用いる場合には利用は可能である。
【0030】
【発明の効果】以上の第1の実施例から明かなように本
発明によれば、衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を送る
ファンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あるいは
循環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に連通
して配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換器
と、熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端を
大気に開放した孔を備えた第二の空気経路と、前記熱交
換器から垂下した排水経路とを熱交換装置に設けること
により、熱交換器を含む給排水経路がたとえ途中で屈曲
し、かなずしも給水側のレベルが排水側のレベルより低
く、自然の落差のみで給排水経路内の水を完全に排水す
ることができない場合においても、熱交換器から垂下し
た排水経路内の水の吸引力と給水経路の途中を大気に開
放することにより完全に給水経路内の水を排水すること
ができる。この結果、低温時の凍結による熱交換器の破
損を防止でき、また、長時間機器を使用しない場合にも
給水経路内の水の変質等もなく本来の熱交換器の能力を
発揮する熱交換装置を提供することができる。
【0031】また、第2の実施例から明かなように本発
明によれば、衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を送るフ
ァンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あるいは循
環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に連通し
て配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換器と、
熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端を大気
に開放する手動の開放弁を備えた第二の空気経路と、前
記熱交換器から垂下した排水経路とを設けることによ
り、給水時はこの手動の開放弁を閉じた状態にすること
で、熱交換器を含む給排水経路全体に冷却水が満たさ
れ、給水量に応じた熱交換能力を発揮することができ
る。そして、排水が必要な時には使用者の判断によりこ
の開放弁を開状態にすることで、第1の実施例同様、給
排水経路の水を完全に排水することができ、熱交換器の
破損、冷却水の変質を防止する効果を有する熱交換装置
を提供できるものである。
【0032】また、第3の実施例から明かなように本発
明によれば、衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を送るフ
ァンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あるいは循
環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に連通し
て配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換器と、
熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端を大気
に開放する電動の開放弁を備えた第二の空気経路と、前
記熱交換器から垂下した排水経路とを設けることによ
り、機器の運転終了後毎回、自動的に排水を行うため、
使用者が開放弁の操作を怠った場合でも確実に冷却水の
排水を行うことができる。勿論、給水中は、この開放弁
は閉じられているため、給水量に応じた熱交換能力を発
揮できる。
【0033】また、第4の実施例から明かなように本発
明によれば、衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を送るフ
ァンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あるいは循
環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に連通し
て配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換器と、
熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端を大気
に開放する第二の空気経路を備え、前記第二の空気経路
内に、給水経路方向には開放、逆方向には閉止する空気
の逆止弁と、前記熱交換器から垂下した排水経路とを設
けることにより、給水中は給水経路を冷却水で満たし、
給水停止時には確実な排水を簡単な構成で安価に実現で
きる効果を有する。
【0034】また、第5の実施例から明かなように本発
明によれば、衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を送るフ
ァンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あるいは循
環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に連通し
て配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換器と、
熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端を大気
に開放する手段を備えた第二の空気経路とを備え、前記
第二の空気経路の他端を、前記第一の空気経路の途中に
接続するとともに、前記熱交換器から垂下した排水経路
を設けることにより、給排水経路内が異物等で閉塞され
る、また給水圧が非常に高い等により、冷却水が第2の
空気経路内に侵入した場合でもこの第2の空気経路の他
端が第1の空気経路に接続されているため、冷却水の機
器内部への洩れという最悪の状態を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の衣類乾燥機の縦断面図
【図2】本発明の第1の実施例の熱交換装置の給排水経
路の構成図
【図3】本発明の第2の実施例の熱交換装置の給排水経
路の構成図
【図4】本発明の第2の実施例の手動の開放弁の断面図
【図5】本発明の第3の実施例の熱交換装置の給排水経
路の構成図
【図6】本発明の第3の実施例の電動の開放弁の断面図
【図7】本発明の第4の実施例の熱交換装置の給排水経
路の構成図
【図8】本発明の第4の実施例の逆止弁の断面図
【図9】本発明の第5の実施例の逆止弁の断面図
【符号の説明】
4 ドラム 7 ヒ−タ 8 ファン 11 熱交換器 12 冷却パイプ 13 冷却フィン 14 熱交換器ケース 21 給水弁 22 給水経路 24 排水経路 25 手動の開放弁 26 電動の開放弁 27 逆止弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を送るフ
    ァンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あるいは循
    環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に連通し
    て配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換器と、
    熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端を大気
    に開放した孔を備えた第二の空気経路と、前記熱交換器
    から垂下した排水経路とを設けた熱交換装置。
  2. 【請求項2】衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を送るフ
    ァンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あるいは循
    環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に連通し
    て配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換器と、
    熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端を大気
    に開放する手動の開放弁を備えた第二の空気経路と、前
    記熱交換器から垂下した排水経路とを設けた熱交換装
    置。
  3. 【請求項3】衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を送るフ
    ァンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あるいは循
    環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に連通し
    て配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換器と、
    熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端を大気
    に開放する電動の開放弁を備えた第二の空気経路と、前
    記熱交換器から垂下した排水経路とを設けた熱交換装
    置。
  4. 【請求項4】衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を送るフ
    ァンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あるいは循
    環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に連通し
    て配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換器と、
    熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端を大気
    に開放する第二の空気経路を備え、前記第二の空気経路
    内に、給水経路方向には開放、逆方向には閉止する空気
    の逆止弁と、前記熱交換器から垂下した排水経路とを設
    けた熱交換装置。
  5. 【請求項5】衣類等の乾燥に供する乾燥用空気を送るフ
    ァンと、この乾燥用空気を導入、導出する、あるいは循
    環する第一の空気経路と、この第一の空気経路に連通し
    て配した前記乾燥用空気と水を熱交換する熱交換器と、
    熱交換器への給水経路途中に一端を接続し、他端を大気
    に開放する手段を備えた第二の空気経路とを備え、前記
    第二の空気経路の他端を、前記第一の空気経路の途中に
    接続するとともに、前記熱交換器から垂下した排水経路
    を設けた衣類乾燥などの熱交換装置。
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