JPH07222295A - オーディオ信号の中央定位成分強調装置 - Google Patents
オーディオ信号の中央定位成分強調装置Info
- Publication number
- JPH07222295A JPH07222295A JP6033134A JP3313494A JPH07222295A JP H07222295 A JPH07222295 A JP H07222295A JP 6033134 A JP6033134 A JP 6033134A JP 3313494 A JP3313494 A JP 3313494A JP H07222295 A JPH07222295 A JP H07222295A
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- JP
- Japan
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- signal
- channel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ステレオ感を損なわずに中央定位成分を強調す
るオーディオ信号の中央定位成分強調装置を提供する。 【構成】原信号中からLチャンネル及びRチャンネルの
両チャンネルに含まれる、いわゆる中央定位成分を取り
出し、バンドパスフィルタにより得られた中央定位成分
の全周波数帯域または特定の周波数帯域の信号をL及び
Rの両チャンネル原信号に加えて、中央定位成分を強調
したステレオ信号を得ている。
るオーディオ信号の中央定位成分強調装置を提供する。 【構成】原信号中からLチャンネル及びRチャンネルの
両チャンネルに含まれる、いわゆる中央定位成分を取り
出し、バンドパスフィルタにより得られた中央定位成分
の全周波数帯域または特定の周波数帯域の信号をL及び
Rの両チャンネル原信号に加えて、中央定位成分を強調
したステレオ信号を得ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオのオーディオ
信号の中央定位成分強調装置に関し、特にステレオ感を
損なわないオーディオ信号の中央定位成分強調装置に関
する。
信号の中央定位成分強調装置に関し、特にステレオ感を
損なわないオーディオ信号の中央定位成分強調装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ステレオオーディオ信号の信号強調装置
としてLチャンネルとRチャンネルの信号を加算して得
られたモノラル成分信号を、それぞれのLチャンネル信
号とRチャンネル信号に加算する方式が従来用いられて
いる。その具体的構成が図4に示されている。
としてLチャンネルとRチャンネルの信号を加算して得
られたモノラル成分信号を、それぞれのLチャンネル信
号とRチャンネル信号に加算する方式が従来用いられて
いる。その具体的構成が図4に示されている。
【0003】図4において、端子LinとRinから入
力されたLチャンネル信号とRチャンネル信号は、乗算
器31と32で所定の係数(通常0.5)が乗算された
後、加算器33で加算される。加算器33による加算信
号は、加算器34と35でLチャンネル信号とRチャン
ネル信号とがそれぞれ加算され、Lチャンネル信号とR
チャンネル信号として出力される。
力されたLチャンネル信号とRチャンネル信号は、乗算
器31と32で所定の係数(通常0.5)が乗算された
後、加算器33で加算される。加算器33による加算信
号は、加算器34と35でLチャンネル信号とRチャン
ネル信号とがそれぞれ加算され、Lチャンネル信号とR
チャンネル信号として出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
オーディオ信号の中央定位成分強調装置は、Lチャンネ
ルとRチャンネルの原信号を加算して得られるモノラル
成分を元の信号に加えていた。しかしながら、モノラル
信号には、LチャンネルとRチャンネルのそれぞれの成
分を含んでいるので、LチャンネルにはRチャンネル成
分が、またRチャンネル信号にはLチャンネル成分が加
えられ、ステレオ感を損なうという問題がある。
オーディオ信号の中央定位成分強調装置は、Lチャンネ
ルとRチャンネルの原信号を加算して得られるモノラル
成分を元の信号に加えていた。しかしながら、モノラル
信号には、LチャンネルとRチャンネルのそれぞれの成
分を含んでいるので、LチャンネルにはRチャンネル成
分が、またRチャンネル信号にはLチャンネル成分が加
えられ、ステレオ感を損なうという問題がある。
【0005】ステレオ録音されたソースの場合、Lチャ
ンネル及びRチャンネルとも略同一レベルで録音されて
いる信号は中央定位成分(同相成分)であり、例えば、
ポップス系の音楽の場合にはボーカルやドラム等が、ま
たクラシックの、特にソロ演奏の場合には、ソロ楽器が
中央定位成分である。音場制御を行なう際、特に広い部
屋での音場を再現する場合、中央定位成分が強調されに
くく、ボーカルの音がばやけて聞きずらくなってしまう
場合がある。
ンネル及びRチャンネルとも略同一レベルで録音されて
いる信号は中央定位成分(同相成分)であり、例えば、
ポップス系の音楽の場合にはボーカルやドラム等が、ま
たクラシックの、特にソロ演奏の場合には、ソロ楽器が
中央定位成分である。音場制御を行なう際、特に広い部
屋での音場を再現する場合、中央定位成分が強調されに
くく、ボーカルの音がばやけて聞きずらくなってしまう
場合がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、ステレオ感を損
なわずに中央定位成分を強調するオーディオ信号の中央
定位成分強調装置を提供することにある。
なわずに中央定位成分を強調するオーディオ信号の中央
定位成分強調装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明のオーディオ信号の中央定位成分強調装置
は、左チャンネル信号に対して所定の係数を乗算する第
1の乗算手段と、右チャンネル信号に対して所定の係数
を乗算する第2の乗算手段と、前記第1の乗算手段と第
2の乗算手段の出力信号を加算する第1の加算手段と、
前記第1の加算手段の出力信号から所定の周波数帯域の
信号を出力するバンドパスフィルタと、前記左チャンネ
ルと、前記バンドパスフィルタの出力信号に対応する信
号を加算して左チャンネルとして出力する第2の加算手
段と、前記右チャンネルと、前記バンドパスフィルタの
出力信号に対応する信号を加算して右チャンネルとして
出力する第3の加算手段とを備えて構成される。
めに本発明のオーディオ信号の中央定位成分強調装置
は、左チャンネル信号に対して所定の係数を乗算する第
1の乗算手段と、右チャンネル信号に対して所定の係数
を乗算する第2の乗算手段と、前記第1の乗算手段と第
2の乗算手段の出力信号を加算する第1の加算手段と、
前記第1の加算手段の出力信号から所定の周波数帯域の
信号を出力するバンドパスフィルタと、前記左チャンネ
ルと、前記バンドパスフィルタの出力信号に対応する信
号を加算して左チャンネルとして出力する第2の加算手
段と、前記右チャンネルと、前記バンドパスフィルタの
出力信号に対応する信号を加算して右チャンネルとして
出力する第3の加算手段とを備えて構成される。
【0008】
【作用】本発明では、原信号中からLチャンネル及びR
チャンネルの両チャンネルに含まれる、いわゆる中央定
位成分を取り出し、バンドパスフィルタにより得られた
該中央定位成分の所定の周波数帯域の信号をL及びRの
両チャンネル原信号に加えて、中央定位成分を強調した
ステレオ信号を得ている。
チャンネルの両チャンネルに含まれる、いわゆる中央定
位成分を取り出し、バンドパスフィルタにより得られた
該中央定位成分の所定の周波数帯域の信号をL及びRの
両チャンネル原信号に加えて、中央定位成分を強調した
ステレオ信号を得ている。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明によるオーディオ信号
の中央定位成分強調装置の一実施例を示す構成図であ
る。
ながら説明する。図1は、本発明によるオーディオ信号
の中央定位成分強調装置の一実施例を示す構成図であ
る。
【0010】図1において、端子LinとRinから入
力されたLチャンネル信号とRチャンネル信号は、乗算
器1と2で所定の係数(通常0.5)が乗算された後、
加算器3で加算される。加算器3による加算信号は、L
チャンネルとRチャンネルの両チャンネルに含まれる、
いわゆる中央定位成分であり、この加算信号からは、バ
ンドパスフィルタ(BPF)6で予め定めた周波数帯域
(例えば、ボーカル帯域)の信号が抽出される。こうし
て抽出された信号は、乗算器7、8で信号レベルが強調
され、加算器4と5でLチャンネル信号とRチャンネル
信号とがそれぞれ加算され、Lチャンネル信号とRチャ
ンネル信号として出力される。
力されたLチャンネル信号とRチャンネル信号は、乗算
器1と2で所定の係数(通常0.5)が乗算された後、
加算器3で加算される。加算器3による加算信号は、L
チャンネルとRチャンネルの両チャンネルに含まれる、
いわゆる中央定位成分であり、この加算信号からは、バ
ンドパスフィルタ(BPF)6で予め定めた周波数帯域
(例えば、ボーカル帯域)の信号が抽出される。こうし
て抽出された信号は、乗算器7、8で信号レベルが強調
され、加算器4と5でLチャンネル信号とRチャンネル
信号とがそれぞれ加算され、Lチャンネル信号とRチャ
ンネル信号として出力される。
【0011】図2は、図1に示す実施例の具体的な構成
ブロック図である。端子Rinから入力されるRチャン
ネル信号は、乗算器12で所定の係数−1.0が乗算さ
れた後、加算器11でLチャンネル信号と加算される。
この加算信号は、Lチャンネル信号からRチャンネル信
号が減算された信号(ステレオ信号)であり、Lチャン
ネル成分のみを含む信号となる。加算器11の出力は、
乗算器14で所定の負の係数(例えば−0.5)が乗算
され、加算器13でLチャンネル信号と加算され、Lチ
ャンネルとRチャンネルの両チャンネルに含まれる信号
(中央定位成分信号)が得られる。この同相成分信号
は、ステレオソースのボーカル成分やソロ演奏の楽器等
の信号である。
ブロック図である。端子Rinから入力されるRチャン
ネル信号は、乗算器12で所定の係数−1.0が乗算さ
れた後、加算器11でLチャンネル信号と加算される。
この加算信号は、Lチャンネル信号からRチャンネル信
号が減算された信号(ステレオ信号)であり、Lチャン
ネル成分のみを含む信号となる。加算器11の出力は、
乗算器14で所定の負の係数(例えば−0.5)が乗算
され、加算器13でLチャンネル信号と加算され、Lチ
ャンネルとRチャンネルの両チャンネルに含まれる信号
(中央定位成分信号)が得られる。この同相成分信号
は、ステレオソースのボーカル成分やソロ演奏の楽器等
の信号である。
【0012】加算器13からの加算信号は、バンドパス
フィルタ15に入力され、予め定めた帯域成分(例え
ば、ボーカル音帯域成分)が抽出され、乗算器17にお
いて所定の正の係数が乗算される。加算器16は、Lチ
ャンネル信号に、乗算器17からのボーカル音に対応す
る出力信号が加算され、中央定位成分が強調されたLチ
ャンネル信号が得られる。
フィルタ15に入力され、予め定めた帯域成分(例え
ば、ボーカル音帯域成分)が抽出され、乗算器17にお
いて所定の正の係数が乗算される。加算器16は、Lチ
ャンネル信号に、乗算器17からのボーカル音に対応す
る出力信号が加算され、中央定位成分が強調されたLチ
ャンネル信号が得られる。
【0013】同様に、Lチャンネル信号は、乗算器22
で所定の係数−1.0が乗算された後、加算器21でR
チャンネル信号と加算される。この加算信号は、Rチャ
ンネル信号からLチャンネル信号が減算された信号(ス
テレオ信号)であり、Rチャンネル成分のみを含む信号
となる。加算器21の出力は、乗算器24で所定の負の
係数(例えば−0.5)が乗算され、加算器23でRチ
ャンネル信号と加算され、RチャンネルとLチャンネル
の両チャンネルに含まれる信号(中央定位成分信号)が
得られる。
で所定の係数−1.0が乗算された後、加算器21でR
チャンネル信号と加算される。この加算信号は、Rチャ
ンネル信号からLチャンネル信号が減算された信号(ス
テレオ信号)であり、Rチャンネル成分のみを含む信号
となる。加算器21の出力は、乗算器24で所定の負の
係数(例えば−0.5)が乗算され、加算器23でRチ
ャンネル信号と加算され、RチャンネルとLチャンネル
の両チャンネルに含まれる信号(中央定位成分信号)が
得られる。
【0014】加算器23からの加算信号は、バンドパス
フィルタ25に入力され、予め定めた帯域成分(例え
ば、ボーカル音帯域成分)が抽出され、乗算器27にお
いて所定の正の係数が乗算される。加算器26は、Rチ
ャンネル信号に、乗算器27からのボーカル音に対応す
る出力信号が加算され、中央定位成分が強調されたRチ
ャンネル信号が得られる。 上述実施例において、バン
ドパスフィルタ15と25の代わりに、用途に応じてロ
ーパルフィルタ、ハイパスフィルタ、全帯域通過フィル
タ等を用いることができる。
フィルタ25に入力され、予め定めた帯域成分(例え
ば、ボーカル音帯域成分)が抽出され、乗算器27にお
いて所定の正の係数が乗算される。加算器26は、Rチ
ャンネル信号に、乗算器27からのボーカル音に対応す
る出力信号が加算され、中央定位成分が強調されたRチ
ャンネル信号が得られる。 上述実施例において、バン
ドパスフィルタ15と25の代わりに、用途に応じてロ
ーパルフィルタ、ハイパスフィルタ、全帯域通過フィル
タ等を用いることができる。
【0015】本実施例では、中央定位部分の抽出率が上
がり、バンドパスフィルタにより必要な周波数帯域の信
号の抽出が可能となり、例えば、抽出する周波数帯域を
ボーカル帯域とした場合、原音にこれを加えることによ
り、強調された音を楽しむことができる。
がり、バンドパスフィルタにより必要な周波数帯域の信
号の抽出が可能となり、例えば、抽出する周波数帯域を
ボーカル帯域とした場合、原音にこれを加えることによ
り、強調された音を楽しむことができる。
【0016】図1と図2に示す構成が等価であること
は、次の説明から明らかである。図1において、乗算器
1と2の乗算係数を、それぞれβとαとし、バンドパス
フィルタ6の特性をH(z)とすると、左チャンネルの
出力は、 Lin+H(z)(αRin+βLin) (1) 図2において、乗算器12と14の乗算係数を、それぞ
れaとbとし、バンドパスフィルタ6の特性をH(z)
とすると、左チャンネルの出力は、 Lin+b(L+aRin))H(z)+Lin =(H(z)+1)Lin+bH(z)(Lin+aRin) =Lin(1+bH(z)+H(z)(Lin+aRin) =Lin(1+bH(z)+H(z))+abH(z)Rin ここで、ab=α、1+b=βとすると、 =Lin(1+βH(z)+αH(z)Rin =Lin+(LinβH(z)+αH(z)Rin) =Lin+H(z)(αRin+βLin) (2) 図2から明らかなように、右チャンネルの回路は左チャ
ンネルの回路と対称なので、右チャンネル出力も同様で
ある。
は、次の説明から明らかである。図1において、乗算器
1と2の乗算係数を、それぞれβとαとし、バンドパス
フィルタ6の特性をH(z)とすると、左チャンネルの
出力は、 Lin+H(z)(αRin+βLin) (1) 図2において、乗算器12と14の乗算係数を、それぞ
れaとbとし、バンドパスフィルタ6の特性をH(z)
とすると、左チャンネルの出力は、 Lin+b(L+aRin))H(z)+Lin =(H(z)+1)Lin+bH(z)(Lin+aRin) =Lin(1+bH(z)+H(z)(Lin+aRin) =Lin(1+bH(z)+H(z))+abH(z)Rin ここで、ab=α、1+b=βとすると、 =Lin(1+βH(z)+αH(z)Rin =Lin+(LinβH(z)+αH(z)Rin) =Lin+H(z)(αRin+βLin) (2) 図2から明らかなように、右チャンネルの回路は左チャ
ンネルの回路と対称なので、右チャンネル出力も同様で
ある。
【0017】図3は、本発明によるオーディオ信号の中
央定位成分強調装置の他の実施例として音場制御装置へ
の適用例を示す構成図である。図2において、図1と同
一符号が付されている構成部は同様な機能を有する。
央定位成分強調装置の他の実施例として音場制御装置へ
の適用例を示す構成図である。図2において、図1と同
一符号が付されている構成部は同様な機能を有する。
【0018】本実施例は、フロントLチャンネル出力F
Lout、フロントRチャンネル出力FRout、リア
ーLチャンネル出力RLout及びリアーRチャンネル
出力RRoutの4チャンネルスピーカ用出力を得るも
のである。
Lout、フロントRチャンネル出力FRout、リア
ーLチャンネル出力RLout及びリアーRチャンネル
出力RRoutの4チャンネルスピーカ用出力を得るも
のである。
【0019】Lチャンネル信号とRチャンネル信号は、
加算器18で加算され、反射音生成部19に供給され
る。反射音生成部19は、IIRフィルタやFIRフィ
ルタで構成され、残響成分としての反射音信号を生成す
る。生成された反射音信号は、リアーLチャンネル出力
RLout及びリアーRチャンネル出力RRoutとし
て出力されるとともに、加算器16と26に供給され
る。したがって、加算器16と26からのフロントLチ
ャンネル出力FLoutとフロントRチャンネル出力F
Routとしては、図2で得られる出力LoutとRo
utに反射音信号が加算された信号が出力されることに
なる。
加算器18で加算され、反射音生成部19に供給され
る。反射音生成部19は、IIRフィルタやFIRフィ
ルタで構成され、残響成分としての反射音信号を生成す
る。生成された反射音信号は、リアーLチャンネル出力
RLout及びリアーRチャンネル出力RRoutとし
て出力されるとともに、加算器16と26に供給され
る。したがって、加算器16と26からのフロントLチ
ャンネル出力FLoutとフロントRチャンネル出力F
Routとしては、図2で得られる出力LoutとRo
utに反射音信号が加算された信号が出力されることに
なる。
【0020】このように、本実施例では、図2の構成で
得られた中央定位成分を、出力4チャンネルスピーカ出
力のうち、フロント出力に加えている。つまり、フロン
トの出力は、(原音+反射音+中央定位成分)の信号で
あり、リアーの出力は、反射音のみが得られる。したが
って、中央定位音信号としてボーカル信号を抽出して、
(原音+反射音)の信号に中央定位音信号を加えている
ので、従来、ボーカル音を含む音楽で反射音の量が増え
た場合には、ボーカルがぼやけて聞きずらくなる現象を
防止することができる。
得られた中央定位成分を、出力4チャンネルスピーカ出
力のうち、フロント出力に加えている。つまり、フロン
トの出力は、(原音+反射音+中央定位成分)の信号で
あり、リアーの出力は、反射音のみが得られる。したが
って、中央定位音信号としてボーカル信号を抽出して、
(原音+反射音)の信号に中央定位音信号を加えている
ので、従来、ボーカル音を含む音楽で反射音の量が増え
た場合には、ボーカルがぼやけて聞きずらくなる現象を
防止することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるオー
ディオ信号の中央定位成分強調装置によれば、ステレオ
感を損なわずに、中央定位成分を強調した音声が得られ
る。
ディオ信号の中央定位成分強調装置によれば、ステレオ
感を損なわずに、中央定位成分を強調した音声が得られ
る。
【図1】本発明によるオーディオ信号の中央定位成分強
調装置の一実施例を示す構成図である。
調装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1に示す実施例の具体的な構成ブロック図で
ある。
ある。
【図3】本発明によるオーディオ信号の中央定位成分強
調装置の他の実施例として音場制御装置への適用例を示
す構成図である。
調装置の他の実施例として音場制御装置への適用例を示
す構成図である。
【図4】従来のオーディオ信号の信号強調装置の構成図
である。
である。
3.4.5.11,13,16,18,21,23,2
6,33,34,35 加算
器 1,2,7,8,12,14,17,21,22,2
4,27,31,32 乗算
器 6,15,25 バ
ンドパスフィルタ 19 反射音生成部
6,33,34,35 加算
器 1,2,7,8,12,14,17,21,22,2
4,27,31,32 乗算
器 6,15,25 バ
ンドパスフィルタ 19 反射音生成部
Claims (1)
- 【請求項1】左チャンネル信号に対して所定の係数を乗
算する第1の乗算手段と、 右チャンネル信号に対して所定の係数を乗算する第2の
乗算手段と、 前記第1の乗算手段と第2の乗算手段の出力信号を加算
する第1の加算手段と、 前記第1の加算手段の出力信号から所定の周波数帯域の
信号を出力するバンドパスフィルタと、 前記左チャンネルと、前記バンドパスフィルタの出力信
号に対応する信号を加算して左チャンネルとして出力す
る第2の加算手段と、 前記右チャンネルと、前記バンドパスフィルタの出力信
号に対応する信号を加算して右チャンネルとして出力す
る第3の加算手段と、を備えてなることを特徴とするオ
ーディオ信号の中央定位成分強調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6033134A JPH07222295A (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | オーディオ信号の中央定位成分強調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6033134A JPH07222295A (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | オーディオ信号の中央定位成分強調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07222295A true JPH07222295A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=12378135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6033134A Pending JPH07222295A (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | オーディオ信号の中央定位成分強調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07222295A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009025500A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Dimagic:Kk | ナレーション音声制御装置並びに制御方法 |
-
1994
- 1994-02-03 JP JP6033134A patent/JPH07222295A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009025500A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Dimagic:Kk | ナレーション音声制御装置並びに制御方法 |
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